JP6925114B2 - 接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、接続構造に関する。
従来、柱や梁や床の如き構造体と、設備類ぶどう棚やキャットウォーク等の如き非構造体とを相互に接続する接続構造として、一般的には、構造体から細い引張材で非構造体を吊支持する吊支持構造が採用されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−050784号公報
ここで、上記のような従来の吊支持構造では、地震時の非構造体の水平変形及び加速度が増大してしまう。そのため、このような水平変形及び加速度の増大に伴う構造体と非構造体の接触を避けるための工夫が必要となる。このような工夫としては例えば、従来、ブレース構造にして非構造体の揺れを抑える方法が提案されている。しかし、この方法ではブレースを設置する分コストが増大してしてまう。そこで、他の方法としては、非構造体の周囲(壁側)にクリアランスを設けて非構造体と壁との接触を防止することが考えられるが、このようにクリアランスを設けるとクリアランスを介して音が非構造体の裏側に漏れてしまうため、遮音性を低減させる原因となってしまう。したがって、遮音性を確保しつつ、非構造体の水平剛性を確保できる接続構造が要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遮音性を確保しつつ、非構造体の加速度を低減できる接続構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の接続構造は、構造体と非構造体とを相互に接続する接続構造であって、前記構造体と前記非構造体とを相互に接続し、接続方向に直交する面内での前記構造体に対する前記非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材であって、前記構造体を構成する一対のフランジを貫通孔を介して貫通するように構成された接続部材と、前記構造体及び前記非構造体の両方に接触し、前記構造体から前記非構造体への振動の伝達を抑制する防振手段と、前記非構造体及び前記接続部材の両方に接触し、前記接続部材の振動吸収や摩耗低減をするための緩衝手段と、を備える。
請求項2に記載の接続構造は、請求項1に記載の接続構造において、前記非構造体は、仕上げ材を支持する支持梁を備え、前記接続部材は、前記支持梁と前記構造体とを相互に接続する。
請求項3に記載の接続構造は、請求項1又は2に記載の接続構造において、前記構造体と前記接続部材が溶接接合される。
請求項4に記載の接続構造は、請求項1から3のいずれか一項に記載の接続構造において、前記防振手段は、貫通孔を備える防振ゴムを備え、前記接続部材は、前記貫通孔を貫通して前記非構造体と前記構造体とを相互に接続するボルトを備える。
請求項5に記載の接続構造は、請求項1から3のいずれか一項に記載の接続構造において、前記接続部材は、前記防振手段を囲繞する環状部材を備える。
請求項1に記載の接続構造によれば、接続部材と防振手段とを備えるので、防振手段で構造体と非構造体とを絶縁して遮音性を確保しつつ、接続部材で非構造体の変動を抑制して非構造体の加速度を低減できる。
請求項2に記載の接続構造によれば、非構造体は支持梁を備えるので、例えば非構造体として遮音性を有する仕上げ材をこの支持梁が支持することで、遮音性が確保できる。
請求項3に記載の接続構造によれば、構造体と接続部材が溶接接合されているので、構造体と接続部材との接続点を基点とした接続部材の曲げ変形を抑制でき、非構造体の変動をより抑制できる。
請求項4に記載の接続構造によれば、防振ゴムとボルトによる簡素な構成により省スペースの接続構造を構成でき、接続構造の生産性が向上する。
請求項5に記載の接続構造によれば、接続部材は防振手段を囲繞する環状部材であるので、簡素な構成により省スペースの接続構造を構成でき、接続構造の生産性が向上する。
本発明の実施の形態1に係る接続構造及びその周辺の正面図である。 接続構造及びその周辺の平面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2のB−B矢視拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る接続構造及びその周辺の正面図である。 本発明の実施の形態3に係る接続構造及びその周辺の正面図である。 本発明の実施の形態4に係る接続構造及びその周辺の正面図である。 