JP4344488B2 - 上下部複合部材の剛結構造 - Google Patents

上下部複合部材の剛結構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレートガーダー橋、ラーメン橋、トラス橋、アーチ橋などの格点部における鋼部材と鉄筋コンクリート、プレストレストコンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートなどのコンクリート部材とを剛結する場合の、橋梁構造における上下部複合部材の剛結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、孔あき鋼板ジベルを用いた鋼部材とコンクリート部材との剛結構造として、特開2000−319816号公報に開示されたものがある。この公報にも記載されているように、鋼桁部材とコンクリート橋脚部材の接合部においては、▲1▼鋼桁とコンクリートの接合位置に横桁を設け、横桁にずれ止めを配置するもの、▲2▼鋼桁から分岐する荷重伝達部材を取り付け、この伝達部材にずれ止めを配し、コンクリート部材内に配置するもの、などが一般的であるが、これらの構造では、鋼桁から分岐する新たな部材を製作し、取り付ける必要があるため、構造が大型化、複雑化し、経済性が阻害されるという問題があった。
【0003】
そこで、前記の問題を改善するために、上記公報に新規に開示された技術として、鋼部材とコンクリート部材のずれ止めとして、孔あき鋼板ジベルを用い、鋼桁に直接ずれ止めを配することで、構造の簡素化、経済化を図ることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構成においては、上記の効果が得られる反面、比較的狭い領域の鋼桁のフランジに直接、孔あき鋼板ジベルが設けられているので、孔あき鋼板ジベルの剛性が高いことに起因して、先端部に荷重が集中し、かつコンクリートの支圧荷重が大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、ずれ止めの有孔鋼板の先端部への応力集中を緩和し、応力の分散を可能とする剛結構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、第1発明の上下部複合部材の剛結構造では、鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅の板状部材が接合されると共に、該板状部材の前記鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域に設けられるずれ止めを含めて複数列のずれ止めが長手方向に延長するように設けられ、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、ずれ止めをコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする。
【0007】
また第2発明の上下部複合部材の剛結構造では、鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅になるように板状部材が接合されると共に、該板状部材に複数列のずれ止めが長手方向に延長するように設けられ、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、前記ずれ止めをコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする。
【0008】
さらに第3発明では、第1または2発明の上下部複合部材の剛結構造において、前記ずれ止めに、有孔鋼板ジベルを用いたことを特徴とする。
【0009】
第4発明の上下部複合部材の剛結構造では、鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅の板状部材が接合されると共に、該板状部材の前記鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域にずれ止めの開孔を設け、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、前記ずれ止めの開孔をコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする。
【0010】
また第5発明では、第1、第2または第4発明の上下部複合部材の剛結構造において、すべてのずれ止め鋼板が前記鋼桁部のウェブ直上から離れた位置に設けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明によると、鋼桁部に広幅の板状部材または広幅になるように板状部材を接合しているので、鋼桁部の厚さ、幅が拡大されて応力が分散されると共に、有孔鋼板ジベルを鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域に設けているので、有孔鋼板ジベルの先端部への応力集中が緩和され、応力が分散され、コンクリートの支圧応力を低減させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図1〜図10を参照して説明する。図1は本実施形態の剛結構造を適用した鋼製橋梁上部工部材1と鉄筋コンクリート製橋脚部2との接合部構造を示す斜視図である。図2はさらに接合部のコンクリートを破断して示す斜視図である。また、図3は接合部における橋梁上部工部材1の接合部構造を示す斜視図である。図4〜図10は本実施形態の効果を検証するために行ったFEM解析に関する説明図である。
