JP4226548B2 - 建築物における床支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物における床支持構造、特に梁の上面に床スラブが接続される正梁構造のコンクリート躯体をもつ建築物における床支持構造に関する。
一般にマンションなどの集合住宅では、床構造体が、コンクリート躯体の床スラブ上に、そこに立設した束(支柱)を介して固定結合されているため、床上などに加わる振動衝撃音が固体伝播音となって床構造体から上下階、左右隣室へと振動騒音となって伝わり、住空間の環境悪化、品質低下などの原因になるという問題がある。
特に最近では、生活様式の変化により、和室が少なくなり、洋室も、緩衝材として機能するカーペット床から、緩衝材とはなりにくいフローリング床へと居住者のニーズに変化が見られ、床構造体から上下階、左右隣室へと伝わる振動騒音が一層大きくなる傾向があり、その遮音対策として、床スラブの厚みを増したり、床構造体自体を遮音構造にしたりするなどの対策がとられているが、かかる遮音対策を講じても床構造体とコンクリート躯体、特にその床スラブとの固定、接触状態を回避することができず、振動騒音の伝播を軽減することができても抜本的な遮音対策とはならないという問題があり、また建築コストの大幅なアップを招くという別の問題もある。
また、上記の如く床スラブ上に束を立てて床構造体を支持するようにすると、それだけ床面が高くなるため、特に前述のように床スラブの厚みを増した場合には、全体としてかなり階高となってしまい、建物の高さが高くなる等の問題もある。
そこで本発明者は、上記問題を解決するために、床構造体を構成する複数本の大引ビームを束を介して支持しないで、その長手方向両端部を、これと鉛直躯体壁との間に隙間を存して配置し、且つ鉛直躯体壁に設けた上向きの支持面に弾性体を介して載置するようにして、該鉛直躯体壁に大引ビームの両端部をフローティング支持することにより、躯体と床構造体とを絶縁して、床構造体の安定支持を図りつつ遮音効果を高めることができるようにした改良技術を既に提案している(下記の特許文献1の図9,図10を参照)。
特開2003−155798号公報
しかしながらこの改良技術では、鉛直躯体壁に両端支持される大引ビームのスパンが長い場合に、そのビーム中間部が、これに下向きの衝撃荷重が作用したときに上下に振動変形し易く、特にその衝撃荷重が断続的に繰り返された場合にはビームの上下振動が増幅して床板上の居住者を大きく揺すぶり、船酔いに似た不快感を起こさせる虞れがある。
また、大引ビームが束を介して支持されておらず、大引ビームの下端が床スラブ上面に近接していて該ビームと床スラブ間の間隙が小さいことから、大引ビームで仕切られた床下の個々の空間エリアの通気性が悪く、その上、床下空間の各所に水道管や下水管、電線管等の配管を取り回す際に大引ビームが邪魔になる等の問題もある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、前記改良技術の利点を生かしながらその問題を一挙に解決できるようにした、新規な建築物における床支持構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、コンクリート躯体が、居住空間を上下に仕切る床スラブを各々有する複数の水平躯体部分と、その上下の水平躯体部分間を連結する鉛直躯体部分とを備え、各水平躯体部分を、居住空間に対応した平面視矩形状の正大梁と、その正大梁の相対向する一対の二辺部分相互を連結する直線状の正小梁とが床スラブに下向きに一体に突設される正梁構造とした建築物において、居住空間の床構造体は、各々が正大梁の前記二辺部分に沿って延びていて該二辺部分と直交する方向に相互に間隔をあけて平行に配列され且つ長手方向に縦列配置された複数本の大引ビームと、そのビーム上に敷設される床板とを備え、その複数本の大引ビーム、床スラブとの間に上下方向の隙間を存して該床スラブに近接配置されると共に、それら大引ビームの長手方向の端部が、鉛直躯体部分との間又は隣接する他の大引ビームとの間に水平方向の隙間を存して配置されていて、スラブの、前記正大梁又は正小梁に対応する部分の上面に弾性体を介してそれぞれ支持され、互いに平行な複数本の大引ビームの長手方向中央部は、それら大引ビームを横切る方向に延びる複数の連結杆を介して相互に連結され、その複数の連結杆は、互いに平行な複数本の大引ビームを所定本数ずつに分けて連結すべく、該大引ビームに沿う方向で互い違いとなるようにして縦列配置されると共に、相隣る連結杆の隣接端部相互が同一の大引ビームの長手方向中央部に、その長手方向で互いにオフセットした位置において結合され、床スラブと各連結杆の長手方向中央部との間には、その各連結杆で連結される前記所定本数の大引ビームが下向きの衝撃荷重を受けたときにその衝撃荷重の床スラブへの伝達を阻止しつつ該大引ビームの上下振動を抑制する振装置が介装され、各大引ビームの床スラブへの前記近接配置によっても該大引ビームが床下空間への配管の取り回しの邪魔にならないように、各大引ビームには配管を通すための貫通孔が、その内径を前記上下方向の隙間より大きくして形成されることを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、前記制振装置が、前記衝撃荷重により各大引ビームが上下振動しようとするときに、その大引ビームの長手方向中央部の静止位置からの上方変位を抑制し得るように、該長手方向中央部に対し前記連結杆を介して下向きの引張荷重を付与する引張荷重付与機構より構成されることを特徴とし、また請求項3の発明は、請求項1又は2の上記特徴に加えて、大引ビームの端部と、鉛直躯体部分との間又は隣接する他の大引ビームとの間に形成した水平方向の隙間の少なくとも一つに、前記床下空間に取り回される配管を通したことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、床構造体とコンクリート躯体とが絶縁(即ちそれらの直接接触が回避)され、床構造体に生じる振動騒音の、上下階、左右隣室への伝播を可及的に低減して遮音効果を向上させることができる。特に、床構造体を構成する複数の大引ビームの両端部を床スラブの正梁対応部分に弾性体を介してフローティング支持することにより、床構造体に加わる振動騒音は、複数の大引ビームを介して水平躯体壁の頑丈な正梁部分に分散伝播されて、遮音効果を高めることができる。さらに床スラブには十分な遮音機能をもたせないで済むことから、この床スラブを極力薄くして、居住空間の有効高さを高くとることができるばかりか、コンクリート躯体の重量を低減してコスト節減を図りつつ耐震性能を向上させることができる。
また、スパンの長い大引ビームがその長手方向中間部に下向きの衝撃荷重を受けた場合に、床スラブとビー間に特設した制振装置により、衝撃荷重の床スラブへの伝達を阻止しつつ該ビームの上下振動を抑制し得るので、その衝撃荷重が断続的に繰り返されたような場合でも、該ビームの上下振動が増幅されて床板上の居住者が大きく揺すぶられるような心配はなくなり、居住性が一層向上する。また特に互いに平行な複数本の大引ビームの長手方向中央部は、それら大引ビームを横切る方向に延びる複数の連結杆を介して相互に連結され、その複数の連結杆は、互いに平行な複数本の大引ビームを所定本数ずつに分けて連結すべく、該ビームに沿う方向で互い違いとなるようにして縦列配置されると共に、相隣る連結杆の隣接端部相互が同一の大引ビームの長手方向中央部に、その長手方向で互いにオフセットした位置において結合され、床スラブと各連結杆の長手方向中央部との間に上記制振装置が介装されるので、所定本数の大引ビームに対し共通の制振装置を使用できて、それだけ構造簡素化が図られ、また大引ビームを床スラブ上面に近接配置したことに伴い該ビーム下端と床スラブとの間に鉛直方向の充分な隙間が確保されなくても、制振装置を大引ビーム直下より外れた位置で無理なく設置可能となる。
更に各大引ビームに配管挿通用の貫通孔が、その内径を床スラブとビーム間の上下方向隙間より大きくして形成されるので、大引ビームを床スラブ上面に近接配置したことに伴い該ビーム下端と床スラブとの間の隙間が小さくなっても、配管挿通のために比較的大きく形成される上記貫通孔により、大引ビームで仕切られた床下の個々の空間エリアの通気性を良好にでき、その上、床下空間の各所に水道管や下水管、電線管等の配管を取り回す際に該配管が上記貫通孔を通ることで、大引ビームが配管取り回しの邪魔になる虞れがなく、その配管の取り回し自由度を高めることができる。
また特に請求項2の発明によれば、連結杆を介して所定の引張荷重を大引ビームの長手方向中央部に付与するだけの比較的簡単な構造で、上記衝撃荷重に因るビームの上下振動を効果的に抑制、減衰できて、その振動増幅を未然に効果的に防止することができる
また特に請求項の発明によれば、大引ビームの端部と、鉛直躯体部分との間又は隣接する他の大引ビームとの間に形成した水平方向の隙間の少なくとも一つに、床下空間に取り回される配管を通したので、大引ビームを床スラブ上面に近接配置したことに伴い該ビーム下端と床スラブとの間の隙間が小さくなっても、上記水平方向の比較的大きな隙間により、大引ビームで仕切られた床下の個々の空間エリアの通気性を良好にでき、その上、床下空間の各所に水道管や下水管、電線管等の配管を取り回す際に該配管が上記水平方向の比較的大きな隙間を通ることで、大引ビームが配管取り回しの邪魔になる虞れがなく、その配管の取り回し自由度を一層高めることができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
まず、図1〜図8は本発明の第1実施例を示すものであって、図1は、本発明床支持構造を備えた集合住宅の一部の平断面図、図2は、図1の2−2線に沿う、一部を破断した拡大断面図、図3は、図1の3−3線に沿う拡大断面図、図4は、図3の4矢視部の拡大図、図5は、図3の5矢視部を示す、一部を破断した拡大図、図6は、図5の6−5線拡大断面図、図7は、大引ビームに対する支持座の拡大斜視図、図8は、制振装置(引張荷重付与機構)の拡大斜視図である。また図9,10は、本発明の第2実施例を示すものであって、図9は、図1対応断面図、図10は、図9の10−10線拡大断面図である。
先ず、第1実施例を示す図1〜図4において、集合住宅の骨格を構成する正梁構造のコンクリート躯体Fは、水平方向に延びて、建築物を複数の階層に区画する水平躯体部分Fhと、鉛直方向に延びて上下の水平躯体部分Fhを相互に連結する鉛直躯体部分Fvとを備えている。
前記水平躯体部分Fhは、居住空間Dwを上下に仕切る床スラブSfを備え、この床スラブSfには、1戸分に相当するエリアの外周に対応した平面視矩形状の正大梁Bbと、その正大梁Bbの相対向する一対の二辺部分相互を連結する複数の直線状の正小梁Baとが下向きに一体に突設されて、所謂「正梁構造」に構成されている。床スラブSfのベランダ側への延出部分Sfoはベランダの床部を構成し、また床スラブSfの廊下側への延出部分Sfiは廊下の床部を構成する。尚、図3,図4で、符号Wは、ベランダ側の掃き出し窓を開閉するサッシである。
また、前記鉛直躯体部分Fvは、1戸分の居住空間Dwの四隅に立設される躯体柱1と、並列する躯体柱1間を連結する縦横の鉛直躯体壁2,3とを備えている。
各階層の1戸分の居住空間Dwに対応した床スラブSf上には、その居住空間Dwの各部屋に対応して複数の床構造体Frが各々配設される。前記床構造体Frは各階層とも基本的に同じ構造を備えている。
次に、図5〜図8を併せて参照して、床構造体Frの一つについて説明するに、床構造体Frは、後述するようにコンクリート躯体Fとの直接接触を回避されて、コンクリート躯体Fの床スラブSf上にフローティング支持される。
