JP3348627B2 - 衛生設備室ユニット - Google Patents

衛生設備室ユニット

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JP3348627B2
JP3348627B2 JP16442897A JP16442897A JP3348627B2 JP 3348627 B2 JP3348627 B2 JP 3348627B2 JP 16442897 A JP16442897 A JP 16442897A JP 16442897 A JP16442897 A JP 16442897A JP 3348627 B2 JP3348627 B2 JP 3348627B2
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Japan
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equipment room
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basin
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進一 梶屋
眞 佐藤
康弘 子籠
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室ユニットを除く
トイレユニット、シャワーユニット等の衛生設備室ユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレユニット、シャワーユニット等の
衛生設備室ユニットを浴室ユニットから独立して配設す
る場合が多々ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛生設備室ユニ
ットは、一般に健常者を対象に設計、設置されており、
高齢者や身体障害者の使用勝手に対する配慮は十分には
なされていなかった。本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたものであり、高齢者や身体障害者にとって使用勝手
の良いトイレユニット、シャワーユニット等の衛生設備
室ユニットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、衛生設備室ユニットの平面視の
長手方向寸法が1400mm乃至1800mmであり、
平面視の短手方向寸法が700mm乃至900mmであ
り、長手方向寸法と短手方向寸法の比が略2対1であ
り、長手方向の一方の側面の略全域に亘って出入口が形
成され、出入口に3枚引き戸が取り付けられ、衛生設備
室ユニットは居室や寝室に隣接する押入れや物置等の小
部屋に設置されることを特徴とする衛生設備室ユニット
を提供する。
【0005】本発明に係る衛生設備室ユニットにおいて
は、衛生設備室ユニットの平面視の長手方向寸法が14
00mm乃至1800mmであり、平面視の短手方向寸
法が700mm乃至900mmであり、長手方向寸法と
短手方向寸法の比が略2対1なので、居室や寝室に隣接
する押入れや物置等、戸建モジュールの標準寸法である
0.5坪(1820mm×910mm)の小部屋に、衛
生設備室ユニットを設置することができる。居室や寝室
に隣接して衛生設備室ユニットを設置することにより、
衛生設備室ユニットへの移動距離が短縮され、高齢者や
身体障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝手が向
上する。衛生設備室ユニットの長手方向の一側面の略全
域に亘って出入口が形成され、出入口に3枚引き戸が取
り付けられているので、出入口の幅が広く、且つ出入口
に段差が無い。この結果、高齢者や身体障害者が介護者
と共に容易且つ安全に本発明に係る衛生設備室ユニット
に入退室することができる。高齢者や身体障害者は車椅
子等に乗って本発明に係る衛生設備室ユニットに入退室
することもできる。従って、本発明に係る衛生設備室ユ
ニットは、高齢者や身体障害者にとって使用勝手が良
い。
【0006】本発明の好ましい態様においては、3枚引
き戸を構成する3枚の障子の内、衛生設備に近接する片
側2枚の障子が不透明で残り1枚の障子が透明又は半透
明である。3枚引き戸を構成する3枚の障子の内、衛生
設備に近接する片側2枚の障子が不透明であれば、衛生
設備の使用中に室外から衛生設備室ユニット内部の様子
を覗き見される可能性が減少する。残り1枚の障子が透
明又は半透明であれば、衛生設備室ユニット内部が十分
に明るくなる。また介護者等が室外から衛生設備室ユニ
ット内部の一部の様子を窺い知ることができるので、不
測の事態に迅速に対応できる。この結果、高齢者や身体
障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝手が向上す
る。
【0007】本発明の好ましい態様においては、不透明
な障子は、一般の壁紙が容易に貼付できる素材で形成さ
れた面材を有する。不透明な障子の面材が一般の壁紙が
容易に貼付できる素材で形成されていれば、該面材の衛
生設備室ユニット室外側の面に、衛生設備室ユニットに
隣接する部屋の壁紙や雰囲気に適合する壁紙を貼って、
衛生設備室ユニットの存在によって発生する違和感を緩
和することができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、出入口
の上方に3枚引き戸の戸枠に沿ってカーテンレールが取
