JP2020063634A - プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プレキャストコンクリート梁部材間の接合部分に現場打ちコンクリートを打設する際の施工性向上を図る。【解決手段】 接合部補強筋15、下端筋17が端面から張り出したプレキャストコンクリート梁部材1Aと、接合部補強筋16、下端筋17が梁断面から張り出したプレキャストコンクリート梁部材1Bとを備えた接合部構造において、接合部補強筋15と接合部補強筋16とがあき重ね継手を形成し、下端筋17と下端筋17とがあき重ね継手を形成し、あき重ね継手で梁接合部の鉄筋接合が構築される。梁接合部のコンクリートは現場打ちコンクリートからなり、その一部が梁接合部と一体形成される床スラブとが同一強度で、かつプレキャストコンクリート梁部材1A、1Bのコンクリート強度より低強度であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリート梁部材を用いた建築物の構築におけるプレキャストコンクリート部材の梁間の接合構造および接合方法に係り、特に、プレキャストコンクリート梁部材間の接合部分に現場打ちコンクリートを打設するプレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法に関する。
鉄筋コンクリート構造物において、施工の合理化や工期の短縮などのために、あらかじめ工場製作された種々のプレキャストコンクリート部材(以下プレキャスト部材と記す。)が多く使用されている。このとき、梁をプレキャスト部材で構成する場合には、梁スパンの中央又は端部等を分割位置としたプレキャスト部材同士を接合する梁接合部を設ける場合がある。この分割位置で梁の主筋を接合するためには、溶接作業或いは機械式継手作業のために、梁接合部に600〜800mm程度の現場コンクリート打設部分が設けられるのが一般的である。このため、梁接合部では、溶接作業や機械式継手作業において位置合わせ等に施工手間がかかり、作業効率が良いとは言えない。
これらの問題に対応するために、特許文献1では、梁接合部を拡径定着部が設けられた鉄筋を使用するあき重ね継手で構成することにより、梁接合部の作業手間を減らしたプレキャスト部材の梁構造が開示されている。
特開2001−11940号公報
しかしながら、特許文献1に記載の接合方法では、梁接合部と床スラブとでのコンクリートの必要強度の違いにより、梁接合部及び該梁接合部と一体的に配筋される床スラブの現場コンクリート打設は別工程で行われる。従って、特許文献1に記載のプレキャスト部材の梁構造を採用しても工期の短縮や省人化が十分であるとは言えない。
そこで、本発明の目的は、工期の短縮や省人化に資する、プレキャスト梁部材の接合構造及び接合方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第一の接合部補強筋及び第一の下端筋が端面から張り出した第一のプレキャストコンクリート梁部材と、梁長手方向に第二の接合部補強筋及び第二の下端筋が梁断面から張り出した第二のプレキャストコンクリート梁部材と、を備え、前記第一の接合部補強筋と前記第二の接合部補強筋とが第一のあき重ね継手を形成し、前記第一の下端筋と前記第二の下端筋とが第二のあき重ね継手を形成し、前記第一のあき重ね継手と前記第二のあき重ね継手とで梁接合部が構築され、前記梁接合部と、その一部が該梁接合部と一体形成される床スラブとが同一強度であり、かつ、前記第一及び第二のプレキャストコンクリート梁部材のコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリートからなることを特徴とする。
前記第一の接合部補強筋及び前記第二の接合部補強筋は、斜め補強筋であることが好ましい。
前記下端筋は、先端がフック形状をなすことが好ましい。
前記梁接合部は、梁スパン中央付近に配置されたことが好ましい。
前記梁接合部は、梁スパン端部付近に配置されたことが好ましい。
前記第一のプレキャストコンクリート梁部材及び前記第二のプレキャストコンクリート梁部材は、ハーフプレキャストコンクリート部材であることが好ましい。
