JP5640302B2 - 床支持構造 - Google Patents

床支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5640302B2
JP5640302B2 JP2012131048A JP2012131048A JP5640302B2 JP 5640302 B2 JP5640302 B2 JP 5640302B2 JP 2012131048 A JP2012131048 A JP 2012131048A JP 2012131048 A JP2012131048 A JP 2012131048A JP 5640302 B2 JP5640302 B2 JP 5640302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor slab
sealing material
filling
support structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012131048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013253448A (ja
Inventor
飯田 郁夫
郁夫 飯田
伸之 中尾
伸之 中尾
Original Assignee
株式会社ダイフクルネス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ダイフクルネス filed Critical 株式会社ダイフクルネス
Priority to JP2012131048A priority Critical patent/JP5640302B2/ja
Publication of JP2013253448A publication Critical patent/JP2013253448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5640302B2 publication Critical patent/JP5640302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、コンクリート躯体の床スラブ上に構成される制振性能及び遮音性能に優れた床支持構造に関するものである。
正梁構造のコンクリート躯体を備えたマンションなどの集合住宅用の建物では、その床スラブ上に支持された床本体に加わる振動が床スラブを経由して他の居住空間、特に階下の居住空間に大きな振動・騒音となって伝わる。このため床本体を支持する支持構造には制振・遮音対策が必要となっている。このような観点から、特許文献1に記載されるように、床本体を支持する大引ビームの長さ方向の両端を、制振用の弾性材を備えた制振支持ユニットを介して床スラブ上に支持させることが考えられている。
特開2006−183432号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように、床本体を支持する大引ビームの長さ方向の両端のみを制振支持ユニットを介して床スラブ上に支持させる構成では、床本体から主として大引ビームの長さ方向の中間部に加わる振動を効果的に吸収させることが出来ないために、十分な制振・遮音効果が期待出来ないことが判明した。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる床支持構造を提案するものであって、請求項1に記載の本発明に係る床支持構造は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、床スラブ(9)上に配置された床本体支持用の大引ビーム(3)は、その長さ方向両端を制振支持ユニット(8)により床スラブ(9)上に支持させて、長さ方向の両端間には床スラブ(9)との間に空隙を形成して成る床支持構造において、前記大引ビーム(3)の長さ方向の両端間における底面と床スラブ(9)との間にリング状のシール材(25)が介装され、このシール材(25)の内側に弾性緩衝体(23)を形成する充填材(28)が、大引ビーム(3)底面と床スラブ(9)上面とに密着するように充填された構成になっている。
上記本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記リング状のシール材(25)は弾性材から構成して、大引ビーム(3)と床スラブ(9)との間で圧縮されてその上下両面が大引ビーム(3)と床スラブ(9)とに密着するように構成するのが望ましい。
