JP3354526B2 - トロバフロキサシン酸塩の製造方法 - Google Patents

トロバフロキサシン酸塩の製造方法

Info

Publication number
JP3354526B2
JP3354526B2 JP24737399A JP24737399A JP3354526B2 JP 3354526 B2 JP3354526 B2 JP 3354526B2 JP 24737399 A JP24737399 A JP 24737399A JP 24737399 A JP24737399 A JP 24737399A JP 3354526 B2 JP3354526 B2 JP 3354526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compound
formula
following formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24737399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000086658A (ja
Inventor
ティモシー・ノリス
ピーター・ロバート・ローズ
ケイス・マイケル・デヴリーズ
Original Assignee
ファイザー・プロダクツ・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ファイザー・プロダクツ・インク filed Critical ファイザー・プロダクツ・インク
Publication of JP2000086658A publication Critical patent/JP2000086658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354526B2 publication Critical patent/JP3354526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/52Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring condensed with a ring other than six-membered

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトロバフロキサシン
酸塩の製造方法に関する。トロバフロキサシン酸塩は、
穏やかな条件を用いるイミン中間体の加水分解から得る
ことができる。
【0002】
【従来の技術】キノロン及びナフチリドンカルボン酸、
それらの双性イオン塩、及びそれらの薬学的に許容し得
る塩は抗菌剤として有用であり、例えば、Matsumotoら
の米国特許第4,738,968号、Matsumotoらの米
国特許第4,382,937号、Hayakawaらの米国特許
第4,382,892号、Huttらの米国特許第4,57
1,396号、Ishikawaらの米国特許第4,416,8
84号、Jefsonらの米国特許第4,775,668号、
Brightyの米国特許第5,164,402号及びToyama
Chemical Co.Ltdの英国特許公開第2,191,776
号に記載される方法に従って製造されている。
【0003】(1α,5α,6α)−7−(6−アミノ
−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキス−3−イル)
−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジ
ン−3−カルボン酸、別名トロバフロキサシンは、好ま
しい抗菌特性を有するナフチリドンカルボン酸の1つの
型である。
【0004】
【化13】
【0005】トロバフロキサシン トロバフロキサシンと同様に、トロバフロキサシン酸塩
は抗菌特性を有する。トロバフロキサシン酸塩はトロバ
フロキサシンの水溶性プロドラッグ形態である。トロバ
フロキサシン塩酸塩は、従来、エチル7−クロロ−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−カルボキシレート:
【0006】
【化14】
【0007】を[1α,5α,6α]−6−tert−
ブトキシカルボニルアミノ−3−アザビシクロ[3.
1.0]ヘキサン:
【0008】
【化15】
【0009】とカップリングさせ、生じた生成物を塩酸
水溶液で加水分解することにより得られている(Bright
yの米国特許第5,164,402号、実施例12
A)。さらに最近では、トロバフロキサシンメタンスル
ホン酸塩が、エチル7−クロロ−1−(2,4−ジフル
オロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキシレー
トを[1α,5α,6α]−6−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキ
サンとカップリングさせ、生じた生成物をメタンスルホ
ン酸で加水分解することにより得られている(Handanya
nらの米国特許第5,763,454号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記方法により有効量
のトロバフロキサシン酸塩を確実に得ることができる
が、上記方法はモル当量のイソブチレンガスをもter
t−ブトキシカルボニル保護基の加水分解の副生物とし
て生成する。イソブチレンは非常に可燃性であり、大気
圏のオゾン層に対して悪影響を及ぼすものと信じられて
いる。したがって、有害なイソブチレンガスの生成を招
くことのない、トロバフロキサシン酸塩を得るための方
法が非常に望ましく、かつ有利である。
【0011】ここで、あらゆる参考文献の引用及び同定
は、そのような参考文献が本発明に対する従来技術とし
て利用可能であることを承認したものとして解釈される
べきではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、下記式
(IV)を有するトロバフロキサシン酸塩を製造するため
の方法であって、
【0013】
【化16】
【0014】(ここで、ZHは無機酸である。) 下記式(I)の化合物:
【0015】
【化17】
【0016】(ここで、RはC1−C6アルキル基であ
り;及び、式(I)の化合物のベンジリデン環は1つ以
上のフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アル
キル又はC1−C6アルコキシル基で置換されていてもよ
い。)を、無機酸ZH及び水を含む組成物と接触させる
工程を含む方法が提供される。
【0017】本発明は、さらに、式(I)の新規化合物
を提供する。式(I)の化合物はトロバフロキサシン酸
塩を合成するための中間体として有用である。本発明の
好ましい態様において、式(I)の化合物はエチル(1
α,5α,6α)−7−(6−ベンジリデニルアミノ−
3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキス−3−イル)−
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−カルボキシレートである。
【0018】
【化18】
【0019】加えて、本発明は、式(IV)を有するトロ
バフロキサシン酸塩の製造方法であって、(a)三級ア
ミン塩基の存在下において、下記式(V)の化合物:
【0020】
