JPS627339B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS627339B2 JPS627339B2 JP56010647A JP1064781A JPS627339B2 JP S627339 B2 JPS627339 B2 JP S627339B2 JP 56010647 A JP56010647 A JP 56010647A JP 1064781 A JP1064781 A JP 1064781A JP S627339 B2 JPS627339 B2 JP S627339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- box
- steel beams
- beams
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、建築物におけるスラブ構造に関す
るもので、特に階高の高い所に比較的厚いスラブ
を必要とする場合や設備配管が多く複雑な場合等
に非常に有効な構造である。
るもので、特に階高の高い所に比較的厚いスラブ
を必要とする場合や設備配管が多く複雑な場合等
に非常に有効な構造である。
従来、コンクリート床スラブを打設する場合に
は足場を用いるか、デツキプレートまたはPC版
の下に鉄骨梁を通すなどしてコンクリートの打設
を行なつていた。しかし、足場を用いる場合は階
高が高いと足場型枠の設置や打設後の取り壊しが
困難である。またデツキプレートやPC版を使用
する場合、Ｈ形鋼等の鉄骨梁がスラブ下に現われ
て設備配管等の障害となることもある。その他、
一方向の鉄骨梁に鉄筋を挿通してコンクリート中
に埋設する場合もあるが現場での組立、架設が容
易でない。
は足場を用いるか、デツキプレートまたはPC版
の下に鉄骨梁を通すなどしてコンクリートの打設
を行なつていた。しかし、足場を用いる場合は階
高が高いと足場型枠の設置や打設後の取り壊しが
困難である。またデツキプレートやPC版を使用
する場合、Ｈ形鋼等の鉄骨梁がスラブ下に現われ
て設備配管等の障害となることもある。その他、
一方向の鉄骨梁に鉄筋を挿通してコンクリート中
に埋設する場合もあるが現場での組立、架設が容
易でない。
この発明は、上述のような問題を解決するため
になされたものである。
になされたものである。
この発明のスラブは一方向に配した縦方向のＩ
形鋼および溝形鋼からなる鉄骨梁と、これに直交
する方向に複数本所定間隔で配し、前記縦方向鉄
骨梁間をその下部フランジに取付けて連結する縦
方向鉄骨梁よりサイズの小さい横方向鉄骨梁と、
これら縦方向および横方向の鉄骨梁下面に一体化
した金属製の底板とで箱状フレームを形成し、こ
の箱状フレームを梁間空間スパン方向に二以上連
接し、鉄筋を挿通して架設し、上面にコンクリー
トを打設してなる。また、前記縦方向鉄骨梁に
は、打設するコンクリートが通過可能な貫通孔と
応力伝達のための下端鉄筋を貫通させる鉄筋挿通
孔があり、鉄骨梁の両側のコンクリートを一体化
し、鉄骨梁とコンクリート間での応力伝達をスム
ーズなものとしている。
形鋼および溝形鋼からなる鉄骨梁と、これに直交
する方向に複数本所定間隔で配し、前記縦方向鉄
骨梁間をその下部フランジに取付けて連結する縦
方向鉄骨梁よりサイズの小さい横方向鉄骨梁と、
これら縦方向および横方向の鉄骨梁下面に一体化
した金属製の底板とで箱状フレームを形成し、こ
の箱状フレームを梁間空間スパン方向に二以上連
接し、鉄筋を挿通して架設し、上面にコンクリー
トを打設してなる。また、前記縦方向鉄骨梁に
は、打設するコンクリートが通過可能な貫通孔と
応力伝達のための下端鉄筋を貫通させる鉄筋挿通
孔があり、鉄骨梁の両側のコンクリートを一体化
し、鉄骨梁とコンクリート間での応力伝達をスム
ーズなものとしている。
また箱状フレーム上方にも上端鉄筋を配筋し、
コンクリートの補強をなしている。
コンクリートの補強をなしている。
以下、図示した実施例に基づいて説明する。
第１図および第２図は概要図であり、梁間空間
に鉄骨梁２，３，４および底板５で形成される箱
状フレーム１を架設し、その内部および上方にコ
ンクリート６を打設してスラブを構成している。
に鉄骨梁２，３，４および底板５で形成される箱
状フレーム１を架設し、その内部および上方にコ
ンクリート６を打設してスラブを構成している。
箱状フレーム１の構成は一方向（以下、縦方向
とする）に配された中間のＩ形鋼からなる鉄骨梁
２と、両側で溝を向き合せた溝形鋼からなる鉄骨
梁３とこれらに直交する方向（以下、横方向とす
