JP2618205B2 - 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材 - Google Patents

仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材

Info

Publication number
JP2618205B2
JP2618205B2 JP6190674A JP19067494A JP2618205B2 JP 2618205 B2 JP2618205 B2 JP 2618205B2 JP 6190674 A JP6190674 A JP 6190674A JP 19067494 A JP19067494 A JP 19067494A JP 2618205 B2 JP2618205 B2 JP 2618205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main girder
horizontal connecting
connecting member
lining plate
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6190674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0853812A (ja
Inventor
兼吉 宮坂
Original Assignee
太洋株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 太洋株式会社 filed Critical 太洋株式会社
Priority to JP6190674A priority Critical patent/JP2618205B2/ja
Publication of JPH0853812A publication Critical patent/JPH0853812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2618205B2 publication Critical patent/JP2618205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮設橋梁における主桁
の横連結構造及び横連結材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設橋梁を付け替える際の迂回道路や工
事現場等で暫時的に用いられる仮設橋梁は、図6に示す
ように断面I形を有する複数本の主桁50(プレートガ
ーダー)を互いに平行して架設し、これら主桁50相互
間の長手方向複数箇所を、上部桟51、下部桟52及び
斜材53で構成した対傾構55により連結し、更に主桁
50相互の上部間複数箇所に該主桁50と直交する受梁
58を載設して、これら受梁58相互間上部に覆工板5
9を載設するというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記受梁58には、断
面I形又はH形を有する形鋼を用いてあり、主桁50と
覆工板59との間の高さスペースに多大な無駄が生じる
(橋梁全体の嵩が大きくなり過ぎる)という難点があっ
た。特に、このような形鋼は、準備されている規格サイ
ズの設定が粗いために、受梁58として強度的に一ラン
ク上げようとする場合にはその高さ寸法も一挙に増大し
てしまうものであった。
【0004】また、従来の仮設橋梁は、部品点数が多い
ために運搬や組み立て及び分解に手間を要するという問
題もあった。なお、受梁58を省略して主桁50相互間
上部に対して直接的に覆工板59を載設する場合もあっ
たが、主桁50を長手方向に連結する部分には、該主桁
50の側面のみならず上面にも継手プレート(図示略)
を当接させてボルト連結するのが普通であるので、この
ように受梁58を省略するに際しては覆工板59の裏面
に、上記継手プレートに相当する逃げ(凹部)を加工す
る必要があり、このような手法はあまり採用されていな
かった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、高さスペースに関する無駄を可及的に少なく
すると共に、運搬、組み立て及び分解に係る手間を抑
え、また覆工板に対して特殊な加工を必要としないよう
にした仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材
を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る主桁の横連結構造は、平行して架設される複数
本の主桁と、これら主桁相互間の長手方向複数箇所にこ
れと直交して架設される横連結材と、これら横連結材相
互の上部にわたり載設される覆工板とを有して成り、前
記横連結材は主桁の上面レベルより下で両端部を主桁相
互に直接的又は間接的に結合させる架設補強部と、両端
部を主桁上に係合させて該主桁の上面レベルより上で覆
工板を支承する覆工板受梁部とが一体形成されているこ
とを特徴としている。
【0007】前記横連結材において、覆工板受梁部の両
端部は当該横連結材の幅方向両側へ向けて拡大形成する
と共に、これら拡大部分に主桁上面との締結部を設けて
おくとよい。また、本発明に係る主桁の横連結に用いる
横連結材は、その両端部に、高さ方向の下側を凹設する
かたちで段部が形成されており、これら段部の上側とな
る部分は当該横連結材の幅方向両側に拡大されて主桁上
面に載設される係座部とされていると共に、これら段部
の下側となる部分は主桁の側部と直接的又は間接的に結
合される補強継手部とされていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】横連結材は、従来において用いられていた受梁
に相当する覆工板受梁部と、対傾構の上部桟に相当する