【化19】
【0021】(ここで、Rは上で定義されている。)を
下記式(II)の化合物
【0022】
【化20】
【0023】(ここで、式(II)の化合物のベンジリデ
ン環は1つ以上のフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、
1−C6アルキル又はC1−C6アルコキシル基で置換さ
れていてもよい。)と接触させて式(I)の化合物を得
る工程;及び(b)式(I)の化合物を、無機酸ZH及
び水を含む組成物と接触させる工程、を含む方法を提供
する。
【0024】本発明は、さらに、式(I)の化合物及び
トロバフロキサシン酸塩を合成するための中間体として
有用な式(II)の新規化合物を提供する。本発明の好ま
しい態様において、式(II)の化合物は(1α,5α,
6α)−6−ベンジリデニルアミノ−3−アザビシクロ
[3.1.0]ヘキサンである。
【0025】
【化21】
【0026】その上さらに、本発明は、トロバフロキサ
シン酸塩の製造方法であって、(a)実質的に無水条件
下で、式(I)の化合物を無機酸ZHと接触させて下記
式(III)の化合物を得る工程;
【0027】
【化22】
【0028】(ここでR及びZHは上で定義されてい
る。)及び(b)式(III)の化合物を、無機酸ZH及
び水を含む組成物と接触させる工程、を含む方法を提供
する。
【0029】本発明は、その上さらに、トロバフロキサ
シン酸塩を合成するための中間体として有用な式(II
I)の新規化合物を提供する。本発明の好ましい態様に
おいて、式(III)の化合物はトロバフロキサシンエチ
ルエステルメタンスルホン酸塩である。
【0030】
【化23】
【0031】トロバフロキサシンエチルエステルメタン
スルホン酸塩 式(I)及び(II)の化合物がイミンであるため、これ
らはシン又はアンチ配置のいずれかで存在する。本発明
にはいずれかの配置又はそれらの混合物が含まれること
は理解される。
【0032】
【発明の実施の形態】“アルキル”という用語は、ここ
で用いられる場合、直鎖もしくは分岐鎖ヒドロカルビル
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピ
ル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル等を含む。
【0033】“アリール”という用語は、ここで用いら
れる場合、芳香族ヒドロカルビル基、例えば、フェニル
又はナフチルを含み、これはフルオロ、クロロ、シア
ノ、ニトロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコ
キシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメ
トキシ、ジフルオロメトキシ及び(C1−C6)アルキル
からなる群より独立に選択される1ないし3個の置換基
で置換されていてもよい。
【0034】“カップリング反応”という用語は、ここ
で用いられる場合、三級アミン塩基の存在下における式
(II)の化合物と式(V)の化合物との反応により式
(I)の化合物の形成をもたらす反応を意味する。
【0035】“加水分解反応”という用語は、ここで用
いられる場合、式(I)の化合物と無機酸及び水を含む
組成物との反応を意味する。“イミン形成反応”という
用語は、ここで用いられる場合、スキーム1に示され
る、(1α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシ
クロ[3.1.0]ヘキサンと置換されていてもよいア
ルデヒドとの反応を意味する。
【0036】“三級アミン塩基”という用語は、ここで
用いられる場合、単独で炭素原子と3つの結合を形成す
る窒素原子を有する有機化合物を意味し、これらの結合
の各々はsp2又はsp3結合である。
【0037】“トロバフロキサシン酸塩”という用語
は、ここで用いられる場合、トロバフロキサシンの無機
酸塩を意味する。“実質的に無水状態”という用語は、
ここで用いられる場合、水が反応混合物の約1重量%を
上回る量存在しない反応条件を意味する。式(II)の化合物 式(II)の化合物はスキーム1に従って得ることができ
る。N−ベンジルマレイミド(1)のニトロシクロプロ
パン化で(1α,5α,6α)−3−N−ベンジル−6
−ニトロ−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ[3.
1.0]ヘキサン(2)を得る。2のイミノカルボニル
基をNaBH4を用いてBF3−THFの存在下において
還元することで(1α,5α,6α)−3−N−ベンジ
ル−6−ニトロ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキ
サン(3)を得る。3のニトロ基のアミノ基への還元
(これはN−ベンジル基の水素化分解を伴う)は10%
Pd付着炭素の存在下における水素化分解によって達成
し、(1α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシ
クロ[3.1.0]ヘキサン(4)を得る。次に、(1
α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシクロ
[3.1.0]ヘキサンを置換されていてもよいアルデ
ヒド5とイミン形成反応で反応させ、(1α,5α,6
α)−6−アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘ
キサンの6−アミノ基上にイミノ保護基を有する式(I
I)の化合物を得る。化合物1−4は下記第5節に記載
される方法を用いて得ることができ、又は当業者に公知
の方法により得ることができる。化合物3は Braish
ら、Synlett 1100 (1996)の方法に従って得ることがで
きる。アルデヒド5は1つ以上のフルオロ、クロロ、ブ
ロモ、ヨード、C1−C6アルキル又はC1−C6アルコキ
シル基で置換されていてもよい。アルデヒド5は市販さ
れており、又は当業者に公知の手段により容易に合成す
ることができる。適切なアルデヒド5には、ベンズアル
デヒド、2−クロロベンズアルデヒド、3−クロロベン
ズアルデヒド、4−クロロベンズアルデヒド、2−ブロ
モベンズアルデヒド、3−ブロモベンズアルデヒド、4
−ブロモベンズアルデヒド、4−エチルベンズアルデヒ
ド、o−トルアルデヒド、m−トルアルデヒド、p−ト
ルアルデヒド等が含まれるが、これらに限定されるもの
ではない。好ましくは、アルデヒド5はベンズアルデヒ
ドである。 スキーム1
【0038】
【化24】
【0039】式(II)の化合物の形成をもたらす反応
(イミン形成反応)は(1α,5α,6α)−6−アミ
ノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(4)を
アルデヒド5と接触させることにより行う。一般には、
(1α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシクロ
[3.1.0]ヘキサンのアルデヒド5に対するモル比
は約3:1ないし約1:3、好ましくは約1.5:1な
いし約1:1.5、最も好ましくは約1.1:1ないし
約1:1.1の範囲である。
【0040】このイミン形成反応は不活性有機溶媒の存
在下で行うことができる。適切な有機溶媒にはジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、トルエン、キシレン、及び単純ア
