JP5870455B2 - プレキャストコンクリート壁及び柱と梁との接合構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート壁及び柱と梁との接合構造 Download PDF

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Description

本発明は、プレキャストコンクリート壁及び柱と梁との接合構造に関するものである。
近年、鉄筋コンクリート造の建築物においては、柱、梁、壁等の部材を予め工場等で製品化したプレキャストコンクリート部材を用いることが多い。これにより、建築現場で配筋しコンクリートを打設する作業等が削減されるため、施工期間が短縮することが可能となる。
このようなプレキャストコンクリート部材を用いたものとして、壁の厚さ分離間して配設され表裏一対の壁版と、該一対の壁版を連結する連結部材と、壁版の上部にその一部が埋設されスターラップ筋及び梁主筋で構成される梁部材とを備える壁用中空プレキャストコンクリート部材が提案されている(下記特許文献1参照)。
上記の壁用中空プレキャストコンクリート部材によれば、壁と梁とが一体的にプレキャストコンクリートで構成されているため、建築現場での施工期間を短縮することが可能となる。
特開平8−144402号公報
ここで、デザイン計画上の理由等により、壁の外面が梁の外面よりも壁厚方向内側に位置をずらして配される場合がある。この場合、上記の特許文献1に記載の壁用中空プレキャストコンクリート部材は壁から梁にわたって壁版が同一平面とされているため、該壁用中空プレキャストコンクリート部材では対応することができない。
また、建築物の外周側に配される梁を建築現場にて施工する際には、梁に打設するコンクリートの型枠を設置する場所を確保することが困難であり、また型枠を設置できた場合でもコンクリートが固化するまで梁の転落を防止するための支持部材を設置する場所の確保も困難であり、作業性が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、梁の施工中に該梁を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁をプレキャストコンクリート壁の直上に設けることができるプレキャストコンクリート壁及び柱と梁との接合構造を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るプレキャストコンクリート壁は、梁を支持する上枠部を有するプレキャストコンクリート壁であって、前記上枠部は、前記プレキャストコンクリート壁の厚さ方向の厚みが前記梁の該厚さ方向の厚みよりも大きく、且つ該上枠部の上に前記梁を設置した状態で該上枠部の外表面が該梁の外表面よりも前記厚さ方向外側に位置するように構成されていることを特徴とする。
このようなプレキャストコンクリート壁では、梁を支持する上枠部はその外表面が、梁の外表面よりもプレキャストコンクリート壁の厚さ方向外側に配されているため、梁を施工する際には該梁の荷重を上枠部により支持することができる。よって、梁の施工中に該梁を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁をプレキャストコンクリート壁の直上に設けることができる。
また、本発明にプレキャストコンクリート壁は、前記プレキャストコンクリート壁は、前記上枠部と対向する下枠部と、該下枠部と前記上枠部とを連結する連結部とを有し、該連結部は、前記上枠部を介して前記梁の直下に設けられていることが好ましい。
このようなプレキャストコンクリート壁では、梁の施工中には、該梁の内部に打設されるコンクリートの荷重を連結部が支持することができる。よって、梁の施工中に該梁を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁をプレキャストコンクリート壁の直上に設けることができる。
また、本発明に係るプレキャストコンクリート壁は、前記プレキャストコンクリート壁には、前記厚さ方向に貫通する開口部が設けられていてもよい。