【0013】
図1、図2に示すように、プレートガーダーからなる鋼製主桁3(鋼桁部)が4本平行に配設されてなり各主桁3間は所定間隔毎に対傾構4等で連結補強されており、上面には道路等の床版9が構築されている。
【0014】
橋梁上部工部材1とコンクリート橋脚部2との格点部において、橋脚部2の頂面を橋梁上部工部材1より上まで立ち上げ、床版コンクリート下面または床版コンクリートと連続させる。具体的には、橋脚部2の本体部上端5に接合部コンクリート6が一体的に打設築造してある。
【0015】
また、接合部コンクリート6の高さH2は主桁3の高さH1より高い寸法に設けられ、幅Wおよび奥行きL寸法は橋脚部2の本体部の幅W1 および奥行きL1 と同寸法またはそれ以上に設けられており、接合部コンクリート6が複数の主桁3からなる橋梁上部工部材1の間隙に充満することで、橋梁上部工部材1と橋脚部2とが格点部剛結合で直接一体的に接合されている。
【0016】
前記接合部コンクリート6を打設するには、複数のH形鋼製主桁3からなる橋梁上部工部材1を、主鉄筋を本体部上端5から露出させた橋脚部2の本体部上端5に載置し、この本体部上端5の4辺の各端縁に沿ってせき板又は仮型枠(いずれも図示省略)を配設する。これにより、橋脚部2の本体部上端5と、主桁3のウエブ7と、前記仮型枠とで橋脚部2の本体部上端5を底面とし、4方の側部が閉じたコンクリート打設空間を形成する。このコンクリート打設空間にコンクリートを打設することで、橋脚部2の上端に接合部コンクリート6が一体的に打設され、この接合部コンクリート6を介して主桁3と橋脚部2との格点部が剛結合により一体的に接合される。図2に示すように、接合部コンクリート6内にて相隣る主桁3間はブレース8で連結されている。
【0017】
前記接合部コンクリート6を介して、主桁3と橋脚部2を強固に一体的に剛結接合すると共に、接合部のずれ止め部材先端部(後述)への応力集中を緩和するため、主桁3と橋脚部2の接合部(格点部)には、次に述べるような構造が採られている。
【0018】
すなわち、図3(a)〜(c)に示すように、主桁3の上、下フランジ10,11のそれぞれの上面、下面に、そのフランジ幅よりも所定量広幅に設定された鋼製カバープレート12(例えば厚さ37mm)等の板状部材12が、主桁3の上、下フランジ10,11の巾方向両側に突出するように配置されて、フランジ10,11の巾方向の端縁部分と、板状部材12の前端部または後端部との、一方または両方部分等で断続または連続した溶接により接合されている。前記カバープレート12は橋脚部2上に配置され、その橋軸方向の長さ(主桁3の長手方向長さ)は接合部コンクリート6の奥行きLの端部近傍まで延びている。
【0019】
そして、上、下の各カバープレート12の上、下面には、橋軸方向に平行に延びる上下それぞれ4列の平帯板状の有孔鋼板(ずれ止め、有孔鋼板ジベル、以下、孔あき鋼板ともいう。なお、図5〜図14では、孔あき鋼板を単にPBLとも表記した。)13が立設配置され、溶接接合されている。上下各4列の有孔鋼板13は、主桁3のウエブ7を軸にフランジ幅方向に対称に2列づつ配置され、応力の集中しやすいウエブ7の直上、直下からは、フランジ幅方向に離れた位置に配置されている。
【0020】
なお、上記カバープレート12への有孔鋼板13の取り付け方を上記と逆方向にしてもよい。すなわち、例えば、上フランジ10のカバープレート12の下面に取り付けて、カバープレート12から下方へ有孔鋼板13を立設するようにしてもよく、また下フランジ11のカバープレート12の上面に取り付けて、カバープレート12から上方へ有孔鋼板13を立設するようにしてもよい。あるいは、各上下のカバープレート12の上面および下面の両方に、有孔鋼板13を溶接により、前記と同様に取り付けてもよい。
【0021】
さらに詳しくは、各2列に配列された有孔鋼板13のうちの内側に配置された1列は、フランジ10,11のほぼ幅方向端縁部に沿って延び、これと平行に配置された外側の1列は、鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域であるカバープレート12の幅方向端縁部に沿って配置されている。なお、各有孔鋼板13には、複数の(ここでは10個の)開孔14が、一定の間隔、例えば、200mm間隔で設けられている。
【0022】
こうして、有孔鋼板13をウエブ7の直上、直下からフランジ幅方向に離して配置すると共に、複数列配置することにより、応力の集中しやすいウェブ7の直上または直下から離れた位置で、有孔鋼板13の先端部への応力集中を緩和させ、これらを被覆するように立ち上げられるコンクリート橋脚部または橋台部の接合部コンクリート6の支圧応力を低減させている。
【0023】
