JPH04368528A - ボイド梁を用いた架構工法 - Google Patents

ボイド梁を用いた架構工法

Info

Publication number
JPH04368528A
JPH04368528A JP17033491A JP17033491A JPH04368528A JP H04368528 A JPH04368528 A JP H04368528A JP 17033491 A JP17033491 A JP 17033491A JP 17033491 A JP17033491 A JP 17033491A JP H04368528 A JPH04368528 A JP H04368528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
void
frame structure
beams
truss
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17033491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3109029B2 (ja
Inventor
Michio Hakiri
羽切道雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP03170334A priority Critical patent/JP3109029B2/ja
Publication of JPH04368528A publication Critical patent/JPH04368528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3109029B2 publication Critical patent/JP3109029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築分野におけるラー
メン構造の躯体であって、特にボイド梁を用いた架構工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、敷地の狭い場所にビルを建設する
にはその躯体架構にラーメン構造が採用されている。こ
のラーメン構造においては、図5に示すように柱aを必
要とするため、間口Wの有効寸法は80cm〜120c
m 程度減少し、特に両側が隣地で挟まれた狭い間口の
ビルを建設する場合には具合が悪い。
【0003】ラーメン構造では、柱aの上に架設する大
梁bの梁成Dもスパンの 1/8〜1/12程度は必要
とされるため、仮にスパンを10m とすると80cm
〜100cm 位となり、図6のように天井面cに梁を
突出させないと必然的に階高Hが高くなる。階高Hが高
くなると、階段の蹴上げ寸法も大きくなって使用勝手が
悪くなるばかりか、外装材及び内装材の使用量が多くな
ってコストアップになってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決するためになされ、中小規模のビ
ルをラーメン構造で架構するにおいて、柱による間口寸
法の減少を最小限に抑えると共に、天井面に梁を突出さ
せなくても階高を低く抑えられるようにした架構工法を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本発明は柱として壁柱を用い、
この壁柱に大梁としてボイド梁を架設してラーメン構造
とすることを要旨とするものである。更に、ボイド梁は
ボイドスラブ状に形成されると共に、内部にトラス筋が
配設されたことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】壁柱は通常の柱よりも偏平であるから間口寸法
の減少を最小限に抑えることができ、大梁も梁成の小さ
いボイド梁を使用することから階高を低く抑えることが
可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面に基
づいて詳説する。図1において、1は柱となる壁柱であ
り、間口を挟む両側部に沿って所定の間隔をあけてそれ
ぞれ複数本立設される。
【0008】2は大梁となるボイド梁であり、前記左右
の壁柱1の上に架設される。このボイド梁2は図2に示
すように、円形の空洞部であるボイド孔2aが並設され
ると共に、このボイド孔2a間にミッコートラスと称す
るトラス筋3が配設されている。
【0009】前記トラス筋3は、設計応力に対応させて
1本乃至2本又はそれ以上を左右にまとめて組み合わせ
るようにする。
【0010】4はハーフPC板であり、前記ボイド梁2
間に取り付けられて床が形成される。
【0011】尚、5は端部に取り付けられた補助梁であ
り、下部に壁が付いたもの或は偏平梁が使用される。
【0012】図3は具体的な一施工例を示すもので、柱
壁1の見付けPは約30cm、柱壁間隔Lは600cm
 とし、ボイド梁2の幅Mを180cm 、ハーフPC
板4の幅Nを420cm とすると、スパンlは140
0cm位まで可能となる。この時のボイド梁2の梁成D
は約32cmであり、従来の梁成に比べると遥かに小さ
な値となる。
【0013】ここで、図4に示すようにボイド梁2の梁
成Dを32.6cm、ボイド孔2aの直径φを20cm
、トラス筋3はD16(a=1.99cm2/本、SD
30使用)で左右2本、主筋はD16で上下4本であり
、かぶり厚さhを4.5cm とすると、 有効せいd=D−h =32.6−4.5 =28.1cm 応力中心間距離j=7/8 d =7/8 ×28.1 =24.5cm であり、コンクリート許容引張応力度ft =2.0t
/cm2であるから、 曲げモーメント RM=at・ft・j=4 ×1.9
9×2.0 ×24.5×10−2=3.9tm ボイドスラブ梁内のトラスユニット数を2.5 セット
(ハーフスラブ部分を考慮して)とすると、1セットで
 RM=3.9tm であるから、 ボイド梁の曲げモーメントM0 =3.9tm ×2.
5となる。一方、梁の曲げモーメントMの中間値として
1/18wl2 を採り、M0 =Mとして最大可能な
ボイド梁のスパンlを求めると、 3.9tm ×2.5 =1/18×0.35  ×l
2 ×2.5∴  l≒14m となり、曲げモーメントでは14m まで耐えられるこ
とになる。但し、トラス筋の高さh′を23.6cm、
1ユニットの長さ(幅)Uを45cmとすると、         荷重w=(0.45×0.326 −
0.22×π/4)×2400+30×0.45+30
0 ×0.45              = 35
0Kg/m2              =0.35
t/m2尚、コンクリートの剪断応力τは剪断力(wl
/2)/断面積(S)より、         剪断応力τ=(350 ×2.5 ×
14/2)/(0.45−0.20)×0.28×7/
8                   ≒1000
00Kg/m2                  
=10Kg/cm2                
                         
