JP6373591B2 - 鋼橋における上下部工の接合構造 - Google Patents

鋼橋における上下部工の接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6373591B2
JP6373591B2 JP2014015548A JP2014015548A JP6373591B2 JP 6373591 B2 JP6373591 B2 JP 6373591B2 JP 2014015548 A JP2014015548 A JP 2014015548A JP 2014015548 A JP2014015548 A JP 2014015548A JP 6373591 B2 JP6373591 B2 JP 6373591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
substructure
steel
bridge
perforated steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014015548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015140621A (ja
Inventor
善晴 水上
善晴 水上
金喜 山田
金喜 山田
信雄 曽田
信雄 曽田
隆司 山口
隆司 山口
大 佐合
大 佐合
貴男 山田
貴男 山田
一成 谷
一成 谷
Original Assignee
東日本高速道路株式会社
高田機工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東日本高速道路株式会社, 高田機工株式会社 filed Critical 東日本高速道路株式会社
Priority to JP2014015548A priority Critical patent/JP6373591B2/ja
Publication of JP2015140621A publication Critical patent/JP2015140621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6373591B2 publication Critical patent/JP6373591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

この発明は、鋼橋における上下部工の接合構造に関する。
従来、例えば、鋼橋における上下部工の接合構造として、鋼製主桁(以下、単に鋼桁ともいう)を鉄筋コンクリート製下部工に埋め込み、鋼桁にはずれ止めを設ける構造が知られている。このずれ止め構造には、スタッドジベルによるものや、特許文献1に記載のように有孔鋼板をずれ止めとして鋼桁に配置したり、特許文献2に記載のように鋼桁のフランジに開孔を設ける例などがある。
しかしながら、このような鋼桁を下部工に埋め込む接合構造の場合、次のような問題がある。
(1)床版上面の拘束力を高め、また鋼製主桁の上下フランジ面に作用する支圧力に対して、補強や拘束の必要性があることから、多くの鉄筋を配置しなければならない。
(2)下部工に埋め込んだ鋼製主桁や、特許文献1に記載の有孔鋼板の開孔部を貫通する抵抗鋼材が、下部工躯体内での配筋作業やコンクリート打設および締め固め作業を阻害し、コンクリート工の施工性を悪くする要因になっている。
(3)それぞれ鋼製主桁を構成する水平配置されたフランジと鉛直配置されたウェブの交差部や、幅広な水平面を構成するフランジ部材が、コンクリートの充填性を阻害し、確実な施工が難しい。
(4)下部工頂部に埋め込まれた鋼製主桁の上部に下部工鉄筋、床版鉄筋、床版上面の拘束力を高めるための拘束鉄筋などを密に配置する必要があり、配筋の作業性やコンクリートの密実な充填性が悪く、コンクリート品質を確保するのが難しい。
(5)下部工頂部に埋め込まれた鋼製主桁のフランジとコンクリート境界面には、高い支圧力が作用することから、フランジ縁端を起点としたクラックが発生し易く、最悪の場合は、コンクリートの欠け落ちなどの問題が発生する可能性がある。
(6)下部工頂部に埋め込まれた鋼製主桁の上フランジ上面では、コンクリート厚が薄くほぼ自由面となるため、上面側からの拘束力が弱く、上フランジ上面に配置されたジベルによるずれ止め効果が小さくなる。