る）に配され、縦方向鉄骨梁２，３間を連結する
横方向鉄骨梁４およびこれらの鉄骨梁２，３，４
の下面に溶接等により一体化された底板５からな
る。
とする）に配された中間のＩ形鋼からなる鉄骨梁
２と、両側で溝を向き合せた溝形鋼からなる鉄骨
梁３とこれらに直交する方向（以下、横方向とす
る）に配され、縦方向鉄骨梁２，３間を連結する
横方向鉄骨梁４およびこれらの鉄骨梁２，３，４
の下面に溶接等により一体化された底板５からな
る。
縦方向鉄骨梁２，３は大梁間に架設した状態
で、スラブの自重および積載荷重に耐え得るよう
比較的サイズの大きなもの、例えば梁せいがスラ
ブ厚よりわずかに低い程度のものを使用する。こ
れらのうち中間に配される鉄骨梁２は箱状フレー
ム１の大きさ、形状等に従い配される。図の実施
例では鉄骨梁２を一本使用しているが、また二本
以上配される場合もある。
で、スラブの自重および積載荷重に耐え得るよう
比較的サイズの大きなもの、例えば梁せいがスラ
ブ厚よりわずかに低い程度のものを使用する。こ
れらのうち中間に配される鉄骨梁２は箱状フレー
ム１の大きさ、形状等に従い配される。図の実施
例では鉄骨梁２を一本使用しているが、また二本
以上配される場合もある。
横方向鉄骨梁４については縦方向鉄骨梁２，３
に比べサイズの小さいアングルまたは溝形鋼等を
使用し、縦方向鉄骨梁２，３の下部フランジに溶
接等により連結する。
に比べサイズの小さいアングルまたは溝形鋼等を
使用し、縦方向鉄骨梁２，３の下部フランジに溶
接等により連結する。
また、底板５は防錆が不要なステンレス板が望
ましいが、鉄板等の他の金属板を使用することも
できる。
ましいが、鉄板等の他の金属板を使用することも
できる。
施工に関してはこのようにして形成される箱状
フレーム１を梁間空間に二以上架設し、その上に
必要な配筋、配管等を行ないコンクリート６を打
設する。
フレーム１を梁間空間に二以上架設し、その上に
必要な配筋、配管等を行ないコンクリート６を打
設する。
なお、箱状フレーム１は工場で溶接し、現場に
運んでセツトすることもできるし、また現場で組
立てることもできる。
運んでセツトすることもできるし、また現場で組
立てることもできる。
第３図は第１図の−断面図、第４図はその
場合の鉄骨梁２，３，４の平面的な配置を示す
図、第５図は−断面図であり、縦方向鉄骨梁
２，３にはコンクリートとの一体化のための貫通
孔７および下端鉄筋挿通孔８が設けられている。
場合の鉄骨梁２，３，４の平面的な配置を示す
図、第５図は−断面図であり、縦方向鉄骨梁
２，３にはコンクリートとの一体化のための貫通
孔７および下端鉄筋挿通孔８が設けられている。
なお、この実施例では梁間空間が5.5m×6m程
度、スラブ厚600mm程度を考えているが、スラブ
厚がさらに必要な場合は鉄骨梁２，３，４の梁せ
いもそれに応じて増加させる。また、スパン方向
が例えば5.5mで桁方向は数十ｍ連続させるとい
つたことも可能である。
度、スラブ厚600mm程度を考えているが、スラブ
厚がさらに必要な場合は鉄骨梁２，３，４の梁せ
いもそれに応じて増加させる。また、スパン方向
が例えば5.5mで桁方向は数十ｍ連続させるとい
つたことも可能である。
第６図は一つの梁間空間に箱状フレーム１を二
以上使用する場合の箱状フレーム１相互の接合に
関する実施例を示したものである。この実施例は
側方へ突出させた底板５どうしを重ね合わせコン
クリートの漏出を防ぐ。また、一体化のための鉄
筋９が鉄骨梁３を挿通して配筋される。なお、箱
状フレーム１上方にはこれ以外の必要な上端鉄筋
９の配筋および設備配管もなされる。
以上使用する場合の箱状フレーム１相互の接合に
関する実施例を示したものである。この実施例は
側方へ突出させた底板５どうしを重ね合わせコン
クリートの漏出を防ぐ。また、一体化のための鉄
筋９が鉄骨梁３を挿通して配筋される。なお、箱
状フレーム１上方にはこれ以外の必要な上端鉄筋
９の配筋および設備配管もなされる。
この発明は以上の構成からなり、次のような利
点、特徴を有する。
点、特徴を有する。
鉄骨梁と底板から構成される箱状フレームを
梁間空間に架設するので階高が高い場合でもサ
ポートなしでコンクリート打ちの施工ができ
る。
梁間空間に架設するので階高が高い場合でもサ
ポートなしでコンクリート打ちの施工ができ
る。
さらに、コンクリート中に内在する縦方向鉄
骨梁には貫通孔および下端鉄筋を通しているた
め鉄骨梁の両側のコンクリートが一体化され、
さらに箱状フレーム上方に上端鉄筋が配筋され
ているので鉄骨梁とコンクリート間での応力伝
達がスムーズである。
骨梁には貫通孔および下端鉄筋を通しているた
