JP2008169672A - コンクリート梁の施工方法、コンクリート梁、pc梁部材の接合方法、pc梁部材の接合構造 - Google Patents

コンクリート梁の施工方法、コンクリート梁、pc梁部材の接合方法、pc梁部材の接合構造 Download PDF

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訓祥 杉本
Yasuhiko Masuda
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Abstract

【課題】PC部材を用いて梁部材を構築する際に用いられる、施工性が良く、かつ、コストがかからないPC梁部材の接合構造を提供する。
【解決手段】PC梁部材20を接合する接合構造10は、一対のPC梁部材20の主筋22同士を継手する機械式継手11と、鉄筋コンクリート梁1のヒンジ領域以外の一対のPC梁部材20の接合部を含む一部に打設された、PC梁部材20を構成するコンクリート21に比べて強度の低い低強度コンクリート11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート梁の施工方法、コンクリート梁、PC梁部材の接合方法、PC梁部材の接合構造に関する。
従来より、鉄筋コンクリート造の柱梁架構を構築する際に、工期の短縮及びコストの削減のために、プレキャストコンクリート(以下、PCという)部材を用いて柱梁架構を構築することがある(例えば、特許文献1参照)。PC部材を用いて柱梁架構を構築する場合に、梁部材は、梁スパン中間部で分割されたPC梁部材を建込み、一対のPC梁部材の梁主筋を継手し、PC梁部材の間にコンクリートを打設して、PC梁部材同士を接合することにより構築される。このようにPC梁部材を接合する場合に、PC梁部材の間に打設されるコンクリートには、従来、PC梁部材と設計基準強度の等しいコンクリートが用いられている。
特開2004−278257号公報
上記のPC梁部材の接合方法では、PC梁部材を構成するコンクリートに高強度コンクリートを用いる場合には、それに合わせてPC梁部材の間に打設するコンクリートに高強度のコンクリートを用いなければならない。しかしながら、高強度コンクリートは流動性が低いため、施工性が悪い。
また、施工性を向上するため、スラブ及びPC梁部材の接合部に一度にコンクリートを打設することがある。このような場合には、設計基準強度の高い梁部材の強度を有するコンクリートをスラブに打設することになり、コスト増の原因となる。
さらに、PC梁部材の一部に後打ちコンクリートを打設して鉄筋コンクリート梁を構築するような場合にも、後打ちコンクリートに高強度コンクリートを用いると、流動性が低いため施工性が悪い。
また、施工性を向上するため、スラブを構成するコンクリート及び後打ちコンクリートを一度に打設する場合には、設計基準強度の高い梁部材の強度を有するコンクリートをスラブに打設することになり、コスト増の原因となる。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、PC梁部材を用いて鉄筋コンクリート梁を低コストで施工性良く構築することである。
本発明のコンクリート梁の施工方法は、鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート、又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の施工方法であって、当該コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するPC梁部材を架設し、前記ヒンジ領域よりも梁中央側の少なくとも一部に前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することを特徴とする。
また、上記のコンクリート梁の施工方法において、前記低強度コンクリートと、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと、を一体に打設してもよい。
また、本発明のコンクリート梁は、鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート、又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁であって、当該コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分がPC梁部材により構成され、前記ヒンジ領域よりも梁中央側の少なくとも一部は前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することにより構成されていることを特徴とする。