り付けられている。出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に
沿ってカーテンレールが取り付けられていれば、該カー
テンレールにカーテンを取り付けて、衛生設備室ユニッ
ト内部を目隠しすることができ、また、衛生設備室ユニ
ットから湯気が居室や寝室へ漏出するのを防ぐことがで
きる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、出入口
の上方に3枚引き戸の戸枠に沿って換気フードが配設さ
れている。出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に沿って換
気フードが配設されていれば、衛生設備室ユニットから
湯気が居室や寝室へ漏出するのを防ぐことができる。
【0010】本発明の好ましい態様においては、3枚引
き戸に隣接して、衛生設備室ユニットの床パンの長手方
向の一側に、略全長に亘って排水溝が形成されている。
3枚引き戸に隣接して、衛生設備室ユニットの床パンの
長手方向の一側に、略全長に亘って排水溝が形成されて
いれば、衛生設備室ユニット内の排水が居室や寝室へ漏
出して、居室や寝室の床が汚れるおそれが無くなる。
【0011】本発明の好ましい態様においては、衛生設
備室ユニットの床パンの排水トラップが排水溝から床パ
ン中央側へオフセットされている。衛生設備室ユニット
の床パンの排水トラップが排水溝から床パン中央側へオ
フセットされていれば、居室や寝室と隣接する押入れや
物置等の小部屋との境界線に沿って床下で延在する土台
と衛生設備室ユニットの床パンの排水トラップとの干渉
が回避され、衛生設備室ユニットの床パン設置高さの増
大が防止され、居室や寝室の床面と衛生設備室ユニット
の床面との間の段差の発生が防止される。この結果、高
齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝
手が向上する。
【0012】本発明の好ましい態様においては、衛生設
備室ユニットの床パンの排水溝の長手方向側端近傍に段
部が形成され、排水溝の長手方向側端部が長手方向中央
部に比べて浅く形成されている。衛生設備室ユニットの
床パンの排水溝の長手方向側端近傍に段部が形成され、
排水溝の長手方向側端部が長手方向中央部に比べて浅く
形成されていれば、居室や寝室と隣接する押入れや物置
等の小部屋との境界線に沿って床下で延在する土台と、
押入れや物置等の小部屋の奥壁に沿って床下で延在する
土台とに亘って、且つ両土台の両端部間に架台を掛け渡
し、該架台上に衛生設備室ユニットの床パンを載置する
際に、排水溝の底部と架台との干渉による床パン設置高
さの増大が防止され、居室や寝室の床面と衛生設備室ユ
ニットの床面との間の段差の発生が防止される。この結
果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの
使用勝手が向上する。
【0013】本発明の好ましい態様においては、排水溝
の長手方向側端部の傾斜が長手方向中央部の傾斜に比べ
て大きな値に設定されている。衛生設備室ユニットへの
入出は、3枚引き戸の何れか一方の側部の障子を開き、
出入口の左右何れかの端部を通って行われる。出入口の
左右端部に対峙する排水溝の長手方向側端部の傾斜が長
手方向中央部の傾斜に比べて大きな値に設定されていれ
ば、該部の水はけが良くなるので、衛生設備室ユニット
への入出の際に、衛生設備室ユニットから隣接する居室
や寝室へ排水が漏れ出る可能性が減少する。
【0014】本発明の好ましい態様においては、衛生設
備室ユニットの短手方向の一方の側面に、シャワー設備
と洗面器置き台とが取り付けられており、洗面器置き台
は折り畳み可能に取り付けられている。衛生設備室ユニ
ットのシャワー設備が設けられた短手方向の一方の側面
に、洗面器置き台が取り付けられていれば、高齢者や身
体障害者は、床上においた風呂椅子に腰を下ろし、洗面
器置き台に洗面器を置いて、腰を屈めることなく楽な姿
勢で、シャワーを浴びることができる。この結果、高齢
者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝手
が向上する。洗面器置き台が折り畳み可能に取り付けら
れていれば、洗面器置き台を使用しない場合、洗面器置
き台を折り畳んで、衛生設備室ユニットを広く使うこと
ができる。また、介護者が高齢者や身体障害者に付き添
って衛生設備室ユニットに入る場合、洗面器置き台を折
り畳めば、衛生設備室ユニット内に十分なスペースを作
ることができる。この結果、高齢者や身体障害者にとっ
て衛生設備室ユニットの使用勝手が向上する。
【0015】本発明の好ましい態様においては、衛生設
備室ユニットの短手方向の一方の側面に、シャワー設備
と洗面器置き台とが取り付けられており、洗面器置き台
は着脱可能に取り付けられている。洗面器置き台が着脱
可能に取り付けられていれば、洗面器置き台を使用しな
い場合、洗面器置き台を取り外して、衛生設備室ユニッ
トを広く使うことができる。介護者が高齢者や身体障害
者に付き添って衛生設備室ユニットに入る場合、洗面器
置き台を取り外せば、衛生設備室ユニット内に十分なス
ペースを作ることができる。床に直接座ってシャワーを
浴びる場合や、低い風呂椅子に座ってシャワーを浴びる
場合に、洗面器置き台を取り外し床に直接置いて使用す
ることもできる。この結果、高齢者や身体障害者にとっ
て衛生設備室ユニットの使用勝手が向上する。また、洗
面器置き台を取り外して洗面器置き台の裏面を容易に清
掃することができる。
【0016】本発明の好ましい態様においては、洗面器
