JPH0416653A

JPH0416653A - プレキャスト鉄筋コンクリート構造体

Info

Publication number: JPH0416653A
Application number: JP12240590A
Authority: JP
Inventors: Yasumasa Miyauchi; 靖昌宮内; Yoshifumi Takahei; 高幣　喜文; Shunsuke Sugano; 菅野　俊介; Tomohiro Teramura; 寺村　知大; Takashi Iwashimizu; 隆岩清水
Original assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Current assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date: 1990-05-11
Filing date: 1990-05-11
Publication date: 1992-01-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、予め工場などにおいて生産するＲＣ製ＰＣａ
柱材やＲＣ！１ＪＰｃａ梁材といった、コンクリート中
に鉄筋を埋設したプレキャスト鉄筋コンクリート構造体
に関する。

〈従来の技術〉上述のようなプレキャスト鉄筋コンクリート構造体とし
ては、例えば、ＲＣｇ　Ｐ　Ｃａ梁材について説明する
と、従来、第８図の縦断側面図、および、第９図の平面
断面図に示すように、コンクリート０１中に鉄筋０２を
埋設するとともに、その鉄筋０２の先端を所定長さだけ
外部に突出して構成されている。

そして、このようなＲＣ製ＰＣａ梁材ａを柱すに接合す
る場合に、突出鉄筋部分０２ａを定着のために曲げ上げ
た状態でＲＣ製ＰＣａ梁材ａの端部を柱す、ｈに載置し
、ＲＣ製ＰＣａ梁材ａ、ａの端面と柱すの上端面との間
に形成される空間内に、社主筋０３やフープ筋０４を配
筋するとともにＲＣ９！ＰＣａ梁材ａ、ａの上方に梁上
端筋０５を配筋し、そこにコンクリートを打設し、打設
コンクリートに突出鉄筋部分０２ａを定着してＲＣ製Ｐ
Ｃａ梁材ａを柱すに接合している。

また、プレキャスト鉄筋コンクリート構造体としてＲＣ
製ＰＣａ柱材を用い、それらのＲＣ製ＰＣａ柱材どうし
を接合する場合も同様の構成によっている。

〈発明が解決しようとする課題〉しかしながら、上述のような接合構成による場合、定着
のために、突出鉄筋部分０２ａの曲げ上げとか柱主筋０
３やフープ筋０４の配筋とか、また、コンクリートの現
場打ちが必要で、接合作業に手間を要して工期が増大す
る欠点があった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、現場での接合作業を容易に行うとともに、構築した
構造体に安定した耐震性能を発揮させる上で有用なプレ
キャスト鉄筋コンクリート構造体を提供できるようにす
ることを目的とする。

＜ｉｎを解決するための手段〉本発明は、上述のような目的を達成するために、請求項
第（１）項の発明として、コンクリート中に鉄筋を埋設
したプレキャスト鉄筋コンクリート構造体であって、他
部材との接合部相当箇所において、先端側が外方に突出
する状態で接合用鉄骨をコンクリート中に埋設して構成
する。

また、請求項第（２）項の発明として、前述した請求項
第（１）項の発明に係るプレキャスト鉄筋コンクリート
構造体の接合用鉄骨に、連結プレートに取り付けるボル
トを挿通ずる穴を形成するとともに、その穴を、接合用
鉄骨の長手方向に廷びる長穴Ｇコ形成する。

〈作用〉請求項第（１）項の発明に係るプレキャスト鉄筋コンク
リート構造体の構成によれば、粱または柱あるいはそれ
らの両方に適用し、梁と柱、または、柱どうしを接合す
るときに、再接合用鉄骨にわたって連結プレートをあて
がい、ボルトとナツトとにより締め−Ｆげることによっ
て接合することができる。

また、請求項第（２）項の発明に係るプレキャスト鉄筋
コンクリート構造体の構成によれば、接合用鉄骨に予め
形成された穴を通じて接合作業を行うことができる。

そのうえ、接合用鉄骨側の穴と連結プレートの穴との位
置ズレを長穴によって吸収することができる。

〈実施例〉次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は接合部の一部切欠側面図であり、この図におい
て、１は、プレキャスト鉄筋コンクリート構造体として
のＲＣＩＩＪＰＣａ梁材を示し、第２図の側面図に示す
ように、コンクリート２中に鉄筋３が埋設されるととも
に、その長手方向の端部が定着板４を介してナツト５に
より固定され、かつ、コンクリート２中に接合用鉄骨と
しての１１型綱６が埋設されるとともに、Ｈ型鋼６の長
手方向端部側を定着板４から外方に突出して構成されて
いる。