架設補強部とを一体に具備したものである。そのため、
この横連結材によって互いに平行する主桁相互を連結す
れば、いちいち受梁を用いなくとも、この横連結材の上
部に対して直接的に覆工板を載設することができる。
た、覆工板受梁部の両端部が横連結材の幅方向両側へ向
けて拡大形成され、これら拡大部分に主桁上面との締結
部が設けられているので、横連結材と主桁との結合作業
又は分解作業を容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図3は本発明に係る主桁1の横連結構造を実施した
仮設橋梁を示しており、互いに平行して架設される主桁
1相互は、それらの長手方向の複数箇所でこれと直交す
る横連結材2により連結されており、これら各横連結材
2相互の上部に対して、直接的に覆工板3が載設されて
いる。
【0010】横連結材2は、図4に示すようにH形鋼を
素材として形成されており、その両端部には、高さ方向
の下側を凹設するかたちで形成した下向きの段部5が設
けられている。これら段部5において、その上側(横連
結材2の長手方向外方寄りにあって厚さの薄い部分)は
係座部6とされ、また、段部5の下側(係座部6の内側
にあって厚さの分厚い部分)は補強継手部7とされてい
る。係座部6の厚さは10cmとした。
【0011】係座部6には、横連結材2の幅方向両側へ
向けて板状に突出する拡大部分10が設けられており、
この拡大部分10の下面10aが主桁1の上面部に載せ
られるようになっている。このような拡大部分10を設
けることで、段部5を設けたことによる断面係数の減少
を補っている。なお、この拡大部分10には、その上面
部を幅方向に沿って起立するように補強リブ15を設け
てあり、一層の補強を図ってある。
【0012】この拡大部分10には、その突出部分を上
下に貫通するボルト挿通孔11が形成されている。これ
らボルト挿通孔11は、図5に示すように横連結材2を
主桁1と結合するときに、主桁1に対してボルト14を
締結するのに用いる締結部とされる。補強継手部7に
は、その下面7aから幅方向の中心に沿って下向きに突
出する接続板20が設けられている。この接続板20に
は、横連結材2の幅方向に沿って貫通する複数(図面で
は3個とした)のボルト挿通孔21が形成されている。
これらボルト挿通孔21は、図1又は図2に示すように
横連結材2を主桁1へ結合するときに、主桁1に取り付
けられる対傾構25又は26に対してボルトを締結する
のに用いられる。
【0013】このようにして成る横連結材2によって主
桁1を横連結する場合には、図1及び図2に示すように
横連結材2の補強継手部7(段部5の下側)が主桁1の
上面レベルより下方へ位置付けられ、また係座部6(段
部5の上側)が主桁1の上面レベルより上方へ位置付け
られることとなる。そのため、横連結材2は、主桁1の
上面レベルを基準としてその下位側位置付けとなる部分
が対傾構25,26の構成の一部(図6に示す上部桟5
1に相当)を成す架設補強部30として作用し、且つ上
位側位置付けとなる部分が、覆工板3を支承する覆工板
受梁部31として作用することとなる。
【0014】このため、受梁(図6の符号58参照)は
不要となり、従来に比して主桁1と覆工板3との間の高
さスペースを小さくできるものである。本発明におい
て、横連結材2は角パイプやC形鋼等を素材として形成
することもできる。また、拡大部分10は厚さ方向寸法
を大型化したもの(角パイプ状等としたもの)とするこ
とも可能である。
【0015】覆工板3や対傾構25,26の構成などは
何ら限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、横連結材は、従来において用いられていた受梁
に相当する覆工板受梁部と、対傾構の上部桟に相当する
架設補強部とを一体に具備したものであるため、この横
連結材の上部に対して直接的に覆工板を載設でき、主桁
から覆工板までの高さスペースを小さくする(橋梁全体
の嵩を小型化する)ことができる。従って、仮設橋梁の
構築だけでなくその接続道路の工事等にわたり、作業の
容易化が図れるものとなる。
【0017】また、仮設橋梁としての部品点数の少数化
(受梁の不要化)ができるため、運搬や組み立て及び分
解が一層容易化されるという利点もある。なお、拡大部
分に締結部を設けてあるので、横連結材と主桁との結合
作業又は分解作業が容易に行えるものとなる。勿論、主
桁の上面に直接的に覆工板を載設するようなことはしな
いため、覆工板に対して特殊な加工を施す必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線に相当する部位で示す仮設橋梁
の正面断面図である。
【図2】図3のB−B線に相当する部位で示す仮設橋梁
の正面断面図である。
【図3】本発明に係る主桁の横連結構造を実施して構築
した仮設橋梁を一部破砕して示す斜視図である。
【図4】横連結材を示す斜視図であって、(a)は斜め
下方より見上げた状態、(b)は斜め上方より見下ろし
た状態で示してある。
【図5】横連結材と主桁との結合部分を示す平面図であ
る。
【図6】従来の仮設橋梁を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 主桁 2 横連結材 3 覆工板 5 段部 6 係座部 7 補強継手部 10 拡大部分 11 ボルト挿通孔(締結部) 30 架設補強部 31 覆工板受梁部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行して架設される複数本の主桁(1)
    と、これら主桁(1)相互間の長手方向複数箇所にこれ
    と直交して架設される横連結材(2)と、これら横連結
    材(2)相互の上部にわたり載設される覆工板(3)と
    を有して成り、 前記横連結材(2)は主桁(1)の上面レベルより下で
    両端部を主桁(1)相互に直接的又は間接的に結合させ
    る架設補強部(30)と、両端部を主桁(1)上に係合
    させて該主桁(1)の上面レベルより上で覆工板(3)
    を支承する覆工板受梁部(31)とが一体形成され、前記横連結材(2)における覆工板受梁部(31)の両
    端部が当該横連結材(2)の幅方向両側へ向けて拡大形
    成され、これら拡大部分(10)に主桁(1)上面との
    締結部が設けられ ていることを特徴とする仮設橋梁にお
    ける主桁の横連結構造。
  2. 【請求項2】 仮設橋梁における主桁(1)の横連結に
    用いる横連結材(2)であって、両端部には高さ方向の
    下側を凹設するかたちで段部(5)が形成されており、
    これら段部(5)の上側となる部分は当該横連結材
    (2)の幅方向両側に拡大されて主桁(1)上面に載設
    される係座部(6)とされていると共に、これら段部
    (5)の下側となる部分は主桁(1)の側部と直接的又
    は間接的に結合される補強継手部(7)とされているこ
    とを特徴とする仮設橋梁における主桁の横連結に用いる
    横連結材
JP6190674A 1994-08-12 1994-08-12 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材 Expired - Fee Related JP2618205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190674A JP2618205B2 (ja) 1994-08-12 1994-08-12 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190674A JP2618205B2 (ja) 1994-08-12 1994-08-12 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0853812A JPH0853812A (ja) 1996-02-27
JP2618205B2 true JP2618205B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=16262007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6190674A Expired - Fee Related JP2618205B2 (ja) 1994-08-12 1994-08-12 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2618205B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030012015A (ko) * 2001-07-30 2003-02-12 이형훈 강바닥판 및 프리플렉스거더 복합형 교량구조
KR20030012014A (ko) * 2001-07-30 2003-02-12 이형훈 플레이트거더 설치방식을 이용한 프리플렉스교량구조
KR100650158B1 (ko) * 2006-01-05 2006-11-30 주식회사 스틸코리아 중공복부, 축소된 상자형 하현재 및 개방된 상부플랜지로구성된 조립강재거더 및 이를 이용한 교량시공방법
JP6435120B2 (ja) * 2014-06-02 2018-12-05 大成建設株式会社 仮橋構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733053U (ja) * 1980-08-01 1982-02-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0853812A (ja) 1996-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001342611A (ja) 橋 桁
KR100699040B1 (ko) 흙막이 벽체 지지용 버팀보의 연결구조
KR102252648B1 (ko) 철골구조물용 빔의 조립구조
JP2618205B2 (ja) 仮設橋梁における主桁の横連結構造及び横連結材
JP4110270B2 (ja) 柱と梁の接合構造、柱と梁の接合方法
KR101016453B1 (ko) 대각가새의 접합구조
JP4287755B2 (ja) 鋼桁と合成床版の結合構造
JP2004263366A (ja) 柱と梁との接合構造及び補強構造
JP4344488B2 (ja) 上下部複合部材の剛結構造
JP3039925B1 (ja) 梁及び梁の接合構造
JPH11229329A (ja) 鋼・コンクリート合成床版橋の施工方法
KR20230144438A (ko) 연결보와 장지간보의 연결부를 보강하기 위한 철골구조물
JP3828641B2 (ja) 柱と梁の結合構造
JP4328455B2 (ja) ユニット式建物
KR20060071525A (ko) 보 이음용 절곡판재를 구비한 철골 구조물
JP2002155507A (ja) 橋 梁
JP3138112U (ja) 屋根ユニット構造及びこれに使用する連結用金物
JP4656460B2 (ja) 建物の補強構造
KR200374620Y1 (ko) 버팀보의 연결구조 및 그에 사용되는 연결부 보강용 절곡보강재
KR200360595Y1 (ko) 토류벽과 버팀보의 연결구조
KR200285281Y1 (ko) 콘크리트 합벽 지지대
JPH09317021A (ja) ユニット建物とその施工方法
JP2004084353A (ja) 屋根用トラス梁の据付構造及び据付方法
JP2002146711A (ja) 連結式床板構造体
JPH11323839A (ja) 吊構造物の桁連結方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees