JPH0721207B2 - 柱梁の仕口構法 - Google Patents
柱梁の仕口構法Info
- Publication number
- JPH0721207B2 JPH0721207B2 JP7548690A JP7548690A JPH0721207B2 JP H0721207 B2 JPH0721207 B2 JP H0721207B2 JP 7548690 A JP7548690 A JP 7548690A JP 7548690 A JP7548690 A JP 7548690A JP H0721207 B2 JPH0721207 B2 JP H0721207B2
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- Japan
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- column
- steel
- concrete
- beams
- reinforced concrete
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなる構造物
における柱梁の仕口構法に係るものである。
における柱梁の仕口構法に係るものである。
（従来の技術） 従来この種の工法として、特開昭50−179946号公報に示
すように、端部に太筋材が固定された鉄骨梁を、同太
筋材が柱主筋及び帯筋間に位置するように支持し、こ
の状態で柱の型枠を組つけコンクリートを打設する施工
方法が提案されている。
すように、端部に太筋材が固定された鉄骨梁を、同太
筋材が柱主筋及び帯筋間に位置するように支持し、こ
の状態で柱の型枠を組つけコンクリートを打設する施工
方法が提案されている。
（発明が解決しようとする課題） 前記従来の施工方法においては柱梁の仕口部の配筋が複
雑で、コンクリート打設前にだぼ筋が配設された鉄骨梁
の端部の納まりが複雑であり、また、同鉄骨梁の重量の
支持が困難である一般に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁と
よりなる構造物においては、鉄骨梁と鉄筋コンクリート
柱の応力伝達の際に、柱梁の仕口部の剛性が不足するた
め、鉄骨梁が変形しやすく、同鉄骨梁の変形に伴って、
その端部とコンクリート部の接触面で、コンクリートが
損傷しやすいことと、部分的な応力集中により、柱梁交
点の柱コンクリートが損傷しやすい。
雑で、コンクリート打設前にだぼ筋が配設された鉄骨梁
の端部の納まりが複雑であり、また、同鉄骨梁の重量の
支持が困難である一般に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁と
よりなる構造物においては、鉄骨梁と鉄筋コンクリート
柱の応力伝達の際に、柱梁の仕口部の剛性が不足するた
め、鉄骨梁が変形しやすく、同鉄骨梁の変形に伴って、
その端部とコンクリート部の接触面で、コンクリートが
損傷しやすいことと、部分的な応力集中により、柱梁交
点の柱コンクリートが損傷しやすい。
本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、その目的とする処は、剛性の高い鉄骨鉄筋コン
クリートのキヤピタル部を構築し、応力の伝達が円滑に
行われ、施工が合理化された柱梁の仕口構法を提供する
点にある。
もので、その目的とする処は、剛性の高い鉄骨鉄筋コン
クリートのキヤピタル部を構築し、応力の伝達が円滑に
行われ、施工が合理化された柱梁の仕口構法を提供する
点にある。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る柱梁の仕口構
法によれば、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構
造物において、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリ
ートを打設し、次いで、梁鉄骨を十字型に組立てるとと
もに、同梁鉄骨に梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部内に位
置する柱帯筋を配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁
を載架し、相隣る同ユニツト梁間を中間鉄骨梁で連結
し、柱頭部にコンクリートを打設して鉄骨鉄筋コンクリ
ートのキヤピタル部を構築するものである。
法によれば、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構
造物において、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリ
ートを打設し、次いで、梁鉄骨を十字型に組立てるとと
