JP2010121351A - 柱建式バルコニー及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルコニー本体の床部の下面の柱の設計の自由度が高く、溶接を極力使用せず、耐力劣化や歪みが殆ど生じない柱建式バルコニー構造を提供する。
【解決手段】下地フレーム30は、張り出し梁31,31の内側端部が建物本体10の2階の建物ユニット1Bの床梁5にボルト64,64で接合されて取り付けられるとともに、軒元梁33が、床梁5に受け金具6を介してボルト62,62及びナット63,63で接合されて取り付けられており、垂木34,・・・の上面に、野地板7がこの面剛性を下地フレーム30に伝達するのに必要な本数の釘8,・・・で固定されて、バルコニー本体2の床部3が形成されており、柱4,4の上端部は、床部3の下面に接合された構成とされている。
【選択図】図11

Description

本発明は、建物本体から張り出したバルコニー本体の床部の下面が柱で支持された柱建式バルコニー構造及び同柱建式バルコニー構造を備えた建物に関するものである。
従来から、建物本体から張り出したバルコニー本体の床部の下面が柱で支持された柱建式バルコニー構造は実施されている(特許文献1などを参照)。
ここで、こうした従来のバルコニー構造の床部は、通常、1対の張り出し梁と軒先梁と軒元梁とを、それぞれの端部で溶接などにより接合して下地フレームを形成し、この下地フレームの軒先梁と軒元梁との間に複数本の垂木を架設し、これらの垂木の上面に、薄い野地板を貼設し、張り出し梁の内側端部をボルトなどで接合して構成していた。
特開平07−180210号公報
しかしながら、上記した従来の柱建式バルコニー構造では、バルコニー本体の鉛直荷重を建物本体の梁とバルコニー本体の床部の下面の柱との双方で負担するのは勿論であるが、バルコニー本体に与えられる水平荷重も、建物本体の梁とバルコニー本体の床部の下面の柱との双方で負担しなければならない構成であった。
こうした構成なので、バルコニー本体の床部の下面の柱を、意匠的外観をよくするために細くすることなどはできなかったため、設計の自由度が低かった。
また、溶接を多用する場合は、溶接部分の耐力劣化や歪みが生じるなどの問題もあった。
そこで、本発明は、バルコニー本体の床部の下面の柱を、意匠的外観をよくするために細くすることなどができて設計の自由度が高く、溶接を極力使用せず、耐力劣化や歪みが殆ど生じない柱建式バルコニー構造及び同柱建式バルコニー構造を備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の柱建式バルコニー構造は、建物本体から張り出したバルコニー本体の床部の下面が柱で支持された柱建式バルコニー構造であって、張り出し梁の外側端部に軒先梁の端部が締結部材により接合され、前記張り出し梁の内側端部に軒元梁の端部が締結部材により接合され、対向する前記軒先梁と前記軒元梁との間に複数本の垂木が架設されて下地フレームが形成され、当該下地フレームは、前記張り出し梁の内側端部が前記建物本体の梁に締結部材で接合されて取り付けられるとともに、前記軒元梁が、前記建物本体の梁にジョイント部材を介して締結部材で接合されて取り付けられ、前記下地フレームの前記垂木の上面に、所要の面剛性を有する野地板がこの面剛性を前記下地フレームに伝達するのに必要な本数の固定部材で固定されて、前記バルコニー本体の前記床部が形成されており、前記柱の上端部は、前記床部の下面に接合されていることを特徴とする。
ここで、前記張り出し梁と前記軒先梁及び前記張り出し梁と前記軒元梁は、ともに、前記張り出し梁が勝つように接合されているとよい。
また、前記張り出し梁の外側端部と前記軒先梁の端部には、外側コーナー部固定片がそれぞれ設けられており、これらの外側コーナー部固定片同士が締結部材により接合されているとよい。
さらに、前記張り出し梁及び前記軒先梁は溝形鋼であり、前記張り出し梁側の外側コーナー部固定片は、当該張り出し梁の凹部に外縁を接合された板状鋼材であり、前記軒先梁側の外側コーナー部固定片は、当該軒先梁の端部から突出するようにウェブ部に接合された溝形鋼であり、前記張り出し梁側の外側コーナー部固定片に前記軒先梁側の外側コーナー部固定片の突出部が締結部材により接合されているとよい。