本発明の実施の形態5に係る接続構造及びその周辺の図2のB−B矢視断面に対応する断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る接続構造の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、構造体と非構造体とを接続する接続構造に関する。ここで、「構造体」とは、建築物の主要構造部であって、例えば壁、柱、床、梁、屋根、又は階段を含む概念である。なお、以下に示す各実施形態では、「構造体」は、後述する躯体であるものとして説明する。また、「非構造体」とは、建築物における構造体以外の部分であって、例えば、天井材、外壁、又は内壁などを含む概念である。なお、以下に示す各実施形態では、「非構造体」は、後述する防振梁、支持梁、及び天井仕上げ材(図示省略)であるものとして説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
(実施の形態1)
まずは、実施の形態1について説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態1に係る接続構造1及びその周辺の正面図、図2は、接続構造1及びその周辺の平面図、図3は、図2のA−A矢視断面図、図4は、図2のB−B矢視拡大断面図である。これらの図1から図4に示すように、本実施の形態1に係る建築物は、概略的に、躯体10、防振梁20、防振土台30、及び接続構造1を備える。なお、以下では、必要に応じて、各図におけるX方向を「幅方向(又は左右方向)」と称し、特に+X方向を「右方向」、−X方向を「左方向」と称する。また、Y方向を「奥行き方向(又は前後方向)」と称し、特に+Y方向を「前方向」、−Y方向を「後方向」と称する。また、Z方向を「高さ方向(又は上下方向、厚み方向)」と称し、特に+Z方向を「上方向」、−Z方向を「下方向」と称する。なお、各図面では、防振梁20の左端部周辺のみを図示しているが、防振梁20の右端部周辺にも同様の躯体10、防振梁20、及び接続構造1が設けられており、両端部において防振梁20が支持されている。ただし、防振梁20の右端部の各構造については同様に構成できるものとして、図示や説明を省略する。
(構成−躯体)
躯体10は、建築物の構造体の一部である。この躯体10の具体的な形状や構造は任意であるが、本実施の形態1における躯体10は、概略的に、大梁11及びブラケット12を備える。大梁11は、建築物の天井付近に架設されたH型鋼の梁である。なお、本実施の形態1では大梁11はS梁とするが、これに限らず、RC梁、SRC梁、SC梁等にも本実施の形態1の接続構造1を適用できる。また、ブラケット12は、大梁11の下フランジから右方(+X方向)に突出するように取り付けられた土台である。このブラケット12は、上端に位置する水平面に沿ったベースプレート13と、ベースプレート13に変形が生じてしまわないようにベースプレート13を補強するためのリブ14を備えている。そして、図示のようにベースプレート13における前後計2か所に貫通孔13aが設けられており、これらの貫通孔13aのそれぞれと対応する位置には接続構造1が設けられる。なお、これらの大梁11とブラケット12は相互に任意の方法(例えば、溶接等)で接合されている。
(構成−防振梁)
防振梁20は、建築物の非構造体の一部である。この防振梁20は、具体的には遮音性を有する天井仕上げ材(例えば、天井構造、設備類ぶどう棚、又はキャットウォーク等。図示省略)を支持するための支持梁であり、本実施の形態1では幅方向に沿って配置されるH型鋼である。
(構成−防振土台)
防振土台30は、防振梁20を支持する防振梁支持手段であって、非構造体の一部である。この防振土台30は、本実施の形態1では、接続構造1の防振ゴム41(後述する)の上に載置された、前後方向(Y方向)に長い溝形鋼である。この防振土台30の前後方向中央付近には防振梁20が載置されており、防振土台30と防振梁20は任意の方法(例えば、溶接)で互いに接続されている。ここで、防振土台30における接続構造1の設置個所には、ブッシュゴム44(後述する)の外径と略一致の内径の貫通孔30aが設けられている。
(構成−接続構造)
接続構造1は、構造体と非構造体とを相互に接続する構造である。なお、接続構造1は本実施の形態1では図2に示すように防振梁20の前後計2か所に配置されているが、これに限らず、防振梁20の荷重などに応じて任意の数の接続構造1を設けてもよい。例えば、前後方向中央に1つの接続構造1のみを設けてもよい。ここで、この接続構造1は、概略的に、防振ゴム41、かさ増しプレート42、ワッシャ43、ブッシュゴム44、ボルト45、及びナット46を備えている。
