JPS5940984B2 - プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法 - Google Patents
プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法Info
- Publication number
- JPS5940984B2 JPS5940984B2 JP4523978A JP4523978A JPS5940984B2 JP S5940984 B2 JPS5940984 B2 JP S5940984B2 JP 4523978 A JP4523978 A JP 4523978A JP 4523978 A JP4523978 A JP 4523978A JP S5940984 B2 JPS5940984 B2 JP S5940984B2
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- JP
- Japan
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- beams
- concrete
- precast concrete
- concrete wall
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、プレキャストコンクリート壁板（以下ＰＣ
壁板という）等プレキャストコンクリート部材を使用し
て建物を構築する場合における、ＰＣ壁板の柱体および
梁部に対する接合工法に関するものである。
壁板という）等プレキャストコンクリート部材を使用し
て建物を構築する場合における、ＰＣ壁板の柱体および
梁部に対する接合工法に関するものである。
建物の壁体を構築するには、柱体、梁部、床部の現場打
コンクリート完了後に、ＰＣ壁板を締結金具を使用して
溶接またはボルト結合等によって接合する工法が一般に
行われているが、このような工法では躯体工事期中外周
部における足場、型枠等を必要とし、その作業等に種々
の問題があり、また結合部が弱くて地震等の場合に破壊
し易い等の欠点がある。
コンクリート完了後に、ＰＣ壁板を締結金具を使用して
溶接またはボルト結合等によって接合する工法が一般に
行われているが、このような工法では躯体工事期中外周
部における足場、型枠等を必要とし、その作業等に種々
の問題があり、また結合部が弱くて地震等の場合に破壊
し易い等の欠点がある。
またＰＣ壁板を外部の型枠に兼用して建物の柱、梁等の
コンクリ−ト打設を行う場合もあるが、この場合にはそ
の両側の端部においてのみ鉄骨に締結されていて、柱と
柱の間は連結材によって梁部に締結されていない状態で
コンクリートが打設されているので、この部分の接合が
弱く、従って両端の締結金具による結合を強固にするた
めに大形のものが必要となり、従って経済的にも不利と
なり、またその接合作業にも多くの手数を要する等の欠
点がある。
コンクリ−ト打設を行う場合もあるが、この場合にはそ
の両側の端部においてのみ鉄骨に締結されていて、柱と
柱の間は連結材によって梁部に締結されていない状態で
コンクリートが打設されているので、この部分の接合が
弱く、従って両端の締結金具による結合を強固にするた
めに大形のものが必要となり、従って経済的にも不利と
なり、またその接合作業にも多くの手数を要する等の欠
点がある。
この発明はこのような従来工法の諸欠点を除去するため
に、ＰＣ壁板を型枠の一部に兼用して梁部のコンクリー
ト現場打設を行う際に、ＰＣ壁板の上部内側に特にアン
カー鉄筋を突設したＰＣ壁板を使用し、このアンカー鉄
筋を梁部の打設コンクリート内に一体に埋設することに
よって梁に沿うて全面的に結合すると共にその側縁は柱
体に対して絶縁材を介して重合し、かつ下部は下位の梁
部に対して締結材によって連結保持することを特徴とす
るＰＣ壁板さ柱体および梁部との結合工法に関するもの
で、その構成を図面の実施例について説明すれば、１は
建物の壁体となるＰＣ壁板にして、その上部の建物の梁
部に対応する位置に、横方向に所定の間隔の下にアンカ
ー鉄筋２・・・・・・を突設すると共に、上部左右に後
記する梁の鉄骨に対する仮止金具のボルト用インサート
３，３を設け、また下端に近くの左右には後記する梁の
鉄骨に対する緊締金具のボルト用インサート４，４を設
けると共に、両側端面の柱体に対応する部分に絶縁材５
，５を貼布したものである。
に、ＰＣ壁板を型枠の一部に兼用して梁部のコンクリー
ト現場打設を行う際に、ＰＣ壁板の上部内側に特にアン
カー鉄筋を突設したＰＣ壁板を使用し、このアンカー鉄
筋を梁部の打設コンクリート内に一体に埋設することに
よって梁に沿うて全面的に結合すると共にその側縁は柱
体に対して絶縁材を介して重合し、かつ下部は下位の梁
部に対して締結材によって連結保持することを特徴とす