もに、同梁鉄骨に梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部内に位
置する柱帯筋を配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁
を載架し、相隣る同ユニツト梁間を中間鉄骨梁で連結
し、柱頭部にコンクリートを打設して鉄骨鉄筋コンクリ
ートのキヤピタル部を構築するものである。
（作用） 本発明においては前記したように、鉄筋コンクリート柱
を梁下までコンクリートを打設し、柱主筋が上方に突設
された状態で、柱梁接合部中央の鉄骨を連続させた十字
型の梁鉄骨に、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置す
る柱帯筋を予め配筋して組立てられた十字型鉄骨鉄筋ユ
ニツト梁を柱頭に載架し、相隣る同ユニツト梁間を中間
鉄骨梁で連結し、柱頭部における同ユニツト梁にコンク
リートを打設して、剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートの
キヤピタル部を構築するものである。
を梁下までコンクリートを打設し、柱主筋が上方に突設
された状態で、柱梁接合部中央の鉄骨を連続させた十字
型の梁鉄骨に、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置す
る柱帯筋を予め配筋して組立てられた十字型鉄骨鉄筋ユ
ニツト梁を柱頭に載架し、相隣る同ユニツト梁間を中間
鉄骨梁で連結し、柱頭部における同ユニツト梁にコンク
リートを打設して、剛性の高い鉄骨鉄筋コンクリートの
キヤピタル部を構築するものである。
従って、前記鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁は剛性の高い
鉄骨鉄筋コンクリートのキヤピタル部を介して一体に接
合され、柱梁間の応力伝達が確実に行われ、且つ梁端部
の変形が抑止されるとともに、コンクリート部から離れ
た裸の鉄骨梁部に架構全体の降伏点を明確に位置づける
ことができ、剛性の高い、ほとんど損傷しないコンクリ
ート部と柔らかく変形する鉄骨梁との組み合わせによ
り、粘りのある架構を組立ることができる。
鉄骨鉄筋コンクリートのキヤピタル部を介して一体に接
合され、柱梁間の応力伝達が確実に行われ、且つ梁端部
の変形が抑止されるとともに、コンクリート部から離れ
た裸の鉄骨梁部に架構全体の降伏点を明確に位置づける
ことができ、剛性の高い、ほとんど損傷しないコンクリ
ート部と柔らかく変形する鉄骨梁との組み合わせによ
り、粘りのある架構を組立ることができる。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例によって説明する。
鉄筋コンクリート柱（Ａ）のコンクリートを梁下まで打
設し、（第１図参照）次いでフランジにスタツドボルト
（１）またはシヤー鉄筋が植立されたＨ型鋼梁（２）を
十字型に組立て、同各Ｈ型鋼梁（２）の上下面及び外周
に梁主筋（３）と肋筋（４）を配筋するとともに、パネ
ルゾーンにおける相隣る前記Ｈ型鋼梁（２）のウエブ間
に柱帯筋（５）を配筋して十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁
（Ｂ）を組立て、（第７図参照）同ユニツト（Ｂ）を、
柱主筋（６）が上方に突出した前記鉄筋コンクリート柱
（Ａ）の柱頭に落し込む。（第２図参照） なお第７図中（７）は前記Ｈ型鋼梁（２）に取付けられ
た梁主筋（３）の取付部片である。
設し、（第１図参照）次いでフランジにスタツドボルト
（１）またはシヤー鉄筋が植立されたＨ型鋼梁（２）を
十字型に組立て、同各Ｈ型鋼梁（２）の上下面及び外周
に梁主筋（３）と肋筋（４）を配筋するとともに、パネ
ルゾーンにおける相隣る前記Ｈ型鋼梁（２）のウエブ間
に柱帯筋（５）を配筋して十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁
（Ｂ）を組立て、（第７図参照）同ユニツト（Ｂ）を、
柱主筋（６）が上方に突出した前記鉄筋コンクリート柱
（Ａ）の柱頭に落し込む。（第２図参照） なお第７図中（７）は前記Ｈ型鋼梁（２）に取付けられ
た梁主筋（３）の取付部片である。
次いで各柱頭に配設された前記ユニツト（Ｂ）における
Ｈ型鋼梁（２）をフランジにスタツドボルト（１）が植
立された中間Ｈ型鋼梁（８）を溶接またはボルトによっ
て連結する。（第３図参照） 次いで柱梁仕口部の型枠（９）を設置するとともに、床
型枠を設置する。（第４図参照） 次いで前記仕口部のコンクリート（10）および床コンク
リート（11）を打設し、（第５図参照）かくして構築さ
れた剛性の高いキヤピタル部（12）を介して、柱梁を一
体に接合する。（第６図及び第７図参照） このように前記実施例によれば、鉄筋コンクリート柱
（Ａ）のコンクリートを梁下まで打設し、同柱（Ａ）の
