JPS641628B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS641628B2
JPS641628B2 JP8073080A JP8073080A JPS641628B2 JP S641628 B2 JPS641628 B2 JP S641628B2 JP 8073080 A JP8073080 A JP 8073080A JP 8073080 A JP8073080 A JP 8073080A JP S641628 B2 JPS641628 B2 JP S641628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
columns
beams
insulating material
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8073080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS576065A (en
Inventor
Koji Shimada
Kunio Ishida
Jun Aizawa
Tomohiko Arita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP8073080A priority Critical patent/JPS576065A/ja
Publication of JPS576065A publication Critical patent/JPS576065A/ja
Publication of JPS641628B2 publication Critical patent/JPS641628B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明の耐震建築物は、地震時に発生する
柱、梁と壁との挙動による剪断破壊を避けるた
め、柱、梁と壁の合理的な分離を目的としたもの
で、すなわち柱及び梁でラーメン構造を形成し、
これに外壁をつけた鉄筋コンクリート造または鉄
骨鉄筋コンクリート造の建築物において、柱と梁
との接合部を除いた柱と梁の表面に絶縁材を配
し、この絶縁材に接して外壁を設けたことを特徴
とするものである。
従来の柱、梁からなるラーメン構造の建築物で
は、柱と壁とがしつかりと剛接合させているもの
が多い。
かかる建築物においては、地震時における破壊
の被害は、クリアスパンの短い壁付き柱に集中
し、しかもその破壊形式は×印の亀裂の入つた剪
断型のもので、特に、柱、梁との接合部を除いた
柱の上下中心部分にこの破壊形式が起こりやすく
なつている。
これは、腰壁、たれ壁等が柱にとり付くことに
より柱のクリアスパンが短くなり、柱が短柱とな
ることに起因するものである。
この発明は、上記不都合を解消するもので、次
に図面について実施例を詳細に説明する。
第1図は現場打ちコンクリートによる鉄筋コン
クリート造の建物でのこの発明の実施例を示す説
明図、第2図乃至第4図は第1図の断面図で、柱
1、梁2及び壁3から構成され、壁3が柱1、梁
2の前面に位置する外壁ラーメン構造の建物にお
いて、柱1と梁2の接合部4を除いた柱1と梁2
の表面に木毛板、ベニア合板、鉄板、プラスチツ
ツク板等の剛性を有するもの、またはアスフアル
トその他の剥離剤からなる不定形のもの、を主体
とする絶縁材5を配し、上記柱1及び梁2と壁3
とを別の動きをするように構成し、また壁3の端
部に縦横に壁端部補強鉄筋6,6′を配筋し、ま
た壁3に設けた開口部7の開口偶角部に斜方向に
補強鉄筋8,8′を配筋する。
次に、上記建築物の施行法について説明する
と、通常かかる現場打ち鉄筋コンクリート造の建
物は、コンクリート型枠は、梁、柱、壁と一体的
に組んでコンクリートを打設することが多いが、
型枠9を柱、梁及び壁の両部分を連続して組立て
る際、第5図、第6図に示すように、木毛板、ベ
ニア合板、プラスチツク板等ある程度剛性を有す
る絶縁材5を用いる場合では、型枠9に貫通する
セパレータ10及び木コン11等で絶縁材5を固
定し、隙間にコンクリートを打設することによ
り、柱1と壁3または梁2と壁3とを一度で施工
することができる。
一方、絶縁材5にアスフアルトその他剥離剤か
らなる剛性を有さない不定形のものを使用する場
合は、柱1と壁3または梁2と壁3とを分割して
施工し、柱1または梁2のコンクリート打設が完
了した時点でその表面に絶縁材5を塗布し、その
後に壁3を施工するようにすればよい。いずれの
場合でも、壁3は絶縁材5に接して設けられる。
なお、この発明はすべての柱、梁に実施するの
ではなく、建物の様相に対してこの発明を用いな
い柱、梁との混合で建物全体を構成することもあ
り得、また建物の角部の柱においてはその一部の
みに実施するなど、種々の設計変更が可能となる
ものである。
ここで、本発明において絶縁材5を柱1と梁2
の接合部4で除いた理由を述べる。
その第1は、施工時におけるコンクリートの打
設の容易性にある。すなわち、絶縁材5は前記の
ごとく型枠9内に一体的にセツトするもので、柱
1のコンクリートを打設する際に、その上端付近
である梁2の接合部4でこの絶縁材5がないこと
により柱1の型枠へのコンクリート流入口部分を
広く確保できる。
従つて、絶縁材5がある下方部分が狭くなつて
もこの広い流入口部分によりコンクリート打設が
容易となる。
第2は、壁3がそで壁のごときタイプの壁の場
合、せめて接合部4で壁3が接合していないこ
と、この壁3が脱落してしまうおそれがある。
第3は、接合部4では、絶縁材5がないこと
で、その厚さは柱1の厚さと壁3の厚さとを加え
たものとなり、接合部4は厚さの大きい強いもの
となる。
特に、地震時の建物の変形はパネルゾーンとし
ての接合部4の回転によつて生じるので、このよ
うにパネルゾーンを強くする必要があるからであ
る。
ところで、本発明における外壁は鉄筋コンクリ
ート(RC)の壁であり、柱と梁の接合部とは鉄
筋やボルトを介して接合する。
カーテンウオールの場合は、仕上げ材として地
震時の建物の動きに追従する(仕上げ材に地震時
の力が掛からないようにしている。) しかし、本発明の壁はRCの壁であるため、地
震時の力を負担する(受ける)ことになる。
中、小地震(震度5以下)に対しては、壁3は
建物の耐力に寄与し、建物の変形を小さくする働
きをするが、大地震時には柱1と梁2との接合部
を除いた柱1及び梁2の大部分を壁3と絶縁する
ことにより、壁3と柱1若しくは壁3と梁2とが
個別に変形する(相互に動く)ようになり、柱1
や梁2が破壊せず、建物が崩壊しないようにする
ことができる。
以上述べたように、この発明の耐震建造物は、
柱、梁と壁との間に絶縁材を配し、地震時に一時
的に強い力を受けた際は柱、梁と壁とが分離して
挙動するので、柱のみならず梁にも剪断亀裂が発
生することを防止でき、かつ柱の靭性が確保で
き、また壁に関しても剪断亀裂が生じにくいもの
である。
また、壁については、端部及び開口偶角部に補
強鉄筋を配置しておけば、開口部のある壁でも充
分地震に耐えられるものが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の耐震建築物の実施例を示す
説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
はB−B断面図、第4図はC−C断面図、第5図
は梁部分の施工例を示す断面図、第6図は柱部分
の施工例を示す断面図である。 1……柱、2……梁、3……壁、4……柱と梁
の接合部、5……絶縁材、7……開口部、6,
6,8,8′……補強鉄筋、9……型枠、10…
…セパレータ、11……木コン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 柱及び梁でラーメン構造を形成し、これに外
    壁をつけた鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コ
    ンクリート造の建築物において、柱と梁との接合
    部を除いた柱と梁の表面に絶縁材を配し、この絶
    縁材に接して外壁を設けたことを特徴とする耐震
    建築物。
JP8073080A 1980-06-14 1980-06-14 Vibration resistant building Granted JPS576065A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073080A JPS576065A (en) 1980-06-14 1980-06-14 Vibration resistant building

