JP4059909B2 - 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法 - Google Patents

合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4059909B2
JP4059909B2 JP2006290588A JP2006290588A JP4059909B2 JP 4059909 B2 JP4059909 B2 JP 4059909B2 JP 2006290588 A JP2006290588 A JP 2006290588A JP 2006290588 A JP2006290588 A JP 2006290588A JP 4059909 B2 JP4059909 B2 JP 4059909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
panel
girder
composite panel
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006290588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007016594A (ja
Inventor
敬人 藤川
信雄 関口
信彰 櫻井
繁樹 水上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nippon Steel Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2006290588A priority Critical patent/JP4059909B2/ja
Publication of JP2007016594A publication Critical patent/JP2007016594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4059909B2 publication Critical patent/JP4059909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、道路橋、高架橋、歩道橋や鉄道橋等の新設または架け替えに適用される床版と縦桁を一体化した鋼・コンクリートの合成パネル構造とこの合成パネルを用いたパネル橋梁構造ならびに合成パネルを用いた連続合成桁橋の施工方法に関する。
従来から比較的小スパンの道路橋や鉄道橋等においては、プレテンション方式の単純床版橋(プレテン床版橋)や単純T桁橋(プレテンT桁橋)等のプレキャストコンクリート橋が知られている。また、鋼橋としては鈑桁やH型鋼からなる主桁を用いたH形鋼橋梁がある。
これらの橋梁は構造面、施工性、メンテナンス性等においてそれぞれ特徴を有するが、H形鋼橋梁は標準化された圧延H型鋼製品を用いた主桁上に床版を組立可能であるため、施工が簡単で工期短縮が図れ、しかも軽量化できる点で有利である。
鈑桁橋梁やH形鋼橋梁は主桁や横桁等の主構造と床版構造で構成されており、主桁上に配置される床版は現地施工される鉄筋コンクリート床版や鋼製型枠と補強鋼材がプレファブ化されたグレーチング床版等がある。
しかし、従来の鈑桁橋梁は多くの主構造部材で構成されており、加工量が多くコストアップの要因になっている。また、主構造の架設は支保工や足場を使用して現場で高力ボルトや溶接で接続されるため、特殊な技能と品質管理が求められる。そして架設工程完了後に形状確認をしてから床版施工に移るのが一般的であり、現場工期を短縮できる鋼橋の特長が活かせない場合もある。特に型枠作業の必要な鉄筋コンクリート床版の場合にはかなりの工期が必要である。橋の架け替えや市街地施工等で工期短縮のニーズが大きい場合にはグレーチング床版、合成床版、鋼床版桁等が用いられている。
また、最近は型鋼やトラス等の鋼材とコンクリートからなる合成床版橋梁等が多数提案されている。
例えば特開平11−166208号公報(特許文献1)に開示されているものは、鋼板製の上面板と下面板が内リブを介して所定間隔で結合されてなる床版鋼殻体の内部にコンクリートを充填されて合成床版が形成され、この合成床版が桁組の上面に締結ボルトで締結された橋梁である。上記桁組は主桁と、主桁の横倒れ座屈防止や床版荷重を縦桁に分散化するための横桁で構成されている。
また、特開2002−4221号公報(特許文献2)に開示されている橋梁は、底鋼板の上面に橋軸直角方向に配置した補強材(平鋼板)の内、2本の主桁間に位置する補強材を上方に向けた凸湾曲状(アーチ)とし、底鋼板と補強材の間に空間を形成して床版コンクリートにひび割れが発生し難くしたものである。この橋梁も主桁は横桁で連結されている。