ルコール、例えば、メタノール及びイソプロパノールが
含まれるが、これらに限定されるものではない。このイ
ミン形成反応を不活性有機溶媒の存在下で行う場合、イ
ミン形成反応はその不活性有機溶媒中の約1%ないし約
95%v/v溶液として、好ましくは、その不活性有機
溶媒中の約5%ないし約40%v/v溶液として行う。
好ましくは、このイミン形成反応は不活性有機溶媒が存
在しない状態で行う。
【0041】このイミン形成反応は、好ましくは、不活
性有機溶媒を用いるかどうかに関わらず、三級アミン塩
基の存在下で行う。いかなる特定の理論にも結び付けら
れるものではないが、この三級アミン塩基は、式(II)
の化合物の分解、例えば加水分解、を開始させることが
可能な、反応媒体中に存在する痕跡量のあらゆる酸を除
去することによって機能するものと信じられる。適切な
三級アミン塩基にはトリエチルアミン、N,N−ジイソ
プロピルエチルアミン、ジメチルイソプロピルアミン、
メチルジブチルアミン、トリフェニルアミン、ピリジ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、2,6−ルチジン、
2,4,6−コリジン、N,N,N’,N’−テトラメ
チル−1,8−ナフタレンジアミン等が含まれるが、こ
れらに限定されるものではない。好ましくは、三級アミ
ン塩基を用いる場合、その三級アミン塩基はトリエチル
アミンである。三級アミン塩基を用いる場合、好ましく
は、いずれが多量に存在するにしても(1α,5α,6
α)−6−アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘ
キサン又はアルデヒド5よりも多量に存在する。より好
ましくは、三級アミン塩の(1α,5α,6α)−6−
アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン又は
アルデヒド5に対する比は、いずれが多量に存在するに
しても、約10:1ないし約2:1、最も好ましくは約
5:1ないし約2:1である。
【0042】このイミン形成反応は、ほぼ室温から用い
られる不活性有機溶媒又は三級アミン塩基のほぼ還流温
度までの温度で、好ましくはほぼ室温から約120℃ま
での温度で、より好ましくは約45℃ないし約100℃
の温度で、最も好ましくは約70℃ないし約100℃の
温度で行う。
【0043】このイミン形成反応を不活性有機溶媒が存
在しない状態で、かつトリエチルアミン三級アミン塩基
の存在下において行う場合、このイミン形成反応はトリ
エチルアミンのほぼ還流温度で行う。
【0044】このイミン形成反応から得られる式(II)
の化合物は、それらの反応混合物から当業者に公知の標
準再結晶化法を用いて精製することができ、又はそのイ
ミン形成反応混合物を、真空中でもよいが、単に濃縮し
て不活性有機溶媒又は三級アミン塩基を除去することで
得ることができる。あるいは、式(II)の化合物は、そ
の場で形成し、精製することなく式(I)の化合物及び
トロバフロキサシン酸塩を得るための中間体として用い
ることができる。
【0045】本発明の好ましい態様において、アルデヒ
ド5はベンズアルデヒドであり、式(II)の化合物は
(1α,5α,6α)−6−ベンジリデニルアミノ−3
−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンである。式(I)の化合物 一般には、式(I)の化合物は式(II)の化合物、式
(V)の化合物、及び三級アミン塩基を、好ましい順序
はなしに、結合させることにより得られる。式(II)の
化合物は上記第4.3節に記載される方法に従って得る
ことができる。式(V)の化合物は英国特許公開GB
2,191,776号の方法に従って得ることができ
る。
【0046】三級アミン塩基はイミン形成反応について
上に記載される通りである。好ましくは、三級アミン塩
基は式(R2)(R2)(R2)Nを有し、ここで各々の
2は独立にC1−C6アルキルもしくは(C6−C10)ア
リール基であり;又は三級アミン塩基は環内窒素原子を
有する芳香族化合物である。適切な三級アミン塩基には
トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン、ジメチルイソプロピルアミン、メチルジブチルアミ
ン、トリフェニルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、2,6−ルチジン、2,4,6−コリジ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,8−ナフ
タレンジアミン等が含まれるが、これらに限定されるも
のではない。好ましくは、三級アミン塩基はトリエチル
アミンである。
【0047】式(II)の化合物の式(V)の化合物に対
するモル比は約1.5:1ないし約1:1.5、好まし
くは約1.3:1ないし約1:1.3の範囲である。三
級アミン塩基の式(II)の化合物又は式(V)の化合物
に対するモル比は、いずれが大量に用いられているとし
ても、一般には約10:1ないし約1:1、好ましくは
約6:1ないし約1:1である。
【0048】いかなる特定の理論にも結び付けられるも
のではないが、三級アミン塩基の使用は、イミン加水分
解及び引き続く式(II)の化合物の一級環外アミノ基と
式(V)の化合物の第7炭素原子のクロロ基との反応か
ら生じる望ましくない副生物の形成を実質的に回避する
ものと信じられる。加えて、三級アミン塩基は式(V)
の化合物の第7炭素原子と式(II)の化合物の環窒素原
子との結合形成プロセスを促進する。
【0049】三級アミン塩基が式(II)の化合物及び式
(V)の化合物を十分に可溶化する場合、カップリング
反応はさらなる溶媒の存在下において行う必要はない。
しかしながら、特定の状況においては、例えば試薬をよ
り可溶化し、又は反応の発熱を制御するため、カップリ
ング反応をカップリング反応溶媒の存在下で進行させる
ことが望ましいことがある。適切なカップリング反応溶
媒には、(C1−C6)アルコール、例えば、メタノー
ル、エタノール及びイソプロパノール;エーテル、例え
ば、テトラヒドロフラン(THF)及びジエチルエーテ
ル、極性非プロトン性溶媒、例えば、ジメチルスルホキ
シド、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド及びN−
メチルピロリジノン;及びそれらの混合液が含まれる。
式(I)の化合物及び式(V)の化合物は、選択された
カップリング反応溶媒に少なくとも部分的には溶解しな
ければならない;したがって、適切な溶媒又は、必要で
あれば、溶媒の混合液を選択することは当業者が十分理
解する範囲内にある。
【0050】カップリング反応は、約60℃以上の温度
で約1時間ないし約48時間の範囲の期間、好ましくは
約2時間ないし約24時間の範囲の期間行うことが都合
がよい。より好ましくは、カップリング反応は、三級ア
ミン塩基又は用いられる特定の溶媒の還流温度で、約6
時間ないし約20時間の範囲の期間行う。
【0051】カップリング反応の生成物、すなわち、式
(I)の化合物は通常の実験用溶媒からの再結晶化によ
り、又は当業者に公知の他の方法によって精製すること
ができる。式(I)の化合物が三級アミン塩基又はカッ
プリング反応溶媒に不溶性である場合、式(I)の化合
物は、通常の実験用溶媒もしくはそれらの混合液から式
(I)の化合物を濾過し、場合によっては再結晶化する
ことにより、又は式(I)の化合物を当業者に公知の他