接合方法として、本発明は、第一の接合部補強筋及び第一の下端筋が端面から張り出した第一のプレキャストコンクリート梁部材と、梁長手方向に第二の接合部補強筋及び第二の下端筋が梁断面から張り出した第二のプレキャストコンクリート梁部材とを、前記第一の接合部補強筋と前記第二の接合部補強筋とが第一のあき重ね継手を形成し、前記第一の下端筋と前記第二の下端筋とが第二のあき重ね継手を形成するように、前記第一のプレキャストコンクリート梁部材と前記第二のプレキャストコンクリート梁部材とを配置して梁接合部を構築し、前記梁接合部と、その一部が該梁接合部と一体形成される床スラブとに、同一強度であり、かつ、前記第一及び第二のプレキャストコンクリート梁部材のコンクリート強度より低強度のコンクリートを打設することを特徴とする。
本発明によれば、工期の短縮や省人化に資することができる。
(a)は、本発明の第一実施形態に係るプレキャスト梁部材の接合構造の正面断面図、(b)は、(a)のIb−Ib断面線で示した側面断面図、(c)は、(a)のIc−Ic断面線で示した側面断面図。 (a)は、本発明の第一実施形態に係る端部用のプレキャスト梁部材の正面断面図、(b)は、本発明の第一及び第二実施形態に係るプレキャスト梁部材の正面断面図、(c)は、(a)、(b)及び(e)のIIc−IIc断面線で示した側面断面図、(d)は、(a)及び(b)のIId−IId断面線で示した側面断面図、(e)は、本発明の第二実施形態に係るプレキャスト梁部材の正面断面図。 本発明の第一及び第二実施形態に係るプレキャスト梁部材で構成された梁構造を部分的に示した概略梁伏せ図。 (a)は、本発明の第一実施形態に係るプレキャスト梁部材の接合方法の一方の梁部材の配置時の正面断面図、(b)は、他方の梁部材の配置時の正面断面図。 (c)は、スターラップ筋及び上端筋配置時の正面断面図、(d)は、本発明の第一実施形態に係るプレキャスト梁部材の接合方法の現場コンクリート打設後の正面断面図。 (a)は、本発明の第二実施形態に係るプレキャスト梁部材の接合方法の梁部材の配置時の正面断面図、(b)は、スターラップ筋及び上端筋配置時の正面断面図、(c)は、現場コンクリート打設後の正面断面図。 本発明の他の実施形態に係るプレキャスト梁部材で構成された梁構造を部分的に示した概略梁伏せ図。 (a)から(d)は、本発明の他の実施形態に係るプレキャスト梁部材の正面断面図。
本発明のプレキャスト梁部材の接合構造及び接合方法について、以下、添付図面を参照して説明する。なお、同一の構成要素は、同一の符号を付し、説明は省略する。
[第一実施形態]
図1各図及び図2(a)〜(d)に示す、本発明の第一実施形態としてのプレキャストコンクリート梁部材1(以下、梁部材1とする。)は、梁断面の上部に一体として設けられる床スラブの厚みに相当する部分を現場打ちコンクリートとするハーフプレキャスト部材である。このハーフプレキャスト部材の接合構造J1は、図3に示すように、梁端接合部10を梁長手方向の一端に有する梁部材1Aと、梁端接合部10を梁長手方向の両端に有する梁部材1B(又は梁部材1Bと、梁部材1B)とが接合された構造からなる。接合構造J1は、図1各図に示すように、梁端接合部10,10間の梁接合部に配筋されたスターラップ筋11及び上端筋12のかぶり厚を確保して、床スラブコンクリートの打設と同時に、床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,1B(又は梁部材1B,1B)のコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリート13を打設することにより、一体的に形成される。これらの梁端接合部10,10の形状は、一例として図3及び図4各図に示したように、梁部材1A,1Bが連続して柱部材P1,P2間に架設され、梁スパンの中央位置で接合されることを想定している。
<接合部の構造1>
以下、梁部材1A及び梁部材1Bの構成等について図2各図を参照して説明する。梁部材1A及び梁部材1Bは、プレキャストコンクリート部材製造工場において、必要なかぶり厚を確保して組み立てられた鉄筋組立体が配置された型枠内にコンクリート18が打設されて製造され、梁端部に梁端接合部10が設けられている。
(梁部材1Aの構成)
図2(a)、図3及び図4各図に示すように、梁部材1Aは、梁長手方向の一端に梁端接合部10を有し、他端は柱部材P1の端面と面一である。梁部材1Aは、隅部の柱部材P1上に設置される。梁端接合部10の一端の梁断面の端面14から、斜め補強筋15、16及び下端筋(下側主筋)17が、梁長手方向に向けて張り出すように配筋されている。
図2(a)、(c)に示すように、斜め補強筋15は、本実施形態では、梁長手方向に水平に梁上部に2本配筋され、梁断面の端面14から約45°斜め下方に向けて張り出している。斜め補強筋15の張り出し長は、斜め補強筋15の径d1の30倍の長さが確保されている。