なお、通常の橋梁では主桁と別体として製作された合成床版を主桁上に載せて組立られるが、床版のみ用いた床版橋がある。
床版橋の従来例としては、例えば特開平9−221717号公報(特許文献3)に開示されている。これは直線形鋼矢板の底板上にH形鋼またはCT形鋼の縦桁部材を複数結合した鋼製パネルと、直線形鋼矢板に設けた側板(枠体)をPC鋼材等で連結し、場所打ちコンクリートを打設して構成したものである。
特開平11−166208号公報 特開2002−4221号公報
従来技術における鈑桁橋梁は構成部材が多く、架設時に支保工や足場を使用するため工期が長くコスト高であった。また、H形鋼橋梁と合成床版の組み合わせは、H型鋼からなる主桁と床版が別体となっているため、施工時に橋台(または橋脚)間に主桁を架設した後に床版を設置するため2工程必要であった。
また、前記特開平11−166208号公報の合成床版は、上面鋼板と下面鋼板の鋼殻内にコンクリートを充填するものであるためコンクリートの充填性を確保するのが難しく鋼・コンクリートの合成効果に課題があり、合成床版は主桁と横桁からなる桁組の上面に締結ボルトで締結する必要があるため、主桁設置、横桁接合、合成床版締結と3工程必要となると共に横桁組立時に桁下に作業足場が必要となる課題もあった。
特開2002−4221号公報の合成床版は、2本の主桁を用いた構造物に適用が限られ、主桁の横倒れ座屈防止や床版荷重の分散化のために横桁を用いており、また、前記の合成床版と同様に主桁と別体とされているため施工工程が多くなると共に横桁組立時に桁下に作業足場が必要となる課題がある。
特開平9−221717号公報で例示する床版橋は、主桁が床版内に組み込まれ一体とされるため、設置工程は1工程で済む有利性はあるが、スパンが長くなると床版厚さが厚くなり自重が重くなるため数m程度の小規模橋梁や桁下空間に制限を受ける橋梁等に使用が限られている。
また、多径間の橋梁構造の形式としては床版に主桁作用を分担させる連続合成桁橋にした方がコスト面で有利になる。しかし、連続桁橋にする場合は橋梁支点部における高結合強度を発揮する連続化と、負曲げモーメントによる床版コンクリートのひび割れを防止する必要がある。このため、従来技術においては、支間部のコンクリートを先行打設し養生(固化)後に支点部コンクリートを打設する方法や、コンクリートの打設時に一時的に支点部主桁をジャッキアップする施工方法を用いた連続桁橋における床版コンクリートの打設手段としたり、支点部の主桁上部にプレストレスを導入したり、補強鉄筋を多数配設する手段等が採用されていた。
これらの従来技術による連続化手段では施工期間が長くなったり、大掛かりな設備を準備する必要が生じ施工費の増大を招く課題があった。
本発明は、所要の剛性を有し、且つ製作コストを低減した鋼・コンクリートの合成パネル構造と、この合成パネルを用いて現地工期短縮および施工の単純化を図った合成パネル橋梁および合成パネルを用いた連続合成桁橋梁の施工方法を提供することを目的としたものである。
本発明の構成は以下を要旨とするものである。
請求項1の発明は、複数の合成パネルを橋軸方向の支点間に配置した連続桁橋であって、支点上に配設された横梁に隣接して橋軸方向の前後に合成パネルが配設され、該合成パネルは主桁となる縦桁上端に設けた橋軸方向に突出するせん断部材と添接板で前記横梁に支持され、且つ縦桁下端部に設けた支圧板および横梁の側部と合成パネルの端部に設けた結合手段と周りに充填されているコンクリートで横梁と合成パネル端部が一体的に結合されて連続桁とされ、かつ前記合成パネルの構造が、底鋼板の下面に間隔をおいて配置した複数の前記縦桁の上面が固定され、該底鋼板の上面に前記縦桁と直交方向に複数の横リブが間隔をおいて固定配置され、該横リブを埋没するように床版コンクリートが充填されている合成パネル構造であり、その合成パネルにおける橋梁主桁として用いられる縦桁が前記底鋼板に溶接により一体化されている合成パネルを用いたことを特徴とするパネル橋梁構造である。
請求項2の発明は、合成パネルにおける橋梁主桁としての縦桁端部に、橋梁の支点に支持された横梁が固定されていることを特徴とする請求項1の合成パネルを用いたパネル橋梁構造である。
請求項3の発明は、請求項1の合成パネルを用いたパネル橋梁構造に用いられる合成パネル構造であって、底鋼板の下面に間隔をおいて配置した複数の縦桁の上面が固定され、該底鋼板の上面に前記縦桁と直交方向に複数の横リブが間隔をおいて固定配置され、該横リブを埋没するように床版コンクリートが充填されている合成パネル構造であり、その合成パネルにおける橋梁主桁として用いられる縦桁が前記底鋼板に溶接により一体化されていることを特徴とする合成パネル構造である。
請求項4の発明は、上記請求項の発明に係る連続桁形式の合成パネル橋梁の施工方法であって、
(1)橋梁の支点上に横梁を配設し、
(2)各横梁上端の橋軸方向の前後に、主桁となる縦桁上端に設けた橋軸方向に突出するせん断部材を係止して合成パネルを載置し、
