JP6939731B2 - 拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体に関し、詳しくは、主桁および橋脚の増設を必要としない拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体に関する。
交通量増加ヘの対応や渋滞緩和ヘの対策として、近年、車線拡幅工事が増加しており、車線拡幅に関する多くの新たな技術が提案されてきている。
例えば、特許文献1においては、橋梁の床版が既設桁から橋幅方向に張り出して設けられると共に、その床版の張り出し部分が、上記既設桁から橋幅方向に延びる既設ブラケットにより下方から片持ち支持され、上記既設桁に、上記橋梁を拡幅するための拡幅桁を接合した拡幅桁の接合構造において、上記既設ブラケットの下方に、上記既設桁から上記拡幅桁まで延びる拡幅ブラケットを設けると共に、該拡幅ブラケットを上記既設桁と上記拡幅桁とに各々接合し、かつ上記拡幅ブラケットと上記既設ブラケットとを互いに接合して、上記既設桁と上記拡幅桁とを接続する拡幅横桁としたことを特徴とする拡幅桁の接合構造が記載されている。特許文献1に記載の接合構造によれば、既設の橋桁を変更することなく既設の橋桁に、主桁となる拡幅桁を接合することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、主桁となる拡幅桁を増設する技術であり、主桁を増設して鋼床版を拡幅するという現状の一般的な鋼床版拡幅技術の範疇に含まれる技術である。そして、主桁を増設する場合、増設する主桁を支持する橋脚も増設する必要がある。
橋脚も増設する必要がある工事では工事期間は長くなると考えられ、また、工事対象の橋梁の下方に既存の道路がある場合には、既存の交通に著しい影響を与える。また、都市部においては、橋脚を増設すること自体が困難な環境も多い。
特開2009−161949号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、主桁および橋脚の増設をせずに既存橋梁の拡幅が可能な拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体を提供することを課題とする。
本発明は、以下の拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体により、前記課題を解決したものである。
即ち、本発明に係る拡幅ブラケット構造体は、既設橋梁の既設鋼製主桁よりも橋幅方向外側に張り出して設けられた既設片持ち床版を下方から支持可能なように、前記既設鋼製主桁に取り付けられた既設鋼製ブラケットと、前記既設鋼製ブラケットを下方から支持する仕口部材、および前記仕口部材に連結されていて前記既設鋼製ブラケットよりも橋幅方向外側に延びる拡幅ブラケット部材を有する新設拡幅鋼製ブラケットと、を備える拡幅ブラケット構造体であって、前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材は、前記既設橋梁の前記既設鋼製主桁および前記既設鋼製ブラケットに取り付けられていることを特徴とする拡幅ブラケット構造体である。
ここで、前記新設拡幅鋼製ブラケットにおいて、前記仕口部材と前記既設鋼製ブラケットとの「連結」は、前記仕口部材と前記既設鋼製ブラケットとが他の部材を介して連結されている場合、前記仕口部材と前記既設鋼製ブラケットとが溶接等により直接的に連結されている場合、および前記仕口部材と前記既設鋼製ブラケットとが1つの部材として一体的に形成された場合を含む概念であり、本願の他の箇所の同様の記載も同様に解釈するものとする。
また、本願において、橋幅方向外側とは、当該既設橋梁の道路の幅員方向外側のことであり、当該既設橋梁の道路の中央寄りとは反対の側のことである。また、本願において、橋幅方向内側とは、当該既設橋梁の道路の中央寄りの側のことである。
前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材が取り付けられた前記既設鋼製主桁の部位の近傍は、補強部材が取り付けられて補強されているようにして構成してもよい。
前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材と前記拡幅ブラケット部材は、別々の鋼製部材からなっていて、連結部材を介して連結されているようにして構成してもよい。
前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材と前記拡幅ブラケット部材との間には、隙間が設けられていることが好ましい。
前記既設鋼製ブラケットは、鉛直方向に立設されたウェブ部材である既設ブラケットウェブと、前記既設ブラケットウェブの上端部に接合された既設片持ちデッキプレートと、前記既設ブラケットウェブの下端部に接合され、前記既設鋼製主桁から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びるフランジ部材である既設ブラケット下フランジと、を備え、また、前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である仕口ウェブと、前記仕口ウェブの下端に接合されたフランジ部材である仕口下フランジと、を備え、前記仕口ウェブの上端部は、前記既設ブラケット下フランジに沿って前記既設鋼製主桁から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びており、前記既設ブラケットウェブと前記仕口ウェブとは略同一鉛直面内にあり、前記仕口ウェブの前記上端部は、前記既設ブラケット下フランジに接合されて、一体化されているようにして構成してもよい。
