JP2020063617A - プレキャストコンクリート部材の継手構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート部材の継手構造 Download PDF

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Abstract

【課題】施工にかかる手間や時間を低減でき、接合端面同士の間の間隔を小さくすることが可能となり、コストの低減を図ることができるうえ、継手鉄筋の本数が少ない場合でもプレキャストコンクリート部材同士のねじれを防ぐことができる。【解決手段】先端部に拡幅部10aを備え、合成床版1A、1Bの接合端面1aから拡幅部10a側を突出した機械式定着部10Aを有する継手鉄筋10と、合成床版1A、1Bの接合端面1a同士の間の間詰め領域20に充填された間詰めコンクリート4と、両端に拡幅部3aを有し、間詰め領域20において軸方向を継手鉄筋10の軸方向と平行に配置された接合鉄筋3と、を備え、機械式定着部10A同士は同軸線上に配置され、接合鉄筋3は幅方向で機械式定着部10A同士の間に配置された構成のプレキャストコンクリート部材の継手構造を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材の継手構造に関する。
従来、道路橋や鉄道橋の床版として、例えば鋼板とコンクリートを一体形成してなる合成床版(鋼・コンクリート合成床版)等のプレキャストコンクリート部材(PC部材)が知られている。このようなPC部材の継手構造には、例えば特許文献1、2に示されるようなループ継手や、特許文献3に示されるような機械式定着による重ね継手構造を利用した接合方法が提案され、とくに床版の更新工事などに適用されている。
特許文献1には、接合する2つのPC部材のそれぞれの接合面から突出させたループ継手を、平面視で接合方向に対して直交する方向(部材幅方向)に交互に位置をずらして配置させることによるループ継手構造について記載されている。
特許文献2には、接合する2つのPC部材のそれぞれ接合面から突出させたループ継手を、接合面に対して線対称に配置し、部材幅方向のループ継手同士の間に環状のループ筋を配置した継手構造について開示されている。
特許文献3には、接合する2つのPC部材のそれぞれ接合面から突出させた機械式定着部を、部材幅方向に交互に位置をずらして配置させた継手構造について記載されている。
特開2012−26088号公報 特開2002−227130号公報 特開2015−229818号公報
しかしながら、従来のプレキャストコンクリート部材(PC部材)の継手構造では、以下のような問題があった。
すなわち、上述した特許文献1,3は、2つのPC部材の接合端面に対してそれぞれの継手が非線対称に配置される構成であり、継手同士が干渉しないように、部材幅方向に位置をずらして配置する必要がある。そのため、床版に比べて幅の狭い梁のような部材の場合には、継手部でねじれ挙動が発生するおそれがあり、その点で改善の余地があった。
また、特許文献1、2に示すループ継手の場合には、ループ継手における曲げ内半径が制限されることからPC部材の厚さを薄くすることができない。さらに、ループ鉄筋の内側に補強用の鉄筋を挿入するという手間と時間がかかる作業が必要となり、コストがかかるという問題がある。
特許文献2は、ループ継手とは別で環状のループ筋を用いる構成とすることで、接合端面に対して線対称に配置することが可能となるが、各PC部材側のループ継手に対してループ筋をオーバーラップさせる必要がある。そのため、オーバーラップさせる部分が2箇所となって間詰め部における接合端面同士の間の寸法が大きくなり、コンクリートの容量が増え、高コスト化するという問題があった。
