JP2928941B2 - 柱梁の仕口部構造 - Google Patents

柱梁の仕口部構造

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昇 坂口
宏治 山野辺
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は構造物の躯体を構築する際に用いて好適な柱
と梁の接合構造。
「従来の技術およびその課題」 従来、柱梁の仕口部構造の一例として、第4図および
第5図に示すような構造が提供されている。
第4図に示す構造は、柱1の上部において梁2、2を
接合して固定し、この状態で柱3の梁を上方へ延在する
ように接合していき、接合部をふさぎ板4で覆ってコン
クリートを打設する構成となっている。このような構造
では、柱1、3の柱主筋をねじ鉄筋とし、スリーブジョ
イントでジョイントしなければならないため、施工作業
が繁雑となり施工能率があがらないといった問題があっ
た。
また、柱シャフト部1a、3aをPC化した場合も柱主筋を
梁2、2上でスプライスリーブまたはKEN溶接でジョイ
ントする必要がある。
第5図に示す構造は、梁2、2の上部と下部において
柱の径が異なる場合であって、柱の径を梁2の下部で大
きくする場合、柱主筋が太径ゆえ曲げづらく差し違いで
上部の柱5の柱主筋5aを長くして下部の柱6へアンカー
する方法をとらざるを得ない。
また、下部の柱6の径の方が上部の柱5の径よりも大
きいため、下部の柱6の柱主筋を長くしても上部の柱に
アンカーさせることができずアンカー長さがとれない。
さらに、このような構造では、柱シャフト部のPC化も
困難である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、梁
の上部と下部に位置する柱の柱主筋を接合することな
く、柱梁の接合作業を容易に行うことのできる柱梁の仕
口部構造を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明の仕口部構造は、柱主筋の一端部が柱の延在方
向に対して緩やかに折曲され、当該柱主筋の一端部の先
端付近に柱主筋の側方へ突出する形態で定着部材が設け
られ、前記柱主筋の一端部および定着部材が前記接合す
べき梁の接合端部内に挿通され、これら柱主筋の一端部
および梁の接合端部を覆うようにふさぎ板が設けられ、
このふさぎ板内にコンクリートが打設されてなることを
特徴としている。
「実施例」 以下、本発明の仕口部構造の一実施例について図面を
参照して説明する。
第1図中、符号10は構造物の柱、11は柱10に接合すべ
き梁11を示している。そして、これら柱10と梁11の仕口
部構造は、柱主筋13の一端部13aと、梁11の接合端部11a
がふさぎ板15に覆われた状態でコンクリート16が打設さ
れた構成となっている。
柱主筋13の一端部13aは、柱10の延在方向に対して緩
やかに折曲され、さらに、この柱主筋13の一端部13aの
先端付近には定着部材18が柱主筋13の側方へ突出する形
態で設けられている。この際、柱主筋13の断面径をdと
した場合に、折曲部から柱主筋の端部までの距離を15d
〜20dとなるように設定することが望ましい。
定着部材18は、第2図および第3図に示すように、柱
主筋の断面直径をdとした場合に一辺が2dの外観正四角
形の板体であって、前記柱主筋13の先端部に直交する形
態で接合されている。
そして、前記柱主筋13の一端部13aおよび定着部材18
が前記接合すべき梁11の接合端部11a内に挿通され、こ
れら柱主筋13の一端部13aおよび梁11の接合端部11aを覆
うようにふさぎ板15が設けられ、このふさぎ板15内にコ
ンクリート16が打設されている。
本実施例の仕口部構造を有する構造物の躯体を構築す
る場合、まず、梁11の下方に位置する柱10を構築する。
この際、柱主筋13の一端部13aは柱10の上方へ延出され
るとともに、柱の外方へ向って緩やかに折曲された状態
に設定される。この後、梁11、11の接合端部11aに前記
柱主筋13の一端部13aを挿入させた状態で固定する。
そして、既に構築された柱10の延在方向に一致させた
状態で、梁11の上方に柱10を構築する。この際、梁11の
上方に構築された柱10の柱主筋13は、下方へ延出される
とともに、柱の外方へ向って緩やかに折曲された状態に
設定される。
このような状態に設定した後、前記梁および柱10の仕
口部の回りにふさぎ板15を配置し、このふさぎ板15によ
って覆われた空間にコンクリート16を打設することによ
って柱10と梁11の接合作業を行う。すなわち、ふさぎ板
15内のコンクリート16の拘束効果を利用するため、梁11
の上下に構築された柱の柱主筋13を定着部材18を用いて
柱梁仕口内へアンカーするだけで十分の耐力を奏するこ
とができ、柱主筋13どうしの接合を行わない。
しかる後、梁11の上面にデッキプレート(図示略)等
を設置して、スラブコンクリート21を打設することによ
って構造物の床面を施工する。
本実施例の柱梁の仕口部構造によれば、柱主筋どうし
の接合が不要となり、ふさぎ板15によって覆われた部分
へ柱主筋13の一端部13aをアンカーさせるだけなので、
施工し易く、コストダウンを図ることができる。
また、本発明の柱梁の仕口部構造は、前記実施例と同
様にして、PC柱に対しても対応することができ、この場
合においても前記実施例と同様の効果を奏することがで
きる。
「発明の効果」 本発明の柱と梁の仕口部構造は、柱主筋の一端部が柱
の延在方向に対して緩やかに折曲され、当該柱主筋の一
端部の先端付近に柱主筋の側方へ突出する形態で定着部
材が設けられ、前記柱主筋の一端部および定着部材が接
合すべき梁の接合端部内に挿通され、これら柱主筋の一
端部および梁の接合端部を覆うようにふさぎ板が設けら
れ、このふさぎ板内にコンクリートが打設されてなる構
成としたので、柱主筋どうしの接合が不要となり、ふさ
ぎ板によって覆われた部分へ柱主筋の一端部をアンカー
させるだけなので、施工し易く、コストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の柱梁の仕口部構造の一実
施例を示す図であって、第1図は側断面図、第2図は柱
主筋端部の側面図、第3図は定着部材の平面図、第4図
および第5図は柱梁の仕口部構造の一従来例を示す図で
ある。 1、3、5、6、10……柱、2、11……梁、4、15……
ふさぎ板。13……柱主筋、18……定着部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 昇 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 山野辺 宏治 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 神野 靖夫 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 関 洋一 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/16 E04B 1/30 E04B 1/21 E04B 1/58 508

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の柱と、この柱に接合すべき梁の仕
    口部構造において、柱主筋の一端部が柱の延在方向に対
    して緩やかに折曲され、当該柱主筋の一端部の先端付近
    に柱主筋の側方へ突出する形態で定着部材が設けられ、
    前記柱主筋の一端部および定着部材が前記接合すべき梁
    の接合端部内に挿通され、これら柱主筋の一端部および
    梁の接合端部を覆うようにふさぎ板が設けられ、このふ
    さぎ板内にコンクリートが打設されてなることを特徴と
    する柱梁の仕口部構造。
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