斜め補強筋16は、梁長手方向に水平に下端筋17近くの梁下部に2本配筋され、梁断面の端面14から約45°斜め上方に向けて張り出している。斜め補強筋16の張り出し長は、斜め補強筋16の径d2の30倍の長さが確保されている。
下端筋17は、梁下辺に沿って5本配筋され、梁断面の端面14から梁長手方向に向けて水平に張り出し、先端が上方に向けて略垂直方向に曲げられて、フック形状をなしている。下端筋17の張り出し長は、下端筋17の張り出し部分全体で下端筋17の径d3の40倍の長さが確保されている。
梁部材1Aの梁長手方向の他端側には、柱部材P1と同じ断面の柱型部分25が形成されている。柱型部分25には、柱部材P1の柱主筋23を挿通させるための柱主筋貫通孔22が形成されている。
(梁部材1Bの構成)
図2(b)、図3及び図4各図に示すように、梁部材1Bは、梁長手方向の両端に梁端接合部10を有している。梁部材1Bは、中間柱である柱部材P2上に設置される。梁端接合部10の両端の梁断面の端面14から、斜め補強筋15,16及び下端筋(下側主筋)17が、梁長手方向に向けて張り出すように配筋されている。
梁部材1Bの中間には、柱部材P2と同じ断面の柱型部分25が形成されている。柱型部分25には、柱部材P2の柱主筋23を挿通させるための柱主筋貫通孔22が形成されている。
(その他の構成)
図1(a)、(b)に示すように、スターラップ筋11は、斜め補強筋15,16、下端筋17を取り囲むように配筋される。上端筋12は、現場にて所定の長さに加工され、スターラップ筋11,21の上端内側に配筋される。
<接合構造の構成1>
プレキャストコンクリート梁部材(ハーフプレキャスト梁部材)の接合構造J1について、図1各図を参照して説明する。ハーフプレキャスト梁部材の接合構造J1は、梁部材1Aの梁端接合部10と梁部材1Bの梁端接合部10とを所定の間隔D1を空けて対向させて構成されている。梁部材1A、1B間において、梁部材1Aの斜め補強筋15と梁部材1Bの斜め補強筋16とがあき重ね継手を形成してせん断力を伝達する部材として機能する。また、梁部材1Aの斜め補強筋16と梁部材1Bの斜め補強筋15とがあき重ね継手を形成してせん断力を伝達する部材として機能する。また、梁部材1Aの下端筋17と梁部材1Bの下端筋17とがあき重ね継手を形成して柱部材P,P間の梁の下端筋として機能する。なお、それぞれのあき重ね継手部分では、あき寸法Sは、0.2LEかつ150mm以下であり、あき重ね継手長さLE=30×鉄筋径である。梁部材1A,1Bの梁断面の端面14,14間には、床スラブ40と一体であり、床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,1Bのコンクリート強度より低強度である現場打ちコンクリート13が打設されている。なお、あき重ね継手を形成する鉄筋は、図1(b)に記号○、×でその位置を示すように、梁部材の吊り下ろし時に干渉しないように、位置をずらして配筋されている。
通常、ハーフプレキャストコンクリート工事では、梁接合部の現場打ちコンクリートは、床スラブコンクリートよりも必要強度が大きいため、同時に一体的に打設することはできない。しかし、本実施形態では、梁部材1Aの斜め補強筋15と梁部材1Bの斜め補強筋16とからなる接合部補強筋及び梁部材1Aの斜め補強筋16と梁部材1Bの斜め補強筋15とからなる接合部補強筋が梁接合部でせん断力の一部を伝達するので、梁部材1A,1Bの設計梁断面の端面14,14間の現場打ちコンクリート13の必要強度を梁部材1A、1B直上の床スラブ40の床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,1Bのコンクリート強度より低強度とすることができる。従って、梁部材1A,1Bの設計梁断面の端面14,14間と梁部材1A,1B直上の床スラブ40の一部とに同時に、一体的に現場打ちコンクリート13を打設することができるので、工期の短縮や省人化に資することができる。また、下端筋17の先端部が、上方向に折り曲げたフック形状とされているので、梁部材1A,1Bの設計梁断面の端面14,14間の所定の間隔D1を短くでき、現場打ちコンクリート13の打設量を少なくできる。
<プレキャスト梁部材の接合方法1>
次に、梁部材1Aと梁部材1Bとの接合方法について、図4〜図5各図等を参照して説明する。図4(a)に示すように、所定階のスラブ平面上の所定位置に立設された柱部材P1に梁部材1Aを載置し接合する。梁部材1Aを接合位置に向けてほぼ垂直に吊り下ろして、柱部材P1の柱主筋23を梁部材1Aの柱主筋貫通孔22に貫通させ、柱部材P1の躯体天端24に載置し接合する。このとき、図4(b)に示すように、梁部材1Aをパイプサポート50で支持させる。