置き台の上面が滑り止め加工されている。洗面器置き台
の上面が滑り止め加工されていれば、洗面器置き台に片
足を載せて洗体しても足は滑らない。この結果、高齢者
や身体障害者にとって衛生設備ユニットの使用勝手が向
上する。
【0017】本発明の好ましい態様においては、洗面器
置き台の上面に足のかかと状に凹部が形成されている。
洗面器置き台の上面に足のかかと状に凹部が形成されて
いれば、洗面器置き台に片足を載せて洗体しても、足が
前記凹部内にある限り足は滑らない。この結果高齢者や
身体障害者にとって衛生設備ユニットの使用勝手が向上
する。
【0018】本発明の好ましい態様においては、シャワ
ーカーテン等で衛生設備室ユニットの内部が長手方向に
2分割され、一方の区画内にシャワー設備が設けられ、
他方の区画が脱衣所として使用される。衛生設備室ユニ
ットがシャワールームとして使用される場合、シャワー
カーテン等で衛生設備室ユニットの内部が長手方向に2
分割され、一方の区画内にシャワー設備が設けられ、他
方の区画が脱衣所として使用されれば、衛生設備室ユニ
ット内で脱衣してシャワーを浴びることができる。この
結果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニット
の使用勝手が向上する。また、隣接する居室や寝室への
水滴の持ち込みを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】シャワールームユニットとして構
成された本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
を説明する。
【0020】図1〜3に示すように、シャワールームユ
ニットとして構成された本発明の実施例に係る衛生設備
室ユニットAは、平面視で、長手方向寸法が1400m
m乃至1800mmに設定され、短手方向寸法が700
mm乃至900mmに設定され、長手方向寸法と短手方
向寸法の比が略2対1に設定されている。衛生設備室ユ
ニットAの高さ方向寸法は2000mm程度に設定され
ている。衛生設備室ユニットAは、図1に示すように、
居室や寝室Bに隣接する押し入や物置等の小部屋Cに設
置されている。衛生設備室ユニットAの平面視長手方向
寸法が1400mm乃至1800mmであり、平面視短
手方向寸法が700mm乃至900mmであり、長手方
向寸法と短手方向寸法の比が略2対1であれば、居室や
寝室Bに隣接する押入れや物置等、戸建モジュールの標
準寸法である0.5坪(1820mm×910mm)の
小部屋Cに、衛生設備室ユニットAを設置することがで
きる。居室や寝室Bに隣接して衛生設備室ユニットAを
設置することにより、衛生設備室ユニットAへの移動距
離が短縮され、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室
ユニットAの使用勝手が向上する。
【0021】図1〜3に示すように、衛生設備室ユニッ
トAの平面視長手方向の一方の側面、より具体的には居
室や寝室Bに接する側の側面、の略全域に亘って出入口
が形成され、出入り口に3枚引き戸1が取り付けられて
いる。衛生設備室ユニットAの長手方向の一方の側面の
略全域に亘って出入口が形成され、出入口に3枚引き戸
1が取り付けられていれば、0.5坪の狭いスペースで
あっても、出入口の幅が十分に広く、且つ折り戸やスイ
ング式の戸と異なり出入口に段差が無いので、高齢者や
身体障害者が介護者と共に容易に衛生設備室ユニットA
へ入退室することができる。高齢者や身体障害者は車椅
子等に乗って衛生設備室ユニットAへ入退室することも
できる。この結果、高齢者や身体障害者にとって衛生設
備室ユニットAの使用勝手が向上する。
【0022】図3に示すように、3枚引き戸1を構成す
る3枚の障子の内、後述するシャワー設備に近接する側
の2枚の障子2a、2bは不透明であり、残り1枚の障
子2cは透明又は半透明である。3枚引き戸を構成する
3枚の障子の内、シャワー設備に近接する側の2枚の障
子2a、2bが不透明であれば、シャワーの使用中に室
外から衛生設備室ユニットA内部の様子を覗き見される
可能性が減少する。残り1枚の障子2cが透明又は半透
明であれば、衛生設備室ユニットA内部が十分に明るく
なる。また介護者等が室外から衛生設備室ユニットA内
部の一部の様子を窺い知ることができるので、不測の事
態に迅速に対応できる。この結果、高齢者や身体障害者
にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上する。
【0023】不透明な障子2a、2bは、一般の壁紙が
容易に貼付できる素材で形成された面材を有している。
不透明な障子2a、2bの面材が一般の壁紙が容易に貼
付できる素材で形成されていれば、該面材の衛生設備室
ユニットAの室外側の面に、衛生設備室ユニットAに隣
接する居室や寝室Bの壁紙や雰囲気に適合する壁紙を貼
って、衛生設備室ユニットAの存在によって発生する違
和感を緩和することができる。
【0024】図1、3に示すように、3枚引き戸1の両
側の障子2a、2cにそれぞれ引手3a、3cが設けら
れている。両側の障子2a、2cにそれぞれ引手3a、
3cが設けられていれば、左右何れの側からでも3枚引
き戸1を開けることができ、衛生設備室ユニットAへの
入出が容易になる。また左右何れかに麻痺がある場合で
も、容易に3枚引き戸1を開けることができ、容易に衛
生設備室ユニットAへ入出できる。この結果、高齢者や
身体障害者にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が
