JPH09112051A - 浴室の戸 - Google Patents

浴室の戸

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JPH09112051A
JPH09112051A JP27306495A JP27306495A JPH09112051A JP H09112051 A JPH09112051 A JP H09112051A JP 27306495 A JP27306495 A JP 27306495A JP 27306495 A JP27306495 A JP 27306495A JP H09112051 A JPH09112051 A JP H09112051A
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JP
Japan
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bathroom
door
curtain
floor
mounting frame
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JP27306495A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kasahara
仁史 笠原
Kimikichi Yamamoto
公吉 山本
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護者が高齢者等を車椅子に乗せて介護しな
がら出入りできるスペースを備え、併せて浴室の出入口
の段差を解消して、車椅子での出入りを容易にし、且つ
高齢者等が出入りする際につまずかないようにした浴室
の扉を提供すること。 【解決手段】 床パン2上に浴槽8と洗い場6を備え、
隣室18との間を取付枠32を介して戸33で仕切った
浴室1であって、取付枠32を浴室1の隣室18側の間
口と略同幅に設け、戸33を取付枠32の幅の略全面で
開放できるようにしたことを特徴とする浴室の戸。この
取付枠32側の床パン2に排水溝34を設け、排水溝3
4の上面を隣室18の床35と略面一のグレーチング3
6で覆った。又、戸は、コンパクトに折畳めるカーテン
33であり、カーテン33の下端部をグレーチング36
に形成された溝42に係合自在に設けた。更に取付枠3
3側の隣室18の床35に、床暖房を組込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の戸に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】浴室と隣室の境に設けられ、出入口を仕
切っている戸には、折戸、ドア、引戸等様々なものがあ
る。これらの戸は、隣室との境の浴室の間口の一部を壁
で仕切った上で設けられるか、或いは間口一杯に取付け
た取付枠を介して設けられる。
【0003】図7(a)に示すように浴室100の出入
口103にドア101を設ける場合、浴室100の間口
mの一部は壁102で仕切られ、開口部分に取付枠を設
けてドア101が取付けられ、出入口103となる。そ
してドア101に付いた浴室100の水をドア開閉の際
隣室に落とさないために、ドア101は内開きとするの
が一般的である。又、ドア101が浴槽104に干渉し
ないようにするために、洗い場105の浴槽104側
と、出入口103側との間の寸法よりも大きな幅のドア
101を取付けることはできなかった。
【0004】図7(b)に示すように浴室の出入口10
3に2枚構成の折戸110を設ける場合、浴室100の
間口mの一部は壁102で仕切られ、開口部分に取付枠
を設けて折戸110が取付けられ、出入口103とな
る。折戸110の場合、寸法上は全面開放の折戸とする
ことは可能であるが、折戸1枚の幅が800mmと大き
くなって、開閉操作がし難くなる不都合があるので、間
口一杯に折戸110を設けることは少ない。
【0005】図7(c)に示すように浴室100の出入
口103に引戸115を設ける場合、浴室100の間口
m略一杯に取付枠を設け、3枚構成の引戸115が取付
けられる。引戸115は何枚構成にしても良いが、開い
た状態で最低1枚分が閉ざされた部分となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の何れの従来技術
の場合も、浴室の間口一杯に出入口を設けて全面的に戸
を開放することは難しいから、脚腰の弱くなった高齢者
を介護者が車椅子に乗せて出入りするには、出入口の幅
寸法が小さ過ぎ、車椅子を取り回して介護するのは難し
い。又、従来のこれらの出入口では、一般的に浴室と隣
