JPS641627B2 - - Google Patents
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- JPS641627B2 JPS641627B2 JP8072980A JP8072980A JPS641627B2 JP S641627 B2 JPS641627 B2 JP S641627B2 JP 8072980 A JP8072980 A JP 8072980A JP 8072980 A JP8072980 A JP 8072980A JP S641627 B2 JPS641627 B2 JP S641627B2
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- insulating material
- building
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Links
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明の耐震建築物は、地震時に発生する柱
と壁との挙動による剪断破壊を避けるため、柱と
壁の合理的な分離を目的としたもので、すなわ
ち、柱及び梁でラーメン構造を形成し、これに外
壁をつけた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コン
クリート造の建築物において、柱と梁との接合部
を除いた柱の表面に絶縁材を配し、この絶縁材に
接して外壁を設けたものである。
と壁との挙動による剪断破壊を避けるため、柱と
壁の合理的な分離を目的としたもので、すなわ
ち、柱及び梁でラーメン構造を形成し、これに外
壁をつけた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コン
クリート造の建築物において、柱と梁との接合部
を除いた柱の表面に絶縁材を配し、この絶縁材に
接して外壁を設けたものである。
従来の柱、梁からなるラーメン構造の建築物で
は、柱と壁とがしつかりと剛接合されているもの
が多い。
は、柱と壁とがしつかりと剛接合されているもの
が多い。
かかる建築物においては、地震時における破壊
の被害は、クリアスパンの短い壁付き柱に集中
し、しかもその破壊形式は×印の亀裂の入る剪断
型のもので、特に、柱、梁との接合部を除いた柱
の上下中心部分にこの破壊形式が起こりやすくな
つている。
の被害は、クリアスパンの短い壁付き柱に集中
し、しかもその破壊形式は×印の亀裂の入る剪断
型のもので、特に、柱、梁との接合部を除いた柱
の上下中心部分にこの破壊形式が起こりやすくな
つている。
これは、腰壁、たれ壁等により、柱にとり付く
ことにより柱のクリアスパンが短くなり、柱が短
柱となることに起因するものである。
ことにより柱のクリアスパンが短くなり、柱が短
柱となることに起因するものである。
この発明は上記不都合を解消するもので、次に
図面について実施例を詳細に説明する。
図面について実施例を詳細に説明する。
第1図は現場打ちコンクリートによる鉄筋コン
クリート造の建物でのこの発明の実施例を示す説
明図、第2図乃至第4図は第1図の断面図で、柱
1、梁2の前面に壁3が位置する外壁ラーメン構
造の建築物において、柱1と梁2の接合部4を除
いた柱1の表面に木毛板、ベニア合板、鉄板、プ
ラスチツク板等の剛性を有するもの、またはアス
フアルトその他の剥離剤からなる不定形のもの、
を主体とする絶縁材5を配し、上記柱1と壁3と
を別の動きをするような状態に置く。
クリート造の建物でのこの発明の実施例を示す説
明図、第2図乃至第4図は第1図の断面図で、柱
1、梁2の前面に壁3が位置する外壁ラーメン構
造の建築物において、柱1と梁2の接合部4を除
いた柱1の表面に木毛板、ベニア合板、鉄板、プ
ラスチツク板等の剛性を有するもの、またはアス
フアルトその他の剥離剤からなる不定形のもの、
を主体とする絶縁材5を配し、上記柱1と壁3と
を別の動きをするような状態に置く。
第1図中、6は壁3の中央部に形成された開口
部で、ここにサツシ等をはめ窓とするためのもの
である。
部で、ここにサツシ等をはめ窓とするためのもの
である。
また壁3の端部には、縦方向及び横方向に壁端
部補強鉄筋7,7′を配置し、かつ必要に応じて
斜方向に壁3の開口偶角部補強鉄筋8を配置して
ある。
部補強鉄筋7,7′を配置し、かつ必要に応じて
斜方向に壁3の開口偶角部補強鉄筋8を配置して
ある。
次に、上記建築物の施行法について説明する
と、通常かかる現場打ち鉄筋コンクリート造の建
物を造るには、コンクリート型枠は、梁、柱、壁
と一体的に組んでコンクリートを打設することが
多いが、型枠9を柱、壁の両部分を連続して組立
てる際、第5図に示すように、木毛板、ベニア合
板、鉄板、プラスチツク板等ある程度鋼性を有す
る絶縁材5を用いる場合では、型枠9に貫通する
セパレータ10及び木コン11などで絶縁材5を
固定し、隙間にコンクリートを打設することによ
り柱1と壁3とを一度で施工することができる。
と、通常かかる現場打ち鉄筋コンクリート造の建
物を造るには、コンクリート型枠は、梁、柱、壁
と一体的に組んでコンクリートを打設することが
多いが、型枠9を柱、壁の両部分を連続して組立
てる際、第5図に示すように、木毛板、ベニア合
板、鉄板、プラスチツク板等ある程度鋼性を有す
る絶縁材5を用いる場合では、型枠9に貫通する
セパレータ10及び木コン11などで絶縁材5を