防振ゴム41は、構造体及び非構造体の両方に接触し、構造体から非構造体への振動の伝達を抑制する防振手段であって、貫通孔41aを備えるゴムである。この防振ゴム41は、具体的にはブラケット12と防振土台30の相互間に介在している中空円筒形状の部材である。具体的には、防振ゴム41は、ゴム素材で形成されたゴム部と、ゴム部を上下から挟む2つの水平プレートである上プレート及び下プレート(いずれも符号省略)の計3層により構成されており、これらのゴム部、上プレート、及び下プレートの平面視における中央部には、これら各部を上下に貫く貫通孔41aが形成されている。そして、この防振ゴム41の貫通孔41aの内径はボルト45の外径と略一致し、貫通孔41aにはボルト45が上下に挿通されている。このように防振ゴム41がブラケット12(構造体)と防振土台30(非構造体)との間に介在することにより、構造体と非構造体を絶縁でき、遮音性を確保できる。なお、十分な遮音性能を確保するためには、ゴムの鉛直剛性は概ね10Hz以下となるように柔らかく設定することが好ましい。また、この防振ゴム41の高さは、防振ゴム41の下端がベースプレート13に接触し、防振ゴム41の上端が防振土台30に接触する限りにおいて任意である。
かさ増しプレート42は、防振土台30の高さを補填する高さ補填手段である。このかさ増しプレート42は、防振土台30の上方に載置されており、平面視正方形で厚み数センチの鋼板である。このかさ増しプレート42の平面視における中央にはブッシュゴム44の外径と略一致の内径の貫通孔42aが設けられており、この貫通孔42aの位置が上述した防振土台30の貫通孔30aの位置と平面視において一致している。このかさ増しプレート42は、ブッシュゴム44の細部(後述する)の高さと、防振土台30の厚み及びワッシャ43の厚みを合わせた厚みとが一致しない際に、防振土台30及びワッシャ43側の厚みを補填するために用いられるものである。すなわち、このかさ増しプレート42の厚みは、かさ増しプレート42の厚みと、防振土台30の厚みと、ワッシャ43の厚みとを合わせた厚みが、ブッシュゴム44の細部(後述する)の高さと一致するような厚みに形成される。ブッシュゴム44の高さと、防振土台30の厚み及びワッシャ43の厚みを合わせた厚みとが一致する場合には、このかさ増しプレート42は不要である。
ワッシャ43は、ボルト45の締め付けを効率化させるための手段である。このワッシャ43はかさ増しプレート42の上方に載置されており、ワッシャ43の孔の位置がかさ増しプレート42の貫通孔42aの位置と平面視において一致している。なお、このワッシャ43は適宜省略しても構わない。
ブッシュゴム44は、ボルト45の振動吸収や摩耗低減をするための緩衝手段である。このブッシュゴム44は、上端の太部とそれ以外の部分の細部を有する中空の略円筒形状を有する公知のブッシュゴム44であり、図示のように、細部がワッシャ43の孔、かさ増しプレート42の貫通孔42a、及び防振土台30の貫通孔30aにはめ込まれており、上端の太部がワッシャ43に引っ掛かるように載置されている。
ボルト45は、構造体と非構造体とを相互に接続し、接続方向(すなわち、上下方向)に直交する面内(すなわち、水平面内)での構造体に対する非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材である。このボルト45は、図示のように、ブッシュゴム44の中空部、防振ゴム41の貫通孔41a、及びブラケット12の貫通孔13aを順次上から貫通するように配置されており、下端でナット46により締結されて固定されている。このように、上記の防振ゴム41だけでは十分な水平剛性を確保できなくても、このボルト45をさらに設けることにより水平剛性を確保して非構造体の水平方向の加速度を低減できる。
ナット46は、構造体と非構造体とを相互に接続し、接続方向(すなわち、上下方向)に直交する面内(すなわち、水平面内)での構造体に対する非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材であって、ボルト45を締結する締結手段である。このナット46は、ブラケット12のベースプレート13の下方に設置されており、ボルト45におけるベースプレート13よりも下端に突出した部分に螺合されて取り付けられている。なお、ナット46はベースプレート13に対して隅肉溶接されていることが好ましく、このように溶接することでボルト45の水平変位をさらに抑制でき、非構造体の水平剛性がさらに向上する。なお、ナット46の具体的な種類は任意であるが、ハードロックナットのように緩みにくいナットを用いることが好ましい。
(接続構造の取り付け方法)
続いて、本実施の形態1に係る接続構造1の取り付け方法の一例について説明する。なお、以下で示す取り付け方法は単なる一例に過ぎず、この方法に限定されない。まず、建築物の大梁11に対して公知の方法(例えば溶接)でブラケット12を取り付ける。次に、このように取り付けられたブラケット12のベースプレート13の上方に前後2つの防振ゴム41を載置し、その上に、一体形成された防振土台30及び防振梁20を載置する。続いて、まずは一方の接続構造1(例えば前方の接続構造1)において、防振土台30の上にかさ増しプレート42及びワッシャ43を順次載置し、その上からブッシュゴム44をはめ込む。具体的には、ブッシュゴム44の細部が、ワッシャ43、かさ増しプレート42の貫通孔42a、及び防振土台30の貫通孔30aに至るようにはめ込む。この状態において、防振ゴム41、かさ増しプレート42、ワッシャ43、及びブッシュゴム44はいずれも互いに同心円状に配置されている。
次に、これらを上から貫通するようにボルト45を取り付ける。取り付けた状態では、図示のように、ボルト45はブラケット12のベースプレート13に設けられた貫通孔13aからさらに下方に突出する。そして、このボルト45の下方に突出した部分に、ナット46を螺合してボルト45を締結する。同様の手順でもう一方の接続構造1(後方の接続構造1)もナット46の螺合までを終了させる。最後に、2つの接続構造1において、構造体(ブラケット12のベースプレート13)とナット46を溶接接合する。具体的には、ナット46の上端とベースプレート13の下面との接触部を隅肉溶接することで、ナット46が回らないように固定する。さらに、好ましくは、図示のように、ナット46の下端と、ボルト45におけるナット46よりも下端に突出した部分とを隅肉溶接することで、さらにナット46を好適に固定できる。このように、本実施の形態1に係る接続構造1では、ベースプレート13を介して防振ゴム41と反対側(ベースプレート13よりも下側)で溶接作業するので、溶接作業により防振ゴム41が溶けてしまうという問題が生じ難く、好適に溶接作業を行える。
(実施の形態1の効果)
このような本実施の形態1に係る接続構造1によれば、ボルト45と防振ゴム41とを備えるので、防振ゴム41で構造体と非構造体とを絶縁して遮音性を確保しつつ、ボルト45で非構造体の変動を抑制して非構造体の加速度を低減できる。
また、非構造体は防振梁20を備えるので、例えば非構造体として遮音性を有する仕上げ材をこの防振梁20が支持することで、遮音性が確保できる。
また、構造体とナット46が溶接接合されているので、構造体とナット46との接続点を基点としたボルト45の曲げ変形を抑制でき、非構造体の変動をより抑制できる。
また、防振ゴム41とボルト45による簡素な構成により省スペースの接続構造1を構成でき、接続構造1の生産性が向上する。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
図5は、本実施の形態2に係る接続構造2及びその周辺の正面図である。この図5に示すように、本実施の形態2の接続構造2は、実施の形態1のナット46(図1参照)の代わりに長ナット50を備えた形態である。
(構成−長ナット)
長ナット50は、構造体と非構造体とを相互に接続し、接続方向(すなわち、上下方向)に直交する面内(すなわち、水平面内)での構造体に対する非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材であって、ボルト45を締結する締結手段である。長ナット50は、実施の形態1に示す通常のナット46よりも上下に長いナットである。このように長ナット50で締結することにより、水平剛性をさらに増大させることができる。なお、実施の形態1と同様に、長ナット50の上端はブラケット12のベースプレート13の下面に溶接されており、さらに長ナット50の下端はボルト45に溶接されている。また、本実施の形態2のボルト45は、この長ナット50の高さに合わせて、上下方向(Z方向)に長く形成されている。
(実施の形態2の効果)
このような本実施の形態2に係る接続構造2によれば、長ナット50で締結することにより、非構造体の変動をさらに抑制して非構造体の加速度をさらに低減できる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
図6は、本実施の形態3に係る接続構造3及びその周辺の正面図である。この図6に示すように、本実施の形態3に係る建築物は、概略的に、躯体60、防振梁20、防振土台30、及び接続構造3を備えている。なお、防振梁20及び防振土台30は、実施の形態1と同様に構成できるので説明を省略する。
(構成−躯体)