又、請求項3に記載のように、前記大引ビーム(3)の底板部(3a)には、前記充填材(28)の充填用貫通孔(24)を設け、前記リング状のシール材(25)は、前記貫通孔(24)の下側空間を取り囲むように配置することが出来る。前記大引ビーム(3)が前記底板部(3a)の上に閉じた空間を備えた中空構造体である場合には、請求項4に記載のように、前記閉じた空間を形成している左右両側板部(3b,3c)の内の少なくとも一方に、前記充填用貫通孔(24)に充填器(27)の充填口部(27a)を挿入するための開口(26)を設けておけば良い。更に、請求項5に記載のように、前記開口(26)は、前記閉じた空間を形成している左右両側板部(3b,3c)の両方に同心状に設けて、大引ビーム(3)を横断する空気流通路を形成させることも出来る。
請求項1に記載の本発明の構成によれば、床本体を支持する大引ビームが、その長さ方向の両端が制振支持ユニットで床スラブ上に支持されているだけではなく、この大引ビームの長さ方向両端間の中間領域にも、床スラブとの間の空隙を埋める弾性緩衝体が配設されていることによって、床本体から大引ビームを経由して床スラブに伝達される振動や音を両端の前記制振支持ユニットと中間位置の前記弾性緩衝体とで効果的に遮断し、制振性能及び遮音効果の高い床支持構造を実現させることが出来る。又、大引ビームの中間部の撓み変形も中間位置の前記弾性緩衝体の存在で抑制することが出来、床面上の歩行の快適性も高めることが出来る。
しかも本発明の構成によれば、大引ビームの底面と床スラブとの間の空隙部にリング状のシール材を介在させ、このシール材の内側の閉じた空間内に弾性緩衝体を形成する充填材を充填させるものであるから、前記シール材が存在しない状況で大引ビームと床スラブとの間の空隙部に弾性緩衝体を形成する充填材を充填させる場合と比較して、充填材が大引ビームの外側にはみ出して無駄になるようなことや、このような現象を予防しようとして逆に充填量が少なくなってしまうようなことが無くなり、所定位置に所定量の充填材を確実に充填させ、所期通りのサイズの弾性緩衝体を確実に形成させることが出来る。更に、充填された充填材の、本来なら露出状態になる周面を、前記リング状のシール材で取り囲んで保護出来るので、当該充填材によって形成される弾性緩衝体が周囲の粉塵や気流を受けて劣化するのを抑制出来る。これらの結果、所期の制振性能及び遮音効果を容易且つ確実に得られると共に、その性能及び効果を長期間にわたって維持させることが容易になる。
尚、前記リング状のシール材は、その厚さを大引ビーム底面と床スラブ上面との間の空隙部の高さに合わせて形成したものであっても良いが、請求項2に記載の構成によれば、床スラブ上面の多少の凹凸があってもシール材の弾性変形で吸収させることが出来るだけでなく、大引ビーム底面と床スラブ上面との間の弾性充填材を充填させる空間の周囲を確実に密閉して、充填材の漏れ出しを防止すると同時に、充填材を床スラブ上面だけでなく大引ビーム底面にも密着させて、所期の効果を確実に得ることが出来る。
上記本発明は、例えば床スラブ上の大引ビーム配置位置に予めリング状のシール材を据え付けると共に、このシール材の内側に充填材を、シール材の上端レベルよりも多少盛り上がるように充填し、この上に大引ビームを載置すると共にその両端を制振支持ユニットで床スラブ上に支持させる工法でも実施することが可能であるが、請求項3に記載の構成によれば、リング状のシール材を大引ビームの底面と床スラブとの間の所定位置に介在させた状態で大引ビームを両端の制振支持ユニットにより床スラブ上に設置した後に、一般的な充填器を利用して前記リング状のシール材の内側に上から充填材を簡単容易に充填することが出来る。従って、前者工法と比較して、単に実施に際しての作業性が良いばかりでなく、シール材内側に充填された充填材の内部圧力を高めて大引ビームの底面に対する接着性を確実に高めることが容易になる。尚、リング状のシール材は、設置する前の大引ビームの底面所定位置に接着させておくことも出来る。