室との間の出入口に段差があるため、高齢者にとってつ
まずき易いだけでなく、車椅子で出入りするのは難し
い。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、介護者が高齢者等を車椅子に乗せて介
護しながら出入りできるスペースを備え、併せて浴室の
出入口の段差を解消して、車椅子での出入りを容易に
し、且つ高齢者等が出入りする際につまずかないように
した浴室の戸を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、床パン上に浴槽と洗い場を備
え、隣室との間を取付枠を介して戸で仕切った浴室であ
って、取付枠を浴室の隣室側の間口と略同幅に設け、戸
を取付枠の幅の略全面で開放できるようにした。
【0009】従って介護者が高齢者等を車椅子に乗せて
介護しながら隣室から浴室に入る場合には、浴室の間口
と略同幅の取付枠一杯に戸を開放する。
【0010】請求項2は、取付枠側の床パンに排水溝を
設け、排水溝の上面を床パン及び隣室の床と略面一のグ
レーチングで覆った。
【0011】従って戸を全面開放しても、洗い場で出る
水は排水溝から大部分排水され、隣室の床は余り濡れな
い。
【0012】請求項3は、戸は、アコーディオンカーテ
ンやプリーツカーテン等の折畳式のカーテンであり、カ
ーテンの下端部をグレーチングに形成された溝に係合自
在に設けた。
【0013】従ってカーテン引いて閉じ、カーテンの下
端部をグレーチングの溝に係合させることによって、浴
室と隣室との間は遮断され、使用時に洗い場で出る水が
隣室に跳ね飛ぶ虞はない。
【0014】請求項4は、取付枠側の隣室の床に、床暖
房を組込んだ。
【0015】従って万一隣室の出入口側の床が浴室で出
る水で濡れても、床暖房によってすぐに乾燥させること
ができる。
【0016】請求項5は、ロールカーテンをロールカー
テンとした。
【0017】従ってカーテンを巻上げることで間口が全
面開放される。
【0018】請求項6は、取付枠の上端部と天井との間
に欄間を設けた。
【0019】従って戸と、欄間によって浴室と隣室との
間が遮断され、浴室の湿気が隣室に流出しない。
【0020】請求項7は、戸を一側部を取付枠の側部に
枢支された2枚1組の2組の折戸で構成した。
【0021】従って2組に2枚構成の折戸は、夫々対向
する壁側に折畳まれて、取付枠の中央部が開放される。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付した図
面に基づいて説明する。図1は本発明の戸を適用した浴
室の斜視図であり、浴室1は、図示せぬ建物躯体内に床
パン2を設置し、床パン2の周縁部に形成された段差状
の壁パネル載置部3上に、複数の壁パネル4を建て並
べ、壁パネル4上に図示せぬ天井パネルを張設した、い
わゆるプレハブ式のものである。
【0023】床パン2は、中央部に段差部5を設け、図
の段差部5の右側の高い部分に洗い場6、左側の低い部
分に浴槽設置部7を設ける。洗い場6の表面は、例えば
岩肌のような模様、又は滑り難いように緩やかな凹凸形
状に形成する。浴槽設置部7には、浴槽8を設置する。
浴槽8の内壁部には、高齢者等が入浴する際に身体を支
えるための把手9を設ける。
【0024】洗い場6に臨む一方の壁パネル4に、浴槽
8のリム部10と略同じ高さのカウンタ11を取付け
る。カウンタ11の中央部12は、洗面器等を載置でき
るように、洗い場6側に突出して形成する。カウンタ1
1に臨む壁パネル4に、湯水混合栓13を設け、湯水混
合栓13の左上の壁パネル4に、角度を変えられるシャ
ワーヘッド14を設ける。
【0025】湯水混合栓13の上方の壁パネル4に、鏡
15を設け、鏡15とシャワーヘッド14の間の壁パネ
ル4には、上下方向に手摺16を固定する。鏡15の右
側の湯水混合栓13と略同じ高さには、可動手摺17を
設ける。
【0026】可動手摺17の取付部は、壁パネル4に枢
支され、例えば90°の間隔をおいてクリック式に設け
る。そして脚腰の弱っている高齢者等が身体を支えられ
るように、使用時に洗い場6側に回動して水平に保持さ
れる。又、非使用時には他の利用者等の邪魔にならない
ように上方へ回動して、壁パネル4と平行に収納され
る。
【0027】境界部5に臨むカウンタ11近傍の洗い場
6には、図示せぬ排水口を設け、洗い場6は、この排水
口に向って緩やかな下り勾配に形成する。
【0028】浴室1の隣には、脱衣室兼用の洗面所18
を設ける。洗面所18の浴室1から遠い側の壁パネル4
の左手に、ロータンク19を介して腰掛便器20を設け
る。腰掛便器20の右手の壁パネル4には、手洗器21
を取付ける。手洗器21には、湯水混合栓22、及び下
向きに吐水される固定式のシャワーヘッド23を設け