また、前記張り出し梁は溝形鋼であり、前記軒元梁はL形鋼であり、前記張り出し梁の内側端部には、その凹部に外縁を接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられ、前記軒元梁の端部には、当該軒元梁の端部から突出するように板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられており、前記張り出し梁側の内側コーナー部固定片の内側に前記軒元梁側の内側コーナー部固定片が重なり合うように挿入されており、締結部材により、前記建物本体の梁に接合されて、前記下地フレームが前記建物本体に取り付けられるとともに、前記張り出し梁の内側端部と前記軒元梁の端部とが接合されているとよい。
さらに、前記柱は、その上端部に形成されたフランジ部が、締結部材により、前記下地フレームの外側コーナー部分を形成する前記張り出し梁と前記軒先梁との接合部の下面に接合されているとよい。
本発明の建物は、上記したいずれかの柱建式バルコニー構造を備えていることを特徴とする。
このような本発明の柱建式バルコニー構造は、張り出し梁の外側端部に軒先梁の端部が締結部材により接合され、張り出し梁の内側端部に軒元梁の端部が締結部材により接合され、対向する軒先梁と前記軒元梁との間に複数本の垂木が架設されて下地フレームが形成されている。
そして、下地フレームは、張り出し梁の内側端部が建物本体の梁に締結部材で接合されて取り付けられるとともに、軒元梁が、建物本体の梁にジョイント部材を介して締結部材で接合されて取り付けられ、下地フレームの垂木の上面に、所要の面剛性を有する野地板がこの面剛性を下地フレームに伝達するのに必要な本数の固定部材で固定されて、バルコニー本体の床部が形成されている。
そのうえで、柱の上端部は、床部の下面に接合された構成である。
こうした構成なので、バルコニー本体の床部は、水平荷重を受けたときも、所要の面剛性を有する野地板が上面に固定された下地フレームが、殆ど菱形変形しないため、この水平荷重の大半は建物本体が負担し、床部の下面に接合された柱は、この水平荷重を殆ど負担しなくてすむ。
このため、柱を、意匠的外観をよくするために細くすることなどができて設計の自由度を高くすることができる。
そのうえ、各部材間の接合を殆ど締結部材により行うため、溶接を極力使用せず、耐力劣化や歪みが殆ど生じない。
ここで、張り出し梁と軒先梁及び張り出し梁と軒元梁は、ともに、張り出し梁が勝つように接合されている場合は、張り出し梁が建物本体の梁に接合されているため、水平荷重を受けたときも、所要の面剛性を有する野地板が上面に固定された下地フレームが、さらに殆ど菱形変形しないため、床部の下面に接合された柱は、この水平荷重をさらに殆ど負担しなくてすむ。
このため、柱を、意匠的外観をよくするためにより細くすることなどができて設計の自由度をより高くすることができる。
また、張り出し梁の外側端部と軒先梁の端部には、外側コーナー部固定片がそれぞれ設けられており、これらの外側コーナー部固定片同士が締結部材により接合されている場合は、張り出し梁と軒先梁との接合を容易に行うことができる。
さらに、張り出し梁及び軒先梁は溝形鋼であり、張り出し梁側の外側コーナー部固定片は、張り出し梁の凹部に外縁を接合された板状鋼材であり、軒先梁側の外側コーナー部固定片は、軒先梁の端部から突出するようにウェブ部に接合された溝形鋼であり、張り出し梁側の外側コーナー部固定片に軒先梁側の外側コーナー部固定片の突出部が締結部材により接合されている場合は、外側コーナー部固定片の断面二次モーメントが大きくなるため、張り出し梁と軒先梁との接合部の接合強度をより大きくすることができる。
また、張り出し梁は溝形鋼であり、軒元梁はL形鋼であり、張り出し梁の内側端部には、その凹部に外縁を接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられ、軒元梁の端部には、軒元梁の端部から突出するように板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられており、張り出し梁側の内側コーナー部固定片の内側に軒元梁側の内側コーナー部固定片が重なり合うように挿入されており、締結部材により、建物本体の梁に接合されて、下地フレームが建物本体に取り付けられるとともに、張り出し梁の内側端部と軒元梁の端部とが接合されている場合は、下地フレームの建物本体への取付けと、張り出し梁の内側端部と軒元梁の端部との接合が同時に行えるため、施工性に優れている。
さらに、柱は、その上端部に形成されたフランジ部が、締結部材により、下地フレームの外側コーナー部分を形成する張り出し梁と軒先梁との接合部の下面に接合されている場合は、バルコニー本体の床部の下面と柱の上端部との接合を容易に行うことができる。
このような本発明の建物は、上記したいずれかの柱建式バルコニー構造を備えた構成であるので、上記した柱建式バルコニー構造の効果を奏する建物を構築することができる。