固定し、隙間にコンクリートを打設することによ
り柱1と壁3とを一度で施工することができる。
一方、絶縁材5にアスフアルトその他剥離剤か
らなる剛性を有さない不定形のものを使用する場
合は、柱1と壁3とを分割して施行し、柱1のコ
ンクリート打設が完了した時点でその表面に絶縁
材5を塗布し、その後に壁3を施工するようにす
ればよい。いずれの場合でも、壁3は絶縁材5に
接して設けられる。
らなる剛性を有さない不定形のものを使用する場
合は、柱1と壁3とを分割して施行し、柱1のコ
ンクリート打設が完了した時点でその表面に絶縁
材5を塗布し、その後に壁3を施工するようにす
ればよい。いずれの場合でも、壁3は絶縁材5に
接して設けられる。
また、この発明は、柱1の建築物平面における
位置により、第6図、第7図のような柱1の片面
のもの実施及び前面と側面両面の実施も可能であ
り、さらに第8図のようなこの発明を全然用いな
い柱、壁との接合部を建築物の一部に取入れるこ
ともあり得、すなわち色々のバリエーシヨンの建
築物が考えられる。
位置により、第6図、第7図のような柱1の片面
のもの実施及び前面と側面両面の実施も可能であ
り、さらに第8図のようなこの発明を全然用いな
い柱、壁との接合部を建築物の一部に取入れるこ
ともあり得、すなわち色々のバリエーシヨンの建
築物が考えられる。
ここで、本発明において絶縁材5を柱1と梁2
の接合部4で除いた理由を述べる。
の接合部4で除いた理由を述べる。
その第1は、施工時におけるコンクリートの打
設の容易性にある。すなわち、絶縁材5は前記の
ごとく型枠9内に一体的にセツトするもので、柱
1のコンクリートを打設する際に、その上端付近
である梁2の接合部4でこの絶縁材5がないこと
により柱1の型枠へのコンクリート流入口部分を
広く確保できる。
設の容易性にある。すなわち、絶縁材5は前記の
ごとく型枠9内に一体的にセツトするもので、柱
1のコンクリートを打設する際に、その上端付近
である梁2の接合部4でこの絶縁材5がないこと
により柱1の型枠へのコンクリート流入口部分を
広く確保できる。
従つて、絶縁材5がある下方部分が狭くなつて
もこの広い流入口部分によりコンクリート打設が
容易となる。
もこの広い流入口部分によりコンクリート打設が
容易となる。
第2は、壁3がそで壁のごときタイプの壁の場
合、せめて接合部4では壁3が梁2のみならず柱
1に接合することで壁3が容易に脱落するのを防
ぐことにある。
合、せめて接合部4では壁3が梁2のみならず柱
1に接合することで壁3が容易に脱落するのを防
ぐことにある。
第3は、接合部4では、絶縁材5がないこと
で、その厚さは柱1の厚さと壁3の厚さとを加え
たものとなり、接合部4は厚さの大きい強いもの
となる。
で、その厚さは柱1の厚さと壁3の厚さとを加え
たものとなり、接合部4は厚さの大きい強いもの
となる。
特に、地震時の建物の変形はパネルゾーンとし
ての接合部4の回転によつて生じるので、このよ
うにパネルゾーンを強くする必要があるからであ
る。
ての接合部4の回転によつて生じるので、このよ
うにパネルゾーンを強くする必要があるからであ
る。
以上のようにして、この発明の建築物は、地震
時に一時的に強い力を受けた際は、柱と壁とが分
離して挙動し、柱は靭性を確保するとともに、壁
の方についても剪断亀裂の発生を防止できるもの
である。
時に一時的に強い力を受けた際は、柱と壁とが分
離して挙動し、柱は靭性を確保するとともに、壁
の方についても剪断亀裂の発生を防止できるもの
である。
本発明における外壁は鉄筋コンクリート(RC)
の壁であり、梁及び柱と梁の接合部とは鉄筋やボ
ルトを介して接合する。
の壁であり、梁及び柱と梁の接合部とは鉄筋やボ
ルトを介して接合する。
カーテンウオールの場合は、仕上げ材として地
震時の建物の動きに追従する(仕上げ材に地震時
の力が掛からないようにしている。) しかし、本発明の壁はRCの壁であるため、地
震時の力を負担する(受ける)ことになる。
震時の建物の動きに追従する(仕上げ材に地震時
の力が掛からないようにしている。) しかし、本発明の壁はRCの壁であるため、地
震時の力を負担する(受ける)ことになる。
中、小地震(震度5以下)に対しては、壁は建
物の耐力に寄与し、建物の変形を小さくする働き
をするが、大地震時には梁との接合部を除いた柱
の大部分を壁と絶縁することにより、壁と柱が個
別に変形する(相互に動く)ようになり、柱がが
破壊せず、建物が崩壊しないようにすることがで
きる。
物の耐力に寄与し、建物の変形を小さくする働き
をするが、大地震時には梁との接合部を除いた柱
の大部分を壁と絶縁することにより、壁と柱が個
別に変形する(相互に動く)ようになり、柱がが
破壊せず、建物が崩壊しないようにすることがで
きる。
第1図はこの発明の耐震建築物の実施例を示す
説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
はB−B断面図、第4図はC−C断面図、第5図
は施工例を示す断面図、第6図、第7図は他の実
施例の断面図、第8図は本発明を用いない部分の
断面図である。 1……柱、2……梁、3……壁、4……柱と梁
の接合部、5……絶縁材、6……開口部、7,
7′,8……補強鉄筋、9……型枠、10……セ
パレータ、11……木コン。
説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
はB−B断面図、第4図はC−C断面図、第5図
は施工例を示す断面図、第6図、第7図は他の実