また、特許文献3は、機械式定着による継手の場合において部材の薄肉化は図れるが、一般的にこの接合方法の重ね継手長として継手鉄筋の直径Dの15倍(15D)程度が必要となるため、間詰め部における接合端面同士の間の寸法が大きくなり、コンクリートの容量が増加し、施工の手間と時間がかかり、高コスト化するという問題がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、施工にかかる手間や時間を低減でき、しかも接合端面同士の間の間隔を小さくすることが可能となり、コストの低減を図ることができるプレキャストコンクリート部材の継手構造を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、継手鉄筋の本数が少ない場合でもプレキャストコンクリート部材同士のねじれを防ぐことができるプレキャストコンクリート部材の継手構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るプレキャストコンクリート部材の継手構造は、鉄筋とコンクリートとを一体成形してなるプレキャストコンクリート部材同士を接合するためのプレキャストコンクリート部材の継手構造であって、先端部に拡幅部を備え、前記プレキャストコンクリート部材の接合端面から前記拡幅部側を突出して配設される機械式定着部を有する継手鉄筋と、前記機械式定着部を埋設するように互いに接合される前記プレキャストコンクリート部材の前記接合端面同士の間の間詰め領域に充填された間詰めコンクリートと、両端に拡幅部を有し、前記間詰め領域において軸方向を前記継手鉄筋の軸方向と平行に配置された接合鉄筋と、を備え、接合される前記プレキャストコンクリート部材の前記機械式定着部同士は、同軸線上に配置され、前記接合鉄筋は、前記プレキャストコンクリート部材の幅方向で前記機械式定着部同士の間に配置されていることを特徴としている。
本発明では、隣り合うプレキャストコンクリート部材の継手鉄筋の機械式定着部同士を同軸線上に配置するとともに、プレキャストコンクリート部材の幅方向で継手鉄筋同士の間に接合鉄筋を配置する構成とすることで、機械式定着部の長さを短くすることができる。この場合には、従来のように鉄筋継手同士の干渉を防ぐために幅方向に位置をずらして配置する必要がないことから、接合端面同士の間の間隔、すなわち間詰め領域の間隔を小さくすることができる。そのため、間詰め領域に充填される間詰めコンクリートの充填量を減らすことが可能となり、コストの低減を図ることができる。
また、間詰め領域における接合鉄筋を配置する施工の際には、幅方向に配列されている機械式定着部同士の間に上方から接合鉄筋を挿入するという簡単な作業により配置することができる。そのため、従来のようにループ鉄筋のループ内に補強用の鉄筋を挿入する作業が不要であり、施工にかかる手間や時間を低減することができる。
また、本発明では、継手鉄筋の本数が少ない部材の場合や、幅方向に双方の鉄筋をずらして配置する場合であっても、プレキャストコンクリート部材同士のねじれを防ぐことができる。
このように、本発明では、床版のような幅広の部材に関わらず、様々なプレキャストコンクリート部材同士の接合に適用することができ、接合端面間の間詰め領域の間隔を広くすることなく、部材厚さを薄くすることができる。したがって、現場接合にかかる作業手間や時間を低減することができ、継手構造のコストを削減することができる。
また、本発明に係るプレキャストコンクリート部材の継手構造は、前記間詰め領域に前記間詰めコンクリートが充填された間詰め部において、前記機械式定着部と前記接合鉄筋とが前記間詰め部の厚さ方向で同じ高さの位置に設けられ、前記機械式定着部及び前記接合鉄筋の上側および下側のうち少なくとも一方に連結されるとともに、前記機械式定着部及び前記接合鉄筋に交差する方向に延在する補強鉄筋が設けられていることを特徴としてもよい。
この場合には、補強鉄筋が継手鉄筋や接合鉄筋に対して交差する方向に延在しているので、補強鉄筋が拡幅部に係止して継手鉄筋や接合鉄筋の軸方向の移動を規制することができる。すなわち、補強鉄筋を設けることで、継手鉄筋や接合鉄筋が軸方向に移動することによる抜け出しや曲げを拘束することができる。
また、本発明では、間詰め部の厚さ方向で接合鉄筋を継手鉄筋と同じ高さの位置に配置することができるので、間詰め部の厚さ寸法も小さく抑えることができる。
しかも、補強鉄筋の施工において、機械式定着部や接合鉄筋を上下から挟み込むように鉄筋を追加するだけの作業となり、特殊な治具が不要となる利点がある。