(3)次に、横梁上端と合成パネル上端部を添接板で連結し、
(4)各合成パネルを単純梁の支持状態で、各合成パネルの底鋼板上の床版コンクリートおよび支点部の横梁側面と、支圧板および結合手段を設けた合成パネルの端部間にコンクリートを充填し、横梁と合成パネル端部を一体的に結合して連続桁とする合成パネルを用いた連続合成桁橋の施工方法である。
本発明の合成パネルは、底鋼板の下面に配置した複数の縦桁の上面が固定され、該底鋼板の上面に前記縦桁と直交方向に複数の横リブが固定配置され、該横リブを埋没するように床版コンクリートを充填して一体化された合成パネル構造であり、その合成パネルにおける橋梁主桁として用いられる縦桁が前記底鋼板に溶接により一体化されているため、横リブで底鋼板を補剛し、且つコンクリートと一体化した高い剛性を有する合成パネル構造としている。
また、橋梁や他の構造物に設置する際に合成パネルの縦桁が主桁の役割を担っているため別に主桁を架設する必要がなく架設工程を省略し、しかも桁下の作業足場が不要である。また、縦桁上面が直交方向に複数の横リブを固定配置して剛性を高めた底鋼板の下面に固定されているため、縦桁間の横倒れ座屈防止材を不要としており、この部材と取付け作業を省略化出来る。さらに底鋼板は型枠を兼用しているため床版コンクリート打設時に型枠設置の必要がない。
このため、現地での合成パネルの設置作業の工期短縮やコスト削減に大きな効果を奏する。
また、輸送等の制約から合成パネルを分割する場合においても、縦桁直交方向に分割した分割パネルを中間パネルの底鋼板上面に固定した横リブを介して床版コンクリートの付着で結合しているので、分割パネルの結合作業が底鋼板上から極めて簡単に出来ると共に完成後に溶接部の疲労欠陥が生じる問題もない。
本発明の合成パネルの縦桁を主桁として用い、縦桁端部に横梁を固定したものを橋脚や橋台に設置するのみで極めて短工期、且つ容易にパネル橋梁を構築できる。
特に片側車線を供用しながら既設橋梁を架け替える工法において、前記分割パネルを用いると既設橋梁の一方の片側車線を供用しながら他方の片側車線分を解体撤去して、支点橋脚間に分割パネルと中間パネルを設置し床版コンクリートを打設して短工期で片側車線毎に橋梁の架け替えを行うことができる。
また、多径間の橋梁における複数の合成パネルを用いた連続桁橋梁において、中間支点上に配設された横梁上端で合成パネルの縦桁上端に設けた橋軸方向に突出するせん断部材を支持し、横梁上端と縦桁上端を添接板で結合して引張り力に抵抗させることができる。また、縦桁下端部に支圧板および横梁の側部と合成パネルの端部に結合手段を設け、周りにコンクリートを充填して一体化した結合としているため、中間支点上では横梁と合成パネルが上端部で、せん断部材と添接板でヒンジ連結された単純梁の状態でコンクリートを打設するため、施工時において負曲げモーメントによるコンクリート上部のひび割れの心配がない。
また、橋梁完成後における車両の活荷重による中間支点の負曲げモーメントに対してはコンクリートに埋め込まれた縦桁下端部の支圧板が圧縮力に抵抗する。
このため、従来から課題とされていた連続桁のコンクリート打設時における中間支点部の負曲げモーメントに対するコンクリート打設順の制約や支点持上げコンクリート打設等の対策を不要とすることが出来る。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る合成パネル構造であって、橋梁用の床版として適用した実施形態を示す斜視図である。図2は合成パネルを縦桁方向と直交方向(幅員方向)に分割した分割パネル(a)と中間パネル(b)で構成する実施形態の斜視図である。
本発明に係る合成パネル1は、底鋼板2とその下面に間隔をおいて配置した複数の縦桁3と、該底鋼板2の上面に縦桁3と直交方向に配置した横リブ4と、底鋼板2の上部に打設した床版コンクリート5を基本構成とする。
前記縦桁3は主としてH形鋼(圧延材・ビルトH)が用いられ、他に大型溝形鋼、I形鋼、CT鋼等の形鋼や厚板で構成するI桁や箱桁を用いることも出来る。この縦桁3の寸法諸元・本数は支持点のスパンや死荷重・活荷重に応じて決定される。
また、横リブ4は床版の補剛材および合成桁のジベルの役割も果たすもので、縦桁3より小寸法の各種形鋼(例えばH形鋼、溝形鋼、I形鋼、CT鋼、帯鋼等)が用いられる。横リブ4の側面に適宜ピッチで孔6を設けると、床版コンクリート5の充填性を良好にできると共に、ジベル作用によって鋼・コンクリートの合成効果を高めることが出来る。
縦桁3と横リブ4の間に挟まれた底鋼板2は、床版コンクリート5を打設する際の型枠を兼用し、自身が主桁としての縦桁3と横リブ4を固定する結合材となり床版コンクリート5と付着して合成パネル1を構成する重要な構造部材である。