向上する。
【0025】図4、5に示すように、居室や寝室Bと押
入れや物置等の小部屋Cとの境界線に沿って床下で延在
する土台100aと、押入れや物置等小部屋Cの奥壁に
沿って床下で延在する土台100bとに亘って、且つ両
土台100a、100bの両端部間に架台101a、1
01bが掛け渡され、架台101a、101b上に補強
部4a、4b、4cを有する衛生設備室ユニットAの床
パン4が載置されている。
【0026】図4、5に示すように、3枚引き戸1に隣
接して、床パン4の長手方向の一側に、略全長に亘って
排水溝4dが形成されている。排水溝4d上には、簀の
子5が載置されている。3枚引き戸1に隣接して、床パ
ン4の長手方向の一側に、略全長に亘って排水溝4dが
形成されていれば、衛生設備室ユニットA内の排水が、
隣接する居室や寝室Bへ漏出して、居室や寝室Bの床が
汚れるおそれが無くなる。
【0027】図4、5に示すように、床パン4の排水ト
ラップ6が排水溝4dから床パン中央側へオフセットさ
れて配設されている。床パン4の排水トラップ6が排水
溝4dから床パン中央側へオフセットされていれば、居
室や寝室Bと押入れや物置等の小部屋Cとの境界線に沿
って床下で延在する土台100aと排水トラップ6との
干渉が回避され、床パン4の設置高さの増大が防止さ
れ、居室や寝室Bの床面と衛生設備室ユニットAの床面
との間の段差の発生が防止される。この結果、高齢者や
身体障害者にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が
向上する。
【0028】図6に示すように、床パン4の排水溝4d
の長手方向側端近傍に段部が形成され、排水溝4dの長
手方向側端部4d′が長手方向中央部4d″に比べて浅
く形成されている。床パン4の排水溝4dの長手方向側
端近傍に段部が形成され、排水溝4dの長手方向側端部
4d′が長手方向中央部4d″よりも浅く形成されてい
れば、居室や寝室Bと押入れや物置等の小部屋Cとの境
界線に沿って床下で延在する土台100aと、押入れや
物置等の小部屋Cの奥壁に沿って床下で延在する土台1
00bとに亘って、且つ両土台100a、100bの両
端部間に架台101a、101bを掛け渡し、該架台上
に衛生設備室ユニットAの床パン4を載置する際に、排
水溝4dの底部と架台101a、101bとの干渉によ
る床パン4の設置高さの増大が防止され、居室や寝室B
の床面と衛生設備室ユニットAの床面との間の段差の発
生が防止される。この結果、高齢者や身体障害者にとっ
て衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上する。
【0029】排水溝4dの長手方向側端部4d′も長手
方向中央部4d″も、排水トラップ6ヘ向けて下方へ傾
斜しているが、長手方向側端部4d′の傾斜を長手方向
中央部4d″の傾斜よりも大きく設定するのが望まし
い。衛生設備室ユニットAへの入出は、3枚引き戸1の
何れか一方の側部の障子2a、2cを開き、出入口の左
右何れかの端部を通って行われる。出入口の左右端部に
対峙する排水溝4dの長手方向側端部4d′の傾斜が長
手方向中央部4d″の傾斜に比べて大きな値に設定され
ていれば、該部の水はけが良くなるので、衛生設備室ユ
ニットAへの入出の際に、衛生設備室ユニットAから隣
接する居室や寝室Bへ排水が漏れ出る可能性が減少す
る。また、後述するように、排水溝4dの長手方向側端
部4d′の近傍にシャワー設備8が配設され、多量の排
水が発生するので、排水溝4dの長手方向側端部4d′
の傾斜を大にして、該部の水はけを良くしておくのが望
ましい。
【0030】図1〜3に示すように、衛生設備室ユニッ
トA内部に、3枚引き戸1に向かい合う側壁に水平手す
り7aが取り付けられ、前記側壁に向かって左側の側壁
にシャワーヘッドガイドを兼ねる垂直手すり7bが取り
付けられ、水平手すり7aがが取り付けられた側壁に向
かって右側の側壁に垂直手すり7cが取り付けられてい
る。手すり7a〜7cは十分な長さに亘って延在してい
る。衛生設備室ユニットAの内部に手すり7a〜7cが
設けられていれば、3枚引き戸1を左右何れの側から開
けて衛生設備室ユニットAヘ入っても、直ぐに手すりを
掴むことができる。また、衛生設備室ユニットAの内部
での高齢者や身体障害者の移動、姿勢保持、姿勢変更等
が容易且つ安全になる。この結果、高齢者や身体障害者
にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上する。
【0031】図1〜3に示すように、衛生設備室ユニッ
トAの短手方向の一方の側面に、より具体的には3枚引
き戸1の障子2a側の短手方向の側面に、シャワー設備
8と洗面器置き台9とが取り付けられている。衛生設備
室ユニットAのシャワー設備8が設けられた短手方向の
一方の側面に、洗面器置き台9が取り付けられていれ
ば、図1、3に示すように、高齢者や身体障害者は、床
上においた風呂椅子に腰を下ろし、洗面器置き台9に洗
面器を置いて、腰を屈めることなく楽な姿勢で、シャワ
ーを浴びることができる。この結果、高齢者や身体障害
者にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上す
る。
【0032】図7に示すように、洗面器置き台9、は折
り畳み可能に前記側面に取り付けられている。洗面器置
き台9が折り畳み可能に取り付けられていれば、洗面器
置き台9を使用しない場合、洗面器置き台9を折り畳ん
で、衛生設備室ユニットAを広く使うことができる。ま
