JP2001342611A - 橋 桁 - Google Patents
橋 桁Info
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- JP2001342611A JP2001342611A JP2000165461A JP2000165461A JP2001342611A JP 2001342611 A JP2001342611 A JP 2001342611A JP 2000165461 A JP2000165461 A JP 2000165461A JP 2000165461 A JP2000165461 A JP 2000165461A JP 2001342611 A JP2001342611 A JP 2001342611A
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Abstract
波形に曲折された鋼板ウェブとを有する橋桁に関し、鋼
板ウェブを構成する鋼板材を現場において容易に接合す
ることができる構造、及び鋼板ウェブと床版コンクリー
トとの、耐久性及び信頼性に優れた接合構造を提供す
る。 【解決手段】 鋼板ウェブ10の内側面の上縁付近及び
下縁付近に、複数のスタッドジベルを設けるともに、内
側に張り出す片フランジ13を溶接で接合する。そし
て、上床版11及び下床版12のコンクリートは、鋼板
ウェブ10及び片フランジ13に密着するとともに、上
記スタッドジベルを埋め込むように打設する。鋼板ウェ
ブ間の接合は、接合する双方の鋼板材の鉛直方向の端縁
を突き合わせ、双方の鋼板材に取り付けた二つの添設板
を、上記鋼板材から離れた位置で突き合わせる。そし
て、鋼板材と添設板とで囲まれる範囲にコンクリートを
打設する。
Description
等の橋桁に係り、特に、コンクリートからなる上床版及
び下床版と、波形に曲げ加工した構造用鋼板からなるウ
ェブとを有する橋桁に関する。
レストレストコンクリートで形成することが一般に行な
われている。そして、支間の長いコンクリート橋では桁
の断面形状は、通常箱型となり、上床版と下床版とこれ
らを連結するウェブとで構成される。このようなコンク
リートで構築された橋桁では、桁自重の10〜30%程
度をウエブが占めており、鋼からなる橋桁に比べて桁自
重がかなり大きくなる。このため、コンクリートのウェ
ブを鋼板ウェブに置き換えることによって桁自重を軽減
することが提案されており、特開平7−189425号
公報には、ウェブを鉛直方向の折り曲げ線で波形に折り
曲げた鋼板ウエブを用いる橋桁が開示されている。この
ような波型鋼板ウェブを有する橋桁では、桁重量を低減
して橋の基礎・下部構造への負担の軽減することができ
るとともに、上床版及び下床版に導入するプレストレス
を導入する効率が向上するという利点がある。また、ウ
ェブが高い剪断座屈耐力を有し、補強材を省略して工費
を低減させる効果をも有する。このほか、ウェブの鉄筋
組立、コンクリート打設等の作業を簡略化することがで
き、施工の省力化と工期の短縮を図ることも可能とな
る。
は、橋脚上から両側に橋桁を順次に継ぎ足し、両側への
転倒モーメントのバランスをとりながら桁を伸長する片
持架設工法、あるいは、橋脚上を移動可能に橋桁を支持
し、基端側から順次に桁を継ぎ足して移動させていく押
出し工法等が一般的に用いられている。上記波形鋼板ウ
エブを有する橋桁を、このような片持ち架設工法や押し
出し工法で架設しようとすると、桁を順次に継ぎ足すと
きに、既に構築された桁の鋼板ウェブに波形となった鋼
板材を接合するとともに、既に構築された部分と連続す
るように上床版と下床版とのコンクリートを打設するこ
とになる。
となった鋼板ウエブ32の接合は、図12(a)に示す
ように鋼板の端部を重ねて隅肉溶接する方法、あるいは
図12(b)に示すように鋼板を重ねあわせるか、添設
板を双方の鋼板材に重ね合わせ、高力ボルト39により
固定する方法等が従来において採用されている。
る上床版又は下床版との接合構造は、ウエブの端部にコ
ンクリートと一体となる構造を形成し、これをコンクリ
ートに埋設する構造を採用している。図8から図11
は、鋼板ウェブをコンクリートの床版とを接合する構造
の、従来から知られている例を示す概略図である。
を鋼板ウエブ32の上端(下端)に溶接で取り付け、こ
のフランジ31の上面(下面)にスタッドジベル30を
植設して、これを埋め込むとともに、フランジと密接す