柱頭部中央に、十字型に組立られた鉄骨鉄筋ユニツト梁
（Ｂ）をセツトし、中間鉄骨梁（８）を介して、前記ユ
ニツト（Ｂ）相互をボルト接合、または溶接したのち床
等の現場打コンクリートを打設するという単純な作業の
繰返しとなり、作業を著しく単純化できる。
Ｈ型鋼梁（２）をフランジにスタツドボルト（１）が植
立された中間Ｈ型鋼梁（８）を溶接またはボルトによっ
て連結する。（第３図参照） 次いで柱梁仕口部の型枠（９）を設置するとともに、床
型枠を設置する。（第４図参照） 次いで前記仕口部のコンクリート（10）および床コンク
リート（11）を打設し、（第５図参照）かくして構築さ
れた剛性の高いキヤピタル部（12）を介して、柱梁を一
体に接合する。（第６図及び第７図参照） このように前記実施例によれば、鉄筋コンクリート柱
（Ａ）のコンクリートを梁下まで打設し、同柱（Ａ）の
柱頭部中央に、十字型に組立られた鉄骨鉄筋ユニツト梁
（Ｂ）をセツトし、中間鉄骨梁（８）を介して、前記ユ
ニツト（Ｂ）相互をボルト接合、または溶接したのち床
等の現場打コンクリートを打設するという単純な作業の
繰返しとなり、作業を著しく単純化できる。
また本発明によれば、前記鉄筋コンクリート柱（Ａ）の
柱頭部中央に十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁（Ｂ）を載架す
ることによって、同ユニツト（Ｂ）の柱（Ａ）に対する
セツトをサポートを要することなく簡単に行なうことが
できる。
柱頭部中央に十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁（Ｂ）を載架す
ることによって、同ユニツト（Ｂ）の柱（Ａ）に対する
セツトをサポートを要することなく簡単に行なうことが
できる。
更に、工場あるいは現場で事前に配筋することによっ
て、精度のよい品質の高い接合部をつくることができ、
コンクリートを打設して、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋
コンクリートのキヤピタル部（12）を構築し、同キヤピ
タル部（12）によって前記柱（Ａ）及びユニツト梁
（Ｂ）を一体的に接合して、柱梁間の合理的な応力伝達
を図り、十字型に連続した鉄骨梁によって鉄筋コンクリ
ート柱（Ａ）に確実に応力を伝達するようにしただけで
なくコンクリート内部の鉄骨の変形を抑止し、柱梁交点
コンクリート剪断耐力を増大し、この部分に損傷を全く
生起せしめないようにするとともに、応力伝達時におけ
る鉄骨梁端部のコンクリートの剥離を防止するものであ
る。
て、精度のよい品質の高い接合部をつくることができ、
コンクリートを打設して、柱頭部に剛性の高い鉄骨鉄筋
コンクリートのキヤピタル部（12）を構築し、同キヤピ
タル部（12）によって前記柱（Ａ）及びユニツト梁
（Ｂ）を一体的に接合して、柱梁間の合理的な応力伝達
を図り、十字型に連続した鉄骨梁によって鉄筋コンクリ
ート柱（Ａ）に確実に応力を伝達するようにしただけで
なくコンクリート内部の鉄骨の変形を抑止し、柱梁交点
コンクリート剪断耐力を増大し、この部分に損傷を全く
生起せしめないようにするとともに、応力伝達時におけ
る鉄骨梁端部のコンクリートの剥離を防止するものであ
る。
（発明の効果） このように本発明によれば、梁下までコンクリートが打
設された鉄筋コンクリート柱の柱頭部に、梁鉄骨を十字
型に組立て、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置する
柱帯筋を予め配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁を
載架することによって、鉄骨梁の柱に対するセツトをサ
ポートを要することなく簡単に遂行しうるものであり、
キヤピタル部の複雑な配筋を、予め工場あるいは現場敷
地内等で事前に施工することのできる十字型のユニツト
として簡略化することができるため、大巾な施工の合理
化と品質の向上に寄与できる。
設された鉄筋コンクリート柱の柱頭部に、梁鉄骨を十字
型に組立て、梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部に位置する
柱帯筋を予め配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁を
載架することによって、鉄骨梁の柱に対するセツトをサ
ポートを要することなく簡単に遂行しうるものであり、
キヤピタル部の複雑な配筋を、予め工場あるいは現場敷
地内等で事前に施工することのできる十字型のユニツト
として簡略化することができるため、大巾な施工の合理
化と品質の向上に寄与できる。
更に相隣る前記十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁間を中間鉄骨