躯体60は、大梁61及びブラケット62を備え、ブラケット62は上フランジ63、下フランジ64、及びこれらを相互に接続するウェブ65を有するH型鋼として形成されている。上フランジ63及び下フランジ64には上下に対応する位置に貫通孔63a及び貫通孔64aが形成されている。なお、これらの貫通孔63a及び貫通孔64aの内径は後述するボルト70の外径と略一致する。
(構成−接続構造)
接続構造3は、概略的に、防振ゴム41、かさ増しプレート42、ワッシャ43、ブッシュゴム44、ボルト70、及びナット46を備えている。なお、ボルト70以外は実施の形態1と同様に構成できるので説明を省略する。
ボルト70は、設置時に下端がブラケット62の下フランジ64まで達する程度の長さを有する。具体的には、本実施の形態2では、ボルト70の下端は下フランジ64の貫通孔64aを貫通してさらに下方まで突出しているので、ボルト70の下端が下フランジ64によって抑えられて水平変位が抑制され、より好適に水平剛性を確保できる。なお、ボルト70と下フランジ64とを溶接(例えば、ボルト70における下フランジ64よりも下方に突出した部分と、下フランジ64の下面とを溶接)してもよく、このことによってさらに好適に水平剛性を確保できる。
(実施の形態3の効果)
このような本実施の形態3に係る接続構造3によれば、下フランジ64の貫通孔64aにボルト70を通すことで、非構造体の変動をさらに抑制して非構造体の加速度をさらに低減できる。
(実施の形態4)
続いて、実施の形態4について説明する。なお、実施の形態4の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
図7は、本実施の形態4に係る接続構造4及びその周辺の正面図である。この図7に示すように、本実施の形態4に係る建築物は、概略的に、躯体80、防振梁20、防振土台30、及び接続構造4を備えている。なお、躯体80及び接続構造4以外は、実施の形態1と同様に構成できるので説明を省略する。
(構成−躯体)
躯体80は、大梁81とブラケット82を備えている。なお、大梁81は実施の形態1と同様に構成される。ブラケット82は、実施の形態1と同様にベースプレート83及びリブ84を備えるが、ブラケット82は実施の形態1とは異なり、ブラケット82のベースプレート83に貫通孔13a(図4参照)は設けられていない。
(構成−接続構造)
接続構造4は、概略的に、防振ゴム41、かさ増しプレート42、ワッシャ43、ブッシュゴム44、ボルト90、及びナット91を備えている。なお、ボルト90及びナット91以外は、実施の形態1と同様に構成できるので説明を省略する。
ボルト90は、全ねじボルトであり、ブラケット82のベースプレート83の上面にスタッド溶接されており、上方に向かって突出するように取り付けられている。このようにスタッド溶接によりボルト90下端の固定度を確保でき、水平剛性を増大させることができる。なお、天井付近にボルト90を溶接するのに十分なスペースが無い場合等には、ボルト90をブラケット82に溶接して一体化してから、ブラケット82を大梁81に溶接してもよい。
ナット91は、ブッシュゴム44の上方に配置されている。具体的には、このナット91は、ボルト90におけるブッシュゴム44より上方に突出した部分に螺合されており、防振ゴム41等を挟み込んで固定している。
(実施の形態4の効果)
このような本実施の形態4に係る接続構造4によれば、ブラケット82のベースプレート83よりも下方に部材が位置せず、ブラケット82のベースプレート83よりも上方のみで接続構造4の設置作業を行うことができ、生産性が向上する。
(実施の形態5)
続いて、実施の形態5について説明する。なお、実施の形態5の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
図8は、本実施の形態5に係る接続構造5及びその周辺の図2のB−B矢視断面に対応する断面図である。この図8に示すように、本実施の形態5に係る建築物は、概略的に、躯体10、防振梁20、防振土台30、及び接続構造5を備えている。なお、接続構造5以外は、実施の形態1と同様に構成できるので説明を省略する。
(構成−接続構造)
接続構造5は、概略的に、防振ゴム101、上ネジ102、下ネジ103、鋼管104、ブッシュゴム105、上ナット106、及び下ナット107を備えている。
防振ゴム101は、構造体及び非構造体の両方に接触し、構造体から非構造体への振動の伝達を抑制する防振手段である。具体的には、防振ゴム101は、実施の形態1と同様にゴム部、上プレート、及び下プレートから構成されるが、図8に示すように本実施の形態5に示す上プレートは、実施の形態1に示す上プレートよりも分厚くなっており、ブッシュゴム105との接触面積を増大させて水平剛性を増大させている。また、本実施の形態5に係る防振ゴム101には、実施の形態1に係るような貫通孔41a(図4参照)については設けられていない。
