JP2896820B2 - 柱梁接合構造 - Google Patents
柱梁接合構造Info
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Description
の内外に夫々コンクリートを充填及び被覆し
構造に係るものである。
は、下階の角型鋼管柱に溶着したダイヤフラムに梁を接
合し、同梁の上方部分で上下の角型鋼管柱を現場溶接に
よって接合するか、円型鋼管柱にステイフナリングを溶
着し、更に同リングに梁ブラケツトを溶着してこれに梁
を接合するとともに、上下の円型鋼管柱を梁の上方部分
で現場溶接によって接合していた。
での現場溶接となるので、品質や性能が天候や溶接上の
技能によって左右され、不安定で信頼に欠け、また現場
溶接技能工の確保が困難である。更に柱梁継手部分は製
作工程が多く、作業が複雑で多大の手間を要し、工程の
遅延を生じる等の問題があった。本発明者等はこのよう
な問題点を解決するために、特願平2−322521号
において、相隣る上下階の鋼管柱の柱脚及び柱頭に跨っ
て接合用鞘管を嵌挿し、前記各鋼管柱との間にグラウト
材を注入して同各鋼管柱を接合したのち、前記鞘管より
外側に突設された接合片に梁を接合する鋼管構造の柱梁
接合方法を提案した。
が円滑に行なわれるのには、柱内の鉄骨部分の曲げ耐力
が梁鉄骨の曲げ耐力に対して40%以上の曲げ性能を有
することが必要とされ、このことは日本建築学会SRC
規準に規定されている。しかるに前記従来技術において
は柱内の鉄骨部分の曲げ耐力の点について必らずしも十
分であるとはいえなかった。
れたもので、その目的とする処は、現場溶接作業を伴な
うことなく柱梁の接合が簡単に行なわれ、しかも柱内の
鉄骨部分が十分な曲げ性能を有し、柱梁間の応力の伝達
が円滑に行なわれる柱梁接合構造を提供する点にある。
めに、本発明の柱梁接合構造は、鋼管柱の内部にコンク
リートを充填するとともに同鋼管柱の外部にコンクリー
トを被覆して夫々を構成した上下の鋼管コンクリート柱
の接合部において、柱梁交叉部材の継手鋼管の外周面上
下部にリブを介して上下の鉄骨バンドプレートを取付
け、同継手鋼管の外周面上下中間部に梁接合部片を突設
し、前記下部の鋼管コンクリート柱の柱頭部を前記下部
の鉄骨バンドプレートにより囲繞するとともに同鋼管コ
ンクリート柱の鋼管柱を同鉄骨バンドプレートの継手鋼
管の下半部内に嵌着し、前記上部の鋼管コンクリート柱
の柱脚部を前記上部の鉄骨バンドプレートにより囲繞す
るとともに同鋼管コンクリート柱の鋼管柱を同鉄骨バン
ドプレートの継手鋼管の上半部内に嵌着し、前記梁接合
部片に鉄骨梁を接合してなることを特徴としている。
の外周面に放射状に配設したリブを介して鉄骨バンドプ
レートを接合するとともに、継手鋼管の外周面に梁接合
部片を突設してなる柱梁交叉部材を使用し、同柱梁交叉
部材の継手鋼管を上下の鋼管コンクリート柱の柱脚部及
び柱頭部の各鋼管柱に跨がって嵌着して、前記上下鋼管
コンクリート柱の柱脚部及び柱頭部を前記鉄骨バンドプ
レートにより補強する。
柱梁接合部の鉄骨部分の曲げ耐力が梁鉄骨の曲げ耐力に
対して著しく増大され、そのため、前記継手鋼管に突設
された梁接合部片に接合された鉄骨梁と前記各鋼管コン
クリート柱との間の応力の伝達が円滑に行なわれる。
る。図1乃至図3において、Aは上下の鋼管コンクリー
ト柱で、同各鋼管コンクリート柱Aは、鋼管柱1の内部
にコンクリートが充填されるとともに同鋼管柱の外部に
コンクリートが被覆されている。図中3は柱主筋、4は
柱帯筋である。
部材で、角形の継手鋼管5の各外周面上下部にリブ6を
介してスラブ厚さ程度の方形の上下の鉄骨バンドプレー
ト7が同心状に取付けられ、更に前記継手鋼管5の外周
面上下中間部に梁接合部片8がリブ9を介して溶着され
ている(図4参照)。而して上下の鋼管コンクリート柱
A、Aの接合に際しては、前記柱梁交叉部材Bの継手鋼
管5の下半部に下部の鋼管コンクリート柱Aの柱頭部に
おける鋼管柱1を嵌入し、同柱頭部と継手鋼管5との間
にグラウト材注入間隙が形成されるようにボルト等で仮
固定する。
管コンクリート柱Aにおける鋼管柱1の柱脚部を嵌入し
て、同柱脚部と継手鋼管5との間にグラウト材注入間隙
が形成されるように仮固定する。次いで前記継手鋼管5
の梁接合部片8に上階の鉄骨梁Cをボルトで仮接合し、
以下同様にして数階分、建て方したのち建方調整を行な
い、前記梁Cのハイテンシヨンボルトによる本接合を行
なったのち、前記継手鋼管5と鋼管コンクリート柱Aと
の間隙にグラウト材を注入、充填するとともに、前記柱
梁交叉部材Bの内外にコンクリートを打設し、上下階の
鋼管コンクリート柱A、Aと鉄骨梁Cとを柱梁交叉部材
Bを介して一体に接合する。
ンドプレート7、7により上下の鋼管コンクリート柱A
の柱脚部及び柱頭部が補強され、柱内の鋼管柱1の断面
積が減少されるとともに、鋼管コンクリート柱A内の鉄
骨部分の曲げ耐力は、鉄骨梁Cの曲げ耐力により、大幅
