JP6638885B2 - コンクリート組立構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材と現場打ちコンクリートとを用いて構築されるボックスカルバートや橋梁などコンクリート組立構造体に関する。
従来、この種のものとして、壁部材(縦壁部に相当)の下方位置から直交方向に突出する脚部材とからなるプレキャストコンクリート部材と、該壁部材の上端位置の頂部に載置される水平方向のプレキャストコンクリート部材との連結部において、該頂部にその開口部が露出するようにシースパイプを壁部材に埋設し、該シースパイプには、一端側は該壁部材に固定された鉄筋が配設され、該鉄筋は水平部材(型枠部材に相当)或いは水平部材
上に配筋され且つ外方へ延出した補強鉄筋と連結し、その連結状態でシースパイプ内にモルタルが充填され、該壁部材の頂部上方部と水平部材の側方部及び/又は上方部とをコンクリートにより一体化するプレキャストコンクリート組立構造物(例えば特許文献1)があり、このプレキャストコンクリート組立構造物では、壁部材の頂部に、内側に突出する張出受け部を設け、この張出受け部上に床版の端部を載置し、この床版上に現場でコンクリートを打設する。
また、コンクリートブロックの天端にコンクリート床版(型枠部材に相当)を載置した後に鉄筋を結束して頂版部(縦壁部に相当)のコンクリート打設を行い、コンクリートブロックと頂版部とを一体化する(例えば特許文献2)コンクリートブロックがある。
上記特許文献1及び2のものでは、型枠部材の端部を縦壁部の上面に載置するため、縦壁部の頂部に断面略三角形状の張出受け部を設けており、このため縦壁部の型枠形状が複雑になるという問題がある。これは、鉄筋による補強効果を高めるため、縦壁部の内面に近い位置に鉄筋を埋設することが好ましく、この鉄筋の上部を連結のために縦壁部の上面から突設すると、該突設した鉄筋により型枠部材の端部を載置する部分が狭くなるため、前記張出受け部を設ける必要が生じる。
また、上記特許文献1及び2のものでは、型枠部材の上部に打設する現場打ちコンクリートと、該型枠部材との一体化を図るため、型枠部材の上面に縦方向の補強鉄筋を複数突設しているが、設計条件により補強鉄筋以外にジベル鉄筋が必要になるため、作業が煩雑になるという問題がある。
さらに、上記特許文献1では、壁部材に埋設した鉄筋と、現場打ちコンクリート部に埋設する鉄筋とを連結するため、シースパイプを壁部材に埋設し、この壁部材に埋設した鉄筋と現場打ちコンクリートに埋設する鉄筋とを前記シースパイプ内で重ね合わせ、該シースパイプにモルタルを充填することにより、両鉄筋を連結しており、シースパイプにより壁部材の製造工程が増加する。
これに対して、鉄筋の接合には機械的継手が用いられており、2本の鉄筋の相対向する端部を連結する鉄筋継手装置において、略筒形状をなし、少なくとも一方の端部に周方向に分割された複数の押え部を有し、これら押え部の内周には鉄筋の外周に当たる係止突起が形成され、押え部の外周にはテーパねじ部が形成されたカプラーと、筒形状をなし、内周にテーパねじ部を有して上記カプラーの押え部に螺合される少なくとも一つの締付部材と、を備えた鉄筋継手装置(例えば特許文献3)があり、このように機械的継手を用いると、連結強度を確保することができるが、コストが上昇するという問題がある。
ところで、左右の両側壁のそれぞれの中央高さ位置から上部を構成する各側壁上半部と側壁の上端から隔壁上端近くまでの左右の頂版部とを一体に有する一対の左右の上側部構成ブロックと、左右の両側壁のそれぞれの中央高さ位置から下部を構成する各側壁下半部と側壁の下端から前記隔壁下端近くまでの左右の底版部とを一体に有する一対の左右の下側部構成ブロックと、隔壁と該隔壁の上端両側に頂版の一部を構成する頂版用張り出し部と該隔壁の下端両側に底版の一部を構成する底版用張り出し部とを一体に有する断面が略I型の隔壁部構成ブロックとを備え、各ブロックを連結して形成された、内部に隔壁を備えた方形筒状の多連ボックスカルバート(例えば特許文献4)がある。
上記ボックスカルバートのように、土圧の関係などにより中央の隔壁が両側壁より薄く形成される場合があり、前記隔壁の上端面に型枠部材の端部を載置する場合、上端面の幅が狭いため、張出受け部がないと、型枠部材の架設作業に制約を受け易い。
特開2007−146641公報 特開2000−204643号公報 特開平7−82841号公報 実用新案登録第3127563号公報