前記仕口ウェブの前記上端部と前記既設ブラケット下フランジとの間には、隙間が設けられていることが好ましい。
前記仕口ウェブの前記上端部は、山形鋼および高力ボルトによって、前記既設ブラケット下フランジに接合されて、一体化されているようにして構成してもよい。
前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記拡幅ブラケット部材は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である拡幅ブラケットウェブと、前記拡幅ブラケットウェブの上端に接合された拡幅デッキプレートと、前記拡幅ブラケットウェブの下端に接合されたフランジ部材である拡幅ブラケット下フランジと、を備え、前記拡幅ブラケットウェブ、前記仕口ウェブおよび前記既設ブラケットウェブは略同一鉛直面内にあり、前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部の上部は、前記既設鋼製ブラケットの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部で前記上部よりも下方の部位は、前記仕口ウェブの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されているようにして構成してもよい。
前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部の前記上部は、山形鋼および高力ボルトによって、前記既設鋼製ブラケットの橋幅方向外側の前記端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部で前記上部よりも下方の前記部位は、添接板および高力ボルトによって、前記仕口ウェブの橋幅方向外側の前記端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅デッキプレートの橋幅方向内側の端部は、添接板および高力ボルトによって、前記既設片持ちデッキプレートの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケット下フランジの橋幅方向内側の端部は、添接板および高力ボルトによって、前記仕口下フランジの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されているようにして構成してもよい。
前記既設鋼製主桁は、箱桁であってもよい。
前記既設鋼製ブラケットは、前記既設橋梁の高欄を下方から支持可能である。
本発明に係る床版拡幅構造体は、前記拡幅ブラケット構造体と、該拡幅ブラケット構造体に下方から支持された床版と、を有してなることを特徴とする床版拡幅構造体である。
本発明に係る拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体によれば、主桁および橋脚の増設をせずに既存橋梁を拡幅することができる。
本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10を、既設鋼製箱桁102を主桁とする既設橋梁100に適用した状態を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図) 図1のA部を拡大して示す拡大断面図 図1のA部を斜め下方から見た参考斜視図 本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を既設橋梁100に構築するまでの主要な施工段階の1つを示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図) 同じく主要な施工段階の1つを示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図) 同じく主要な施工段階の1つを示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図) 同じく主要な施工段階の1つを示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図) 床版拡幅構造体50の構築が完了した段階を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体および床版拡幅構造体について詳細に説明する。
なお、以下の説明の中には、本発明を適用する床版が鋼床版であることを念頭に置いた説明もあるが、本発明は、底板に鋼板を用いている床版であれば適用可能(主桁が鋼製である場合)であり、例えば底板に鋼板を用いた合成床版に対しても適用可能である。また、以下の説明では、本発明を適用する既設橋梁の主桁が鋼製箱桁である場合について説明しているが、本発明は、主桁が鋼製であれば適用可能(底板に鋼板を用いている床版である場合)であり、例えばI形断面の鋼主桁に対しても適用可能である。
(1)構成