即ち、居住空間Dwの床スラブSf上には、その全域にわたり、一平面上で互いに平行に並列し且つ長手方向にも互いに縦列配置された複数本の大引ビーム5…が、各々鉛直方向に隙間D1を存して設けられる。それら大引ビーム5は、床構造体Frの主要な強度メンバとなるものであって、鋼板を横断面Σ状に屈曲形成して構成され、十分な剛性を確保しながら軽量に形成されている。また複数の大引ビーム5…上には、パーティクルボード等の床支持板6が敷設され、さらにその床支持板6上に、フローリング材などよりなる床板7が敷設される。
各大引ビーム5は、互いに平行する正大梁Bbと正小梁Ba間の間隔、又は互いに隣接する正小梁Ba,Ba間の間隔と略等しい長さに形成される。そして、その各大引ビーム5の端部は、床スラブSfの、正大梁Bb又は正小梁Baの何れかに対応する部分の上面側に配置され、その上面に弾性体としての防振ゴム8を介してフローティング支持される。即ち、床スラブSfの、正大梁Bb又は正小梁Baに対応する部分の上面に一体的に立設されたレベル調整ボルト9には、上下一対のナット11を介して受け枠10が位置調整可能に連結、支持されており、その受け枠10上に防振ゴム8が固定、支持され、この防振ゴム8上に大引ビーム5の下部枠5dが載置支持される。そして、この載置支持状態で各大引ビーム5は、それと床スラブSfとの間に鉛直方向の隙間D1を存して該床スラブSfに近接配置されると共に、それら大引ビームSfの端部が、該端部と鉛直躯体部分Fvとの対向面間、又は隣接する他の大引ビーム5の隣接端部との対向面間に水平方向の隙間D2,D2′を存して配置される。
また各大引ビーム5には、床支持板6の下面と床スラブSfの上面との間の床下空間Cに取り回される各種の配管L(例えば水道管、下水管、電線管、電話線、空調用配管等)を通すために比較的大きく形成した複数の貫通孔5hが相互に間隔をおいて設けられ、この貫通孔5hは通気孔も兼ねる。このような配管挿通用の貫通孔5hの特設によれば、前述のように大引ビーム5が床スラブSfの上面に近接配置されても、該ビーム5で仕切られた床下空間Cの個々の空間エリアの通気性を良好にでき、その上、床下空間Cの各所に上記各種の配管Lを取り回す際のレイアウトや取り回しの自由度が大きくなり、大引ビーム5が配管取り回しの邪魔になる虞れがなくなる。
さらに床スラブSfと各大引ビーム5の長手方向中間部(図示例では中央部)との間には、該ビーム5が床板7を介して下向きの衝撃荷重を受けたときにその衝撃荷重の床スラブSfへの伝達を阻止しつつ該ビーム5の上下振動を抑制する制振装置が介装される。
この制振装置として、図示例では、前記衝撃荷重により各大引ビーム5が上下振動しようとするときに、そのビーム5中央部の静止位置からの上方変位を抑制し得るように、該ビーム5中央部に対し下向きの引張荷重を付与する引張荷重付与機構Tが用いられ、次のその機構Tの構成を主として図5,6,8を参照して具体的に説明する。尚、図6の実線は、大引ビーム5の静止状態を示し、また鎖線は、大引ビーム5の中央部が下向きの衝撃荷重を受けて下方に若干弾性変形した瞬間を示している。
即ち、その引張荷重付与機構Tは、床スラブSfにアンカ20とこれに螺合、締結したナット21とを以て固着される断面コ字状の下部チャンネル部材22と、この下部チャンネル部材22の上部枠22uに下部枠23dが防振ゴム24を介して下側から係合する断面コ字状の上部チャンネル部材23と、この上部チャンネル部材23の上部枠23uおよび大引ビーム5の上部壁5u間をその相互の上下方向相対位置を調節可能に連結する連結手段Jとより構成され、前記防振ゴム24は、前記上部枠22u及び下部枠23dの何れか一方に接着され、その他方とは接離自在に当接される。