に増大され、柱梁間の応力伝達が円滑に行なわれる。図
5乃至図7は本発明の他の実施例を示し、前記実施例に
おいて鋼管コンクリート柱Aに内蔵された角形の鋼管柱
に代えて円形の鋼管柱1を使用した場合を示し、図中前
記実施例と均等部分には同一符号が附されている。
手鋼管の外周面上下部に放射状に配設したリブを介して
上下の鉄骨バンドプレートを取付けるとともに、継手鋼
管の外周面の上下中間部に梁接合部片を突設した柱梁交
差部材を使用し、同柱梁交叉部材の継手鋼管を上下の鋼
管コンクリート柱の柱脚部及び柱頭部の各鋼管柱に跨が
って嵌着し、前記梁接合部片に鉄骨梁を接合したので、
鋼管コンクリート柱同志と梁の接合に現場溶接が不要と
なり、品質や性能が天候や溶接技術に左右されることな
く安定しており、信頼のある柱梁接合部が構成される。
において、前記柱梁交叉部材の鉄骨バンドプレートによ
り、前記上下の鋼管コンクリート柱の柱脚部及び柱頭部
が補強され、同各鋼管コンクリート柱内の鋼管柱の断面
積が減少し、部材のコストダウンが図られるとともに、
柱内の鉄骨部分の曲げ耐力が梁鉄骨の曲げ耐力より大幅
に増大することにより、柱梁間の応力の伝達が円滑に行
なわれる。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼管柱の内部にコンクリートを充填する
とともに同鋼管柱の外部にコンクリートを被覆して夫々
を構成した上下の鋼管コンクリート柱の接合部におい
て、柱梁交叉部材の継手鋼管の外周面上下部にリブを介
して上下の鉄骨バンドプレートを取付け、同継手鋼管の
外周面上下中間部に梁接合部片を突設し、前記下部の鋼
管コンクリート柱の柱頭部を前記下部の鉄骨バンドプレ
ートにより囲繞するとともに同鋼管コンクリート柱の鋼
管柱を同鉄骨バンドプレートの継手鋼管の下半部内に嵌
着し、前記上部の鋼管コンクリート柱の柱脚部を前記上
部の鉄骨バンドプレートにより囲繞するとともに同鋼管
コンクリート柱の鋼管柱を同鉄骨バンドプレートの継手
鋼管の上半部内に嵌着し、前記梁接合部片に鉄骨梁を接
合してなることを特徴とした柱梁接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26210091A JP2896820B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 柱梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26210091A JP2896820B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 柱梁接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598704A JPH0598704A (ja) | 1993-04-20 |
JP2896820B2 true JP2896820B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17371039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26210091A Expired - Fee Related JP2896820B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 柱梁接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2896820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105926779A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-09-07 | 沈阳建筑大学 | 一种中空钢管混凝土叠合柱与钢梁连接节点 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101281320B1 (ko) * | 2011-09-29 | 2013-07-03 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 연결형 다중강관 및 이의 연결방법 |
CN104947804B (zh) * | 2015-06-29 | 2017-11-03 | 上海建工四建集团有限公司 | 一种钢托架及利用其构建梁柱节点结构的施工方法 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26210091A patent/JP2896820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0598704A (ja) | 1993-04-20 |
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