なお、底鋼板2上のコンクリート5は現地打設するか、または工場にてプレキャストしてもよい。図中の符号7は幅員端部の側板で、底鋼板2上に床版コンクリート5を打設する際に側面の型枠となるもので、横リブ4上に配筋されている鉄筋は配力筋8である。また、縦桁3のウエブ端部に設けられた孔9、支圧板10、型枠11は、橋梁の支点に設置される横梁12(図4参照)と結合するための部材である。
底鋼板2の下面に配置された縦桁3は上面(フランジ)13が底鋼板2の下面に溶接によって固定され、底鋼板2の上面に配置された横リブ4も同様に隅肉溶接によって固定されている。底鋼板2上部の床版コンクリート5は横リブ4および横リブ4と直交して配筋された配力筋8を、必要なかぶりを持って埋没充填するように打設されている。
小規模の合成パネルでは分割する必要はないが、大型の合成パネルになると、輸送時に形状・重量の制約を受けるためパネルを分割して輸送し、現地で結合する必要がある。
従来の合成パネルや鋼床版は縦桁と別体とされていたため、縦桁方向(橋軸方向)に分割したパネル(鋼床版)を先行設置した縦桁上に並べて結合されていたが、本発明の合成パネル1は、この実施形態のように縦桁方向と直交方向に複数に分割した分割パネル15を現地で中間パネル16を用いて結合する。
前記分割パネル15は構造部材とするため望ましくは2本以上の縦桁3を有するようにし、中間パネル16は両側の分割パネル15を結合するものである。中間パネル16の結合手段は、中間パネル16の底鋼板2の上面に固定した横リブ4を両側の分割パネル15の底鋼板2上面に突出延長し床版コンクリート5の付着によることとしている。
図2は分割パネル15と中間パネル16を分解した状態で示したものである。
各分割パネル15は底鋼板2の下面に2本以上の縦桁3の上端を固定し、底鋼板2の上面には、縦桁3と直交方向に間隔をおいて横リブ4を固定している。
底鋼板2の端部に設けられた受け材17は、中間パネル16の端部との隙間を覆うもので、床版コンクリート5の打設時に漏れが生じないようにシールされる。
中間パネル16は縦桁3を有せず、隣り合う分割パネル15間に収まる幅とした底鋼板2の上面に横リブ4を固定し両側の分割パネル方向に突出させている。
中間パネル16に固定した横リブ4は、両側の分割パネル15の横リブ4の配置とずれた位置に設けられている。この中間パネル16は、分割パネル15を設置後、隣り合う分割パネル15間に差し込まれ、底鋼板2の上面に設けた両側の分割パネル15に延長する横リブ4を介して床版コンクリート5との付着によって両側の分割パネル15を結合一体化する。
なお、パネルの橋軸方向長さ(径間)が輸送可能長さをオーバーする場合は、橋軸方向に分割して輸送した後、架設地点において橋軸方向に分割したパネルを溶接、ボルト結合によって所定のパネル長さに地組した後、クレーンで吊り上げて横梁12上に載置するようにする。
本発明の合成パネル構造は縦桁両端部に横梁12を固定して、横梁12を橋台や橋脚18の支点上に支持させれば、縦桁3を主桁として用いたパネル橋梁19となる。以下、パネル橋梁19では合成パネル1の縦桁3は橋梁主桁となるが、縦桁3と記載している。
単純桁形式の小径間橋梁では合成パネル1を橋台18に載せるのみでパネル橋梁が構築できる。この場合は、合成パネルの縦桁(主桁)3端部に、縦桁3より桁高の高い横梁12を直接、溶接やボルト結合によって固定し、橋脚や橋台18に載せるのみで構築できる。横梁12と合成パネル1の結合は、後述のコンクリート結合手段(図4に示す橋梁支点の横梁12と合成パネル1の結合手段)を用いてもよい。
また、幅員方向に分割した分割パネル15を中間パネル16で結合してパネル橋梁19を構築することができる。従来の主桁・横桁架設後に床版を施工する際には支保工や吊足場が必要であったが、本発明のパネル橋梁19では、分割パネル15間の結合作業および橋梁の支点上に設置された横梁12との固定作業をすべて橋面上で行うことができる。
また、連続桁の場合でも径間毎に単独でパネル1の設置、床版コンクリート5の打設ができ、従来の連続桁橋のように全体の主桁・横桁を完了しないと床版コンクリート施工ができないような施工管理を必要としないことに大きな特徴があり、急速施工に適している。
本発明のパネル橋梁19は、例えば、桁下の作業時間を短縮する必要のある跨線橋や市街地高架橋や車線を部分供用しながら既設橋梁を架け替える場合に特に有利となる。この場合は、既設橋梁の一方の片側車線を供用しながら他方の片側車線分を解体撤去して、支点橋脚18上に横梁12を設置後、分割パネル15と中間パネル16を設置し、床版コンクリート5を打設して片側車線分の橋梁を部分完成することができる。その後、供用車線を切り替えて一方の片側車線の解体撤去を行い同様にして分割パネル15と中間パネル16を設置し、床版コンクリート5を打設して部分完成した橋梁とも一体化して全幅の橋梁の架け替えを完成する。