るようにコンクリートを打設して上(下)床版を形成す
るものである。
代わりにアングル33を溶接し、これに鉄筋34を係止
してこれらを埋め込むように床版のコンクリートを打設
するものである。また、図10に示す構造は、スタッド
ジベル30に加えて開孔を有するリブ35を橋軸方向に
溶接し、これに橋軸と直角な方向の鉄筋36を挿通する
ことにより、さらに耐荷性及び鋼板ウェブと上床版コン
クリートとの一体性を高めたものである。図11に示す
構造は、フランジを用いずに、鋼板ウエブ32の端縁に
橋軸方向の鉄筋37を溶接するとともに、鋼板自体にも
孔をあけ、橋軸と直角の方向に鉄筋38を挿通して、コ
ンクリート床版に埋め込むものである。
ような波形鋼板ウエブを有する橋桁では、コンクリート
床版と鋼板ウエブとの接合部の構造、及び鋼板ウエブを
橋軸方向に接合する構造に次のような問題点が有る。
の構造では、鋼板ウエブに腐食が生じやすいという問題
がある。鋼板ウェブの腐食は水の媒介で進行するが、特
に、コンクリートと鋼板ウエブとの接触点に水が存在す
る場合に、コンクリート中の化学成分の溶出にともなっ
て高い速度で腐食が進行する。このようなコンクリー
ト、鋼及び水の三者が共存する、いわゆるトリプルポイ
ントは、コンクリート床版と鋼板ウエブとの接触部が外
気に露出している部分であり、シリコンゴムのような止
水材を配しても腐食の進行を充分に抑止するのは難し
い。
が床版40のコンクリート中に埋設されているので、図
13(a)に示すように、トリプルポイントTpが波形
となった鋼板ウェブ32の本体上にあり、大きな応力が
作用する部分の腐食が早期に始まってしまう。一方、図
8、図9又は図10に示すようなフランジ31を波形の
鋼板ウェブに溶接するタイプでは、図13(b)に示す
ように、フランジの端縁にトリプルポイントTpが生じ
るので、このトリプルポイントから荷重に抵抗する鋼板
ウェブまでの距離Dを確保することができる。しかし、
鋼板ウェブに作用する応力はこの波形となった鋼板ウェ
ブとフランジとの溶接部を介して伝達されることにな
り、この溶接部分の疲労に対する信頼性が充分に確認さ
れている必要がある。このため、溶接作業に高度の管理
が必要となる。
に接合する部分の構造に関しては、図12に示すような
接合構造では、接合する鋼板材の相対位置の調整が難し
いという問題がある。特に片持ち架設工法や押し出し工
法を用いるときに、架設時の構造系と完成時の構造系と
の相違によって鋼板ウェブを接合した後に生じる変形、
及び桁完成後に生じるクリープ変形等を考慮して桁の形
状を現場で調整しようとしても、従来の方法では鋼板ウ
ェブの形状寸法や高力ボルトを挿通する穴の位置があら
かじめ精密に設定されており、現場での調整が困難とな
る。また、図12に示すような隅肉溶接やボルト接合
は、もともと煩雑な作業である上に、上述した理由で精
密な位置合わせが難しいために、後期が長くなってしま
うという問題点がある。
されたもので、その目的は、波形の鋼板ウエブを現場に
おいて容易に接合し、効率的な施工が可能な橋桁を提供
すること、又は波形となった鋼板ウエブとコンクリート
床版との接合部に高い耐久性及び信頼性を有する橋桁を
提供することである。
に、請求項1に記載の発明は、 コンクリートからなる
上床版及び下床版と、 上下方向の折曲げ線によって波
形に曲折された鋼板材からなり、前記上床版と下床版と
を連結する鋼板ウェブとを有する橋桁であって、 前記
鋼板ウェブを構成する複数の鋼板材を、該橋桁の軸線方
向に連続させるための接合部が、該鋼板材の上下方向の
端縁に沿って形成され、 該接合部は、接合される双方
の鋼板材の端縁が突き合わせられるか又は重ね合わせら
れ、 双方の前記鋼板材に、その端縁とほぼ平行にそれ
ぞれ添設板が取り付けられ、 該添設板は、前記鋼板材
と離れた位置で先端が互いに突き合わせられるか又は重
ね合わされ、 接合される双方の鋼板材と二枚の前記添
設板とで囲まれる部分にコンクリートが充填されている
橋桁を提供する。
ェブを橋軸方向に接合する部分がコンクリートを打設す
ることによって形成されるので、現場での溶接工程は不
要となる。したがって、溶接作業によって工程が長くな
ることがなく、円滑に作業を進めることができる。ま
た、接合部が溶接や高力ボルトによる接合のようにあら
かじめ鋼板材を精密に加工しておく必要がなく、接合す
る鋼板ウェブの相対位置を現場で適宜に調整して接合す
ることができ、作業性が良好となる。さらに、鋼板ウェ