前記連結手段Jは、平行する複数の大引ビーム5の各中央部に跨がるように延びてその中央部相互をビスを介して連結するL字状の複数の連結杆30と、その連結杆30で連結された大引ビーム5群のうちの中央側の2本の大引ビーム5,5間において連結杆30の下部枠30dに上部を螺挿させ且つ上部チャンネル部材23の上部枠23uに下部を遊挿させる連結ボルト25と、該ボルト25の前記連結杆30との螺合位置を固定するロックナット26と、前記上部枠23uの該ボルト25との相対高さ(従って上部チャンネル部材23のレベル、延いては後述する引張荷重)を調節し得るよう該ボルト25に螺合されて上部枠23uに下側から係合する調節ナット27と、該ナット27の該ボルト25との螺合位置を固定するロックナット28とより構成される。尚、前記床支持板6は、連結杆30との干渉を避けるべく、連結杆30と対応する領域が不連続部分とされるが、床支持板6が厚い場合や連結杆30が比較的小型の場合は、連結杆30を収容するための凹部を床支持板6に設けるようにしてもよい。
前記複数の連結杆30は、互いに平行な複数本の大引ビーム5を所定本数ずつに分けて連結すべく、図1に示されるように該ビーム5に沿う方向で互い違いとなるようにして縦列配置されると共に、相隣る連結杆30の隣接端部相互が同一の大引ビーム5の長手方向中央部に、その長手方向で互いにオフセットした位置において結合される。
而して引張荷重付与機構Tの組付けに際しては、例えば、予め下部チャンネル部材22を床スラブSfに固着すると共に、複数の大引ビーム5の中央部相互を連結杆30を介して連結し且つその連結杆30の下部枠30dに連結ボルト25を螺挿させておき、次いで、その連結ボルト25の下部を上部チャンネル部材23の上部枠23uに挿通させると共にその下部枠23dを下部チャンネル部材22の上部枠22uに防振ゴム24を介して係合させ、その状態で上部チャンネル部材23の上部枠23uを引き上げるように調節ナット27を連結ボルト25に締め込み、更にその締め込み位置をロックナット28で固定することにより、防振ゴム24を上,下部チャンネル部材22,23間で挟圧して圧縮変形させ、大引ビーム5の長手方向中央部に所定の引張荷重を付与する。
次に前記実施例の作用を説明する。この実施例では、居住空間Dwにおいて、床構造体Frの主要な強度メンバである複数の大引ビーム5…の両端部が防振ゴム8を介してコンクリート躯体Fの床スラブSfにそれぞれフローティング支持されており、この状態で、床構造体Fr、特に複数の大引ビーム5…は、コンクリート躯体Fの床スラブSfや鉛直躯体壁Fvとの直接接触が回避されるため、上下階、左右隣室への振動騒音の伝播を効果的に低減することができる。
特に、図示例のように、各大引ビーム5の端部が、水平躯体壁Fhの正大梁Bb又は正小梁Ba対応部分に防振ゴム8を介して支持されると、床構造体Frに加わる振動騒音は、該ビーム5を介して水平躯体壁Fhの頑丈な正梁部分に分散伝播され、そこから更に鉛直躯体壁2,2の上下および横方向に分散伝播されて、全体として遮音効果を高めることができる。従って、床スラブSfは、これをその遮音対策のために特別に厚く形成する必要がないことから、それだけ居住空間Dwの室内高さを高くとることができ、その上、コンクリート躯体Fの重量を低減して、耐震性能を向上させることができる。
ところで大引ビーム5を含む床構造体Frには、その上で子供が暴れる等することで衝撃荷重が少なからず作用することがあり、このとき、スパンの長い大引ビーム5は、その長手方向中間部に下向きの衝撃荷重を受け、その衝撃の強さに応じて上下振動しようとする。特にその衝撃荷重が断続的に繰り返されたような場合には、前記制振装置(引張荷重付与機構T)の設けられていない床支持構造では、前記衝撃荷重が繰り返される度毎に大引ビーム5の上下振動の振幅が漸次増大して、床板7上の居住者を大きく揺すぶり、船酔いに似た不快感を起こさせる虞れがある。
しかるに本実施例では、床スラブSfと大引ビーム5の中央部との間に特設した上記引張荷重付与機構Tが、衝撃荷重の床スラブSfへの伝達を阻止しつつ該ビーム5の上下振動を抑制可能となっている。即ち、引張荷重付与機構Tは、前記衝撃荷重により大引ビーム5が上下振動しようとするときにビーム中央部の静止位置からの上方変位を抑制し得るように、該ビーム中央部に対し下向きの引張荷重を付与するので、比較的簡単な構造で、上記衝撃荷重に因る大引ビーム5の上下振動を効果的に抑制でき、その振幅増加を未然に効果的に防止できる。