た、介護者が高齢者や身体障害者に付き添って衛生設備
室ユニットAに入る場合、洗面器置き台9を折り畳め
ば、衛生設備室ユニットA内に十分なスペースを作るこ
とができる。この結果、高齢者や身体障害者にとって衛
生設備室ユニットAの使用勝手が向上する。
【0033】洗面器置き台9は、着脱可能に前記側面に
取り付けられている。洗面器置き台9が着脱可能に取り
付けられていれば、洗面器置き台9を使用しない場合、
洗面器置き台9を取り外して、衛生設備室ユニットAを
広く使うことができる。介護者が高齢者や身体障害者に
付き添って衛生設備室ユニットAに入る場合、洗面器置
き台9を取り外せば、衛生設備室ユニットA内に十分な
スペースを作ることができる。床に直接座ってシャワー
を浴びる場合や、低い風呂椅子に座ってシャワーを浴び
る場合に、洗面器置き台9を取り外し床に直接置いて使
用することもできる。この結果、高齢者や身体障害者に
とって衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上する。ま
た、洗面器置き台9を取り外して洗面器置き台9の裏面
を容易に清掃することができる。
【0034】図8に示すように、洗面器置き台9の上面
前端部に波形の凹凸による滑り止め加工9aが施されて
おり、また、上面前端部に足のかかと状の凹部9bが形
成されている。洗面器置き台9の中央部に複数の排水用
長孔9cが形成されている。洗面器置き台9の上面が滑
り止め加工されていれば、洗面器置き台9に片足を載せ
て洗体しても足は滑らない。この結果、高齢者や身体障
害者にとって衛生設備室ユニットAの使用勝手が向上す
る。洗面器置き台9の上面に足のかかと状に凹部9bが
形成されていれば、洗面器置き台9に片足を載せて洗体
しても、足が凹部9b内にある限り足は滑らない。この
結果高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットA
の使用勝手が向上する。
【0035】図1、3に示すように、3枚引き戸1が配
設された側面の、シャワー設備8に近接する長手方向端
部に、幅が略100mmの上下に全通する壁10が配設
されている。3枚引き戸1が配設された側面の、シャワ
ー設備8に近接する長手方向端部に、幅が略100mm
の上下に全通する壁10が配設されていれば、洗面器置
き台9上に流された排水が直接引き戸1にかかり、隣接
する居室や寝室Bへ漏出するおそれが無くなる。また、
引き戸1を開いて衛生設備室ユニットAへ入室する際
に、洗面器置き台9にぶつかるおそれも無くなる。この
結果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニット
Aの使用勝手が向上する。
【0036】トイレユニットとして構成された本発明の
第2実施例に係る衛生設備室ユニットを説明する。図9
〜11に示すように、トイレユニットとして構成された
本発明の実施例に係る衛生設備室ユニットA′は、平面
視で、長手方向寸法が1400mm乃至1800mmに
設定され、短手方向寸法が700mm乃至900mmに
設定され、長手方向寸法と短手方向寸法の比が略2対1
に設定されている。衛生設備室ユニットA′の高さ方向
寸法は2000mm程度に設定されている。衛生設備室
ユニットA′は、図9に示すように、居室や寝室Bに隣
接する押し入や物置等の小部屋Cに設置されている。図
9〜11に示すように、衛生設備室ユニットA′の平面
視長手方向の一方の側面、より具体的には居室や寝室B
に接する側の側面、の略全域に亘って出入口が形成さ
れ、出入口に3枚引き戸1′が取り付けられている。
【0037】図11に示すように、3枚引き戸1′を構
成する3枚の障子の内、便座8′に近接する側の2枚の
障子2a′、2b′は不透明であり、残り1枚の障子2
c′は透明又は半透明である。不透明な障子2a′、2
b′は、一般の壁紙が容易に貼付できる素材で形成され
た面材を有している。3枚引き戸1′の上枠の、居室や
寝室B側の面に、全長に亘って図示しないカーテンレー
ルが取り付けられている。図9に示すように、3枚引き
戸1′の障子2c′引手3c′が設けられている。衛生
設備室ユニットA′の床パンの構成、設置態様等は第1
実施例と同様であり、衛生設備室ユニットA′と略同様
の手すりが取り付けられている。本実施例に係る衛生設
備室ユニットA′においても、第1実施例に係る衛生設
備室ユニットAと同様の効果が得られる。
【0038】以上本発明の実施例に係る衛生設備室ユニ
ットを説明したが、本発明は上記実施例に限定されな
い。第1実施例において、図12に示すように、出入口
の上方に3枚引き戸1の戸枠に沿って換気フード11を
配設しても良い。出入口の上方に3枚引き戸1の戸枠に
沿って換気フード11が配設されていれば、衛生設備室
ユニットAから湯気が居室や寝室Bへ漏出するのを防ぐ
ことができる。図12に示すように、換気フード11か
ら延びる換気ダクトを、衛生設備室ユニットAの天井部
に本来的に設置される換気フード12に接続し、換気フ
ード11、12を親子換気扇としても良い。換気フード
11、12を親子換気扇とすることにより、両者を別々
に配設する場合に比べて部品数が減少し、衛生設備室ユ
ニットAの製造コストが低下する。
【0039】上述の換気フード11に、図12に示すよ
うに、カーテンレール13を取り付けても良い。出入口
の上方に3枚引き戸1の戸枠に沿ってカーテンレール1
3が取り付けられていれば、カーテンレール13にカー
テンを取り付けて、衛生設備室ユニットA内部を目隠し
することができ、また、衛生設備室ユニットAから湯気
