JP2001342679A - 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材 - Google Patents

柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材

Info

Publication number
JP2001342679A
JP2001342679A JP2000165378A JP2000165378A JP2001342679A JP 2001342679 A JP2001342679 A JP 2001342679A JP 2000165378 A JP2000165378 A JP 2000165378A JP 2000165378 A JP2000165378 A JP 2000165378A JP 2001342679 A JP2001342679 A JP 2001342679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
pca
main
section
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000165378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4363747B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Osanawa
裕行 長縄
Takahito Yanase
高仁 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Kogyo Co Ltd filed Critical Sato Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000165378A priority Critical patent/JP4363747B2/ja
Publication of JP2001342679A publication Critical patent/JP2001342679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4363747B2 publication Critical patent/JP4363747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】梁主筋の錯綜を解消するとともに、柱梁接合部
内で定着破壊や剪断破壊が生じるのを防止する。 【解決手段】PCa梁部材1は、端面より部材内方側に
向かって少なくとも所定区間の断面形状が略U字状とさ
れるとともに、設置状態において端面から水平方向に突
出する梁下側主筋3,3…が柱部材5の中心線を越えな
い長さ位置で上方に屈曲させてあり、前記PCa梁部材
1,1…を柱部材5の上面端部を座として柱部材5,5
間に横架した後、直線方向に連続されるPCa梁部材
1,1間において、前記柱部材5を跨ぐとともに、対向
する前記略断面U字状内に亘る範囲に前記梁下側主筋
3,3…を構造的に連続させる梁端部下側補強主筋6,
6を配筋し、該梁端部補強下側主筋の端部近傍位置を地
震時のヒンジ発生箇所とする。しかる後、柱梁接合部内
にコンクリートを充填し柱部材5とPCa梁部材1,1
…とを一体的に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCa(プレキャ
ストコンクリート)梁部材の接合を各階毎の柱梁接合部
で行うようにしたPCa梁部材の接合方法およびそのた
めのPCa梁部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート造や、鉄骨鉄筋
コンクリート造の建築物では、躯体工事の省力化、工期
短縮、品質向上、環境問題に対する配慮等からPCa梁
部材が頻繁に使用されるようになってきた。
【0003】PCa梁部材は、各階毎に柱と一体的に接
合されるが、PCa梁部材の接合形式には、図15(A)
に示されるように、PCa梁部材51の構造を中央部が
梁主筋50,50のみで接合された2分割構造とし、前
記中央部の梁主筋50,50…を柱52の頭部に位置さ
せた状態で設置し、柱梁接合部において、配筋および型
枠の後、コンクリートを流し込んで柱との一体化を図る
とともに、梁の中央部においても、突出している梁主筋
50a,50a同士を機械継手または溶接継手等によっ
て堅固に連結した後、剪断筋などを配筋するとともに、
周囲に型枠を組み、しかる後コンクリートを流し込んで
PCa梁部材同士を接合する梁中央接合方式と、図15
(B)に示されるように、PCa梁部材53の両端面より
梁主筋50、50…を柱部材52の中心線を越えた長さ
位置で上方側にL字状に屈曲させておき、柱間に横架さ
せてPCa梁部材53,53を配置した後、配筋および
型枠の後、コンクリートを流し込んで柱梁接合部でPC
a梁部材53,53…同士の接合を行う柱梁接合方式と
に大別される。なお、図示されていないが、柱梁接合部
には柱上面から突出する主筋や剪断補強筋などが配置さ
れる。また、前記PCa梁部材51,53…は平面視
で、柱部材を中心として十字4方向または3方向等に接
合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の梁中央接合方式