このようなプレキャストコンクリート壁では、プレキャストコンクリート壁に開口部がある場合でも、上枠部及び連結部によりプレキャストコンクリート壁としての剛性を確保することができる。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造は、上記のいずれか一項に記載のプレキャストコンクリート壁と、床から立設された一対の柱と、前記一対の柱間にわたって配され一部がプレキャストコンクリートで構成された前記梁とを備えた柱と梁との接合構造であって、前記一対の柱は、前記プレキャストコンクリート壁の幅方向端部を支持する支持部を有し、前記プレキャストコンクリート壁は、該支持部に支持される被支持部を有することを特徴とする。
このような柱と梁との接合構造では、支持部が被支持部を支持することにより、梁の荷重を柱にて確実に支持することができる。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造は、前記支持部は、前記プレキャストコンクリート壁と対向する面に形成された凹部であり、前記被支持部は、前記柱と対向する面に形成された凸部であってもよい。
このような柱と梁との接合構造では、凹部と凸部とが組み合わさるだけの簡易な構造で一体化されることにより、柱は梁を確実に支持することができる。
また、本発明に係る柱と梁との接合構造は、前記プレキャストコンクリート壁と前記柱との間には第一間隙が形成され、前記プレキャストコンクリート壁と前記床との間に第二間隙が形成されていてもよい。
このような柱と梁との接合構造では、建築現場において梁にコンクリートが打設されることにより梁とプレキャストコンクリート壁とは一体化されるため、該梁がプレキャストコンクリート壁の荷重を負担することができるとともに、梁を介して柱がプレキャストコンクリート壁の荷重を負担することができる。
さらに、プレキャストコンクリート壁と柱及びプレキャストコンクリート壁と床との間にはそれぞれ第一間隙及び第二間隙が設けられているため、例えば地震時にはプレキャストコンクリート壁は柱及び床と分離されて、水平変形及び鉛直変形に追従することができる。
本発明に係るプレキャストコンクリート壁及び柱と梁との接合構造によれば、梁を支持する上枠部はその外面が、梁の外面よりも厚さ方向外側に配されているため、梁を施工する際には該梁の荷重を支持することができる。よって、梁の施工中に該梁を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁をプレキャストコンクリート壁の直上に設けることができる。
本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を備える建築物の柱及び梁周辺を分解した状態を、該建築物の外部から見た図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を備える建築物の柱及び梁周辺を分解した状態を、該建築物の内部から見た図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造を備える建築物の柱及び梁周辺の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造において、柱及びプレキャストコンクリート壁部分の上面図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁との接合構造において、柱及びプレキャストコンクリート壁部分の概略正面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る柱と梁との接合構造を備える建築物の柱及び梁周辺を分解した状態を、該建築物の外部から見た拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る柱と梁との接合構造において、柱及びプレキャストコンクリート壁部分の上面図である。
本発明の一実施形態に係る柱10と梁50との接合構造1(以下、単に「接合構造1」と称する。)について、図面を用いて説明する。
図1は、鉄筋コンクリート造の建築物2における柱10及び梁50周辺の部材を分解した状態を、該建築物2の外部から見た図であり、図2は建築物2の内部から見た図である。
ここで、建築物2の外部側を単に「外部側」と、建築物2の室内側と単に「室内側」と称し、梁50の延在方向を単に「延在方向」と称する。
図1及び図2に示すように、柱10と梁50とを接合する接合構造1は、床Fから立設された一対の柱10,10と、該一対の柱10,10間にわたって設けられた壁(プレキャストコンクリート壁)30と、該一対の柱10,10間にわたって配される梁50とを備えている。
柱10は、プレキャストコンクリート部材として構成され、鉛直方向に向かって複数配設された柱主筋11と、該複数の柱主筋11及び帯筋(不図示)を覆うように充填されコンクリートで形成された柱コンクリート部12とを有している。また、複数の柱主筋11は、柱コンクリート部12の上端12aよりも上方に突出している。
この柱コンクリート部12における壁30と対向する面には、壁30の幅方向(延在方向)の端部を支持する凹部19(支持部)が形成されている。
凹部19は、柱10の柱コンクリート部12の上端12aから下方に向かうとともに、柱コンクリート部12の室内側の端部12bから外部側に向かって切り欠かれ、側面視略矩形状に形成されている。
この柱10の上部には、外部側から室内側に向かう方向に向かって大梁20が設けられている。
大梁20は、プレキャストコンクリート部材として構成され、外部側から室内側に向かって延在する複数の鉄筋で形成される第一筋21と、延在方向に沿って配設された複数の鉄筋で形成される第二筋22と、該第一筋21、第二筋22及び肋筋(不図示)を覆うようにコンクリートで形成された大梁コンクリート部23とを有している。
この大梁コンクリート部23の側面には第二筋22が突出して設けられ、該大梁コンクリート部23には上下方向に向かって孔部24が複数穿設されている。
この孔部24に、柱10の柱主筋11の柱コンクリート部12よりも上方に突出した部分が挿通されて、該孔部24に充填剤(不図示)が充填されることで柱10と大梁20とは接合される。
次に、壁30は、プレキャストコンクリート部材として構成され、梁50を支持する上枠部33と、該上枠部33と対向する下枠部34と、該上枠部33及び下枠部34を連結する複数の縦枠部35及び連結部36とを有している。これら上枠部33、下枠部34、縦枠部35及び連結部36は、その表面がコンクリートで形成された壁コンクリート部32で構成されている。
上枠部33では、その上面から複数の縦筋31が壁コンクリート部32よりも上方に突出している。
これら上枠部33、下枠部34及び一対の縦枠部35で囲まれた部分は、壁30の厚さ方向に貫通する開口部37とされている。本実施形態では、延在方向に離間して2の開口部37が形成されている。
図3に示すように、上枠部33及び下枠部34の壁の厚さ方向の厚みは縦枠部35の厚みよりも大きい。また、上枠部33の外表面33X及び下枠部34の外表面34Xは、梁50の外表面50Xよりも外部側(厚さ方向外側)に位置している。
また、図1及び図2に示すように、上枠部33における柱10と対向する面には、柱10の凹部19に支持される凸部39(被支持部)が形成されている。
図4に示すように、凸部39は、柱10の凹部19に対応した形状とされ、上枠部33の室内側から外部側に向かうとともに、上枠部33の延在方向内側から外側に向かって突出するように形成されている。
また、図3に示すように、縦枠部35は、上枠部33及び下枠部34のそれぞれ室内側を連結している。この上枠部33及び下枠部34の外部側は、縦枠部35よりも外部側に延出した延出部38a,38bとされている。
連結部36は、上枠部33の延出部38aと下枠部34の延出部38bを上下方向に連結している。また、連結部36は、上枠部33を介在させて梁50の直下に設けられるこれにより、上枠部33を介して梁50の荷重を受けて、該梁50を支持することが可能とされている。
また、図5に示すように、複数の縦枠部35のうち柱10と対向して配された縦枠部35と柱10との間には第一間隙41が形成され、下枠部34と床Fとの間には第二間隙42が形成されている。
次に、図1及び図2に示すように、梁50は、延在方向に沿って配設された複数の梁主筋51と、該複数の梁主筋51の外周を覆うように断面視矩形状に配された梁肋筋52と、該梁主筋51及び梁肋筋52の外部側に配設されコンクリートで形成された外面材53とを有している。これら梁主筋51、梁肋筋52及び外面材53は、一体としてプレキャストコンクリート部材として構成されている。
ここで、外面材53の幅方向の長さは梁主筋51の幅方向の長さよりも長く、正面視して梁主筋51の延在方向の端部よりも外面材53の延在方向の端部が両側に突出して形成されている。
また、梁複数の梁主筋51の延在方向の両端部には、接合部材55が予め挿通されている。この接合部材55は管状部材であって、梁主筋51に対して延在方向に移動可能に挿通されており、後に梁主筋51と大梁20の第二筋22とを連結する際に用いるものである。