以下、本発明を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1,2に基づいて説明する。
先ず、実施例1について説明する。
図1は、実施例1の建物としてのユニット建物1の概略構成を示している。
このユニット建物1は、地盤に設けられた基礎100の上に、建物本体10として、1階の建物ユニット1Aと2階の建物ユニット1Bとが組み付けられて成る。
そして、建物本体10から張り出したバルコニー本体2の床部3の下面が2本の柱4,4で支持された柱建式バルコニー構造を備えている。
この実施例1の柱建式バルコニー構造は、図2〜図4に示したように、床部3の下地フレーム30が形成されている。
すなわち、溝形鋼の張り出し梁31,31の外側端部には、張り出し梁31,31の凹部に外縁を溶接などにより接合された板状鋼材の外側コーナー部固定片31aがそれぞれ設けられている。
これに対して、溝形鋼の軒先梁32の両端部には、これらの両端部から突出するようにウェブ部に溶接などにより接合された溝形鋼の外側コーナー部固定片32aがそれぞれ設けられている。
そして、図3に示したように、張り出し梁31側の外側コーナー部固定片31aと軒先梁32側の外側コーナー部固定片32aとが、締結部材としてのボルト35,35及びナット36,36により、張り出し梁31と軒先梁32とは、張り出し梁31が勝つように、それぞれ接合されている。
また、張り出し梁31,31の内側端部にも、張り出し梁31,31の凹部に外縁を溶接などにより接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片31bがそれぞれ設けられている。
これに対して、L形鋼の軒元梁33の両端部には、この両端部から突出するように立ち上がり部を延長した内側コーナー部固定片33aがそれぞれ設けられている。
そして、図4に示したように、張り出し梁31側の内側コーナー部固定片31bへ軒元梁33側の内側コーナー部固定片33aがそれぞれ挿入されて重なり合うように、張り出し梁31と軒元梁33とは、張り出し梁31が勝つように仮固定されている。
さらに、図2に示したように、対向する軒先梁32と軒元梁33との間には、複数本の垂木34,・・・が架設されて下地フレーム30が形成されている。
こうして形成された下地フレーム30は、図5に示したように、2階の建物ユニット1Bの梁としての床梁5に取り付けられる。
ここで、下地フレーム30を取り付ける際には、図6に示したように、まず、床梁5に、ジョイント部材としてのL形鋼の受け金具6をビス61,・・・で固定する。
そして、軒元梁33を、図7に示したように、受け金具6,6に載置し、ボルト62,62及びナット63,63により、それぞれ接合される。
また、張り出し梁31,31の内側端部の重なり合うように仮固定されていた張り出し梁31側の内側コーナー部固定片31bと軒元梁33側の内側コーナー部固定片33aとは、図8に示したように、床梁5の端部近傍に締結部材としてのボルト64,64でそれぞれ接合される。
ここで、仮固定されていた張り出し梁31,31の内側端部と軒元梁33の両端部も同時に接合される。
さらに、基礎100に立設された柱4,4には、上端部にフランジ部4aがそれぞれ形成されている。
そして、この柱4,4のフランジ部4aが、図9に示したように、下地フレーム30の外側コーナー部分を形成する張り出し梁31と軒先梁32との接合部の下面に、締結部材としてのボルト65,65により接合されている。
こうして取り付けられた下地フレーム30の垂木34,・・・の上面に、所要の面剛性を有する野地板7が、図10及び図11に示したように、複数本の固定部材としての釘8,・・・により固定されて、床部3が形成されている。
この実施例1では、野地板7として、厚さ12mmのパーチクルボードが使用されている。勿論、これに限定されず、バルコニー本体2が水平荷重を受けても、下地フレーム30が殆ど菱形変形しない程度の面剛性を有するものであればよい。
また、固定部材としての釘8,・・・の本数も、野地板7の面剛性を下地フレーム30に伝達するのに必要な本数であればよい。
さらに、この固定部材は、釘8,・・・に限定されず、ビスなどで実施してもよい。
また、床部3の側面である張り出し梁31,31と軒先梁32には、図12に示したように、手摺り材21が取り付けられる。
なお、施工性をよくするために、手摺り材21を、張り出し梁31,31と軒先梁32とに先付けしておいて実施してもよい。