   となり、これはコンクリートの許容剪断応力度(
Fc /30)=360/30=12Kg/cm2より
小さいので安全度が保証され、更に端部には増し筋を配
筋できるので 1.5倍程度の応力になっても強度的に
は十分である。
【0014】このようにして、壁柱1とボイド梁2とで
ラーメン構造の躯体を構成すれば、柱、梁ともいずれも
薄型に形成できるので、間口寸法を出来るだけ大きく保
持すると共に、階高を出来るだけ低くすることが可能と
なる。
【0015】スラブの配筋及び剪断補強筋は、従来では
 135度のフックを付けたあばら筋を1本ずつ結束し
ていたが、前記のようにトラス筋を用いることで配筋の
手間を大幅に省力化することができる。即ち、工場生産
品のトラス筋なので、現場での配筋作業が至極簡単にな
り、主筋と剪断補強筋が一体化しているので仮設時に荷
重を加えることができ、支保工等サポートの不要な工法
が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
柱は壁柱形式で大梁は偏平のボイド梁からなるラーメン
構造としたので、間口を広く保持すると共に天井面に梁
を出さずに階高の低い建物を設計することができ、使用
勝手が良好になり、建築資材も減少するからコストダウ
ンが図れる等の優れた効果を奏する。
【0017】ボイド梁の幅又はボイド孔径を任意に設計
できるので設計の自由度が増大し、トラス筋の配筋本数
によって曲げ応力にも適切に対処でき、配筋の手間も省
け、更に仮設時にトラス筋によりサポートが不要になる
等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例を示す床伏図である。
【図2】  図1のA−A線断面図である。
【図3】  具体的な一施工例を示す部分図である。
【図4】  ボイド梁の一部の拡大図である。
【図5】  従来例の説明図である。
【図6】  大梁部の断面図である。
【符号の説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  柱として壁柱を用い、この壁柱に大梁
    としてボイド梁を架設してラーメン構造とすることを特
    徴とするボイド梁を用いた架構工法。
  2. 【請求項2】  ボイド梁は、ボイドスラブ状に形成さ
    れると共に、内部にトラス筋が配設された請求項1記載
    のボイド梁を用いた架構工法。
JP03170334A 1991-06-17 1991-06-17 ボイド梁を用いた架構工法 Expired - Fee Related JP3109029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03170334A JP3109029B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ボイド梁を用いた架構工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03170334A JP3109029B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ボイド梁を用いた架構工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04368528A true JPH04368528A (ja) 1992-12-21
JP3109029B2 JP3109029B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=15903015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03170334A Expired - Fee Related JP3109029B2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 ボイド梁を用いた架構工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3109029B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09274144A (ja) 1996-04-02 1997-10-21 Canon Inc 画像表示装置
JP2000098293A (ja) 1998-06-19 2000-04-07 Canon Inc 画像観察装置
US6490095B2 (en) 2000-03-23 2002-12-03 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
JP2001311904A (ja) 2000-04-28 2001-11-09 Canon Inc 画像表示装置および画像表示システム
JP4194218B2 (ja) 2000-04-28 2008-12-10 キヤノン株式会社 画像表示装置および画像表示システム
JP4387554B2 (ja) 2000-04-28 2009-12-16 キヤノン株式会社 画像表示装置および画像表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3109029B2 (ja) 2000-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6807790B2 (en) Ring beam/lintel system
JPH04368528A (ja) ボイド梁を用いた架構工法
CN212562032U (zh) 一种带洞口叠合剪力墙纵横墙侧面出筋连接节点构造
JP2934668B2 (ja) 梁の構造
JPS6314937A (ja) 鉄筋鉄骨複合柱
JP2836441B2 (ja) 支保工を使用しないフラットスラブ構法
JP2674457B2 (ja) 建築構造
JP3043938B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
JPH09264050A (ja) 建物構造
JP2817591B2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート造建物の構築方法
JPH07238593A (ja) チューブ構造の建築物
JP2916585B2 (ja) 建築物の施工方法
JPH0447737B2 (ja)
JP2659329B2 (ja) Pc構造物の構築方法
JPH08270255A (ja) 既設建物の免震構造化方法
JPH05230935A (ja) プレキャストコンクリート製梁型枠部材
JPH05311793A (ja) プレキャストコンクリート板を用いた床構造
JP2022157988A (ja) 扁平梁支持構造
JPH08158695A (ja) 耐震チューブ架構および高層事務所ビルの躯体構造
JP3002681B2 (ja) 建築物の構造
JPH01174747A (ja) 壁構造
JPS58164866A (ja) H−pc工法による建物の連層耐震壁
JP2001032376A (ja) 床スラブ用架構および躯体の構築方法
JPH0468169A (ja) 建築物の施工方法
JPH0978738A (ja) 複合軽量床板及びその施工法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees