JPH0830360B2 - 柱梁の仕口構法 - Google Patents
柱梁の仕口構法Info
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- JPH0830360B2 JPH0830360B2 JP7548790A JP7548790A JPH0830360B2 JP H0830360 B2 JPH0830360 B2 JP H0830360B2 JP 7548790 A JP7548790 A JP 7548790A JP 7548790 A JP7548790 A JP 7548790A JP H0830360 B2 JPH0830360 B2 JP H0830360B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなる構造
物における柱梁の仕口構法に係るものである。
物における柱梁の仕口構法に係るものである。
（従来の技術） 従来この種の工法として、特開昭50−179946号公報に
示すように、端部に太納筋材が固定された鉄骨梁を、同
太納筋材が柱主筋及び帯筋間に位置するように支持し、
この状態で柱の型枠を組つけコンクリートを打設する施
工方法が提案されている。
示すように、端部に太納筋材が固定された鉄骨梁を、同
太納筋材が柱主筋及び帯筋間に位置するように支持し、
この状態で柱の型枠を組つけコンクリートを打設する施
工方法が提案されている。
（発明が解決しようとする課題） 前記従来の施工方法においては柱梁の仕口部の配筋が
複雑で、コンクリート打設前にだぼ筋が配設された鉄骨
梁の端部の納まりが複雑であり、また、同鉄骨梁の重量
の支持が困難である一般に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
とよりなる構造物においては、鉄骨梁と鉄筋コンクリー
ト柱の応力伝達の際に、柱梁の仕口部の剛性が不足する
ため、鉄骨梁が変形しやすく、同鉄骨梁の変形に伴っ
て、その端部とコンクリート部の接触面で、コンクリー
トが損傷しやすいことと、部分的な応力集中により、柱
梁交点の柱コンクリートが損傷しやすい。
複雑で、コンクリート打設前にだぼ筋が配設された鉄骨
梁の端部の納まりが複雑であり、また、同鉄骨梁の重量
の支持が困難である一般に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
とよりなる構造物においては、鉄骨梁と鉄筋コンクリー
ト柱の応力伝達の際に、柱梁の仕口部の剛性が不足する
ため、鉄骨梁が変形しやすく、同鉄骨梁の変形に伴っ
て、その端部とコンクリート部の接触面で、コンクリー
トが損傷しやすいことと、部分的な応力集中により、柱
梁交点の柱コンクリートが損傷しやすい。
本発明はこのような問題点を解決するために提案され
たもので、その目的とする処は、剛性の高い鉄骨鉄筋コ
ンクリートのキヤピタル部を構築し、応力の伝達が円滑
に行なわれ、施工が合理化された柱梁の仕口構法を提供
する点にある。
たもので、その目的とする処は、剛性の高い鉄骨鉄筋コ
ンクリートのキヤピタル部を構築し、応力の伝達が円滑
に行なわれ、施工が合理化された柱梁の仕口構法を提供
する点にある。
（課題を解決するための手段） 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構造物におい
て、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリートを打設
し、次いで十字型に組立てられた鉄骨梁の上下面及び外
周に柱主筋及び肋筋を配筋するとともに、柱梁接合空間
における相隣る前記各鉄骨梁のウエブ間に柱帯筋を配筋
して、同各鉄骨梁における前記柱梁接合空間を挟んで対
向する両側鉄骨梁にコンクリートを前記鉄骨梁の端部が
突出するように打設してなる十字型プレキャスト鉄骨鉄
筋コンクリートユニット梁を柱頭部に載架し、相隣る前
記柱上の前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート
ユニット梁における鉄骨梁の突出端部間を中間鉄骨梁で
連結し、柱頭部における前記柱梁接合空間にコンクリー
トを打設して、鉄骨鉄筋コンクリートのキャピタル部を
構築するものである。
て、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリートを打設
し、次いで十字型に組立てられた鉄骨梁の上下面及び外
周に柱主筋及び肋筋を配筋するとともに、柱梁接合空間
における相隣る前記各鉄骨梁のウエブ間に柱帯筋を配筋
して、同各鉄骨梁における前記柱梁接合空間を挟んで対
向する両側鉄骨梁にコンクリートを前記鉄骨梁の端部が
突出するように打設してなる十字型プレキャスト鉄骨鉄
筋コンクリートユニット梁を柱頭部に載架し、相隣る前
記柱上の前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート
ユニット梁における鉄骨梁の突出端部間を中間鉄骨梁で
連結し、柱頭部における前記柱梁接合空間にコンクリー
トを打設して、鉄骨鉄筋コンクリートのキャピタル部を
構築するものである。
（作用） 本発明は前記したように、鉄骨梁を柱梁接合空間（パ
ネルゾーン）を中心として十字型に組立て、同各鉄骨梁
の上下面及び外周に柱主筋及び肋筋を配筋するととも
に、柱梁接合空間における相隣り前記各鉄骨梁のウエブ
