JPH1162264A - 外殻フレーム耐震補強構造 - Google Patents

外殻フレーム耐震補強構造

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JPH1162264A
JPH1162264A JP9218582A JP21858297A JPH1162264A JP H1162264 A JPH1162264 A JP H1162264A JP 9218582 A JP9218582 A JP 9218582A JP 21858297 A JP21858297 A JP 21858297A JP H1162264 A JPH1162264 A JP H1162264A
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shell frame
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JP9218582A
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English (en)
Inventor
Kunio Aoyama
邦男 青山
Mitsuo Asano
三男 浅野
Hiroshi Nishimoto
博 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住環境への影響を最小限に押さえることの
できる外殻フレーム耐震補強構造を提供する。 【解決手段】 柱・梁をプレキャストRC造21,22
とし、ジョイント部23のみを現場打ちRC造とし、か
つ、既設躯体25,26との一体化は予じめ該プレキャ
ストRC造部材21,22を貫通して取り付けのアンカ
ーボルト19を既設躯体25,26に打込みして、当該
アンカーボルト19のせん断耐力と予じめプレキャスト
RC造部材21,22と既設躯体25,26との接合面
に注入の接着剤18を介した圧着による接着耐力の累加
に由るとしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の建物の機能
及び居住環境を損なうこと無く、かつ、使用を継続し得
て短工期で既設建物の耐震補強を外殻フレーム補強にて
行なう外殻フレーム耐震補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】既設建物の耐震補強にあって、壁増設
(増打)補強、鉄骨ブレース補強では施工性が悪く、ケ
ミカルアンカー等のあと施工アンカーによる騒音のため
場所によっては建物の使用しながらの補強ができないこ
と、また、壁(ブレース)増設や開口部等をふさぐこと
により建物の機能及び居住環境を悪化させる不都合があ
るが、外部に向けてのフレーム太径化補強(所謂外殻フ
レーム)によれば開口は確保されるので建物の機能及び
居住環境を損なうことがなく好都合である。
【0003】かかる外殻フレーム補強の施工例は図1
5、16に示される。すなわち、建物の外面に補強用の
フレームを増設(外付け)するものであり、図15中
1,2は打ち込み梁型枠、柱型枠、3,4は現場組梁鉄
筋、柱鉄筋,5,6は既設梁,柱を夫々示す。7はベラ
ンダである。
【0004】図16は叙上梁型枠2部の縦断図で、既設
梁5等の増設面には予じめ目荒し8が施こされると共に
この部にはせん断耐力を受持つケミカルアンカー9,…
が打ち込まれる。矢印10はコンクリート打設方向を示
す。しかして、既設梁5、既設柱6は外部に向けて増設
されて補強されるので、窓や入り口などをふさぐことが
なく、建物の使用勝手に影響を与えず、図15に示す如
く、ベランダ7や廊下など室外から施工できるので、施
工中も建物内を使うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、叙上の従来の
補強手段にあっては、増設の柱、梁共に居住環境架構に
密接しての現場打ちRC造となるために制約が多く、単
に工期が長くなると云うのみではなく、対既設躯体との
一体化を保証するために打ち込まれるケミカルアンカー
の数が多くなり、施工時の騒音、振動は居住環境に影響
を与えざるを得ない。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、外殻フレームの増設工期
の短縮化、対既設躯体一体化のためのアンカー等の施工
の居住環境に及ぼす影響の低減化を実現した外殻フレー
ム耐震補強構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の外殻フレーム耐震補強構造は、柱・梁をプ
レキャストRC造とし、ジョイント部のみを現場打ちR
C造とし、かつ、既設躯体との一体化は予じめ該プレキ
ャストRC造部材を貫通して取り付けのアンカーボルト
を既設躯体に打込みして当該アンカーボルトのせん断耐
力と予じめプレキャストRC造部材と既設躯体との接合
面に注入の接着剤を介した圧着による接着耐力の累加に
由るとしたものである。(請求項1,図3) 柱をRC造とし、梁をプレキャストRC造とし、ジョイ
ント部を現場打ちRC造りとし、既設躯体との一体化
は、RC部材についてはケミカルアンカーを介した接合
に由り、プレキャストRC造部材については予じめ該プ
レキャストRC造部材を貫通して取り付けのアンカーボ
ルトを既設躯体に打ち込みして当該アンカーボルトのせ
ん断耐力と予じめプレキャストRC造部材と既設躯体と
の接合面に注入の接着剤を介した圧着による接着耐力の
累加に由るとしたものである。(請求項2,図4) 柱をSRC造とし、梁をプレキャストSRC造とし、ジ
ョイント部を現場打ちSRC造とし、既設躯体との一体
化は、SRC造部材についてはケミカルアンカー等の後
施工アンカーを介した接合に由り、プレキャストSRC
造部材については予じめ当該プレキャストSRC造部材
を貫通して取り付けのアンカーボルトを既設躯体に打込
みして当該アンカーボルトのせん断耐力と予じめプレキ
ャストSRC造部材と既設躯体との接合面に注入の接着
剤を介した圧着による接着耐力の累加に由るとしたもの
である。(請求項3,図5) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブ先端に架構するとし、柱・梁を現場打ちRC
造とし、当該架構の該既設の跳ね出しスラブとの一体化
は当該スラブに所定間隔配位をもって厚方向について挾
装締結の一対のL型地震力伝達用金物に補強大梁側アン
カーボルトを取り付けることによるものである。(請求
項4,図7) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブ先端に架構するとし、柱・梁をプレキャスト
RC造とし、ジョイント部のみを現場打ちRC造とし、
当該架構の該既設の跳ね出しスラブとの一体化は当該ス
ラブに所定間隔配位をもって厚方向について挾装締結の
一対のL型地震力伝達用金物に補強大梁側アンカーボル
トを取り付けることとしたものである。(請求項5,図
8) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブ先端に架構するとし、柱をRC造とし、梁を
プレキャストRC造とし、ジョイント部を現場打ちRC
造とし、当該架構の該既設の跳ね出しスラブとの一体化
は当該スラブに所定間隔配位をもって厚方向について挾
装締結の一対の地震力伝達用金物に補強大梁側アンカー
ボルトを取り付けることとしたものである。(請求項
6,図9) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブ先端に架構するとし、柱をSRC造とし、梁
をプレキャストSRC造とし、ジョイント部を現場打ち
SRC造とし、当該架構の該既設の跳ね出しスラブとの
一体化は当該スラブに所定間隔配位をもって厚方向につ
いて挾装締結の一対のL型地震力伝達用金物に補強大梁
側アンカーボルトを取り付けることとしたものである。
(請求項7,図10) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブの先端部内に柱が該スラブを貫通し、大梁が
該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構するとし、柱・
梁を現場打ちRC造とし、該既設の跳ね出しスラブと外
殻フレームの大梁との間は所定間隔配位をもって上下一
対の地震力伝達用金物を介した締結用貫通ボルトで締結
固定するとしたものである。(請求項8,図11) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブの先端部内に柱が該スラブを貫通し、大梁が
該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構するとし、柱・
梁をプレキャストRC造とし、ジョイント部のみを現場
打ちRC造とし、柱の主筋の接合はスリーブジョイント
等でなし、該既設の跳ね出しスラブと外殻フレームの大
梁との間は所定間隔配位をもって上下一対の地震力伝達
用金物を介した締結用貫通ボルトで締結固定するとした
