JP2022157988A - 扁平梁支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中廊下を構成する扁平梁に発生するねじれ等に対して十分な剛性を有する支持構造を提供する。【解決手段】 梁行方向に延びる扁平梁10の幅方向の両側辺を含むように対向して2本の内部柱2、2を立設する。対向する2本の内部柱2、2間を繋ぐ、補強梁筋21と補強梁筋21を囲むあばら筋23とを含む、扁平梁10の梁主筋6と直交する仮想補強梁20を扁平梁10内に形成する。扁平梁10の端部を2本の内部柱2と扁平梁10内の仮想補強梁20とで支持する。【選択図】 図2
Description
本発明は扁平梁支持構造に係り、中廊下の構造部材として扁平梁が用いられた中廊下型の建物等において、扁平梁の端部を安定して支持できるようにした扁平梁支持構造に関する。
たとえば病院病棟、ホテル客室、集合住宅等において、廊下の両側に各室が並んで配置されるように中廊下を設けた建物が建設されている。特許文献1には、建物内部の中廊下部分に構造的な耐力材としての柱、梁を有しない建築構造が開示されている。この建築構造では、桁行方向の外壁が壁梁として機能し、張間方向の間仕切り壁が独立耐震壁として機能することで、中廊下を構成するフラットなスラブを内部柱、内部梁を用いないで支持させるようになっている。
特許文献2には、大梁間に架設された中廊下を構成する無梁スラブの両側のスパンにおいて、その両方向に複数本の小梁を設けて、無梁スラブの周辺を各小梁で支持するようにした建物の躯体構造が開示されている。さらに桁行方向の小梁10の両端位置には、小梁10を介して無梁スラブを支持す間柱11が立設されている。
特許文献1に開示された建築構造では、中廊下部分の桁行方向の両辺が、張間方向に延在して各室を仕切る間仕切壁と外壁とに固定支持されていないフリーな構造であるため、中廊下を構成するスラブの剛性を十分確保することができない。また、特許文献2に開示された建物の躯体構造では、中廊下の桁行方向の両辺は小梁10で支持され、小梁10は大梁12の一端を支持する間柱11で支持されるが、小梁10はさらに小梁17,18等の複数本の小梁を配置する必要があり、中廊下の支持する部材構成が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、中廊下を構成する扁平梁を、その両辺部に近接して設けられた2本の内部柱で支持する扁平梁支持構造を提供することにある。
本発明は、桁行方向に延びる扁平梁の幅方向の両側辺を含むように対向して2本の柱が立設され、対向する前記2本の柱間を繋ぐ補強梁筋が前記扁平梁の梁主筋と直交するように配筋された仮想補強梁が前記扁平梁内に形成され、前記扁平梁の端部が前記2本の柱と前記扁平梁内の前記仮想補強梁とで支持されたことを特徴とする。
前記仮想補強梁は、前記補強梁筋と、前記補強梁筋を囲んで配筋されたあばら筋とを含むように、前記扁平梁内に形成されることが好ましい。
前記補強梁筋は、両端が前記2本の柱内に所定量の定着長を有して定着されることが好ましい。
前記補強梁筋に沿って前記2本の柱間を繋ぐ補強鋼材がさらに配置されることが好ましい。
前記補強鋼材は、両端が前記2本の柱内に所定量の定着長を有して埋設されることが好ましい。
前記補強鋼材の一部に補強板材が付加されることが好ましい。
前記補強梁筋の配筋位置に、前記扁平梁の幅方向にわたり、前記扁平梁の主筋方向に延びるヒンジリロケーション用補強筋が配筋されることが好ましい。
前記補強鋼材に、前記扁平梁の主筋方向に沿った第2の補強鋼材が付加接合されることが好ましい。
前記扁平梁の梁主筋は、前記仮想補強梁位置と直交する範囲のみに配筋されることが好ましい。
前記扁平梁は、中廊下の構造部材として使用され、前記柱は、前記扁平梁を支持可能な位置に立設された内部柱である建物に適用されることが好ましい。
本発明によれば、中廊下に扁平梁が用いられた中廊下型の建物等において、立設された2本の柱と、該2本の柱間に形成された仮想補強梁とによって扁平梁の端部を安定して支持することができる。
以下、本発明の扁平梁支持構造の第1~第5実施形態の構成について、添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の扁平梁支持構造を、中廊下5を構成する扁平梁10の支持構造に適用した建物の一部を正面から見た図である。図1(b)は、図1(a)において一点鎖線の長方形Aで囲った中廊下5の範囲を含む階における中廊下5を構成する扁平梁10の扁平梁支持構造を平面視した図である。
