JP6740846B2 - 床版取替構造及び床版取替工法 - Google Patents

床版取替構造及び床版取替工法 Download PDF

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Description

本発明は、床版を取り替えるために用いられる床版取替構造及び床版取替工法に関する。
従来から、橋梁コンクリート床版の取替え工事に際し、短時間の作業で既設床版を撤去でき、続いて新設床版の取替えも短時間に能率的に行え、交通渋滞を発生させないものとして、例えば、特許文献1、2に開示された床版取替方法等が提案されている。
特許文献1に開示された床版取替方法は、橋梁の主桁に支持されて敷設されている鉄筋コンクリート床版を鋼床版に取り替えるために、鉄筋コンクリート床版を除去した位置に鋼床版を配するものである。特許文献1に開示された床版取替方法は、鉄筋コンクリート床版の下方で主桁に適宜な間隔に配して床版支持ブラケットを取り付けて、主桁の上フランジに位置した部分の鉄筋コンクリート床版を除く他の部分を除去して主桁の上フランジ部分に残留部を設けて、除去した鉄筋コンクリート床版に替わる鋼床版の横リブが残留部を回避して配されて、該横リブを床版支持ブラケットに取り付けることを特徴とする。
特許文献2に開示された取替え工法は、補修が必要とされる位置のコンクリート床版を新設床版に取り替えるものであり、取り替えられる位置の既設床版における鋼桁ウェブを橋軸方向に沿って切断して上下方向に分割し、既設床版を鋼桁の上側ウェブごと撤去する。特許文献2に開示された取替え工法は、別途製作された、下面に既設床版のものと対応した鋼桁上側ウェブを備える新設床版を、既設鋼桁の下側ウェブ上に設置して、既設鋼桁の下側ウェブと新設床版の鋼桁上側ウェブとを一体に接合することを特徴とする。
特許第5878657号公報 特開2007−239365号公報
ここで、特許文献1に開示された床版取替方法は、橋梁に敷設された鉄筋コンクリート床版を鋼床版に取り替える作業を極力短時間で行うために、主桁の上フランジに位置した部分の既存の鉄筋コンクリート床版に残留部を設けるものとする。しかし、特許文献1に開示された床版取替方法は、鉄筋コンクリート床版の残留部の周囲が床版支持ブラケット及び新設の鋼床版に取り囲まれて閉空間が形成されるため、橋梁等の供用開始後に閉空間の点検等が困難となることでメンテナンス性が劣るものとなる。
また、特許文献1に開示された床版取替方法は、鉄筋コンクリート床版の下方で主桁に適宜な間隔に配して床版支持ブラケットが取り付けられるため、新設の鋼床版の横リブと床版支持ブラケットとの接続箇所が橋軸方向で断続的に設けられるものとなる。このとき、特許文献1に開示された床版取替方法は、新設の鋼床版の横リブの接続箇所が断続的に設けられるため、新設の鋼床版の複数の横リブに主桁からのせん断力が十分に伝達されず、新設の鋼床版に対する主桁による支持力が不十分なものとなる。
また、特許文献2に開示された取替え工法は、既設鋼桁の下側ウェブと新設床版の鋼桁上側ウェブとが一体に摩擦接合されて、既設床版を新設床版に取り替えるときに場所打ちコンクリートを施工する必要がないため、交通規制の時間短縮が実現できるとされている。しかし、特許文献2に開示された取替え工法は、既設鋼桁のウェブを切断して撤去するため、新設床版の鋼桁上側ウェブを既設鋼桁の下側ウェブに接合するまでの間、既設鋼桁が一時的に強度不足となるとともに、新設床版に対する支持力も不十分なものとなる。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであって、その目的とするところは、新設床版に対する既設鋼桁による支持力を十分に確保して、交通規制の影響を軽減できる床版取替構造及び床版取替工法を提供することにある。
第1発明に係る床版取替構造は、床版を取り替えるために用いられる床版取替構造であって、既設床版の下方に設けられた複数の既設鋼桁と、既設床版の撤去範囲で既設床版と取り替えられた状態とされて前記既設鋼桁に支持される新設床版とを備え、前記既設鋼桁は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向の両側に配置されて、一方の前記既設鋼桁で新設上フランジが設けられて上部が撤去されるとともに、他方の前記既設鋼桁に当該既設鋼桁の上フランジの幅を超えて側方に張り出した付加上フランジが設けられた状態となって、前記新設床版は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向の一方の片端部が一方の前記既設鋼桁の上方で前記新設上フランジ及び前記既設鋼桁の何れか一方又は両方に支持されるとともに、幅方向の他方の片端部が他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持され、前記新設上フランジ及び前記付加上フランジの何れか一方又は両方は、既設床版の橋軸方向の撤去範囲で、橋軸方向に連続させて設けられることを特徴とする。