この場合、前記衝撃荷重がビーム中央部に作用した瞬間には、そのビーム中央部が下方に若干弾性変形し、これに伴い、上,下部チャンネル部材22,23相互間の、防振ゴム24を介しての係合が一時的に解除(即ち図6の鎖線に示すように該ゴム24が下部チャンネル部材22の上部枠22uから一旦離間)して、衝撃荷重の床スラブSf側への伝達が阻止され、次いでその反動でビーム中央部が静止位置よりも更に上方へ勢いよく振動変位しようとするが、その振動変位は、ダンパゴムとして機能する防振ゴム24が圧縮されることで効果的に抑制、減衰され、これにより、大引ビーム5の上下振動が効果的且つ迅速に収束に向かうようになる。従って、ビーム中央部の撓み変形は、静止位置又はその静止位置から僅かに上方の位置が上限となる程度に抑制される。
かくして、前記衝撃荷重が断続的に繰り返されたような場合でも、大引ビーム5の上下振動が増幅されるのを効果的に防止でき、その振動増幅により床板7上の居住者が大きく揺すぶられるような心配はなくなり、居住性が一層向上する。また制振装置としての引張荷重付与機構Tは、上記のようにビーム中央部に所定の引張荷重を付与するだけの比較的簡単な構造で、衝撃荷重に因る大引ビーム5の上下振動を効果的に抑制、減衰でき、その振幅増加が未然に効果的に抑えられる。
また図9,図10には、本発明の第2実施例が示される。この第2実施例は、大引ビームSfの端部が、該端部と鉛直躯体部分Fvとの対向面間、又は隣接する他の大引ビーム5の隣接端部との対向面間に水平方向の比較的大きな(即ち第1実施例よりも大きな)隙間D2,D2′を存して配置されており、その少なくとも一部の隙間D2,D2′には、床下空間Cに取り回される各種の配管L(例えば水道管、下水管、電線管、電話線、空調用配管等)が通されている。
この第2実施例によれば、大引ビーム5が床スラブSfの上面に近接配置されたことに伴い該ビーム5下端と床スラブSfとの間の隙間D1が小さくなっても、上記水平方向の比較的大きな隙間D2,D2′により、該ビーム5で仕切られた床下空間Cの個々の空間エリアの通気性を一層良好にでき、その上、床下空間Cの各所に上記各種の配管Lを取り回す際のレイアウトや取り回しの自由度が一層大きくなる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はそれらの実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本発明にかかる建築物における床支持構造を、集合住宅に実施した場合を説明したが、これを商業ビルその他のコンクリート建築物にも実施できる。また、床構造体の床板として、フローリング板の外、畳床、その他の公知のものの使用が可能である。また前記実施例では、大引ビーム5とフローリング材等の床板7との間にパーティクルボード等の床支持板6を介装したものを示したが、本発明では、そのような床支持板6に代えて、大引ビーム5上で該ビームを横切るように配列されて相互に平行する複数本の根太を介装するようにしてもよい。
また前記実施例では、複数の大引ビーム5の中央部相互を共通の連結杆30で連結して、その連結杆30を介して共通1個の制振装置(引張荷重付与機構T)で複数の大引ビーム5の制振を行うようにしたものを示したが、本発明では、個々の大引ビーム5毎に制振装置(引張荷重付与機構T)を設けるようにしてもよい。
第1実施例に係る床支持構造を備えた集合住宅の一部の平断面図 図1の2−2線に沿う、一部を破断した拡大断面図 図1の3−3線に沿う拡大断面図 図3の4矢視部の拡大図 図3の5矢視部を示す、一部を破断した拡大図 図5の6−5線拡大断面図 大引ビームに対する支持座の拡大斜視図 制振装置(引張荷重付与機構)の拡大斜視図 第2実施例を示す図1対応断面図 図9の10−10線拡大断面図
