JP6435120B2 - 仮橋構造 - Google Patents
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Description
このような仮橋として、例えば特許文献1には、平行して架設された複数本の主桁(プレートガーダー)と、これらの主桁の上部に敷設された覆工板とを有したものが開示されている。
従来の仮橋における飛来落下防止策工としては、仮橋の主桁の下側フランジにネットや木製の足場板を設置するのが一般的である。
デッキプレートは、ネットや木製の足場板等と比較して、長期的に使用することが可能なため、メンテナンスに要する手間を省略することができる。
なお、前記デッキプレートは、前記フランジに溶接あるいはボルト止めすればよく、簡易に施工することができる。
複数の主桁2,2,…は、橋軸方向に沿って平行に架設されている。
本実施形態では、継ぎ材6として、横桁61、斜材62、横構63(図1参照)を使用するが、継ぎ材6の構成は限定されない。
本実施形態では、主桁2,2の間に、上下2段の横桁61,61を横架させている。なお、横桁61の配置や本数は限定されない。
横桁61の端部は、取付板64に溶接されている。なお、横桁61の固定方法は限定されるものではなく、例えば、取付板64にボルト接合してもよい。
取付板65は、鋼板からなり、横桁61の上端から立設している。
本実施形態では、2本の斜材62,62をV字状に配設している。斜材62の一端は主桁2と上側の横桁61との角部に固定されており、斜材61の他端は下側の横桁61の中央部に固定されている。なお、斜材62の本数や配置は限定されない。
斜材62の取付板64,65への固定方法は限定されるものではなく、例えば、溶接あるいはボルト止めすればよい。
横構63は、橋軸方向に対して傾斜している。横桁63の一端は、一方の主桁2に固定されており、横構63の他端は、横構63の一端に対して橋軸方向でずれた位置において、他方の主桁2に固定されている。
なお、横構63の構成や、配置等は限定されるものではない。
本実施形態では、リブ材23,23,…を、ウェブ22の側面に所定の間隔で固定することで、主桁2を補強している。
本実施形態では、ウェブ22の両面に、一対のリブ材23,23を配設している。
なお、リブ材23の配設ピッチ、板厚、固定方法等は限定されるものではない。また、リブ材23は、必要に応じて配設すればよく、省略してもよい。
仮橋構造1の上面を覆う複数の覆工板3,3,…は、仮橋構造1の路面を形成している。なお、仮橋構造1(覆工板3,3,…)の上面は、必要に応じて舗装してもよい。
なお、覆工板3の形状寸法は、仮橋構造1の規模や、通行量等により想定される仮橋構造1の上載荷重等に応じて適宜設定すればよい。
デッキプレート4の幅寸法は、図2に示すように、左右に隣り合う主桁2,2のウェブ22,22同士の間隔よりも小さく、フランジ21,21同士の間隔よりも大きい。また、本実施形態のデッキプレート4は、メッキ加工(例えば、亜鉛メッキ)が施されている。
また、本実施形態では、デッキプレート4の突条および溝が橋軸方向と平行になるように、デッキプレートを配設する。また、デッキプレート4の橋軸方向の端部(前後の辺)には支持部材を配設していない。なお、デッキプレート4の向きや支持構造は限定されない。
なお、橋軸方向に隣り合うデッキプレート4,4同士は、端面同士を突き合わせた状態で接合する。デッキプレート4,4同士の接合方法は限定されるものではなく、例えば、溶接あるいはボルト接合すればよい。
なお、デッキプレート4は、上方からフランジ21,21上に載置させることにより設置してもよい。
防護柵5は、主桁2の上側のフランジ21に固定されている。
なお、防護柵5は、必要に応じて設置すればよい。また、防護柵5の構成は限定されるものではなく、例えば、いわゆるガードレールであってもよい。また、防護柵5の固定方法等も限定されない。
そのため、本実施形態の仮橋構造1を利用することで、供用中の道路等の上方での作業を、交通を止めることなく安全に実施することができる。
また、デッキプレート4は、ネットや木製の足場板等と比較して、強度が高いため、安全性にも優れている。
また、デッキプレート4は、溶接あるいはボルト止めにより固定することで、簡易に設置することができるとともに、主桁2がリース材であったとしても、デッキプレート4を固定することによる主桁2の損傷を最小限に抑えることができる。
例えば、本実施形態の仮橋構造の用途は限定されない。例えば、供用中の道路や線路を横断する仮橋として使用するほか、仮橋構造の幅を広げることで、作業台として使用してもよい。
2 主桁
21 フランジ
22 ウェブ
3 覆工板
4 デッキプレート
Claims (1)
- 橋軸方向に沿って架設された複数の主桁と、
前記主桁の上面に敷設された覆工板と、
左右に隣り合う前記主桁同士を連結する継ぎ材と、を備える仮橋構造であって、
前記主桁は、上下一対のフランジと、前記フランジ同士の間に配設されたウェブとを備えており、
前記継ぎ材は、橋軸方向に対して傾斜した状態で左右に隣り合う前記主桁の下部同士を連結する斜材である横構を備えていて、
隣り合う一対の前記主桁の下側のフランジ同士に複数のデッキプレートが橋軸方向に連続して架設されていて、
前記複数のデッキプレートが、前記下側のフランジに溶接されていることを特徴とする、仮橋構造。
Priority Applications (1)
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JP2014113809A JP6435120B2 (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 仮橋構造 |
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Family Applications (1)
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JP2014113809A Active JP6435120B2 (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 仮橋構造 |
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