JP2003055916A - 波形鋼板のコンクリート床版用型枠 - Google Patents
波形鋼板のコンクリート床版用型枠Info
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Abstract
して構成した波形鋼板ウェブ橋において、波形鋼板ウェ
ブの座屈強度や、波形鋼板ウェブとコンクリート床版と
の接合部分の耐久性などの改善を図ることができる、波
形鋼板ウェブとコンクリート床版との接合方法を提案す
る。 【解決手段】 波形銅版ウェブ1とコンクリート床版と
を接合して構成した波形鋼板ウェブ橋において、前記波
形鋼板ウェブと前記コンクリート床版との接合に際し、
波形鋼板に、当該鋼板の前記コンクリート床版と接合す
る端面から所定距離の位置に所定の角度で板状部材を前
記波形綱板に溶接し、次いで前記波形鋼板に、前記端面
と前記板状部材との間に多数の貫通孔9を形成し、さら
に前記貫通孔に鉄筋を挿入した後、コンクリートを打設
してコンクリート床版と波形鋼板ウェブとの接合を行
う。
Description
コンクリート床版とを接合する際に用いられるコンクリ
ート床版用型枠に関する。詳しくは、波形鋼板ウェブに
固定されて用いられるコンクリート床版用型枠の補助用
型枠に関する。
道路橋に関しては、構造用鋼板を折り曲げて波形形状に
成形した鋼板を用いた波形鋼板ウェブPC橋が設置され
ている。
した。橋21の路面を形成するコンクリート上床版22
と、橋脚(図示せず)上に載置するコンクリート下床版
23との間に、波形鋼板ウェブ26を配置している。内
ケーブル24、外ケーブル25共にプレスとレス導入の
ために設けたものである。
2とを接合するには幾つかの方法がある。図5には、従
来例の第1として、コンクリート上床版(図示せず)と
波形鋼板ウェブ26との接合部分の略図を示した。波形
鋼板ウェブ26の上端面に接合棒鋼27を溶接し、波形
鋼板ウェブ26に設けた多数の貫通孔28に貫通横鉄筋
29を挿通し、この鉄筋を配筋した箇所にコンクリート
を打設して、コンクリート床版(図示せず)と波形鋼板
ウェブ26とを一体化するものである。
方法を詳細に説明するものである。なお、図6では、図
5で示した波形鋼板ウェブ26の上端面に配設した接合
棒鋼27や貫通横鉄筋29は省略している。図6(a)
は、コンクリート上床版22、型枠30の一部を合わせ
て示した平面図略図である。図6(b)は、同正面図略
図である。
鋼板ウェブ26の波型形状に合わせて波形に切断してコ
ンクリート打設専用に作製される。次に、型枠30は波
形鋼板ウェブ26の側面に突き当てて固定される。さら
に、型枠30と波形鋼板ウェブ26との合わせ面31の
隙間からのノロ漏れ防止のため、隙間にコーキング処理
が行われる。その後、波形鋼板ウェブ26の上端部がコ
ンクリート床版22に埋め込まれるように、コンクリー
トが型枠30上に打設される。
形鋼板ウェブ26の上端面にフランジプレート41が溶
接により取り付けられる。そして、フランジプレート4
1上には多数のスタッドジベル42が設けられている。
フランジプレート41上にコンクリートを打設してコン
クリート床版(図示せず)を形成する。
ェブ26の上端面に溶接して設けたフランジ43上に断
面略L字形のアングル44が多数溶接して配置される。
そして、アングル44に設けた貫通孔に鉄筋45が挿通
される。その後、フランジ43上にコンクリートを打設
してコンクリート床版(図示せず)を形成する。
ェブ26の端面にはCT型鋼46が溶接して設けられ
る。そして、CT型鋼46には多数のスタッドジベル4
2が設けられている。このCT型鋼46に、多数の貫通
横鉄筋47が挿通される。その後、CT型鋼46上にコ
ンクリートを打設してコンクリート上床(図示せず)が
形成される。
については、波形形状に切断した上側床版用型枠を波形
鋼板ウェブ側面に突き当てて固定し、合わせ面はノロ漏
れ防止のためコーキングを施す必要がある。このため作
業性が悪く、また、完全なノロ漏れ防止は困難であり、
型枠を取り外した後のコンクリート打設面の外観が汚く
なる。さらに、型枠は波形鋼板ウェブの波型形状に合わ
せた形状であるため、型枠を解体後に再使用できず焼却
処理されることが多い。
て、波形鋼板ウェブ26の上端面に型鋼(平鋼、CT鋼
等)を溶接した構造の場合には、型鋼の橋軸方向板厚面