第2発明に係る床版取替構造は、第1発明において、前記新設床版と前記付加上フランジは、橋軸方向に延びる桁リブで接続されていることを特徴とする。
発明に係る床版取替構造は、第1発明又は第2発明において、前記新設床版は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向に延びる複数の支持部材が橋軸方向に間隔を空けて設けられて、前記支持部材の幅方向の両端部が前記新設上フランジ及び前記付加上フランジに支持されることを特徴とする。
第4発明に係る床版取替工法は、床版を取り替えるために用いられる床版取替工法であって、既設床版の下方に設けられた複数の既設鋼桁から既設床版を撤去する撤去工程と、既設床版と取り替えられる新設床版を前記既設鋼桁に支持させて設置する設置工程とを備え、前記撤去工程では、既設床版が撤去される範囲で幅方向の両側に配置された各々の前記既設鋼桁のうち、一方の前記既設鋼桁で新設上フランジが設けられて上部が撤去されるとともに、他方の前記既設鋼桁に当該既設鋼桁の上フランジの幅を超えて側方に張り出した付加上フランジが設けられて、前記設置工程では、前記新設床版の幅方向で一方の片端部を一方の前記既設鋼桁の上方で前記新設上フランジ及び前記既設鋼桁の何れか一方又は両方に支持させるとともに、前記新設床版の幅方向で他方の片端部を他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持させ、前記新設上フランジ及び前記付加上フランジの何れか一方又は両方は、既設床版の橋軸方向の撤去範囲で、橋軸方向に連続させて設けられることを特徴とする。
第5発明に係る床版取替工法は、第4発明において、複数のレーンに分割されて幅方向に隣り合った第1レーン及び第2レーンにおいて既設床版の撤去と前記新設床版の設置とが順次実施されて、前記第1レーンにおける既設床版が撤去される範囲では、前記撤去工程と前記設置工程とを経ることで、前記新設床版の他方の片端部を他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持させた状態として、前記第2レーンにおける既設床版が撤去される範囲では、前記第1レーンにおける他方の前記既設鋼桁の上方から前記第2レーンにおける既設床版を撤去して、前記第1レーンにおける前記新設床版の他方の片端部の側方で、前記第1レーンにおける他方の前記既設鋼桁の上方に、前記第2レーンにおける前記新設床版を設置することを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、幅方向の両側に配置された各々の既設鋼桁に、新設上フランジ及び付加上フランジが取り付けられることで、各々の既設鋼桁の上部が既設床版とともに撤去された状態であっても、各々の既設鋼桁が新設上フランジ及び付加上フランジで補強されるため、既設鋼桁の一時的な耐力低下を回避することが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、新設床版の一方の片端部が一方の既設鋼桁で新設上フランジ及び既設鋼桁の何れか一方又は両方に支持されるとともに、新設床版の他方の片端部が他方の既設鋼桁で付加上フランジに支持されるため、新設床版が複数の既設鋼桁に幅方向で両端支持された状態とすることで、新設床版に対する既設鋼桁による支持力を十分に確保することが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、新設床版の他方の片端部が他方の既設鋼桁の側方で付加上フランジに支持されるため、第1レーンにおける既設床版が撤去された状態であっても、他方の既設鋼桁の上方に第2レーンにおける既設床版が設置された状態となる。そして、第1レーンにおける既設床版を新設床版に取り替えてから、第2レーンにおける既設床版を撤去することができるため、第1レーンと第2レーンとで各々の既設床版を同時に取り替えることを必要としないものとなり、道路橋等が全面通行止めとなることを回避して、交通規制の影響を軽減することが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、添接板を用いた摩擦接合等で新設床版の連結ができるため、場所打ちコンクリートの施工を必要としないで、交通規制の時間短縮を実現することが可能となる。第1発明〜第発明によれば、鉄筋コンクリート床版等の既設床版に残留部が設けられないため、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、第1発明〜第5発明によれば、新設上フランジ及び付加上フランジの何れか一方又は両方が、既設床版が撤去された範囲で、橋軸方向に連続させて設けられて、新設床版に既設鋼桁からのせん断力が十分に伝達されることで、新設床版と既設鋼桁とを一体構造(又は合成桁)として交通荷重に対して抵抗させることが可能となる。