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、施工性に優れたコンクリート組立構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、間隔を置いて設けられた縦壁部と、前記縦壁部の上部間に架け渡されたプレキャストコンクリート製の型枠部材と、前記型枠部材及び該型枠部材の上にコンクリートを打設して形成された打設コンクリート部とからなる頂版部と、を備えるコンクリート組立構造体において、前記型枠部材の長さ方向端部に端部板材を設け、この端部板材の外面に前記縦壁部の上面に載置する縦方向の孔あき板部材を設けると共に、該孔あき板部材は前記型枠部材の幅方向に間隔を置いて複数設けられており、前記端部板材の内面にアンカー板材を複数設け、複数の前記アンカー板材の孔に前記幅方向のアンカー板材用鉄筋を挿通し、複数の前記アンカー板材と前記アンカー板材用鉄筋が前記型枠部材に埋設されており、前記型枠部材の断面下部側に長さ方向の引張鉄筋を埋設したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記型枠部材の上面に、複数の補強鉄筋を突設すると共に、前記長さ方向に配置され複数の孔を有する孔あきジベルを設け、前記複数の補強鉄筋及び孔あきジベルを前記打設コンクリート部に埋設したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記型枠部材を前記幅方向に複数配置し、前記幅方向に隣り合う前記型枠部材の前記孔あきジベルの孔に、前記幅方向の孔あきジベル用鉄筋を挿通したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記端部板材の外面にスタッドジベルを設けたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記引張鉄筋の端部を前記端部板材に定着したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記引張鉄筋の端部を前記打設コンクリート部に定着したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記縦壁部に縦方向の壁部鉄筋を設け、この壁部鉄筋の上部を前記縦壁部の上面に突設し、前記壁部鉄筋の上部に上折り返し部を設け、前記打設コンクリート部に設けた長さ方向鉄筋に立下り部を設け、この立下り部の下部に下折り返し部を設け、前記上折り返し部の下に前記下折り返し部を配置すると共に前記壁部鉄筋と前記立下り部とを重ね合わせたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、孔あき板部材により型枠部材と打設コンクリート部との一体化を図ることできる。また、孔あき板部材を上面に載置することにより、型枠部材と縦壁部との重なり部分を狭くでき、これにより縦壁部に埋設した補強鉄筋のかぶりを少なくすることができ、構造的に鉄筋による補強が有効となる。また、アンカー板材とアンカー板材用鉄筋により、端部板材を型枠部材に一体化することができる。また、型枠部材に荷重を加わると、型枠部材の断面下部が引張領域となり、これにより生じる引張力に長さ方向の引張鉄筋が対抗することにより断面性能が向上する。
請求項2の構成によれば、孔あきジベルを用いることにより、鉄筋の量を削減し、施工性を向上することができる。
請求項3の構成によれば、幅方向に隣り合う型枠部材の一体化の強化を図ることができる。
請求項4の構成によれば、スタッドジベルにより、型枠部材と打設コンクリート部との一体化を図ることができる。
請求項の構成によれば、型枠部材に荷重を加わると、型枠部材の断面下部が引張領域となり、これにより生じる引張力に長さ方向の引張鉄筋が対抗することにより断面性能が向上する。
請求項の構成によれば、型枠部材に荷重を加わると、型枠部材の断面下部が引張領域となり、これにより生じる引張力に長さ方向の引張鉄筋が対抗することにより断面性能が向上する。
請求項の構成によれば、機械的継手などを用いることなく、縦壁部の鉄筋と打設コンクリート部の鉄筋とを繋ぐことができる。