さらに、野地板7の表面には、防水性を確保するために、塩化ビニル鋼板37が被覆され、防食性を確保するために、さらにその上からポリスチレンホーム38が被覆されている。
また、さらにその上には、透水性の高床39が設けられており、図示を省略した雨樋に連通している。
さらに、下地フレーム30の下面には、桟材40,・・・を介して軒天井板41が貼設されている。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の柱建式バルコニー構造は、張り出し梁31,31の外側端部に軒先梁32の両端部が締結部材としてのボルト35、35及びナット36,36によりそれぞれ接合され、張り出し梁31,31の内側端部に軒元梁33の両端部が締結部材としてのボルト64,64によりそれぞれ接合され、対向する軒先梁32と前記軒元梁33との間に複数本の垂木34,・・・が架設されて下地フレーム30が形成されている。
そして、下地フレーム30は、張り出し梁31,31の内側端部が建物本体10の2階の建物ユニット1Bの梁としての床梁5に締結部材としてのボルト64,64で接合されて取り付けられるとともに、軒元梁33が、床梁5にジョイント部材としての受け金具6を介して締結部材としてのボルト62,62及びナット63,63で接合されて取り付けられている。
さらに、下地フレーム30の垂木34,・・・の上面に、所要の面剛性を有する野地板7がこの面剛性を下地フレーム30に伝達するのに必要な本数の固定部材としての釘8,・・・で固定されて、バルコニー本体2の床部3が形成されている。
そのうえで、柱4,4の上端部は、床部3の下面に接合された構成である。
こうした構成なので、バルコニー本体2の床部3は、水平荷重を受けたときも、所要の面剛性を有する野地板7が上面に固定された下地フレーム30が、殆ど菱形変形しないため、この水平荷重の大半は建物本体10が負担し、床部3の下面に接合された柱4,4は、この水平荷重を殆ど負担しなくてすむ。
このため、柱4,4を、意匠的外観をよくするために細くすることなどができて設計の自由度を高くすることができる。
そのうえ、各部材間の接合を殆どボルト及びナットなどの締結部材により行うため、溶接を極力使用せず、耐力劣化や歪みが殆ど生じない。
ここで、張り出し梁31,31と軒先梁32及び張り出し梁31,31と軒元梁33は、ともに、張り出し梁31,31が勝つように接合されているので、張り出し梁31,31が建物本体10の梁としての床梁5に接合されているため、水平荷重を受けたときも、所要の面剛性を有する野地板7が上面に固定された下地フレーム30が、さらに殆ど菱形変形しないため、床部3の下面に接合された柱4,4は、この水平荷重をさらに殆ど負担しなくてすむ。
このため、柱4,4を、意匠的外観をよくするためにより細くすることなどができて設計の自由度をより高くすることができる。
また、張り出し梁31,31の外側端部と軒先梁32の両端部には、外側コーナー部固定片31a,32aがそれぞれ設けられており、これらの外側コーナー部固定片31a,32a同士が締結部材としてのボルト35,35及びナット36,36により接合されているので、張り出し梁31,31と軒先梁32との接合を容易に行うことができる。
さらに、張り出し梁31,31及び軒先梁32は溝形鋼であり、張り出し梁31側の外側コーナー部固定片31aは、張り出し梁31の凹部に外縁を接合された板状鋼材であり、軒先梁32側の外側コーナー部固定片32aは、軒先梁32の端部から突出するようにウェブ部に接合された溝形鋼であり、張り出し梁31側の外側コーナー部固定片31aに軒先梁32側の外側コーナー部固定片32aの突出部が締結部材としてのボルト35,35及びナット36,36により接合されている。
このため、外側コーナー部固定片31a,32aの断面二次モーメントが大きくなるので、張り出し梁31と軒先梁32との接合部の接合強度をより大きくすることができる。
また、軒元梁33はL形鋼であり、張り出し梁31,31の内側端部には、その凹部に外縁を接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片31bがそれぞれ設けられ、軒元梁33の両端部には、軒元梁33の端部から突出するように板状に形成された内側コーナー部固定片33aが設けられており、張り出し梁31側の内側コーナー部固定片31bの内側に軒元梁33側の内側コーナー部固定片33aが重なり合うように挿入されており、締結部材としてのボルト64,64により、建物本体10の梁としての床梁5にそれぞれ接合されて、下地フレーム30が建物本体10に取り付けられるとともに、張り出し梁31,31の内側端部と軒元梁33の端部とが接合されている。