は、柱梁接合部で梁主筋が連続し配筋作業が簡略化され
るなどの利点を有するため、比較的多く採用されている
方式であるが、PCa梁部材の製造に際し、型枠作業が
複雑となるためコスト高になるなどの問題がある。ま
た、施工に際しても、PCa梁部材を梁中央部で支持す
るためにサポート柱の設置が必要となるとともに、柱頭
部と梁中央部との2箇所でそれぞれ配筋および型枠作業
を行わなければならず、しかも梁鉄筋の接合も機械継手
や溶接継手といった比較的手間の掛かる鉄筋接合方法が
採用されるため、施工に多くの手間と時間が掛かるなど
の問題があった。
【0005】一方、後者の柱梁接合方式は、PCa梁部
材の製造が比較的容易で、図示されるようにL字状に屈
曲させた梁主筋による重ね継手とすれば施工も比較的容
易となるなどの利点を有する。しかし、柱梁接合部内で
所定の構造性能を確保するには、前記梁主筋を柱中心線
を越えた長さ位置で折り曲げて定着させる必要があり、
対向する相手側の梁主筋とで錯綜が問題となり、梁鉄筋
の本数に制限を受けるなどの問題が生じる。その結果、
梁の断面寸法を大きくしたり、鉄筋強度を上げざるを得
ないなどの問題が発生していた。
【0006】上記梁中央接合方式と柱梁接合方式とにつ
いて、その得失を検討するに、柱梁接合部での梁主筋の
錯綜さえ解決できれば、後者の柱梁接合方式の方が製作
面および施工面の両方で優れていることが判る。梁主筋
鉄筋の錯綜は、柱中心を越えない位置で梁鉄筋を屈曲さ
せるようにすれば解決出来るが、この場合には梁主筋が
不連続となるため、所定の付着・定着強度が確保できな
い、所定の剪断強度が確保されないなどの構造的問題を
何らかの方法で解決する必要がある。
【0007】この点に関し、特開平5−295792号
公報では、図16に示されるように、梁主筋54,54
…を柱中心線を越えない位置で上方に折り曲げ定着し、
これらの折曲げ鉄筋部分を囲むように多数のフープ筋
(スパイラル筋)55,55…を配置する定着構造が提
案されている。このような定着構造を採用するものとし
ては、他に特開平8−49292号公報および特開平5
−98694号公報を挙げることができる。
【0008】しかしながら、前記特開平5−29579
2号公報などに記載される補強方法の場合には、非常に
多くのフープ筋を必要とするため、現実の施工を考えた
場合には採用し難いなどの問題がある。また、現行の鉄
筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造の設計
では、最大級の地震に対して梁端部に降伏ヒンジ(主筋
の降伏)を発生させるようにし、降伏ヒンジ域での変形
性能により地震エネルギーを吸収させ建物全体が崩壊し
ないようにしている。この点を考えると、多数のフープ
筋で梁主筋部を補強する方法では、剪断力強度の増大に
は効果が期待出来るが、梁主筋の定着強度の点では所望
の強度が確保出来ないなどの問題があった。すなわち、
最大級の地震発生時に、前記梁主筋は梁端部で降伏し、
ヒンジ領域が梁端部から1.0D程度(D:梁せい)ま
で降伏領域が進展することになる。降伏する領域は、梁
内だけでなく、反対側の柱梁接合部内にも進展する。前
記梁主筋は柱梁接合部内で降伏強度以上の耐力で定着さ
せる必要があるが、多数の補強筋で補強しても梁主筋が
不連続である点に変わりはなく、柱梁接合部内で定着破
壊が生じ、所定の構造性能が得られないことがあった。
【0009】そこで本発明の主たる課題は、PCa梁部
材からの梁主筋を柱部材の中心を越えない長さ位置で上
方に屈曲し接合を行う柱梁接合方式を採用することを前
提に、梁主筋同士の錯綜を解消するとともに、柱梁接合
部内で梁主筋を構造的に連続させることにより十分な定
着強度および剪断強度を確保し得るようにした柱梁接合
部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのP
Ca梁部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、柱部材と接合されるPCa梁部材は、端面
より部材内方側に向かって少なくとも所定区間の断面形
状が略U字状とされるとともに、設置状態において端面
から水平方向に突出する梁下側主筋が柱部材の中心線を
越えない長さ位置で上方に屈曲させてあり、前記PCa
梁部材を柱部材の上面端部を座として柱部材間に横架し
た後、直線方向に連続されるPCa梁部材間において、
前記柱部材を跨ぐとともに、対向する前記略断面U字状
内に亘る範囲に前記梁下側主筋を構造的に連続させる梁
端部下側補強主筋を配筋し、しかる後、柱梁接合部内に
コンクリートを充填し柱部材とPCa梁部材とを一体的
に接合することを特徴とするものである。
【0011】この場合、該梁端部補強下側主筋の端部近
傍位置が地震時のヒンジ発生箇所となるように配筋量を
決定することが望ましい。また、前記直線方向に連続さ
れるPCa梁部材間において、断面上部側位置に前記柱
部材を跨いで梁端部上側補強主筋を配筋することが望ま
しい。
【0012】他方、上記接合方法のためのPCa梁部材
は、端面より部材内方側に向かって所定区間の断面形状
が略U字状とされるとともに、設置状態において端面よ
り突出する梁下側主筋が柱部材の中心線を越えない長さ
位置で上方に屈曲させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0013】本発明においては、PCa梁部材内に埋設
された梁下側主筋を柱梁接合部内で柱の中心線を越えな