符号の説明
2 鉛直躯体壁
5 大引ビーム
5h 配管挿通用の貫通孔
7 床板
8 防振ゴム(弾性体)
30 連結杆
Ba 正小梁
Bb 正大梁
C 床下空間
D1 鉛直方向の隙間
D2,D2′ 水平方向の隙間
Dw 居住空間
F コンクリート躯体
Fh 水平躯体部分
Fr 床構造体
Fv 鉛直躯体部分
L 配管
Sf 床スラブ
T 引張荷重付与機構(制振装置)

Claims (3)

  1. コンクリート躯体(F)が、居住空間(Dw)を上下に仕切る床スラブ(Sf)を各々有する複数の水平躯体部分(Fh)と、その上下の水平躯体部分(Fh)間を連結する鉛直躯体部分(Fv)とを備え
    各水平躯体部分(Fh)を、居住空間(Dw)に対応した平面視矩形状の正大梁(Bb)と、その正大梁(Bb)の相対向する一対の二辺部分相互を連結する直線状の正小梁(Ba)とが床スラブ(Sf)に下向きに一体に突設される正梁構造とした建築物において、
    居住空間(Dw)の床構造体(Fr)は、各々が正大梁(Bb)の前記二辺部分に沿って延びていて該二辺部分と直交する方向に相互に間隔をあけて平行に配列され且つ長手方向に縦列配置された複数本の大引ビーム(5)と、そのビーム(5)上に敷設される床板(7)とを備え、
    その複数本の大引ビーム(5)、床スラブ(Sf)との間に上下方向の隙間(D1)を存して該床スラブ(Sf)に近接配置されると共に、それら大引ビーム(5)の長手方向の端部が、鉛直躯体部分(Fv)との間又は隣接する他の大引ビーム(5)との間に水平方向の隙間(D2,D2′)を存して配置されていて、スラブ(Sf)の、前記正大梁(Bb)又は正小梁(Ba)に対応する部分の上面に弾性体(8)を介してそれぞれ支持され、
    互いに平行な複数本の大引ビーム(5)の長手方向中央部は、それら大引ビーム(5)を横切る方向に延びる複数の連結杆(30)を介して相互に連結され、
    その複数の連結杆(30)は、互いに平行な複数本の大引ビーム(5)を所定本数ずつに分けて連結すべく、該大引ビーム(5)に沿う方向で互い違いとなるようにして縦列配置されると共に、相隣る連結杆(30)の隣接端部相互が同一の大引ビーム(5)の長手方向中央部に、その長手方向で互いにオフセットした位置において結合され、
    床スラブ(Sf)と各連結杆(30)の長手方向中央部との間には、その各連結杆(30)で連結される前記所定本数の大引ビーム(5)が下向きの衝撃荷重を受けたときにその衝撃荷重の床スラブ(Sf)への伝達を阻止しつつ該大引ビーム(5)の上下振動を抑制する振装置(T)が介装され、
    各大引ビーム(5)の床スラブ(Sf)への前記近接配置によっても該大引ビーム(5)が床下空間(C)への配管(L)の取り回しの邪魔にならないように、各大引ビーム(5)には配管(L)を通すための貫通孔(5h)が、その内径を前記上下方向の隙間(D1)より大きくして形成されることを特徴とする、建築物における床支持構造。
  2. 前記制振装置(T)は、前記衝撃荷重により各大引ビーム(5)が上下振動しようとするときに、その大引ビーム(5)の長手方向中央部の静止位置からの上方変位を抑制し得るように、該長手方向中央部に対し前記連結杆(30)を介して下向きの引張荷重を付与する引張荷重付与機構より構成されることを特徴とする、請求項1に記載の建築物における床支持構造
  3. 大引ビーム(5)の端部と、鉛直躯体部分(Fv)との間又は隣接する他の大引ビーム(5)との間に形成した水平方向の隙間(D2,D2′)の少なくとも一つに、前記床下空間(C)に取り回される配管(L)を通したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の建築物における床支持構造。
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