本発明の扁平梁支持構造が適用される建物では、図1(a)、(b)に示したように、扁平梁10が建物1の中廊下5を構成する構造部材として用いられている。扁平梁10は、図1(b)に破線で示した位置が側辺部10aとなる梁幅を有し、建物Y方向に沿って連続して敷設されている。このとき扁平梁10の長手方向の両側辺部10aは、建物Y方向に沿って所定間隔をあけて設けられた大梁3を支持する2本の内部柱2に、それぞれの内部柱2を囲むように接合され、支持されている。さらに、対向した2本の内部柱2間を繋ぐように、扁平梁10の主筋方向(建物Y方向)に直交する方向に補強梁筋21が配筋されている。
補強梁筋21は、扁平梁10の主筋6の配筋量より大きな配筋量の複数本の鉄筋からなり、図1各図に示したように、端部を内部柱2内に所定長さだけ定着させて建物X方向に配筋されている。この補強梁筋21が扁平梁10内に配筋されることにより、扁平梁10内に仮想補強梁が形成される。この仮想補強梁20は、2本の内部柱2に挟まれた範囲をスパンとし、内部柱2の柱幅より狭い梁幅からなる。この仮想補強梁20が扁平梁10の支持位置となる対向する2本の内部柱2間を繋ぐように形成されることにより、扁平梁10は扁平梁支持位置(内部柱2による支持位置)において発生するねじれ等に対する十分な剛性を有する構造状態で支持される。
以下、図1両図において長方形A(一点鎖線)で囲った範囲における扁平梁支持構造の複数の実施形態について、図2~図7を参照して説明する。なお、各図において部材の断面が示されているが、各部における配筋状態を分かりやすくするために断面部のハッチング表示を省略している。
[第1実施形態]
図2各図は、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)の配筋状態を模式的に示している。図2(b)は、扁平梁10の一般部における梁主筋6および梁主筋を囲むあばら筋7、中子筋8の配筋状態を示している。扁平梁10の梁主筋6は、図2(a)、(b)に示したように、桁行方向に沿って所定ピッチで配筋されたあばら筋7に囲まれるように建物Y方向に沿って2本の内部柱2の間を通るように配筋され、内部柱2との接合部の梁主筋6の端部は、所定の定着長を確保するように内部柱2内に定着されている。
図2各図は、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)の配筋状態を模式的に示している。図2(b)は、扁平梁10の一般部における梁主筋6および梁主筋を囲むあばら筋7、中子筋8の配筋状態を示している。扁平梁10の梁主筋6は、図2(a)、(b)に示したように、桁行方向に沿って所定ピッチで配筋されたあばら筋7に囲まれるように建物Y方向に沿って2本の内部柱2の間を通るように配筋され、内部柱2との接合部の梁主筋6の端部は、所定の定着長を確保するように内部柱2内に定着されている。
第1実施形態に係る扁平梁支持構造は、図2各図に示したように、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において、補強梁筋21が対向する2本の内部柱2間を繋いで配筋された仮想補強梁20を備えている。仮想補強梁20の補強梁筋21は、図2(a)~(d)、図4(a)に示したように、両端部が内部柱2内に十分な定着長を確保して定着され、上下段に配筋された扁平梁10の梁主筋の内側位置を建物X方向に配筋された補強梁主筋22と、上下段に配筋された複数本の補強梁主筋22を囲むように補強梁主筋22の配筋方向に所定間隔をあけて配筋されたあばら筋23と、複数本の中子筋24とから構成されている。これらの鉄筋が配筋された仮想補強梁20が、2本の内部柱2間を繋ぐように扁平梁10の厚み内に設けられることで、扁平梁10の支持位置での剛性を高めることができ、この位置で発生するねじれ等に対して確実に抵抗することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る扁平梁支持構造は、図3各図に示したように、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において、対向する2本の内部柱2間を繋ぐ補強梁筋21に囲まれた位置に補強鋼材が配置された仮想補強梁20を備えている。