図1は、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10を、既設鋼製箱桁102を主桁とする既設橋梁100に適用した状態を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)であり、図2は、図1のA部を拡大して示す拡大断面図である。図3は、図1のA部を斜め下方から見た参考斜視図である。図1〜図3においては、舗装や壁高欄は描いておらず、既設橋梁100のデッキプレート104の高さ位置と同等程度以下の高さ位置の上部工の部位のみを描いている。また、図3は、FEM解析の際の数値モデル構造図に基づいて作成した参考斜視図であり、FEM解析の際に考慮に入れていない部位や部材は図示していないため、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10の全体の概要を把握するための参考図として位置づけられる図である。
図4〜図7は、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を既設橋梁100に構築するまでの主要な各施工段階を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)であり、図8は、床版拡幅構造体50の構築が完了した段階を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)である。
なお、本願においては、既設橋梁100の橋幅方向を単に「橋幅方向」と記し、既設橋梁100の橋軸方向を単に「橋軸方向」と記すことがある。また、符号120で示す部材は、デッキプレート12B、18B、104を補強する縦リブである。
本実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10は、既設鋼製ブラケット12と、新設拡幅鋼製ブラケット14と、を有してなる。
既設鋼製ブラケット12は、既設橋梁100の既設鋼製箱桁102の橋幅方向外側に取り付けられている部材であり、鉛直方向に立設されたウェブ部材である既設ブラケットウェブ12Aと、既設ブラケットウェブ12Aの上端に接合された既設片持ちデッキプレート12Bと、既設ブラケットウェブ12Aの下端に接合され、既設鋼製箱桁102から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びるフランジ部材である既設ブラケット下フランジ12Cと、を備える部材であり、既設鋼製箱桁102よりも橋幅方向外側に張り出して設けられた既設片持ち床版110(図4参照)および既設壁高欄114(図4参照)を下方から支持可能な部材である。既設ブラケットウェブ12Aは、橋軸方向に1mピッチ程度で配置されている。
なお、既設鋼製ブラケット12は、添接板12Fによって継ぎ目12Eで継がれているが、既設鋼製箱桁102の側板102Aよりも橋幅方向外側に位置する部位が既設鋼製ブラケット12である。また、既設片持ち床版110は、既設床版の部位のうち、既設鋼製箱桁102の橋幅方向外側に位置する既設片持ちデッキプレート12Bの部位、および、既設舗装の部位のうち、既設鋼製箱桁102の橋幅方向外側に位置する既設舗装112(図4参照)の部位からなる、既設床版の部位のことである。
新設拡幅鋼製ブラケット14は、仕口部材16および拡幅ブラケット部材18を備えてなる。新設拡幅鋼製ブラケット14を実際の工事で使用する場合は、例えば橋軸方向の長さが5m程度になるように、新設拡幅鋼製ブラケット14は工場で組み立てられて、現場に搬入される(図3参照)。
新設拡幅鋼製ブラケット14の仕口部材16および拡幅ブラケット部材18を、全ての既設鋼製ブラケット12に取り付ける必要は必ずしもなく、新設拡幅鋼製ブラケット14の仕口部材16および拡幅ブラケット部材18を取り付ける既設鋼製ブラケット12を、設計によって適宜に定めればよい。
仕口部材16は、既設鋼製ブラケット12の下方に位置して、既設鋼製ブラケット12を下方から支持する部材である。
拡幅ブラケット部材18は、既設鋼製ブラケット12よりも橋幅方向外側に配置されて橋幅方向外側に延びる拡幅用のブラケット部材であり、新設床版52(図8参照)の部位のうち、既設鋼製ブラケット12よりもさらに橋幅方向外側に配置される部位および新設床版52よりもさらに橋幅方向外側に配置される新設壁高欄56を支持する部材である。
仕口部材16と拡幅ブラケット部材18とは、別々の鋼製部材からなっており、添接板20(例えば、厚さ9mm程度)を介して高力ボルト20Aで接合されている。その接合においては、仕口部材16と拡幅ブラケット部材18との間に所定の隙間(例えば、40mm程度)を設けている。これは、既設鋼製ブラケット12および既設鋼製箱桁102等に施工誤差や寸法の誤差等があった場合にそれらを吸収するために設けているものである。
仕口部材16は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である仕口ウェブ16Aと、仕口ウェブ16Aの下端に接合されたフランジ部材である仕口下フランジ16Bと、仕口ウェブ16Aの既設鋼製箱桁102側の側端部に設けられたフランジ部材である主桁連結フランジ16Cと、を備える。仕口部材16は、既設鋼製ブラケット12の下方に位置する部材であり、橋幅方向の長さは既設鋼製ブラケット12の橋幅方向の長さと同程度であり、本実施形態では橋幅方向の長さが1m程度である。仕口ウェブ16Aの上端部は、既設ブラケット下フランジ12Cに沿って既設鋼製箱桁102から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びており、また、既設ブラケットウェブ12Aと仕口ウェブ16Aとは略同一鉛直面内にある。仕口ウェブ16Aの上端部は、既設ブラケット下フランジ12Cに接合されて、一体化されている。