次に多径間橋梁において、本発明に係る合成パネル1を用いた連続桁形式の橋梁構造について説明する。従来の連続桁橋梁では連続化の施工に課題があったが、本発明の合成パネル1では容易に連続化施工を可能とすることができる。
図3は本発明に係る合成パネル1を用いた3径間連続桁橋梁のパネル橋梁構造の実施形態を示す側面図であって、P1〜P4の橋脚18に支持された合成パネル1は、P2、P3、の中間橋脚(支点)18上に支持された横梁12を介して両径間の合成パネル1が連続桁構造とされている。
図4は、橋梁支点の横梁12と合成パネル1の結合部を分解して示した斜視図である。合成パネル1は、前述の分割パネル15を中間パネル16で結合するものであるため説明は省き、端部の横梁12との結合部について詳細に説明する。
橋梁の橋脚(支点)18に支持された横梁12は、合成パネル1の桁高より若干大きい鋼製I桁を用い、上側フランジ20に添接板用のボルト孔21を設けている。横梁12はH形鋼や箱桁としてもよい。
また、横梁12の側面には、間隔をおいて垂直補剛材22が設けられ、下側フランジ23には、合成パネル1の端部型枠を嵌め込む板材(図示を省略)が設けられている。
合成パネル1の縦桁3端部の上端には橋軸方向(横梁に向けて)にせん断部材25が突設されており、このせん断部材25は横梁12上にパネル1をセットする際に受け材として使用され、完成後はせん断力伝達材とされる。
また、パネル縦桁3端部の上側フランジ26には多数のボルト孔31が設けられ前記横梁12のフランジ20に設けられたボルト孔21との間に上下に配置する添接板27がボルト結合(ボルトの図示を省略した)される。
添接板27は、せん断部材25と干渉する部分を切り抜いた形状としてもよいが、図示例では、せん断部材25の両側に平面ほぼ台形形状の添接板27を配置する形態としている。
ボルト結合された添接板27は、支点の負曲げモーメントによって発生する引張り力に抵抗して横梁12と縦桁3を連結する。
縦桁3下端部には、横梁12の側面に向けてブラケット28で補強した支圧板10が固定されている。この支圧板10は、周りの充填コンクリートが硬化後、支点の負曲げモーメントにより生じる圧縮力に抵抗する。また、縦桁3のウエブ端部の側面には、多数の孔9が明けられている。この孔9は、充填コンクリートとの一体化を図るため鉄筋30を貫通させる結合手段である。
縦桁3の上端から下端に向けて斜め状に設けた板は、コンクリート充填用の型枠11であって、コンクリート硬化後もそのままとされる。11aは側面型枠である。
図5は連続桁橋梁の支点構造の斜視図であって、横梁12の側面の橋軸前後方向の両側に、合成パネル1の端部を付き合わせ、縦桁3上端から突設したせん断部材25を横梁12上端に支持させ、横梁12のフランジ20と合成パネル1における縦桁3の上側フランジ26を添接板27でボルト結合(ボルトの図示は省略した)している。また、縦桁3のウエブ端部の側面に明けた孔9にはコンクリートと一体化(結合)するため鉄筋30を貫通させている。縦桁3下端部には支圧板10を設けている。
この図5には充填コンクリートを示していないが、型枠11,11aをセットした状態で横梁12側部(点線で示す)にはコンクリートが充填される。
図6はコンクリートを充填した後の連続化支点構造の断面図であって、パネル橋梁19の中間支点の橋脚18上に横梁12が設置され、この横梁12上端の橋軸前後方向の両側にパネルの縦桁端部のせん断部材25が支持され上端が添接板27で結合され、下部の支圧板10および側部に設けた結合手段の周りにコンクリートが充填されている。また、横梁12及び縦桁3上部には前記せん断部材25を埋没するように床版コンクリート5が打設される。なお、図中の符号8は配力筋である。また、符号39は支承である。
以上、連続桁橋梁の中間支点P2、P3の連続構造を説明したが、橋梁端部支点P1、P4は片側しか合成パネル1が存在しないため、図7に示すように横梁12との結合は片面となる。
次に本発明に係る合成パネル1を用いた連続合成桁橋梁19の施工方法について、主として中間橋脚部の連続化について説明する。
本発明の合成パネルを用いた連続合成桁橋の施工方法は、以下の手順で施工する。
(1)橋梁の中間支点の橋脚18上に、上フランジ20に添接板用ボルト孔21を有し、結合手段を備えた前記横梁12を配設し、
(2)縦桁3の上端にせん断部材25を突設し、上側フランジ26に添接板用ボルト孔31を設け、下端部に支圧板10を設け、縦桁3のウエブ側面に設けた孔9等の結合手段を備えた合成パネル1を用いて、各横梁12上端の橋軸方向の前後に、合成パネル1の端部のせん断部材25を係止して載置し、
(3)次に、横梁12の上端と合成パネル1の上端部に添接板27を配置してボルト結合し、結合手段の孔9に鉄筋30を通し、