るＰＣ壁板さ柱体および梁部との結合工法に関するもの
で、その構成を図面の実施例について説明すれば、１は
建物の壁体となるＰＣ壁板にして、その上部の建物の梁
部に対応する位置に、横方向に所定の間隔の下にアンカ
ー鉄筋２・・・・・・を突設すると共に、上部左右に後
記する梁の鉄骨に対する仮止金具のボルト用インサート
３，３を設け、また下端に近くの左右には後記する梁の
鉄骨に対する緊締金具のボルト用インサート４，４を設
けると共に、両側端面の柱体に対応する部分に絶縁材５
，５を貼布したものである。
次にこのＰＣ壁板１を型枠の一部として兼用しかつ梁部
と一体的に構築するには、先ずこれを現場にて仮受台ま
たは既設のＰＣ壁板１の上の所定の位置に建込んで例え
ば仮止金具６のボルトをそのボルト用インサート３に設
定してこれをステー１等によって梁を構成する鉄骨８に
仮設定し、この鉄骨８およびそのまわりの鉄筋９、柱体
の鉄骨１０を囲んでＰＣ壁板１との当接部は水密となる
ように型枠１１を組立てて梁部１２、柱体１３、床部１
４の現場打コンクリートを打設する。
と一体的に構築するには、先ずこれを現場にて仮受台ま
たは既設のＰＣ壁板１の上の所定の位置に建込んで例え
ば仮止金具６のボルトをそのボルト用インサート３に設
定してこれをステー１等によって梁を構成する鉄骨８に
仮設定し、この鉄骨８およびそのまわりの鉄筋９、柱体
の鉄骨１０を囲んでＰＣ壁板１との当接部は水密となる
ように型枠１１を組立てて梁部１２、柱体１３、床部１
４の現場打コンクリートを打設する。
このようにしてコンクリートが硬化すれば、アンカー鉄
筋２によりＰＣ壁板１の上部さ梁部１２は一体的に結合
されるので、堅固な接合が得られる。
筋２によりＰＣ壁板１の上部さ梁部１２は一体的に結合
されるので、堅固な接合が得られる。
またその側端部と柱体１３との間は絶縁材５によって重
合し、ＰＣ壁板１の縦、横、相互の衝合部はシール１５
，１６によってそれぞれ変位可能に接合したものである
。
合し、ＰＣ壁板１の縦、横、相互の衝合部はシール１５
，１６によってそれぞれ変位可能に接合したものである
。
面してこのＰＣ壁板１の下部はそのボルト用インサート
４に緊締金具１７をボルト等１８１７？：よって設定し
、これを既設の梁部または床部の仮止金具６または適当
な連結金具を介して連結することによってＰＣ壁板１は
上部において梁部１２に一体的に結合され、両側は柱１
詞３に絶縁材５を介して重合し、床部１４に対しては連
結金具等によって引締め締結されてその構造的には柱、
梁、床および屋根をラーメン構造としてＰＣ壁板はＰＣ
カーテンウオールの形体を構成するものである。
４に緊締金具１７をボルト等１８１７？：よって設定し
、これを既設の梁部または床部の仮止金具６または適当
な連結金具を介して連結することによってＰＣ壁板１は
上部において梁部１２に一体的に結合され、両側は柱１
詞３に絶縁材５を介して重合し、床部１４に対しては連
結金具等によって引締め締結されてその構造的には柱、
梁、床および屋根をラーメン構造としてＰＣ壁板はＰＣ
カーテンウオールの形体を構成するものである。
以上のようにこの発明工法により構築された建物は、Ｐ
Ｃ壁板の上部は、床部さ一体の梁部に対してアンカー鉄
筋によって全面一体的に結合され、下部は下位の梁部に
対して連結金具によって結合され、縦、横、ＰＣ壁板相
互の衝合部はシール接合によって外力時の変位を緩衝し
て応力の吸収を行うので、地震時に壁板に無理な応力が
加わらないので破壊するおそれはない。
Ｃ壁板の上部は、床部さ一体の梁部に対してアンカー鉄
筋によって全面一体的に結合され、下部は下位の梁部に
対して連結金具によって結合され、縦、横、ＰＣ壁板相
互の衝合部はシール接合によって外力時の変位を緩衝し
て応力の吸収を行うので、地震時に壁板に無理な応力が
加わらないので破壊するおそれはない。
また仮りに最悪の状態が発生してもＰＣ壁板はその上部
において梁部に堅固に結合されているので、崩壊して落
下するような事故を生ずるおそれもなく、極めて安全性
の高い建物が得られる。
において梁部に堅固に結合されているので、崩壊して落
下するような事故を生ずるおそれもなく、極めて安全性
の高い建物が得られる。
しかもこの発明はその接合に溶接等の熟練を要する作業
を必要としないので極めて簡単かつ迅速にしかも正確な
作業ができる。
を必要としないので極めて簡単かつ迅速にしかも正確な
作業ができる。
またＰＣ壁板は梁部および床部のコンクリート打設の際
の型枠を兼用するので型枠組作業が簡単となり、しかも
外部足場を必要としないので工期が短縮され、また仮設
材も節約される等経済的にも有利である等格別の効果、
特徴がある。
の型枠を兼用するので型枠組作業が簡単となり、しかも
外部足場を必要としないので工期が短縮され、また仮設
材も節約される等経済的にも有利である等格別の効果、
特徴がある。
第１図はＰＣ壁板の側面図、第２図は内側正面図、第３