上記のコンクリート梁において、前記ヒンジ領域は、前記コンクリート梁の端面から中央に向かって所定長さLの位置までの部分であり、前記所定長さLは、前記コンクリート梁の梁せいをDとして、0.5D以上、かつ1.5D以下であってもよい。
また、前記低強度コンクリートは、前記鉄筋コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと等しい強度を有してもよい。
また、前記低強度のコンクリートは、前記PC梁部材を構成するコンクリートの1/2以上の強度を有してもよい。
また、前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が60N/mmを超え、かつ、100N/mm以下であり、前記低強度のコンクリートは、60N/mm未満の強度を有してもよい。
また、前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が48N/mmを超え、かつ、60N/mm以下であり、前記低強度のコンクリートは、48N/mm未満の強度を有してもよい。
また、前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が40N/mmを超え、かつ、48N/mm以下であり、前記低強度のコンクリートは、40N/mm未満の強度を有してもよい。
また、本発明のPC梁部材の接合方法は、一対のPC梁部材を用いて鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁を構築するために前記一対のPC梁部材を前記コンクリート梁のヒンジ領域よりも梁中央側の位置にて接合する接合方法であって、前記一対のPC梁部材は、前記コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するように形成されており、前記一対のPC梁部材の接合部にて、それらの主筋同士を継手し、前記一対のPC梁部材の接合部に、前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することを特徴とする。
上記のPC梁部材の接合方法において、前記低強度コンクリートと、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートとを一体に打設してもよい。
また、本発明のPC梁部材の接合構造は、一対のPC梁部材を用いて鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁を構築するために前記一対のPC梁部材を前記コンクリート梁のヒンジ領域よりも梁中央側の位置にて接合する接合構造であって、前記一対のPC梁部材は、前記コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するように形成されており、前記一対のPC梁部材の接合部にて、それらの主筋同士を継手する継手手段と、前記一対のPC梁部材の接合部に打設された、前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートと、を備える。
上記のPC梁部材の接合構造において、前記低強度コンクリートは、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと等しい強度を有してもよい。
また、前記一対のPC梁部材は、接合部側端面が互いに離間するように配置され、前記低強度コンクリートは、前記一対のPC梁部材の接合部側端面の間に打設されてもよい。また、前記一対のPC梁部材は、夫々接合端面及び上面の夫々の接合部側端部には、上面及び端面に開口する切欠部が形成され、前記接合部側端面同士が当接しており、前記低強度コンクリートは、前記一対のPC梁部材の切欠部により形成された凹部に打設されてもよい。
また、本発明のコンクリート梁は、上記のPC梁部材の接合構造により一対のPC梁部材を接合することにより構築されたことを特徴とする。
本発明によれば、比較的に損傷の小さい、ヒンジ領域以外の部分に低強度のコンクリートを打設するため、PC梁部材を構成するコンクリートと等しい強度を有するコンクリートが梁部材全体に打設された鉄筋コンクリート梁と同等の強度が得られる。このように低強度のコンクリートを用いることで、施工性が向上すると共にコストを削減することができる。また、スラブなどに打設するコンクリートと同じコンクリートを用いることができ、コンクリートの打設の施工性を向上することができる。