(4)各合成パネル1を単純梁の支持状態で、各合成パネル1の底鋼板2上の床版コンクリート5および支点部の横梁側面と合成パネル端部間にコンクリート33を充填して、縦桁3の下端部に設けた支圧板10と横梁12の側部と合成パネル1の端部に設けた結合手段の周りを一体化して、橋軸方向に横梁12と各合成パネル1を連続桁とする。
他の中間橋脚18も同様な手順で連続化の施工を行う。また、橋梁端部の橋脚(橋台)18は、図7に示すように、横梁12の一方のみに合成パネル1の端部が結合される。
なお、合成パネル1を横梁12上に載置する施工手段において、分割パネル15を用いる場合、支点上に設置した横梁12の幅員方向のいずれか片側に分割パネル15を載置し、せん断部材25の下に設けた仮設のスライド機構(ローラー、スライド板等)によって横梁12の上面を順次移動させて所定の位置に移動する横取り手段を用いることができる。中間パネル16は分割パネル15と同様に片側で載置して移動するか、または後で分割パネル15間に挿入するようにしてもよい。
上記手段とすれば、横梁12上に分割パネル1を吊り上げるクレーンの作業半径を小さくできるため大重量クレーンを使用しないで済む。
本発明では、床版コンクリート5および支点部の横梁12の側面と合成パネル1の端部間にコンクリート33を打設する際、支点上で合成パネル1をせん断部材25と添接板27のボルト結合(ヒンジ)とした単純梁の状態としているため、支点部に負の曲げモーメントが生じなく床版コンクリート5に引張り力が働かないためひび割れが発生しない。また、橋梁完成後は支点部のコンクリートが硬化して連続桁構造となっているが車両荷重(活荷重)による支点上の負曲げモーメントは小さく、且つ縦桁下部の支圧板で圧縮力に抵抗することができる。
図8(a)〜(d)は本発明に係る合成パネル1を用いたパネル橋梁19の適用例を示すものであって、(a)は方杖ラーメン橋、(b)は連続ラーメン橋、(c)は外ケーブル38を備えた逆斜張橋、(d)はトラス橋に適用した側面図を示す。この他、吊り橋やアーチ橋にも適用することができる。
上記適用例のうち、(d)のトラス橋においては、合成パネル1の支点Pを橋脚や橋台18以外のトラス架構造を構成する下弦材34、鉛直材、斜材35の格点部Kとする。また、吊り橋やアーチ橋では橋軸方向の両側大縦桁37の間に大縦桁37を結ぶ中間横桁36で合成パネル1を支持する形態となる。
なお、本発明の実施形態では、合成パネルが縦桁方向と直交方向に複数に分割された分割パネルと中間パネルで構成されており、前記各分割パネルは縦桁を有し、縦桁を有しない中間パネルは底鋼板上面に固定された横リブが両側の分割パネルに向かって突出されており、分割パネルと中間パネルが前記横リブを介し床版コンクリートで結合されている合成パネル構造とされている。
本発明に係る合成パネル構造の実施形態を示す斜視図。 本発明に係る合成パネルを橋軸直角方向に分割した分割パネル(a)と結合用の中間パネル(b)の斜視図。 本発明に係る合成パネルを用いた3径間連続桁橋梁のパネル橋梁構造の実施形態の側面図。 橋梁支点の横梁と合成パネルの結合部を分解して示した斜視図。 本発明に係る連続桁橋梁の支点構造の斜視図。 連続桁橋梁の中間支点構造の一部縦断面図。 端部支点構造の一部縦断面図。 (a)〜(d)は、本発明のパネル橋梁の適用例を示す図。
符号の説明
1 合成パネル
2 底鋼板
3 縦桁
4 横リブ
5 床版コンクリート
6 孔
7 側板
8 配力筋
9 孔
10 支圧板
11 型枠
12 横梁
13 上面
15 分割パネル
16 中間パネル
17 受け材
18 橋脚(橋台)
19 パネル橋梁(または連続合成桁橋梁)
20 上側フランジ
21 ボルト孔
22 垂直補剛材
23 下側フランジ
25 せん断部材
26 上側フランジ
27 添接板
28 ブラケット
29 孔
30 鉄筋
31 ボルト孔
33 コンクリート
34 下弦材
35 斜材
36 中間横桁
37 大縦桁
38 外ケーブル
39 支承
P 支点
K 格点部

Claims (4)

  1. 複数の合成パネルを橋軸方向の支点間に配置した連続桁橋であって、支点上に配設された横梁に隣接して橋軸方向の前後に合成パネルが配設され、該合成パネルは主桁となる縦桁上端に設けた橋軸方向に突出するせん断部材と添接板で前記横梁に支持され、且つ縦桁下端部に設けた支圧板および横梁の側部と合成パネルの端部に設けた結合手段と周りに充填されているコンクリートで横梁と合成パネル端部が一体的に結合されて連続桁とされ、かつ前記合成パネルの構造が、底鋼板の下面に間隔をおいて配置した複数の前記縦桁の上面が固定され、該底鋼板の上面に前記縦桁と直交方向に複数の横リブが間隔をおいて固定配置され、該横リブを埋没するように床版コンクリートが充填されている合成パネル構造であり、その合成パネルにおける橋梁主桁として用いられる縦桁が前記底鋼板に溶接により一体化されている合成パネルを用いたことを特徴とするパネル橋梁構造。
