JP3713648B2 - 既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存建築物の耐震性を向上させるための既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築物には高度の耐震性が要求されるようになってきており、新規に構築される建築物は、十分な耐震性を有するのが通常となっている。しかし、過去に建設され現在においても使用中の建物は、建設当時においては十分な耐震性を有すると考えられていたとしても、現時点の基準から考えた場合、耐震性に問題のあるものもあり、このような既存建築物には耐震性を向上させるための補強が必要であるとされている。
【0003】
このような既存建築物に対する耐震補強の一例として、既存建築物の建物の外部に、当該既存建築物を囲むように、新たに、剛性が既存建築物よりも大であるような架構を沿わせて増設する外部フレーム補強が知られている。
このような外部フレーム補強を施した場合、地震時においては、既存建築物の架構の水平変位が、新たに構築された外部フレームによって拘束されるとともに、既存建築物の水平方向の荷重が外部フレームによって負担されることとなるため、結果として既存建築物の耐震性が向上されることとなる。
また、この外部フレーム補強においては、既存建築物の内部に耐震要素等を付加する必要がなく、またこれにより、既存建築物内部で作業を行う必要がない。したがって、耐震補強工事に伴って、既存建築物の内部空間の居住性等が阻害されることがなく、また、建築物の内部空間を利用しながら施工を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような外部フレーム補強は、既存建築物の外側に新たにフレームを増設することから、既存建築物が文化財等であり、意匠的な変更が許されない場合や、既存建築物が敷地境界線に近接して構築されている場合等には、採用することができないという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、既存建築物の内部空間の居住性や工事期間中における内部空間の利用に悪影響を与えることがなく、なおかつ、建築物の外観意匠が変化することのないような、既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載の既存建築物の耐震補強方法は、既存建築物を構成する既存架構を補強して該既存建築物の耐震性を向上させるための耐震補強方法であって、
前記既存建築物を構成する梁および床版のうち、平面視した場合に最外周側に位置するものの少なくとも一部を撤去し、
これら撤去した梁および床板が位置していた部分に、前記既存建築物の内部に突出する突出部を備え、前記既存架構より大きい剛性を有する補強架構を、前記既存建築物の外壁の内側に沿って前記既存架構を囲んだ状態に設けるとともに、該補強架構と前記既存架構とを連結することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2記載の既存建築物の耐震補強構造は、既存建築物を構成する梁および床版のうち、平面視した場合に最外周側に位置するものの少なくとも一部が撤去され、
補強架構が、前記梁および床板が位置していた部分に、既存建築物の外壁の内側に沿って、前記既存建築物を構成する既存架構を囲んだ状態で設けられるとともに、その一部が、前記既存建築物の内部に突出状態に設けられた突出部とされ、
該補強架構は、前記既存架構に比較して、その剛性が大とされていることを特徴とする。
【0007】
上記のような構成とされるために、これらの耐震補強方法および耐震補強構造によれば、施工部位を既存建築物内の一部に限定しつつ、既存建築物の耐震性を向上させることができる。
【0008】
請求項3記載の既存建築物の耐震補強構造においては、請求項2記載の既存建築物の耐震補強構造であって、
前記補強架構は、前記外壁と前記既存架構とを連結する補強梁と、該補強梁を支持するとともに、前記既存架構を構成する柱に沿って設けられた補強柱と、前記補強梁および補強柱からなる構面内に配置されたブレースとを備えて構成されていることを特徴とする。
【0009】
上記のような構成とされるために、この耐震補強構造においては、既存建築物に作用する地震力を補強架構が良好に負担することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の耐震補強構造1は、既存建築物2を平面視した場合に、その最外周部2aに位置するように設けられた補強架構3を有してなるものである。
図中に示すように、補強架構3は、既存建築物2の外壁5の内側において、外壁5に沿った状態とされるとともに、既存建築物2を構成する既存架構6を囲むように設けられている。また、補強架構3は、その一部が、既存建築物2の内部に突出状態に設けられた突出部3a,3a,…とされている。