特に、第発明によれば、新設床版の横リブ等の支持部材が幅方向の一方の片端部で新設上フランジに支持されるとともに、新設床版の横リブ等の支持部材が幅方向の他方の片端部で付加上フランジに支持されるため、新設床版となる鋼床版等と新設上フランジ及び付加上フランジとの接合作業を容易、迅速に実施することが可能となる。
本発明を適用した床版取替構造が用いられる道路橋を示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造を用いて既設床版が取り替えられる前の状態の道路橋を示す正面図である。 本発明を適用した床版取替構造で用いられる鋼床版の新設床版を示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造を示す正面図である。 本発明を適用した床版取替構造で一方の既設鋼桁に設けられる新設上フランジを示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造で他方の既設鋼桁に設けられる付加上フランジを示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造で既設床版とともに撤去された一方の既設鋼桁の上部を示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造で一方の既設鋼桁に取り付けられた新設床版の一方の片端部を示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造で他方の既設鋼桁に取り付けられた新設床版の他方の片端部を示す斜視図である。 本発明を適用した床版取替構造で既設床版とともに撤去された他方の既設鋼桁の上部を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した床版取替工法の撤去工程で既設鋼桁に新設上フランジ及び付加上フランジが取り付けられた状態を示す正面図であり、(b)は、そのA−A線端面図である。 (a)は、本発明を適用した床版取替工法の撤去工程で第1レーンにおける既設床版が撤去された状態を示す正面図であり、(b)は、そのA−A線端面図である。 (a)は、本発明を適用した床版取替工法の設置工程で第1レーンにおける新設床版が設置された状態を示す正面図であり、(b)は、そのA−A線端面図である。 (a)は、本発明を適用した床版取替工法で第2レーンにおける既設床版が撤去された状態を示す正面図であり、(b)は、そのB−B線端面図である。 (a)は、本発明を適用した床版取替工法で第2レーンにおける新設床版が設置された状態を示す正面図であり、(b)は、そのB−B線端面図である。 (a)は、第1レーンに設置された新設床版を示す拡大正面図であり、(b)は、第2レーンに設置された新設床版を示す拡大正面図であり、(c)は、第1レーンと第2レーンとで新設床版が連結された状態を示す拡大正面図である。 (a)は、図16(c)に示す新設床版のB−B線断面図であり、(b)は、図16(c)に示す新設床版のC−C線断面図である。
以下、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、図1に示すように、主に、既存の道路橋8や鉄道橋、桟橋、大型倉庫等、各種車輛や重機等の重量物が載る床版及びその床版を支える鋼桁を備えた構造物を対象として、破損又は老朽化等した床版を取り替えるために用いられる。
本発明を適用した床版取替構造1は、既設鋼桁7を利用して老朽化等した既設床版6を新設床版2に取り替えるものであって、既設床版6の下方に設けられた複数の既設鋼桁7と、既設床版6と取り替えられた状態で既設鋼桁7に支持される新設床版2とを備える。
既存の道路橋8等では、車両等の進行方向を橋軸方向Xとするとともに、橋軸方向Xと直交する方向を幅方向Yとする。そして、既存の道路橋8等では、必要に応じて、車両等が通行する車線ごとに、幅方向Yに分割された複数のレーンが設けられる。