また、主桁3の上下フランジ10,11に広幅のカバープレート12を接合することにより、上下フランジ部の板厚、幅寸法を拡げて、応力を分散させ、接合部コンクリート6の支圧応力を低減させている。
【0024】
また、図4(a)〜(c)は、本実施形態の構造(図3)と比較するために、上記のカバープレート12は無しで、上、下フランジ10,11の端縁部に沿って有孔鋼板13を1列立設配置した主桁3a(以下、従来形構造例と称す)を示す。各有孔鋼板13には、19個の開孔14が100mm間隔で設けられている例である。
【0025】
図5(a),(b)は、本実施形態の構造を、H形鋼製主桁3と橋脚部2との接合部に適用した場合について、コンピューター上でのFEM解析(数値解析)により、その効果を検証した例の諸条件を示す。この解析は、単位径間30mの5径間の橋梁(橋長150m)における中間の橋脚部2(橋脚高さ10m)について行った。同図(a)の左右方向が主桁3の長手方向(橋軸方向)であり、(b)は橋軸直角方向(幅方向)を示す。幅方向には、接合部構造が主桁3のウエブ7を軸に対称であるので、解析は片側について行っている。
【0026】
図5(a),(b)に示すように、主桁3の上、下フランジ10,11の各上下面に接合した有孔鋼板13の長さは、2000mmで、主桁3の高さ(H1)918mmの約2倍(2・H1)である。従って、有孔鋼板13の埋め込み長は約2H1である(以下の実施形態でも同様である)。また、ずれ止め13の開孔14は、φ60mmで個数は20個(図3とは異なる解析時条件)。コンピューター上でのFEM解析におけるその他の条件、すなわち平行配置された有孔鋼板13の開孔14内に充填された接合部コンクリート6と主桁3とが、図16に示すように、所定の各開孔14の中心位置でそれぞれバネXを介して、かつバネXが接続する有孔鋼板13側の接点Yと主桁3側に接続する接点Zの位置を橋軸方向および鉛直方向に変えないで結合され、軸方向(橋軸方向)および軸直角方向(橋軸直角方向)にそれぞれ軸方向のバネ定数および軸直角方向のバネ定数を有するバネXを介してつながっていると仮定した場合であり、主桁3および橋脚部2の諸寸法、軸方向両側から作用させた曲げモーメントA(22.7kN・m),B(362.0kN・m)、および軸方向両側から作用させた鉛直のせん断力C(29.4kN),D(111.5kN)、並びに水平な軸力E(836.7kN),F(1119kN)等の解析条件は、図5に示す通りである。また、有孔鋼板13の左端を▲1▼とし、右端を▲2▼とする(図5(a))。
【0027】
図6(a),(b)は上記従来形構造例についての解析条件を示し、上記のカバープレート無しと、有孔鋼板13(孔数19)の1列配置との、2つ条件が異なり、それ以外の解析条件は、図5の場合と同じである。
【0028】
図7は本実施形態の有孔鋼板13を複数列配置した場合(図5の条件)の解析結果を示し、図8は有孔鋼板13を1列配置した従来形構造例の場合(図6の条件)の解析結果を示すが、両図の(a)は共に有孔鋼板13の軸方向におけるバネ反力を示し、(b)は有孔鋼板13の軸直角方向におけるバネ反力を示す。また、両図(a),(b)の横軸は有孔鋼板13の左端(0点、▲1▼)からの距離(単位はm)を示す。また、各図中に複数のバネ反力曲線を示しているのは、解析値が上下フランジ間で差があること、および上下各フランジにおける幅方向位置によって解析値に差が生じることに起因するものである。したがって、解析値の差が少ない場合には、バネ反力曲線はほとんど重なっている。
【0029】
特に図7、図8の各(a)の有孔鋼板の軸方向バネ反力曲線を比較すると明らかなように、下フランジ11の軸方向右端▲2▼におけるバネ反力が最大値を示し、本実施形態では98.9kNであり、従来形構造例では133.6kNである。そこで、これらの最大値を両構造の有孔鋼板の分担荷重(後述)40.4kN、42.5kNとの比、つまり荷重集中率を求めると、本実施形態の荷重集中率は2.45(=98.9/40.4)であり、従来形構造例のそれは3.14(=133.6/42.5)である。すなわち、本実施形態では従来形構造例に対し、荷重集中率が22%低減される効果が得られた(図17に示す表参照)。
【0030】
なお、上記有孔鋼板の分担荷重はつぎの式により求めている。
分担荷重={(M/H)+(N/2)}/開孔数
ここに、M:曲げモーメント
H:H形鋼の高さ+有孔鋼板の高さ
N:軸力
【0031】
また、図9、図10は、それぞれ本実施形態(図5の条件)と、従来形構造例(図6の条件)の支圧バネ反力を示す。共に(a)は上フランジについての反力を示し、(b)は下フランジについての反力を示す。
【0032】
いずれのフランジにおいても、有孔鋼板13の右端部▲2▼に支圧バネ反力が集中し、特に両図(b)に示すように、下フランジのウエブ直下のコンクリート支圧値の最大値(圧縮)は、本実施形態では24.0N/mm2(これはコンクリートの設計基準強度に匹敵する値)であり、従来形構造例では35.3N/mm2であった。したがって、本実施形態では従来形構造例に対し、最大値が32%低減し、コンクリートの設計基準強度に収まる効果が得られた(図17に示す表参照)。
【0033】
なお、接合部構造としては、本実施形態の構造と異なり、主桁3の上、下フランジ10,11のフランジ幅より外方に延設するカバープレート12の部分に(立設する有孔鋼板13部分にではなく)、図15に示すように、開孔14を設けてずれ止めとしてもよく、また、さらにそのカバープレート12の幅方向左右の中間部または端縁部位置で、その上下面の何れか一方または両方に沿って延びる有孔鋼板13を立設する構造をとっても、同様の効果が得られる。
【0034】
なお、有孔鋼板13の開孔14に、橋脚または橋台側からの縦または横鉄筋(主筋を含む)、あるいは立ち上がるコンクリート橋脚等と一体となる床版用鉄筋等の鉄筋を挿通することにより、コンクリートの拘束力を高めることができる。これらの点は、以下の実施形態においても同様である。
【0035】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図1、図2、図6および図11〜図14を参照して説明する。図11(a)は接合部における鋼製主桁3b(鋼桁部)の構造を示す斜視図である。図13、図14は本実施形態の効果を検証するために行ったFEM解析結果の説明図である。なお、図1、図2、図6は上記第1実施形態における説明の通りである。
【0036】
本実施形態は、カバープレート12および有孔鋼板13の配置方法が上記第1実施形態と異なり、其の他の構成は同じである。したがって相違点を説明し、重複する説明は省略する。
【0037】
図11(a)〜(c)に示すように、本実施形態では、カバープレート12(例えば板厚37mm)が接合部コンクリート6の奥行きLの両端部に分離されて、鋼製主桁3bの上、下フランジ10,11の上、下面にそれぞれ所定長さ配置されている。そして、カバープレート12の配置範囲においては、上記第1実施形態と同じく、カバープレート12上に2列づつ計4列の有孔鋼板13が立設配置され、各有孔鋼板13にはこの場合4個の開孔14が100mm間隔で設けられている。
【0038】
そして、奥行きLの中間部にはカバープレート12が配置されていない。ただし、この中間部においては、上、下フランジ10,11の幅方向両端縁部に沿って有孔鋼板13が立設配置され、この部の各有孔鋼板13には9個の開孔14が100mm間隔で設けられている。
【0039】
本実施形態の構造についてFEM解析を行った際の条件は、図12(a),(b)に示す通りである。また、解析結果を比較するための上記従来形構造例についての解析条件は図6(a),(b)に示す通りである。
【0040】
図13は、本実施形態(図12の条件)の解析結果を示す。同図(a)は有孔鋼板13の軸方向のバネ反力を示し、(b)は有孔鋼板13の軸直角方向のバネ反力を示す。前述の図8は、この解析結果と比較される従来形構造例(図6の条件)の解析結果を示す。
【0041】
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、下フランジ11の軸方向右端▲2▼におけるバネ反力の最大値は94.3kNであり(図13(a))、この場合の有孔鋼板の分担荷重(上記計算式による計算値)32.3kNに対し、荷重集中率は2.92(=94.3/32.3)である。これに対し、従来形構造例(図8(a))の荷重集中率は前述のように、3.14(=133.6/42.5)である。すなわち、本実施形態では荷重集中率が7%低減される効果が得られた(図16に示す表参照)。
【0042】
また、図14は本実施形態(図5の条件)の支圧バネ反力を示し、同図(a)は上フランジについての反力を示し、(b)は下フランジについての反力を示す。上記第1実施形態の場合と同様に、本実施形態の下フランジのウエブ直下のコンクリート支圧値の最大値(圧縮)は24.0N/mm2(これはコンクリートの設計基準強度に匹敵する値)であり、従来形構造例の最大値35.3N/mm2(図10(b))に対し32%低減する効果が得られた(図14(b))。
【0043】
本発明を実施する場合、主桁3の対向するフランジ10,11の溝内側(フランジ10,11の下面)に鋼板状部材または有孔の鋼板状部材をフランジ幅方向外側に張り出すように溶接またはボルトにより取り付けても良く、その上下両面の一方または両方に有孔鋼板(PBL)13を溶接により固着するようにしてもよい。また前記実施形態においては、有孔鋼板13の埋め込み長として2・H1の場合を示したが、この長さ以外の長さに設定するようにしてもよい。
【0044】
前記各実施形態においては、カバ−プレート(板状部材)12を鋼桁部(主桁3)に固定する手段として、溶接による形態を示したが、本発明を実施する場合、図18に示すように、カバ−プレート(板状部材)12のボルト挿通用透孔と鋼桁部(主桁3)のボルト挿通用透孔に渡って挿通した高力ボルトによる高力ボルト摩擦接合を採用するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、鋼桁部に広幅の板状部材を接合しているので、鋼桁部の厚さ、幅が拡大されて応力が分散されると共に、有孔鋼板ジベル等のずれ止めを鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域に設けているので、有孔鋼板ジベルの先端部への応力集中が緩和され、応力が分散される。従って、ずれ止めをその耐力以内に容易に低減させることができると共に、コンクリート設計基準強度以内に低減させて橋脚コンクリートに分担させるようにすることができ、これらが損傷または破壊するのを防止することができる。また本発明の場合は、鋼桁部の幅寸法よりも広幅の板状部材または広幅になるように鋼板状部材またはこれに有孔鋼板を取り付ける簡単な構造であるので、低コストであると共に施工が容易であり、幅寸法の小さい鋼桁部にも容易に適用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用した接合部構造の斜視図である。