上ネジ102は、防振ゴム101の上プレートの上面の平面視における中央位置に予め取り付けられているネジ部である。そして、この上ネジ102は、図示のように、防振土台30に設けられた貫通孔30aを貫通してさらに上方へと突出している。
下ネジ103は、防振ゴム101の下プレートの下面の平面視における中央位置に予め取り付けられているネジ部である。そして、この下ネジ103は、図示のように、ブラケット12のベースプレート13に設けられた貫通孔(符号省略)を貫通してさらに下方へと突出している。
鋼管104は、構造体と非構造体とを相互に接続し、接続方向に直交する面内(すなわち、水平面内)での構造体に対する非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材であって、防振ゴム101を囲繞する環状部材である。具体的には、鋼管104は、防振ゴム101と同心円状に配置された中空管状の部材であり、防振ゴム101を囲繞するように配置されている。なお、鋼管104の下端部はブラケット12のベースプレート13に溶接されている。このように、上述した各実施形態1から4で示した各ボルト45、70、90に代えて鋼管104を用いて構造体と非構造体とを接続しても、非構造体の加速度を低減することができる。
ブッシュゴム105は、中空円筒形状を有する公知のブッシュゴムである。このブッシュゴム105は、防振ゴム101の上プレートの周囲に取り付けられており、外端部にて鋼管104と接続されている。図示のように、ブッシュゴム105は、上端の太部とそれ以外の細部を有する鉛直断面視にて略T字状のゴムであり、細部の外径が鋼管104の内径と略一致し、太部が鋼管104の上端に載置されて取り付けられている。
上ナット106は、防振ゴム101と非構造体とを相互に接続する接続手段である。この上ナット106は、上ネジ102に螺合されており、防振土台30の上方に位置する公知のナットである。
下ナット107は、防振ゴム101と構造体とを相互に接続する接続手段である。この下ナット107は、下ネジ103に螺合されており、ブラケット12のベースプレート13の下方に位置する公知のナットである。
(実施の形態5の効果)
このような本実施の形態5に係る接続構造5によれば、接続部材は防振ゴム101を囲繞する鋼管104であるので、簡素な構成により省スペースの接続構造5を構成でき、接続構造5の生産性が向上する。
また、上述した実施の形態1に示すような通しのボルト45を使用せずに、防振ゴム101の外側の鋼管104で剛性を確保するので、ボルト45のトルク管理が不要となり生産性が向上する。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決する場合や、上述した効果の一部のみを奏することがある。
(寸法や材料について)
発明の詳細な説明や図面で説明した接続構造1、2、3、4、5の各部の寸法、形状、材料、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、材料、比率等とすることができる。
(実施の形態の相互関係について)
各実施の形態に示した特徴は、相互に入れ替えたり、一方の特徴を他方に追加してもよい。例えば、実施の形態2の長ナット50を用いる構成と、実施の形態3のボルト70を下フランジ64に貫通させる構成とを複合した構成としてもよい。
(接続構造の設置対象ついて)
各実施の形態では、大梁11、61、81にブラケット12、62、82を設け、このブラケット12、62、82に対して接続構造1、2、3、4、5を設置したが、これに限らず、ブラケット12、62、82を省略し、大梁11、61、81や大梁11、61、81以外の他の構造体(例えば柱等)に直接接続構造1、2、3、4、5を設置してもよい。あるいは、大梁11、61、81以外の他の構造体にブラケット12、62、82を設け、このブラケット12、62、82に対して接続構造1、2、3、4、5を設置してもよい。
(防振梁について)
各実施の形態では、防振梁20は水平方向に沿った形状の部材であるものとして説明したが、これに限らず任意の形状の部材を用いてよい。例えば防振梁20として鉛直方向に沿った形状の部材を用いてもよい。具体例としては、防振梁20における防振土台30よりも右方の一箇所にて下方に向けて折り曲がって鉛直方向に沿うような形状の鋼材を用いてもよい。
(接続部材について)