以下、本発明のPC梁部材の接合構造について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である接合構造10により一対のPC梁部材20を接合して構築された梁部材1を示す断面図である。同図に示すように、各PC梁部材20は、コンクリート21と、コンクリート21に埋設され、部材端面より先端が突出するように設けられた梁主筋22と、梁主筋22を囲むようにコンクリート21に埋設されたせん断補強筋23とを備える。PC梁部材20を構成するコンクリート21は構造計算などにより決定された所定の設計基準強度を有するコンクリートからなる。また、何れか一方のPC梁部材20の梁主筋の先端には、機械式継手12が取り付けられている。
本実施形態のPC梁部材の接合構造10は、PC梁部材20の梁主筋22同士を接続する機械式継手12と、PC梁部材20の間に打設された低強度コンクリート11とを備える。低強度コンクリート11は、PC梁部材20を構成するコンクリート21に比べて設計基準強度が低いコンクリートからなる。低強度コンクリート11が打設された部位は、後に詳述する梁部材1のヒンジ領域以外になるように配置されている。
接合構造10は、まず、一対のPC梁部材20の接合端面が対向するように建込み、PC梁部材20の梁主筋22を機械式継手12により継手し、次に、低強度コンクリート11にあたる部分の周囲に型枠を取付け、型枠内に低強度コンクリート11を打設し、打設したコンクリートが硬化することにより構築される。
図2は、本発明の第2実施形態の接合構造110によりPC梁部材120を接合して構築された梁部材1を示し、(A)は梁部材の長手方向の鉛直断面図であり、(B)は(A)におけるA−A´断面図である。同図に示すように、PC梁部材120は、コンクリート121と、コンクリート121に埋設された下端筋124と、コンクリート121の接合端面側及び上面に開口する切欠部125と、切欠部125内に突出するように設けられた上端筋122とを備える。本実施形態の接合構造110は、上端筋122を継手する機械式継手112と、下端筋124を継手する重ね鉄筋114と、切欠部125内に打設された低強度コンクリート111とから構成される。低強度コンクリート111は、PC梁部材120を構成するコンクリート121に比べて設計基準強度が低いコンクリートからなる。第1実施形態と同様に、低強度コンクリート111の打設された部位は、後に詳述する梁部材のヒンジ領域以外になるように配置されている。
本実施形態の接合構造110は、接合端面が当接するようにPC梁部材120を建込み、上端筋122を機械式継手112により継手するとともに、切欠部125に各PC梁部材120に埋設された下端筋124を跨ぐように重ね鉄筋114を配置し、切欠部125により形成される凹部に低強度コンクリート111を打設し、打設した低強度コンクリート111が硬化することにより構築される。
上記の各実施形態におけるヒンジ領域とは、図3に斜線を付して示す部分のような、柱梁架構2に曲げ降伏が生じるときに、塑性変形が分布する部分である。「鉄筋コンクリート造建物の靱性保証型耐震設計指針(案)・同解説」日本建築学会の112〜114頁には、梁部材におけるヒンジ領域は、梁部材の柱面から中央に向かって梁せいの1.5倍の長さの領域であると記載されている。
また、同文献の113頁の(解5.5.2)には、柱部材におけるヒンジ領域の長さl(以下、ヒンジ長さという)を算出する式として次式が記載されている。
=0.08(M/Q)+6d …(1)
なお、式(1)において、(M/Q)はせん断スパンを、dは、主筋径を示す。
この式を梁部材におけるヒンジ長さを算出する方法に適用することを考える。通常、梁部材のスパン長さは4〜14m程度であり、主筋として一般的にD29〜D41が用いられるため、このようなスパン長さにおけるヒンジ長さを式(1)により算出すると、図4に示すように、400mm程度〜800mm程度となる。このため、一般的に梁せいは800mm程度であるので、ヒンジ長さは梁せいの0.5〜1.0倍程度となる。
また、必要梁せいはスパン長さに対応することがあり、スパン長さの1/10程度とすることが多い。このような場合であっても、スパン10m以上における梁せい(図中実線)と、各主筋径におけるヒンジ長さの比は0.6倍程度となっていることがわかる。
梁部材は柱部材と比較して、軸力が作用しないこと及び、部材長さが長いことが大きな相違点であるが、スパン長さを考慮したこの手法は、梁部材に適用することが可能であると考えられる。また、同文献の113頁26行目に記載されているように、軸力が低いほどヒンジ長さを減ずるとの提案があることから、柱部材におけるヒンジ領域を算出する手法を梁部材に適用することは問題ないと考えられる。このように梁部材においてもヒンジ長さとしては梁せいの0.5〜1.5倍の長さを考えればよいことがわかる。