大引ビームは、リング状のシール材の上面に当接する平坦な底面と、床本体を支持するための平坦な上面とを有するものであれば、断面がC形、リップ付きC形、H形、中空角パイプ(左右両側面が凹んだ変形角パイプを含む)、Σ形(中央部に垂直板部を有するものを含む)などの、鋼板で形成された従来周知の各種軽量形鋼が利用可能であるが、前記中空角パイプ材を利用した場合のように、大引ビームが底板部の上に閉じた空間を備えた中空構造体であるときには、請求項4に記載の構成を採用することにより、前記請求項3に記載の構成を簡単に実施することが出来る。更にこの場合、請求項5に記載の構成によれば、単に大引ビームの左右どちら側からでも充填材の充填作業が行えるだけでなく、多数並列状に配設される大引ビームによって床本体下側の空気の流れが悪くなるのを予防するために大引ビームに設けられる空気流通路形成用の開口を利用して、充填材の充填作業が行える。
図1は、床支持構造の全体を説明する斜視図である。 図2Aは、床スラブ上の床本体の支持構造を示す一部切欠き縦断側面図、図2Bは、図2Aに示される大引ビーム一端部の拡大図である。 図3は、図2Aに示される大引ビーム一端部の拡大正面図である。 図4は、図2Aに示される大引ビームの長さ方向の中間部分を示す拡大横断平面図である。 図5は、図2Aに示される大引ビームの長さ方向の中間部分を示す拡大縦断正面図である。 図6は、弾性充填材の充填方法を説明する大引ビームの要部の縦断正面図である。 図7Aは、別の工法の第一段階を説明する縦断正面図、図7Bは、その工法の第二段階を説明する縦断正面図である。 図8は、大引ビームの架設高さが高くなる場合の大引ビーム中間部の支持構造を示す縦断正面図である。 図9は、大引ビームの架設高さが高くなる場合の制振支持ユニットを示す大引ビーム一端部の正面図である。 図10は、Σ形断面の大引ビームを使用した実施例を示す縦断正面図である。
図1に基づいて本発明の前提となる床支持構造の全体を説明すると、1は床本体2を床スラブ上の所定レベルに支持するための支持構造体である。この支持構造体1は、一定間隔おきに並列配置された大引ビーム3と、大引ビーム3の長さ方向適当間隔おきに配置されて隣り合う大引ビーム3どうしを互いに連結するサブビーム4から構成され、各大引ビーム3の平坦な上面には、弾性緩衝体としての防振ゴムシート5が接着されている。床本体2は、支持構造体1に直接に支持される、パーティクルボードやコンクリート型枠用合板などの下地板6とこの下地板6の上に敷設されるフローリング材などの床表面材7から構成され、下地板6が各大引ビーム3上の防振ゴムシート5の上に接着される。
図2及び図3に示すように、この実施例に示す各大引ビーム3は、軽量形鋼の角パイプ材から成り、その天板部3d上に前記防振ゴムシート5を介して床本体2の下地板6が支持され、その長さ方向の両端部が制振支持ユニット8によって床スラブ9の上に水平に支持される。各制振支持ユニット8は、台座部10とビーム支持部11から構成されたもので、この実施例に示す台座部10は、大引ビーム3を低レベルで支持するために大引ビーム3の左右両側に配置される左右一対の台座本体12a,12bと、各台座本体12a,12bに垂直に立設された支持螺軸13a,13bから構成され、ビーム支持部11は、大引ビーム3が嵌合する溝形部14と、この溝形部14の両端から水平外向きに連設された左右一対の水平張出し部15a.15bを備えた逆ハット形のもので、左右一対の水平張出し部15a,15bが、台座部10の左右一対の支持螺軸13a,13bに受けナット16a,16bと押えナット17a,17bとで支持高さ調整可能に支持される。
一方、左右一対の台座本体12a,12bは、大引ビーム3の長さ方向と平行な長さ方向の中央部に上向き角形突出部18を備えたもので、前記支持螺軸13a,13bは、ボルト19を前記上向き角形突出部18に下から上向きに貫通させてその角形ボルト頭部19aを当該上向き角形突出部18の内側に自転不能に嵌合させると共に、当該ボルト19に螺嵌した押えナット19bと角形ボルト頭部19aとで上向き角形突出部18を挟み付けることによって、上向き角形突出部18上に垂直に立設している。
制振支持ユニット8によって大引ビーム3の両端部を床スラブ9の上に据え付けるとき、当該大引ビーム3の端部の下半部が制振支持ユニット8のビーム支持部11における溝形部14に嵌め込まれるが、この大引ビーム3と溝形部14との間には、耐圧・耐振性のある合成ゴム製の弾性緩衝シート20(弾性接着材でも可)が挟み込むことが出来る。このビーム支持部11をそれぞれ支持螺軸13a,13bによって支持した台座部10の左右一対の台座本体12a,12bは、床スラブ9の上面にシリコン樹脂などから成る弾性緩衝座板21(現場にて充填用弾性緩衝材の充填により形成されるものであっても良い)を介して接着により据え付けられる。このように大引ビーム3の長さ方向の両端をそれぞれ制振支持ユニット8により支持させたならば、各制振支持ユニット8の左右一対の支持螺軸13a,13bに対するビーム支持部11の支持レベルを、受けナット16a,16bと押えナット17a,17bの軸方向位置調整により調整することが出来る。