間に柱帯筋を配筋して、同各鉄骨梁における前記柱梁接
合空間を挟んで対向する両側鉄骨梁にコンクリートを前
記鉄骨梁の端部が突出するように打設して十字型プレキ
ャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を予め成形して
おき、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリートを打
設したのち、前記鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を柱
頭部に載架し、相隣る鉄筋コンクリート柱上の十字型プ
レキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁における鉄
骨梁の突出部間に中間鉄骨梁を連結する。
ネルゾーン）を中心として十字型に組立て、同各鉄骨梁
の上下面及び外周に柱主筋及び肋筋を配筋するととも
に、柱梁接合空間における相隣り前記各鉄骨梁のウエブ
間に柱帯筋を配筋して、同各鉄骨梁における前記柱梁接
合空間を挟んで対向する両側鉄骨梁にコンクリートを前
記鉄骨梁の端部が突出するように打設して十字型プレキ
ャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を予め成形して
おき、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリートを打
設したのち、前記鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を柱
頭部に載架し、相隣る鉄筋コンクリート柱上の十字型プ
レキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁における鉄
骨梁の突出部間に中間鉄骨梁を連結する。
この場合、前記したように鉄筋コンクリート柱は梁下
までコンクリートが打設され、柱頭部に前記十字型プレ
キャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を載架するよ
うにしたので、柱頭部にはコンクリートが打設されてお
らず、同柱頭部に十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリ
ートユニット梁が結合されていない。
までコンクリートが打設され、柱頭部に前記十字型プレ
キャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を載架するよ
うにしたので、柱頭部にはコンクリートが打設されてお
らず、同柱頭部に十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリ
ートユニット梁が結合されていない。
本発明は同十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート
ユニット梁の各鉄骨梁間に形成された柱梁接合空間を利
用して、同空間を介して柱頭にコンクリートを打設する
ことによって、剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートのキャ
ピタル部を構築し、同キャピタル部を介して前記鉄筋コ
ンクリート柱と鉄骨梁とを一体に結合し、柱梁間の応力
伝達が確実に行なわれ、且つ梁端部の変形が抑止される
とともに、コンクリート部から離れた裸の鉄骨梁部に架
構全体の降伏点を明確に位置づけることができ、剛性の
高いコンクリート部と柔らかく変形する鉄骨梁との組合
せによって、粘りのある架橋を組立てることができる。
ユニット梁の各鉄骨梁間に形成された柱梁接合空間を利
用して、同空間を介して柱頭にコンクリートを打設する
ことによって、剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートのキャ
ピタル部を構築し、同キャピタル部を介して前記鉄筋コ
ンクリート柱と鉄骨梁とを一体に結合し、柱梁間の応力
伝達が確実に行なわれ、且つ梁端部の変形が抑止される
とともに、コンクリート部から離れた裸の鉄骨梁部に架
構全体の降伏点を明確に位置づけることができ、剛性の
高いコンクリート部と柔らかく変形する鉄骨梁との組合
せによって、粘りのある架橋を組立てることができる。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例によって説明する。
鉄筋コンクリート柱（Ａ）のコンクリートを梁下まで
打設する。（第１図参照） 一方、施工現場または工場で十字型プレキャスト鉄骨
鉄筋コンクリートユニット梁（Ｂ）を製作する。
打設する。（第１図参照） 一方、施工現場または工場で十字型プレキャスト鉄骨
鉄筋コンクリートユニット梁（Ｂ）を製作する。
同ユニット梁（Ｂ）は第５図に示す如くフランジにス
タツドボルト（２）またはシヤー鉄筋が植立されたＨ型
鋼製鉄骨梁（３）を十字型に組立て、同各鉄骨梁（３）
の上下面及び外周に夫々梁主筋（４）及び肋筋（５）を
配筋するとともに、パネルゾーンにおける相隣る前記鉄
骨梁（３）のウエブ間に柱帯筋（６）を配筋して、前記
各鉄骨梁（３）における柱梁接合部を挟んで対向する両
側にコンクリートを打設し、同コンクリート部（７）よ
り前記鉄骨梁（３）の端部及び上部梁主筋（４）並に肋
筋（５）の上端部を夫々突出せしめて構成されている。