また、本発明に係るプレキャストコンクリート部材の継手構造は、前記プレキャストコンクリート部材のコンクリートの底面には、前記接合端面から突出させた底鋼板が一体的に設けられ、前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の前記底鋼板における突出部分同士を架け渡すように重ねて配設された添接板と、前記添接板と前記底鋼板とを接合する高力ボルトと、を備えたことを特徴としてもよい。
この場合には、コンクリートの底面に底鋼板を設けた合成部材であっても、間詰め部において底鋼板の突出部分と添接板を高力ボルトで接合することにより、強固に、かつ簡単に固定することができる。
また、本発明に係るプレキャストコンクリート部材の継手構造は、複数の前記機械式定着部に対して上方から係合可能に設けられ、前記複数の機械式定着部同士を繋ぐ補強プレートが設けられていることを特徴としてもよい。
この場合には、補強プレートが継手鉄筋や接合鉄筋に対して交差する方向に延在した状態で設けられているので、補強プレートが拡幅部に係止して継手鉄筋や接合鉄筋の軸方向の移動を規制することができる。すなわち、補強プレートを設けることで、継手鉄筋や接合鉄筋が軸方向に移動することによる抜け出しや曲げを拘束することができる。
しかも、補強プレートを機械式定着部や接合鉄筋に対して上方から係合するといった簡単な作業となり、特殊な治具が不要となる利点がある。
本発明のプレキャストコンクリート部材の継手構造によれば、施工にかかる手間や時間を低減でき、しかも接合端面同士の間の間隔を小さくすることが可能となり、コストの低減を図ることができる。
また、本発明のプレキャストコンクリート部材の継手構造によれば、継手鉄筋の本数が少ない場合でもプレキャストコンクリート部材同士のねじれを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態による合成床版の継手構造を示す平面図であって、間詰め領域にコンクリートを打設する前の状態を示す図である。 図1に示す継手構造において間詰め領域にコンクリートを打設した状態の縦断面図であって、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。 図1に示すC−C線断面図であって、継手構造において間詰め領域にコンクリートを打設した状態の縦断面図である。 図2(a)、(b)に示す継手構造の分解図である。 第2実施形態によるプレキャストコンクリート部材の継手構造を示す平面図であって、間詰め領域にコンクリートを打設する前の状態を示す図である。 図5に示すD−D線断面図であって、継手構造において間詰め領域にコンクリートを打設した状態の縦断面図である。 第3実施形態による合成床版の継手構造を示す平面図であって、間詰め領域にコンクリートを打設する前の状態を示す図である。 図7に示すE−E線断面図であって、継手構造において間詰め領域にコンクリートを打設した状態の縦断面図である。 図7に示すF−F線断面図である。
以下、本発明の実施形態によるプレキャストコンクリート部材の継手構造について、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように、本実施形態によるプレキャストコンクリート部材(以下の説明では、単に「合成床版1(1A、1B)」という)の継手部2(継手構造)は、道路橋や鉄道橋のプレキャスト合成床版に適用されている。合成床版1A、1Bは、予め工場において、底鋼板13を型枠とし、その上方(内部)にコンクリート14を打設充填し、底鋼板13とコンクリート14を一体成形して構成されている。
継手部2は、隣り合う合成床版1A、1Bの接合端面1a、1a同士を施工現場において接合するための継手構造である。
ここで、合成床版1及び継手部2において、合成床版1A、1Bが接合される方向を接合方向X1とし、平面視で接合方向X1に直交する方向を幅方向X2という。
本実施形態における合成床版1A、1Bは、圧縮鉄筋として、先端部に拡幅部10aを有する継手鉄筋10が用いられ、この拡幅部10aを有する継手鉄筋10の先端部側を所定の長さで接合端面1a、1aから外側に突出して配置される機械式定着部10Aを形成している。