本発明の実施例1を示す全体説明図である。 同上、隅角部の斜視図である。 同上、隅角部の断面図である。 同上、隅角部の拡大断面図である。 同上、中央縦壁部の上部の断面図である。 同上、型枠部材の幅方向の断面図である。 本発明の参考例を示す隅角部の斜視図である。 同上、隅角部の断面図である。 同上、中央縦壁部の上部の断面図である。 本発明の実施例を示す全体説明図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図7は本発明の実施例1を示す。図1に示すようにコンクリート組立構造体1(以下、構造体1)は、幅方向に間隔を置いて設けられた左右一対の縦壁部2,2と、前記縦壁部2,2の上部間に設けられた頂版部3と、前記縦壁部2,2の下部間に設けられた底版部4とからなり、この例では、前記左右一対の縦壁部2の間に、前記頂版部3の中央を支持する中央縦壁部5が設けられている。
前記縦壁部2と前記頂版部3とは、縦壁部2の上端と頂版部3の側端との結合部分に形成される隅角部6において結合される。また、前記中央縦壁部5と前記頂版部3とは、中央縦壁部5の上端と頂版部3の側端との結合部分において結合される。
前記頂版部3は、前記縦壁部2,2と中央縦壁部5の上部に掛け渡された左右の型枠部材7,7と、これら左右の型枠部材7,7の上部に現場でコンクリートを打設して形成した打設コンクリート部8とからなる。
前記縦壁部2には、縦方向の内側鉄筋11と外側鉄筋12が設けられ、前記内側鉄筋11は縦壁部2の内面部2N側に近接して埋設され、前記外側鉄筋12は縦壁部2の外面部2G側に近接して埋設されている。尚、前記外側鉄筋12が壁部鉄筋である。そして、前記内面部2Nの上部は、平坦に形成され、張出受け部は設けられていない。
また、図3に示すように、前記内側鉄筋11の上部は、前記縦壁部2の上面部2Jから上方に突設され、その内側鉄筋11の上端11Tが打設コンクリート部8の上面に近接した位置まで延設されている。一方、前記外側鉄筋12の上部は前記上面部2Jから上方に突設され、その上端に略U字状に折り返した上折り返し部たるループ部13が設けられ、このループ部13は半円状の屈曲部13Kを有し、ループ部13の先端部13Sは自由端になっている。
前記型枠部材7は、略一定厚さで平板状の平板部材9を備え、この平板部材9は、構造体1の幅方向に長く、構造体1の長さ方向に短い平面略長方形形状をなす。また、前記平板部材9はプレキャストコンクリートからなる。前記型枠部材7の断面下部側には、該型枠部材7の長さ方向(構造体1の左右幅方向)の引張鉄筋14が幅方向に間隔を置いて複数埋設されている。また、前記内側鉄筋11及び外側鉄筋12も、幅方向に間隔を置いて複数埋設されている。
前記平板部材9の長さ方向の外端面21及び内端面22には、端部板材たる端部鋼板23が設けられ、この端部鋼板23は平板部材9に固定されている。前記端部鋼板23の外面には、孔あき板材たる孔あきジベル鋼板24が型枠部材7の幅方向(構造体1の長さ方向)に間隔を置いて複数設けられている。尚、以下の説明で特に断わりの無い場合は、長さ方向は型枠部材7の長さ方向、幅方向は型枠部材7の幅方向とする。この場合、図2に示すように、前記上面部2Jに平板部材9の外端面21側の下面を載置した状態で、幅方向に隣り合う前記内側鉄筋11,11の間に前記ジベル鋼板24が位置するように、平板部材9に該ジベル鋼板24が設けられている。また、隣り合うジベル鋼板24,24の間には、複数本(2本)の内側鉄筋11,11が位置し、ジベル鋼板24は内側鉄筋11の一側に近接して配置されている。
前記孔あきジベル鋼板24は、縦方向が横方向より大きく形成された略矩形状で、上外角部を切り欠いた斜辺部24Nを有する。また、前記孔あきジベル鋼板24の厚さ方向を前記長さ方向に沿って配置され、前記端部鋼板23に溶着などにより一体に設けられている。また、前記孔あきジベル鋼板24の横方向の略中央で、縦方向の中央上側に孔25を穿設している。さらに、前記孔あきジベル鋼板24の下縁24Sは、前記平板部材9の下面と面一に設けられている。そして、前記下縁24Sが接地部である。また、複数の孔あきジベル鋼板24の孔25に幅方向の孔あきジベル用鉄筋25Tを挿通している。尚、幅方向に隣り合う型枠部材7,7・・・の孔あきジベル鋼板24の孔25に、前記孔あきジベル用鉄筋25Tを挿通している。
図3に示すように、前記上面部2Jに前記平板部材9の端部下面を載置した状態で、隣り合う前記内側鉄筋11,11の間に頭付きのスタッドジベル26が設けられ、このスタッドジベル26は上下方向及び前記幅方向に間隔を置いて複数配置されると共に、前記端部鋼板23の外面に固定され、外側に向かって横方向に突設されている。尚、スタッドジベル26は、内側鉄筋11の他側に近接して配置されている。