が居室や寝室Bへ漏出するのを防ぐことができる。換気
フード11に代えて、3枚引き戸1の上枠にカーテンレ
ール13を取り付けても良い。第2実施例において、出
入口の上方に3枚引き戸1′の戸枠に沿って、カーテン
レールを取り付けても良い。
【0040】第1実施例において、衛生設備室ユニット
Aの内部をシャワーカーテン等で長手方向に2分割し、
一方の区画内にシャワー設備8を設け、他方の区画を脱
衣所として使用しても良い。シャワーカーテン等で衛生
設備室ユニットAの内部が長手方向に2分割され、一方
の区画内にシャワー設備8が設けられ、他方の区画が脱
衣所として使用されれば、衛生設備室ユニットA内で脱
衣してシャワーを浴びることができる。この結果、高齢
者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットAの使用勝
手が向上する。また、隣接する居室や寝室への水滴の持
ち込みを防止することができる。上記脱衣所に簀の子を
敷いても良い。脱衣所内で足が濡れるのを防止し、隣接
する居室や寝室への水滴の持ち込みを防止することがで
きる。前記脱衣所の天井に換気フードを設けても良い。
衛生設備室ユニットA内の湯気が隣接する居室、寝室へ
漏出するのを防止できる。タオル掛けを前記換気フード
に近接して配設しても良い。濡れたタオルを迅速に乾燥
させることができる。
【0041】第1実施例において、床パン4の補強部4
a、4b、4cに代えて、床パン4とは別体の根太を配
設しても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る衛生設備室ユニットにおい
ては、一側面の略全域に亘って出入口が形成され、出入
口に3枚引き戸が取り付けられているので、入口の幅が
広く、且つ出入口に段差が無い。この結果、高齢者や身
体障害者が介護者と共に容易且つ安全に本発明に係る衛
生設備室ユニットに入退室することができる。高齢者や
身体障害者は車椅子等に乗って入退室することもでき
る。従って、本発明に係る衛生設備室ユニットは、高齢
者や身体障害者にとって使用勝手が良い。
【0043】3枚引き戸を構成する3枚の障子の内、衛
生設備に近接する片側2枚の障子が不透明であれば、衛
生設備の使用中に室外から衛生設備室ユニット内部の様
子を覗き見される可能性が減少する。残り1枚の障子が
透明又は半透明であれば、衛生設備室ユニット内部が十
分に明るくなる。また介護者等が室外から衛生設備室ユ
ニット内部の一部の様子を窺い知ることができるので、
不測の事態に迅速に対応できる。この結果、高齢者や身
体障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝手が向上
する。
【0044】不透明な障子の面材が一般の壁紙が容易に
貼付できる素材で形成されていれば、該面材の衛生設備
室ユニット室外側の面に、衛生設備室ユニットに隣接す
る部屋の壁紙や雰囲気に適合する壁紙を貼って、衛生設
備室ユニットの存在によって発生する違和感を緩和する
ことができる。
【0045】出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に沿って
カーテンレールが取り付けられていれば、該カーテンレ
ールにカーテンを取り付けて、衛生設備室ユニット内部
を目隠しすることができ、また、衛生設備室ユニットか
ら湯気が居室や寝室へ漏出するのを防ぐことができる。
【0046】出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に沿って
換気フードが配設されていれば、衛生設備室ユニットか
ら湯気が居室や寝室へ漏出するのを防ぐことができる。
【0047】衛生設備室ユニットの平面視長手方向寸法
が1400mm乃至1800mmであり、平面視短手方
向寸法が700mm乃至900mmであり、長手方向寸
法と短手方向寸法の比が略2対1であれば、居室や寝室
に隣接する押入れや物置等、戸建モジュールの標準寸法
である0.5坪(1820mm×910mm)の小部屋
に、衛生設備室ユニットを設置することができる。居室
や寝室に隣接して衛生設備室ユニットを設置することに
より、衛生設備室ユニットへの移動距離が短縮され、高
齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝
手が向上する。衛生設備室ユニットの長手方向の一方の
側面の略全域に亘って3枚引き戸が配設されていれば、
0.5坪の狭いスペースであっても、出入口の幅は十分
に広いので、高齢者や身体障害者が介護者と共に容易に
衛生設備室ユニットへ入退室することができる。この結
果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの
使用勝手が向上する。
【0048】3枚引き戸に隣接して、衛生設備室ユニッ
トの床パンの長手方向の一側に、略全長に亘って排水溝
が形成されていれば、衛生設備室ユニット内の排水が居
室や寝室へ漏出して、居室や寝室の床が汚れるおそれが
無くなる。
【0049】衛生設備室ユニットの床パンの排水トラッ
プが排水溝から床パン中央側へオフセットされていれ
ば、居室や寝室と隣接する押入れや物置等の小部屋との
境界線に沿って床下で延在する土台と衛生設備室ユニッ
トの床パンの排水トラップとの干渉が回避され、衛生設
備室ユニットの床パン設置高さの増大が防止され、居室
や寝室の床面と衛生設備室ユニットの床面との間の段差
の発生が防止される。この結果、高齢者や身体障害者に
とって衛生設備室ユニットの使用勝手が向上する。