図はＰＣ壁板の取付状態を示す切断側面図、第４図は第
３図Ｘ−Ｙ切断平面図、第５図は連結部の一部拡大断面
図である。 １・・・・・・ＰＣ壁板、２・・・・・・アンカー鉄筋
、３，４・・・・・・ボルト用インサート、５・・・・
・・絶縁材、６・・・・・・仮止金具、７・・・・・・
ステー、８・・・・・・鉄骨、９・・・・・・鉄筋、１
０・・・・・・鉄骨、１１・・・・・・型枠、１２・・
・・・・梁部、１３・・・・・・柱体、１４・・・・・
・床部、１５，１６・・・・・・シール、１１・・・・
・・緊締金具、１８・・・・・・ボルト。
図はＰＣ壁板の取付状態を示す切断側面図、第４図は第
３図Ｘ−Ｙ切断平面図、第５図は連結部の一部拡大断面
図である。 １・・・・・・ＰＣ壁板、２・・・・・・アンカー鉄筋
、３，４・・・・・・ボルト用インサート、５・・・・
・・絶縁材、６・・・・・・仮止金具、７・・・・・・
ステー、８・・・・・・鉄骨、９・・・・・・鉄筋、１
０・・・・・・鉄骨、１１・・・・・・型枠、１２・・
・・・・梁部、１３・・・・・・柱体、１４・・・・・
・床部、１５，１６・・・・・・シール、１１・・・・
・・緊締金具、１８・・・・・・ボルト。
Claims (1)
- １ コンクリートプレハブ建物の構築に際して、プレキ
ャストコンクリート壁板の上部の梁部に当接する部分に
、アンカー鉄筋を多数突設しかつ両側部の柱体に当接す
る部分には絶縁材を貼布し、このプレキャストコンクリ
ート壁板を所定の位置に建込んだ後アンカー鉄筋突設面
と絶縁材貼布面をそれぞれ梁部および柱部に対応させて
この部分を型枠として兼用して梁および柱のコンクリー
トを現場打設することによってプレキャストコンクリー
ト壁板の上端部をアンカー鉄筋により梁部のコンクリー
トに一体的に結合すると共に、両側部を柱体のコンクリ
ートに絶縁材を介して変位可能に重合しかつ下端部は締
結金具によって下位の梁部コンクリートに締結保持する
こさを特徴とするプレキャストコンクリート壁板と柱体
および梁部との接合工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4523978A JPS5940984B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4523978A JPS5940984B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54137820A JPS54137820A (en) | 1979-10-25 |
| JPS5940984B2 true JPS5940984B2 (ja) | 1984-10-03 |
Family
ID=12713694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4523978A Expired JPS5940984B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | プレキャストコンクリ−ト壁板と柱体および梁部との接合工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5940984B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH021658Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1990-01-16 | ||
| JPH021659Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1990-01-16 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5894542A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-04 | 鹿島建設株式会社 | 建築物の構築方法 |
-
1978
- 1978-04-19 JP JP4523978A patent/JPS5940984B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH021658Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1990-01-16 | ||
| JPH021659Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1990-01-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54137820A (en) | 1979-10-25 |
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