ヒンジ領域は、柱梁架構2に曲げ降伏が生じるときに、塑性変形が分布する領域であり、この領域により柱梁架構2の強度が決定する。上記の各実施形態のPC梁部材の接合構造10、110では、現場打設された低強度コンクリート11、111はPC梁部材20、120を構成するコンクリート21、121に比べて強度が低いが、ヒンジ領域以外の部分に打設されている。このため、低強度コンクリート11、111には、ヒンジ領域に作用する応力に比べて小さな応力しか作用せず、低強度コンクリート11、111が降伏する前に、ヒンジ領域を構成するコンクリートが降伏することになる。
すなわち、ヒンジ領域に当たる部分のコンクリートの強度により梁部材の強度が決定されるため、低強度コンクリート11、111を用いた接合構造10、110を備えた梁部材1であっても、梁部材全体にPC梁部材20、120を構成する高強度のコンクリート21、121と等しい設計基準強度を有するコンクリートが打設された梁部材と同等の強度を有するものとして設計を行うことができる。
ここで、PC梁部材20、120を上述した接合構造10、110により接合することで構築された梁部材1が、梁部材全体に所定の設計基準強度のコンクリートを打設した梁部材と同等の強度を有することを実験により確認したので、以下説明する。
図5は本実験に用いた試験体500の一例(試験体NO.2)を示し、(A)は水平方向断面図、(B)は鉛直方向断面図である。なお、図中彩色部は、PC部材を構成するコンクリートを示す。
本実験では、以下の3種類の鉄筋コンクリート梁を模した試験体に繰り返しせん断荷重を加えて荷重―変形関係を調べた。
試験体NO.1は、梁部材を構成するコンクリートを一体打ちとした鉄筋コンクリート部材である。試験体NO.1を構成するコンクリートには設計基準強度42[N/mm]のコンクリートを用いた。
試験体NO.2は、図5に示すように、接合端面及び上面に開口する切欠部を備えた一対のPC梁部材を、切欠部により形成された凹部に後打ちのコンクリートを打設することにより(すなわち、第2実施形態の接合構造により)接合した鉄筋コンクリート部材である。試験体NO.2を構成するコンクリートには、PC部材を構成する部分については設計基準強度が42[N/mm]のコンクリートを、後打ちのコンクリートについては、設計基準強度が24[N/mm]のコンクリートを用いた。
試験体NO.3は、試験体NO.2に比べて、軸方向に長い切欠部が形成された一対のPC梁部材を、第2実施形態の接合構造により接合した鉄筋コンクリート部材である。試験体NO.3を構成するコンクリートはPC部材を構成する部分については設計基準強度が42[N/mm]のコンクリートを、後打ちのコンクリートについては、設計基準強度が24[N/mm]のコンクリートを用いることとした。
なお、実験後、夫々のコンクリートについて、強度を調べたところPC梁部材を構成する部分を構成するコンクリートは50[N/mm]、後打ちのコンクリートは25[N/mm]の強度を有することがわかった。
また、各試験体500のその他の条件は以下の通りとした。
断面:300×400[mm]
スパン:2400[mm]
主筋502:5−D19(SD490)
重ね筋503(試験体NO.2及びNO.3):4−D16(SD490)
せん断補強筋501:4−D10@100(SD295A)
図6〜8は、夫々試験体NO.1〜3の荷重―変形関係を示すグラフである。
図6と、図7及び図8を比較するとわかるように、本実施形態のPC梁部材の接合構造を適用した試験体(試験体NO.2及びNO.3)の荷重―変形関係は、コンクリートの一体打ちとした試験体(試験体NO.1)の荷重―変形関係と略等しい形状となっている。また、最大荷重や最大変形も略等しく、このことから、本実施形態の接合構造によりPC梁部材を接合して構築された梁部材は、コンクリートを一体打ちした梁部材と同等の耐力を有することが確認された。また、本実験により、後打ちコンクリートにPC梁部材を構成するコンクリートの設計基準強度の半分以上の強度を有するコンクリートを用いることで、コンクリートを一体打ちした梁部材と同等の耐力が得られることが確認された。
なお、日本規格協会発行「JIS A5308 レディーミクストコンクリート」に記載されているように、規格製品の高強度コンクリートの最大強度は60[N/mm]である。これ以上の強度を有するコンクリートを製造するためには、認定を受けたプラントにおいて、試験等を行った上で製造しなければならない。このため、PC梁部材を構成するコンクリートに、設計基準強度が60[N/mm]を超え、かつ、100[N/mm]以下のコンクリートを用いる場合には、低強度コンクリートとして設計基準強度が60[N/mm]以下のコンクリートを用いるとよい。