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073080A JPS576065A (en) 1980-06-14 1980-06-14 Vibration resistant building

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS576065A JPS576065A (en) 1982-01-12
JPS641628B2 true JPS641628B2 (ja) 1989-01-12

Family

ID=13726486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8073080A Granted JPS576065A (en) 1980-06-14 1980-06-14 Vibration resistant building

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS576065A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9706877B2 (en) 2008-11-21 2017-07-18 Koninklijke Douwe Egberts B.V. System, package, apparatus and method for dosing coffee beans

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58185864A (ja) * 1982-04-26 1983-10-29 大成建設株式会社 構面剛性調整用プレキヤストコンクリ−ト製外周壁
JP5283116B2 (ja) * 2008-12-22 2013-09-04 大成建設株式会社 コンクリート躯体の構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433451A (en) * 1977-08-16 1979-03-12 Fujitec Co Ltd Elevator cage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9706877B2 (en) 2008-11-21 2017-07-18 Koninklijke Douwe Egberts B.V. System, package, apparatus and method for dosing coffee beans

Also Published As

Publication number Publication date
JPS576065A (en) 1982-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS641627B2 (ja)
JPH07229202A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
JPS641628B2 (ja)
JP3170535B2 (ja) 制振構造
JP3713648B2 (ja) 既存建築物の耐震補強方法および耐震補強構造
JP2002317498A (ja) 高層建物の軸組構造
JP3043938B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
JP3317057B2 (ja) 耐震チューブ架構の構築方法および高層事務所ビルの躯体構造
JPH0223709Y2 (ja)
JP3284391B2 (ja) 鉄筋コンクリート架構およびその施工方法
JP2797023B2 (ja) 梁の施工法
JPH0447737B2 (ja)
JP3020215U (ja) 木造建築物の筋かい
JPH0123614B2 (ja)
JP3520483B2 (ja) 既設建物の補強構造
JP2952778B2 (ja) 壁式pc造高層建物
JPH06248755A (ja) 鉄骨コンクリート柱及びその製造方法
JP2749310B2 (ja) 鉄骨構造体
JPS63103140A (ja) 多層建物の柱梁の仕口構造
JP3222807B2 (ja) 耐力壁パネル
JPH044091Y2 (ja)
JPH0361827B2 (ja)
JP3428571B2 (ja) 耐震補強壁
JPH05230935A (ja) プレキャストコンクリート製梁型枠部材
JPS5940984B2 (ja) プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法