既存の道路橋8等では、幅方向Yで複数のレーンに分割されることで、第1レーン81及び第2レーン82が幅方向Yで互いに隣り合って設けられる。このとき、既存の道路橋8等では、図2に示すように、第1レーン81から第2レーン82まで幅方向Yに延びて設けられた既設床版6が、複数の既設鋼桁7に支持された状態となっている。
既存の道路橋8等では、図2(a)に示すように、例えば、2車線で構成される場合には、既設床版6が3本の既存の既設鋼桁7に支持されている。このとき、既存の道路橋8等では、左側の既設鋼桁7から中間の既設鋼桁7までの範囲を第1レーン81とし、中間の既設鋼桁7から右側の既設鋼桁7までの範囲を第2レーン82として、各々のレーンにおいて、既設床版6の取替えが順次実施されるものとなる。
また、既存の道路橋8等では、図2(b)に示すように、3車線以上で構成される場合には、既設床版6が4本以上の既設鋼桁7に支持されている。このとき、既存の道路橋8等では、左側の車線を第1レーン81、中間の車線を第2レーン82として、既設床版6の取替えを実施した後に、中間の車線を第1レーン81、右側の車線を第2レーン82として、既設床版6の取替えが順次実施されるものとなる。
既設床版6は、橋軸方向X及び幅方向Yに延びて設けられて、高さ方向Zで所定の厚みとなる。このとき、既設床版6は、現実の取替対象となる施工現場で、主に、高さ方向Zの厚みが比較的小さい鉄筋コンクリート製等のコンクリート床版が多用されている。
既設鋼桁7は、橋軸方向Xに延びる複数のH形鋼等が幅方向Yに並べられて設けられる。このとき、既設鋼桁7は、主に、橋軸方向Xに対する断面形状が略H形状に形成されて、上フランジ71、下フランジ73及びウェブ72を有するH形鋼が用いられている。
新設床版2は、図3に示すように、主に、冷間加工鋼材製等の鋼床版20が用いられる。また、新設床版2は、必要に応じて、プレストレストコンクリート製、鉄筋コンクリート製、鋼コンクリート合成構造製、繊維補強コンクリート製、ダクタル(登録商標)製、鋳鉄製又はアルミニウム製等の床版が用いられてもよい。なお、コンクリート製の場合は、プレキャストであっても現場打ちであってもよい。
新設床版2は、橋軸方向X及び幅方向Yに延びて設けられて、高さ方向Zの上側に舗装25等が設けられる。そして、新設床版2は、幅方向Yに分割された各々のレーンごとに、幅方向Yで一方の片端部2aから他方の片端部2bまで連続させて設けられる。ここで、新設床版2は、鋼床版20が用いられる場合には、幅方向Yに延びる複数の支持部材として横リブ21が設けられる。また、新設床版2は、プレストレストコンクリート製等の床版が用いられる場合には、幅方向Yで一方の片端部2aから他方の片端部2bまで連続させた複数のH形鋼等が架設されて、幅方向Yに延びる複数の支持部材として床版の下部にH形鋼等が設けられる。
鋼床版20は、幅方向Yに延びる複数の横リブ21が設けられるとともに、橋軸方向Xに延びる複数の桁リブ22が設けられる。また、鋼床版20は、必要に応じて、橋軸方向Xに延びる複数の縦リブ23が設けられて、縦リブ23としては、例えば、Uリブ23a又は平リブ23b等、任意の形状の部材が用いられる。
鋼床版20は、複数の横リブ21が橋軸方向Xで互いに1m〜3m程度の間隔を空けて設けられる。鋼床版20は、幅方向Yで一方の片端部2aから他方の片端部2bまで連続させて横リブ21が設けられて、横リブ21の下側に横リブフランジ21aが形成される。また、鋼床版20は、幅方向Yの一方の片端部2a及び他方の片端部2bに桁リブ22が配置されて、桁リブ22の下側に必要に応じて桁リブフランジ22aが形成される。
既設鋼桁7は、図4に示すように、既設床版6が撤去された範囲となる既設床版6の撤去範囲で、幅方向Yの両側に配置される。このとき、既設鋼桁7は、幅方向Yで一方の既設鋼桁7に新設上フランジ3が設けられるとともに、幅方向Yで他方の既設鋼桁7に付加上フランジ4が設けられる。
既設鋼桁7は、幅方向Yで一方の既設鋼桁7において、図5に示すように、橋軸方向Xに延びるアングル材等が新設上フランジ3として設けられる。このとき、新設上フランジ3は、一方の既設鋼桁7のウェブ72の両側面に、一対のアングル材等がボルト接合等で取り付けられる。また、新設上フランジ3は、必要に応じて、橋軸方向Xで既設床版6が撤去される範囲の前後に至るまで、各々のアングル材等が連続させて取り付けられる。
既設鋼桁7は、幅方向Yで他方の既設鋼桁7において、図6に示すように、橋軸方向Xに延びて側方に張り出した鋼板等が付加上フランジ4として設けられる。このとき、付加上フランジ4は、他方の既設鋼桁7のウェブ72の片側面に鋼板等がボルト接合等で取り付けられる。また、付加上フランジ4は、必要に応じて、橋軸方向Xで既設床版6が撤去される範囲の前後に至るまで、鋼板等が連続させて取り付けられる。