続いて、柱部材P2に梁部材1Bを載置し接合する。このとき、梁部材1Aの斜め補強筋15と梁部材1Bの斜め補強筋16と及び梁部材1Aの斜め補強筋16と梁部材1Bの斜め補強筋15とがあき重ね継手を形成し、梁部材1Aの下端筋17と梁部材1Bの下端筋17とがあき重ね継手を形成するように、梁端接合部10,10を対向させて、梁接合位置に吊り下ろして、柱部材P2の柱主筋23を梁部材1Bの柱主筋貫通孔22に貫通させ、梁部材1Bを柱部材P2の躯体天端24に載置して接合させる。
現場打ちコンクリート13の打設作業に先立ち、図5(c)に示すように、現場にて、上端筋12を配筋し、梁部材1A,1B間にスターラップ筋11を配筋する。併せて、床スラブの配筋も行う。その後、設計コンクリート断面を完成させるために、図5(d)に示すように、梁部材1A,1B間及び梁部材1A,1B上部及び床スラブ部分に同時に、床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,1Bのコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリート13を打設し、ハーフプレキャスト部材の接合構造J1が形成される。
[第二実施形態]
第一実施形態では、梁長手方向の継手を形成する接合構造J1について説明したが、第二実施形態では、図3に示すように、梁部材1A,1Aと平面視で交差する方向に梁部材2を配置し、接合構造J2と平面視で交差する方向に接合構造J2を形成する。なお、第一実施形態と同一の構成要素は、同一の符号を付し、説明は省略する。
ハーフプレキャスト部材の接合構造J2は、図6(c)に示すように、それぞれ梁側面に梁端接合部30を有する梁部材1A,1Aが配置された柱部材P1,P3間に梁端接合部10を有する梁部材2を配置することにより形成された構造からなる。接合構造J2は、梁端接合部30,10間の梁接合部に配筋されたスターラップ筋11及び上端筋12のかぶり厚を確保して床スラブの現場打ちコンクリートの打設と同時に梁接合部の現場打ちコンクリート13を打設することにより、一体的に形成される。これらの梁端接合部30,10の形状は、一例として図3及び図6各図に示したように、梁部材1A,1Aが互いに平行して柱部材P1,P3上に架設され、梁部材2の梁スパンの端部付近で接合されることを想定している。
<接合部の構造2>
以下、梁部材1A及び梁部材2の構成について図2各図及び図3を参照して説明する。梁部材2は、プレキャストコンクリート部材製造工場において、必要なかぶり厚を確保して組み立てられた鉄筋組立体が配置された型枠内にコンクリート18が打設されて製造されたものである。梁端接合部10は、梁部材2の梁長手方向の両端面に設けられている。
(梁部材1Aの構成)
梁部材1Aは、第一実施形態で説明した構成に加えて、図2(a)及び(d)に示すように、梁部材1Aの柱型部分25の側面(端面)31を備えている。側面31から、側方斜め補強筋32,33と側方下端筋(側方下側主筋)17とが、梁幅方向に向けて張り出すように配筋され、梁端接合部30を形成している。
側方斜め補強筋32は、本実施形態では、梁幅方向に水平に梁上部に2本配筋され、側面31から約45°斜め下方に向けて張り出している。側方斜め補強筋32の張り出し長は、側方斜め補強筋32の径d4の30倍の長さが確保されている。
側方斜め補強筋33は、梁幅方向に水平に、側方下端筋17近くの梁下部に2本配筋され、側面31から約45°斜め上方に向けて張り出している。側方斜め補強筋33の張り出し長は、側方斜め補強筋33の径d5の30倍の長さが確保されている。
側方下端筋17は、梁下辺に沿って5本配筋され、側面31から梁幅方向に向けて水平に張り出し、先端が上方に向けて略垂直方向に曲げられて、フック形状をなしている。側方下端筋17の張り出し長は、張り出し部分全体で側方下端筋17の径d6の40倍の長さが確保されている。
(梁部材2の構成)
梁部材2は、図2(c)、(e)に示すように、矩形断面からなる梁断面の端面(矩形梁断面)14から、斜め補強筋15,16と下端筋17とが、梁長手方向に向けて張り出し、梁端接合部10を形成している。柱主筋貫通孔22及び柱型部分25が無い事を除いて、梁部材2は、梁部材1Bと同じ構成である。
<接合構造の構成2>
