JPS602462B2 - プレキヤストコンクリ−ト耐震壁の組立架構法 - Google Patents

プレキヤストコンクリ−ト耐震壁の組立架構法

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JPS602462B2
JPS602462B2 JP5362876A JP5362876A JPS602462B2 JP S602462 B2 JPS602462 B2 JP S602462B2 JP 5362876 A JP5362876 A JP 5362876A JP 5362876 A JP5362876 A JP 5362876A JP S602462 B2 JPS602462 B2 JP S602462B2
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JP
Japan
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wall
precast concrete
column
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concrete shear
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昭太郎 志村
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は多層階建築物のプレキャストコンクリート耐
震壁体(以下PCパネルという)の組立架横法に関する
もので、例えば市街地における下層階を店舗とし、上層
階を住宅とする建造物で間口がラーメン構造で、桁方向
を壁体構造とした場合のRC構造プレキャストコンクリ
ートプレハフのような場合に採用できるものである。
市街地等のように狭い敷地で、特に間口が小さく、両側
隣地の敷地一ぱし、に建築する平面設計においては、桁
方向PCパネルを一定の大きさにブロック化し、これを
敷地の内側より隣地一ばし、に組立てる架横法に適用さ
れる。換言すればスパン方向をラーメン構造とし、桁方
向を壁構造とするプレキャストコンクリートプレハブに
おいて、建物の構造柱と、垂直に積み重ねた方形のプレ
キャストコンクリート壁部材とを一体的に組立てる多層
階建築物の桁方向PCパネルの組立架横法を提供するも
のである。即ち敷地の狭い場合に隣地一ぱし、に内側よ
り組立てる桁方向PCパネルは一定の大きさで、かつ重
量的にも軽量化を図り、剛性の大きい形状でなければな
らない。
従ってブ。ック化した部材を粗立てることになるが、こ
の発明の架機法におけるPCパネルの外形寸法は、桁方
向柱間内法の長さを基準とし、PCパネルの高さを階高
の高さの基準としたサイズを基本型とするけれども、二
階層の高さを一PCパネルの高さとする場合もあり得る
。またPCパネルは四辺額状枠部とする事でPCパネル
の壁厚を薄くしても、PCパネルの剛性は高く、かつ組
立時に種々の利点がある。例えば重量的にも30%〜5
0%軽量化を図ることができると同時に、組立時の接合
面を幅広く面接触させることになり、ピーシー鋼棒で締
付ける事が容易となる。多層建造物に水平荷重が掛った
場合に、水平荷重に対する各階層の敷断応力Kw,〜K
叫(第1図参照)を分担した耐震壁は、計算の仮定とし
て片持梁として計算し、鉛直荷重応力を差引し、た反力
RAが耐震壁を構成するPCパネルと基礎との接点で浮
き上る事が無い様に設計しなければならない。即ち浮き
上り応力RAが大きい場合、或いは耐震壁の剛性を高め
る目的でPCパネルの垂直方向外側にピーシー鋼棒を配
置し、プレストレス力を導入して基礎体とPCパネルと
を一体化する。
尤も反力RAが比較的小さい場合には一般鋼材によって
設計する事も可能である。尚柱部材とPCパネルとが一
体的にならなければ、建物を一つの構造体として設計す
ることはできない。従って柱部材とPCパネルとを一体
化するには、例えばピーシー鋼棒によって縦付け、或い
は壁部村の接合部に金物を埋設しておいてボルト又は溶
接等で固着し、又はPCパネルから突出したアンカー鉄
筋を柱部材内に突入させ、コンクリート打設により一体
化するなどの手段によるのである。次にこの発明を実施
例について説明する。
第2図は周辺に額状枠部1,1を有する正方形のPCパ
ネルA,,んを垂直方向に積み重ね、上下PCパネルの
隣接横額状枠部la,la間に均しモルタル2を介袋す
ると共に、前記額状枠部la,laにピーシー鋼棒3,
3を貫通し、これを縦付けて該部へストレスを導入する
。次にPCパネルの左右の縦額状枠部lb,lbにボル
ト4を貫通してプレキャスト柱部材&,B2に埋設した
アンカー金物5の一端と螺合してプレキャスト柱部材B
,,B2とPCパネルA,,んとを一体的に固着する。
次に前記PCパネルA,,A2の左右側部に縦方向へ共
通のピーシー鋼棒6を貫通し、その下端を基礎体C内へ
埋設固着し(又は基礎体C内のアンカーと接続し)、前
記ピーシー鋼榛6の上端を締めつけて基礎体とPCパネ
ルとへストレス力を導入し、全体を一体化する。これに
よりプレキヤストコンクリート耐震壁が得られる。前記
第2図の構造物を組立てる際に使用する柱部村はブレキ
ャストコンクリ−ト柱部材としたが、現場打設により構
築する柱部材であってもほ)、同様の架横法によるもの
である。即ち現場打設コンクリートにより柱部材を構築
する場合には、PCパネルの左右縦額状部外側へ柱部村
用のアンカー金物を取付けておき、柱部材構葵予定部へ
前記アンカー金物を挿入してPCパネルを組み立て、然