い長さ位置で上方に屈曲して定着するとともに、柱部材
を跨ぐと共に、両PCa梁部材に亘る区間に梁端部下側
補強主筋等を配筋する。この梁端部下側補強主筋は、端
部近傍位置が地震時のヒンジ発生箇所となるように配筋
量が決定される。
【0014】従来は、最大級の地震があった場合に梁端
部で降伏ヒンジを発生させる設計思想の下、梁主筋を柱
梁接合部内で柱の中心線を越えない長さ位置で上方に屈
曲して定着し、前記梁下側主筋が不連続となる構造的弱
点をフープ筋などで補強する方法が採られていたが、本
発明では規定の設計思想にとらわれず、ヒンジ発生位置
を梁端部から中央側に若干ずらす設計思想の下、PCa
梁部材間に跨るように前記梁端部下側補強主筋を別途配
筋するようにした。これにより、梁主筋が構造的に連続
するようになるとともに、最大級の地震が発生し降伏領
域が柱梁接合部側に進展しても、柱梁接合部内では梁主
筋の付着劣化が軽微で済み、柱梁接合部内で定着破壊お
よび剪断破壊が生じることが無くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1形態例〕以下、本発明の各
実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0016】図1および図2はそれぞれ本発明PCa梁
部材1の接合方法に使用されるPCa梁部材の端部斜視
図、図3〜図6は施工要領手順図、図7は配筋後の平面
図、図8はスラブ配筋を含む平面図である。
【0017】本接合方法において使用されるPCa梁部
材1は、図1に示されるように、全長区間に亘って断面
略U字状部4が形成されたPCa梁部材1A、或いは図
2に示されるように、端面より所定区間範囲に断面略U
字状部4が形成されたPCa梁部材1Bのように、端面
より部材内方側に向かって少なくとも所定区間に亘り断
面略U字状部4が形成されたPCa梁部材である。
【0018】具体的に図1に示されるPCa梁部材1A
は、スラブ部分を現場打設施工とするために、剪断補強
筋(スターラップ)2,2…が上部側部分を露出させた
状態で部材長手方向に沿って所定間隔で埋設された所謂
ハーフPCa梁部材であり、全長に亘り断面形状を略U
字状として軽量化を図ったものである。底版部には、部
材長手方向に沿って複数の、図示例では3本の梁下側主
筋3,3が埋設されるとともに、設置状態で端面から水
平方向に突出する前記梁下側主筋3,3…が柱部材の中
心線を越えない長さ位置で上方に屈曲させるようにして
いる。
【0019】一方、図2に示されるPCa梁部材1B
は、同じくスラブ部分を現場打設施工とするために、剪
断補強筋(スターラップ)2,2…が上部側部分を露出
させた状態で部材長手方向に沿って所定間隔で埋設され
るとともに、設置状態で端面から水平方向に突出する前
記梁下側主筋3,3…が柱部材の中心線を越えない長さ
位置で上方に屈曲させるようにしている点は同様である
が、断面U字状部4は端面から所定区間のみとされ、他
の躯体部分は無垢となっている。
【0020】これらPCa梁部材1は、図3に示される
ように、柱部材5の上面端部を座として柱部材5,5間
に横架され、図7に示されるように、平面視で柱部材5
を中心に十字4方向(或いは3または2方向)に設置さ
れる。PCa梁部材1,1…を設置したならば、図4に
示されるように、直線方向に連続されるPCa梁部材
1,1間において、前記柱部材5を跨ぐとともに、対向
する前記略断面U字状部4,4内に亘る範囲に複数本
の、図示例では2本の梁端部下側補強主筋6、6を配筋
する。前記梁端部下側補強主筋6は、両端部をそれぞれ
上方側に曲げ上げて定着させるようにしてある。
【0021】前記梁端部下側補強主筋6,6の配筋を終
えたならば、図5に示されるように、柱主筋7,7を囲
むスターラップ筋8,8…を配筋するとともに、PCa
梁部材1のスターラップ筋2,2内に梁上側主筋9,9
…を配筋する。また、柱梁接合部に側型枠を設置すると
ともに、スラブの底型枠を設置する。一方、図8に示さ
れるように、前記柱梁接合部と共に一体的にコンクリー
ト打設が行われるスラブ部分に、格子状にスラブ筋1
0,10…を配筋するとともに、直線方向に連続される
PCa梁部材1,1間に、図8に示されるように、スラ
ブ内であってかつ断面上部側に前記柱部材5を跨いで梁
端部上側補強主筋11,11…を配筋する。図示の例で
は十字方向にPCa梁部材1,1が連続されるため、梁
端部上側補強主筋11,11…は平面視で井桁状に配筋
されている。
【0022】上記梁端部下側補強主筋6,6および梁端
部上側補強主筋11,11の端部近傍位置がそれぞれ設
計上のヒンジ発生位置とされ、最大級の地震が発生した
場合には、降伏領域が部材前後方向に進展することによ
って地震エネルギーを吸収するようになっている。
【0023】すべての配筋および型枠作業を終えたなら
ば、スラブと共に柱梁接合部内にコンクリートを充填
し、柱部材5とPCa梁部材1,1…とを一体的に接合
する。その後は、柱主筋を組み立てるとともに、型枠を
組み、コンクリートを流し込んで上階までの柱部材5を
構築するとともに、前記PCa梁部材の接合要領に従っ
て上階の施工を行う。
【0024】〔第2形態例〕図9および図10に第2形
態例として示されるPCa梁部材の接合方法は、前記梁
端部下側補強主筋6,6および梁端部上側補強主筋1
1,11に代えて、端部を折り曲げ加工せずに単に棒状
のままの梁端部下側補強主筋6A,6Aおよび梁端部上