【0050】衛生設備室ユニットの床パンの排水溝の長
手方向側端近傍に段部が形成され、排水溝の長手方向側
端部が長手方向中央部に比べて浅く形成されていれば、
居室や寝室と隣接する押入れや物置等の小部屋との境界
線に沿って床下で延在する土台と、押入れや物置等の小
部屋の奥壁に沿って床下で延在する土台とに亘って、且
つ両土台の両端部間に架台を掛け渡し、該架台上に衛生
設備室ユニットの床パンを載置する際に、排水溝の底部
と架台との干渉による床パン設置高さの増大が防止さ
れ、居室や寝室の床面と衛生設備室ユニットの床面との
間の段差の発生が防止される。この結果、高齢者や身体
障害者にとって衛生設備室ユニットの使用勝手が向上す
る。
【0051】衛生設備室ユニットへの入出は、3枚引き
戸の何れか一方の側部の障子を開き、出入口の左右何れ
かの端部を通って行われる。出入口の左右端部に対峙す
る排水溝の長手方向側端部の傾斜が長手方向中央部の傾
斜に比べて大きな値に設定されていれば、該部の水はけ
が良くなるので、衛生設備室ユニットへの入出の際に、
衛生設備室ユニットから隣接する居室や寝室へ排水が漏
れ出る可能性が減少する。
【0052】衛生設備室ユニットのシャワー設備が設け
られた短手方向の一方の側面に、洗面器置き台が取り付
けられていれば、高齢者や身体障害者は、床上においた
風呂椅子に腰を下ろし、洗面器置き台に洗面器を置い
て、腰を屈めることなく楽な姿勢で、シャワーを浴びる
ことができる。この結果、高齢者や身体障害者にとって
衛生設備室ユニットの使用勝手が向上する。洗面器置き
台が折り畳み可能に取り付けられていれば、洗面器置き
台を使用しない場合、洗面器置き台を折り畳んで、衛生
設備室ユニットを広く使うことができる。また、介護者
が高齢者や身体障害者に付き添って衛生設備室ユニット
に入る場合、洗面器置き台を折り畳めば、衛生設備室ユ
ニット内に十分なスペースを作ることができる。この結
果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニットの
使用勝手が向上する。
【0053】洗面器置き台が着脱可能に取り付けられて
いれば、洗面器置き台を使用しない場合、洗面器置き台
を取り外して、衛生設備室ユニットを広く使うことがで
きる。介護者が高齢者や身体障害者に付き添って衛生設
備室ユニットに入る場合、洗面器置き台を取り外せば、
衛生設備室ユニット内に十分なスペースを作ることがで
きる。床に直接座ってシャワーを浴びる場合や、低い風
呂椅子に座ってシャワーを浴びる場合に、洗面器置き台
を取り外し床に直接置いて使用することもできる。この
結果、高齢者や身体障害者にとって衛生設備室ユニット
の使用勝手が向上する。また、洗面器置き台を取り外し
て洗面器置き台の裏面を容易に清掃することができる。
【0054】洗面器置き台の上面が滑り止め加工されて
いれば、洗面器置き台に片足を載せて洗体しても足は滑
らない。この結果、高齢者や身体障害者にとって衛生設
の使用勝手が向上する。
【0055】洗面器置き台の上面に足のかかと状に凹部
が形成されていれば、洗面器置き台に片足を載せて洗体
しても、足が前記凹部内にある限り足は滑らない。この
結果高齢者や身体障害者にとって衛生設の使用勝手が向
上する。
【0056】衛生設備室ユニットがシャワールームとし
て使用される場合、シャワーカーテン等で衛生設備室ユ
ニットの内部が長手方向に2分割され、一方の区画内に
シャワー設備が設けられ、他方の区画が脱衣所として使
用されれば、衛生設備室ユニット内で脱衣してシャワー
を浴びることができる。この結果、高齢者や身体障害者
にとって衛生設備室ユニットの使用勝手が向上する。ま
た、隣接する居室や寝室への水滴の持ち込みを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
の内部を上方から見下ろした図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
の内部を側方から見た図である。(a)は矢印αの方向
に見た図であり、(b)は矢印βの方向に見た図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
の内部を側方から見た図である。(a)は矢印γの方向
に見た図であり、(b)は矢印δの方向に見た図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
の床パンの上面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
が有する洗面器置き台の側面図である。(a)は使用状
態での側面図であり、(b)は折り畳まれた状態での側
面図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る衛生設備室ユニット
が有する洗面器置き台の上面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る衛生設備室ユニット
の内部を上方から見下ろした図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る衛生設備室ユニッ
トの内部を側方から見た図である。(a)は矢印αの方
向に見た図であり、(b)は矢印βの方向に見た図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例に係る衛生設備室ユニッ
トの内部を側方から見た図である。(a)は矢印γの方
向に見た図であり、(b)は矢印δの方向に見た図であ
る。