仮想補強梁20の補強梁筋21は、第1実施形態の配筋(図2(a)~(d))とほぼ同じ補強梁主筋と、あばら筋と、中子筋とからなり、本実施形態ではさらに、図3(a)~(c)、図4(b)に示したように、あばら筋に囲まれた断面内に位置する、補強鋼材30としての2本のH形鋼が設置されている。これらの補強鋼材30は図3(a)、(b)に示したように、両端部が対向する2本の内部柱2内にそれぞれ十分な長さで埋設され、中央部分がジョイントプレート31を介して接合され、2本の内部柱2間を繋ぐ1本の梁部材として機能している。これらの補強鋼材30を補強梁筋21に加えて設置することにより、仮想補強梁20の剛性をより高めることができる。補強鋼材30としては、H形鋼の他、所定の剛性を確保できる各種断面形状の形鋼を採用できる。この実施形態の内部柱2は、補強鋼材30をあらかじめ取り付けたプレキャストコンクリート柱部材として製造することも可能である。
第2実施形態に係る扁平梁支持構造は、図3各図に示したように、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において、対向する2本の内部柱2間を繋ぐ補強梁筋21に囲まれた位置に補強鋼材が配置された仮想補強梁20を備えている。仮想補強梁20の補強梁筋21は、第1実施形態の配筋(図2(a)~(d))とほぼ同じ補強梁主筋と、あばら筋と、中子筋とからなり、本実施形態ではさらに、図3(a)~(c)、図4(b)に示したように、あばら筋に囲まれた断面内に位置する、補強鋼材30としての2本のH形鋼が設置されている。これらの補強鋼材30は図3(a)、(b)に示したように、両端部が対向する2本の内部柱2内にそれぞれ十分な長さで埋設され、中央部分がジョイントプレート31を介して接合され、2本の内部柱2間を繋ぐ1本の梁部材として機能している。これらの補強鋼材30を補強梁筋21に加えて設置することにより、仮想補強梁20の剛性をより高めることができる。補強鋼材30としては、H形鋼の他、所定の剛性を確保できる各種断面形状の形鋼を採用できる。この実施形態の内部柱2は、補強鋼材30をあらかじめ取り付けたプレキャストコンクリート柱部材として製造することも可能である。
図4(c)、(d)は、補強鋼材30としてのH形鋼に補強板材を付加して仮想補強梁20の剛性(ねじれ抵抗性)をさらに高めた変形例を示している。図4(c)は、H形鋼の上下フランジ間にリブプレート32を取り付けて補強鋼材30のねじり剛性を高めた例を示している。リブプレート32は、補強鋼材30の長手方向に沿って所定ピッチで設けることが好ましい。また内部柱2近傍での剛性を確保するために設置間隔を狭めたり、設置間隔を変更することができる。図4(d)は、図4(c)に示した並設された2本のH形鋼にそれぞれ取り付けられたリブプレート32間を繋ぐようにガセットプレート33を取り付けた変形例を示している。2本のH形鋼を一体化させることで仮想補強梁20の剛性をより高め、仮想補強梁20位置でのねじり抵抗性を向上させることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る扁平梁支持構造は、図5各図に示したように、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において、対向する2本の内部柱2間を繋ぐ補強梁筋21にヒンジリロケーション用補強筋25が追加配筋された仮想補強梁20を備えている。本実施形態のヒンジリロケーション用補強筋25は、内部柱2の外面付近に沿って扁平梁10端に生じる塑性ヒンジ位置を、内部柱2の外面付近から扁平梁10の建物Y方向のスパン中央方向に移動させる機能を有する。本実施形態では、ヒンジリロケーション用補強筋25の鉄筋量は、扁平梁10の梁主筋の配筋量よりも20%程度大きく設定されている。ヒンジリロケーション用補強筋25は、図5(a)に示したように、補強梁筋21のあばら筋と等しい間隔で配筋され、扁平梁10端部に位置する内部柱2内にも配筋されている。ヒンジリロケーション用補強筋25の端部にはフックが設けられ、塑性ヒンジがヒンジリロケーション用補強筋25の端部で確実に発生できるようになっている。ヒンジリロケーション用補強筋25の長さは、塑性ヒンジを発生させる設計位置に合わせて適宜設定することができる。