付加上フランジ4は、既設鋼桁7のウェブ72の片側面から幅方向Yで側方に張り出すように形成される。付加上フランジ4は、付加上フランジ4の下方で側方に張り出すように形成された付加下フランジ43と付加ウェブ42で連結されて、付加上フランジ4及び付加下フランジ43の端部の側板44が、既設鋼桁7のウェブ72の片側面にボルト接合等で接合される。なお、付加上フランジ4は、必要に応じて、付加上フランジ4、付加下フランジ43及び付加ウェブ42に接合される補剛板45が設けられるほか、付加ウェブ42を板厚方向に削孔等することで、所定の数量のハンドホール30が付加ウェブ42に形成される。このとき、付加上フランジ4の側板44及び付加下フランジ43の側板44に対するボルト等の締込作業は、付加ウェブ42に形成されたハンドホール30等を適宜利用して実施することができる。
幅方向Yで一方の既設鋼桁7においては、図7に示すように、既設鋼桁7のウェブ72が橋軸方向Xに切断されて、既設鋼桁7の上部7aが既設床版6とともに撤去された状態となる。このとき、幅方向Yで一方の既設鋼桁7においては、既設鋼桁7のウェブ72が高さ方向Zに分割されて、上フランジ71及びウェブ上側72aが撤去される上部7aとなるとともに、下フランジ73及びウェブ下側72bが撤去されない残部7bとなる。
幅方向Yで一方及び他方の既設鋼桁7においては、既設鋼桁7のウェブ72が橋軸方向Xに切断される箇所の近傍で、ウェブ下側72bを板厚方向に削孔等することで、所定の数量の孔部70が形成される。このとき、既設鋼桁7のウェブ下側72bには、略円形状の孔部70が形成されるほか、必要に応じて、略長孔状の孔部70が形成されてもよい。
新設床版2は、図8に示すように、既設床版6が撤去された範囲で、幅方向Yの一方の片端部2aが、幅方向Yで一方の既設鋼桁7の上方で、既設鋼桁7に取り付けられた新設上フランジ3及び既設鋼桁7のウェブ72の何れか一方又は両方に支持される。新設床版2は、鋼床版20が用いられる場合に、幅方向Yの一方の片端部2aで、横リブ21のみが新設上フランジ3にボルト接合等で接合されて新設上フランジ3に支持されて、又は、桁リブ22のみが既設鋼桁7のウェブ72に摩擦接合等で接合されて既設鋼桁7に支持されてもよい。また、新設床版2は、幅方向Yの一方の片端部2aで、横リブ21が新設上フランジ3に支持されるとともに桁リブ22が既設鋼桁7のウェブ72に支持されてもよい。なお、桁リブ22と既設鋼桁7のウェブ72との接合方法は、例えば、図7に示す孔部70に挿通されたボルトで添接板41を固定する摩擦接合となるが、その他の接合方法を用いる場合は、必ずしも既設鋼桁7のウェブ72に孔部70が形成されなくてもよい。
新設床版2は、図9に示すように、既設床版6が撤去された範囲で、幅方向Yの他方の片端部2bが、幅方向Yで他方の既設鋼桁7の側方で、既設鋼桁7に取り付けられた付加上フランジ4に支持される。新設床版2は、鋼床版20が用いられる場合に、幅方向Yの他方の片端部2bで、横リブ21及び桁リブ22が付加上フランジ4に支持される。
新設床版2となる鋼床版20では、各々の横リブ21が付加上フランジ4に載置されて、横リブ21の横リブフランジ21aが付加上フランジ4にボルト接合等で接合される。さらに、新設床版2となる鋼床版20では、桁リブ22が付加上フランジ4に載置されて、桁リブ22の桁リブフランジ22aが付加上フランジ4にボルト接合等で接合される。なお、新設床版2となる鋼床版20では、必要に応じて、桁リブ22を板厚方向に削孔等することで、所定の数量のハンドホール30が形成される。
新設床版2となる鋼床版20では、既設床版6が撤去された範囲で、幅方向Yに延びる複数の横リブ21が橋軸方向Xに間隔を空けて設けられる。このとき、新設床版2となる鋼床版20では、図8、図9に示すように、横リブ21の幅方向Yの両端部が新設上フランジ3及び付加上フランジ4に固定されて支持される。新設上フランジ3及び付加上フランジ4の何れか一方又は両方は、橋軸方向Xで互いに隣り合った横リブ21まで、桁リブフランジ22aをボルト接合等で接合させて橋軸方向Xに連続させて設けられてもよい。
また、幅方向Yで他方の既設鋼桁7においては、図10に示すように、付加上フランジ4に支持された新設床版2の他方の片端部2bの側方から、幅方向Yに隣り合ったレーンにおける既設床版6が撤去されるものとなる。このとき、幅方向Yで他方の既設鋼桁7においては、特に、新設床版2の他方の片端部2bが付加上フランジ4を介して既設鋼桁7と接続された状態で、既設鋼桁7の上部7aが既設床版6とともに撤去された状態となる。