仕口ウェブ16Aの上端部の既設ブラケット下フランジ12Cへの接合は、図2に示すように、山形鋼16Dと高力ボルト16Eとによってなされている。山形鋼16Dのフランジ16D1、16D2のうち、フランジ16D1が仕口ウェブ16Aの側面に沿うように配置され、フランジ16D2が既設ブラケット下フランジ12Cの下面に沿うように配置されていて、高力ボルト16Eによって接合されている。なお、図3では、山形鋼16Dのフランジ16D1、16D2のうち、既設ブラケット下フランジ12Cに沿うフランジ16D2の記載は一部省略しており、また、高力ボルト16Eの記載も省略している。これは、前述したように、図3は、FEM解析の際の数値モデル構造図に基づいて作成した参考斜視図であり、FEM解析の際に考慮に入れていない部位や部材は図示していないからである。以下においては、図3において省略した他の部材について、改めて取り上げて説明することは省略する。
なお、仕口ウェブ16Aの上端部の既設ブラケット下フランジ12Cへの接合においては、仕口ウェブ16Aの上端部と既設ブラケット下フランジ12Cの下面との間に所定の隙間(例えば、40mm程度)を設けている。これは、既設鋼製ブラケット12および既設鋼製箱桁102等に施工誤差や寸法の誤差等があった場合にそれらを吸収するために設けているものである。
主桁連結フランジ16Cは、既設鋼製箱桁102の側板102Aに沿うように配置して、高力ボルト16C1で既設鋼製箱桁102の側板102Aに連結しており、これによって、仕口部材16は、既設鋼製箱桁102に連結されている。詳細には、既設鋼製箱桁102の側板102Aの内面に取り付けられた既設補剛材102Bと対応する位置に仕口ウェブ16Aが配置されるように、仕口部材16の主桁連結フランジ16Cを既設鋼製箱桁102の側板102Aに取り付けている。
したがって、主桁連結フランジ16Cが取り付けられた既設鋼製箱桁102の側板102Aの部位の内面(既設鋼製箱桁102の内面)には既設補剛材102Bが位置している。
既設鋼製箱桁102に伝達される荷重は、拡幅によって増加するため、これに耐えられるように、本実施形態では、既設鋼製箱桁102の既設補剛材102Bに、補強部材22を取り付けて補強している。この補強部材22の形状、取り付け位置および取り付け量等は、拡幅によって増加する荷重に応じて適宜に定めればよい。
本実施形態では、既設補剛材102Bを補強部材22で補強したが、補強対象となる部材が、既設補剛材102Bのように長手方向が上下方向に配置されたリブに限定されるわけではなく、長手方向が水平方向に配置されたリブを補強対象としてもよく、また、ダイヤフラムを補強対象としてもよい。また、既設鋼製箱桁102を構成する主要部材(例えば側板102A等)そのものを補強対象としてもよい。補強対象とする部材や部位および補強部材の形状や量は、本発明を適用する既設橋梁に応じて適宜に定めればよい。
拡幅ブラケット部材18は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である拡幅ブラケットウェブ18Aと、拡幅ブラケットウェブ18Aの上端に接合された拡幅デッキプレート18Bと、拡幅ブラケットウェブ18Aの下端に接合されたフランジ部材である拡幅ブラケット下フランジ18Cと、を備える。拡幅ブラケット部材18の橋幅方向の長さは、本実施形態の場合、1.7m程度である。拡幅ブラケットウェブ18A、仕口ウェブ16Aおよび既設ブラケットウェブ12Aは略同一鉛直面内にある。
また、拡幅ブラケットウェブ18Aの橋幅方向内側の端部(既設橋梁100の道路中央寄りの端部)の上部18A1は、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dに、山形鋼24を介して高力ボルト24Aで接合されて一体化されており、また、拡幅ブラケットウェブ18Aの橋幅方向内側の端部で上部18A1よりも下方の部位18A2は、仕口ウェブ16Aの橋幅方向外側の端部16A1に、添接板20を介して高力ボルト20Aで接合されて一体化されている。
また、拡幅デッキプレート18Bは、添接板26および高力ボルト26Aを介して、既設片持ちデッキプレート12Bに連結されている。拡幅ブラケット下フランジ18Cは、添接板28および高力ボルト28Aを介して、仕口下フランジ16Bに連結されている。
また、拡幅ブラケット部材18の橋幅方向外側の側端部には耳縦桁18Dが設けられている。
本発明の実施形態に係る床版拡幅構造体50は、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10の既設片持ちデッキプレート12Bおよび拡幅デッキプレート18Bの上に新設舗装54を敷設して新設床版52を設けてなる構造であり、新設床版52を拡幅ブラケット構造体10が下方から支持してなる構造である。また、必要に応じて、拡幅デッキプレート18Bの橋幅方向外側の端部に新設壁高欄56を設置する。
(2)施工手順
図4〜図7は、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を既設橋梁100に構築するまでの主要な各施工段階を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)であり、図8は、床版拡幅構造体50の構築が完了した段階を示す断面図(橋幅方向に平行な鉛直面で切断した断面図)である。
以下、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50の構築方法を、ステップに分けて説明する。ただし、図4〜図8は、主要な施工段階における状態のみを模式的に示しており、1つの図面を複数のステップの説明に用いることがある。