また、図4に示すように、前記端部鋼板23の内面にはアンカー板材たるアンカー鋼板27が複数設けられ、前記アンカー鋼板27には孔28が穿設され、複数のアンカー鋼板27の孔28に幅方向のアンカー板材用鉄筋28Tを挿通している。このようにアンカー鋼板27とアンカー板材用鉄筋28Tを平板部材9に埋設することにより、前記端部鋼板23が平板部材9の端面に固定され、それらアンカー鋼板27とアンカー板材用鉄筋28Tとによりアンカー手段29を構成している。
前記引張鉄筋14の端部は、前記端部鋼板23を挿通して外部に突出し、この挿通した端部14Tは雌螺子部(図示せず)を有し、この雌螺子部に定着具たるボルト30を螺合することにより、前記端部鋼板23に端部14Tを定着している。
図5に示すように、中央縦壁部5には、左右両面側にそれぞれ前記内側鉄筋11,11が設けられ、前記内側鉄筋11は中央縦壁部5の両外面部5G,5G側に近接して埋設されている。また、前記内側鉄筋11の上部は、中央縦壁部5の上面部5Jから上方に突設され、上端が打設コンクリート部8の上面に近接した位置まで延設されている。そして、内側鉄筋11の上端11Tは後述する長さ方向鉄筋51と針金などの結束具により結束される。また、図3に示す内側鉄筋11の上端11Tも後述する長さ方向鉄筋51と結束具により結束される。尚、結束具に用いる針金としては、焼なまし鉄線などが例示される。
また、型枠部材7の平板部材9の内端面22側が前記中央縦壁部5の上面部5Jに載置される。前記外端面21側と同様に、端部鋼板23、孔あきジベル鋼板24、アンカー手段29及びボルト30が設けられている。そして、前記上面部5Jに平板部材9の内端面22側の下面を載置した状態で、隣り合う前記内側鉄筋11,11の間に内端面22側の前記ジベル鋼板24が位置するように該ジベル鋼板24が端部鋼板23に設けられている。また、内端面22側の隣り合うジベル鋼板24,24の間には、複数本(2本)の内側鉄筋11,11が位置し、ジベル鋼板24は内側鉄筋11の一側に近接して配置されている。
図2及び図6に示すように、前記型枠部材7の平板部材9の上面には長さ方向の孔あきジベル31を設け、図6に示すように、前記孔あきジベル31は平板部材9の幅方向中央に配置されている。この孔あきジベル31は、工場埋込鋼材であって、板状の底部32と、この底部32の幅方向中央から上方に突設された板状の縦部33とを一体に備え、断面略逆T字状をなす。そして、前記底部32側を前記平板部材9に埋設固定し、前記縦部33の平板部材9の上面に突設した部分に、複数の孔34を穿設し、これら複数の孔34は前記長さ方向に間隔を置いて配置されている。また、幅方向に隣り合う型枠部材7,7・・・の孔あきジベル31の孔34に、幅方向の鉄筋34Tを挿通する。
図6に示すように、複数の前記引張鉄筋14に沿って幅方向鉄筋36が平板部材9に埋設され、この幅方向鉄筋36は、長さ方向に間隔を置いて複数配置され、前記引張鉄筋14と針金などの結束具(図示せず)により結束されている。また、前記引張鉄筋14と前記幅方向鉄筋36の上下に、長さ方向のPC鋼材37,37Aがそれぞれ配置され、これら上下のPC鋼材37,37Aは引張鉄筋14の位置に配置されている。尚、前記PC鋼材37,37Aは、必要に応じてプレテンション方式により引張力を付与した状態で端部を平板部材9の端面に定着する。そして、PC鋼材37,37Aには、設計条件により必要量のプレテンションを導入する。
図2及び図6に示すように、前記平板部材9の上面には、幅方向に間隔を置いて対をなす補強鉄筋たるせん断補強鉄筋41,41の上部が突設され、これら対をなすせん断補強鉄筋41,41は長さ方向に間隔を置いて複数対配置されている。前記せん断補強鉄筋41,41の下部は前記平板部材9に埋設され、対をなすせん断補強鉄筋41,41の下端は横部42により連結されている。また、せん断補強鉄筋41の上部には上折り返し部たるループ部43が設けられ、前記ループ部43は幅方向内側に屈曲している。尚、1本の鉄筋により対をなすせん断補強鉄筋41,41と横部42を有する鉄筋枠部44を形成している。また、前記横部42は複数の前記引張鉄筋14の下部に添うように配置されている。
前記打設コンクリート部8内には、その上面側に長さ方向鉄筋51が幅方向に間隔を置いて複数配置され、これら長さ方向鉄筋51と重ね合わせて幅方向鉄筋52が長さ方向に間隔を置いて複数配置されている。また、それら長さ方向鉄筋51と幅方向鉄筋52とは交差部において結束具(図示せず)により結束されている。前記長さ方向鉄筋51は、左右の縦壁部2,2に連続して設けられている。尚、長さ方向鉄筋51と幅方向鉄筋52が打設コンクリート部8内に埋設する上部鉄筋である。