タツドボルト（２）またはシヤー鉄筋が植立されたＨ型
鋼製鉄骨梁（３）を十字型に組立て、同各鉄骨梁（３）
の上下面及び外周に夫々梁主筋（４）及び肋筋（５）を
配筋するとともに、パネルゾーンにおける相隣る前記鉄
骨梁（３）のウエブ間に柱帯筋（６）を配筋して、前記
各鉄骨梁（３）における柱梁接合部を挟んで対向する両
側にコンクリートを打設し、同コンクリート部（７）よ
り前記鉄骨梁（３）の端部及び上部梁主筋（４）並に肋
筋（５）の上端部を夫々突出せしめて構成されている。
図中（８）は前記鉄骨梁（３）のフランジに定着され
た梁主筋（４）の取付部片である。
た梁主筋（４）の取付部片である。
このように予め製作された十字型プレキャスト鉄骨鉄
筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）を、柱主筋（１）が上
方に突設された前記鉄筋コンクリート柱（Ａ）の柱頭部
に載架する。（第２図参照） 次いで前記各十字型プレキャスト鉄筋コンクリート柱
（Ａ）の柱頭に配設された前記十字型プレキャスト鉄骨
鉄筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）におけるコンクリー
ト部（７）からの鉄骨梁（３）の突出端部間に、フラン
ジにスタツドボルト（２）が突設された中間鉄骨梁
（Ｃ）を溶接、または添板（９）とボルト（10）とによ
って連結する。（第３図参照） 次いで柱梁仕口部のコンクリート及び床コンクリート
（Ｄ）を打設し、（第４図参照）かくして構築された剛
性の高いキヤピタル部を介して柱、梁を一体に接合す
る。
筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）を、柱主筋（１）が上
方に突設された前記鉄筋コンクリート柱（Ａ）の柱頭部
に載架する。（第２図参照） 次いで前記各十字型プレキャスト鉄筋コンクリート柱
（Ａ）の柱頭に配設された前記十字型プレキャスト鉄骨
鉄筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）におけるコンクリー
ト部（７）からの鉄骨梁（３）の突出端部間に、フラン
ジにスタツドボルト（２）が突設された中間鉄骨梁
（Ｃ）を溶接、または添板（９）とボルト（10）とによ
って連結する。（第３図参照） 次いで柱梁仕口部のコンクリート及び床コンクリート
（Ｄ）を打設し、（第４図参照）かくして構築された剛
性の高いキヤピタル部を介して柱、梁を一体に接合す
る。
このように前記実施例によれば、鉄筋コンクリート柱
（Ａ）のコンクリートを梁下まで打設し、同柱（Ａ）の
柱頭部中央に、十字型に組立られたプレキャスト鉄骨鉄
筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）をセツトし、中間鉄骨
梁（Ｃ）を介して、前記ユニツト梁（Ｂ）相互をボルト
接合、または溶接したのち、柱梁仕口部床等の現場打コ
ンクリート（Ｄ）を打設するという単純な作業の繰返し
となり、作業を著しく単純化できる。
（Ａ）のコンクリートを梁下まで打設し、同柱（Ａ）の
柱頭部中央に、十字型に組立られたプレキャスト鉄骨鉄
筋コンクリートユニツト梁（Ｂ）をセツトし、中間鉄骨
梁（Ｃ）を介して、前記ユニツト梁（Ｂ）相互をボルト
接合、または溶接したのち、柱梁仕口部床等の現場打コ
ンクリート（Ｄ）を打設するという単純な作業の繰返し
となり、作業を著しく単純化できる。
また本発明によれば、前記鉄筋コンクリート柱（Ａ）
の柱頭部中央に十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリー
トユニツト梁（Ｂ）を載架することによって、同ユニツ
ト梁（Ｂ）の柱（Ａ）に対するセツトをサボートを要す
ることなく簡単に行なうことができる。
の柱頭部中央に十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリー
トユニツト梁（Ｂ）を載架することによって、同ユニツ
ト梁（Ｂ）の柱（Ａ）に対するセツトをサボートを要す
ることなく簡単に行なうことができる。
更に、工場あるいは現場で事前に十字型プレキャスト
鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁を製作することによっ
て、精度のよい品質の高い柱梁接合部をつくることがで
き、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートのキヤピ
タル部を構築し、同キヤピタル部によって前記柱（Ａ）
及び前記ユニツト梁を一体的に接合して、柱梁間の合理
的な応力伝達を図り、十字型に連続した鉄骨梁によって
鉄筋コンクリート柱（Ａ）に確実に応力を伝達するよう
にしただけでなくコンクリート内部の鉄骨の変形を抑止
し、柱梁交点コンクリート剪断耐力を増大し、この部分
に損傷を全く生起せしめないようにするとともに、応力
伝達時における鉄骨梁端部のコンクリートの剥離を防止
するものである。
鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁を製作することによっ
て、精度のよい品質の高い柱梁接合部をつくることがで
き、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートのキヤピ
タル部を構築し、同キヤピタル部によって前記柱（Ａ）