る。
【0029】手洗器21の上方の壁パネル4には、洗面
キャビネット24を取付ける。洗面キャビネット24
は、鏡25、小カウンタ26、照明器具27、及び開閉
扉付の収納棚28等を備えている。又、腰掛便器20の
左手の壁パネル4には、トイレットペーパーの紙巻器2
9、紙巻器29の上方には上下方向の手摺30等を設け
【0030】ロータンク19の両側には、可動手摺31
を設ける。可動手摺31の取付部は、ロータンク19に
枢支され、例えば90°の間隔をおいてクリック式に設
ける。そして脚腰の弱っている高齢者等が身体を支えら
れるように、使用時に腰掛便器20の両側に夫々回動し
て水平に保持される。又、非使用時には他の利用者等の
邪魔にならないように上方へ回動して、ロータンク19
の側部に収納される。
【0031】浴室1と洗面所18との間の壁パネル4の
上部間には、間口と略同幅にアルミサッシ等で形成した
取付枠32を固定する。この取付枠32に多数の折目を
備えたいわゆるアコーディオンカーテンと称されるもの
や、プリーツ状のカテーン33を吊り下げて、浴室1と
洗面所18の間を仕切る。カーテン33を開けると、カ
ーテン33は折目で畳まれて100mm未満の大きさに
なるから、殆ど幅を取らずに畳むことができる。従って
浴室1の間口の略全面が開放されるから、例えば介護者
が脚腰の弱くなった高齢者等を車椅子に乗せて介護する
場合、車椅子を動かす十分なスペースを得ることがで
き、出入りがし易くなる。
【0032】カーテン33の下方の床パン2に排水溝3
4を形成し、排水溝34の上面を、床パン2、及び洗面
所18の床35と略面一のグレーチング36で覆った。
従って出入りの際、脚腰の弱っている高齢者等がつまず
く虞がなく、車椅子も自由に出入りすることができる。
又、カーテン33を全面開放しても、利用中洗い場6で
出る水は排水溝34から大部分排水され、洗面所18の
床35が濡れることはない。
【0033】この図1に示す第1実施例では、カーテン
33を開けて全面開放することで、洗い場6と洗面所1
8の床35が一続きになって広く使えるから、介護者が
高齢者等を車椅子に乗せて洗面所18内の腰掛便器20
や手洗器21を使うために動き易くなり、介護し易くな
る。又、車椅子で洗面所18から洗い場6へも入り易く
なり、空間の有効利用を図ることができる。尚、37
は、洗面所18の廊下側への出入口のドアである。
【0034】図2は要部の側断面図であり、前記取付枠
32は、下方が開口されたチャンネル状のカーテンレー
ルであり、図示せぬビス等で天井38に固定する。この
取付枠32内に、カーテン33の上端部に設けられた係
合部39が係合している。係合部39は、カーテン33
の上端部に間隔をおいて複数個設けられ、左右1対のロ
ーラ40を備える。このローラ40が取付枠32内で転
動して、カーテン33を引いた際、カーテン33がスム
ーズに動く。
【0035】カーテン33の下端部には摺動片41を設
け、この摺動片41が図2のグレーチング36の左右方
向中間部に形成された溝42に係合する。摺動片41
は、カーテン33を引く際、カーテン33の下端部をガ
イドして摺動自在に動く。
【0036】カーテン33の摺動片41を摺動させる溝
42を、グレーチング36の中間部に設けることで、カ
ーテン33で仕切られた排水溝34とグレーチング36
の一部が洗面所18の床35側にも存在するから、洗い
場6で出る水が洗面所18側に飛び跳ねても、グレーチ
ング36から排水溝34に速やかに排水することがで
き、床35が余り濡れることがない。
【0037】従ってこのカーテン33によって、浴室1
と洗面所18との間は遮断され、利用時に洗い場6で出
る水が洗面所18に跳ね飛ぶ虞はない。又、例えばカー
テン33の側部にはマグネットを組込み、カーテン33
を引いて閉じた際壁パネル4側の対向する位置にもマグ
ネットを組込んでおいて、吸着させ、利用時にカーテン
33が開かないようにする。
【0038】前記溝42には、孔43が穿設され、浴室
1利用中溝42に入った水が速やかに排水されるように
してある。又、グレーチング36に臨む洗面所18の床
35には、図示せぬリード線が電源に接続された面状発
熱体44を組込む。この面状発熱体44によって、万一
洗面所18の出入口側の床35が浴室1からで出る際に
水で濡れても、床35が温められるから、すぐに乾燥さ
せることができ、衛生的である。更に冬等にはこの面状
発熱体44によって洗面所18が暖房されるから、脱衣
の際寒い思いをしないで良い。
【0039】図3は本発明の第2実施例の戸を適用した
浴室の斜視図であり、前記第1実施例と同一部分には同
一番号を付して説明を省略する。第2実施例では、洗い
場6に近い側の洗面所18の壁パネル4に、手洗器21