梁で連結し、柱頭部における前記ユニツト梁にコンクリ
ートを打設することによって、柱頭部に剛性の高い鉄骨
鉄筋コンクリートのキヤピタル部を構築し、同キヤピタ
ル部を介して柱梁間の応力伝達を確実にならしめるとと
もに作業を著しく単純化しうるものであり安全性の高い
構法となる。しかも前記ユニツト梁は、柱梁接合部の中
央の鉄骨が連続された十字型に形成されているので、応
力の伝達がより円滑に行なわれ、施工性が向上される。
梁で連結し、柱頭部における前記ユニツト梁にコンクリ
ートを打設することによって、柱頭部に剛性の高い鉄骨
鉄筋コンクリートのキヤピタル部を構築し、同キヤピタ
ル部を介して柱梁間の応力伝達を確実にならしめるとと
もに作業を著しく単純化しうるものであり安全性の高い
構法となる。しかも前記ユニツト梁は、柱梁接合部の中
央の鉄骨が連続された十字型に形成されているので、応
力の伝達がより円滑に行なわれ、施工性が向上される。
第１図乃至第５図は本発明に係る柱梁の仕口構法の一実
施例の工程を示す側面図、第６図は前記柱梁仕口構法に
よって構成された柱梁の仕口部を示す斜視図、第７図は
十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁の斜視図である。 （Ａ）…鉄筋コンクリート柱、（Ｂ）…十字型鉄骨鉄筋
ユニツト梁、（２）…Ｈ型鋼梁、（３）…梁主筋、
（４）…肋筋、（５）…柱帯筋、（６）…柱主筋、
（８）…中間Ｈ型鋼梁、（10）…柱梁仕口部コンクリー
ト、（12）…キヤピタル部。
施例の工程を示す側面図、第６図は前記柱梁仕口構法に
よって構成された柱梁の仕口部を示す斜視図、第７図は
十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁の斜視図である。 （Ａ）…鉄筋コンクリート柱、（Ｂ）…十字型鉄骨鉄筋
ユニツト梁、（２）…Ｈ型鋼梁、（３）…梁主筋、
（４）…肋筋、（５）…柱帯筋、（６）…柱主筋、
（８）…中間Ｈ型鋼梁、（10）…柱梁仕口部コンクリー
ト、（12）…キヤピタル部。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とよりなる構
造物において、鉄筋コンクリート柱の梁下までコンクリ
ートを打設し、次いで、梁鉄骨を十字型に組立てるとと
もに、同梁鉄骨に梁主筋及び肋筋並に柱梁接合部内に位
置する柱帯筋を配筋してなる十字型鉄骨鉄筋ユニツト梁
を載架し、相隣る同ユニツト梁間を中間鉄骨梁で連結
し、柱頭部にコンクリートを打設して鉄骨鉄筋コンクリ
ートのキヤピタル部を構築することを特徴とする柱梁の
仕口構法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7548690A JPH0721207B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7548690A JPH0721207B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03275832A JPH03275832A (ja) | 1991-12-06 |
| JPH0721207B2 true JPH0721207B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=13577671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7548690A Expired - Lifetime JPH0721207B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 柱梁の仕口構法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721207B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103806660B (zh) * | 2014-01-17 | 2016-01-06 | 永升建设集团有限公司 | 劲性混凝土结构梁-柱节点施工方法 |
| CN111894203A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-11-06 | 中铁五局集团成都工程有限责任公司 | 一种上盖地铁车辆段型钢混凝土施工工艺 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP7548690A patent/JPH0721207B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03275832A (ja) | 1991-12-06 |
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