図1及び図2に示すように、梁50は、さらに、建築現場にて梁主筋51、梁肋筋52、該梁主筋51と梁肋筋52との間に配設された壁30の縦筋31及び大梁20の第二筋22を覆うようにコンクリートが充填された現場コンクリート部55(図3参照)を有している。この現場コンクリート部55により、梁50と壁30及び梁50と大梁20とは一体とされ接合される。
次に、上記のように構成された柱10と梁50との接合構造1の施工手順について説明する。
まず、床F上に一対の柱10,10を立設し、柱10に形成された凹部19に、壁30の上枠部33に形成された凸部39を係合させて、一対の柱10,10間に壁30を配設する。この際、壁30の下枠部34と床との間に形成された第二間隙42に、該壁30の荷重を支持するための仮設部材43(図5参照)を設ける。
次に、柱10の柱主筋11を大梁20に穿設された孔部24に挿通して、該大梁20を柱10の上部に設け、孔部24に充填剤を充填して柱10と大梁20とを接合する。
次に、梁50の外面材53を壁30の上枠部33の上に配するようにして、梁50を壁30の上に設ける。このとき、壁30の縦筋31が梁50の複数の梁主筋51間及び複数の梁肋筋52間に挿入配置される。
また、梁50の複数の梁主筋51と大梁20の第二筋22とが対向配置され、梁主筋51の端部に設けられている接合部材55を第二筋22側に移動させる。これにより、該接合部材55の内部に梁主筋51と第二筋22とが対向配置される。そして、例えば接合部材55の両端部をナット(不図示)で締結したり、該接合部材55の内部にグラウト材(不図示)を注入することにより、接合部材55を介して梁主筋51と第二筋22とを接合する。
次に、梁50の室内側には図示しない型枠を設け、梁主筋51及び梁肋筋52を覆うようにしてコンクリートを打設して現場コンクリート部55を形成し、梁50と壁30及び梁50と大梁20とを接合する。その後、コンクリートが硬化した後に、壁30の下枠部34の下方に設けられた仮設部材43を取り除く。
このように構成された壁30及び接合構造1では、梁50を支持する上枠部33の外表面33Xは、梁50の外表面50Xよりも外部側に突出しているため、建築現場にて梁50を施工する際には該梁50の荷重を上枠部33により支持することができる。よって、梁50の施工中に該梁50を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁50を壁30の直上に設けることができる。
さらに、梁50の施工中に、梁50の梁主筋51及び梁肋筋52を覆うように打設されるコンクリートの荷重を連結部36が支持することができる。さらに、壁30の上枠部33に形成された凸部39と柱10に形成された凹部19とが係合する簡易な構成で壁30と柱10とが一体化されることにより、梁50に打設されるコンクリートの荷重を柱10が確実に支持することができる。よって、梁50の施工中に該梁50を支持する支持部材を別途設けることなく該梁50を壁30の直上に設けることができるため、支持部材の削減によるコストダウン及び工期の短縮を図ることができる。
特に、建築物2の外周側に配される壁30の上に梁50を設ける場合には、梁50を支持する支持部材を設ける場所を確保することが困難であるため、本実施形態をとることにより施工中の安全性の向上を図ることができる。
また、建築現場にて梁50の梁主筋51及び梁肋筋52を覆うようにコンクリートを打設する際には、上枠部33の上面が打設するコンクリートの底枠の役割を担う。よって、別途底枠を設ける必要がないため部材の省略することができるとともに、施工工数の低減が可能となる。
また、梁50にコンクリートが打設されることにより梁50と壁30とは一体化されるため、該梁50が壁30の荷重を負担することができるとともに、梁50を介して柱10が壁30の荷重を負担することができる。
また、施工後下枠部34の下に設けられていた仮設部材43と取り除くと、壁30と床Fとの間に第二間隙42が形成されるとともに、壁30と柱10との間には第一間隙41が形成されるため、例えば地震時には壁30は柱10及び床Fと分離されて、水平変形及び鉛直変形に追従することができる。
また、上枠部33を縦枠部35よりも壁30厚方向の厚さを大きくすることにより、壁30の面外剛性を向上させることができる。さらに、連結部36によっても、壁30の面外剛性を向上させることができる。
また、壁30に開口部37がある場合でも、上枠部33及び連結部36により壁30としての剛性を確保することができる。