なお、この補強架構3は、鉄骨造とされており、また、既存架構6に比較してその剛性が大となるように構成されている。
【0011】
図2は、図1におけるA−A断面を示す図である。図中に示すように、補強架構3は、既存建築物2の隅部2bおよび中央部2cに対して設けられた組み柱8,8,…と、これら組み柱8,8,…間に架設された補強梁9,9,…と、補強梁9,9,…を支持する補強柱10,10,…とを備えた構成とされている。また、補強梁9,9,…および補強柱10,10,…によって構成される構面11内には、ブレース13,13,…が配置される。
【0012】
また、図中に示すように、補強梁9,9,…は、既存建築物2内において、最上階2dを除いては、一層おきに設けられた構成とされる。図3は、図2におけるB−B断面を示す図であるが、この図に示すように、補強梁9,9,…の配置されない階においては、既存建築物2を平面視した場合に、組み柱8,8,…、突出部3a,3a,…、および補強柱10,10,…のみが配置されることとなる。
【0013】
また、図4は、図1に示した補強架構3の一部を拡大して示した図である。図中に示すように、補強柱10,10,…、および組み柱8を構成する補強柱14,14,…は、既存架構6を構成する柱15,15,…に沿って設けられるとともに、これら柱15,15,…と一体化された構成とされている。
【0014】
図5は、図2に示した補強架構3における組み柱8と補強梁9との接合部の構造を示した図である。図中に示すように、組み柱8は、補強柱14,14,…と、補強梁18,18,…と、これら補強柱14,14,…および補強梁18,18,…に囲まれた開口部内19,19,…内に略ハ字状に配置されたブレース20,20,…とを備えた構成とされている。また、組み柱8においては、補強梁18,18,…が各階に設けられた構成とされている。
【0015】
以上が、耐震補強構造1の主要な構成であるが、次に、本実施の形態における既存建築物2の耐震補強方法についてを説明する。
本実施の形態における既存建築物2の耐震補強方法は、具体的には、既存建築物2に対して補強架構3を設けることにより、既存建築物2の耐震性の向上を図るものであり、以下の手順により行われる。
【0016】
まず、既存建築物2の最外周部2aと中央部2cにおける補強架構3の突出部3aの設置対象位置とにおいて、梁および床版の撤去を行う。この撤去は、既存建築物2の隅部2bと、中央部2cにおける補強架構3の突出部3aの設置対象位置とにおいては、既存建築物2の下層階から上層階までの全ての階について行われる。また、その他の部分については、一層おきに行われることとされ、この部分においては、既存建築物2の梁および床版が一層おきに残されることとなる。
【0017】
次に、このように梁および床版を撤去したその位置に、組み柱8,8,…、補強柱10,10,…、および補強梁9,9,…を図1ないし図4に示したように設け、これらにより補強架構3を構築する。このとき、補強柱10,10,…および14,14,…は、既存架構6を構成する柱15,15,…に沿って配置されるとともに、柱15,15,…に緊結され、これにより、補強架構3が既存架構6に対して連結されることとなる。
また、補強梁9,9,…および18,18,…上には、図示しない床版が新たに設けられる。
【0018】
このように、既存建築物2を、既存架構6に比較して剛性の高い補強架構3によって耐震補強することにより、地震時には、補強架構3が既存架構6の水平変位を拘束するように作用するとともに、既存架構6に作用する地震力を負担するように機能することから、これにより、既存建築物2の耐震安全性が高められることとなる。
【0019】
上述の既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造1においては、既存建築物2において、その最外周部2aに位置する梁および床版の一部が撤去されるとともに、これら梁および床版が撤去された部分に対して、新たに、補強架構3が既存架構6を囲むように設けられることとされているために、その施工部位を既存建築物2内の一部に限定しつつ、既存建築物2の耐震安全性を向上させることができる。したがって、既存建築物2が敷地境界線に近接している場合においても補強実施が可能である。また、補強工事実施後も、既存建築物2の外壁5がそのままに残されることとなり、既存建築物2の外観意匠に歴史的価値がある場合に、特に好適にこれら耐震補強方法および耐震補強構造1を用いることができる。また、上述のように、施工部位が限定されるために、仮設工事の削減を図ることができる。