第3実施形態に係る扁平梁支持構造は、図5各図に示したように、扁平梁10及び扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において、対向する2本の内部柱2間を繋ぐ補強梁筋21にヒンジリロケーション用補強筋25が追加配筋された仮想補強梁20を備えている。本実施形態のヒンジリロケーション用補強筋25は、内部柱2の外面付近に沿って扁平梁10端に生じる塑性ヒンジ位置を、内部柱2の外面付近から扁平梁10の建物Y方向のスパン中央方向に移動させる機能を有する。本実施形態では、ヒンジリロケーション用補強筋25の鉄筋量は、扁平梁10の梁主筋の配筋量よりも20%程度大きく設定されている。ヒンジリロケーション用補強筋25は、図5(a)に示したように、補強梁筋21のあばら筋と等しい間隔で配筋され、扁平梁10端部に位置する内部柱2内にも配筋されている。ヒンジリロケーション用補強筋25の端部にはフックが設けられ、塑性ヒンジがヒンジリロケーション用補強筋25の端部で確実に発生できるようになっている。ヒンジリロケーション用補強筋25の長さは、塑性ヒンジを発生させる設計位置に合わせて適宜設定することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る扁平梁支持構造は、図6に示したように、第2実施形態に示した補強梁筋21に沿って配置された補強鋼材30を有する仮想補強梁20において、仮想補強梁20内の補強鋼材30(以下、第1補強鋼材30と記す。)の所定位置に扁平梁10主筋方向の第2補強鋼材35を接合した仮想補強梁20を備えている。本実施形態の第1補強鋼材30及び第2補強鋼材35は、ともに同サイズのH形鋼からなる。第2補強鋼材35は、根元部が内部柱2に埋設され支持された第1補強鋼材30のスパン中央部近傍に平面視して略キ字形をなすように、仮想補強梁20から扁平梁10スパン外側方向に延びるように第1補強鋼材30に固定接合されている。本実施形態では、第2補強鋼材35の長さは、たとえば第1補強鋼材30の外側縁からヒンジリロケーションを想定したヒンジ発生位置までの長さと等しく設定されている。これらの第1補強鋼材30、第2補強鋼材35は、内部柱2をプレキャストコンクリート柱部材として製造する場合には、あらかじめ各部を溶接接合して一体化してもよいし、現地においてボルト接合により所定形状に組み立てるようにしてもよい。本実施形態では、第1補強鋼材30と第2補強鋼材35には同サイズのH形鋼が使用されているが、設計に応じて各部材のサイズ、鋼材種類、取り付け位置は適宜設定できることはいうまでもない。
第4実施形態に係る扁平梁支持構造は、図6に示したように、第2実施形態に示した補強梁筋21に沿って配置された補強鋼材30を有する仮想補強梁20において、仮想補強梁20内の補強鋼材30(以下、第1補強鋼材30と記す。)の所定位置に扁平梁10主筋方向の第2補強鋼材35を接合した仮想補強梁20を備えている。本実施形態の第1補強鋼材30及び第2補強鋼材35は、ともに同サイズのH形鋼からなる。第2補強鋼材35は、根元部が内部柱2に埋設され支持された第1補強鋼材30のスパン中央部近傍に平面視して略キ字形をなすように、仮想補強梁20から扁平梁10スパン外側方向に延びるように第1補強鋼材30に固定接合されている。本実施形態では、第2補強鋼材35の長さは、たとえば第1補強鋼材30の外側縁からヒンジリロケーションを想定したヒンジ発生位置までの長さと等しく設定されている。これらの第1補強鋼材30、第2補強鋼材35は、内部柱2をプレキャストコンクリート柱部材として製造する場合には、あらかじめ各部を溶接接合して一体化してもよいし、現地においてボルト接合により所定形状に組み立てるようにしてもよい。本実施形態では、第1補強鋼材30と第2補強鋼材35には同サイズのH形鋼が使用されているが、設計に応じて各部材のサイズ、鋼材種類、取り付け位置は適宜設定できることはいうまでもない。
[第5実施形態]
第5実施形態に係る扁平梁支持構造も、図7各図に示したように、各実施形態と同じく、扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において対向する2本の内部柱2間を繋いで補強梁筋21を有する仮想補強梁20を備えている。扁平梁端部の梁主筋は、図7(a)、(c)に示したように、2本の内部柱2間の仮想補強梁20位置を横切るように配筋されているが、扁平梁10の側辺部から内部柱2の幅の範囲の扁平梁10端部の梁主筋は、図7(a)、(b)に示したように、内部柱2外面近傍で端部定着され、内部柱2内まで延長されていない。扁平梁10の梁主筋を、このように配筋することで内部柱2位置での配筋範囲をコンパクトにすることができるため、設備配管等を縦貫通させる設計が容易になる。
第5実施形態に係る扁平梁支持構造も、図7各図に示したように、各実施形態と同じく、扁平梁端部の支持位置(内部柱位置)において対向する2本の内部柱2間を繋いで補強梁筋21を有する仮想補強梁20を備えている。扁平梁端部の梁主筋は、図7(a)、(c)に示したように、2本の内部柱2間の仮想補強梁20位置を横切るように配筋されているが、扁平梁10の側辺部から内部柱2の幅の範囲の扁平梁10端部の梁主筋は、図7(a)、(b)に示したように、内部柱2外面近傍で端部定着され、内部柱2内まで延長されていない。扁平梁10の梁主筋を、このように配筋することで内部柱2位置での配筋範囲をコンパクトにすることができるため、設備配管等を縦貫通させる設計が容易になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 建物
2 内部柱
5 中廊下
6 梁主筋
10 扁平梁
20 仮想補強梁
21 補強梁筋
22 補強梁主筋
23 あばら筋
24 中子筋
25 ヒンジリロケーション用補強筋
30 補強鋼材(第1補強鋼材)
32 リブプレート
33 ガセットプレート
35 第2補強鋼材
2 内部柱
5 中廊下
6 梁主筋
10 扁平梁
20 仮想補強梁
21 補強梁筋
22 補強梁主筋
23 あばら筋
24 中子筋
25 ヒンジリロケーション用補強筋
30 補強鋼材(第1補強鋼材)
32 リブプレート
33 ガセットプレート
35 第2補強鋼材
Claims (10)
- 桁行方向に延びる扁平梁の幅方向の両側辺を含むように対向して2本の柱が立設され、対向する前記2本の柱間を繋ぐ補強梁筋が前記扁平梁の梁主筋と直交するように配筋された仮想補強梁が前記扁平梁内に形成され、前記扁平梁の端部が前記2本の柱と前記扁平梁内の前記仮想補強梁とで支持されたことを特徴とする扁平梁支持構造。
- 前記仮想補強梁は、前記前記補強梁筋と、前記補強梁筋を囲んで配筋されたあばら筋とを含むように、前記扁平梁内に形成された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強梁筋は、両端が前記2本の柱内に所定量の定着長を有して定着された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強梁筋に沿って前記2本の柱間を繋ぐ補強鋼材がさらに配置された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強鋼材は、両端が前記2本の柱内に所定量の定着長を有して埋設された請求項4に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強鋼材の一部に補強板材が付加された請求項4または請求項5に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強梁筋の配筋位置に、前記扁平梁の幅方向にわたり、前記扁平梁の主筋方向にヒンジリロケーション用補強筋が配筋された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
- 前記補強鋼材に、前記扁平梁の主筋方向に沿った第2の補強鋼材が付加接合された請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の扁平梁支持構造。
- 前記扁平梁の梁主筋は、前記仮想補強梁位置と直交する範囲のみに配筋された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
- 前記扁平梁は、中廊下の構造部材として使用され、前記柱は、前記扁平梁を支持可能な位置に立設された内部柱である建物に適用された請求項1に記載の扁平梁支持構造。
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