JP3311862B2 - 鉄骨鉄筋コンクリート柱の接合構造 - Google Patents

鉄骨鉄筋コンクリート柱の接合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の構築構法におけ
る、鉄骨鉄筋コンクリート(以下SRCという)柱の接
合構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SRC柱の構築においては、まず
鉄骨柱を現場溶接し、鉄筋を組んだのち、合板等を用い
て型枠を作成し、コンクリートの打設を行う。従って工
期の短縮しにくい構法である。またSRC柱をプレキャ
スト(以下PCa という)する場合においても、PC a
SRC柱の鉄骨部分は現場溶接を行うため、その部分の
コンクリートは後打ち、且つ逆打ちとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】SRC柱の構築におい
ては鉄骨柱の現場溶接を伴うため、品質や性能が天候や
溶接技能によって左右されて不安定となり、信頼性に欠
ける。SRC柱のPCa 化を図る場合、溶接接合では、
その部分のコンクリートは後打ち且つ逆打ちとなり、品
質及び構造上の性能が確保しにくい。
【0004】また柱の接合作業が錯綜して、工期の短縮
が困難である。本発明は前記従来技術の有する問題点に
鑑みて提案されたもので、その目的とする処は施工性が
改善され、環境の変化及び技能の差によって品質及び構
造上の性能が左右されることなく、工期の短縮が図られ
る鉄骨鉄筋コンクリート柱の接合構造を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る鉄骨鉄筋コンクリート柱の接合構造
は、下部鉄骨鉄筋コンクリート柱に埋設された柱鋼管に
おける柱頭部より突出され、且つ外周面にリブが配設さ
れた柱鋼管端部に、上部鉄骨鉄筋コンクリート柱に埋設
された柱鋼管の下端部の前記柱鋼管よりやや大径の鋼管
継手を嵌合し、同鋼管継手と前記下部鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱の柱鋼管端部との間隙にグラウトを填装して構成
されている。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、下部SRC柱
に埋設された柱鋼管の柱頭突出部と、上部SRC柱に埋
設された柱鋼管の下端に設けられ、柱鋼管よりやや大径
の鋼管継手を嵌合し、同鋼管継手と前記下部SRC柱に
埋設された柱鋼管の柱頭突出部との間隙にグラウトを注
入、充填することによって、上下のSRC柱が一体化さ
れるものであり従来の溶接による接合作業にくらべて、
環境の変化、技能の差によって品質及び構造上の性能が
左右されることがない。
【0007】また前記鋼管継手に嵌入される下部SRC
柱における柱鋼管上端突出部の外周面に配設されたリブ
によって、上下SRC柱の各鋼管間における力の伝達が
合理的に行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは上部PCa SRC柱、Bは下部PCa SRC柱
で、夫々上部柱鋼管1及び下部柱鋼管2が上下各柱コン
クリート3内に一体に埋設され、下部柱鋼管2の柱頭よ
り突出した上端部の外周には適宜間隔毎に環状のリブ4
が配設されている。
【0009】前記上部PCa SRC柱Aの柱脚部におい
て上部柱鋼管1の下端部が、柱鋼管よりもやや大径で、
長さは柱鋼管の直径程度の鋼管継手5が設けられてい
る。而して上部PCa SRC柱Aの鋼管継手5を、下部
PCa SRC柱Bにおける下部柱鋼管2の柱頭突出部に
嵌合し、PCa SRC柱A、Bの建て入れ後、柱の建て
入れ直しを行う。次いでPCa SRC柱の柱脚部の目地
部分6のモルタル流出止めを行い、前記鋼管継手5と下
部柱鋼管2との間隙7と柱主筋8の鉄筋継手9及び上下
PCa SRC柱の目地部分6のグラウト注入を同時に行
う。
【0010】なお前記鉄筋継手9は上部PCa SRC柱
Aの柱主筋8の下端に設けられた柱主筋接合用のモルタ
ル充填式の鉄筋継手金物より構成されている。図3は本
発明の他の実施例を示し、鋼管継手5の内周面にもリブ
4が設けられ、上下PCa SRC柱の各柱鋼管間の力の
伝達を更に増大しうるものである。図中、前記実施例に
は同一符号が付されている。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば下部SRC柱に埋設され
た柱鋼管における柱頭部より突出された柱鋼管端部に、
上部SRC柱に埋設された柱鋼管の下端部の継手を嵌合
し、同柱鋼管継手と前記下部SRC柱の柱鋼管端部との
間に形成された間隙にグラウトを注入、填装することに
よって、上下SRC柱を接合するようにしたので、SR
C柱の接合が大幅に簡略化され、従来の現場溶接による
接合にくらべて環境の変化、溶接技能の差によって品質
及び構造上の性能が左右されることがなく、構造上信頼
性の高い鉄骨鉄筋コンクリートの接合構造が構成され
る。更に前記グラウトの注入は鉄筋の継手と同時に行わ
れ、施工が更に簡略化される。
【0012】また前記下部SRC柱の柱頭より突出する
柱鋼管端部外周にはリブが配設されているので、上下S
RC柱の各鋼管間の応力の伝達が合理的に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るSRC柱の接合構造における鋼管
継手部の一実施例を示す断面図である。
【図2】前記SRC柱の接合構造における柱脚部の詳細
を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す鋼管継手部の断面図
である。
【図4】本発明の接合構造を具えた柱梁の架構状況を示
す斜視図である。
【符号の説明】
A 上部PCa SRC柱 B 下部PCa SRC柱 1 上部柱鋼管 2 下部柱鋼管 3 柱コンクリート 4 リブ 5 鋼管継手 6 目地部分 7 鋼管継手と下部柱鋼管との間隙 8 柱主筋 9 鉄筋継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 仁 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/30,1/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部鉄骨鉄筋コンクリート柱に埋設され
    た柱鋼管における柱頭部より突出され、且つ外周面にリ
    ブが配設された柱鋼管端部に、上部鉄骨鉄筋コンクリー
    ト柱に埋設された柱鋼管の下端部の前記柱鋼管よりやや
    大径の鋼管継手を嵌合し、同鋼管継手と前記下部鉄骨鉄
    筋コンクリート柱の柱鋼管端部との間隙にグラウトを填
    装してなることを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート柱の
    接合構造。
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