このため、下地フレーム30の建物本体10への取付けと、張り出し梁31,31の内側端部と軒元梁33の両端部との接合が同時に行えるため、施工性に優れている。
さらに、柱4,4は、その上端部にそれぞれ形成されたフランジ部4aが、締結部材としてのボルト65,65により、下地フレーム30の外側コーナー部分を形成する張り出し梁31,31と軒先梁32との接合部の下面に接合されているので、バルコニー本体2の床部3の下面と柱4,4のそれぞれの上端部との接合を容易に行うことができる。
このような実施例1の建物は、上記した柱建式バルコニー構造を備えた構成であるので、上記した柱建式バルコニー構造の作用効果を奏する建物を構築することができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、上記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図13は、実施例2の建物としてのユニット建物1の概略構成を示している。
この実施例2の建物としてのユニット建物1では、建物本体10として、1階の建物ユニット1Aと2階の建物ユニット1Bとに、1階の建物ユニット1Cと2階の建物ユニット1Dがさらに組み付けられて成る。
そして、建物本体10の入り隅部から張り出したバルコニー本体2の床部3の下面が1本の柱4で支持された柱建式バルコニー構造を備えている。
この実施例2の柱建式バルコニー構造は、図14に示したように、床部3の下地フレーム30が形成されている。
すなわち、溝形鋼の張り出し梁31の外側端部には、張り出し梁31の凹部に外縁を溶接などにより接合された板状鋼材の外側コーナー部固定片31aが設けられている。
これに対して、溝形鋼の軒先梁32の左側端部には、この左側端部から突出するようにウェブ部に溶接などにより接合された溝形鋼の外側コーナー部固定片32aが設けられている。
そして、図3に示したように、張り出し梁31側の外側コーナー部固定片31aと軒先梁32側の外側コーナー部固定片32aとが、締結部材としてのボルト35,35及びナット36,36により、張り出し梁31と軒先梁32とは、張り出し梁31が勝つように接合されている。
また、張り出し梁31の内側端部にも、張り出し梁31,31の凹部に外縁を溶接などにより接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片31bがそれぞれ設けられている。
これに対して、L形鋼の軒元梁33の左側端部には、この左側端部から突出するように立ち上がり部を延長した内側コーナー部固定片33aが設けられている。
そして、図4に示したように、張り出し梁31側の内側コーナー部固定片31bへ軒元梁33側の内側コーナー部固定片33aが挿入されて重なり合うように、張り出し梁31と軒元梁33とは、張り出し梁31が勝つように仮固定されている。
また、図15に示したように、実施例1において右側の張り出し梁31があった部分には、L形鋼の軒元梁33の右側を略直角に折り曲げられて、軒元梁33Aが形成されている。
また、L形鋼の軒元梁33Aの手前側端部には、この手前側端部から突出するように立ち上がり部を延長した内側コーナー部固定片33aが設けられている。
これに対して、軒先梁32の右側端部には、軒先梁32の凹部に外縁を溶接などにより接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片32bがそれぞれ設けられている。
そして、図16に示したように、軒先梁32側の内側コーナー部固定片32bへ軒元梁33A側の内側コーナー部固定片33aが挿入されて重なり合うように、軒先梁32と軒元梁33Aとは、軒先梁32が勝つように仮固定されている。
さらに、図14に示したように、対向する軒先梁32と軒元梁33との間には、複数本の垂木34,・・・が架設されて下地フレーム30が形成されている。
こうして形成された下地フレーム30は、図17に示したように、2階の建物ユニット1B,1Dの梁としての床梁5,5に取り付けられる。
ここで、下地フレーム30を取り付ける際には、図6に示したように、まず、床梁5に、ジョイント部材としてのL形鋼の受け金具6をビス61,・・・で固定する。
そして、軒元梁33及び軒元梁33Aを、図7に示したように、受け金具6,6に載置し、ボルト62,62及びナット63,63により、それぞれ接合される。
また、張り出し梁31の内側端部の重なり合うように仮固定されていた張り出し梁31側の内側コーナー部固定片31bと軒元梁33側の内側コーナー部固定片33aとは、図8に示したように、床梁5の端部近傍に締結部材としてのボルト64,64で接合される。