め鉄骨梁の両側のコンクリートが一体化され、
さらに箱状フレーム上方に上端鉄筋が配筋され
ているので鉄骨梁とコンクリート間での応力伝
達がスムーズである。
箱状フレームをプレハブ化して現場で連接す
るので施工が容易かつ迅速に行なえ、かつ重量
もそれほどないため大型化できる。
るので施工が容易かつ迅速に行なえ、かつ重量
もそれほどないため大型化できる。
箱状フレームの両側は溝形鋼であるので、そ
れを突合せ鉄筋を挿通して容易に連結できる。
れを突合せ鉄筋を挿通して容易に連結できる。
横方向鉄骨は縦方向鉄骨の下部フランジに連
結して容易に組立ができる。
結して容易に組立ができる。
図面はこの発明の実施例を示したもので、第１
図は箱状フレームの架設状態を示す概要平面図、
第２図は概要縦断面図、第３図は第１図の−
断面図における実施例を示す縦断面図、第４図は
第３図の箱状フレームの平面図、第５図は第１図
の−断面における実施例を示す縦断面図、第
６図は箱状フレームの接合状態を示す縦断面図で
ある。 １…箱状フレーム、２，３…縦方向鉄骨梁、４
…横方向鉄骨梁、５…底板、６…コンクリート、
７…貫通孔、８…鉄筋挿通孔、９…鉄筋、１０…
大梁、１１…ガセツトプレート、１２…重ね合わ
せ部。
図は箱状フレームの架設状態を示す概要平面図、
第２図は概要縦断面図、第３図は第１図の−
断面図における実施例を示す縦断面図、第４図は
第３図の箱状フレームの平面図、第５図は第１図
の−断面における実施例を示す縦断面図、第
６図は箱状フレームの接合状態を示す縦断面図で
ある。 １…箱状フレーム、２，３…縦方向鉄骨梁、４
…横方向鉄骨梁、５…底板、６…コンクリート、
７…貫通孔、８…鉄筋挿通孔、９…鉄筋、１０…
大梁、１１…ガセツトプレート、１２…重ね合わ
せ部。
Claims (1)
- １ 一方向に配した縦方向中間のＩ形鋼からなる
鉄骨梁２と、両側で溝を向き合せた溝形鋼からな
る鉄骨梁３とこれに直交する方向に複数本所定間
隔で配し、前記縦方向鉄骨梁２，３間をその下部
フランジに取付けて連結する縦方向鉄骨梁２，３
よりサイズの小さい横方向鉄骨梁４と、これら縦
方向および横方向の鉄骨梁２，３，４の下面に接
合し、一体化した金属製の底板５とからなり、前
記縦方向鉄骨梁２，３には打設するコンクリート
６が通過可能な貫通孔７および小径の下部鉄筋挿
通孔８を設けてなる箱状フレーム１を連接し、か
つ鉄骨梁３，３間に鉄筋を挿通して梁間空間に架
設し、前記鉄筋挿通孔８には下端鉄筋９を挿通さ
せ、かつ箱状フレームの上方に上端鉄筋を配筋し
て前記箱状フレーム１内およびその上部にコンク
リート６を打設してなることを特徴とするスラブ
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064781A JPS57127049A (en) | 1981-01-27 | 1981-01-27 | Post-striking non-support slab structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1064781A JPS57127049A (en) | 1981-01-27 | 1981-01-27 | Post-striking non-support slab structure |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57127049A JPS57127049A (en) | 1982-08-07 |
| JPS627339B2 true JPS627339B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=11756005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1064781A Granted JPS57127049A (en) | 1981-01-27 | 1981-01-27 | Post-striking non-support slab structure |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57127049A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6131546A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-14 | 鹿島建設株式会社 | 床スラブの施工方法 |