ここで、本発明を適用した床版取替工法は、図11〜図15に示すように、既設床版6の下方に設けられた複数の既設鋼桁7から既設床版6を撤去する撤去工程と、既設床版6と取り替えられる新設床版2を既設鋼桁7に支持させて設置する設置工程とを備える。
そして、本発明を適用した床版取替工法は、特に、複数のレーンに分割されて幅方向Yに隣り合った第1レーン81及び第2レーン82において、既設床版6の撤去と新設床版2の設置とが順次実施されて、道路橋8等の全体の床版が取り替えられるものとなる。
撤去工程では、最初に、図11に示すように、道路橋8等での第1レーン81における既設床版6が撤去される範囲で、幅方向Yの両側に既設鋼桁7が配置されている。そして、撤去工程では、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7のうち、一方の既設鋼桁7に新設上フランジ3が取り付けられるとともに、他方の既設鋼桁7に幅方向Yで側方に張り出した付加上フランジ4が取り付けられて設けられる。
撤去工程では、次に、図12に示すように、第1レーン81における既設床版6とともに一方の既設鋼桁7の上部が撤去される。そして、撤去工程では、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7のうち、他方の既設鋼桁7の上方にのみ第2レーン82における既設床版6が設置された状態となる。なお、撤去工程では、第1レーン81における既設床版6とともに一方の既設鋼桁7の上部を撤去した後、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7に、新設上フランジ3及び付加上フランジ4が取り付けられてもよい。
設置工程では、図13に示すように、第1レーン81における既設床版6が撤去された範囲で、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7に、鋼床版20等の新設床版2を支持させる。このとき、設置工程では、新設床版2の幅方向Yで一方の片端部2aを一方の既設鋼桁7の上方で新設上フランジ3及び既設鋼桁7の何れか一方又は両方に固定する。また、設置工程では、新設床版2の幅方向Yで他方の片端部2bを他方の既設鋼桁7の側方で付加上フランジ4に固定する。
設置工程では、特に、新設床版2として鋼床版20が用いられる場合には、幅方向Yに延びる複数の横リブ21が設けられるとともに、各々の横リブ21の幅方向Yの両端部が新設上フランジ3及び付加上フランジ4に固定されて支持される。さらに、設置工程では、必要に応じて、新設上フランジ3及び付加上フランジ4の何れか一方又は両方が、既設床版6が撤去された範囲で、主に、橋軸方向Xで互いに隣り合った横リブ21まで、橋軸方向Xに連続させて固定される。
そして、本発明を適用した床版取替工法は、第1レーン81における既設床版6が撤去される範囲では、撤去工程と設置工程とを経ることで、新設床版2の他方の片端部2bを他方の既設鋼桁7の側方で付加上フランジ4に支持させた状態とする。このとき、本発明を適用した床版取替工法は、第1レーン81において設置された新設床版2が、新設上フランジ3及び既設鋼桁7の何れか一方又は両方並びに付加上フランジ4に支持されて、幅方向Yで両端支持の状態となる。
次に、第2レーン82における既設床版6が撤去される範囲では、第1レーン81における新設床版2の他方の片端部2bの側方で、第1レーン81における他方の既設鋼桁7の上方から、第2レーン82における既設床版6を撤去する。このとき、第2レーン82における既設床版6が撤去される範囲では、図14に示すように、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7に、新設上フランジ3が取り付けられた状態とする。
最後に、本発明を適用した床版取替工法は、図15に示すように、第1レーン81における新設床版2の他方の片端部2bの側方で、第1レーン81における他方の既設鋼桁7の上方に、第2レーン82における新設床版2を設置する。このとき、本発明を適用した床版取替工法は、第2レーン82において設置された新設床版2が、新設上フランジ3及び既設鋼桁7の何れか一方又は両方に固定されて支持されて、幅方向Yで両端支持の状態となる。
本発明を適用した床版取替工法は、図16(a)に示すように、特に、第1レーン81における新設床版2の他方の片端部2bを、他方の既設鋼桁7の側方で付加上フランジ4にボルト接合等で固定した状態とする。このとき、第1レーン81における新設床版2の他方の片端部2bは、他方の既設鋼桁7の上方までは設けられないものとなる。