ものである。(請求項9,図12) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブの先端部内に柱が該スラブを貫通し、大梁が
該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構するとし、柱を
RC造とし、梁をプレキャストRC造とし、ジョイント
部を現場打ちRC造とし、該既設の跳ね出しスラブと外
殻フレームの大梁との間は所定間隔配位をもって上下一
対の地震力伝達用金物を介した締結用貫通ボルトで締結
固定するとしたものである。(請求項10,図13) 外殻フレームを既設建物のバルコニー又は廊下等の跳ね
出しスラブの先端部内に柱が該スラブを貫通し、大梁が
該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構するとし、柱を
SRC造とし、梁をプレキャストSRC造とし、ジョイ
ント部を現場打ちSRC造とし、該既設の跳ね出しスラ
ブと外殻フレームの大梁との間は所定間隔配位をもって
上下一対の地震力伝達用金物を介した締結用貫通ボルト
で締結固定するとしたものである。(請求項11,図1
4)
【0008】
【作用】請求項1〜3記載の発明にあっては、プレキャ
スト化した部材については施工性の向上による工期短縮
と共に既設躯体との一体化が接着剤の接着力とこれとの
累加によるアンカーボルトのせん断力とに由るとしたた
め、ボルト数の低減が期し得、施工の居住環境へ及ぼす
影響が少なくなる。
【0009】請求項4〜7記載の発明にあっては、居住
空間躯体から離隔した位置での施工となるために居住環
境へ及ぼす影響は著しく少なくなる。請求項8〜11記
載の発明にあっては、上記請求項4〜7記載の発明と同
じことが言えるが、内部に入り込む分、既設躯体との間
の一体化は一層高まるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜14
に基づいて説明する。図1は請求項1〜3に記載のタイ
プに属する本発明の外殻フレーム耐震補強構造を示す縦
断図で、図中11が既設建物12(バルコニー等の跳ね
出しスラブ無し)の外面に増設の外殻フレームを示す。
【0011】当該フレーム11の基礎11aは既存基礎
13を拡大補強する形態で構築される。叙上外殻フレー
ム11におけるRC造部の対既設躯体との一体化は既述
した図16に紹介と同様の手段(ケミカルアンカー等の
後施工アンカー)によるが、プレキャスト部材について
は、図2に示される手段に由る。
【0012】すなわち、既設躯体14には穿孔15(a)
若しくは貫通孔16(b) を穿がち、これ等とプレキャス
ト部材17との接合面にはエポキシ樹脂等の接着剤18
を注入し、当該孔15,16に対してプレキャスト部材
17を貫通させて取り付けのアンカーボルト19を挿通
若しくは挿通のうえナット止め20するとして固定す
る。
【0013】プレキャスト部材17の躯体14への押し
付けとアンカーボルト19の固定とに由って、一体化が
なされ、その内容はアンカーボルト19のせん断耐力と
接着剤18の接着耐力との累加であるため、既述のケミ
カルアンカー9と異なりその数は少なくて済む。実際の
施工は、プレキャスト部材17に予じめバカ穴を穿が
ち、この穴を介して既設躯体14に穿孔(15,16)
をし、アンカーボルト19を挿入することとなる。
【0014】プレキャスト部材については、叙上の要領
の対躯体一体化手段を用い、かつ、RC部材については
既述の図16の要領の対躯体一体化手段を用いること
で、以下図3〜5の補強がなされる。すなわち、図3に
おいて、架構はプレキャストRC造柱21とプレキャス
トRC造梁22とからなり、ジョイント部23はRC造
よりなる。
【0015】柱21の主筋21a,…の継ぎは鉄筋の芯
ずれをある程度許容し得、かつ、接合作業により鉄筋が
変形又は移動することがなく、プレキャスト部材間に好
適なスリーブジョイント24,…を用いるを良しとす
る。プレキャストRC造柱21,プレキャストRC造梁
22共に既設柱25,既設大梁26に対しての一体化は
既述したアンカーボルト19が用いられ、かつ、接合面
には接着剤18が注入される。図中27は仕上打込を示
す。
【0016】図4において、架構はRC造柱28とプレ
キャストRC造梁22とからなり、図中29,…は柱2
8における鉄筋圧接を示す。柱28の既設柱25に対し
ての一体化はケミカルアンカー9,…に由り、梁22の
既設大梁26に対しての一体化はアンカーボルト19に
由る。図5において、架構はSRC造柱30とプレキャ