| JPS6167308U (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-08 | ||
| JPS62111050A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-22 | 清水建設株式会社 | スラブの構築方法 |
| JPS62141243A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | 東京電力株式会社 | 複合スラブ構成体、その複合スラブ構成体を用いたスラブの構築方法およびスラブ構築物 |
| JPS6360347A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-16 | 清水建設株式会社 | 複合スラブ構成体及びスラブの構築方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS508418U (ja) * | 1973-05-22 | 1975-01-28 | ||
| JPS5910453B2 (ja) * | 1977-11-30 | 1984-03-09 | 清水建設株式会社 | 鉄骨軸組建築物の床構造 |
-
1981
- 1981-01-27 JP JP1064781A patent/JPS57127049A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57127049A (en) | 1982-08-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4646495A (en) | Composite load-bearing system for modular buildings | |
| US20030084629A1 (en) | Ring beam/lintel system | |
| CN111411721A (zh) | 一种装配式预制楼板次梁组合构件 | |
| GB2131849A (en) | Structural framework | |
| CN104032855A (zh) | 装配式十字形混合连肢墙及其施工方法 | |
| JPS627339B2 (ja) | ||
| JPS6349776B2 (ja) | ||
| JPS6314937A (ja) | 鉄筋鉄骨複合柱 | |
| JP2021188273A (ja) | 柱梁架構 | |
| JPH07268880A (ja) | 柱脚基礎・基礎梁構造 | |
| CN218911772U (zh) | 一种装配式建筑墙、梁、板竖向横向承重构件的组合节点 | |
| JP7699007B2 (ja) | 構造物の施工方法 | |
| JPS6139457B2 (ja) | ||
| JPH09273317A (ja) | 既存コンクリート構造物の耐震補強方法 | |
| JPH0711171B2 (ja) | 鉄筋鉄骨複合柱 | |
| JP2674442B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート構造物の柱・梁接合部の構造 | |
| JPS59138644A (ja) | Ｐｃ梁もしくはｐｓ梁とデツキプレ−ト床スラブコンクリ−トとからなる合成床施工法 | |
| CN115613707A (zh) | 一种装配式建筑墙、梁、板竖向横向承重构件的组合节点 | |
| JPH07279244A (ja) | 多階層建築物における柱と梁の接合構造 | |
| JP2603239B2 (ja) | 架構体 | |
| CN120797822A (en) | Fully assembled frame structure system based on steel connection and UHPC nodes and construction method | |
| JP2023067236A (ja) | コンクリート打設前のスラブ下地構造、鉄筋コンクリート製のスラブ構造、コンクリート打設前のスラブ下地構造の構築方法、および鉄筋コンクリート製のスラブ構造の構築方法 | |
| JP2000136564A (ja) | 床パネル型鉄骨架構構造と架構システム | |
| JP2784449B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート基礎 | |
| EP0385998A1 (en) | FLOOR STRUCTURE FOR BUILDINGS. |