前記せん断補強鉄筋41と長さ方向鉄筋51との間には、縦方向の連結鉄筋53が設けられている。この連結鉄筋53は上部に上折り返し部たる上ループ部54が設けられると共に、下部に下折り返し部たる下ループ部55が設けられ、上ループ部54を前記長さ方向鉄筋51に掛装し、下ループ部55を前記せん断補強鉄筋41に重ね合わせて重複部56を形成している。また、重複部56の上,下ループ部54,55は結束具により結束される。
図3に示すように、前記長さ方向鉄筋51の端部には、下向きの屈曲部57を設け、この屈曲部57から下方に向かって立下り部57Aを設け、この立下り部57Aの下部に下折り返し部たるループ部58が設けられ、このループ部58は半円状の屈曲部58Kを有し、ループ部58の先端部58Sが自由端になっている。
そして、前記ループ部58の縦部分と前記上折り曲げ部たるループ部13の縦部分とを重複させると共に、その重複部分を針金などの結束具により結束し、前記先端部58S,13S同士を近接し、ループ部13,58により継手部60を構成している。尚、屈曲部13K,58Kは長さ方向一側に屈曲している。
前記ループ部13,58の屈曲部13K,58Kの内部には、幅方向の鉄筋59,59,59がそれぞれ3本(複数本)配置され、これら鉄筋59,59,59は、幅方向に並んだ複数の型枠部材7,7の複数のループ部13,58に配置される。
次に、前記構造体1の施工方法について説明する。まず、型枠を組み、下部構造である底版部4,左右縦壁部2,2及び中央縦壁部5を現場打ちコンクリートにより構築する。尚、下部構造の全体又は一部にプレキャストコンクリート部材を用いてもよい。
その後、両側の縦壁部2,2と中央縦壁部5の上部間に型枠部材7,7を掛け渡し、これら型枠部材7,7の幅方向端面7T,7T同時を突き合わせて構造体1の長さ方向に隙間なく並べる。この場合、型枠部材7の端面21,22側の下面と上面部2J,5Jの重なり代が小さくても、複数のジベル鋼板24が上面部2J,5Jに載置されるため、型枠部材7を縦壁部2,5間に安定して載置することができる。従って、縦壁部2,5には、従来の張出受け部が不要となり、型枠作業が容易となる。
また、隅角部6においては、縦壁部2の外側鉄筋12と、打設コンクリート部8内に配置する長さ方向鉄筋51とを上,下ループ部54,55を用いて繋いだ後、打設コンクリート部8を現場打ちコンクリートにより形成するから、従来のような機械的な継手を用いることなく、鉄筋を繋ぐことができる。尚、コンクリート打設前に、打設コンクリート部8内の全ての鉄筋の配筋作業が完了した後、現場打ちコンクリートを打設する。
また、型枠部材7のせん断補強鉄筋41と、上部鉄筋たる長さ方向鉄筋51及び幅方向鉄筋52とを連結鉄筋53により連結する。この場合、せん断補強鉄筋41に加えて、平板部材9の上面に孔あけジベル31を設けることにより、型枠部材7と打設コンクリート部8とのずれを防止した一体化を図ることができ、孔あきジベル31を設けることにより、一体化のためのジベル鉄筋等が不要となり、現場での配筋作業を削減することができる。
さらに、型枠部材7の端部にはジベル鋼板24とスタッドジベル26が設けられているから、型枠部材7と打設コンクリート部8との一体化が図られる。
また、施工後、頂版部3に荷重が加わると、型枠部材7の断面下部が引張領域となり、これに対して、引張鉄筋14の両端をボルト30により端部鋼板23に定着しているから、引張鉄筋14が前記引張力に対抗する。また、図3及び図5などに示したように、ボルト30により引張鉄筋14の端部を定着したから、型枠部材7の端面に出っ張り部分が少なく、型枠部材7の架設時の施工性が良好となる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、間隔を置いて設けられた縦壁部2,5と、縦壁部2,5の上部間に架け渡されたプレキャストコンクリート製の型枠部材7と、型枠部材7及び該型枠部材7の上にコンクリートを打設して形成された打設コンクリート部8とからなる頂版部3と、を備えるコンクリート組立構造体1において、型枠部材7の長さ方向端部に端部板材たる端部鋼板23を設け、この端部鋼板23の外面に縦壁部2,5の上面部2J,5Jに載置する縦方向の孔あき板部材たる孔あきジベル鋼板24を設けると共に、該孔あきジベル鋼板24は型枠部材7の幅方向に間隔を置いて複数設けられており、端部鋼板23の内面にアンカー板材たるアンカー鋼板27を複数設け、複数の前記アンカー鋼板27の孔28に前記幅方向のアンカー板材用鉄筋28Tを挿通し、複数のアンカー鋼板27とアンカー板材用鉄筋28Tが型枠部材7に埋設されており、型枠部材7の断面下部側に長さ方向の引張鉄筋14を埋設したから、孔あきジベル鋼板24により型枠部材7と打設コンクリート部8と一体化を図ることできる。