る後柱部へコンクリートを打設すればよいことになる。
前記において、縦方向のプレストレス力の導入は柱部材
のコンクリート硬化後が有効な場合と、硬化前が有効な
場合とあるが、構造物の特性に応じ有効な架横法を選定
する。次に第6図の構造物を架機するには、PCパネル
の縦額状枠部lb,lbに埋設した固着金物7,7の突
部7a,7aによってプレキャスト柱部材Bを挟み、前
記突部7a,7aおよび柱部材Bにボルト8を貫通して
綿付固着する架機方法を用いるもので、図中9,9は固
着金物7,7のアンカー鉄筋である。また第7図の構造
物の架横は、架設鉄骨柱材1川こPCパネルの縦額状枠
部に固着した固着金物11を溶接又はボルト締め、或い
は鋲止めなどの手段によって固着し、然る後にコンクリ
ート12を打設する方法であり、図中13は固着金物1
1のアンカー鉄筋である。尚PCパネルの左右縦額状枠
部にストレス力を導入するに際してはPCパネルに貫通
するピーシー鋼棒へ導入するストレス力を調整すること
により、下階層と上階層とに導入するストレス力の値を
変えることができる。即ちこの発明によれば、四辺額状
枠付のPCパネルを用い、組立てに額状枠部を利用して
架横したので、PCパネル相互間のストレス力の導入お
よび柱部材との連結に際し、作業を容易にするのみなら
ず、全体の剛性を増加し、建造物の一体化を確実にする
と共に必要な場所へ必要なストレス力を導入し得るなど
著しい効果がある。
尚柱部材とPCパネルとの固着にアンカー金物とボルト
を使用するものにあっては、PCパネルの外壁に余分の
突起物がないので、組立て作業に際し、接触事故のおそ
れを少なくし、架設鉄骨柱材と固着金物との熔接又はボ
ルト固着による横法にあっては固着部がほゞ柱部材内へ
埋設され、発錆その他の保守上の問題点を解決すると共
に、金属を介しての結合によるので、強度上の信頼度が
大きい効果がある。
またPCパネルに固着金物を突設し、これに柱部材貫通
ボルトを挿通して固着した横法にあっては溶接などの特
殊技術を不用にすると共に、柱部材にパネル固着用の突
起物がないので、作業上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明により構築した構造物の原理図、第2
図は同じく一部を断面した拡大斜視図、第3図は同じく
横断平面図、第4図は同じく柱部材とPCパネルとの接
続状態を示す一部断面図、第5図はPCパネルの横額状
枠部の接続状態を示す一部断面図、第6図は同じく固着
金物とボルトとを使用した柱部村とPCパネルとの接続
状態を示す断面図、第7図は同じく架設鉄骨柱材とPC
パネルの固着金物とを固着する実施例の断面図である。 1・・…・額状枠部、2・…・・均しモルタル、3・・
…・ピーシー鋼榛、4・・・・・・ボルト、5・・・・
・・アンカー金物、6・・・・・・ピーシー鋼棒、7・
・・・・・固着金物、8・・・.・・ボルト、9・・・
・・・アンカー鉄筋、10・・・・・・架設鉄骨柱材、
11・・・・・・固着金物、12・…・・コンクリート
、13・…・・アンカー鉄筋、ん,ん・・・・・・PC
パネル、B,B,?&…・・・柱部材、C・・・・・・
基礎部材。第1図第3図 第4図 第2図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 四辺に額状枠部を保有する方形のプレキヤストコン
    クリート壁部材を順次垂直方向に積み重ね、該重ねた壁
    部材の隣接横額状枠部相互をその接着面にプレストレス
    カを導入して組立てる工程と、前記壁部材の左右縦額状
    枠部を夫々複数の壁部材に対応し得る長さの並設柱部材
    に固着する工程と、前記積み重ねた壁部材の複数個と基
    礎体とにプレストレスカを導入して一体化させる工程と
    を結合することを特徴としたプレキヤストコンクリート
    耐震壁の組立架構法。 2 復数個の積み上げた壁部材に下端を基礎体に埋設し
    た共通のピーシー鋼材を貫通して締付することにより、
    前記積み重ねた壁部材の複数個と前記基礎体とにプレス
    トレスカを導入することを特徴とした特許請求の範囲第
    1項記載のプレキヤストコンクリート耐震壁の組立架構
    法。 3 壁部材の左右の縦額状部に埋設してある固着金物を
    架設鉄骨柱材に固着し、然る後前記柱部分に現場コンク
    リートを打設することにより壁部材と柱部材とを一体化
    することを特徴とした特許請求の範囲第1項記載のプレ
    キヤストコンクリート耐震壁の組立架構法。 4 左右の縦額状枠部を貫通するボルトを柱部材に埋設
    したアンカー金物に螺合締付して壁部材と柱部材とを一
    体化させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のプレキヤストコンクリート耐震壁の組立架構法。 5 左右の縦額状枠部に埋設した固着金物と、柱部材と
    を、柱部材を貫通するボルトによって締付固着すること
    を特徴とした特許請求の範囲第1項記載のプレキヤスト
    コンクリート耐震壁の組立架構法。
JP5362876A 1976-05-11 1976-05-11 プレキヤストコンクリ−ト耐震壁の組立架構法 Expired JPS602462B2 (ja)

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JPH0232219Y2 (ja) * 1986-04-11 1990-08-31

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