ストSRC造梁31とからなり、図中32,33は梁筋
定着におけるエンクローズド溶接、鉄筋コブ定着を夫々
示す。
【0017】柱30の既設柱25に対しての一体化はケ
ミカルアンカー9,…に由り、梁31の既設大梁26に
対しての一体化は途中梁31の鉄骨31aを貫ら抜いて
貫通して取り付けのアンカーボルト19を介してなされ
る。図6は、外殻フレーム11が既設建物12’がバル
コニー等の跳ね出しスラブ34を有する場合に、当該ス
ラブ34の先端若しくは先端部内(想像線で示した。)
に構築される態様を示す。
【0018】外殻フレーム11の基礎11aは図1の場
合と異なり既設基礎13と離れて独立する形態で構築さ
れる。以下、図7〜図10(先端),図11〜図14
(先端部内)の補強がなされる。すなわち、先ず図7に
あって、架構はRC造柱28とRC造梁35とからな
り、当該架構のスラブ34先端に対しての一体化は、ス
ラブ34端縁に所定間隔をもって配位のスラブ34の厚
方向について挾装締結の一対のL型地震力伝達用金物3
6,36を反力基盤として補強大梁(35)側アンカー
ボルトBを取り付けてなしている。当該ボルトBは予じ
め梁35に埋設のものでも梁35の固化後に穿孔取り付
けのものでも良い。
【0019】図中37,…は上位の金物36下地調整の
ため充填の無収縮モルタルを示す。図8にあって、架構
はプレキャストRC造柱21とプレキャストRC造梁2
2とからなり、ジョイント部23はRC造よりなる。柱
21の主筋21a,…の継ぎは鉄筋の芯ずれをある程度
許容し得、かつ、接合作業により鉄筋が変形又は移動す
ることがなく、プレキャスト部材間に好適なスリーブジ
ョイント24,…を用いるを良しとする。
【0020】架構11のスラブ34先端に対しての一体
化は図7で紹介の金物36,プレキャストコンクリート
に予じめ埋設又は穿孔取り付けのアンカーボルトBに由
る。図9にあって、架構はRC造柱28とプレキャスト
RC造梁22とからなるとしている。スラブ34先端に
対しての一体化は、既述の図8と同様である。
【0021】図10にあって、架構はSRC造柱30と
プレキャストSRC造梁31とからなるとしている。ス
ラブ34先端に対しての一体化は、既述の図8,9と同
様である。次に、図11にあって、架構はRC造柱28
とRC造梁35とからなり、当該柱28貫通のためにス
ラブ34にははつり部40,…を必要とする。
【0022】該梁35はスラブ34下面に沿うものであ
るため、コンクリート打設に際してはd図に示す如く側
方に開口の打設口38を介してとり行なう。対スラブ3
4に対しての一体化は柱28の貫通取合いと梁35とス
ラブ34との間に所定間隔配位をもって上下一対の地震
力伝達用金物39,39が配され、これに取り付けの締
結用貫通ボルトB’,…の締結によってなされている。
【0023】当該ボルトB’は予じめ梁35に埋設のも
のでも梁35の固化後にスラブ34を介して穿孔取り付
けのものでも良い。図12にあっては、架構はプレキャ
ストRC造柱21とプレキャストRC造梁22とからな
る。柱21の主筋21a,…の継ぎはスリーブジョイン
ト24,…を用いるを良しとする。
【0024】対スラブ34に対しての一体化は既述の地
震伝達用金物39,39を介した固化スラブ34,梁2
2を貫通穿孔のうえ取り付けのボルトB’に由る。図1
3にあって、架構はRC造柱28とプレキャストRC造
梁22とからなる。対スラブ34に対しての一体化は図
12と同様である。
【0025】図14にあって、架構はSRC造柱30と
プレキャストSRC造梁31とからなる。対スラブ34
に対しての一体化は図12,13と同様である。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されているの
で,外殻フレーム耐震補強を居住環境への影響を最小限
に押さえて施工することができ、耐震補強の施工を促進
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明外殻フレーム耐震補強構造を示す建物縦
断図である。
【図2】a,bは本発明におけるプレキャスト部材の対
既設躯体への取付手段説明図である。
【図3】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図4】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図5】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図6】本発明の外殻フレーム耐震補強構造を示す建物