また、孔あきジベル鋼板24を上面部2J,5Jに載置することにより、型枠部材7と縦壁部2,5との重なり部分を狭くでき、これにより縦壁部2,5に埋設した補強鉄筋たる内側鉄筋11のかぶりを少なくすることができ、構造的に鉄筋11による補強が有効となる。また、端部鋼板23とアンカー板材用鉄筋28Tにより、端部鋼板23を型枠部材7に一体化することができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、型枠部材7の上面に、複数の補強鉄筋たるせん断補強鉄筋41を突設すると共に、長さ方向に配置され複数の孔34を有する孔あきジベル31を設け、複数のせん断補強鉄筋41及び孔あきジベル31の型枠部材7の上面から突出した部分を打設コンクリート部8に埋設したから、孔あきジベル31を用いることにより、ジベル鉄筋が不要となり、鉄筋の量を削減し、施工性を向上することができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、型枠部材7を幅方向に複数配置し、幅方向に隣り合う型枠部材7,7の孔あきジベル31,31の孔34,34に、前記幅方向の孔あきジベル用鉄筋34Tを挿通したから、幅方向に隣り合う型枠部材7,7の一体化の強化を図ることができる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、端部板材たる端部鋼板23の外面にスタッドジベル26を設けたから、スタッドジベル26により、型枠部材7と打設コンクリート部8との一体化を図ることができる。
このように本実施例では、請求項に対応して、型枠部材7の断面下部側に長さ方向の引張鉄筋14を埋設し、この引張鉄筋14の端部14Tをボルト30により型枠部材7の長さ方向の端部たる外端面21及び内端面22の端部板材たる端部鋼板23に定着したから、型枠部材7に荷重を加わると、型枠部材7の断面下部が引張領域となり、これにより生じる引張力に鉄筋14が対抗することにより断面性能が向上する。
このように本実施例では、請求項に対応して、縦壁部2に縦方向の壁部鉄筋たる外側鉄筋12を設け、この外側鉄筋12の上部を縦壁部2の上面部2Jに突設し、外側鉄筋12の上部に上折り返し部たるループ部58を設け、打設コンクリート部8に設けた長さ方向鉄筋51に立下り部57Aを設け、この立下り部57Aの下部に下折り返し部たるループ部13を設け、ループ部13の下にループ部58を配置すると共に内側鉄筋11と立下り部57Aとを重ね合わせたから、機械的継手などを用いることなく、縦壁部2の外側鉄筋12と打設コンクリート部8の長さ方向鉄筋51とを繋ぐことができる。
以下、実施例上の効果として、継手部60には、複数の幅方向の鉄筋59,59,59を配置し、それら鉄筋59,59,59が幅方向に並んだ複数の型枠部材7,7の複数のループ部13,58に配置されているから、長さ方向鉄筋51と外側鉄筋12の一体化を図ることができる。
また、内側鉄筋11,11の間に孔あきジベル鋼板24が位置するようにしたから、平板部材9の端部下面と縦壁部2の上面部2Jとの重なり幅を狭くすることができる。さらに、アンカー鋼板27とアンカー板材用鉄筋28Tを備えたアンカー手段29により、端部鋼板23を平板部材9の端面に一体化することができる。また、孔あきジベル31は長さ方向に複数の孔34を有し、複数の孔34に鉄筋34Tを挿通することにより、幅方向に隣り合う型枠部材7,7・・・の一体化の強化を図ることができる。
[参考
図7〜図9は本発明の参考例を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、外端面21及び内端面22に端部鋼板を設けずに、ジベル鋼板を設けている。また、引張鉄筋14の端部を実施例1と異なる定着構造により定着している。
参考例の孔あきジベル鋼板61は、前記孔あきジベル鋼板24より高く形成されている。また、前記孔25を有する孔あきジベル鋼板61の下縁61Sは、前記平板部材9の下面と面一に設けられている。さらに、前記ジベル鋼板61には、前記平板部材9に埋設される前記アンカー鋼板27が一体に設けられ、複数のアンカー鋼板27の孔28に前記アンカー板材用鉄筋28Tが挿通されている。そして、前記アンカー鋼板27とアンカー板材用鉄筋28Tにより前記アンカー手段29を構成している。