また、補強架構3の設けられる位置が既存建築物2の最外周部2aに限定されることから、既存建築物2内部への補強を最小限とすることができる。これにより、既存建築物2の内部空間の居住性・利用性等が新たに付加された補強要素によって阻害されることがなく、また、既存建築物2の内部を利用しながら工事を実施することも可能である。
【0020】
また、上述の耐震補強構造1においては、補強架構3にブレース13,13,…を設けた構成としたため、補強架構3の水平耐力の増強を図ることができ、これにより、既存建築物2の耐震安全性のより一層の向上を図ることができる。
【0021】
なお、上記実施の形態において、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、補強架構3の各所の構造、材料や、耐震補強構造1が適用される既存建築物2の種類等の構成について、他の構成を採用するようにしてもよい。
【0022】
例えば、上記実施の形態において、補強架構3は、鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造であってもよい。また、上記実施の形態におけるブレース13,13,…に対して制震ダンパーを設けることによって、制震機能を付加するようにすれば、補強構造3が地震入力エネルギーを吸収する制震構造とされることとなり、これによって既存建築物2の耐震安全性をより一層の向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明の既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造によれば、既存建築物の最外周部の梁および床版の一部が撤去されるとともに、これら梁および床版が撤去された部分に対して、新たに、補強架構が、既存建築物の既存架構を囲むように設けられるために、既存建築物の外壁に何ら変更を加えず、耐震補強工事を実施することができる。したがって、既存建築物の外観意匠に歴史的価値があり、外観意匠の変更が許されない場合にも、本発明を良好に適用することができる。また、既存建築物の内部への補強を最小限とすることができるために、既存建築物の内部を利用しながら施工を行うことも可能であり、また、既存建築物の内部空間の居住性・利用性等が阻害されない。また、既存架構が、既存建築物の外壁の内側に沿って設けられることにより、既存建築物が敷地境界線に近接して構築されている場合にも、補強実施を可能とすることができる。
さらに、本発明の耐震補強構造において、補強架構にブレースを設けた構成とすることにより、補強架構の水平耐力の増強を図ることができ、これにより、既存建築物の耐震安全性のより一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す図であって、耐震補強構造が適用された既存建築物の平断面図である。
【図2】 図1におけるA−A矢視断面図である。
【図3】 図2におけるB−B矢視断面図である。
【図4】 図1に示した補強架構の一部を拡大して示した平断面図である。
【図5】 図2に示した補強架構における組み柱と補強梁との接合部の状況を拡大して示した正面図である。
【符号の説明】
1 耐震補強構造
2 既存建築物
2a 最外周部
3 補強架構
5 外壁
6 既存架構
9,18 補強梁
10,14 補強柱
11 構面
13 ブレース
Claims (3)
- 既存建築物を構成する既存架構を補強して該既存建築物の耐震性を向上させるための耐震補強方法であって、
前記既存建築物を構成する梁および床版のうち、平面視した場合に最外周側に位置するものの少なくとも一部を撤去し、
これら撤去した梁および床板が位置していた部分に、前記既存建築物の内部に突出する突出部を備え、前記既存架構より大きい剛性を有する補強架構を、前記既存建築物の外壁の内側に沿って前記既存架構を囲んだ状態に設けるとともに、該補強架構と前記既存架構とを連結することを特徴とする既存建築物の耐震補強方法。 - 既存建築物を構成する梁および床版のうち、平面視した場合に最外周側に位置するものの少なくとも一部が撤去され、
補強架構が、前記梁および床板が位置していた部分に、既存建築物の外壁の内側に沿って、前記既存建築物を構成する既存架構を囲んだ状態で設けられるとともに、その一部が、前記既存建築物の内部に突出状態に設けられた突出部とされ、
該補強架構は、前記既存架構に比較して、その剛性が大とされていることを特徴とする既存建築物の耐震補強構造。 - 請求項2記載の既存建築物の耐震補強構造であって、
前記補強架構は、前記外壁と前記既存架構とを連結する補強梁と、該補強梁を支持するとともに前記既存架構を構成する柱に沿って設けられた補強柱と、前記補強梁および補強柱からなる構面内に配置されたブレースとを備えて構成されていることを特徴とする既存建築物の耐震補強構造。
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