合成床版1A、1Bの継手部2は、隣り合う合成床版1A、1Bの接合端面1a、1a同士の間に所定の間隔をあけた間詰め領域20に配置される。
継手部2は、上述した継手鉄筋10の機械式定着部10Aと、機械式定着部10Aを埋設するように互いに接合される合成床版1A、1Bの接合端面1a、1a同士の間の間詰め領域20に充填された間詰めコンクリート4と、両端に拡幅部3aを有し、間詰め領域20において軸方向を継手鉄筋10の軸方向(すなわち、接合方向X1)と平行に配置された接合鉄筋3と、を備えている。
合成床版1A、1Bに設けられる継手鉄筋10は、接合端面1a、1aから突出する機械式定着部10Aが同軸線上で隙間をあけて向き合うように配置されている。
合成床版1A、1Bのコンクリート14内には、継手鉄筋10上において、軸方向を幅方向X2に向けた状態で接合方向X1に沿って複数の配筋15、15、…が配列されている。
合成床版1A、1Bのコンクリート14の底面には、接合端面1a、1aから突出させた底鋼板13が一体的に設けられている。底鋼板13の突出部分(張出し片部13a)には、後述する高力ボルト24が挿通される不図示のボルト孔が形成されている。
すなわち、継手部2は、接合される合成床版1A、1Bの継手鉄筋10の機械式定着部10A、10A同士を接合方向X1に同軸線上となるように配置し、隣り合う合成床版1A、1Bの底鋼板13における張出し片部13a、13a同士を、添接板21、ナット22、ワッシャ23、高力ボルト24を用いて接合している。添接板21は、底鋼板13における張出し片部13a、13a同士を架け渡すように重ねて配設されている。
接合鉄筋3は、幅方向X2で機械式定着部10A、10A同士の中間に配置されている。 接合鉄筋3は、接合端面1a、1a同士の間隔よりも短い長さ寸法であり、両端部に継手鉄筋10の拡幅部10aと同形状の拡幅部3aを有している。機械式定着部10Aと接合鉄筋3は、間詰め領域20に間詰めコンクリート4が充填された間詰め部20Aにおいて、厚さ方向で同じ高さの位置に設けられている。
接合端面1a,1a間の間詰め部20Aには、継手鉄筋10の機械式定着部10A及び接合鉄筋3を上下から挟み込むとともに、連結された複数の補強鉄筋5、5、…が設けられている。補強鉄筋5は、軸方向を幅方向X2に向けた状態で、機械式定着部10A及び接合鉄筋3の上側と下側のそれぞれにおいて、機械式定着部10A及び接合鉄筋3に交差する接合方向X1に沿って複数(4本)が配列されている。
ここで、本実施形態では、拡幅部10aを有する継手鉄筋10及び拡幅部3aを有する接合鉄筋3として、拡幅部10a、3aがT型に形成されたTヘッド工法鉄筋(登録商標、清水建設社製)を用いている。なお、継手鉄筋10及び接合鉄筋3として、上記Tヘッド工法鉄筋の他の鉄筋を採用することも可能である。
間詰めコンクリート4としては、合成床版1A、1Bと同等以上の圧縮強度を有するコンクリート又はモルタルが使用される。
このように構成される合成床版1(1A、1B)の施工方法としては、図4に示すように、先ず、予め工場において底鋼板13とコンクリート14とが継手鉄筋10及び補強鉄筋5を埋設した状態で一体成形されている合成床版1A、1Bを、間詰め領域20を確保した所定位置に配置する。このとき、一方の合成床版1Aを先に所定位置にセットした状態で、他方の合成床版1Bを真上から吊り降ろすことで一方の合成床版1Aに対して所定の間詰め領域20を確保した状態でセットすることができる。
その後、間詰め領域20において、隣り合う合成床版1A、1Bの底鋼板13の張出し片部13a、13a同士を向かい合わせた状態で一対の張出し片部13a、13aの上側に添接板21を配置するとともに、ナット22、ワッシャ23、高力ボルト24を用いて接合する。
次に、幅方向X2に隣り合う継手鉄筋10、10同士の中間に接合鉄筋3を配置し、これら継手鉄筋10及び接合鉄筋3の上下に補強鉄筋5を配置する。その後、間詰め領域20に間詰めコンクリート4を充填して硬化させることで間詰め部20Aが形成され、継手部2の施工が完了となる。
なお、継手鉄筋10の下側に配置される補強鉄筋5は合成床版1A、1Bを所定位置に位置決めする際に、継手鉄筋10と底鋼板13との間に仮置きしておくことで、下側の補強鉄筋5の施工を効率よく行うことができる。