にコンクリート打設用専用型枠を突き当てて専用固定金
具で堅固にボルト固定するため、合わせ面からのノロ漏
れが少なくなって外観は良好となる。また突き当て面が
直線のため型枠を波形鋼板ウェブの波形形状に合わせて
切断する作業が不要である。
んでコンクリート上床版と接合する場合、施工現場で波
形鋼板ウェブの形状に合わせて型枠を製作したり、型枠
を形鋼板ウェブに取付けたりする作業性の問題や、コン
クリートノロ漏れによる外観上の問題を解決することに
ある。
に、本発明の第1の態様は、波形鋼板ウェブの断面形状
に合わせた波形の平面形状を有する二枚の板からなり、
前記波形鋼板ウェブの両側に挟み込むように、前記波形
鋼板ウェブの先端部の近くに設けられた型枠補助用板材
である。
材は、アングル又は平鋼を用いて前記波形鋼板ウェブに
ボルト固定されたものであることを特徴とする型枠補助
用板材である。
材が、前記波形鋼板ウェブの上端部側に設けられたもの
であることを特徴とする型枠補助用板材である。
と接合して用いる波形鋼板ウェブの先端部の近傍に、型
枠補助用板材をアングル又は平鋼を用いてボルト固定
し、次いで、前記型枠補助用板材に型枠を突き当てて固
定し、コンクリートを打設することを特徴とするコンク
リート床版と波形鋼板ウェブとの接合方法である。
に説明する。図1は、コンクリート上床版(図示せず)
と波形鋼板ウェブ1との接合部分の一部を示す斜視図略
図である。波形鋼板ウェブ1の先端部から下方の位置
に、型枠補助用板材3がアングル5を用いて波形鋼板ウ
ェブ1に取り付けられている。なお、アングル5に変え
て平鋼等を用いて型枠補助用板材3を波形鋼板ウェブ1
に取り付けることもできる。
に、型枠(図示せず)が突き当てられて固定される。波
形鋼板ウェブ1の上端面には、接合棒鋼(図示せず)が
溶接され、波形鋼板ウェブ1に設けた多数の貫通孔9に
貫通横鉄筋(図示せず)が挿通され、その後、型枠補助
用板材3の取り付け位置から上方にコンクリート上床版
が打設され、波形鋼板ウェブ1と一体化される。
材3を取り付ける例を示すものである。図2(a)組立
て前の、波形鋼板ウェブ1と型枠補助用板材3を示した
斜視図である。図2(b)は、波形鋼板ウェブ1にアン
グル5を用いて型枠補助用板材3を固定した組立図略図
である。
断面形状に合わせた波形の平面形状を有する二枚の板か
らなる。波形鋼板ウェブ1と型枠補助用板材3は、波形
鋼板ウェブ1の上端から下方への所定の位置の両側(図
の矢印参照)にアングル5を用いてボルト7で固定され
る。ボルト固定することにより波形鋼板ウェブと型枠補
助用板材3の密着が良好となる。
材3の取付け角度は任意の角度で取付けて良い。また、
波形鋼板ウェブ1への取付け箇所は、施工状態によって
変化させる。型枠補助用板材3の材質は、鉄鋼材であれ
ば良く、例えば海岸耐候性鋼のSS400等が用いられ
る。アングル5は、鉄鋼材で良く、例えばSS400等
が用いられる。ボルトは、例えば摩擦接合用トルシア型
高力ボルトが用いられる。
より詳細に説明するものである。図3(a)は、波形鋼
板ウェブ1、型枠補助用板材3、型枠11およびコンク
リート上床版13との一部を合わせて示した平面図略図
である。図示していないが、波形鋼板ウェブ1とコンク
リート下床版との接合にも適用できる。図3(b)は、
同正面図略図である。
材3が設けられ、アングル5を用いて型枠補助用板材3
と波形鋼板ウェブ1とを挟んでボルト締め等により固定
されている。なお、型枠補助用板材3と波形鋼板ウェブ
1とのボルト締め箇所の隙間からのノロ漏れ防止のた
め、隙間にコーキング処理を行っても良い。型枠補助用
板材3の橋軸方向厚板面には、型枠11が突き当てられ
て固定されている。その後、波形鋼板ウェブ1の上端部
がコンクリート床版13に埋め込まれるように、コンク
リートが型枠11上に打設される。
状に合わせて波形に切断する必要がなく、また、型枠補
助用板材3が型枠の一部の役割を担うため、コンクリー
ト床版の打設時にも通常の型枠が使用でき、例えば木製
合板が用いられる。
ることにより、波形鋼板ウェブ形状に合わせて波形に切
断した型枠を用いる必要がなく、通常の型枠が使用でき
るようになった。また、コンクリートノロ漏れによる外
観不具合がなくなった。
鋼板ウェブ斜視図である。
す図である。
接合の第1の例を示す斜視図である。
た型枠の図である。
接合の第2の例を示す斜視図である。
接合の第3の例を示す斜視図である。
接合の第4の例を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 波形鋼板ウェブの断面形状に合わせた波
形の平面形状を有する二枚の板からなり、前記波形鋼板
ウェブの両側に挟み込むように、前記波形鋼板ウェブの
先端部の近くに設けられた型枠補助用板材。 - 【請求項2】 前記型枠補助用板材は、アングル又は平
鋼を用いて前記波形鋼板ウェブにボルト固定されたもの
であることを特徴とする請求項1に記載の型枠補助用板
材。 - 【請求項3】 前記型枠補助用板材が、前記波形鋼板ウ
ェブの上端部側に設けられたものであることを特徴とす
る請求項1に記載の型枠補助用板材。 - 【請求項4】 コンクリート床版と接合して用いられる
波形鋼板ウェブの先端部の近傍に、型枠補助用板材をア
ングル又は平鋼を用いてボルト固定し、次いで、前記型
枠補助用板材に型枠を突き当てて固定し、コンクリート
を打設することを特徴とするコンクリート床版と波形鋼
板ウェブとの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246359A JP2003055916A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 波形鋼板のコンクリート床版用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246359A JP2003055916A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 波形鋼板のコンクリート床版用型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003055916A true JP2003055916A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19075922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001246359A Pending JP2003055916A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 波形鋼板のコンクリート床版用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003055916A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015140621A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | 東日本高速道路株式会社 | 鉄筋コンクリート部材と鋼製部材との接合構造 |
JP2015178741A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 大成建設株式会社 | Pc箱桁橋と、波形鋼板に接続された鋼フランジの下方に下床板コンクリートを施工する方法 |
JP2017203298A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 首都高速道路株式会社 | 床版接合構造および床版更新方法 |
KR102182284B1 (ko) * | 2020-08-14 | 2020-11-24 | 주식회사 하이브리텍 | 파형강판을 이용한 합성형 거더 및 그 제작 방법 |
-
2001
- 2001-08-15 JP JP2001246359A patent/JP2003055916A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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A521 | Written amendment |
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A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090707 |