<ステップS1>
図4は、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事の着手前の既設橋梁100の既設片持ち床版110の部位を示す図である。
図4に示すように、既設橋梁100には、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の端部およびその近傍領域に既設壁高欄114が設けられているが、以下のステップで明らかになるように、既設壁高欄114が設けられていた既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の端部およびその近傍領域の上にも、既設壁高欄114の撤去後に新設舗装54を敷設して新設床版52を設けており、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50においては、既設壁高欄114が設けられていた既設鋼製ブラケット12の部位も、新設床版52の設置に活用している。
<ステップS2>
拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事においては、まず、図5に示すように、既設壁高欄114および所定範囲の既設舗装112を撤去する。既設壁高欄114は、例えばワイヤーソーで切断撤去することができる。既設片持ちデッキプレート12Bの上面に溶接されている異形スタッド(図示せず)等は切断して、既設片持ちデッキプレート12Bの上面を面仕上げする。
図5では、既設舗装112を、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dから2mほど橋幅方向内側まで撤去しているが、拡幅ブラケット構造体10を構築する際に支障となる既設舗装112のみを撤去すれば工事を行うことは可能である。本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10を構築する際には、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dから60cm程度だけ既設舗装112を撤去して、既設片持ちデッキプレート12Bの上面を露出させれば、既設片持ちデッキプレート12Bと拡幅デッキプレート18Bとを連結させることができるので、図4に示す既設橋梁100の場合、既設壁高欄114のみを撤去してその部位の既設片持ちデッキプレート12Bの上面を露出させれば、既設舗装112は撤去しなくても工事可能である。ただし、以降の説明では、本ステップS2において、既設壁高欄114および所定範囲(既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dから2mほど橋幅方向内側までの範囲)の既設舗装112を撤去したものとして説明を行う。
<ステップS3>
ステップS2で既設壁高欄114および所定範囲の既設舗装112を撤去した後、本ステップS3において、図5に示すように、補強部材22を既設鋼製箱桁102の既設補剛材102B等へ取り付け、拡幅によって生じる増加荷重に耐えられるように補強する。
<ステップS4>
ステップS3で既設鋼製箱桁102を補強部材22で補強した後、本ステップS4において、図6に示すように、仕口部材16を、既設鋼製箱桁102および既設鋼製ブラケット12に取り付ける。具体的には、仕口部材16の主桁連結フランジ16Cを、既設鋼製箱桁102の側板102Aに沿うように配置して、高力ボルト16C1で既設鋼製箱桁102の側板102Aに連結するとともに、仕口ウェブ16Aの上端部を、山形鋼16Dおよび高力ボルト16Eによって、既設ブラケット下フランジ12Cへ接合する。
また、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dに、拡幅ブラケット部材18との連結に用いる山形鋼24を高力ボルト24Aで取り付ける。
<ステップS5>
ステップS4で仕口部材16および山形鋼24を所定位置に取り付けた後、本ステップS5において、図7に示すように、拡幅ブラケット部材18を、既設鋼製ブラケット12および仕口部材16に取り付ける。具体的には、拡幅ブラケットウェブ18Aの橋幅方向内側の端部(既設橋梁100の道路中央寄りの端部)の上部18A1を、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dに、山形鋼24を介して高力ボルト24Aで接合して一体化し、また、拡幅ブラケットウェブ18Aの橋幅方向内側の端部(既設橋梁100の道路中央寄りの端部)で上部18A1よりも下方の部位18A2を、仕口ウェブ16Aの橋幅方向外側の端部16A1に、添接板20を介して高力ボルト20Aで接合して一体化する。
また、拡幅デッキプレート18Bを、既設片持ちデッキプレート12Bに、添接板26および高力ボルト26Aを介して連結するとともに、拡幅ブラケット下フランジ18Cを、仕口下フランジ16Bに、添接板28および高力ボルト28Aを介して連結する。
本ステップS5の完了により、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10の構築が完了する。
<ステップS6>