また、施工性の点から考えると、現場で打設するためには、設計基準強度が50[N/mm]を超えるコンクリートを用いると施工性が低下してしまう。このため、PC梁部材を構成するコンクリートに設計基準強度が50[N/mm]を超える設計基準強度を有するコンクリートを用いる場合には、低強度コンクリートとして設計基準強度が50[N/mm]以下のコンクリートを用いることが望ましい。規格品のコンクリートでは設計基準強度が50[N/mm]以下では、設計基準強度が48[N/mm]のコンクリートが最も強度が高い。このため、PC梁部材を構成するコンクリートに、設計基準強度が48[N/mm]を超え、かつ、60[N/mm]以下のコンクリートを用いる場合には、低強度コンクリートとして設計基準強度が48[N/mm]以下のコンクリートを用いるとよい。
さらに、日本建築学会発行「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事2003」の663頁に記載されているように普通コンクリートの規格品の最大強度が40[N/mm]である。普通コンクリートは他のコンクリートに比べてコストが低いため、PC梁部材を構成するコンクリートに設計基準強度が40[N/mm]を超え、かつ、48[N/mm]以下のコンクリートを用いる場合には、設計基準強度が40[N/mm]以下のコンクリートを用いるとよい。
上記の各実施形態のPC梁部材の接合構造10、110によれば、ヒンジ領域には所定の設計基準強度のコンクリートを用いているため梁の靱性能を確保できる。また、比較的損傷の小さい接合部には低強度のコンクリートを用いているため、現場打ちコンクリートに比較的水量の多いコンクリートを用いることができ、施工性を向上することができる。
また、PC梁部材20、120の接合部に打設するコンクリート11,111に強度の低いコンクリートを用いることができるため、接合部に打設するコンクリートとしてスラブと同じコンクリートを打設することができる。例えば、図9に示すように、第1実施形態のPC梁部材の接合構造10において、PC梁部材20の間に打設するコンクリート11としてスラブ3を構成するコンクリートと等しい強度のコンクリートを用いることにより、PC梁部材20の間及びスラブ3にあたる部分のコンクリートを同時に打設し、一体に構築することが可能となる。
また、図10に示すように、第2実施系形態のPC梁部材の接合構造110において、PC梁部材120の切欠部125に打設するコンクリート111としてスラブ3と同じコンクリートを用いることにより、PC梁部材120の切欠部125に打設するコンクリートと、スラブ3を構成するコンクリートとを同時に打設し、一体に構築することが可能となり、施工性を向上することができる。
なお、上記の各実施形態では、PC梁部材20の間又はPC梁部材120の切欠部125に強度の低いコンクリートを打設する場合について説明したが、本発明のPC梁部材の接合構造は、これに限られず、低強度のコンクリートを打設する部分はヒンジ領域以外の部分であればよい。また、本実施形態では、機械式継手により梁主筋を継手する構成としたが、これに限らず、重ね継手などの他の継手手段も適宜用いてもよい。
また、発明者らは、特開2006−225894号公報において、図11に示すような設計基準強度の異なるコンクリート210、220が上下に打ち継がれてなる鉄筋コンクリート梁230のせん断強度を算出する方法を提案している。
このように設計基準強度の異なるコンクリート210、220を上下に打ち継ぐことにより構成した梁に対しても、上記のPC梁部材の接合構造10、110を適用することも可能である。このような構成の鉄筋コンクリート梁230は、例えば、一対のハーフPC梁部材の部材間及びハーフPC梁部材の上部に低強度のコンクリートを打設することにより構築される。以下、このような梁の構成の一例として、ハーフPC梁部材の上部にスラブと等しい強度のコンクリートを打設することにより構築した梁・床構造を説明する。
図12は、ハーフPC梁部材320を接合することにより構築され、梁部材301とスラブ303が一体となった梁・床構造310を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)はD−D´断面図である。同図に示すように、梁・床構造310は、上面が等しい高さとなるように設計された梁部材301とスラブ303が一体となって構成される。梁・床構造310は、ハーフPC梁部材320の梁主筋322を継手し、梁部材301の上端筋323及びスラブ筋を配筋し、ハーフPC梁部材320の間、梁上部、及びスラブ303を構成するコンクリートとしてハーフPC梁部材320を構成するコンクリートよりも強度の低いコンクリートを打設することにより構築される。