次に、上述した合成床版1A、1Bの継手構造の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態では、図1及び図2(a)、(b)に示すように、隣り合う合成床版1A、1Bの継手鉄筋10の機械式定着部10A、10A同士を同軸線上に配置するとともに、合成床版1A、1Bの幅方向X2で機械式定着部10A、10A同士の間に接合鉄筋3を配置する構成とすることで、機械式定着部10Aの長さを短くすることができる。
この場合には、従来のように鉄筋継手同士の干渉を防ぐために幅方向に位置をずらして配置する必要がないことから、接合端面1a、1a同士の間の間隔、すなわち間詰め領域20の間隔を小さくすることができる。そのため、間詰め領域20に充填される間詰めコンクリート4の充填量を減らすことが可能となり、コストの低減を図ることができる。
また、間詰め領域20における接合鉄筋3を配置する施工の際には、幅方向X2に配列されている機械式定着部10A、10A同士の間に上方から接合鉄筋3を挿入するという簡単な作業により配置することができる。そのため、従来のようにループ鉄筋のループ内に補強用の鉄筋を挿入する作業が不要であり、施工にかかる手間や時間を低減することができる。
また、本実施形態では、継手鉄筋10の本数が少ない部材の場合や、幅方向X2に双方の鉄筋をずらして配置する場合であっても、合成床版1A、1B同士のねじれを防ぐことができる。
このように、本実施形態では、合成床版1A、1Bのような幅広の部材に関わらず、様々なプレキャストコンクリート部材同士の接合に適用することができ、接合端面1a、1a間の間詰め領域20の間隔を広くすることなく、部材厚さを薄くすることができる。したがって、現場接合にかかる作業手間や時間を低減することができ、継手部2のコストを削減することができる。
また、本実施形態では、補強鉄筋5が継手鉄筋10や接合鉄筋3に対して交差する方向に延在しているので、補強鉄筋5が拡幅部10a、3aに係止して継手鉄筋10や接合鉄筋3の軸方向(接合方向X1)の移動を規制することができる。すなわち、補強鉄筋5を設けることで、継手鉄筋10や接合鉄筋3が軸方向(接合方向X1)に移動することによる抜け出しや曲げを拘束することができる。
さらに、本実施形態では、間詰め部20Aの厚さ方向で接合鉄筋3を継手鉄筋10と同じ高さの位置に配置することができるので、間詰め部20Aの厚さ寸法も小さく抑えることができる。
また、本実施形態では、補強鉄筋5の施工において、機械式定着部10Aや接合鉄筋3を上下から挟み込むように鉄筋を追加するだけの作業となり、特殊な治具が不要となる利点がある。
また、本実施形態では、コンクリート14の底面に底鋼板13を設けた合成部材からなる合成床版1A、1Bであっても、間詰め部20Aにおいて底鋼板13の張出し片部13aと添接板21を高力ボルト24で接合することにより、強固に、かつ簡単に固定することができる。
上記のように構成した本実施形態のプレキャストコンクリート部材の継手構造においては、施工にかかる手間や時間を低減でき、しかも接合端面1a、1a同士の間の間隔を小さくすることが可能となり、コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、継手鉄筋10の本数が少ない場合でも合成床版1A、1B同士のねじれを防ぐことができる。
上述のように本実施形態によるプレキャストコンクリート部材の継手構造では、手間や時間を低減でき、しかも部材厚を小さくすることが可能となるので、コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、継手鉄筋10の本数が少ない場合でも合成床版1A、1B同士のねじれを防ぐことができる。
次に、他の実施形態によるプレキャストコンクリート部材の継手構造について説明する。なお、上述した第1実施形態の構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、これらについては、説明が重複するので詳しい説明は省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態によるプレキャストコンクリート部材の継手構造は、図5及び図6に示すように、上述した第1実施形態の合成床版1において底鋼板13を省略するとともに、継手鉄筋10を厚さ方向に上下二段で配列したPC床版1(1C、1D)(プレキャストコンクリート部材)の継手部2Aに適用した構造である。すなわちPC床版1C、1Dは、上下の継手鉄筋10、10が先端の機械式定着部10Aを接合端面1aから突出させるようにコンクリート14に埋設されている。
本第2実施形態の継手部2Aは、先端部に拡幅部10aを備えた機械式定着部10Aを有する継手鉄筋10と、隣り合うPC床版1(1C、1D)同士を間詰め領域20において接合するための接合鉄筋3、間詰めコンクリート4及び補強鉄筋5と、を備えて構成されている。
接合鉄筋3は、上下二段の継手鉄筋10、10のそれぞれと同じ高さの位置で上下二段に設けられている。補強鉄筋5は、間詰め領域20における上段及び下段のそれぞれに配置される継手鉄筋10の機械式定着部10Aと接合鉄筋3の上側と下側の位置で連結するように設けられている。
本第2実施形態の継手部2Aにおいても、上述した第1実施形態と同様に、手間や時間を低減でき、しかも部材厚を小さくすることが可能となるので、コストの低減を図ることができる。また、継手鉄筋10の本数が少ない場合でもPC床版1C、1D同士のねじれを防ぐことができる。
(第3実施形態)
図7及び図8に示すように、第3実施形態による合成床版1(1E、1F)(プレキャストコンクリート部材)の継手部2B(継手構造)は、第1実施形態の合成床版1に適用される継手部2と同様であり、継手部2Bにおいて補強プレート6を使用するとともに、補強鉄筋5の本数を減らした構造となっている。
すなわち、合成床版1E、1Fは、第1実施形態と同様に、継手鉄筋10が機械式定着部10Aを接合端面1aから突出させるようにコンクリート14に埋設され、底鋼板13とコンクリート14とが一体成形されて構成されている。
継手部2Bは、隣り合う合成床版1E、1Fの底鋼板13の張出し片部13a、13a同士を接合する、添接板21、ナット22、ワッシャ23、高力ボルト24と、幅方向X2に隣り合う継手鉄筋10、10同士の中間に配置される接合鉄筋3と、隣り合う合成床版1E、1Fの接合端面1a、1aの間に機械式定着部10Aを有する継手鉄筋10と接合鉄筋3を埋設するように充填された間詰めコンクリート4と、継手鉄筋10及び接合鉄筋3の上側に接続される補強鉄筋5と、継手鉄筋10及び接合鉄筋3の上方から係合することにより接続する補強プレート6と、を備えている。
補強プレート6は、図9に示すように、隣り合う合成床版1E、1Fの接合端面1a、1aからそれぞれに突出して延設方向に所定の間隔をあけて並設される複数の機械式定着部10Aを有する継手鉄筋10に上方から係合させて、これら複数の機械式定着部10Aを有する継手鉄筋10を繋ぐ構成であり、継手鉄筋10の機械式定着部10Aと接合鉄筋3とともに間詰めコンクリート4に埋設されている。
補強プレート6は、一方向に延びる支持材60と、支持材60の長さ方向に沿って所定間隔をあけて係合凹部6aを形成する複数の鉤状係合片61と、を有している。鉤状係合片61は、幅方向X2で機械式定着部10Aと接合鉄筋3の配置間隔に一致した間隔で設けられている。係合凹部6aには、機械式定着部10Aと接合鉄筋3の拡幅部10a、3a以外の部分が係合可能に設けられている。補強プレート6は、間詰め領域20において、長さ方向を幅方向X2に向けた状態で、係合凹部6aに機械式定着部10Aと接合鉄筋3に係合される。
補強鉄筋5は、図7及び図8に示すように、機械式定着部10Aと接合鉄筋3の上側に2本のみ連結されている。このように本第3実施形態では、補強プレート6を設けることにより補強鉄筋5を省略、あるいは配置本数を減らすことができる。なお、本実施形態のように、補強プレート6の他に補強鉄筋5を設けた場合には、隣り合う一方の合成床版1Eと他方の合成床版1Fの機械式定着部10A、10A同士が重なる継手長を短くすることができる。
このように本第3実施形態の継手部2Bでは、補強プレート6が継手鉄筋10や接合鉄筋3に対して交差する方向である幅方向X2に延在した状態で設けられているので、補強プレート6が拡幅部10a、3aに係止して継手鉄筋10や接合鉄筋3の軸方向(接合方向X1)の移動を規制することができる。すなわち、補強プレート6を設けることで、継手鉄筋10や接合鉄筋3が軸方向(接合方向X1)に移動することによる抜け出しや曲げを拘束することができる。
しかも、補強プレート6を機械式定着部10Aや接合鉄筋3に対して上方から係合するといった簡単な作業となり、特殊な治具が不要となる利点がある。
以上、本発明によるプレキャストコンクリート部材の継手構造の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、機械式定着部10A及び接合鉄筋3の上側および下側のうち少なくとも一方に補強鉄筋5を備えた構成としているが、補強鉄筋5を設けることに限定されることはなく、省略することも可能であるし、配置する本数も適宜変更することが可能である。
また、本実施形態では、継手鉄筋10及び接合鉄筋3の鉄筋として、拡幅部10a、3aがT型に形成されたTヘッド工法鉄筋(登録商標、清水建設社製)を用いているが、他形状の鉄筋を採用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A、1B、1E、1F 合成床版(プレキャストコンクリート部材)
1C、1D PC床版(プレキャストコンクリート部材)
2、2A、2B 継手部(継手構造)
3 接合鉄筋
3a 拡幅部
4 間詰めコンクリート
5 補強鉄筋
6 補強プレート
10 継手鉄筋
10A 機械式定着部
10a 拡幅部
13 底鋼板
13a 張出し片部(突出部分)
20 間詰め領域
20A 間詰め部
21 添接板
24 高力ボルト
X1 接合方向
X2 幅方向

Claims (4)

  1. 鉄筋とコンクリートとを一体成形してなるプレキャストコンクリート部材同士を接合するためのプレキャストコンクリート部材の継手構造であって、
    先端部に拡幅部を備え、前記プレキャストコンクリート部材の接合端面から前記拡幅部側を突出して配設される機械式定着部を有する継手鉄筋と、
    前記機械式定着部を埋設するように互いに接合される前記プレキャストコンクリート部材の前記接合端面同士の間の間詰め領域に充填された間詰めコンクリートと、
    両端に拡幅部を有し、前記間詰め領域において軸方向を前記継手鉄筋の軸方向と平行に配置された接合鉄筋と、を備え、
    接合される前記プレキャストコンクリート部材の前記機械式定着部同士は、同軸線上に配置され、
    前記接合鉄筋は、前記プレキャストコンクリート部材の幅方向で前記機械式定着部同士の間に配置されていることを特徴とするプレキャストコンクリート部材の継手構造。
  2. 前記間詰め領域に前記間詰めコンクリートが充填された間詰め部において、前記機械式定着部と前記接合鉄筋とが前記間詰め部の厚さ方向で同じ高さの位置に設けられ、
    前記機械式定着部及び前記接合鉄筋の上側および下側のうち少なくとも一方に連結されるとともに、前記機械式定着部及び前記接合鉄筋に交差する方向に延在する補強鉄筋が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材の継手構造。
  3. 前記プレキャストコンクリート部材のコンクリートの底面には、前記接合端面から突出させた底鋼板が一体的に設けられ、
    前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の前記底鋼板における突出部分同士を架け渡すように重ねて配設された添接板と、
    前記添接板と前記底鋼板とを接合する高力ボルトと、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレキャストコンクリート部材の継手構造。
  4. 複数の前記機械式定着部に対して上方から係合可能に設けられ、前記複数の機械式定着部同士を繋ぐ補強プレートが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート部材の継手構造。
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