各実施の形態では、構造体と非構造体とを相互に接続する接続部材としてボルト45、70、90やナット46、91、鋼管104等を用いたが、これに限らない。例えば、接続部材としてゴム等を用いてもよく、例えば防振ゴム41、101の周囲に、防振ゴム41、101よりも水平剛性の高いゴムを、構造体と非構造体とを相互に接続するように配置してもよい。
(付記)
付記1の接続構造は、構造体と非構造体とを相互に接続する接続構造であって、前記構造体と前記非構造体とを相互に接続し、接続方向に直交する面内での前記構造体に対する前記非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材と、前記構造体及び前記非構造体の両方に接触し、前記構造体から前記非構造体への振動の伝達を抑制する防振手段と、を備える。
付記2の接続構造は、付記1に記載の接続構造において、前記非構造体は、仕上げ材を支持する支持梁を備え、前記接続部材は、前記支持梁と前記構造体とを相互に接続する。
付記3の接続構造は、付記1又は2に記載の接続構造において、前記構造体と前記接続部材が溶接接合される。
付記4の接続構造は、付記1から3のいずれか一項に記載の接続構造において、前記防振手段は、貫通孔を備える防振ゴムを備え、前記接続部材は、前記貫通孔を貫通して前記非構造体と前記構造体とを相互に接続するボルトを備える。
付記5の接続構造は、付記1から3のいずれか一項に記載の接続構造において、前記接続部材は、前記防振手段を囲繞する環状部材である。
(付記の効果)
付記1に記載の接続構造によれば、接続部材と防振手段とを備えるので、防振手段で構造体と非構造体とを絶縁して遮音性を確保しつつ、接続部材で非構造体の変動を抑制して非構造体の加速度を低減できる。
付記2に記載の接続構造によれば、非構造体は支持梁を備えるので、例えば非構造体として遮音性を有する仕上げ材をこの支持梁が支持することで、遮音性が確保できる。
付記3に記載の接続構造によれば、構造体と接続部材が溶接接合されているので、構造体と接続部材との接続点を基点とした接続部材の曲げ変形を抑制でき、非構造体の変動をより抑制できる。
付記4に記載の接続構造によれば、防振ゴムとボルトによる簡素な構成により省スペースの接続構造を構成でき、接続構造の生産性が向上する。
付記5に記載の接続構造によれば、接続部材は防振手段を囲繞する環状部材であるので、簡素な構成により省スペースの接続構造を構成でき、接続構造の生産性が向上する。
1、2、3、4、5 接続構造
10 躯体
11 大梁
12 ブラケット
13 ベースプレート
14 リブ
13a 貫通孔
20 防振梁
30 防振土台
30a 貫通孔
41 防振ゴム
41a 貫通孔
42 かさ増しプレート
42a 貫通孔
43 ワッシャ
44 ブッシュゴム
45 ボルト
46 ナット
50 長ナット
60 躯体
61 大梁
62 ブラケット
63 上フランジ
64 下フランジ
65 ウェブ
63a、64a 貫通孔
70 ボルト
80 躯体
81 大梁
82 ブラケット
83 ベースプレート
84 リブ
90 ボルト
91 ナット
101 防振ゴム
102 上ネジ
103 下ネジ
104 鋼管
105 ブッシュゴム
106 上ナット
107 下ナット

Claims (5)

  1. 構造体と非構造体とを相互に接続する接続構造であって、
    前記構造体と前記非構造体とを相互に接続し、接続方向に直交する面内での前記構造体に対する前記非構造体の相対的位置の変動を抑制する接続部材であって、前記構造体を構成する一対のフランジを貫通孔を介して貫通するように構成された接続部材と、
    前記構造体及び前記非構造体の両方に接触し、前記構造体から前記非構造体への振動の伝達を抑制する防振手段と、
    前記非構造体及び前記接続部材の両方に接触し、前記接続部材の振動吸収や摩耗低減をするための緩衝手段と、を備える、
    接続構造。
  2. 前記非構造体は、仕上げ材を支持する支持梁を備え、
    前記接続部材は、前記支持梁と前記構造体とを相互に接続する、
    請求項1に記載の接続構造。
  3. 前記構造体と前記接続部材が溶接接合された、
    請求項1又は2に記載の接続構造。
  4. 前記防振手段は、貫通孔を備える防振ゴムを備え、
    前記接続部材は、前記貫通孔を貫通して前記非構造体と前記構造体とを相互に接続するボルトを備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の接続構造。
  5. 前記接続部材は、前記防振手段を囲繞する環状部材を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の接続構造。
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