(7)下部工頂部に埋め込んだ鋼製主桁の下フランジ背面側は、コンクリート厚が薄く、下フランジ側の圧縮押し抜き力も非常に高いことから応力集中を生じやすく、下フランジ縁端を起点としたクラックが発生しやすい。特に橋台と鋼製主桁を接合する鋼ポータルラーメン橋では、橋台背面を盛土で覆うため、この部位が土中に埋まり、点検が困難であるとともに、発生したクラックから土中の水分が侵入し、橋台主鉄筋を腐食させる恐れがあり、構造物の耐久性に影響を与える可能性がある。
特開2000−319816号公報 特開2007−231583号公報
この発明は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、施工品質を大幅に改善し、施工コストが安価で維持管理性に優れた耐久性のある、鋼橋における上下部工の接合構造を提供することにある。
この発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この発明は、鉄筋コンクリート製の下部工と、床版及び鋼製主桁で構成される上部工との接合構造であって、
前記鋼製主桁の軸方向端面に垂直に下部の幅を上部の幅よりも大きくした支圧板を設けるとともに、この支圧板に垂直に1枚又は互いに間隔を置いた複数枚の孔あき鋼板ジベルを設け、
前記孔あき鋼板ジベルを前記下部工に埋め込み、
前記下部工頂部には前記孔あき鋼板ジベルの上方において、橋軸方向に配置した床版配力鉄筋が設けられていることを特徴とする鋼橋における上下部工の接合構造にある。
上記接合構造において、前記孔あき鋼板ジベルは、具体的には、前記支圧板に鉛直方向に設けられている。また、前記孔あき鋼板ジベルは、前記支圧板に鉛直方向及び水平方向に設けられている態様を採ることもできる。
上記各接合構造において、前記孔あき鋼板ジベルの各孔には該孔を貫通する補強鉄筋が配置されている構成を採ることができる。
この発明によれば、下部工内には孔あき鋼板ジベルのみが埋め込まれるので、コンクリート躯体領域内での作業空間を確保することができ、配筋作業やコンクリート打設及び締固め作業を十分に行うことができる。したがって、施工品質が大幅に改善され、施工コストが安価で維持管理性に優れた耐久性のある接合構造を得ることができる。
この発明の第1実施形態を示し、接合構造部の平面図である。 同接合構造部の橋軸直角方向正面図である。 同接合構造部の橋軸方向側面図である。 この発明の第2実施形態を示し、接合構造部の平面図である。 同接合構造部の橋軸直角方向正面図である。 同接合構造部の橋軸方向側面図である。 第1、第2実施形態における下部工頂部の配筋を示す平面図である。 この発明の第3実施形態を示し、接合構造部の平面図である。 同接合構造部の橋軸直角方向正面図である。 同接合構造部の橋軸方向側面図である。 この発明の第4実施形態を示し、接合構造部の平面図である。 同接合構造部の橋軸直角方向正面図である。 同接合構造部の橋軸方向側面図である。 この発明の第5実施形態を示し、接合構造部の平面図である。 同接合構造部の橋軸直角方向正面図である。 同接合構造部の橋軸方向側面図である。 接合構造部に作用する力と応力分布を示す図である。 下部工頂部にクラックが生じた場合の修復方法を示す手順図である。
この発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。以下の各実施形態は、この発明を橋梁構造において、上部工と下部工との接合構造に適用した例である。図1〜図3は、この発明の第1実施形態を示し、図1は接合構造部の平面図、図2は同接合構造部の橋軸直角方向正面図、図3は同接合構造部の橋軸方向側面図である。
この実施形態では、上部工1が床版2と鋼製主桁3で構成される合成桁からなり、また下部工4は橋台からなっている。鋼製主桁3は上フランジ3a及び下フランジ3bと、これらのフランジ3a,3b間を連結するウェブ3cとからなり、後述する支圧板5の形状に対応させて下フランジ3bは上フランジ3aよりも幅が大きくなっている。
支圧板5は鋼製主桁3の軸方向端面に垂直に設けられている。この支圧板5は、鋼製のもので溶接等により鋼製主桁3の端面に固着される。支圧板5は上端の幅が上フランジ3aの幅とほぼ等しいかそれよりも幾分か大きく、下部にゆくにしたがって徐々に幅が拡がり、中間部から下端にかけて等幅となっている。この支圧板5の等幅部分の幅は、下フランジ3bの幅と等しいかそれよりも幾分か大きくなっている。このように、支圧板5の幅を上部よりも下部を大きくしたのは、上部工1に鉛直荷重が作用すると、支圧板5を介して下部工4に作用する圧縮力が支圧板5の上部よりも下部のほうが大きくなるからである。