を設ける。そして手洗器21の右側に、ロータンク19
を介して腰掛便器20を設ける。ロータンク19の前面
には、背当て50が形成され、可動手摺31と共に、脚
腰が弱っている高齢者等が腰掛ける際に寄り掛かれるよ
うにしてある。
【0040】手洗器21の左側の洗い場6に隣接する壁
パネル4には、上下方向に長い照明器具51を設ける。
この照明器具51に隣接して浴室1と洗面所18の間を
仕切るロールカーテン52を設ける。ロールカーテン5
2の上方の図示せぬ天井には、巻上げたロールカーテン
52を収納する収納部53を設ける。収納部53内に
は、係合を外したロールカーテン52を巻上げるモー
タ、或いはバネ等を設け、モータの回転力、或いはバネ
等の復元力を利用して巻上げるようにする。
【0041】ロールカーテン52の下端部には係止部5
4を設ける。係止部54には、例えばマグネット等を組
込む。そしてグレーチング36も、例えばアルミサッ
シ、ステンレス鋼等の磁性合金で形成しておき、ロール
カーテン52を下方に引いて収納部53の下方の床パン
2に設けられたグレーチング36の溝42に係合させた
際、係止部54をグレーチング36に吸着させ、利用中
ロールカーテン52が開かないようにする。
【0042】この第2実施例ではロールカーテン52を
巻上げることで間口が全面開放されるから、車椅子で自
由に出入りすることができる。
【0043】図4は本発明の第3実施例の戸の正面図で
あり、第3実施例ではカーテン3と天井38との間に欄
間55を設ける。
【0044】図5は図4の5−5線断面図であり、欄間
55は、取付枠56と、取付枠56内に嵌合された透明
なガラス57等で形成する。ガラス張りの欄間55とす
ることで、洗面所18の灯りを浴室1に取入れることが
でき、浴室1の照明器具を省略することも可能となる。
又、欄間55を設けることでカーテン33の高さ寸法が
短くなり、カーテン33を開閉し易くなる。この場合、
欄間55を設けることで、浴室1の湿気が洗面所18側
に逃げる虞がないから、入浴中寒い思いをする心配がな
い。
【0045】図6は本発明の第4実施例の戸を適用した
浴室の平面図であり、上記第1実施例と同一部分には同
一番号を付して説明を省略する。第4実施例では、浴室
1と洗面所18との間の対向する壁パネル4に、2枚1
組の折戸58の一側部を夫々取付ける。2組の折戸58
の他側部には図示せぬ摺動片を設け、この摺動片がグレ
ーチング36の溝42に係合しつつ摺動できる構成とす
る。2組の折戸58の対向する側端部には、夫々例えば
マグネットを組込んでおき、閉じた2組の折戸58が当
接して吸着するようにし、入浴中浴室1と洗面所18の
間を仕切って、折戸58が開かないようにしている。
【0046】開けるために折畳まれた2組の折戸58
は、洗い場6側に折畳まれて壁パネルに沿って収納さ
れ、殆ど幅をとらずに畳むことができる。従って浴室1
の間口の略全面が開放されるから、例えば介護者が脚腰
の弱くなった高齢者等を車椅子に乗せて介護する場合、
車椅子を動かす十分なスペースを得ることができ、出入
りがし易くなる。
【0047】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
ような効果を奏する。請求項1によれば、床パン上に浴
槽と洗い場を備え、隣室との間を取付枠を介して戸で仕
切った浴室であって、取付枠を浴室の隣室側の間口と略
同幅に設け、戸を取付枠の幅の略全面で開放できるよう
にした。
【0048】従って介護者が高齢者等を車椅子に乗せて
介護しながら隣室から浴室に入る場合には、浴室の間口
と略同幅の取付枠一杯に戸を開放することができるか
ら、介護者が車椅子を取り回す十分なスペースができ、
介護し易い。
【0049】請求項2は、取付枠側の床パンに排水溝を
設け、排水溝の上面を床パン及び隣室の床と略面一のグ
レーチングで覆った。
【0050】従って戸を全面開放しても、洗い場で出る
水は排水溝から大部分排水され、隣室の床は余り濡れる
ことがない。又、浴室と隣室との間に段差がないから脚
腰が弱っている高齢者等が出入りの際つまずかず、車椅
子での出入りも容易になる。
【0051】請求項3は、戸は、アコーディオンカーテ
ンやプリーツカーテン等の折畳式のカーテンであり、カ
ーテンの下端部をグレーチングに形成された溝に係合自
在に設けた。
【0052】従ってカーテン引いて閉じ、カーテンの下
端部をグレーチングの溝に係合させることによって、浴
室と隣室との間は遮断され、使用時に洗い場で出る水が
隣室に跳ね飛ぶ虞はない。
【0053】請求項4は、取付枠側の隣室の床に、床暖
房を組込んだ。
【0054】従って万一隣室の出入口側の床が浴室で出
る水で濡れても、床暖房によってすぐに乾燥させること
ができるから、衛生的である。