前記孔あきジベル鋼板61の上部側には、横方向の延長板材たる延長鋼材62が一体に設けられ、この延長鋼材62の外端には、前記ループ部58が近接して添うように重ね合されている。前記延長鋼材62の両端側には孔63,63が穿設され、両側の複数の孔63,63にそれぞれ幅方向の鉄筋63T,63Tが挿通されている。外側の鉄筋63Tは、ループ部58内に挿通され、延長鋼材62と継手部60との一体化が図られる。そして、幅方向に隣り合う型枠部材7,7・・・の孔63,63に、幅方向の鉄筋63T,63Tが挿通されている。
また、前記引張鉄筋14の端部14Tは、前記外端面21から横方向に突設され、その引張鉄筋14の端部14Tが前記内側鉄筋11に結束具により結束されている。そして、外端面21から突出した端部14Tが定着部であり、その端部14Tが打設コンクリート部8内に埋設されることにより、引張鉄筋14の端部14Tが打設コンクリート部8に定着される。
図9に示すように、型枠部材7の平板部材9の内端面22側の下面が、前記中央縦壁部5の上面部5Jに載置される。前記平板部材9の内端面22には、孔あき板材たる孔あきジベル鋼板61が幅方向に間隔を置いて複数設けられている。前記上面部5Jに平板部材9の内端面22側の下面を載置した状態で、隣り合う前記内側鉄筋11,11の間に前記ジベル鋼板61が位置するように該ジベル鋼板61が設けられている。また、内端面22の隣り合うジベル鋼板61,61の間には、2本の内側鉄筋11,11が位置し、ジベル鋼板61は内側鉄筋11の一側に近接して配置されている。また、複数の孔あきジベル鋼板61の孔63に幅方向の鉄筋63Tを挿通している。この場合、幅方向に隣り合う型枠部材7,7・・・の孔63に、幅方向の鉄筋63Tが挿通されている。また、図9において平板部材9から外部に出ている引張鉄筋14の端部14Tが、該引張鉄筋14の定着部である。
前記引張鉄筋14の前記内端面22側の端部は、前記内端面22から外側に向かって横方向に突出する横部65と、この横部65の端部に設けた上向きの屈曲部66と、この屈曲部66から上方に延びる上折り返し部たる前記ループ部67とを有し、このループ部67の前記屈曲部66は外向き(外端面21側)に屈曲されている。
そして、左右のループ部67,67の縦部分が重なり合わされ、この重なり合わせた部分を結束具により結束している。この場合、重なり合わせた部分が比較的長いから、必ずしも、結束具を用いる必要はないが、ずれを防止するため結束することが好ましい。
このように本参考例では、前記孔あきジベル鋼板61の上部側に延長部たる延長鋼材62を一体に設け、この延長鋼材62の外端を前記ループ部58と重ね合せると共に、前記延長鋼材62の内端側及び外端側には孔63,63を設け、これら孔63,63に幅方向の鉄筋63T,63Tを挿通し、その外端側の鉄筋63Tを、ループ部58内に挿通することにより、延長鋼材62と継手部60との一体化を図ることができる。
このように本参考例では、孔あき板部材たる孔あきジベル鋼板61に、長さ方向外側に突設する延長部たる延長鋼材62を設けたから、延長鋼材62により、型枠部材7と打設コンクリート部8との一体化を図ることができる。
このように本参考例では、型枠部材7の断面下部側に長さ方向の鉄筋14を埋設し、この鉄筋14の端部14Tを打設コンクリート部8に定着したから、型枠部材7に荷重を加わると、型枠部材7の断面下部が引張領域となり、これにより生じる引張力に鉄筋14が対抗することにより断面性能が向上する。
図10は本発明の実施例を示し、上記実施例及び参考例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例のコンクリート組立構造体1は、中央縦壁部5が無く、両側の縦壁部2,2の上部間に型枠部材7を掛け渡し、打設コンクリート部8により頂版部3を構築している。
また、この例では隅角部6は、上記いずれの実施例及び参考例の構造を採用してもよいが実施例1の構造が請求項に対応する。