  2. 合成パネルにおける橋梁主桁としての縦桁端部に、橋梁の支点に支持された横梁が固定されていることを特徴とする請求項1の合成パネルを用いたパネル橋梁構造。
  3. 請求項1の合成パネルを用いたパネル橋梁構造に用いられる合成パネル構造であって、底鋼板の下面に間隔をおいて配置した複数の縦桁の上面が固定され、該底鋼板の上面に前記縦桁と直交方向に複数の横リブが間隔をおいて固定配置され、該横リブを埋没するように床版コンクリートが充填されている合成パネル構造であり、その合成パネルにおける橋梁主桁として用いられる縦桁が前記底鋼板に溶接により一体化されていることを特徴とする合成パネル構造。
  4. 請求項記載の連続桁橋梁の施工方法であって、
    (1)橋梁の支点上に横梁を配設し、
    (2)各横梁上端の橋軸方向の前後に、主桁となる縦桁上端に設けた橋軸方向に突出するせん断部材を係止して合成パネルを載置し、
    (3)次に、横梁上端と合成パネル上端部を添接板で連結し、
    (4)各合成パネルを単純梁の支持状態で、各合成パネルの底鋼板上の床版コンクリートおよび支点部の横梁側面と、支圧板および結合手段を設けた合成パネルの端部間にコンクリートを充填し、横梁と合成パネル端部を一体的に結合して連続桁とすることを特徴とする合成パネルを用いた連続合成桁橋の施工方法。
JP2006290588A 2006-10-26 2006-10-26 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法 Expired - Lifetime JP4059909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006290588A JP4059909B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006290588A JP4059909B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002300882A Division JP3908642B2 (ja) 2002-10-15 2002-10-15 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007016594A JP2007016594A (ja) 2007-01-25
JP4059909B2 true JP4059909B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=37753985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006290588A Expired - Lifetime JP4059909B2 (ja) 2006-10-26 2006-10-26 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4059909B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034841B1 (ko) 2011-01-24 2011-05-17 주식회사 피피에스브릿지 인도용 석교
KR101066424B1 (ko) * 2011-03-18 2011-09-23 주식회사 스페이스테크놀로지 목재데크 교량 구조물 및 그것의 시공 방법
CN110670486A (zh) * 2019-10-10 2020-01-10 河北建设集团卓诚路桥工程有限公司 一种钢箱拱桥网格梁混凝土现浇桥面板施工工法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231688A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Nippon Steel Engineering Co Ltd 合成床版を用いた橋梁構造及びその施工方法、合成床版用型枠
CN102140774A (zh) * 2011-03-29 2011-08-03 中铁大桥勘测设计院有限公司 混凝土斜拉桥箱梁横向加劲构造
CN102425099B (zh) * 2011-09-30 2013-12-25 李勇 大悬臂波-桁组合pc桥梁及其制造方法
JP6373591B2 (ja) * 2014-01-30 2018-08-15 東日本高速道路株式会社 鋼橋における上下部工の接合構造
CN103967272B (zh) * 2014-03-19 2015-12-02 哈尔滨工程大学 一种frp材料永久性模板及frp模板与混凝土组合楼板
JP6301747B2 (ja) * 2014-06-23 2018-03-28 大成建設株式会社 プレキャスト床版と、主桁との接合構造