また、７は、プレキャスト鉄筋コンクリート構造体とし
てのＲＣ製ＰＣａ柱材を示し、第３図の側面図に示すよ
うに、コンクリート８中に鉄筋９が埋設され、その長手
方向途中箇所で、かつ、ＲＣＩＪＰＣａ粱材ｌと接合す
るに相当する箇所において、コンクリート８中に接合用
鉄骨としてのＨ型鋼１０が１！！！設されるとともに、
ト１型鋼ＩＯの長手力＋ｎ＋両端それぞれをコンクリー
ト８の側面から外方に突出して構成されている。このＲ
Ｃ製ＰＣａ柱材７においても、前述したＲＣ製Ｐ　Ｃａ
梁材ｌと同様に、鉄筋９の長手方向の端部が定着板４を
介してナツト５により固定されている。

ＲＣ製ＰＣａ梁材１およびＲＣ製ｒ’ｃａ柱材７それぞ
れのＩＩ型＠６．１０それぞれのフランジ６ａ、ＩＯａ
とウェブ６ｂ、ｌＱｂそれぞれには、１」型鋼６．１０
それぞれの長手方向に延びた長穴１１・・・が形成され
ている。

以上の構成により、ＲＣ製Ｐ　Ｃａ柱材７にＲＣ製ＰＣ
ａ粱材１，１それぞれを接合するときに、トＩ型綱６．
１０の長手方向端面を突き合わせる状態に配置し、両フ
ランジ６ａ、１０ａならびに両ウェブ６　ｂ、　　Ｉ　
Ｏｂ！こわたら廿て、それらを両側から挾むように連結
プレート１２をあてがい、長穴１１・・・を通じてボル
ト１３・・・を挿通ずるとともにす７）１４・・・を取
り付け、ボルト１３・・・を締め上げることによってＨ
型１ｉｉ１６．１０を互いに連結する。

ＲＣＭＰＣａ梁材ｌおよびＲＣ製ＰＣａ柱材７それぞれ
は、例えば、約８ｍの長さに形成され、その長手方向両
端それぞれに約１．５ｍの長さでＨ型鋼６．１０が埋設
される。ＲＣ製ＰＣａ柱材７の途中箇所の１１型ｔＡｌ
Ｏは柱を貫通する状態で埋設される。

そして、ＲＣＣ積構造体構築するときに、第４図の概略
側面図に示すように、粱Ａを上述ＲＣ製ＰＣ−ａ梁材で
、そして、柱ＢをＲＣ！！Ｐ　Ｃａ柱材で構成すること
により、梁Ａと柱Ｂとの接合箇所Ｃのいずれをも降伏ヒ
ンジに形成でき、大地震時の大きな損壊を回避できる。

また、耐震壁りを有するＲＣＣ積構造体構築するときに
、第５図の概略側面図に示すように、耐震壁りの梁を除
いた周囲の粱Ａを上述ＲＣ製ＰＣａ梁材で、そして、柱
ＢをＲＣ製ＰＣａ柱材で構成することにより、梁Ａと柱
Ｂとの接合箇所Ｃのいずれをも降伏ヒンジに形成でき、
大地震時の大きな損壊を回避できる。

第６図は、ＲＣ！！！！　Ｐ　Ｃａ柱材の別の実施例を
示す側面図であり、この別の実施例において、先の実施
例と異なるところは、次の点にある。

すなわち、ＲＣ製ＰＣａ柱材２１の長手方向両端それぞ
れにおいて、所定長さの接合用鉄骨としてのＨ型鋼２２
．２３がコンクリート８内に埋設されるとともに、その
端部が外方に突出され、かつ、Ｈ型鋼２２．２３それぞ
れのフランジ２２ａ２３ａとウェブ２２ｂ、２３ｂそれ
ぞれに、１１型！１ｉ１２２．２３それぞれの長手方向
に延びた長穴２４・・・が形成されている。

この構成により、前述したＲＣ製ＰＣａ粱材】と接合す
る場合と同様に、連結プレート（図示せず）を当てかう
とともにポルトとナンドによって締め付けることにより
、ＲＣＭ　Ｐ　Ｃａ柱材２１２１どうしを接合すること
によって長い柱を構成できるようになっている。