の方法を用いて精製することによって単離することがで
きる。
【0052】カップリング反応において用いられる式
(II)の化合物は上記第4.2節に記載されるイミン形
成反応から単離及び精製することができ、又は、好まし
くは、その場で形成して式(V)の化合物及び三級アミ
ン塩基と接触させる。これに関しては、式(II)の化合
物を上記イミン形成反応に従って形成し、そのイミン形
成反応混合物を式(V)の化合物に添加する。三級アミ
ン塩基がイミン形成反応において用いられる場合には、
三級アミン塩基をカップリング反応にさらに添加するこ
とができる。三級アミン塩基が式(V)の化合物の溶液
中に存在しない場合には、三級アミン塩基をカップリン
グ反応に、式(V)の化合物の添加と共に、又はその
前、もしくはそれに続いて添加する。トロバフロキサシン酸塩 トロバフロキサシン酸塩は、式(I)の化合物を無機酸
及び水を含む組成物と接触させることにより得ることが
できる(加水分解反応)。特定の理論と結び付けられる
ものではないが、無機酸が式(I)の化合物からイミノ
保護基を除去し、かつ無機酸及び水を含む組成物が式
(I)の化合物の第3炭素原子のエステル基を加水分解
してトロバフロキサシンを形成し、これがこの加水分解
反応において用いられる無機酸の1当量と安定な酸塩を
形成するものと信じられる。
【0053】適切な無機酸にはメタンスルホン酸、エタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、硝酸、硫酸、リン
酸、塩酸、臭化水素酸、酒石酸、クエン酸、酢酸、及び
マレイン酸等が含まれるが、これらに限定されるもので
はない。加水分解反応から得られるトロバフロキサシン
酸塩が、そこで用いられる特定の無機酸のトロバフロキ
サシン塩であることは理解されるであろう。
【0054】一般には、無機酸の式(I)の化合物に対
するモル比は約10:1ないし約1:1、好ましくは約
5:1ないし約2:1の範囲である。水の、式(I)の
化合物及び無機酸の総量に対する重量比は、約10:1
ないし約2:1である。
【0055】場合によっては、式(I)の化合物の可溶
化を助けるため、水溶性有機溶媒を加水分解反応に添加
することができる。このような水溶性有機溶媒は、好ま
しくは、非求核性であり、かつ式(I)の化合物のエス
テル基又はトロバフロキサシン酸群の第3炭素原子の位
置のカルボキシル基とカルボン酸誘導体を形成すること
がない。これに関して有用な水溶性有機溶媒にはテトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、N−メチルピロリジノン等が含まれるが、これ
らに限定されるものではない。水溶性有機溶媒を加水分
解反応において用いる場合、その水溶性有機溶媒は、好
ましくは、テトラヒドロフランである。
【0056】加水分解反応は、ほぼ室温からほぼ水又は
水溶性有機溶媒の還流温度の範囲の温度で、約1時間な
いし約48時間行う。好ましくは、加水分解反応は、水
又は水溶性有機溶媒の還流温度で、約12時間ないし約
36時間行う。
【0057】トロバフロキサシン酸塩は、加水分解反応
から、加水分解反応混合物を濃縮して容積を減少させ、
場合によっては生じた濃縮物を冷却し、かつ生じたトロ
バフロキサシン酸塩の沈殿を濾過することにより単離す
ることができる。加水分解反応混合物は、濃縮に先立っ
て、脱色炭素で前処理して濾過することができる。加え
て、濾過に先立ち、トロバフロキサシン酸塩生成物を手
で、又は機械的に顆粒化することが望ましいことがあ
る。場合によっては、濾過したトロバフロキサシン酸塩
生成物を、通常の実験用溶媒を用いて再結晶化し、又は
当業者に公知の他の手段を用いて精製することができ
る。
【0058】トロバフロキサシン酸塩は式(I)の化合
物から二段階プロセスにより得ることができることも指
摘しなければならない:第1工程においては、イミノ保
護基を式(I)の化合物から、その第3炭素原子のエス
テル基を加水分解することなく除去して式(III)の化
合物を形成し;第2工程においては、式(III)の第3
炭素原子のエステル基を加水分解してトロバフロキサシ
ン酸塩を得る。したがって、式(III)の化合物はトロ
バフロキサシン酸塩を合成するための中間体としてはも
ちろん、そのプロドラッグとしても有用である。
【0059】式(III)の化合物は、式(I)の化合物
を無機酸と、場合によっては不活性有機溶媒の存在下に
おいて接触させることにより製造する。一般には、無機
酸の式(I)の化合物に対するモル比は約10:1ない
し約1:1、好ましくは約5:1ないし約2:1の範囲
である。式(I)の化合物の可溶化を助けるため、不活
性有機溶媒を添加することができる。不活性有機溶媒を
添加する場合、その不活性有機溶媒は、好ましくは、テ
トラヒドロフランである。
【0060】式(III)の化合物はエステル基を第3炭
素原子位置に保持するため、式(III)の化合物を形成
するのに用いられる反応は、エステル基を加水分解し得
る水が排除されるように実質的に無水条件下で行う。
【0061】式(III)の化合物を得るのに用いられる
反応は、ほぼ室温から約80℃までの範囲の温度で、約
1時間ないし約24時間行う。好ましくは、この反応は
約40℃ないし約60℃の温度で、約5時間ないし約2
0時間行う。
【0062】生じた式(III)の化合物は、その反応混
合物を室温以下に冷却し、式(III)の化合物の生成物
を濾過することにより単離することができる。式(II
I)の化合物を粉末の形態で単離することが望ましい場
合には、濾過に先立ち、式(III)の化合物を機械的
に、又は手で顆粒化することができる。ひとたび濾過し
たら、式(III)の化合物を再結晶化し、又は当業者に
公知の他の手段を用いて精製することができる。
【0063】ひとたび式(III)の化合物を単離した
ら、式(III)の化合物を無機酸及び水を含む組成物と
接触させることにより、式(III)の化合物をトロバフ
ロキサシン酸塩に変換することができる。一般には、無
機酸の式(III)の化合物に対するモル比は約5:1な
いし約1:1、好ましくは約3:1ないし約1:1の範
囲である。水の、式(I)の化合物及び無機酸の総量に
対する重量比は約10:1ないし約2:1である。
【0064】場合によっては、式(III)の化合物の可
溶化を助けるため、上記水溶性有機溶媒を添加すること
ができる。水溶性有機溶媒を用いる場合、その水溶性有
機溶媒は、好ましくは、テトラヒドロフランである。
【0065】式(III)の化合物のトロバフロキサシン
酸塩への変換は、ほぼ室温からほぼ水又は水溶性有機溶
媒の還流温度までの範囲の温度で、約1時間ないし約1
2時間行う。好ましくは、この反応は約50℃ないし約
100℃の温度で、約4時間ないし8時間行う。
【0066】このようにして得られたトロバフロキサシ
ン酸塩は、上記加水分解反応の方法に従って単離するこ
とができる。トロバフロキサシン双性イオン トロバフロキサシン酸塩は抗菌剤として有用ではある
が、トロバフロキサシン酸塩を、活性化合物を高い重量
パーセンテージで有する形態、すなわち、酸塩が存在し
ない状態にある形態で処方することが望ましいことがあ
る。このような場合、ここに記載される方法に従って得
られたトロバフロキサシン酸塩を飽和重炭酸ナトリウム
水溶液で処理し(国際公開WO97/07800号、実
施例1Aを参照)、下記構造を有するトロバフロキサシ
ン双性イオンを形成することができる。
【0067】
【化25】