施例の断面図、第8図は本発明を用いない部分の
断面図である。 1……柱、2……梁、3……壁、4……柱と梁
の接合部、5……絶縁材、6……開口部、7,
7′,8……補強鉄筋、9……型枠、10……セ
パレータ、11……木コン。
Claims (1)
- 1 柱及び梁でラーメン構造を形成し、これに外
壁をつけた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コン
クリート造の建築物において、柱と梁との接合部
を除いた柱の表面に絶縁材を配し、この絶縁材に
接して外壁を設けたことを特徴とする耐震建築
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8072980A JPS576064A (en) | 1980-06-14 | 1980-06-14 | Vibration resistant building |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8072980A JPS576064A (en) | 1980-06-14 | 1980-06-14 | Vibration resistant building |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS576064A JPS576064A (en) | 1982-01-12 |
JPS641627B2 true JPS641627B2 (ja) | 1989-01-12 |
Family
ID=13726454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8072980A Granted JPS576064A (en) | 1980-06-14 | 1980-06-14 | Vibration resistant building |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS576064A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796143A (en) * | 1980-12-01 | 1982-06-15 | Takenaka Komuten Co | Short pillar free construction of rc pillar with girdle and hanging walls |
JPS59102057A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-12 | 丸井産業株式会社 | 構造用スリツト材の支持装置 |
JPS59106665A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-20 | 丸井産業株式会社 | 構造用スリツト材の支持装置 |
DE3606797C2 (de) * | 1986-03-01 | 2000-11-23 | Bosch Gmbh Robert | Vorrichtung und Verfahren zur Steuerung, insbesondere zur Begrenzung, der Fahrgeschwindigkeit eines Straßenfahrzeuges |
JP2696416B2 (ja) * | 1990-04-26 | 1998-01-14 | 稚晴 中村 | 車の横転防止装置 |
US6263261B1 (en) | 1999-12-21 | 2001-07-17 | Ford Global Technologies, Inc. | Roll over stability control for an automotive vehicle |
US6397127B1 (en) | 2000-09-25 | 2002-05-28 | Ford Global Technologies, Inc. | Steering actuated wheel lift identification for an automotive vehicle |
US6799092B2 (en) | 2001-02-21 | 2004-09-28 | Ford Global Technologies, Llc | Rollover stability control for an automotive vehicle using rear wheel steering and brake control |
JP7437969B2 (ja) * | 2020-02-26 | 2024-02-26 | 株式会社竹中工務店 | スリット施工方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433451A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-12 | Fujitec Co Ltd | Elevator cage |
-
1980
- 1980-06-14 JP JP8072980A patent/JPS576064A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS576064A (en) | 1982-01-12 |
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