他の構成は先の実施例と同じであり、同一図番を付すこ
とによって、説明を省略する。

本発明に係る実施例のＲＣ製ＰＣａ梁材ｌと接合する柱
としては、第７図の側面図に示すようなＳＲＣ製ＰＣａ
柱材３１も適用できる。このＳＲＣ製ＰＣａ柱材３１で
は、コンクリート３２内に鉄骨としての１１型調３３が
埋設され、そのＩＩ型鋼３３の途中箇所に、梁との接合
用のＨ型ｍ３４が、Ｈ型鋼３３に直交する状態でコンク
リート３２内に埋設されるとともに、コンクリート３２
から外部に突出したフランジ３４ａとウェブ３４ｂそれ
ぞれに、Ｈ型鋼３４の長手方向に延びた長穴３５・・・
が形成されている。

また、Ｈ型１１ｉｉ１３３の両端それぞれのフランジ３
２ａとウェブ３２ｂそれぞれにも、Ｈ型鋼３２の長手方
間に延びた長穴３６・・・が形成され、ＳＴ？Ｃ製ＰＣ
製柱Ｃａ柱材３１どうしを接合することによって長い柱
を構成できるようになっている。

上記実施例では、接合用鉄骨としてＨ型鋼を使用したも
のを示したが、例えば′、■型鋼とかＴ型鋼なども適用
できる。

〈発明の効果〉請求項第（１）項の発明に係るプレキャスト鉄筋コンク
リート構造体によれば、梁と柱、または、柱どうしを、
連結プレートを介してのボルトの締め８Ｆげ作業によっ
て接合できるから、その接合に際して、鉄筋の曲げ上げ
や配筋、ならびに、コンクリートの現場打ちが不要にな
るから、接合作業を容易ｉｉ１！に行うことができて工
期を短縮できるようになった。

しかも、接合箇所を鉄骨造りとし、構築したＲＣＣ積構
造体おいて、鉄骨造りの接合部番こおいて降伏ヒンジを
形成できるから、安定した耐霞性能を発揮できて、大き
な地震の発η二に伴う構造体の大きな損壊を回避できる
ようＧこなった。

また、請求項第（２）項の発明に係るプレキャスト鉄筋
コンクリート構造体によれば、接合用鉄骨に、予め、穴
を形成するから、現場においてトリ・ルなどによる穴形
成作業をせずに済み、接合作業を能率良く行うことがで
きるようになった。

そのうえ、穴を接合用鉄骨の長手方向に延びる長穴に形
成するから、連結プレートの穴との位置ズレを吸収でき
、接合作業をより一層能率良く行うことができるように
なった。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図は、本発明に係るプレキャスト鉄筋
コンクリート構造体の実施例を示し、第１図は、接合部
の一部切欠側面図、第２図は、ＲＣ製ＰＣａ梁材の側面
図、第３図は、ＲＣ製ｐｃａ柱材の側面図、第４図は、
ＲＣＣ溝構造体概略側面図、第５図は、耐震壁を備えた
ＲＣＣ溝構造体概略側面図、第６図は、ＲＣ製ＰＣａ柱
材の別の実施例を示す側面図、第７図は、ＳＲＣ製ＰＣ
ａ柱材の別の実施例を示す側面図である。第８図および第９図は従来例を示し、第８図は従来例の
縦断側面図、第９図はその平面断面図である。１・・・ＲＣ製ＰＣａ粱材２・・・コンクリート３・・・鉄筋６・・・接合用鉄骨としての１１型鋼７・・・ＲＣ製ＰＣａ柱材８・・・コンクリート９・・・鉄筋１０・・・接合用鉄骨としてのＨ型鋼１１・・・長穴１２・・・連結プレート１３・・・ボルト２１・ＲＣ製ＰＣａ柱材２２・・・接合用鉄骨としてのＨ型鋼２３・・・接合用鉄骨としてのＦＩ型鋼２４・・・長大

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コンクリート中に鉄筋を埋設したプレキャスト鉄
筋コンクリート構造体であって、他部材との接合部相当箇所において、先端側が外方に突
出する状態で接合用鉄骨を前記コンクリート中に埋設し
たことを特徴とするプレキャスト鉄筋コンクリート構造
体。
（２）請求項第（１）項に記載の接合用鉄骨に、連結プ
レートに取り付けるボルトを挿通する穴を形成するとと
もに、その穴を、接合用鉄骨の長手方向に延びる長穴に
形成してあるプレキャスト鉄筋コンクリート構造体。