梁・床構造310は、ハーフPC梁部材320の間に低強度のコンクリートが打設されているが、この低強度コンクリートの打設されている部分はヒンジ領域以外の部分である。かかる構成によれば、梁部材の上部、PC梁部材の間、及びスラブに一度にコンクリートを打設することができるため、施工の手間を削減することができる。
また、図13は、ハーフPC梁部材420を接合することにより構築され、梁部材401とスラブ403が一体となった別の実施形態の梁・床構造410を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)はE−E´断面図である。同図に示すように、梁・床構造410は、上面が等しい高さとなるように設計された梁部材401とスラブ403が一体となって構成されている。ハーフPC梁部材420を構成するコンクリート部材は上面がスラブ403の下面の高さと等しくなるように形成されており、コンクリートの接合端部近傍には、上方及び接合端面に開口するような切欠部425が設けられている。梁・床構造410は、ハーフPC梁部材420の梁主筋を適宜な方法により継手し、梁部材401の上端筋423及びスラブ筋を配筋し、ハーフPC梁部材420の切欠部425、梁上部及びスラブを構成するコンクリートとして、ハーフPC梁部材420を構成するコンクリートよりも強度の低いコンクリートを打設することにより構築される。
このような構成にすることにより、梁部材の上部、PC梁部材の間、及びスラブに一度にコンクリートを打設することができるため、施工の手間を削減することができる。
なお、本発明は、PC梁部材を接合することにより構築された鉄筋コンクリート梁に限られない。
図14は、別の実施形態の鉄筋コンクリート梁601を示す図である。同図に示すように、本実施形態の鉄筋コンクリート梁601は、ヒンジ領域を含む梁の両端部がPC梁部材620により構成され、両端部のPC梁部材620には、それらを結ぶように梁主筋622が埋設されており、両PC梁部材620の間には、PC梁部材620を構成するコンクリート621よりも強度の低い低強度コンクリート611が打設されて構成されている。
かかる鉄筋コンクリート梁601は、PC梁部材620を架設し、PC梁部材620の間にPC梁部材620を構成するコンクリート621よりも強度の低い低強度コンクリート611を打設することにより構築することができる。
本実施形態の鉄筋コンクリート梁601も、ヒンジ領域以外の部分に低強度コンクリート611を用いたため、梁部材全体にPC梁部材620を構成する高強度のコンクリート621と等しい設計基準強度を有するコンクリートが打設された梁部材と同等の強度を有するものとして設計を行うことができる。これにより、低強度コンクリート611を、スラブを構成するコンクリートと同時に打設し、一体に構築することができ、施工性を向上することができ、また、強度の低いコンクリートを用いることができるため、コストを低減することができる。
また、上記の実施形態では、両端部がPC梁部材620により構成され、両PC梁部材を結ぶように梁主筋622が埋設されたPC梁部材620を用いる場合について説明したが、これに限らず、例えば、図15に示すように、中間部に部材の上面に開口する凹部725が設けられたPC梁部材720を建て込んだ後、凹部725にコンクリートを打設することにより鉄筋コンクリート梁701を構築する場合にも適用することができる。このような場合には、PC梁部材720を構成するコンクリート721よりも低強度のコンクリート711を凹部725に打設することにより上記の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施形態では、コンクリート梁として鉄筋コンクリート梁に適用した場合について説明したがこれに限らず、鉄骨コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁にも適用することができる。鉄骨コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁に適用した場合であっても、上記の鉄筋コンクリート梁に適用した場合と同様の効果が得られる。
また、上記各実施形態の鉄筋コンクリート梁601、701の低強度コンクリート611,711として用いるコンクリートも、上述したPC梁部材の接合構造10、110における低強度コンクリートと同様に、PC梁部材を構成するコンクリートの1/2以上の強度を有するものが適している。さらに、PC梁部材を構成するコンクリートの強度が60N/mmを超え、かつ、100N/mm以下の場合には、低強度のコンクリートは、60N/mm未満の強度を有するものが適している。また、PC梁部材を構成するコンクリートの強度が48N/mmを超え、かつ、60N/mm以下である場合には、低強度のコンクリートは、48N/mm未満の強度を有するものが適している。また、PC梁部材を構成するコンクリートの強度が40N/mmを超え、かつ、48N/mm以下である場合には、低強度のコンクリートは、40N/mm未満の強度を有するものが適している。