【図12】出入口の上方に換気フードとカーテンレール
とが取り付けられた、本発明の第1実施例に係る衛生設
備室ユニットの外観斜視図である。
【符号の説明】
A、A′ 衛生設備室ユニット B 居室や寝室 C 押入れや物置等の小部屋 1、1′ 3枚引き戸 2a、2b、2c、2a′、2b′、2c′ 障子 3a、3c、3c′ 引手 4 床パン 4a、4b、4c 補強部 4d 排水溝 4d′ 長手方向側端部 4d″ 長手方向中央部 5 簀の子 6 排水トラップ 7a、7b、7c てすり 8 シャワー設備 9 洗面器置き台 9a 滑り止め加工 9b 凹部 10 壁 11、12 換気フード 13 カーテンレール 8′ 便座 100a、100b 土台 101a、101b 架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−209587(JP,A) 特開 平3−228970(JP,A) 特開 平6−193928(JP,A) 特開 平9−75255(JP,A) 特開 平8−254028(JP,A) 実開 平3−73359(JP,U) 実開 平6−30267(JP,U) 実開 昭63−143644(JP,U) 実開 平3−108073(JP,U) 実開 平4−68183(JP,U) 社団法人日本建築学会編,「建築設計 資料集成3 単位空間I」,丸善株式会 社発行,1997年2月25日,第10刷,衛生 器具の標準取付け寸法 便所の項、79頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視、長手方向寸法が1400mm乃
    至1800mmであり、短手方向寸法が700mm乃至
    900mmであり、長手方向寸法と短手方向寸法の比が
    略2対1であり、長手方向の一方の側面の略全域に亘っ
    て出入口が形成され、出入口に3枚引き戸が取り付けら
    れ、居室や寝室に隣接する押入れや物置等の小部屋に設
    置されることを特徴とする衛生設備室ユニット。
  2. 【請求項2】 3枚引き戸を構成する3枚の障子の内、
    衛生設備に近接する片側2枚の障子が不透明で残り1枚
    の障子が透明又は半透明であることを特徴とする請求項
    1に記載の衛生設備室ユニット。
  3. 【請求項3】 不透明な障子は、一般の壁紙が容易に貼
    付できる素材で形成された面材を有することを特徴とす
    る請求項2に記載の衛生設備室ユニット。
  4. 【請求項4】 出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に沿っ
    てカーテンレールが取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1項に記載の衛生設備室ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 出入口の上方に3枚引き戸の戸枠に沿っ
    て換気フードが配設されていることを特徴とする請求項
    1乃至4の何れか1項に記載の衛生設備室ユニット。
  6. 【請求項6】 3枚引き戸に隣接して、床パンの長手方
    向の一側に、略全長に亘って排水溝が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の衛
    生設備室ユニット。
  7. 【請求項7】 床パンの排水トラップが排水溝から床パ
    ン中央側へオフセットされていることを特徴とする請求
    に記載の衛生設備室ユニット。
  8. 【請求項8】 床パンの排水溝の長手方向側端近傍に段
    部が形成され、排水溝の長手方向側端部が長手方向中央
    部に比べて浅く形成されていることを特徴とする請求項
    又はに記載の衛生設備室ユニット。
  9. 【請求項9】 排水溝の長手方向側端部の傾斜が長手方
    向中央部の傾斜に比べて大きな値に設定されていること
    を特徴とする請求項に記載の衛生設備室ユニット。
  10. 【請求項10】 短手方向の一方の側面に、シャワー設
    備と洗面器置き台とが取り付けられており、洗面器置き
    台は折り畳み可能に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項乃至の何れか1項に記載の衛生設備室ユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 短手方向の一方の側面に、シャワー設
    備と洗面器置き台とが取り付けられており、洗面器置き
    台は着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請
    求項乃至の何れか1項に記載の衛生設備室ユニッ
    ト。
  12. 【請求項12】 洗面器置き台の上面が滑り止め加工さ
    れていることを特徴とする請求項10又は11に記載の
    衛生設備室ユニット。
  13. 【請求項13】 洗面器置き台の上面に足のかかと状に
    凹部が形成されていることを特徴とする請求項10乃至
    12の何れか1項に記載の衛生設備室ユニット。
  14. 【請求項14】 シャワーカーテン等で内部が長手方向
    に2分割され、一方の区画内にシャワー設備が設けら
    れ、他方の区画が脱衣所として使用されることを特徴と
    する請求項10乃至13の何れか1項に記載の衛生設備
    室ユニット。
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