また、連結部36は縦枠部35よりも外部側に設けられているため、連結部36により建築物2の外観デザイン性を向上させることができる。
(変形例)
上記に示した実施形態の変形例として、図6及び図7に示すように、壁130の上枠部133が縦枠部35よりも延在方向外側に突出することにより凸部139が形成されるとしてもよい。
すなわち、壁130の上枠部133が縦枠部35よりも延在方向に外側に突出し、この突出した部分が凸部139を構成している。柱110の凹部119は、該凸部139を支持している。
このように構成された壁130及び接合構造101では、壁130の上枠部133を縦枠部35よりも延在方向外側に突出させるだけで凸部139を形成することができるため、該凸部139の製造が簡易でありながら、梁50に打設されるコンクリートの荷重を柱110が確実に支持することができる。よって、梁50の施工中に該梁50を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁50を壁130の直上に設けることができる。
なお、上述した実施の形態において示した組立手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、連結部36の縦枠部35を室内側に設けてもよく、この場合には凹凸の少ないシンプルな外観とすることができる。
また、連結部36を設けない構成とした場合でも、上枠部33が梁50の荷重を支持することができるため、梁50の施工中に該梁50を支持する支持部材を別途設けることなく、該梁50を壁30の直上に設けることができる。
また、壁30と柱10との間には第一間隙41が形成されず、壁30と床Fとの間に第二間隙42が形成されていなくてもよい。
1…柱と梁との接合構造
10…柱
19…凹部(支持部)
30…壁(プレキャストコンクリート壁)
33…上枠部
34…下枠部
36…連結部
37…開口部
39…凸部(被支持部)
41…第一間隙
42…第二間隙
50…梁
F…床

Claims (6)

  1. 梁を支持する上枠部を有するプレキャストコンクリート壁であって、
    前記上枠部は、前記プレキャストコンクリート壁の厚さ方向の厚みが前記梁の該厚さ方向の厚みよりも大きく、且つ該上枠部の上に前記梁を設置した状態で該上枠部の外表面が該梁の外表面よりも前記厚さ方向外側に位置するように構成されていることを特徴とするプレキャストコンクリート壁。
  2. 請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁において、
    前記プレキャストコンクリート壁は、前記上枠部と対向する下枠部と、該下枠部と前記上枠部とを連結する連結部とを有し、
    該連結部は、前記上枠部を介して前記梁の直下に設けられていることを特徴とするプレキャストコンクリート壁。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプレキャストコンクリート壁において、
    前記プレキャストコンクリート壁には、前記厚さ方向に貫通する開口部が設けられていることを特徴とするプレキャストコンクリート壁。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプレキャストコンクリート壁と、
    床から立設された一対の柱と、
    前記一対の柱間にわたって配され一部がプレキャストコンクリートで構成された前記梁とを備えた柱と梁との接合構造であって、
    前記一対の柱は、前記プレキャストコンクリート壁の幅方向端部を支持する支持部を有し、
    前記プレキャストコンクリート壁は、該支持部に支持される被支持部を有することを特徴とする柱と梁との接合構造。
  5. 請求項4に記載の柱と梁との接合構造において、
    前記支持部は、前記プレキャストコンクリート壁と対向する面に形成された凹部であり、
    前記被支持部は、前記柱と対向する面に形成された凸部であることを特徴とする柱と梁との接合構造。
  6. 請求項4または請求項5に記載の柱と梁との接合構造において、
    前記プレキャストコンクリート壁と前記柱との間には第一間隙が形成され、前記プレキャストコンクリート壁と前記床との間に第二間隙が形成されていることを特徴とする柱と梁との接合構造。
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