、第1実施形態の接合構造によりPC梁部材を接合して構築された梁部材を示す断面図である。 第2実施形態の接合構造によりPC梁部材を接合して構築された梁部材を示し、(A)は梁部材の長手方向の鉛直断面図であり、(B)は(A)におけるA−A´断面図である。 梁部材におけるヒンジ領域を示す図である。 スパン長さに対するヒンジ長さの関係を示すグラフである。 試験体の一例(試験体NO.2)を示し、(A)は水平方向断面図、(B)は鉛直方向断面図である。 試験体NO.1の荷重―変形関係を示すグラフである。 試験体NO.2の荷重―変形関係を示すグラフである。 試験体NO.3の荷重―変形関係を示すグラフである。 第1実施形態のPC梁部材の接合構造において、低強度コンクリートとしてスラブを構成するコンクリートと等しい強度のコンクリートを打設した梁部材の構成を示し、(A)は、軸方向鉛直断面図であり、(B)は、(A)におけるB−B´断面図である。 第2実施形態のPC梁部材の接合構造において、低強度コンクリートとしてスラブを構成するコンクリートと等しい強度のコンクリートを打設した梁部材の構成を示し、(A)は、軸方向鉛直断面図であり、(B)は、(A)におけるC−C´断面図である。 設計基準強度の異なるコンクリートが上下に打ち継がれてなる鉄筋コンクリート梁を示す図である。 ハーフPC梁部材を接合することにより構築され、梁とスラブが一体となった梁・床構造を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)はD−D´断面図である。 ハーフPC梁部材を接合することにより構築され、梁とスラブが一体となった別の実施形態の梁・床構造を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)はE−E´断面図である。 PC梁部材の一部にコンクリートを打設することにより構築された鉄筋コンクリート梁を示す図である。 別の実施形態のPC梁部材の一部にコンクリートを打設することにより構築された鉄筋コンクリート梁を示す図である。
符号の説明
1、301、401 梁部材
2 柱梁架構
3、303、403 スラブ
4 せん断補強筋
10、110 接合構造
11,111 低強度コンクリート
12、112 機械式継手
114 重ね鉄筋
20、120、320 梁部材
21、121 コンクリート
22、322 梁主筋
23 せん断補強筋
122、323、423 上端筋
124 下端筋
125、425 切欠部
210 上層のコンクリート
220 下層のコンクリート
230 鉄筋コンクリート梁
310 梁・床構造
601、701 鉄筋コンクリート梁
611、711 低強度コンクリート
620、620 PC梁部材
621、721 コンクリート
622 梁主筋
725 凹部

Claims (16)

  1. 鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート、又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁の施工方法であって、
    当該コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するPC梁部材を架設し、前記ヒンジ領域よりも梁中央側の少なくとも一部に前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することを特徴とするコンクリート梁の施工方法。
  2. 請求項1記載のコンクリート梁の施工方法であって、
    前記低強度コンクリートと、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと、を一体に打設することを特徴とするコンクリート梁の施工方法。
  3. 鉄筋コンクリート、鉄骨コンクリート、又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁であって、
    当該コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分がPC梁部材により構成され、前記ヒンジ領域よりも梁中央側の少なくとも一部は前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することにより構成されていることを特徴とするコンクリート梁。
  4. 前記ヒンジ領域は、前記コンクリート梁の端面から中央に向かって所定長さLの位置までの部分であり、
    前記所定長さLは、前記コンクリート梁の梁せいをDとして、0.5D以上、かつ1.5D以下であることを特徴とする請求項3記載のコンクリート梁。
  5. 請求項3又は4記載のコンクリート梁であって、
    前記低強度コンクリートは、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと等しい強度を有することを特徴とするコンクリート梁。
  6. 前記低強度のコンクリートは、前記PC梁部材を構成するコンクリートの1/2以上の強度を有することを特徴とする請求項3から5何れかに記載のコンクリート梁。
  7. 前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が60N/mmを超え、かつ、100N/mm以下であり、
    前記低強度のコンクリートは、60N/mm未満の強度を有することを特徴とする請求項3から6何れかに記載のコンクリート梁。
  8. 前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が48N/mmを超え、かつ、60N/mm以下であり、
    前記低強度のコンクリートは、48N/mm未満の強度を有することを特徴とする請求項3から6何れかに記載のコンクリート梁。
  9. 前記PC梁部材を構成するコンクリートの強度が40N/mmを超え、かつ、48N/mm以下であり、
    前記低強度のコンクリートは、40N/mm未満の強度を有することを特徴とする請求項3から6何れかに記載のコンクリート梁。
  10. 一対のPC梁部材を用いて鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁を構築するために前記一対のPC梁部材を前記コンクリート梁のヒンジ領域よりも梁中央側の位置にて接合する接合方法であって、
    前記一対のPC梁部材は、前記コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するように形成されており、
    前記一対のPC梁部材の接合部にて、それらの主筋同士を継手し、
    前記一対のPC梁部材の接合部に、前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートを打設することを特徴とするPC梁部材の接合方法。
  11. 請求項10記載のPC梁部材の接合方法であって、
    前記低強度コンクリートと、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートとを一体に打設することを特徴とするPC梁部材の接合方法。
  12. 一対のPC梁部材を用いて鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートからなるコンクリート梁を構築するために前記一対のPC梁部材を前記コンクリート梁のヒンジ領域よりも梁中央側の位置にて接合する接合構造であって、
    前記一対のPC梁部材は、前記コンクリート梁の少なくともヒンジ領域を含む部分を構成するように形成されており、
    前記一対のPC梁部材の接合部にて、それらの主筋同士を継手する継手手段と、
    前記一対のPC梁部材の接合部に打設された、前記PC梁部材を構成するコンクリートに比べて強度の低い低強度コンクリートと、
    を備えることを特徴とするPC梁部材の接合構造。
  13. 請求項12記載のPC梁部材の接合構造であって、
    前記低強度コンクリートは、前記コンクリート梁が支持するスラブを構成するコンクリートと等しい強度を有することを特徴とするPC梁部材の接合構造。
  14. 前記一対のPC梁部材は、接合部側端面が互いに離間するように配置され、
    前記低強度コンクリートは、前記一対のPC梁部材の接合部側端面の間に打設されることを特徴とする請求項12又は13記載のPC梁部材の接合構造。
  15. 前記一対のPC梁部材は、夫々接合端面及び上面の夫々の接合部側端部には、上面及び端面に開口する切欠部が形成され、前記接合部側端面同士が当接しており、
    前記低強度コンクリートは、前記一対のPC梁部材の切欠部により形成された凹部に打設されることを特徴とする請求項12又は13記載のPC梁部材の接合構造。
  16. 請求項12から15記載のPC梁部材の接合構造により一対のPC梁部材を接合することにより構築されたことを特徴とするコンクリート梁。
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