【0068】トロバフロキサシン双性イオントロバフロキサシン酸塩の使用方法 トロバフロキサシン酸塩は広スペクトルの細菌感染の治
療、特にはグラム陽性菌株の治療に有用である。
【0069】トロバフロキサシン酸塩は単独で投与する
ことができるが、一般には、意図する投与経路及び標準
的な薬学的実務について選択される薬学的な担体と混合
して投与する。例えば、これらは経口で、又はデンプン
もしくは乳糖のような賦形剤を含む錠剤の形態で、又は
単独もしくは賦形剤と混合したカプセルで、又は香料も
しくは着色料を含むエリキシルもしくは懸濁液の形態で
投与することができる。動物の場合、これらを動物試料
又は飲料水に5−5000ppm、好ましくは25−5
00ppmの濃度で含めることが有利である。これらは
非経口で、例えば、筋肉内、静脈内又は皮下に注射する
ことができる。非経口投与のためには、無菌の水溶液の
形態で用いることが最良であり、これは他の溶質、例え
ば、その溶液を等張性とするのに十分な塩又はグルコー
スを含むことができる。動物の場合、トロバフロキサシ
ン酸塩は、単一の1日用量又は3つまでに分割された用
量で投与される約0.1−50mg/kg/日、有利に
は0.2−10mg/kg/日の投与量レベルで筋肉内
又は皮下投与することができる。
【0070】トロバフロキサシン酸塩は、細菌疾患の治
療のために経口又は非経口経路のいずれかでヒトに投与
することができ、単一用量又は3つまでに分割した用量
で投与される約0.1ないし500mg/kg/日、有
利には0.5−50mg/kg/日の投与量レベルで経
口投与することができる。筋肉内又は静脈内投与のため
には、投与量レベルは約0.1−200mg/kg/
日、有利には0.5−50mg/kg/日である。筋肉
内投与は単一用量又は3つまでに分割した用量であり得
るが、静脈内投与には連続点滴が含まれ得る。当業者が
公知のように、治療する被験者の体重及び状態並びに選
択された特定の投与経路に応じて変動が必然的に生じ
る。
【0071】トロバフロキサシン酸塩の抗菌活性は Ste
erレプリケータ技術(Steer's replicator technique)
に従って試験することにより示され、この技術は E. St
eersら, Antibiotics and Chemotherapy, 9, 307 (195
9) に記載された、イン・ビトロ細菌試験法における標
準である。
【0072】
【実施例】以下の例は本発明の理解を助けるために示さ
れるものであり、ここに記載されて請求される発明を限
定するものと解釈されるべきではない。当業者が理解し
得る範囲内にある、現在公知であり、又は後に開発され
る全ての等価物の置換を含む本発明のこのような変形
は、ここに組み込まれる本発明の範囲内にあるものと考
えられる。実施例1 (1α,5α,6α)−3−N−ベンジル−6−ニトロ
−2,4−ジオキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]
ヘキサン(2) N−ベンジルマレイミド(1)(500g、2.67モ
ル)、90%ブロモニトロメタン(831g、5.34
モル)、粉末化モレキュラーシーブ、200メッシュ
(2020g)及びトルエン(12dm3)を窒素の
下、−10℃で攪拌した。1,2−ジメチル−1,4,
5,6−テトラヒドロピリミジン(616g、5.49
モル)を、約3時間にわたり、添加の間反応温度を<−
8℃に維持しながら徐々に添加した。添加が完了した
後、その反応混合物を25℃で1.5時間攪拌し、窒素
雰囲気下、密封圧力フィルターで濾過してシーブ及び生
じたタールを除去し、それらのシーブをトルエン(2
L)で洗浄した。合わせた濾液を2N希塩酸(3×75
0cm3)で洗浄し、炭素(50g)を用いて70℃で
1時間処理して、濾過し、濃縮し、2−プロパノール
(〜4dm3)と共に摩砕して、上記表題の化合物の結
晶を得た(223g、34%)mp116−118℃;
(実測:C、58.2;H、4.1;N、11.3。C
121024はC、58.5;H、4.1;N、11.
4%を要する);m/z 246(M+)、200(M
+ −NO2、100%);δH(300MHz;CD
Cl3)7.3(m、5H、Ph)、4.54(s、2
H、ベンジル性)、4.45(s、1H、6b)、3.
35(s、2H、3−環)。実施例2 (1α,5α,6α)−3−N−ベンジル−6−ニトロ
−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(3) テトラヒドロフラン(350cm3)、水素化ホウ素ナ
トリウム(14.1g)及び上で得られた(1α,5
α,6α)−3−N−ベンジル−6−ニトロ−2,4−
ジオキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン
(2)(35.0g、ミリモル)を窒素の下で0.25
時間攪拌した後、21.5%のBF3を含む三フッ化ホ
ウ素THF複合体(44.9cm3)で、発熱が<40
℃に制御されるように滴下により処理した。添加が完了
した後、この反応混合物を40℃で3時間攪拌し、過剰
の泡立ちを回避するように水/THF 1:1(70c
3)で徐々に反応を停止させ、50℃で0.5時間攪
拌してその場で生じた未反応のジボランの反応を確実に
完了させた。この反応停止で塩のスラリーが形成され、
これを濾過してTHF(140cm3)で洗浄した;合
わせた濾液を部分的に濃縮して水(350cm3)で希
釈し、さらに濃縮して大部分のTHFを除去し、酢酸エ
チル(140cm3)で抽出した。得られた酢酸エチル
溶液を濃縮して上記表題の化合物を透明油状物質として
得た(30.6g、97%)。1当量の(1α,5α,
6α)−3−N−ベンジル−6−ニトロ−3−アザビシ
クロ[3.1.0]ヘキサン(3)を1当量のメタンス
ルホン酸とアルコール性溶媒中で混合し、生じた混合物
を濃縮することにより調製したそのメシレート塩から得
られた元素分析(実測:C、49.8;H、6.0;
N、9.1;S、10.2。C 121422・CH43
SはC、49.7;H、5.8;N、8.9;S、1
0.2%を要する);m/z 218(M+);δH
(300MHz;CDCl3)7.3(m、5H、P
h)、4.63(s、1H、6b)、3.6(s、2
H、ベンジル性)、3.14(d、2H、5−環)、
2.51(m、2H、3−環)。実施例3 (1α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシクロ
[3.1.0]ヘキサン(4) (1α,5α,6α)−3−N−ベンジル−6−ニトロ
−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(3)(2
5.2g、115.5ミリモル)、10%Pd付着炭
素、水分含量55%(10.0g)、水(125c
3)及び2−プロパノール(250cm3)を、Parr装
置内で、50℃、3.5気圧で24時間水素化した。触
媒を濾別し、得られた濾液を真空中で濃縮して上記表題
の化合物を油状物質として得た(10.4g、91.7
%)。純度GC83%。このようにして得られた物質は
さらに精製することなく利用可能であった。CHC
3、55%;CH3OH、35%;及び濃NH4OH、
10%を用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィ
ーによる精製で、表題の化合物を透明油状物質として得
た;m/z 96(M+ −2);δH(300MHz、
CD3OD)4.86(s、NH及びMeOH)、2.
97(2H、d、J=11.4Hz)、2.77(2
H、dt、J=1.4及び11.4Hz)、2.06
(1H、t、J=2.2Hz)、1.42(2H、t
d、J=1.4及び2.2Hz);δC(75.5MH
z、CD3OD)48.9、32.5、27.5。実施例4 エチル(1α,5α,6α)−7−(6−ベンジリデニ
ルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキス−3
−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−カルボキシレート 上で得られた(1α,5α,6α)−3−N−ベンジル
−6−ニトロ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ
ン(3)(30.9g、142ミリモル)、2−プロパ
ノール(310cm3)、水(30cm3)、及び10%
Pd付着炭素、水分含量50%(12.3g)を50p
si及び50℃で18−24時間、Parr振盪機において
水素化した。Pd触媒を濾別し、得られた淡黄色濾液を
一定容積で共沸的に蒸留して水を除去した。得られた溶
液をトリエチルアミン(46g、456ミリモル)で処
理し、加熱して還流させた。ベンゼンアルデヒド(1
5.0g、141ミリモル)を滴下により15分にわた
って添加した。この反応混合物を還流温度で4時間加熱
して(1α,5α,6α)−6−ベンジリデニルアミノ
−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンをその場で
形成した。得られたオレンジ色の溶液を40−50℃に
冷却し、エチル7−クロロ−1−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸(42.
45g、111ミリモル;英国特許公報GB2,19
1,776号を参照)及びトリエチルアミン(13.1
g、130ミリモル)を添加した。得られたスラリーを
還流温度で16−18時間加熱し、20℃に冷却して5
時間攪拌した。このスラリーを濾過し、上記表題の化合
物を白色固体として単離した((1α,5α,6α)−
3−N−ベンジル−6−ニトロ−2,4−ジオキソ−3
−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンを基準にして収
率75.5%;エチル7−クロロ−1−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸を
基準にして96.6%)。上記表題の化合物をアセトニ
トリルから再結晶した、mp148−155℃分解。
(実測:C、63.5;H、4.4;F、10.35;
N、10.7。C2923343・H2OはC、63.
3;H、4.6;F、10.35;N、10.2%を要
する);m/z 533(M+ +1);δH(300M
Hz、CDCl3)8.33(s、1H)、8.29
(s、1H)、7.97(d、J=7.1Hz、1
H)、7.58−7.61(m、2H)、7.46(t
d、J=5.77、8.6Hz、1H)、7.31−
7.35(m、3H)、6.97−7.08(m、2
H)、4.31(q、J=7.1Hz、2H)、3.8
0(br.s、2H)、3.64(br.s、2H)、
2.75(t、J=1.8Hz、1H)、2.13
(s、2H)、1.32(t、J=7.1Hz、3
H);νmax(KBr)cm-1 1730、1697、
1632。実施例5 トロバフロキサシンメタンスルホン酸塩(方法A) テトラヒドロフラン(250cm3)、上で得られたエ
チル(1α,5α,6α)−7−(6−ベンジリデニル
アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキス−3−
イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−カルボキシレート(25.05g、47
ミリモル)、及び水(250cm3)を97%メタンス
ルホン酸(13.3g、138ミリモル)で処理し、還
流温度に24時間加熱した。得られた溶液を45℃に冷
却し、活性炭(2.5g)で1時間処理して濾過した。
得られた濾液を真空下でその元の容積の約25%まで濃
縮して白色の結晶スラリーを得、15−25℃に冷却
し、4時間顆粒化し、濾過して上記表題の化合物を得た
(16.86g、70.0%)。mp253−256℃
分解;(実測:C、49.3;H、3.75:F.1
1.2;N、11.0;S、6.3。C2015 34
3S・CH43SはC、49.2;H、3.7;F、1
1.1;N、10.9;S、6.3%);δH(300
MHz;d6−DMSO)8.85(s、1H)、8.
17(br.m、2H)、8.11(d、1H)、7.
83(m、2H)、7.62(m、2H)、7.37
(m、2H)、3.67(br.s、3H)、2.45
(s、1H)、2.37(s、3H)、2.08(s、
2H)。上記表題の化合物は一水和物として単離するこ
ともできる。実施例6 トロバフロキサシン双性イオン テトラヒドロフラン(250cm3)、上で得られたエ
チル(1α,5α,6α)−7−(6−ベンジリデニル
アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキス−3−
イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−カルボキシレート(25.05g、47
ミリモル)、及び水(250cm3)を97%メタンス
ルホン酸(13.3g、138ミリモル)で処理し、還
流温度に24時間加熱した。トロバフロキサシンメタン
スルホン酸塩を含む得られた溶液を45℃に冷却し、活
性炭(2.5g)で1時間処理して濾過した。その濾液
を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理してpH8にする
ことで(PCT公開WO97/07800号、実施例1
Aを参照)、上記表題の化合物を得る。実施例7 トロバフロキサシンエチルエステルメタンスルホン酸塩 上で得られたエチル(1α,5α,6α)−7−(6−
ベンジリデニルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.
0]ヘキス−3−イル)−1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキシレート
(6.02g、11.3ミリモル)、テトラヒドロフラ
ン(90cm3)及びメタンスルホン酸(1.11g、
11.2ミリモル)を一緒に混合してスラリーを形成し
た。このスラリーを45−55℃に加熱してこの温度範
囲を4時間保持し、その時点でさらなるメタンスルホン
酸(2.2g、22.4ミリモル)を反応混合物に添加
した。この温度範囲45−55℃でさらに12時間加熱
した後、反応が完了した。この反応混合物を0−25℃
に冷却し、10時間まで顆粒化し、濾過し、真空下、4
0−45℃で乾燥させて、上記表題の化合物を白色固体
として得た(収量3.76g、62%)。実施例8 トロバフロキサシンメタンスルホン酸塩(方法B) 上で得られたトロバフロキサシンエチルエステルメタン
スルホン酸塩(50.0g、92.5ミリモル)をテト
ラヒドロフラン(450cm3)、水(50cm3)及
びメタンスルホン酸(13.4g、139ミリモル)で
処理してスラリーを形成した。この反応混合スラリーを
70−80℃で4時間加熱した後、250cm3の溶媒
を蒸留により除去した。得られた濃縮反応混合物を水
(250cm3)で希釈して溶液を形成し、それを反応
が完了するまで70−80℃で2時間加熱した。残留す
る溶媒(200cm3)を減圧下、55−65℃で除去
した。得られた残滓を20−25℃で16時間顆粒化
し、濾過し、減圧下、30−50℃で乾燥させて、上記
表題の化合物を得た(収量:43.8g(92.4
%))。上記表題の化合物は、全ての物質の特徴におい
て、上記実施例5において得られたトロバフロキサシン
メシレートと同一であった。
【0073】幾つかの参考文献を引用したが、それらの
開示全体は参照することによりここに組み込まれる。
フロントページの続き (72)発明者 ケイス・マイケル・デヴリーズ アメリカ合衆国コネチカット州06412, チェスター,ウォーターハウス・レイン 4 (56)参考文献 特表 平9−501182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/04 114 A61K 31/4375 C07D 209/52 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(IV)を有するトロバフロキサシン
    酸塩の製造方法であって、 【化1】 (ここで、ZHは無機酸である。) 下記式(I)の化合物: 【化2】 (ここで、RはC1−C6アルキル基であり;及び、式
    (I)の化合物のベンジリデン環は1つ以上のフルオ
    ロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アルキル又はC
    1−C6アルコキシル基で置換されていてもよい。) を、無機酸ZH及び水を含む組成物と接触させる工程を
    含む方法。
  2. 【請求項2】Rがエチルである請求項1の方法。
  3. 【請求項3】無機酸がメタンスルホン酸、エタンスルホ