このように本実施例では、間隔を置いて設けられた縦壁部2,2と、縦壁部2,2の上部間に架け渡されたプレキャストコンクリート製の型枠部材7と、型枠部材7及び該型枠部材7の上にコンクリートを打設して形成された打設コンクリート部8とからなる頂版部3とを備え、上記実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例の構成は適宜組み合わせることができ、例えば、参考例において、引張鉄筋の端部をボルトにより定着したり、実施例1において参考例の定着部を採用したりしてもよい。また、組立構造体の縦壁部と底版部をプレキャストコンクリート製にしたり、一部をプレキャストコンクリート製とし、残りを現場打ちコンクリート製にしたりしてもよい。さらに、縦壁部の上部に張出受け部を設けてもよい。また、鉄筋の結束具は各種のものを用いることができる。さらに、上面部に載置する孔あきジベル板材は、型枠部材の端面の一方のみに設けてもよい。また、鉄筋同士の重なり合わせ部分は接触していなくてもよい。さらに、鉄筋には異形鉄筋を用いてもよい。また、孔あきジベル31の位置,形状及び数量などは実施例に限定されず、例えば、複数の孔あきジベルを型枠部材に設けてもよいし、位置も幅方向中央以外でもよく、さらに、形状は底部のない縦部のみのI形や、縦部の上部に底部と平行な板状の上部を設けたH形状などでもよい。さらに、PC鋼材にはポストテンション方式により緊張力を付与しても良いし、或いはPC鋼材そのものが入っていなくてもよい。
1 コンクリート組立構造体
2 縦壁部
2J 上面部
3 頂版部
4 底版部
5 中央縦壁部(縦壁部)
5J 上面部
7 型枠部材
8 打設コンクリート部
11 内側鉄筋(補強鉄筋)
12 外側鉄筋(壁部鉄筋)
13 ループ部(上折り返し部)
14 引張鉄筋(長さ方向の引張鉄筋)
23 端部鋼板(端部板材)
24 孔あきジベル鋼板(孔あき板部材)
25 孔
25T 孔あきジベル用鉄筋
26 スタッドジベル
27 アンカー鋼板(アンカー板材)
28 孔(アンカー板材の孔)
28T アンカー板材用鉄筋
29 アンカー手段
30 ボルト(定着具)
31 孔あけジベル
34 孔(孔あきジベルの孔)
41 せん断補強鉄筋(補強鉄筋)
51 長さ方向鉄筋(打設コンクリート部に設けた長さ方向鉄筋)
58 ループ部(下折り返し部)
61 孔あきジベル鋼鈑(孔あき板部材)
62 延長鋼材(延長部)

Claims (7)

  1. 間隔を置いて設けられた縦壁部と、
    前記縦壁部の上部間に架け渡されたプレキャストコンクリート製の型枠部材と、
    前記型枠部材及び該型枠部材の上にコンクリートを打設して形成された打設コンクリート部とからなる頂版部と、
    を備えるコンクリート組立構造体において、
    前記型枠部材の長さ方向端部に端部板材を設け、この端部板材の外面に前記縦壁部の上面に載置する縦方向の孔あき板部材を設けると共に、該孔あき板部材は前記型枠部材の幅方向に間隔を置いて複数設けられており、
    前記端部板材の内面にアンカー板材を複数設け、複数の前記アンカー板材の孔に前記幅方向のアンカー板材用鉄筋を挿通し、複数の前記アンカー板材と前記アンカー板材用鉄筋が前記型枠部材に埋設されており、
    前記型枠部材の断面下部側に長さ方向の引張鉄筋を埋設したことを特徴とするコンクリート組立構造体。
  2. 前記型枠部材の上面に、複数の補強鉄筋を突設すると共に、前記長さ方向に配置され複数の孔を有する孔あきジベルを設け、前記複数の補強鉄筋及び孔あきジベルを前記打設コンクリート部に埋設したことを特徴とする請求項1記載のコンクリート組立構造体。
  3. 前記型枠部材を前記幅方向に複数配置し、前記幅方向に隣り合う前記型枠部材の前記孔あきジベルの孔に、前記幅方向の孔あきジベル用鉄筋を挿通したことを特徴とする請求項2記載のコンクリート組立構造体。
  4. 前記端部板材の外面にスタッドジベルを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンクリート組立構造体。
  5. 前記引張鉄筋の端部を前記端部板材に定着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンクリート組立構造体。
  6. 前記引張鉄筋の端部を前記打設コンクリート部に定着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンクリート組立構造体。
  7. 前記縦壁部に縦方向の壁部鉄筋を設け、この壁部鉄筋の上部を前記縦壁部の上面に突設し、前記壁部鉄筋の上部に上折り返し部を設け、前記打設コンクリート部に設けた長さ方向鉄筋に立下り部を設け、この立下り部の下部に下折り返し部を設け、前記上折り返し部の下に前記下折り返し部を配置すると共に前記壁部鉄筋と前記立下り部とを重ね合わせたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のコンクリート組立構造体。
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