の縦断図である。
【図7】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,A−A矢視図である。
【図8】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,A−A矢視図である。
【図9】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中B
−B矢視,A−A矢視図である。
【図10】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中
B−B矢視,A−A矢視図である。
【図11】a〜dは本発明の補強構造を示す正,a図中
B−B矢視,a図中A−A矢視、要部の詳示図である。
【図12】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中
B−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図13】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中
B−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図14】a〜cは本発明の補強構造を示す正,a図中
B−B矢視,a図中A−A矢視図である。
【図15】従来の外殻フレーム耐震補強を示す説明図で
ある。
【図16】図15中の要部の詳示図である。
【符号の説明】
1 打ち込み梁型枠 2 柱型枠 3 先組梁鉄筋 4 柱鉄筋 5 梁 6 柱 7 ベランダ 8 目荒し 9 ケミカルアンカー 10 コンクリート打設 11 外殻フレーム 11a基礎 12 建物 13 基礎 14 躯体 15 穿孔 16 貫通孔 17 プレキャスト部材 18 接着剤 19 アンカーボルト 20 ナット止め 21 プレキャストRC造柱 22 プレキャストRC造梁 23 ジョイント部 24 スリーブジョイント 25 柱 26 大梁 27 仕上打込 28 RC造柱 29 鉄筋圧接 30 SRC造柱 30a鉄骨 31 プレキャストSRC造梁 32 エンクローズド溶接 33 鉄筋コブ定着 34 スラブ 35 RC造梁 36 L型地震力伝達用金物 37 無収縮モルタル 38 打設口 39 地震力伝達用金物 40 はつり部 B 梁補強側アンカーボルト B’ 締結用貫通ボルト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱・梁をプレキャストRC造とし、ジョ
    イント部のみを現場打ちRC造とし、かつ、既設躯体と
    の一体化は予じめ該プレキャストRC造部材を貫通して
    取り付けのアンカーボルトを既設躯体に打込みして、当
    該アンカーボルトのせん断耐力と予じめプレキャストR
    C造部材と既設躯体との接合面に注入の接着剤を介した
    圧着による接着耐力の累加に由るとしたことを特徴とす
    る外殻フレーム耐震補強構造。
  2. 【請求項2】 柱をRC造とし、梁をプレキャストRC
    造とし、ジョイント部を現場打ちRC造とし、既設躯体
    との一体化は、RC部材についてはケミカルアンカーを
    介した接合に由り、プレキャストRC造部材については
    予じめ該プレキャストRC造部材を貫通して取り付けの
    アンカーボルトを既設躯体に打込みして、当該アンカー
    ボルトのせん断耐力と予じめプレキャストRC造部材と
    既設躯体との接合面に注入の接着剤を介した圧着による
    接着耐力の累加に由るとしたことを特徴とする外殻フレ
    ーム耐震補強構造。
  3. 【請求項3】 柱をSRC造とし、梁をプレキャストS
    RC造とし、ジョイント部を現場打ちSRC造とし、既
    設躯体との一体化は、SRC部材についてはケミカルア
    ンカー等の後施工アンカーを介した接合に由り、プレキ
    ャストSRC造部材については予じめ当該プレキャスト
    SRC造部材を貫通して取り付けのアンカーボルトを既
    設躯体に打込みして、当該アンカーボルトのせん断耐力
    と予じめプレキャストSRC造部材と既設躯体との接合
    面に注入の接着剤を介した圧着による接着耐力の累加に
    由るとしたことを特徴とする外殻フレーム耐震補強構
    造。
  4. 【請求項4】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブ先端に架構するとし、柱・梁