ステップS5で拡幅ブラケット構造体10の構築を完了した後、本ステップS6において、図8に示すように、拡幅ブラケット構造体10の上に新設舗装54を敷設して新設床版52を設けて、床版拡幅構造体50を構築する。具体的には、拡幅デッキプレート18Bの橋幅方向外側の端部に新設壁高欄56を設置した後、既設片持ちデッキプレート12Bおよび拡幅デッキプレート18Bの上に新設舗装54を敷設して新設床版52を設けて、床版拡幅構造体50を構築する。
(3)効果
本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を既設橋梁100に適用することにより、主桁および橋脚の増設をせずに、既設橋梁100の拡幅を行うことができる。このため、橋脚を増設すること自体が困難な環境に既設橋梁100が位置していても、拡幅工事を実施することができる。
また、橋脚を増設することが不要であることは、支承の据え付け等も不要にするため、建設コストを大きく減少させることにも寄与する。
また、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50は、その一部に既設鋼製ブラケット12を取り込んでおり、既設鋼製ブラケット12を撤去することが不要であるので、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事においては、既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の側端部12Dから60cm程度だけ既設舗装112を撤去して、既設片持ちデッキプレート12Bの上面を露出させれば、工事を行うことができる。このため、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事は、路肩規制のみで工事を進めることができる。従来の拡幅工事においては最低でも左側1車線を規制することが必要であり、既存交通への影響が大きかったが、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事においては、路肩規制のみで工事を進めることができるので、既存交通への影響は極めて小さくなる。
また、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50においては、その構造の中に、既設鋼製ブラケット12を取り込んでおり、既設鋼製ブラケット12の撤去工程を削減することができる。
また、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50においては、既設壁高欄114が設けられていた既設鋼製ブラケット12の橋幅方向外側の端部およびその近傍領域の上にも、既設壁高欄114の撤去後に新設舗装54を敷設して新設床版52を設けている。したがって、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50においては、既設壁高欄114が設けられていた既設鋼製ブラケット12の部位も、新設床版52の設置に活用しており、既設橋梁100の資源を最大限に活用している。このため、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50を構築する工事においては、産業廃棄物の発生が少なく、拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50は、環境への負荷の小さい構造である。
また、既設鋼製ブラケット12と新設拡幅鋼製ブラケット14との連結は、高力ボルトを用いて行っており、既設鋼製ブラケット12の品質が劣っていても、良好な連結を行うことができる。
なお、本発明の実施形態に係る拡幅ブラケット構造体10および床版拡幅構造体50の安全性については、FEM解析を行うことにより確認している。
10…拡幅ブラケット構造体
12…既設鋼製ブラケット
12A…既設ブラケットウェブ
12B…既設片持ちデッキプレート
12C…既設ブラケット下フランジ
12D…側端部
12E…継ぎ目
12F、20、26、28…添接板
14…新設拡幅鋼製ブラケット
16…仕口部材
16A…仕口ウェブ
16A1…端部
16B…仕口下フランジ
16C…主桁連結フランジ
16C1、16E、20A、24A、26A、28A…高力ボルト
16D、24…山形鋼
16D1、16D2…フランジ
18…拡幅ブラケット部材
18A…拡幅ブラケットウェブ
18A1…上部
18A2…上部18A1よりも下方の部位
18B…拡幅デッキプレート
18C…拡幅ブラケット下フランジ
18D…耳縦桁
22…補強部材
50…床版拡幅構造体
52…新設床版
54…新設舗装
56…新設壁高欄
100…既設橋梁
102…既設鋼製箱桁
102A…側板
102B…既設補剛材
104…デッキプレート
110…既設片持ち床版
112…既設舗装
114…既設壁高欄
120…縦リブ

Claims (12)

  1. 既設橋梁の既設鋼製主桁よりも橋幅方向外側に張り出して設けられた既設片持ち床版を下方から支持可能なように、前記既設鋼製主桁に取り付けられた既設鋼製ブラケットと、
    前記既設鋼製ブラケットを下方から支持する仕口部材、および前記仕口部材に連結されていて前記既設鋼製ブラケットよりも橋幅方向外側に延びる拡幅ブラケット部材を有する新設拡幅鋼製ブラケットと、
    を備える拡幅ブラケット構造体であって、
    前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材は、前記既設橋梁の前記既設鋼製主桁および前記既設鋼製ブラケットに取り付けられていることを特徴とする拡幅ブラケット構造体。
  2. 前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材が取り付けられた前記既設鋼製主桁の部位の近傍は、補強部材が取り付けられて補強されていることを特徴とする請求項1に記載の拡幅ブラケット構造体。
  3. 前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材と前記拡幅ブラケット部材は、別々の鋼製部材からなっていて、連結部材を介して連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の拡幅ブラケット構造体。
  4. 前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材と前記拡幅ブラケット部材との間には、隙間が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の拡幅ブラケット構造体。
  5. 前記既設鋼製ブラケットは、鉛直方向に立設されたウェブ部材である既設ブラケットウェブと、前記既設ブラケットウェブの上端部に接合された既設片持ちデッキプレートと、前記既設ブラケットウェブの下端部に接合され、前記既設鋼製主桁から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びるフランジ部材である既設ブラケット下フランジと、を備え、
    また、前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記仕口部材は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である仕口ウェブと、前記仕口ウェブの下端に接合されたフランジ部材である仕口下フランジと、を備え、前記仕口ウェブの上端部は、前記既設ブラケット下フランジに沿って前記既設鋼製主桁から橋幅方向外側に上方に傾斜して延びており、
    前記既設ブラケットウェブと前記仕口ウェブとは略同一鉛直面内にあり、
    前記仕口ウェブの前記上端部は、前記既設ブラケット下フランジに接合されて、一体化されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の拡幅ブラケット構造体。
  6. 前記仕口ウェブの前記上端部と前記既設ブラケット下フランジとの間には、隙間が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の拡幅ブラケット構造体。
  7. 前記仕口ウェブの前記上端部は、山形鋼および高力ボルトによって、前記既設ブラケット下フランジに接合されて、一体化されていることを特徴とする請求項5または6に記載の拡幅ブラケット構造体。
  8. 前記新設拡幅鋼製ブラケットの前記拡幅ブラケット部材は、鉛直方向に立設されたウェブ部材である拡幅ブラケットウェブと、前記拡幅ブラケットウェブの上端に接合された拡幅デッキプレートと、前記拡幅ブラケットウェブの下端に接合されたフランジ部材である拡幅ブラケット下フランジと、を備え、
    前記拡幅ブラケットウェブ、前記仕口ウェブおよび前記既設ブラケットウェブは略同一鉛直面内にあり、
    前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部の上部は、前記既設鋼製ブラケットの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部で前記上部よりも下方の部位は、前記仕口ウェブの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の拡幅ブラケット構造体。
  9. 前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部の前記上部は、山形鋼および高力ボルトによって、前記既設鋼製ブラケットの橋幅方向外側の前記端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケットウェブの橋幅方向内側の端部で前記上部よりも下方の前記部位は、添接板および高力ボルトによって、前記仕口ウェブの橋幅方向外側の前記端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅デッキプレートの橋幅方向内側の端部は、添接板および高力ボルトによって、前記既設片持ちデッキプレートの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されており、また、前記拡幅ブラケット下フランジの橋幅方向内側の端部は、添接板および高力ボルトによって、前記仕口下フランジの橋幅方向外側の端部に接合されて一体化されていることを特徴とする請求項8に記載の拡幅ブラケット構造体。
  10. 前記既設鋼製主桁は、箱桁であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の拡幅ブラケット構造体。
  11. 前記既設鋼製ブラケットは、前記既設橋梁の高欄を下方から支持可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の拡幅ブラケット構造体。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の拡幅ブラケット構造体と、該拡幅ブラケット構造体に下方から支持された床版と、を有してなることを特徴とする床版拡幅構造体。
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