ここで、仮固定されていた張り出し梁31,31の内側端部と軒元梁33の左側端部も同時に接合される。
さらに、軒先梁32の右側端部の重なり合うように仮固定されていた軒先梁32側の内側コーナー部固定片32bと軒元梁33A側の内側コーナー部固定片33aについても、図8に示したように、床梁5の端部近傍に締結部材としてのボルト64,64で接合される。
ここで、仮固定されていた軒先梁32の右側端部と軒元梁33Aの手前側端部も同時に接合される。
さらに、基礎100に立設された柱4には、上端部にフランジ部4aがそれぞれ形成されている。
そして、この柱4のフランジ部4aが、図9に示したように、下地フレーム30の外側コーナー部分を形成する張り出し梁31と軒先梁32との接合部の下面に、締結部材としてのボルト65,65により接合されている。
こうして取り付けられた下地フレーム30の垂木34,・・・の上面に、所要の面剛性を有する野地板7が、図18及び図19に示したように、複数本の固定部材としての釘8,・・・により固定されて、床部3が形成されている。
この実施例2でも、野地板7として、厚さ12mmのパーチクルボードが使用されている。勿論、これに限定されず、バルコニー本体2が水平荷重を受けても、下地フレーム30が殆ど菱形変形しない程度の面剛性を有するものであればよい。
また、固定部材としての釘8,・・・の本数も、野地板7の面剛性を下地フレーム30に伝達するのに必要な本数であればよい。
さらに、この固定部材は、釘8,・・・に限定されず、ビスなどで実施してもよい。
また、床部3の側面である張り出し梁31,31と軒先梁32には、図12に示したように、手摺り材21が取り付けられる。
なお、施工性をよくするために、手摺り材21を、張り出し梁31,31と軒先梁32とに先付けしておいて実施してもよい。
さらに、野地板7の表面には、防水性を確保するために、塩化ビニル鋼板37が被覆され、防食性を確保するために、さらにその上からポリスチレンホーム38が被覆されている。
また、さらにその上には、透水性の高床39が設けられており、図示を省略した雨樋に連通している。
さらに、下地フレーム30の下面には、桟材40,・・・を介して軒天井板41が貼設されている。
よって、この実施例2では、バルコニー本体2が、ユニット建物1の入り隅部に設けられている分、実施例1に比して、床部3の下面に接合された柱4は、この水平荷重をさらにより殆ど負担しなくてすむ。
このため、柱4を、意匠的外観をよくするためにさらにより細くすることなどができて設計の自由度をさらにより高くすることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態について実施例1,2をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
上記実施例1,2では、説明を簡単にするために、ユニット建物1を単純な2階建ての構成としたが、これに限定されない。
すなわち、3階以上のユニット建物を構築して実施しても、同様の作用効果が得られる。
また、実施例1,2では、2階の建物ユニット1Bの床梁5に下地フレーム30を取り付けて実施したが、これに限定されず、例えば、1階の建物ユニット1Aの天井梁に取り付けて実施することもできる。
さらに、実施例1,2では、建物をユニット建物1として実施したが、これに限定されず、その他の建物で実施することもできる。
実施例1のユニット建物の概略構成を示す斜視図である。 (a)は実施例1の下地フレームの分解斜視図であり、(b)は同下地フレームの斜視図である。 (a)は張り出し梁と軒先梁との接合部の分解斜視図であり、(b)は張り出し梁と軒先梁との接合部の斜視図である。 (a)は張り出し梁と軒元梁との接合部の分解斜視図であり、(b)は張り出し梁と軒元梁との接合部の斜視図である。 実施例1において、建物本体に下地フレームを取り付ける状態を示す説明図である。 床梁と受け金具との接合状態を説明するための説明図である。 床梁と軒元梁との接合状態を説明するための説明図である。 床梁と張り出し梁との接合状態を説明するための説明図である。 (a)は下地フレームと柱との接合部の分解斜視図であり、(b)は同接合部の斜視図である。 実施例1において、下地フレームに野地板を取り付ける状態を示す説明図である。 実施例1において、下地フレームに野地板を取り付けた状態を示す説明図である。 図1におけるA−A線矢視断面図である。 実施例2のユニット建物の概略構成を示す斜視図である。 (a)は実施例2の下地フレームの分解斜視図であり、(b)は同下地フレームの斜視図である。 実施例2における軒元梁の折り曲げ部を示す斜視図である。 (a)は実施例2の軒先梁と軒元梁との接合部の分解斜視図であり、(b)は同接合部の斜視図である。 実施例2において、建物本体に下地フレームを取り付ける状態を示す説明図である。 実施例2において、下地フレームに野地板を取り付ける状態を示す説明図である。 実施例2において、下地フレームに野地板を取り付けた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ユニット建物(建物)