    を現場打ちRC造とし、当該架構の該既設の跳ね出しス
    ラブとの一体化は当該スラブに所定間隔配位をもって厚
    方向について挾装締結の一対のL型地震力伝達用金物に
    補強大梁側アンカーボルトを取り付けることとしたこと
    を特徴とする外殻フレーム耐震補強構造。
  5. 【請求項5】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブ先端に架構するとし、柱・梁
    をプレキャストRC造とし、ジョイント部のみを現場打
    ちRC造とし、当該架構の該既設の跳ね出しスラブとの
    一体化は当該スラブに所定間隔配位をもって厚方向につ
    いて挾装締結の一対のL型地震力伝達用金物に補強大梁
    側アンカーボルトを取り付けることとしたことを特徴と
    する外殻フレーム耐震補強構造。
  6. 【請求項6】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブ先端に架構するとし、柱をR
    C造とし、梁をプレキャストRC造とし、ジョイント部
    を現場打ちRC造とし、当該架構の該既設の跳ね出しス
    ラブとの一体化は当該スラブに所定間隔配位をもって厚
    方向について挾装締結の一対のL型地震力伝達用金物に
    補強大梁側アンカーボルトを取り付けることとしたこと
    を特徴とする外殻フレーム耐震補強構造。
  7. 【請求項7】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブ先端に架構するとし、柱をS
    RC造とし、梁をプレキャストSRC造とし、ジョイン
    ト部を現場打ちSRC造とし、当該架構の該既設の跳ね
    出しスラブとの一体化は当該スラブに所定間隔配位をも
    って厚方向について挾装締結の一対のL型地震力伝達用
    金物に補強大梁側アンカーボルトを取り付けることとし
    たことを特徴とする外殻フレーム耐震補強構造。
  8. 【請求項8】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブの先端部内に柱が該スラブを
    貫通し、大梁が該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構
    するとし、柱・梁を現場打ちRC造とし、該既設の跳ね
    出しスラブと外殻フレームの大梁との間は所定間隔配位
    をもって上下一対の地震力伝達用金物を介した締結用貫
    通ボルトで締結固定するとしたことを特徴とする外殻フ
    レーム耐震補強構造。
  9. 【請求項9】 外殻フレームを既設建物のバルコニー又
    は廊下等の跳ね出しスラブの先端部内に柱が該スラブを
    貫通し、大梁が該スラブ下面又は上面に沿う態様に架構
    するとし、柱・梁をプレキャストRC造とし、ジョイン
    ト部のみを現場打ちRC造とし、柱の主筋の接合はスリ
    ーブジョイント等でなし、該既設の跳ね出しスラブと外
    殻フレームの大梁との間は所定間隔配位をもって上下一
    対の地震力伝達用金物を介した締結用貫通ボルトで締結
    固定するとしたことを特徴とする外殻フレーム耐震補強
    構造。
  10. 【請求項10】 外殻フレームを既設建物のバルコニー
    又は廊下等の跳ね出しスラブの先端部内に柱が該スラブ
    を貫通し、大梁が該スラブ下面又は上面に沿う態様に架
    構するとし、柱をRC造とし、梁をプレキャストRC造
    とし、ジョイント部を現場打ちRC造とし、該既設の跳
    ね出しスラブと外殻フレームの大梁との間は所定間隔配
    位をもって上下一対の地震力伝達用締結用貫通ボルトで
    締結固定するとしたことを特徴とする外殻フレーム耐震
    補強構造。
  11. 【請求項11】 外殻フレームを既設建物のバルコニー
    又は廊下等の跳ね出しスラブの先端部内に柱が該スラブ
    を貫通し、大梁が該スラブ下面又は上面に沿う態様に架
    構するとし、柱をSRC造とし、梁をプレキャストSR
    C造とし、ジョイント部を現場打ちSRC造とし、該既
    設の跳ね出しスラブと外殻フレームの大梁との間は所定
    間隔配位をもって上下一対の地震力伝達用締結用貫通ボ
    ルトで締結固定するとしたことを特徴とする外殻フレー
    ム耐震補強構造。
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