ブの接合部にコンクリート部材が一体化されるので、ウ
ェブの剛性が大きくなり、ウェブの補強効果が期待でき
る。
の橋桁において、 接合される前記鋼板材と前記添設板
とには、これらで囲まれる範囲の内側に向かって、コン
クリートに埋め込んで一体化するための複数の突起が設
けられているものとする。
に記載の橋桁において、 前記突起の付け根付近には、
前記鋼板材と添設板とで囲まれた範囲の周方向に鉄筋が
配置されているものとする。
る鋼板材と添設板とに設けられた突起、例えばスタッド
ジベルを介して剪断力及びその他の力がコンクリートに
伝達され、さらに他方の鋼板材に伝達される。したがっ
て、鋼板ウェブの接合が緊密なものとなる。また、突起
の付け根付近に鉄筋を配置することによって接合部のコ
ンクリートは有効に補強され、鋼板ウェブに作用する剪
断力等は接合部においても円滑に伝達される。
からなる上床版及び下床版と、 上下方向の折曲げ線に
よって波形に曲折された鋼板材からなり、前記上床版と
下床版とを連結する鋼板ウェブとを有する橋桁であっ
て、 前記鋼板ウェブの一方の側面の上縁付近又は下縁
付近に、コンクリートに埋め込んで一体化するための複
数の突起が設けられ、 前記上床版又は下床版のコンク
リートが、前記鋼板ウェブの側面に接触し、前記突起を
埋め込むように形成されている橋桁を提供するものであ
る。
る床版は、波形となった鋼板ウェブの側面に密着し、突
起によって強固に一体化される。これにより、鋼板ウェ
ブは、溶接部を介することなくコンクリート床版と直接
に一体化され、構造的な信頼性が向上する。また、箱形
となった桁断面の外側では、いわゆるトリプルポイント
が、波形となった鋼板材の端縁となり、鋼板ウェブの大
きな応力が作用する部分から離れた位置とすることがで
きる。これにより耐久性にが向上する。
の橋桁において、 前記鋼板ウェブの前記突起が設けら
れた側面に、横方向に突き出した片フランジを有し、
前記上床版又は下床版のコンクリートが、前記片フラン
ジに接触するとともに、該片フランジに設けられた突起
を埋め込むように形成されているものとする。
ェブの側面とこの鋼板ウェブから突き出した片フランジ
と密接するように接合され、広い範囲で力が伝達される
構造となる。したがって、応力の集中が回避され、信頼
性の高い構造となる。また、箱形断面の内側でもコンク
リートと鋼ウェブとの接触点を、大きな応力が作用する
部分から離れた位置とすることができる。
実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態
である橋桁を示すもので、波形鋼板ウエブを有する橋桁
の切断面とその周辺部を斜め下方からの見た斜視図とし
て示すものである。この橋桁は、プレストレストコンク
リートからなる上床版11及び下床版12と、鋼板材を
波形に曲折した鋼板ウェブ10とで主要部が構成されて
おり、橋軸方向に所定の長さのブロックごとに波形の鋼
板材を接合し、この部分の上床版11及び下床版12の
コンクリートを順次に打設することによって構築された
ものである。
箱形の断面の内側に張設されたケーブル(図示しない)
の引張力によって導入されており、必要に応じて、上床
版11及び下床版12のコンクリート内部に緊張材が配
置され、この緊張材の張力によってプレストレスが導入
される。また、上床版11のコンクリート内には、橋軸
と直角方向に、所定間隔で緊張材が埋め込まれ、橋面に
作用する輪荷重等に耐え得るようにプレストレスが導入
されている。
コンクリートからなる上床版11との接合部を示し、符
号Bは施工ブロックb1 と施工ブロックb2 との間にお
ける鋼板ウエブ10の接合部である。
る上床版11の接合部は次のような構造となっている。
鋼板ウエブ10の上端部には、端縁から所定の距離L1
の位置に、ウエブの内側に沿って横方向に突き出した片
フランジ13が溶接によって取り付けられている。この
片フランジ13は、図2に示すように、鋼板ウエブ10
に対して直角に接合されており、従って、鋼板ウエブ1
0の鉛直線に対する傾斜角度θ1 と、片フランジ13の
水平線に対する傾斜角度θ2 とは等しくなっている(θ
1 =θ2)。勿論、片フランジ13の取り付け角度を調
整してθ2 をθ1 と異なる値に設定してもよい。
に、鋼板ウエブ10の屈曲した形状に合わせて輪郭が形
成されており、従って、鋼板ウエブ10の凹んだ箇所と
突出した箇所との双方に端縁を密着させて溶接固定され
ている。そして、片フランジ13は、鋼板ウエブ10が