プレキャストコンクリート梁部材(ハーフプレキャスト梁部材)の接合構造J2について、図6各図を参照して説明する。ハーフプレキャスト梁部材の接合構造J2は、梁部材1Aの梁端接合部30と梁部材2の梁端接合部10とを所定の間隔D2を空けて対向させて構成されている。梁部材1A、2間では、梁部材1Aの側方斜め補強筋33と梁部材2の斜め補強筋16とがあき重ね継手を形成してせん断力を伝達する部材として機能する。また、梁部材1Aの側方斜め補強筋32と梁部材2の斜め補強筋15とがあき重ね継手を形成してせん断力を伝達する部材として機能する。また、梁部材1Aの側方下端筋17と梁部材2の下端筋17とがあき重ね継手を形成して柱部材P1,P3間の梁の1本の下端筋として機能する。梁部材1A,2の設計梁断面の端面30,10間及び梁上端には、床スラブと一体であり、床スラブと同一強度であり、かつ、梁部材1A,2のコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリート13が打設されている。
本実施形態では、側方斜め補強筋32と斜め補強筋16、側方斜め補強筋33と斜め補強筋15、とからなる接合部補強筋がせん断力を伝達するため、梁部材1A,2の梁端接合部30,10間の現場打ちコンクリート13の必要強度を梁部材1A,2直上の床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,2のコンクリート強度より低強度とすることができる。従って、梁部材1A,2の梁端接合部30,10間の梁接合部及び梁接合部と床スラブの一部とを同時に、一体的にコンクリート打設することができるので、工期の短縮や省人化に資することができる。また、下端筋17及び側方下端筋17の先端部が、上方向に折り曲げたフック形状とされているので、梁部材1A,2の梁接合部間の所定の間隔D2を短くでき、現場打ちコンクリート13の打設量を少なくできる。
<プレキャスト梁部材の接合方法2>
次に、梁部材1Aと梁部材2との接合方法について、図6各図等を参照して説明する。図6(a)に示すように、所定階のスラブ平面上の所定位置に立設された柱部材P1,P3にそれぞれ梁部材1Aを平面視で梁長手方向が互いに平行になるように、柱部材P1,P3の柱主筋23を梁部材1A,1Aの柱主筋貫通孔22に貫通させ、柱部材P1,P3の躯体天端24に載置し接合する。このとき、図6(b)に示すように、梁部材2をパイプサポート50で支持する。
現場打ちコンクリート13の打設作業に先立ち、上端筋12、スターラップ筋11、図示しない床スラブの配筋を行う。その後、図6(c)に示すように、梁部材1A、2の梁端接合部30,10間(所定の間隔D2、梁接合部)及び梁部材1A、2の上部兼床スラブ部分に同時に床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、梁部材1A,2のコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリート13を打設し、ハーフプレキャスト部材の接合構造J2が形成される。
[変形例]
上述の実施形態では、梁部材は、平面視で直線状のプレキャストコンクリート本体を有していたが、図7に示すように、平面視で略十字状の梁部材3であっても良いし、略T字状の梁部材4であっても良く、略L字状の梁部材5や略キ字状の梁部材6であっても良い。或いは、平面視で直線状であっても、複数(2つ)の柱スパンにまたがった1つの梁部材7であっても良い。現場や搬入経路の状況、梁部材が配置される位置等に応じて、梁部材の平面形状は変更可能である。これにより、梁部材の数を減らすことができるので、梁部材の吊り込み作業の回数を減らすことができ、また、梁接合部の数を減らすことができる。従って、工期の短縮や省人化ができる。
また、上述の実施形態では、梁部材は、側面視で、端部に向けて斜め上方を向いた斜め補強筋と斜め下方を向いた斜め補強筋とが1本ずつ張り出していたが、必要せん断強度や鉄筋の配置状況、所定の間隔の長さなどに合わせて、側面視で、端部に向けて斜め下方を向いた斜め補強筋15A,15Bと斜め上方を向いた斜め補強筋15A,15Bとが張り出した梁部材A(図8(a))であっても良いし、斜め上方が1本(斜め補強筋15)で斜め下方が2本(斜め補強筋16A,16B)とする梁部材B(図8(b))、或いは、斜め補強筋が斜め上方1本だけであったり、斜め下方1本だけである梁部材C(図8(c))等、斜め補強筋の本数や組み合わせは自由である。また、梁幅方向の鉄筋の本数も、上述の実施形態で示した本数に限らない。鉄筋を折り曲げる角度も、上述の実施形態で示した角度に限らず、例えば、図8(d)に示すように、水平面に対して30°に折り曲げた斜め補強筋15C,16Cを有する梁部材Dであっても良い。
あき寸法S、あき重ね継手長さLEは、上述の実施形態の数値に限らない。鉄筋強度やコンクリート強度等に応じて、適宜変更することができる。また、下端筋、斜め補強筋及び側方斜め補強筋等の鉄筋本数や鉄筋強度、梁幅や梁成等は、柱スパン、設計床荷重等に応じて、適宜決定する。
上述の実施形態では、平面視で、梁スパン中央付近又は端部端部付近に梁接合部が設けられていたが、梁接合部の位置は、これらに限らない。プラン上の制約や応力分布等に応じて、梁接合部の平面視での位置を変更することができる。
また、張り出した鉄筋の先端に、ジベルやナット等を取り付けることにより、せん断強度を向上させても良い。
上述の実施形態では、ハーフプレキャストコンクリート梁部材を使用していたが、フルプレキャストコンクリート梁部材を使用しても良い。梁接合部及び梁接合部と一体的に配筋された床スラブの一部に同時に、一体的に床スラブコンクリートと同一強度であり、かつ、プレキャストコンクリート梁部材のコンクリート強度より低強度のコンクリートを打設可能であれば良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1,1A,1B,2,3,4,5,6,7,8,A,B,C,D (プレキャストコンクリート)梁部材
10,30 梁端接合部
11 スターラップ筋
12 上端筋
13 現場打ちコンクリート
14 端面
15,16 斜め補強筋
17 下端筋、側方下端筋
18 コンクリート
21 スターラップ筋
22 柱主筋貫通孔
23 柱主筋
24 躯体天端
25 柱型部分
31 側面
32,33 側方斜め補強筋
J1,J2 接合構造
P1,P2,P3,P4 柱部材

Claims (7)

  1. 第一の接合部補強筋及び第一の下端筋が端面から張り出した第一のプレキャストコンクリート梁部材と、
    梁長手方向に第二の接合部補強筋及び第二の下端筋が梁断面から張り出した第二のプレキャストコンクリート梁部材と、
    を備え、
    前記第一の接合部補強筋と前記第二の接合部補強筋とが第一のあき重ね継手を形成し、前記第一の下端筋と前記第二の下端筋とが第二のあき重ね継手を形成し、前記第一のあき重ね継手と前記第二のあき重ね継手とで梁接合部が構築され、前記梁接合部と、その一部が該梁接合部と一体形成される床スラブとが同一強度であり、かつ、前記第一及び第二のプレキャストコンクリート梁部材のコンクリート強度より低強度の現場打ちコンクリートからなることを特徴とするプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  2. 前記第一の接合部補強筋及び前記第二の接合部補強筋は、斜め補強筋であることを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  3. 前記下端筋は、先端がフック形状をなすことを特徴とする請求項1または2に記載のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  4. 前記梁接合部は、梁スパン中央付近に配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  5. 前記梁接合部は、梁スパン端部付近に配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  6. 前記第一のプレキャストコンクリート梁部材及び前記第二のプレキャストコンクリート梁部材は、ハーフプレキャストコンクリート部材であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。
  7. 第一の接合部補強筋及び第一の下端筋が端面から張り出した第一のプレキャストコンクリート梁部材と、梁長手方向に第二の接合部補強筋及び第二の下端筋が梁断面から張り出した第二のプレキャストコンクリート梁部材とを、前記第一の接合部補強筋と前記第二の接合部補強筋とが第一のあき重ね継手を形成し、前記第一の下端筋と前記第二の下端筋とが第二のあき重ね継手を形成するように、前記第一のプレキャストコンクリート梁部材と前記第二のプレキャストコンクリート梁部材とを配置して梁接合部を構築し、
    前記梁接合部と、その一部が該梁接合部と一体形成される床スラブとに、同一強度であり、かつ、前記第一及び第二のプレキャストコンクリート梁部材のコンクリート強度より低強度のコンクリートを打設することを特徴とするプレキャストコンクリート梁部材の接合方法。
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