及び前記ユニツト梁を一体的に接合して、柱梁間の合理
的な応力伝達を図り、十字型に連続した鉄骨梁によって
鉄筋コンクリート柱（Ａ）に確実に応力を伝達するよう
にしただけでなくコンクリート内部の鉄骨の変形を抑止
し、柱梁交点コンクリート剪断耐力を増大し、この部分
に損傷を全く生起せしめないようにするとともに、応力
伝達時における鉄骨梁端部のコンクリートの剥離を防止
するものである。
第６図は前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリー
トユニツト梁（Ｂ）の他の実施例を示し、柱梁接合部に
も、前記各コンクリート部（７）に連設されたコンクリ
ート部（７′）が設けられ、同コンクリート部（７′）
に柱主筋（１）の貫通孔（11）またはシースが設けら
れ、同貫通孔（11）またはシースに柱主筋（１）が貫通
するように、柱頭部に載架される。図中前記実施例と均
等部分には同一符号が付されている。
トユニツト梁（Ｂ）の他の実施例を示し、柱梁接合部に
も、前記各コンクリート部（７）に連設されたコンクリ
ート部（７′）が設けられ、同コンクリート部（７′）
に柱主筋（１）の貫通孔（11）またはシースが設けら
れ、同貫通孔（11）またはシースに柱主筋（１）が貫通
するように、柱頭部に載架される。図中前記実施例と均
等部分には同一符号が付されている。
（発明の効果） このように本発明によれば、梁下までコンクリートが
打設された鉄筋コンクリート柱の柱頭部に、梁鉄骨を十
字型に組立て、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置す
る柱帯筋を予め配筋するとともに、前記鉄骨梁の端部が
突出するようにコンクリートを打設してなる十字型プレ
キャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁を載架するこ
とによって、鉄骨梁の柱に対するセツトをサポートを要
することなく簡単に遂行しうるものであり、キヤピタル
部の複雑な配筋を、予め工場あるいは現場敷地内等で事
前に施工することのできる前記十字型のユニツト梁とし
て簡略化することができるため、大巾な施工の合理化と
品質の向上に寄与できる。
打設された鉄筋コンクリート柱の柱頭部に、梁鉄骨を十
字型に組立て、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置す
る柱帯筋を予め配筋するとともに、前記鉄骨梁の端部が
突出するようにコンクリートを打設してなる十字型プレ
キャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁を載架するこ
とによって、鉄骨梁の柱に対するセツトをサポートを要
することなく簡単に遂行しうるものであり、キヤピタル
部の複雑な配筋を、予め工場あるいは現場敷地内等で事
前に施工することのできる前記十字型のユニツト梁とし
て簡略化することができるため、大巾な施工の合理化と
品質の向上に寄与できる。
更に相隣る前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリ
ートユニツト梁におけるコンクリート部より突出した鉄
骨梁端部間を中間鉄骨梁で連結する。而して前記鉄筋コ
ンクリート柱は梁下までしかコンクリートが打設されて
おらず、柱頭部にはコンクリートが打設されていないの
で、同柱頭部における前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋
コンクリートユニット梁に設けられた柱梁接合空間にコ
ンクリートを打設することによって、前記ユニット梁と
柱頭部とを一体化し、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋コン
クリートのキヤピタル部を構築し、同キヤピタル部を介
して柱梁間の応力伝達を確実にならしめるとともに作業
を著しく単純化しうるものであり安全性の高い構法とな
る。しかも前記ユニツト梁は、柱梁接合部の中央の鉄骨
が連続された十字型に形成されているので、応力の伝達
がより円滑に行なわれ、施工性が向上される。
ートユニツト梁におけるコンクリート部より突出した鉄
骨梁端部間を中間鉄骨梁で連結する。而して前記鉄筋コ
ンクリート柱は梁下までしかコンクリートが打設されて
おらず、柱頭部にはコンクリートが打設されていないの
で、同柱頭部における前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋
コンクリートユニット梁に設けられた柱梁接合空間にコ
ンクリートを打設することによって、前記ユニット梁と
柱頭部とを一体化し、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋コン
クリートのキヤピタル部を構築し、同キヤピタル部を介
して柱梁間の応力伝達を確実にならしめるとともに作業
を著しく単純化しうるものであり安全性の高い構法とな
る。しかも前記ユニツト梁は、柱梁接合部の中央の鉄骨
が連続された十字型に形成されているので、応力の伝達
がより円滑に行なわれ、施工性が向上される。
また前記柱頭に載架されるユニツト梁がプレキャスト
鉄骨鉄筋コンクリートより構成されているので、施工精
度が向上し、型枠を不要とすることと相埃って作業能率
が向上し、更に現場の型枠工程がないので、柱コンクリ