【0055】請求項5は、カーテンをロールカーテンと
した。
【0056】従ってロールカーテンを巻上げることで間
口が全面開放されるから、介護者が高齢者等を車椅子に
乗せて介護しながら隣室から浴室に入る場合には、浴室
の間口と略同幅にカーテンを開放することができるか
ら、介護者が車椅子を取り回す十分なスペースができ、
介護し易い。
【0057】請求項6は、取付枠の上端部と天井との間
に欄間を設けた。
【0058】従って戸と、欄間によって浴室と隣室との
間が遮断され、浴室の湿気が隣室に流出しないから、入
浴中寒い思いをする心配がない。
【0059】請求項7は、戸を一側部を取付枠の側部に
枢支された2枚1組の2組の折戸で構成した。
【0060】従って2組に2枚構成の折戸は、夫々対向
する壁側に折畳まれて中央部が開放されるから、介護者
が高齢者等を車椅子に乗せて介護しながら隣室から浴室
に入る場合には、浴室の間口と略同幅に折戸を開放する
ことができるから、介護者が車椅子を取り回す十分なス
ペースができ、介護し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の戸を適用した浴室の斜視
【図2】要部側断面図
【図3】本発明の第2実施例の戸を適用した浴室の斜視
【図4】本発明の第3実施例の戸の正面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明の第4実施例の戸を適用した浴室の平面
【図7】従来の戸を適用した浴室の平面図
【符号の説明】
1…浴室,2…床パン,6…洗い場,8…浴槽,18…
洗面所,20…腰掛便器,21…手洗器,32…取付
枠,33…カーテン,34…排水溝,35…洗面所の
床,36…グレーチング,38…天井,39…係合部,
40…ローラ,41…摺動片,42…グレーチングの
溝,43…孔,44…面状発熱体,52…ロールカーテ
ン,53…収納部,54…係止部,55…欄間,56…
取付枠,57…ガラス,58…折戸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61H 3/00 A61H 3/00 Z E04B 1/64 E04B 1/64 B 2/74 561 2/74 561E 561D E06B 3/48 E06B 3/48 9/06 9/06 C F24D 15/00 F24D 15/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パン上に浴槽と洗い場を備え、隣室と
    の間を取付枠を介して戸で仕切った浴室であって、 前記取付枠を浴室の隣室側の間口と略同幅に設け、 前記戸を取付枠の幅の略全面で開放できるようにした、
    ことを特徴とする浴室の戸。
  2. 【請求項2】 前記取付枠側の前記床パンに排水溝を設
    け、 該排水溝の上面を床パン及び隣室の床と略面一のグレー
    チングで覆った、 ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の戸。
  3. 【請求項3】 前記戸は、アコーディオンカーテンやプ
    リーツカーテン等の折畳式のカーテンであり、 該カーテンの下端部を前記グレーチングに形成された溝
    に係合自在に設けた、ことを特徴とする請求項2に記載
    の浴室の戸。
  4. 【請求項4】 前記取付枠側の前記隣室の床に、床暖房
    を組込んだ、 ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の戸。
  5. 【請求項5】 前記カーテンは、ロールカーテンであ
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の戸。
  6. 【請求項6】 前記取付枠の上端部と天井との間に欄間
    を設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の戸。
  7. 【請求項7】 前記戸は、一側部を取付枠の側部に枢支
    した2枚1組の2組の折戸で構成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の浴室の戸。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825506B1 (ko) * 2007-04-05 2008-04-25 김성태 욕실용 커튼
JP2015037895A (ja) * 2012-07-02 2015-02-26 長崎船舶装備株式会社 客室の仕切り構造

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