支圧板5の鋼製主桁3と反対側の面には、孔あき鋼板ジベル6が支圧板5に対して垂直かつ鉛直方向に設けられている。孔あき鋼板ジベル6は、それ自体は周知のものであり、板厚方向に貫通する多数の孔6aが鋼板の長さ方向及び幅方向に整列して設けられている。孔あき鋼板ジベル6は、1枚あるいは複数枚設けることができ、この実施形態では橋軸直角方向に間隔をおいて2枚設けられている。この孔あき鋼板ジベル6は支圧板5に溶接等により固着される。なお、支圧板5と上フランジ3aの下面との間には補強リブ13が設けられている。
孔あき鋼板ジベル6は、支圧板5の長さとほぼ等しい長さを有し、また下部工4の橋軸方向のほぼ中央に達する幅を有している。孔あき鋼板ジベル6は、下部工4の構築時に下部工4のコンクリートに埋め込まれる。したがって、支圧板5は下部工4の前面に露出する。孔あき鋼板ジベル6の自由端部(橋台である下部工4の背面側の端部)には、上部工1に曲げモーメントが作用した場合の作用力状態を考慮して、長さ方向に沿って切欠き部7が設けられている。
孔あき鋼板ジベル6の多数の孔6aは、コンクリートとの付着力を高めるものであるが、この実施形態では2枚の孔あき鋼板ジベル6,6の対向する孔どうしを貫通する多数の水平補強鉄筋12が配置されている。なお、図面の複雑化を回避するために、図示では水平補強鉄筋12は単線で示されている。
下部工4に鉛直方向に配置される下部工主鉄筋8,9は、下部工4の背面側に橋軸直角方向に沿って2列配置される背面側主鉄筋8と、前面側に橋軸直角方向に沿って1列配置される前面側主鉄筋9とからなる。背面側主鉄筋8は下部工4の頂部で前面側にほぼ90度屈曲され、橋軸方向に延びる屈曲部8aとなっている。
一方、前面側主鉄筋9も、下部工4の頂部で背面側に短尺長さで屈曲され(図示省略)、下部工主鉄筋8の屈曲部8aと重ね継手を形成している。また、床版配力鉄筋10は、下部工4の頂部まで延び、下部工主鉄筋8の屈曲部8aと重ね継手を形成している。さらに、下部工4の頂部には橋軸直角方向に下部工配力鉄筋11が配置されている。この配筋状態の平面図は、図1に示すと図面が複雑化するので、図7に示してある(以下の第2実施形態と共通の平面図)。
図4〜図6は、この発明の第2実施形態を示し、図4は接合構造部の平面図、図5は同接合構造部の橋軸直角方向正面図、図6は同接合構造部の橋軸方向側面図である。この実施形態も上部工1が床版2と鋼製主桁3で構成される合成桁からなり、また下部工4は橋台からなるが、この実施形態では、接合構造部に孔あき鋼板ジベルとして、第1実施形態で示した鉛直方向の孔あき鋼板ジベル6に加えて、水平方向の孔あき鋼板ジベル15が設けられている。水平方向の孔あき鋼板ジベル15は、鉛直方向に間隔を置いて多数枚設置されている。
孔あき鋼板ジベル15は、前述した支圧板5の幅寸法の変化に対応して、鉛直方向の孔あき鋼板ジベル6、6間にのみ配置される短尺のものと、孔あき鋼板ジベル6,6から外方に突出する比較的長尺のものとからなる。各孔あき鋼板ジベル15の対向する孔15aどうしを貫通する多数の鉛直補強鉄筋16が配置されている。なお、図面の複雑化を回避するために、図示では水平補強鉄筋12の場合と同様に、鉛直補強鉄筋16は単線で示されている。下部工4の頂部の配筋状態は、前述したように、図7に示されている。その他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図8〜図10は、この発明の第3実施形態を示し、図8は接合構造部の平面図、図9は同接合構造部の橋軸直角方向正面図、図10は同接合構造部の橋軸方向側面図である。この実施形態では、上部工1が鋼製主桁3のみで構成される非合成桁からなり、また下部工4は橋台からなっている。この実施形態の第1実施形態(図1〜図3)との相違は、第1実施形態では上部工1が床版2と鋼製主桁3で構成されるのに対し、この第3実施形態では上部工1が鋼製主桁3のみで構成される点である。したがって、上部工1の頂部には第1実施形態で示したような床版配力鉄筋10は存在しない。この相違点以外は、第1実施形態と同様であり、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図11〜図13は、この発明の第4実施形態を示し、図11は接合構造部の平面図、図12は同接合構造部の橋軸直角方向正面図、図13は同接合構造部の橋軸方向側面図である。この実施形態も、上部工1が鋼製主桁3のみで構成される非合成桁からなり、また下部工4は橋台からなっている。