    ン酸、ベンゼンスルホン酸、硝酸、硫酸、リン酸、塩
    酸、臭化水素酸、酒石酸、クエン酸、酢酸、及びマレイ
    ン酸からなる群より選択される、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】不活性有機溶媒の存在下において行う、請
    求項1の方法。
  5. 【請求項5】下記式(IV)を有するトロバフロキサシン
    酸塩の製造方法であって、 【化3】 (ここで、ZHは無機酸である。) (a)三級アミン塩基の存在下において、下記式(V)
    の化合物: 【化4】 (ここで、RはC1−C6アルキル基である。) を下記式(II)の化合物 【化5】 (ここで、式(II)の化合物のベンジリデン環は1つ以
    上のフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アル
    キル又はC1−C6アルコキシル基で置換されていてもよ
    い。) と接触させて下記式(I)の化合物を得る工程; 【化6】 及び (b)式(I)の化合物を、無機酸ZH及び水を含む組
    成物と接触させる工程、 を含む方法。
  6. 【請求項6】Rがエチルである請求項5の方法。
  7. 【請求項7】無機酸がメタンスルホン酸、エタンスルホ
    ン酸、ベンゼンスルホン酸、硝酸、硫酸、リン酸、塩
    酸、臭化水素酸、酒石酸、クエン酸、酢酸、及びマレイ
    ン酸からなる群より選択される、請求項5の方法。
  8. 【請求項8】三級アミン塩基がトリエチルアミン、N,
    N−ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルイソプロピ
    ルアミン、メチルジブチルアミン、トリフェニルアミ
    ン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、2,6−
    ルチジン、2,4,6−コリジン、N,N,N’,N’
    −テトラメチル−1,8−ナフタレンジアミンからなる
    群より選択される、請求項5の方法。
  9. 【請求項9】前記方法の工程(a)を不活性有機溶媒の
    存在下で行う、請求項6の方法。
  10. 【請求項10】前記方法の工程(b)を水溶性有機溶媒
    の存在下で行う、請求項6の方法。
  11. 【請求項11】下記式(IV)を有するトロバフロキサシ
    ン酸塩の製造方法であって、 【化7】 (ここで、ZHは無機酸である。) (a)実質的に無水条件下で、下記式(I)の化合物: 【化8】 (ここで、RはC1−C6アルキル基であり;及び、 式(I)の化合物のベンジリデン環は1つ以上のフルオ
    ロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アルキル又はC
    1−C6アルコキシル基で置換されていてもよい。) を無機酸と接触させて下記式(III)の化合物を得る工
    程; 【化9】 及び (b)式(III)の化合物を、無機酸ZH及び水を含む
    組成物と接触させる工程、 を含む方法。
  12. 【請求項12】Rがエチルである請求項11の方法。
  13. 【請求項13】無機酸がメタンスルホン酸、エタンスル
    ホン酸、ベンゼンスルホン酸、硝酸、硫酸、リン酸、塩
    酸、臭化水素酸、酒石酸、クエン酸、酢酸、及びマレイ
    ン酸からなる群より選択される、請求項11の方法。
  14. 【請求項14】前記方法の工程(a)を不活性有機溶媒
    の存在下で行う、請求項11の方法。
  15. 【請求項15】前記方法の工程(b)を水溶性有機溶媒
    の存在下で行う、請求項11の方法。
  16. 【請求項16】下記式(I)の化合物。 【化10】 (ここで、RはC1−C6アルキル基であり;及び、 式(I)の化合物のベンジリデン環は1つ以上のフルオ
    ロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アルキル又はC
    1−C6アルコキシル基で置換されていてもよい。)
  17. 【請求項17】Rがエチルである請求項16の化合物。
  18. 【請求項18】エチル(1α,5α,6α)−7−(6
    −ベンジリデニルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.
    0]ヘキス−3−イル)−1−(2,4−ジフルオロフ
    ェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
    ソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボキシレートであ
    る、請求項16の化合物。
  19. 【請求項19】下記式(II)の化合物。 【化11】 (ここで、式(II)の化合物のベンジリデン環は1つ以
    上のフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1−C6アル
    キル又はC1−C6アルコキシル基で置換されていてもよ
    い。)
  20. 【請求項20】(1α,5α,6α)−6−ベンジリデ
    ニルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン
    である請求項19の化合物。
JP24737399A 1998-09-03 1999-09-01 トロバフロキサシン酸塩の製造方法 Expired - Fee Related JP3354526B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9894498P 1998-09-03 1998-09-03
US60/098944 1998-09-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000086658A JP2000086658A (ja) 2000-03-28
JP3354526B2 true JP3354526B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=22271674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24737399A Expired - Fee Related JP3354526B2 (ja) 1998-09-03 1999-09-01 トロバフロキサシン酸塩の製造方法

Country Status (40)

Country Link
US (1) US6359137B1 (ja)
EP (1) EP0989119A1 (ja)
JP (1) JP3354526B2 (ja)
KR (1) KR20000022858A (ja)
CN (1) CN1248580A (ja)
AP (1) AP1118A (ja)
AR (1) AR021475A1 (ja)
AU (1) AU761035B2 (ja)
BG (1) BG103703A (ja)
BR (1) BR9904082A (ja)
CA (1) CA2281244C (ja)
CO (1) CO5251466A1 (ja)
EA (1) EA002340B1 (ja)
EE (1) EE04118B1 (ja)
GE (1) GEP20022785B (ja)
GT (1) GT199900142A (ja)
HN (1) HN1999000141A (ja)
HR (1) HRP990274A2 (ja)
HU (1) HUP9902967A3 (ja)
ID (1) ID23718A (ja)
IL (1) IL131614A0 (ja)
IN (1) IN191583B (ja)
IS (1) IS5168A (ja)
MA (1) MA24966A1 (ja)
MY (1) MY130800A (ja)
NO (1) NO994261L (ja)
NZ (1) NZ337605A (ja)
OA (1) OA11152A (ja)
PA (1) PA8481001A1 (ja)
PE (1) PE20001026A1 (ja)
PL (1) PL335246A1 (ja)
SG (1) SG74748A1 (ja)
SK (1) SK116599A3 (ja)
SV (1) SV1999000144A (ja)
TN (1) TNSN99164A1 (ja)
TR (1) TR199902138A2 (ja)
TW (1) TW520369B (ja)
UY (1) UY25686A1 (ja)
YU (1) YU43199A (ja)
ZA (1) ZA995630B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104892507B (zh) * 2015-05-26 2018-08-28 徐州天意动物药业股份有限公司 水溶性甲磺酸沙拉沙星及其制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164402A (en) * 1989-08-16 1992-11-17 Pfizer Inc Azabicyclo quinolone and naphthyridinone carboxylic acids