10 建物本体
2 バルコニー本体
3 床部
30 下地フレーム
31 張り出し梁
32 軒先梁
33 軒元梁
33A 軒元梁
31a 外側コーナー部固定片
32a 外側コーナー部固定片
31b 内側コーナー部固定片
33a 内側コーナー部固定片
34 垂木
4 柱
4a フランジ部
5 床梁(建物本体の梁)
6 受け金具(ジョイント部材)
7 野地板
8 釘(固定部材)
35,62,64,65 ボルト(締結部材)
36,63 ナット(締結部材)
61 ビス(締結部材)

Claims (7)

  1. 建物本体から張り出したバルコニー本体の床部の下面が柱で支持された柱建式バルコニー構造であって、
    張り出し梁の外側端部に軒先梁の端部が締結部材により接合され、前記張り出し梁の内側端部に軒元梁の端部が締結部材により接合され、対向する前記軒先梁と前記軒元梁との間に複数本の垂木が架設されて下地フレームが形成され、当該下地フレームは、前記張り出し梁の内側端部が前記建物本体の梁に締結部材で接合されて取り付けられるとともに、前記軒元梁が、前記建物本体の梁にジョイント部材を介して締結部材で接合されて取り付けられ、前記下地フレームの前記垂木の上面に、所要の面剛性を有する野地板がこの面剛性を前記下地フレームに伝達するのに必要な本数の固定部材で固定されて、前記バルコニー本体の前記床部が形成されており、
    前記柱の上端部は、前記床部の下面に接合されていることを特徴とする柱建式バルコニー構造。
  2. 前記張り出し梁と前記軒先梁及び前記張り出し梁と前記軒元梁は、ともに、前記張り出し梁が勝つように接合されていることを特徴とする請求項1に記載の柱建式バルコニー構造。
  3. 前記張り出し梁の外側端部と前記軒先梁の端部には、外側コーナー部固定片がそれぞれ設けられており、これらの外側コーナー部固定片同士が締結部材により接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱建式バルコニー構造。
  4. 前記張り出し梁及び前記軒先梁は溝形鋼であり、前記張り出し梁側の外側コーナー部固定片は、当該張り出し梁の凹部に外縁を接合された板状鋼材であり、前記軒先梁側の外側コーナー部固定片は、当該軒先梁の端部から突出するようにウェブ部に接合された溝形鋼であり、前記張り出し梁側の外側コーナー部固定片に前記軒先梁側の外側コーナー部固定片の突出部が締結部材により接合されていることを特徴とする請求項3に記載の柱建式バルコニー構造。
  5. 前記張り出し梁は溝形鋼であり、前記軒元梁はL形鋼であり、前記張り出し梁の内側端部には、その凹部に外縁を接合された板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられ、前記軒元梁の端部には、当該軒元梁の端部から突出するように板状鋼材の内側コーナー部固定片が設けられており、前記張り出し梁側の内側コーナー部固定片の内側に前記軒元梁側の内側コーナー部固定片が重なり合うように挿入されており、締結部材により、前記建物本体の梁に接合されて、前記下地フレームが前記建物本体に取り付けられるとともに、前記張り出し梁の内側端部と前記軒元梁の端部とが接合されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の柱建式バルコニー構造。
  6. 前記柱は、その上端部に形成されたフランジ部が、締結部材により、前記下地フレームの外側コーナー部分を形成する前記張り出し梁と前記軒先梁との接合部の下面に接合されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の柱建式バルコニー構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の柱建式バルコニー構造を備えていることを特徴とする建物。
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