ート打設後直ちに梁鉄骨の施工工程に入ることができ工
期を大幅に短縮し、工費を節減し、更に高所作業が低減
することによって作業の安全性が確保できる。
鉄骨鉄筋コンクリートより構成されているので、施工精
度が向上し、型枠を不要とすることと相埃って作業能率
が向上し、更に現場の型枠工程がないので、柱コンクリ
ート打設後直ちに梁鉄骨の施工工程に入ることができ工
期を大幅に短縮し、工費を節減し、更に高所作業が低減
することによって作業の安全性が確保できる。
第１図乃至第４図は本発明に係る柱梁の仕口構法の一実
施例の工程を示す側面図、第５図及び第６図は夫々十字
型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁の斜視
図である。 （Ａ）……鉄筋コンクリート柱、 （Ｂ）……十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユ
ニツト梁、 （Ｃ）……中間鉄骨梁、（１）……柱主筋、 （３）……鉄骨梁、（４）……梁主筋、 （５）……肋筋、（６）……柱帯筋、 （７）（７′）……コンクリート部、 （Ｄ）……現場打ちコンクリート。
施例の工程を示す側面図、第５図及び第６図は夫々十字
型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユニツト梁の斜視
図である。 （Ａ）……鉄筋コンクリート柱、 （Ｂ）……十字型プレキャスト鉄骨鉄筋コンクリートユ
ニツト梁、 （Ｃ）……中間鉄骨梁、（１）……柱主筋、 （３）……鉄骨梁、（４）……梁主筋、 （５）……肋筋、（６）……柱帯筋、 （７）（７′）……コンクリート部、 （Ｄ）……現場打ちコンクリート。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構
造物において、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリ
ートを打設し、次いで十字型に組立てられた鉄骨梁の上
下面及び外周に柱主筋及び肋筋を配筋するとともに、柱
梁接合空間における相隣る前記各鉄骨梁のウエブ間に柱
帯筋を配筋して、同各鉄骨梁における前記柱梁接合空間
を挟んで対向する両側鉄骨梁にコンクリートを前記鉄骨
梁の端部が突出するように打設してなる十字型プレキャ
スト鉄骨鉄筋コンクリートユニット梁を柱頭部に載架
し、相隣る前記柱上の前記十字型プレキャスト鉄骨鉄筋
コンクリートユニット梁における鉄骨梁の突出端部間を
中央鉄骨梁で連結し、柱頭部における前記柱梁接合空間
にコンクリートを打設して、鉄骨鉄筋コンクリートのキ
ャピタル部を構築することを特徴とする柱梁の仕口構
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7548790A JPH0830360B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7548790A JPH0830360B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03275833A JPH03275833A (ja) | 1991-12-06 |
| JPH0830360B2 true JPH0830360B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=13577697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7548790A Expired - Lifetime JPH0830360B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830360B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106638954A (zh) * | 2016-10-13 | 2017-05-10 | 哈尔滨工业大学 | 长杆螺栓贯穿梁侧加宽区的梁柱节点及节点连接方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107090905A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-08-25 | 青岛明珠钢结构有限公司 | 一种装配式钢管梁柱节点及其施工方法 |
| CN107938835B (zh) * | 2017-06-12 | 2024-06-18 | 重庆大学 | 一种采用型钢混凝土柱和钢梁组合的预制装配式框架 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP7548790A patent/JPH0830360B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106638954A (zh) * | 2016-10-13 | 2017-05-10 | 哈尔滨工业大学 | 长杆螺栓贯穿梁侧加宽区的梁柱节点及节点连接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03275833A (ja) | 1991-12-06 |
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