尚、サブビーム4は、断面門形の軽量形鋼を利用したもので、その長さ方向の両端には、左右両側板部を延長させて形成された左右一対の係止爪部4a,4bが設けられており、この左右一対の係止爪部4a,4bを、大引ビーム3の左右両側板部3b,3cと天板部3dとの間の左右両角部に上面から側面にわたってL形に連続するように形成された左右一対の切込み22(図2B参照))に嵌合係止することにより、隣り合う大引ビーム3間に架設される。このサブビーム4は本発明に必須のものではないが、サブビーム4を併用する場合、当該サブビーム4の間隔を狭めて、大引ビーム3とサブビーム4とで床本体2の床表面材7を直接支持させるように構成しても良い。勿論、実施例のように下地板6を併用しても良いが、何れの場合も、サブビーム4の上面にも防振ゴムシート5を接着して、床本体2を接着支持させるのが望ましい。又、並列する複数本の大引ビーム3の上に根太材を、当該大引ビーム3と直交する向きで大引ビーム3の長さ方向適当間隔おきに載置し、この根太材上に床本体2(床表面材7のみでも良い)を敷設することも可能である。
以上にようにして構成される床支持構造において、図2Aに示すように大引ビーム3は、床スラブ9との間に所要高さの空隙が確保される状態に、制振支持ユニット8によって両端部が支持されるが、この制振支持ユニット8で支持される両端部間の当該大引ビーム3の長さ方向適当間隔おきの位置には、前記空隙を埋めるように大引ビーム3と床スラブ9との間に弾性緩衝体23が配設される。即ち、大引ビーム3には、図4〜図6に示すように前記弾性緩衝体23が配設される位置において、その底板部3aに弾性緩衝体23を形成させるための充填材の充填用貫通孔24が設けられており、底板部3aの外側には、独立気泡のスポンジ材などの軟質弾性材で形成されたリング状のシール材25が充填用貫通孔24とほぼ同心状に配置される。このシール材25は、据え付け前の大引ビーム3の底板部3aの外側に予め接着剤で接着しておいても良いし、大引ビーム3の設置位置に合わせて床スラブ9の上面に予め接着しておき、その上に大引ビーム3を設置するようにしても良い。
何れの方法でシール材25を配置しても良いが、このシール材25は、大引ビーム3の底板部3aと床スラブ9との間で適度に圧縮される程度の厚さを有すると共に、その内部空間が大引ビーム3の外側に露出しない程度の大きさのものである。勿論、シール材25は、円形ではなく、非真円形、例えば矩形のリング状であっても良い。又、大引ビーム3には、その左右両側板部3b,3cに、前記充填用貫通孔24の位置に合わせて開口26が設けられている。この開口26は、大引ビーム3を横断する空気流通路となると共に、図5に示すように、充填材の充填器27を大引ビーム3内に差し込むと共にその充填口部27aを前記充填用貫通孔24に挿入するための作業用開口となる。
而して、大引ビーム3が所定位置に設置され且つ床スラブ9との間の所定位置にリング状のシール材25が介在されている状況において、図6に示すように、開口26を通じて大引ビーム3内に差し込んだ充填器27の充填口部27aを前記充填用貫通孔24に挿入し、当該充填器27により弾性緩衝体23を形成させるための充填材28をシール材25の内側に充填する。このとき、シール材25のリング状の上下両側面が大引ビーム3の底板部3aと床スラブ9の上面とに密着している(場合によっては接着されている)ので、シール材25の内側に充填された充填材28は、リング状のシール材25の内側空間内全域に確実に充満させ、最後は充填用貫通孔24から充填材28が大引ビーム3内に盛り上がるように充填させて充填用貫通孔24を塞ぐことが出来る。
上記のようにシール材25の内側に充填材28を充満させた状態で所要の養生(硬化)時間が経過することにより、周囲がリング状のシール材25と一体化され且つ上下両面が大引ビーム3の底板部3aと床スラブ9とに接着された状態の弾性緩衝体23が完成することになる。