このため、本発明を適用した床版取替工法は、図16(b)に示すように、第1レーン81において設置された新設床版2が両端支持された状態としたまま、第2レーン82においても新設床版2が両端支持された状態で設置される。そして、本発明を適用した床版取替工法は、図16(c)に示すように、第1レーン81の新設床版2と第2レーン82の新設床版2とを両端支持された状態で連結させることができる。
なお、第1レーン81及び第2レーン82においては、各々の鋼床版20の横リブ21が添接板41を用いた摩擦接合等で互いに接合されることで、第1レーン81の新設床版2と第2レーン82の新設床版2とが連結される。また、既設鋼桁7のウェブ下側72bと桁リブ22との接合も、図17(a)に示すように、添接板41を用いた摩擦接合等となる。そして、添接板41に対する高力ボルト等の締込作業は、図17(b)に示すように、桁リブ22に形成されたハンドホール30等を適宜利用して実施することができる。
本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、添接板41を用いた摩擦接合等で新設床版2の連結ができるため、場所打ちコンクリートの施工を必要としないで、交通規制の時間短縮を実現することが可能となる。そして、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、鉄筋コンクリート床版等の既設床版6に残留部が設けられないため、残留部の点検等を必要としないで、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、図8、図10に示すように、幅方向Yの両側に配置された各々の既設鋼桁7に、新設上フランジ3及び付加上フランジ4が取り付けられる。このとき、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、各々の既設鋼桁7の上部7aが既設床版6とともに撤去された状態であっても、各々の既設鋼桁7が新設上フランジ3及び付加上フランジ4で補強されるため、既設鋼桁7の一時的な耐力低下を回避することが可能となる。
また、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、新設床版2の一方の片端部2aが一方の既設鋼桁7で新設上フランジ3及び既設鋼桁7の何れか一方又は両方に接続されて支持されるとともに、新設床版2の他方の片端部2bが他方の既設鋼桁7で付加上フランジ4に支持される。このとき、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、新設床版2が複数の既設鋼桁7に幅方向Yで両端支持された状態とすることで、新設床版2に対する既設鋼桁7による支持力を十分に確保することが可能となる。
さらに、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、図12、図13に示すように、新設床版2の他方の片端部2bが他方の既設鋼桁7の側方で付加上フランジ4に支持されるため、第1レーン81における既設床版6が撤去された状態であっても、他方の既設鋼桁7の上方に第2レーン82における既設床版6が設置された状態となる。
このとき、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、第1レーン81における既設床版6を新設床版2に取り替えてから、第2レーン82における既設床版6を撤去することができるため、第1レーン81と第2レーン82とで各々の既設床版6を同時に取り替えることを必要としないものとなる。そして、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、第1レーン81と第2レーン82とで各々の既設床版6の取替えを順次実施できるため、道路橋8等が全面通行止めとなることを回避して、交通規制の影響を軽減することが可能となる。
本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、特に、横リブ21等の支持部材の幅方向Yの両端部が新設上フランジ3及び付加上フランジ4に固定されて支持されるため、新設床版2となる鋼床版20等と新設上フランジ3及び付加上フランジ4との接合作業を容易、迅速に実施することが可能となる。また、本発明を適用した床版取替構造1及び床版取替工法は、新設上フランジ3及び付加上フランジ4の何れか一方又は両方が、既設床版6が撤去された範囲で、橋軸方向Xに連続させて設けられて、新設床版2に既設鋼桁7からのせん断力が十分に伝達されることで、新設床版2と既設鋼桁7とを一体構造(又は合成桁)として交通荷重に対して抵抗させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
1 :床版取替構造
2 :新設床版