この実施形態の第2実施形態(図4〜図6)との相違は、第2実施形態では上部工1が床版2と鋼製主桁3で構成されるのに対し、この第4実施形態では上部工1が鋼製主桁3のみで構成される点である。したがって、上部工1の頂部には第2実施形態で示したような床版配力鉄筋10は存在しない。この相違点以外は、第2実施形態と同様であり、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図14〜図16は、この発明の第5実施形態を示し、図14は接合構造部の平面図、図15は同接合構造部の橋軸直角方向正面図、図16は同接合構造部の橋軸方向側面図である。この実施形態は、例えば、第2実施形態(図4〜図6)のものにおいて、鋼製主桁の3の下フランジ3bを拡幅し、それとともに支圧板5をその等幅部分において拡幅したものである。これにより、鉛直方向の孔あき鋼板ジベル6の枚数を増やしている(4枚)。また、支圧板5の前面には水平方向の孔あき鋼板ジベル15と同じ高さレベル位置に補強リブ17が設けられている。このような構造とすることにより、鋼製主桁3から下部工4への応力伝達を確実なものとすることができる。なお、このような構造は第2実施形態に限らず、前記した他の実施形態にも適用できる。
上記各実施形態によれば、次のような作用効果が得られる。
(1)下部工4のコンクリートには孔あき鋼板ジベルのみが埋め込まれるので、下部工躯体領域内での作業空間を確保でき、配筋作業やコンクリート打設及び締固め作業を十分に行うことができ、施工性が向上するとともにコンクリート品質の確保が容易となる。
(2)特に、鉛直方向の孔あき鋼板ジベル6のみを下部工4のコンクリートに埋め込む実施形態では、コンクリート充填時に充填を阻害するものがなく、確実なコンクリートの充填が可能となる。
(3)上部工を鋼製主桁3及び床版2で構成する実施形態では、下部工4の頂部に埋め込まれた孔あき鋼板ジベル6の上方において、配筋形態を橋軸方向に配置した下部工主鉄筋8a、床版配力鉄筋10及び橋軸直角方向の下部工配力鉄筋11のみで構成することができ、従来のような拘束鉄筋や補強鉄筋を配置する必要がないため、配筋作業性が向上するとともにコンクリートの密実な充填性を確保することができ、コンクリートの品質確保が容易となる。
(4)特許文献1記載のように、有孔鋼板をずれ止めとして鋼桁フランジ上面に配置した場合には、有孔鋼板から下部工上面側のコンクリートのかぶりが少なくクラックが生じやすくなるが、上部工を鋼製主桁及び床版で構成する上記実施形態では、孔あき鋼板ジベル6の上面に床版とハンチを合わせたかぶり厚を確保できることから、クラックに対するリスクを小さくすることができる。
(5)下部工4の頂部に最小限に埋め込まれた孔あき鋼板ジベル6とコンクリートの境界面には、孔あき鋼板ジベル6を起点としたクラックが生じにくい。
(6)下部工4の頂部に埋め込まれる孔あき鋼板ジベル6,15は、下部工4の躯体中央部に達する程度の幅寸法(埋込み長)を有していればよく(理由は下記(8)参照)、躯体幅の広い橋台などでは、半無限的にあるコンクリートで両側から拘束されている状態に近く、ジベルによるずれ止め効果が高くなる。
(7)図17に示すように、鋼橋における上下部工の接合構造部には、主たる作用力として負曲げモーメントMが生じる(Qはせん断力、Nは軸方向力を示す)。その結果、従来の鋼桁50を下部工51に埋め込む構造(a)では、網線で示すように下部工51の背面部と頂面部に応力が集中するが、この発明の上記実施形態によれば、(b)に示すように、床版2の鉄筋で引張力を負担し、支圧板5を介して圧縮力が下部工4へ伝達されるため、鋼製主桁3の下フランジ3bの背面側は、網線で示すように応力が分散するとともに、支圧板5の背面側の躯体厚が大きいため、下部工4の背面側へのクラックに対するリスクを小さくすることができる。
(8)主たる作用力については、床版鉄筋と支圧板5が抵抗するため、支圧板5の背面の孔あき鋼板ジベル6,15は、主たる抵抗をせん断力とし、補助的に偶力に抵抗する部材とすることができるため、下部工への埋込み長さを少なくすることができる。これにより、従来の鋼製主桁をコンクリート製下部工に埋め込む方法と比較し、埋込み部の部材量を少なくすることができ、ずれ止めも省略できることから、コストを縮減することができる。
(9)構造実験による終局破壊挙動によれば、終局時は、床版鉄筋の端部を起点とした押し抜きせん断破壊挙動を示すことから、早期に損傷を発見できるとともに、下部工頂部の鉄筋とコンクリート補修のみで応急復旧が可能となり、復旧性の高い構造となる。