尚、先に説明したように、リング状のシール材25を床スラブ9上の所定位置に接着するなどして配置し、その上に大引ビーム3を載置するように架設するときは、大引ビーム3の底板部3aに充填用貫通孔24を設けないで、図7Aに示すように、床スラブ9上の所定位置に接着するなどして配置したリング状のシール材25の内側に、充填器27により充填材28を充填充満させ、その後で図7Bに示すように、大引ビーム3を設置して、当該大引ビーム3の底板部3aでシール材25の上側を閉じるように施工することも可能である。この場合、リング状のシール材25の内側に充填される充填材28は、大引ビーム3を設置したときに当該大引ビーム3の底板部3aでシール材25と共に充填材28が少し圧縮されて、当該充填材28が大引ビーム3の底板部3aの外側面に確実に密着するように、充填量を定めなければならない。
又、図8に示すように、床スラブ9に対する大引ビーム3の架設高さが高くなる場合には、そのときの床スラブ9と大引ビーム3の底板部3aとの間の空隙の高さに合わせて厚さ(高さ)を大きくしたリング状(筒状)のシール材29を使用することになるが、この場合のシール材29の座屈強度を高めて安定性を改善するために、図示のようにシール材29の外観を下端側ほど外径が大きくなる裁頭円錐形に形成するのが望ましい。この場合、更に下端側ほど周壁の厚さが厚くなるように形成するのも効果的である。
上記のように床スラブ9に対する大引ビーム3の架設高さが高くなる場合、その大引ビーム3の両端を支持する制振支持ユニット8は、図9に示すように、支持する大引ビーム3の下側空間を利用して、台座部10を構成する左右一対の台座本体12a,12bどうしを連結板30により連結一体化することが出来る。具体的には、左右一対の台座本体12a,12bの上向き角形突出部18の上に連結板30の両端部を載置した状態で支持螺軸13a,13bを取り付け、この支持螺軸13a,13bを上向き角形突出部18に固定するボルト19の角形ボルト頭部19aと押えナット19bとの間で、上向き角形突出部18とその上の連結板30とを共締めして一体化することが出来る。
尚、先に説明したように、大引ビーム3は、リング状のシール材25(又は29)の上面に当接する平坦な底面と、床本体2を支持するための平坦な上面とを有するものであれば、いかなる断面形状のものでも良いが、参考までに、中央部に垂直板部を有するΣ形断面の大引ビーム3を使用した実施例を図10に示している。この場合、底板部3aの下側にリング状のシール材25(又は29)が配置され、天板部3d上に床本体2が支持されるが、充填用貫通孔24を設けるときは前記底板部3aに設けることが出来る。又、大引ビーム3を横断する空気流通路を開口26で形成するときは、屈曲側板部3bの中央垂直板部に設けることが出来る。
本発明の床支持構造は、コンクリート躯体で構成される建物、特にマンションなどの集合住宅の居室空間の床本体を床スラブ上に支持するのに好適な、制振・遮音効果に優れた床支持構造として活用出来る。
1 支持構造体
2 床本体
3 大引ビーム
3a 大引ビーム底板部
3b,3c 大引ビーム左右両側板部
4 サブビーム
5 防振ゴムシート
6 下地板
7 床表面材
8 制振支持ユニット
9 床スラブ
10 台座部
11 ビーム支持部
12a,12b 台座本体
13a,13b 支持螺軸
20 弾性緩衝シート
21 弾性緩衝座板
23 弾性緩衝体
24 充填用貫通孔
25,29 リング状のシール材
26 開口
27 充填器
28 充填材
30 連結板

Claims (5)

  1. 床スラブ上に配置された床本体支持用の大引ビームは、その長さ方向両端を制振支持ユニットにより床スラブ上に支持させて、長さ方向の両端間には床スラブとの間に空隙を形成して成る床支持構造において、前記大引ビームの長さ方向の両端間における底面と床スラブとの間にリング状のシール材が介装され、このシール材の内側に弾性緩衝体を形成する充填材が、大引ビーム底面と床スラブ上面とに密着するように充填されている、床支持構造。
  2. 前記リング状のシール材は、弾性材から構成されたもので、大引ビームと床スラブとの間で圧縮されてその上下両面が大引ビーム底面と床スラブ上面とに密着している、請求項1に記載の床支持構造。
  3. 前記大引ビームの底板部には、前記充填材の充填用貫通孔が設けられ、前記リング状のシール材は、前記貫通孔の下側空間を取り囲むように配置されている、請求項1又は2に記載の床支持構造。
  4. 前記大引ビームは、前記底板部の上に閉じた空間を備えた中空構造体であって、前記閉じた空間を形成している左右両側板部の内の少なくとも一方には、前記充填用貫通孔に充填器の充填口部を挿入するための開口が設けられている、請求項3に記載の床支持構造。
  5. 前記開口は、前記閉じた空間を形成している左右両側板部の両方に同心状に設けられて、大引ビームを横断する空気流通路を形成している、請求項4に記載の床支持構造。