JP6684099B2 (ja) * 2016-01-29 2020-04-22 阪神高速道路株式会社 既設鋼桁橋梁の連結工法
CN109385977B (zh) * 2018-11-20 2024-04-05 保利长大港航工程有限公司 一种防裂混凝土面板及其施工方法
CN111496408B (zh) * 2020-04-13 2021-10-26 武船重型工程股份有限公司 一种变高钢混结合段制造方法
CN111560846B (zh) * 2020-04-30 2022-02-11 中交路桥华南工程有限公司 桥面系钢纵横梁的安装方法
CN112554403A (zh) * 2020-10-26 2021-03-26 江苏纬信工程咨询有限公司 一种frp混凝土工字型组合构件及其实施方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034841B1 (ko) 2011-01-24 2011-05-17 주식회사 피피에스브릿지 인도용 석교
KR101066424B1 (ko) * 2011-03-18 2011-09-23 주식회사 스페이스테크놀로지 목재데크 교량 구조물 및 그것의 시공 방법
CN110670486A (zh) * 2019-10-10 2020-01-10 河北建设集团卓诚路桥工程有限公司 一种钢箱拱桥网格梁混凝土现浇桥面板施工工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007016594A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4059909B2 (ja) 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法
JP3908642B2 (ja) 合成パネル構造およびパネル橋梁構造ならびに連続合成桁橋の施工方法
CN104929034A (zh) 一种模块化钢-混快速施工小箱梁桥及其施工方法
KR101007708B1 (ko) 세미-힌지 라멘교 및 그 시공방법
KR100839439B1 (ko) 하부구조와 상부구조를 조립식으로 결합하는 라멘교량의강접구조 및 이를 이용한 라멘교량의 시공방법
CN113481826A (zh) 一种预制装配式波形钢腹板组合箱梁
CN110331664B (zh) 钢-混凝土混合连续箱梁桥面板接头构造及其施工方法
JP2006009449A (ja) トラスパネル桁およびプレキャストトラスパネル
JP2003253621A (ja) 既設単純桁橋梁を連続化した連続桁構造
KR100894650B1 (ko) 프리플렉션 하중이 도입된 라멘교 및 그 시공방법
CN210013128U (zh) 预制拼装墩梁固结结构
JP4585614B1 (ja) 合成鋼床版橋の施工方法、並びにリブ付き鋼床版、及び合成鋼床版橋
CN109868753B (zh) 预制拼装墩梁固结结构及其施工方法
KR100621928B1 (ko) 프리캐스트 패널을 갖는 이중합성 철도 판형교 시공방법
KR101583401B1 (ko) 콘크리트 블록과 강재블록으로 구성되며 블록들의 연결부 접합면 상단의 이격거리와 하단의 이격거리 차이를 이용하여 거더에 프리스트레스를 도입할 수 있는 연속지간 하이브리드 거더
KR101426155B1 (ko) 수평재의 강재거더와 수직재의 연결부 접합면 간극차이를 이용하여 수평재의 강재거더에 프리스트레스를 도입할 수 있는 하이브리드 라멘구조물
CN113981794B (zh) 组合预制拼装式空心板梁及其施工方法
KR102325276B1 (ko) 하프 pc 연속슬래브 및 이의 시공 방법
KR101241401B1 (ko) 콘크리트 가로보를 이용한 강합성 연속교 시공방법
KR20090055935A (ko) 분절형 복합 박스 거더 제작방법
CN103911948A (zh) 应用于宽混凝土肋板梁的横向桁式钢结构及其施工方法
CN101886370B (zh) 桥墩钢制抱柱梁
KR20090084376A (ko) 프리스트레스 합성형교의 연속지점부상의 강-콘크리트 합성거더 및 그 시공방법
JP2005060964A (ja) 桁橋の構築方法
KR20000054500A (ko) 단경간 및 다경간 합성형 구조물에서 단부 지점의 하강 및상승공정을 이용 및 조절하여 부모멘트 구간 바닥판콘크리트와 정모멘트 구간 하부플랜지에 압축응력을도입시키는 시공법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4059909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term