2a :一方の片端部
2b :他方の片端部
20 :鋼床版
21 :横リブ
21a :横リブフランジ
22 :桁リブ
22a :桁リブフランジ
23 :縦リブ
23a :Uリブ
23b :平リブ
25 :舗装
3 :新設上フランジ
30 :ハンドホール
4 :付加上フランジ
41 :添接板
42 :付加ウェブ
43 :付加下フランジ
44 :側板
45 :補剛板
6 :既設床版
7 :既設鋼桁
7a :上部
7b :残部
70 :孔部
71 :上フランジ
72 :ウェブ
72a :ウェブ上側
72b :ウェブ下側
73 :下フランジ
8 :道路橋
81 :第1レーン
82 :第2レーン
X :橋軸方向
Y :幅方向
Z :高さ方向

Claims (5)

  1. 床版を取り替えるために用いられる床版取替構造であって、
    既設床版の下方に設けられた複数の既設鋼桁と、既設床版の撤去範囲で既設床版と取り替えられた状態とされて前記既設鋼桁に支持される新設床版とを備え、
    前記既設鋼桁は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向の両側に配置されて、一方の前記既設鋼桁で新設上フランジが設けられて上部が撤去されるとともに、他方の前記既設鋼桁に当該既設鋼桁の上フランジの幅を超えて側方に張り出した付加上フランジが設けられた状態となって、
    前記新設床版は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向の一方の片端部が一方の前記既設鋼桁の上方で前記新設上フランジ及び前記既設鋼桁の何れか一方又は両方に支持されるとともに、幅方向の他方の片端部が他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持され
    前記新設上フランジ及び前記付加上フランジの何れか一方又は両方は、既設床版の橋軸方向の撤去範囲で、橋軸方向に連続させて設けられること
    を特徴とする床版取替構造。
  2. 前記新設床版と前記付加上フランジは、橋軸方向に延びる桁リブで接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の床版取替構造。
  3. 前記新設床版は、既設床版の前記撤去範囲で、幅方向に延びる複数の支持部材が橋軸方向に間隔を空けて設けられて、前記支持部材の幅方向の両端部が前記新設上フランジ及び前記付加上フランジに支持されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の床版取替構造。
  4. 床版を取り替えるために用いられる床版取替工法であって、
    既設床版の下方に設けられた複数の既設鋼桁から既設床版を撤去する撤去工程と、既設床版と取り替えられる新設床版を前記既設鋼桁に支持させて設置する設置工程とを備え、
    前記撤去工程では、既設床版が撤去される範囲で幅方向の両側に配置された各々の前記既設鋼桁のうち、一方の前記既設鋼桁で新設上フランジが設けられて上部が撤去されるとともに、他方の前記既設鋼桁に当該既設鋼桁の上フランジの幅を超えて側方に張り出した付加上フランジが設けられて、
    前記設置工程では、前記新設床版の幅方向で一方の片端部を一方の前記既設鋼桁の上方で前記新設上フランジ及び前記既設鋼桁の何れか一方又は両方に支持させるとともに、前記新設床版の幅方向で他方の片端部を他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持させ
    前記新設上フランジ及び前記付加上フランジの何れか一方又は両方は、既設床版の橋軸方向の撤去範囲で、橋軸方向に連続させて設けられること
    を特徴とする床版取替工法。
  5. 複数のレーンに分割されて幅方向に隣り合った第1レーン及び第2レーンにおいて既設床版の撤去と前記新設床版の設置とが順次実施されて、
    前記第1レーンにおける既設床版が撤去される範囲では、前記撤去工程と前記設置工程とを経ることで、前記新設床版の他方の片端部を他方の前記既設鋼桁の側方で前記付加上フランジに支持させた状態として、
    前記第2レーンにおける既設床版が撤去される範囲では、前記第1レーンにおける他方の前記既設鋼桁の上方から前記第2レーンにおける既設床版を撤去して、前記第1レーンにおける前記新設床版の他方の片端部の側方で、前記第1レーンにおける他方の前記既設鋼桁の上方に、前記第2レーンにおける前記新設床版を設置すること
    を特徴とする請求項4記載の床版取替工法。
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