図18は、下部工4の補修手順を示す橋軸直角方向の正面図である。同図(a)に鎖線Aで囲んで示すように、この発明による接合構造の場合、下部工4の頂部にクラックが生じる。このため、損傷時の発見と修復がし易い。すなわち、修復するにあたっては、同図(b)に示すようにクラックを含む下部工4の頂部及び床版2の一部を斫り、次いで、同図(c)に示すように、斫り部分20に復旧コンクリート21を打設するという簡単な作業で、下部工4の補修を行うことができる。
上記実施形態は例示にすぎず、この発明は種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施形態では下部工として橋台を示したが、下部工としての橋脚と鋼製主桁とを接合する場合にもこの発明を適用することができる。また、この発明は、鉄骨構造における鋼製梁と鉄筋コンクリート柱との接合にも適用することができる。
1 上部工
2 床版
3 鋼製主桁
3a 上フランジ
3b 下フランジ
3c ウェブ
4 下部工
6 孔あき鋼板ジベル(鉛直方向)
8,9 下部工主鉄筋
8a 屈曲部
10 床版配力鉄筋
11 下部工主鉄筋
12 水平補強鉄筋
15 孔あき鋼板ジベル(水平方向)
16 鉛直補強鉄筋

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリート製の下部工と、床版及び鋼製主桁で構成される上部工との接合構造であって、
    前記鋼製主桁の軸方向端面に垂直に下部の幅を上部の幅よりも大きくした支圧板を設けるとともに、この支圧板に垂直に1枚又は互いに間隔を置いた複数枚の孔あき鋼板ジベルを設け、
    前記孔あき鋼板ジベルを前記下部工に埋め込み、
    前記下部工頂部には前記孔あき鋼板ジベルの上方において、橋軸方向に配置した床版配力鉄筋が設けられていることを特徴とする鋼橋における上下部工の接合構造。
  2. 前記孔あき鋼板ジベルは、前記支圧板に鉛直方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鋼橋における上下部工の接合構造。
  3. 前記孔あき鋼板ジベルは、前記支圧板に鉛直方向及び水平方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鋼橋における上下部工の接合構造。
  4. 前記孔あき鋼板ジベルの各孔には該孔を貫通する貫通鉄筋が配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の鋼橋における上下部工の接合構造。
JP2014015548A 2014-01-30 2014-01-30 鋼橋における上下部工の接合構造 Active JP6373591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014015548A JP6373591B2 (ja) 2014-01-30 2014-01-30 鋼橋における上下部工の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014015548A JP6373591B2 (ja) 2014-01-30 2014-01-30 鋼橋における上下部工の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015140621A JP2015140621A (ja) 2015-08-03
JP6373591B2 true JP6373591B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=53771169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014015548A Active JP6373591B2 (ja) 2014-01-30 2014-01-30 鋼橋における上下部工の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6373591B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6638885B2 (ja) * 2016-12-27 2020-01-29 株式会社ライテク コンクリート組立構造体

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3660826B2 (ja) * 1999-05-12 2005-06-15 新日本製鐵株式会社 上下部複合部材の剛結構造
JP4344488B2 (ja) * 2001-04-10 2009-10-14 新日本製鐵株式会社 上下部複合部材の剛結構造
JP2003055916A (ja) * 2001-08-15 2003-02-26 Oriental Construction Co Ltd 波形鋼板のコンクリート床版用型枠
JP4045994B2 (ja) * 2003-04-02 2008-02-13 鹿島建設株式会社 鋼とコンクリートの接合構造
JP4473179B2 (ja) * 2005-06-01 2010-06-02 大成建設株式会社 桁部材と床版の接合構造及びその施工方法
JP4901178B2 (ja) * 2005-10-17 2012-03-21 三井造船株式会社 鋼・コンクリート複合ラーメン橋の施工方法
JP4318694B2 (ja) * 2006-02-13 2009-08-26 朝日エンヂニヤリング株式会社 床版橋構造
JP4654138B2 (ja) * 2006-02-28 2011-03-16 株式会社ドーユー大地 鋼製主桁と下部工との接合構造
JP4059909B2 (ja) * 2006-10-26 2008-03-12 新日本製鐵株式会社 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法
JP4245657B1 (ja) * 2008-10-24 2009-03-25 朝日エンヂニヤリング株式会社 橋脚とコンクリート桁の剛結合構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015140621A (ja) 2015-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015135040A (ja) 鉄筋コンクリート構造物の補修・補強構造
JP6532792B2 (ja) プレキャスト床版及び橋梁
JP6280145B2 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の補修・補強構造
JP2008111228A (ja) ひび割れ抑制構造及びひび割れ抑制方法並びにプレキャストコンクリート部材
JP6373591B2 (ja) 鋼橋における上下部工の接合構造
JP2010265623A (ja) 鋼床版の補強構造
JP2011038392A (ja) 落橋防止装置
JP5203277B2 (ja) プレキャスト床版のパネル間継手
JP6143094B2 (ja) 鉄筋コンクリート部材と鉄骨部材の接合構造
JP5875951B2 (ja) 桁と床版との接合構造及び方法
JP5633524B2 (ja) 鋼矢板地下壁構造
JP6365551B2 (ja) コンクリート床版の取替え工法および取替え構造
JP5508070B2 (ja) 鋼部材とコンクリート部材との接合構造及び接合方法
JP2008231688A (ja) 合成床版を用いた橋梁構造及びその施工方法、合成床版用型枠
JP2007247225A (ja) 複数の単純桁橋梁による連続桁構造および工法
JP2007239270A (ja) Pc箱桁橋
JP6224420B2 (ja) Cft柱とコンクリート底版の接続構造
JP7123782B2 (ja) 地中連続壁の継手構造
JP5982143B2 (ja) 既設構造物の補強構造及び補強方法
JP5551943B2 (ja) 地盤改良体を用いた基礎構造
JP5943135B1 (ja) 合成床版用鋼材パネルおよび合成床版
KR20090001754U (ko) 홈을 가지는 전단연결재
JP6364210B2 (ja) 橋脚の補強構造
JP2015086562A (ja) 橋台補強構造体
JP2018197476A (ja) 床版更新方法、床版接合構造および道路橋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180604

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6373591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250