内側に凸状となった位置においても所定の幅L2 を有す
るように、該片フランジの形状及び寸法が設定されてい
る。
接合された位置より端部側の内側面に、スタッドジベル
14aが所定の間隔で植設されている。また、上記片フ
ランジにも上記鋼板ウェブに植設されたものと対向する
ようにスタッドジベル14bが植設され、これらの面
が、上床版11のコンクリートとの接合面となってい
る。
下面に突出して形成された橋軸方向に延びる突部15を
有しており、この突部の外側面を鋼板ウエブ10の内側
面に密着させ、突部15の下面を片フランジ13の上面
に密着させ、それぞれのスタッドジベル14を埋め込む
ことにより固着させられている。なお、下床版との接合
も、ほぼ同様の構成によるものであり、鋼板ウェブ及び
片フランジに植設されたスタッドジベルによって強固に
固着される。
リートからなる上床版11は、スタッドジベル14を介
して鋼板ウエブ10及び片フランジ13と一体化され、
力が鋼板ウェブ10から直接に上床版11のコンクリー
トに伝達される。また、片フランジ13を介しても力が
伝達され、荷重伝達の分散性が向上し、全体として高い
強度を得ることができる。また、耐久性の点で問題とな
るトリプルポイントTpを大きな応力が作用する部分か
ら離れた位置とすることができ、高い耐久性を有するも
のとなる。
て説明する。鋼板ウエブ10を形成する鋼板材の橋軸方
向の端部には、図3に示すように、端縁と平行に添設板
16が溶接によって取り付けられ、鋼板ウェブ10から
分岐して該鋼板ウェブ10と離れて対向するものとなっ
ている。この添設板16の上下端は、片フランジ13に
突き当てられ、隙間なく溶接されている。このような添
設板16を取り付けることによって、この添設板16a
と鋼板ウェブ10aとの間に、鋼板ウェブ10aの端縁
に沿って開口し、上下方向に延びる溝状の凹部17aが
形成されている。そして、凹部17の内面にはスタッド
ジベル14cが植設されている。
ウエブ10bの端部にもこれと同様の溝状の凹部17b
が形成されており、両者を突き合わせることにより、六
角形状の柱状空間が形成される。この内部にコンクリー
ト23を打設することによって両者を接合している。こ
の例では、一方の添設板16bの端縁付近を他方に重ね
あわせ、その縁辺を溶接で接合しているが、接合される
双方の添設板を互いに突き合わせるようにし、外側に補
強板を溶接するようにしてもよい。また、突き合わせる
だけでもよい。
とに構築する工程を説明する。片持架設工法の場合は、
橋脚上から両側に継ぎ足すように橋桁を構築してゆくの
で、既に構築されている橋桁の張り出し部先端に、新た
な橋桁のブロックを構築する。したがって、張り出した
橋桁の先端部で鋼板ウェブ10は、図4に示すように溝
状の凹部17が開口した状態となっている。また、押し
出し工法の場合は、桁の押し出し方向の後方端に、新た
なブロックが形成されるものであり、既に構築された桁
の後方の端部に鋼板ウェブが突出し、その端縁に溝状の
凹部が形成されている。なお、新たなブロックを接合す
る端面で鋼板ウェブ10が突出しているのは、施工性を
考慮して上床版11及び下床版12のコンクリートの打
継ぎ目を鋼板ウェブ10の端縁よりやや離れた位置に設
定していることによるものである。
凹部17内には、図5に示すように、縦筋19とこれを
楕円筒状に束ねるフープ筋20とからなる鉄筋カゴ21
を配置する。そして、図6及び図7に示すように、新設
するブロックのための鋼板ウエブ10bを所定位置に据
え付ける。このとき、鋼板ウェブ10a,10bの端部
は直接に溶接や高ボルト等で結合するものではないの
で、鋼板ウェブ10bの位置や角度等の位置調整は容易
におこなうことができる。
リートを打設するための型枠(図示しない)を、片フラ
ンジ13もしくは下床版と密接する片フランジ18及び
鋼板ウェブ10と連続するように構築した後、コンクリ
ートを打設する。また、接合部の鋼板ウェブ10と添設
板16とによって囲まれた柱状空間22内にも、上部の
開口から同時にコンクリートを打設する。その後、必要
に応じて、重ね合わされた添設板16を溶接接合し、補
強することができる。また、鋼板ウェブ10又は添設板
16の端縁が突き合わされているときには、別の鋼板材
を当接し、この板材と両側の鋼板ウェブ10又は添設板
16とを溶接接合してもよい。なお、このような溶接作
業は、橋桁をブロックごとに接合するように構築した後
の随時に行なうことができるので、この工程によって橋