【図2】第1実施形態を適用した接合部構造のさらに詳細な斜視図である。
【図3】第1実施形態の接合部における主桁の拡大斜視図であり、(b)は縦断正面図、(c)は橋脚部との関係を示す縦断側面図である。
【図4】第1実施形態と比較した従来形構造例の主桁の斜視図であり、(b)は縦断正面図、(c)は橋脚部との関係を示す縦断側面図である。
【図5】第1実施形態について行ったFEM解析の条件を示す説明図である。
【図6】従来形構造例について行ったFEM解析の条件を示す説明図である。
【図7】第1実施形態についてのFEM解析の結果を示す説明図である。
【図8】従来形構造例についてのFEM解析の結果を示す説明図である。
【図9】第1実施形態について行ったFEM解析の別の結果を示す説明図である。
【図10】従来形構造例について行ったFEM解析の別の結果を示す説明図である。
【図11】本発明の第2実施形態の接合部における主桁の斜視図であり、(b)は縦断正面図、(c)は橋脚部との関係を示す縦断側面図である。
【図12】第2実施形態について行ったFEM解析の条件を示す説明図である。
【図13】第2実施形態について行ったFEM解析の結果を示す説明図である。
【図14】第2実施形態について行ったFEM解析の別の結果を示す説明図である。
【図15】カバープレート自体にずれ止めを設けた形態の接合部における主桁の斜視図であり、(b)は縦断正面図、(c)は橋脚部との関係を示す縦断側面図である。
【図16】FEM解析における鋼桁側接点とバネと孔あき鋼板側のコンクリート側接点との関係を示す説明図である。
【図17】FEM解析結果を示す結果を示す表である。
【図18】板状部材を鋼桁部に高力ボルトにより固定した高力ボルト摩擦接合の一形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 橋梁上部工部材
2 橋脚部
3 主桁(鋼桁部)
4 対傾構
5 橋脚部の本体部上端
6 接合部コンクリート
7 主桁のウエブ
8 ブレース
9 床版
10 主桁の上フランジ
11 主桁の下フランジ
12 カバープレート(板状部材)
13 有孔鋼板(ずれ止め鋼板、有孔鋼板ジベル)
14 開孔
15 高力ボルト

Claims (5)

  1. 鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅の板状部材が接合されると共に、該板状部材の前記鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域に設けられるずれ止めを含めて複数列のずれ止めが長手方向に延長するように設けられ、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、ずれ止めをコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする上下部複合部材の剛結構造。
  2. 鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅になるように板状部材が接合されると共に、該板状部材に複数列のずれ止めが長手方向に延長するように設けられ、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、前記ずれ止めをコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする上下部複合部材の剛結構造。
  3. 前記ずれ止めに、有孔鋼板ジベルを用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の上下部複合部材の剛結構造。
  4. 鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを接合した複合部材の格点部の剛結構造において、前記鋼桁部に該鋼桁部の幅よりも広幅の板状部材が接合されると共に、該板状部材の前記鋼桁部の幅方向端縁から突出した領域にずれ止めの開孔を設け、前記コンクリート橋脚部または橋台部を前記鋼桁部まで立ち上げ、前記ずれ止めの開孔をコンクリート橋脚部または橋台部に埋設させることにより、前記鋼桁部とコンクリート橋脚部または橋台部とを直接一体的に接合したことを特徴とする上下部複合部材の剛結構造。
  5. すべてのずれ止め鋼板が前記鋼桁部のウェブ直上から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1、2または4のいずれか1項に記載の上下部複合部材の剛結構造。
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