JP2012131048A 2012-06-08 2012-06-08 床支持構造 Active JP5640302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131048A JP5640302B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 床支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131048A JP5640302B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 床支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013253448A JP2013253448A (ja) 2013-12-19
JP5640302B2 true JP5640302B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=49951169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012131048A Active JP5640302B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 床支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5640302B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6480786B2 (ja) * 2015-04-03 2019-03-13 株式会社ノザワ 遮音床構造
JP7269702B2 (ja) * 2018-03-27 2023-05-09 三洋工業株式会社 床構造
CN113815991B (zh) * 2020-06-18 2023-06-23 刘智程 一种由硬质材料制成的稳固、密封盒子及其制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013253448A (ja) 2013-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5640302B2 (ja) 床支持構造
JP2015117521A (ja) 中空二重壁
KR20220031828A (ko) 층간 소음 저감형 건식 난방 바닥 구조
JP6006551B2 (ja) 建物
KR101526541B1 (ko) 건축용 층간 차음재
JP2013253449A (ja) 床下構造体
JP2012180655A (ja) 床構造及び建物
JP4414323B2 (ja) 床パネル支持脚及び床パネルの施工方法
KR101769339B1 (ko) 바닥용 방진조립체
KR20190048037A (ko) 복합패널유닛 및, 복합패널구조체
JP5013826B2 (ja) 建築物における床支持構造
JP4226548B2 (ja) 建築物における床支持構造
JP6798841B2 (ja) 階段の振動抑制構造
JP6826406B2 (ja) 床構造および天井構造
JP5114242B2 (ja) 防振・防音床下地構造
JP2012122315A (ja) 非干渉型二重床構造体(1)
JP5594537B2 (ja) 床スラブ上の床下構造体
JP5277335B2 (ja) 建築物における床支持構造
JP5454797B2 (ja) 床下構造体支持用の制振・遮音装置
JP4152993B2 (ja) 遮音床
JP5613085B2 (ja) 床スラブ上の床下構造体
JP2023131306A (ja) 遮音構造及び遮音構造の施工方法
JP2012136925A5 (ja)
JP2012122316A5 (ja)
KR101477137B1 (ko) 층간소음 방지 조립식 패널

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20131107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5640302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250