桁全体を架設する工程が支配されることはない。このよ
うに、上床版と一体に接合部のコンクリート打設を行な
うことにより、打設作業を効率化することができる。
作業によって工程が支配されることがなく、合理的な工
程で迅速な施工が行われる。また、接合部で鋼板ウェブ
となる鋼板材の位置調整が容易となり、コンクリート打
設後の変位を見越した、いわゆる上げ越しを容易に行な
うことができる。
桁では、鋼板ウエブを接合する際に、接合される波形の
鋼板材の位置及び角度等を適宜に調整することができ、
鋼板材に精密な加工をすることなく、上げ越し等の桁構
築後の変形等にも充分に対応することができる。また、
現場での溶接工程等によって橋桁の架設工程が支配され
ることがなく、溶接やボルトの締結のような精密さを要
する作業を含まないので、鋼板ウエブの接合を効率的に
行うことができる。
の接合部は、鋼板ウェブの内側面にコンクリートを密着
する構造となっているので、耐久性の点で問題となる、
いわゆるトリプルポイントが構造の重要な部分から離れ
た位置となるように設定することができ、高い耐久性を
得ることができる。また、鋼板ウェブがコンクリートと
直接に接合され、構造的な信頼性が向上する。
る。
て構築する工程における接合端部を示す概略斜視図であ
る。
ブの接合端部に鉄筋カゴを配置する工程を示す概略斜視
図である。
ある。
前の状況を示す概略斜視図である。
部を示す斜視図である。
示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
例を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリートからなる上床版及び下床
版と、 上下方向の折曲げ線によって波形に曲折された鋼板材か
らなり、前記上床版と下床版とを連結する鋼板ウェブと
を有する橋桁であって、 前記鋼板ウェブを構成する複数の鋼板材を、該橋桁の軸
線方向に連続させるための接合部が、該鋼板材の上下方
向の端縁に沿って形成され、 該接合部は、接合される双方の鋼板材の端縁が突き合わ
せられるか又は重ね合わせられ、 双方の前記鋼板材に、その端縁とほぼ平行にそれぞれ添
設板が取り付けられ、 該添設板は、前記鋼板材と離れた位置で先端が互いに突
き合わせられるか又は重ね合わされ、 接合される双方の鋼板材と二枚の前記添設板とで囲まれ
る部分にコンクリートが充填されていることを特徴とす
る橋桁。 - 【請求項2】 接合される前記鋼板材と前記添設板と
には、これらで囲まれる範囲の内側に向かって、コンク
リートに埋め込んで一体化するための複数の突起が設け
られていることを特徴とする請求項1に記載の橋桁。 - 【請求項3】 前記突起の付け根付近には、前記鋼板
材と添設板とで囲まれた範囲の周方向に鉄筋が配置され
ていることを特徴とする請求項2に記載の橋桁。 - 【請求項4】 コンクリートからなる上床版及び下床
版と、 上下方向の折曲げ線によって波形に曲折された鋼板材か
らなり、前記上床版と下床版とを連結する鋼板ウェブと
を有する橋桁であって、 前記鋼板ウェブの一方の側面の上縁付近又は下縁付近
に、コンクリートに埋め込んで一体化するための複数の
突起が設けられ、 前記上床版又は下床版のコンクリートが、前記鋼板ウェ
ブの側面に接触し、前記突起を埋め込むように形成され
ていることを特徴とする橋桁。 - 【請求項5】 前記鋼板ウェブの前記突起が設けられ
た側面に、横方向に突き出した片フランジを有し、 前記上床版又は下床版のコンクリートが、前記片フラン
ジに接触するとともに、該片フランジに設けられた突起
を埋め込むように形成されていることを特徴とする請求
項4に記載の橋桁。
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JP2000165461A JP4347500B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 橋桁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001342611A true JP2001342611A (ja) | 2001-12-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP4347500B2 (ja) |
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