側補強主筋11A,11Aを用いた場合の例を示したも
のである。施工要領については前記第1形態例のとおり
であるため説明は省略する。
【0025】〔第3形態例〕また、図11および図12
に第3形態例として示されるPCa梁部材の接合方法
は、梁端部下側補強主筋および梁端部上側補強主筋とし
て、端部を折り曲げ加工せずに単に棒状のままの梁端部
下側補強主筋6A,6Aおよび梁端部上側補強主筋11
A,11Aを使用するが、梁端部上側補強主筋11A、
11Aを、梁上側主筋9、9間であってかつその内側位
置に2段配筋とした態様を示したものである。
【0026】〔第4形態例〕さらに、図13および図1
4に第4形態例として示されるPCa梁部材の接合方法
は、前記梁端部下側補強主筋および梁端部上側補強主筋
として、鉛直面内でループ状になるように加工された梁
端部下側補強主筋6B、6Bおよび梁端部上側補強主筋
11B、11Bの態様を示したものである。
【0027】以上のように、梁端部下側補強主筋および
梁端部上側補強主筋は、構造性能を満たす限りにおいて
任意の形状を採ることができるが、いずれにしても柱部
材5を跨ぐとともに、対向する前記略断面U字状部4,
4内に亘る範囲に配筋することにより、梁主筋が構造的
に連続するようになり、柱梁接合部内で定着破壊や剪断
破壊が生じるのを防止する。
【0028】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、PC
a梁部材からの梁下側主筋を柱部材の中心を越えない長
さ位置で上方に屈曲し接合を行う柱梁接合方式を採用す
ることで、梁主筋同士の錯綜が解消されるようになると
ともに、直線方向に連続されるPCa梁部材間におい
て、前記柱部材を跨ぐとともに、対向する前記略断面U
字状内に亘る範囲に梁下側主筋を構造的に連続させる梁
端部下側補強主筋を配筋するようにしたため、柱梁接合
部内で十分な定着強度および剪断強度を確保し得るよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明PCa梁部材1の接合方法に使用される
PCa梁部材1Aの端部斜視図である。
【図2】本発明PCa梁部材1の接合方法に使用される
他のPCa梁部材1Bの端部斜視図である。
【図3】本発明PCa梁部材1の接合要領を示す手順図
(その1)である。
【図4】本発明PCa梁部材1の接合要領を示す手順図
(その2)である。
【図5】本発明PCa梁部材1の接合要領を示す手順図
(その3)である。
【図6】本発明PCa梁部材1の接合要領を示す手順図
(その4)である。
【図7】配筋後の平面図である。
【図8】スラブ配筋を含む平面図である。
【図9】梁端部補強主筋の第2態様を示す縦断面図であ
る。
【図10】その平面図である。
【図11】梁端部補強主筋の第3態様を示す縦断面図で
ある。
【図12】その平面図である。
【図13】梁端部補強主筋の第4態様を示す縦断面図で
ある。
【図14】その平面図である。
【図15】(A)および(B)はそれぞれ従来のPCa梁部材
の接合方式を示す図である。
【図16】従来の柱梁接合部におけるPCa梁部材の接
合構造を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1・1A・1B…PCa梁部材、2…剪断補強筋、3…
梁下側主筋、4…断面略U字状部、5…柱部材、6・6
A・6B…梁端部下側補強主筋、7…柱主筋、8…スタ
ーラップ筋、9…梁上側主筋、10…スラブ筋、11・
11A・11B…梁端部上側補強主筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA03 AA13 AA57 AB12 AB13 AC03 AC04 AC07 AE04 AE07 BE10 2E164 BA11 CA02 CA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱部材と接合されるPCa梁部材は、端面
    より部材内方側に向かって少なくとも所定区間の断面形
    状が略U字状とされるとともに、設置状態において端面
    から水平方向に突出する梁下側主筋が柱部材の中心線を
    越えない長さ位置で上方に屈曲させてあり、 前記PCa梁部材を柱部材の上面端部を座として柱部材
    間に横架した後、直線方向に連続されるPCa梁部材間
    において、前記柱部材を跨ぐとともに、対向する前記略
    断面U字状内に亘る範囲に前記梁下側主筋を構造的に連
    続させる梁端部下側補強主筋を配筋し、しかる後、柱梁
    接合部内にコンクリートを充填し柱部材とPCa梁部材
    とを一体的に接合することを特徴とする柱梁接合部にお
    けるPCa梁部材の接合方法。
  2. 【請求項2】該梁端部補強下側主筋の端部近傍位置が地
    震時のヒンジ発生箇所となるように配筋量を決定してあ
    る請求項1記載の柱梁接合部におけるPCa梁部材の接
    合方法。
  3. 【請求項3】前記直線方向に連続されるPCa梁部材間
    において、断面上部側位置に前記柱部材を跨いで梁端部
    上側補強主筋を配筋してある請求項1、2いずれかに記
    載の柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法。
  4. 【請求項4】端面より部材内方側に向かって所定区間の
    断面形状が略U字状とされるとともに、設置状態におい
    て端面より突出する梁下側主筋が柱部材の中心線を越え
    ない長さ位置で上方に屈曲させるようにしたことを特徴
    とする請求項1〜3いずれかに記載の柱梁接合部におけ
    るPCa梁部材の接合方法に使用されるPCa梁部材。
JP2000165378A 2000-06-02 2000-06-02 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材 Expired - Lifetime JP4363747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165378A JP4363747B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165378A JP4363747B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001342679A true JP2001342679A (ja) 2001-12-14
JP4363747B2 JP4363747B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=18668853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000165378A Expired - Lifetime JP4363747B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4363747B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070930A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toda Constr Co Ltd プレキャストコンクリート梁の接合構造
JP2010037911A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Shimizu Corp コンクリート部材端部の接合構造
KR101425008B1 (ko) * 2012-05-29 2014-07-31 (주) 에센스 건축용 슬래브구조물 및 그 시공방법
KR20140119465A (ko) * 2013-04-01 2014-10-10 (주) 에센스 건축용 pc슬래브구조물 및 그 시공방법
JP2017071912A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 清水建設株式会社 梁と柱の接合部構造
CN108775086A (zh) * 2018-07-09 2018-11-09 东南大学 附加闭合连接钢筋的装配整体式梁柱节点结构及施工方法
KR20190057672A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 호서대학교 산학협력단 철골 보, 합성 기둥, 및 이들의 접합 구조
JP2019108757A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 清水建設株式会社 梁構造
JP2020063635A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート部材の接合構造および接合方法
JP2020063634A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法
KR102431326B1 (ko) * 2022-02-17 2022-08-11 이형훈 스트럿-타이 연결구조 및 이를 이용하여 제작된 구조물

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105220766A (zh) * 2015-11-16 2016-01-06 上海欧本钢结构有限公司 一种混凝土预制梁与现浇柱的连接结构及其施工工艺

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4502270B2 (ja) * 2005-09-08 2010-07-14 戸田建設株式会社 プレキャストコンクリート梁の接合構造
JP2007070930A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toda Constr Co Ltd プレキャストコンクリート梁の接合構造
JP2010037911A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Shimizu Corp コンクリート部材端部の接合構造
KR101425008B1 (ko) * 2012-05-29 2014-07-31 (주) 에센스 건축용 슬래브구조물 및 그 시공방법
KR20140119465A (ko) * 2013-04-01 2014-10-10 (주) 에센스 건축용 pc슬래브구조물 및 그 시공방법
KR101578902B1 (ko) 2013-04-01 2015-12-21 (주) 에센스 건축용 pc슬래브구조물 및 그 시공방법
JP2017071912A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 清水建設株式会社 梁と柱の接合部構造
WO2017061412A1 (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 清水建設株式会社 梁と柱の接合部構造
KR102104382B1 (ko) * 2017-11-20 2020-04-24 호서대학교 산학협력단 철골 보, 합성 기둥, 및 이들의 접합 구조
KR20190057672A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 호서대학교 산학협력단 철골 보, 합성 기둥, 및 이들의 접합 구조
JP2019108757A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 清水建設株式会社 梁構造
JP7012525B2 (ja) 2017-12-19 2022-01-28 清水建設株式会社 梁構造
CN108775086A (zh) * 2018-07-09 2018-11-09 东南大学 附加闭合连接钢筋的装配整体式梁柱节点结构及施工方法
JP2020063634A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法
JP2020063635A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート部材の接合構造および接合方法
JP7158996B2 (ja) 2018-10-19 2022-10-24 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法
JP7158997B2 (ja) 2018-10-19 2022-10-24 株式会社安藤・間 プレキャストコンクリート部材の接合構造および接合方法
KR102431326B1 (ko) * 2022-02-17 2022-08-11 이형훈 스트럿-타이 연결구조 및 이를 이용하여 제작된 구조물

Also Published As

Publication number Publication date
JP4363747B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001342679A (ja) 柱梁接合部におけるPCa梁部材の接合方法およびそのためのPCa梁部材
JP2000170285A (ja) 鋼板コンクリート構造壁の接合方法および接合部構造
JPH0396544A (ja) 梁鉄骨を有するプレキャスト鉄骨鉄筋コンクリート柱の接合方法
JPH10280541A (ja) 混合構造の骨組及び同骨組の構築方法
JP2758208B2 (ja) 柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁との接合工法
JP3284391B2 (ja) 鉄筋コンクリート架構およびその施工方法
JP2006169837A (ja) 鉄筋コンクリート造の柱梁接合構造
JPH09177240A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート梁とその架構方法
JPH01137032A (ja) 柱及び梁接合部における主筋の重ね継手工法
JP4184538B2 (ja) 柱脚半固定接合構造および建物、建物の設計方法
JP2893406B2 (ja) プレキャストコンクリート柱梁の接合工法
JPH01187237A (ja) プレキヤスト鉄筋コンクリート建造物における柱梁の接合工法
JP2542279B2 (ja) 壁式ラ―メン工法における主筋の接合方法
JPH09177239A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート梁とその架構方法
JP2022182434A (ja) 鋼板コンクリート壁とスラブとの接合構造
JPH0830360B2 (ja) 柱梁の仕口構法
JPS61250240A (ja) Pc柱・梁の接合方法
JPH0732642Y2 (ja) 柱梁の接合構造
JPH0519619B2 (ja)
JPH07252882A (ja) 建築架構の接合構法
JPH0751816B2 (ja) 梁ユニット及び鉄骨柱・梁一体化ユニット
JPH10231559A (ja) 梁鉄骨付き芯柱およびそれによる混合構造物の構築方法
JPH0588331B2 (ja)
JPH05179698A (ja) Pc柱・梁の架構法
JPH11264189A (ja) 鉄骨造と鉄骨コンクリート造の複合建物の構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090818

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4363747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20091020

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20100323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140828

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term