EP0740667A1 (en) * 1994-01-18 1996-11-06 Pfizer Inc. Process and intermediates for preparing naphthyridonecarboxylic acid salts
CA2223404C (en) * 1995-06-06 2001-01-16 Thomas A. Morris Novel crystal form of anhydrous 7-(¬1.alpha., 5.alpha., 6.alpha.|-6-amino-3-azabicyclo¬3.1.0|hex-3-yl)-6-fluoro-1-(2,4-difluorophenyl)-1,4-dihydro-4-oxo-1,8-naphthyridine-3-carboxylic acid, methanesulfonic acid salt
JPH0912546A (ja) * 1995-06-23 1997-01-14 Chisso Corp アザビシクロ環化合物および製造方法
JPH0912547A (ja) * 1995-06-23 1997-01-14 Chisso Corp ニューキノロン系化合物中間体の製造方法
PL325170A1 (en) * 1995-08-29 1998-07-06 Pfizer Bipolar forms of throwaflocacin
US6184380B1 (en) * 1999-01-25 2001-02-06 Pfizer Inc. Process for preparing naphthyridones and intermediates
PA8464701A1 (es) * 1998-01-16 2000-09-29 Pfizer Prod Inc Procedimiento e intermedios para preparar naftiridonas

Also Published As

Publication number Publication date
CA2281244C (en) 2003-05-20
EE04118B1 (et) 2003-08-15
NO994261L (no) 2000-03-06
EA199900708A2 (ru) 2000-04-24
HN1999000141A (es) 2000-06-19
EP0989119A1 (en) 2000-03-29
BG103703A (bg) 2001-08-31
EA002340B1 (ru) 2002-04-25
GT199900142A (es) 2001-02-15
SK116599A3 (en) 2000-05-16
NO994261D0 (no) 1999-09-02
AU4482699A (en) 2000-03-16
SG74748A1 (en) 2000-08-22
NZ337605A (en) 2001-03-30
PE20001026A1 (es) 2000-10-11
TW520369B (en) 2003-02-11
HU9902967D0 (en) 1999-10-28
YU43199A (sh) 2002-11-15
AR021475A1 (es) 2002-07-24
JP2000086658A (ja) 2000-03-28
TNSN99164A1 (fr) 2005-11-10
BR9904082A (pt) 2000-09-12
CO5251466A1 (es) 2003-02-28
EE9900457A (et) 2000-04-17
PL335246A1 (en) 2000-03-13
GEP20022785B (en) 2002-09-25
AP9901667A0 (en) 1999-12-31
IN191583B (ja) 2003-12-06
AP1118A (en) 2002-11-21
PA8481001A1 (es) 2000-09-29
SV1999000144A (es) 2000-09-05
KR20000022858A (ko) 2000-04-25
OA11152A (en) 2003-04-17
MY130800A (en) 2007-07-31
CA2281244A1 (en) 2000-03-03
TR199902138A2 (xx) 2000-04-21
EA199900708A3 (ru) 2000-08-28
ZA995630B (en) 2001-03-01
HUP9902967A3 (en) 2000-11-28
MA24966A1 (fr) 2000-04-01
US6359137B1 (en) 2002-03-19
AU761035B2 (en) 2003-05-29
IL131614A0 (en) 2001-01-28
HRP990274A2 (en) 2000-10-31
IS5168A (is) 2000-03-04
ID23718A (id) 2000-05-11
HUP9902967A2 (hu) 2000-05-28
CN1248580A (zh) 2000-03-29
UY25686A1 (es) 2000-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050030958A (ko) 신규한 1H-이미다조[4,5-c]퀴놀린-4-시아노 및1H-이미다조[4,5-c]퀴놀린-4-카르복스아미드 중간체를통한 1H-이미다조[4,5-c]퀴놀린-4-아민의 제조 방법
KR20050028047A (ko) 1h-이미다조[4,5-c]퀴놀린-4-프탈이미드 중간체를 통한1h-이미다조[4,5-c]퀴놀린-4-아민의 제조
US6184380B1 (en) Process for preparing naphthyridones and intermediates
US6198000B1 (en) Intermediates useful in the synthesis of quinoline antibiotics
JP3354526B2 (ja) トロバフロキサシン酸塩の製造方法
TW414791B (en) Process and intermediates for preparing naphthyridonecarboxylic acid salts
KR100343356B1 (ko) 퀴놀론 및 나프티리돈 카복실산의 제조방법
HU196798B (en) Process for producing quinazoline-diones and pyridopyrimidine-dions
JPS61137885A (ja) 1,8−ナフチリジン誘導体、そのエステルおよびその塩
WO1995021163A1 (fr) Derive d'acide pyridonecarboxylique substitue par un groupe amino bicyclique, ester et sel de celui-ci, et amine bicyclique utilisee en tant qu'intermediaire pour celui-ci
JPH0373548B2 (ja)
WO2006054623A1 (ja) 新規ピリドンカルボン酸誘導体又はその塩
CZ312199A3 (cs) Způsob přípravy trovafloxacinových kyselinových solí
EP0930297B1 (en) A process for preparing naphthyridones and intermediates
MXPA99008100A (en) Procedure for preparing aci additional trovafloxacin salts
US6057455A (en) Preparation of intermediates useful in the synthesis of quinoline antibiotics
JPH11509188A (ja) プロドラッグ6−n−(l−ala−l−ala)トロバフロキサシンの多形体
WO1996011194A1 (fr) Derive d'acide pyridonecarboxylique et intermediaire servant a effectuer sa synthese
JPS58172391A (ja) 1H−ピラゾロ〔1,5−a〕ピリミジンの置換エテニル誘導体
US20020095043A1 (en) Process for preparing naphthyridones and intermediates
WO2024107555A1 (en) Ahr agonists
WO1996001260A1 (fr) Derive d'acide pyridone-carboxylique, l'un de ses esters, l'un de ses sels, et produit intermediaire pour la synthese de ces composes
JPH0681744B2 (ja) 2,4−ジオキシキノリン誘導体の製造方法
CZ9902648A3 (cs) Způsob výroby chinolon- a naftyridonkarboxylových kyselin
CZ11999A3 (cs) Způsob výroby naftyridonů a meziprodukty

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees