JP3312524B2 - 病院用ユニットルーム - Google Patents
病院用ユニットルームInfo
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Description
ニットルームに関する。
煩わせずに一人で簡単に身体を洗いたい場合、病室が個
室であれば、この個室にユニットバスを設置しておけば
入院患者の要望に応えることができる。
ユニットバスや、アパート、マンション等の集合住宅や
ホテル等に予め設置されたユニットバスのように床パン
上に便器、洗面器、浴槽、シャワー、棚等を備えたユニ
ットバスの場合、床パン上にこれらの便器、洗面器、浴
槽、シャワー、棚等の機器を狭いスペース内に設けるこ
とが先行してしまい、これらの機器の取付け位置や相互
の配置関係に付いては余り考慮されていないから、患者
が車椅子で出入りして使用することは難しく、又、看護
婦等の介添えが患者を介護しながら利用することは尚更
困難であり、使い勝手が悪かった。
康な人のようにユニットバス内で移動したり、立った
り、座ったりする際に力が入り難い患者を介添えが介護
し易い病院向けのユニットルームを提供することを目的
とする。
に壁パネルを建並べて形成したユニットルームを2つに
分割してドアに臨むトイレスペースとドアから遠いシャ
ワースペースとを設けた病院用ユニットルームにおい
て、前記シャワースペースの床パンのコーナー部であっ
て、前記ドアから一番遠いコーナー部にトイレスペース
及びシャワースペース共用の排水口を設け、前記床パン
には、シャワースペースで使用した湯水がトイレスペー
スに流れ込まないように勾配を付した段差部を設けたこ
とを特徴とする。
たユニットルームを2つに分割してトイレスペースとシ
ャワースペースを設け、シャワースペースの床パンのコ
ーナー部であって、前記ドアから一番遠いコーナー部に
トイレスペース及びシャワースペース共用の排水口を設
け、前記床パンには、シャワースペースで使用した湯水
がトイレスペースに流れ込まないように勾配を付した段
差部を設けたので、シャワースペースで使用した湯水が
トイレスペースに流れ込むことがなく、またこの排水口
にユニットルーム全体の排水が集められ、排水口に接続
された排水管を通じて排水されるから、掃除性が良い。
またシャワースペースのコーナー部に排水口を設けるこ
とで、看護婦等の介添えや患者自身がユニットルームを
利用する際の邪魔にならず(特に介添えの足元に排水口
がある場合は、介添えが足元に注意を取られて患者Pへ
の充分な介護ができなくなる虞がある)、安心してシャ
ワースペースを利用することができる。
て説明する。図1は本発明の病院用ユニットルームの斜
視図、図2は同平面図、図3は本発明の病院用ユニット
ルームの奥壁側側断面図であり、ユニットルーム1は、
平面視長方形状をなす防水性の床パン2の外周縁に形成
された壁パネル載置部3上に、複数の壁パネル4…を建
て並べ、壁パネル4…上に廻し縁5を介して天井パネル
6を張設した、いわゆるプレハブ式のものであり、既設
の病院の建物躯体内、特に病室に隣接して、或いは個室
の病室内に組付ける。
に容易な間口の大きな出入口(有効幅が800mm以
上)7を設け、外開きのドア8を取付ける。ドア8は外
開きとすることで、万一患者Pの具合が悪くなってユニ
ットルーム1内で倒れても、看護婦等の介添えが外から
ドア8を開けて救助することができる。又、このように
間口の大きな出入口7を設けることで、看護婦等の介添
えが車椅子に乗った病人を介護しながらユニットルーム
1内に楽に出入りすることができ、点滴をしている患者
Pが点滴用ハンガーを持込むことも容易にできる。
壁パネル4、4間にカーテンレール9を架設し、このカ
ーテンレール9に摺動自在の仕切部材としてのカーテン
10を吊るしてユニットルーム1内を用途の異なる2つ
の空間に分割する。2つの空間は、本実施例ではドア8
に臨む空間をトイレスペース11、ドア8から遠い奥の
空間をシャワースペース12とする。尚、カーテンレー
ル9は、ドア8近傍でシャワースペース12側に寄るよ
うに折曲げる。これによりシャワースペース12で使用
した湯水はカーテン10を伝ってシャワースペース12
に落下することとなり、出入口7から病室へ流れ出す虞
は無い。
スペース12間には、患者Pが躓かないように断面視略
45度程度の勾配の段差部13を形成して、シャワース
ペース12で使用した湯水がトイレスペース11に流れ
込まないようにしている。段差部13は、前記カーテン
レール9に対応させて、ドア8近傍でシャワースペース
12側に寄るように折曲げて形成する。又、段差部13
は垂下したカーテン10の下端部よりもトイレスペース
11側に形成する。これによりシャワースペース12で
使用した湯水は、カーテン10を伝ってシャワースペー
ス12に一層落下し易くなる。
無数の凸部(高低差:0.5mm程度、直径20mm程
度)14を設け、足元が覚束ない高齢者、目が悪い患者
Pでも滑り難いようになっている。この凸部14を含む
床パン2の表面には、トイレスペース11とシャワース
ペース12とで異なる色を塗って、区別し易くする。例
えば、トイレスペース11をホワイトグレー、シャワー
スペース12をニュートラルグレーに塗る。又、色を変
えるだけでなく、凸部14の形状を変えて区別し、視覚
と模様(形状)の両方に訴えるようにしても良い。
パネル4に腰掛便器15を取付ける。腰掛便器15の便
座16は、ゆっくり倒れて閉止するソフト開閉式のもの
を取付ける。又、腰掛便器15には、検査のための図示
せぬ採尿用の尿瓶を洗浄する洗浄ノズル17が設けてあ
る。洗浄ノズル17は、この洗浄ノズル17を倒す行程
(行程1)、レバー式ハンドル18に設けてある安全ボ
タンを押す行程(行程2)、安全ボタンを押しながらこ
のレバー式ハンドル18を倒す行程(行程3)を経て吐
水が開始される。この3行程を満たさないと洗浄ノズル
17からは吐水が開始されないようになっており、不用
意にレバー式ハンドル18を動かしてしまっても吐水さ
れないので、便座16に座っていても背中に吐水を浴び
る心配がなく、安心して腰掛便器15を使用することが
できる。
手のカーテン10際の壁パネル4に、床パン2から浮せ
て前記検査のための図示せぬ採尿用の尿瓶等を入れてお
く貯尿ボックス19を取付ける。貯尿ボックス19には
開閉式の扉20を設けて、臭いが外に漏れないようにな
っている。又、貯尿ボックス19は、床パン2から浮せ
て取付けることで、掃除をする際にモップ等を貯尿ボッ
クス19の下に差し入れ易くし、床パン2を壁際まで掃
除し易くしている。
は、腰掛便器15の側方に沿って前方に延出する可動手
摺21を設ける。可動手摺21は、壁パネル4に固定さ
れた上下方向に長い取付枠22に取付ける。取付枠22
には、上下方向に長溝23を形成しておき、この長溝2
3に沿って上下方向に摺動自在に設けて、患者Pが腰掛
便器15を使用する際に手頃な高さに調整できるように
すると共に、シャワースペース12への移動の際には壁
パネル4側に折畳んで移動の障害にならないようになっ
ている。
方の壁パネル4には、支持枠24を介して背凭れ用のク
ッション材25を設け、腰掛便器15利用の際洗浄ノズ
ル17が利用者の背中に当らないようになっている。
尚、クッション材25は、壁パネル4に取付けた収納棚
の前面の開閉蓋に設けても良い。又、洗浄ノズル17を
覆う専用カバーに設けても良い。
は、腰掛便器15に水を流すためのフラッシュバルブ2
6を設ける。フラッシュバルブ26は、クッション材2
5の下方の壁パネル4に設けられた押しボタン27(図
3参照)を押すことで作動して、使用後の腰掛便器15
に水を流すようになっている。フラッシュバルブ26の
上方の壁パネル4上部には、タオル等を載せておく棚2
8を設ける。
置を組込み、壁パネル4の背部に予めおしりの洗浄装置
のための給湯管、給水管等の配管29を配設しておく。
これらの配管29は、床パン2の表面から160mm程
度上側の壁パネル4から引出す。これにより床パン2を
モップ等で雑巾掛けする際、モップが配管29の下の床
パン2の隅まで入り易くなり、掃除性の向上を図ること
ができる。
ネル4からの間隔を広めにし、約450mm程度の位置
に設置する。この間隔にすることにより、腰掛便器15
の横の壁パネル4に取付けた逆L字型の手摺30の使い
勝手が非常に良くなる。この水平部分と水平部分の端部
から直角に設けられた縦側部分とを備えた逆L字型の手
摺30を使うことで、患者Pが腰掛便器15からの立つ
動作、座る動作の際に身体を容易に支えることができ
る。
繋がったナースコール31を設けてある。患者Pがトイ
レスペース11で気分が悪くなった時は、このナースコ
ール31を押すことですぐに看護婦を呼ぶことができ
る。ナースコール31は患者Pがすぐに分る様に赤、黄
等の目立つ色、押し易い大きな形状にし、患者Pが手摺
30で身体を支えながら押せるように手摺30からすぐ
近くの位置に設ける。手摺30の上側には手摺30の使
い勝手を考慮して、他の突出するものは取付けない。
紙巻器32を設ける。腰掛便器15横の壁パネル4に設
けた紙巻器32と腰掛便器15との間隔は前述のように
450mm近くあるので、腰掛便器15の利用時に患者
Pの脚や膝に当る心配はない。
込み式の小型の手洗器33を設け、腰掛便器15に座っ
た状態で手が洗えるようになっている。手洗器33の真
上の壁パネル4には壁埋め込み式の石鹸置き34を設け
てある。石鹸置き34上方の天井パネル6に臨む壁パネ
ル4には、照明器具35を設け、ユニットルーム1内全
体を照すようになっている。
パン2はドア8側を高くし、トイレスペース11、及び
シャワースペース12共奥の壁パネル4に向かって1/
50程度の勾配を付け、この奥の壁パネル4に沿った床
パン2に排水溝36を設ける。排水溝36は、シャワー
スペース12のコーナー部(ドア8から一番遠いコーナ
ー部)に設けた排水口37に繋がっている(図3参
照)。排水口37には目皿38を被せてある(図1、図
2参照)。
排水が集められ、排水口37に接続された排水管39を
通じて排水されるから、掃除性が良い。又、シャワース
ペース12のコーナー部に排水口37を設けることで、
看護婦等の介添えや患者P自身がユニットルーム1を利
用する際の邪魔にならず(特に介添えの足元に排水口3
7がある場合は、介添えが足元に注意を取られて患者P
への充分な介護ができなくなる虞がある)、安心してシ
ャワースペース12を利用できる。
端部に床パン2の上面よりも1段低く落し込んだ段部3
9を形成し、この段部39にシリコンコーキングを介し
てドア8の取付枠の下枠である沓摺り40を固定する。
沓摺り40はアルミ製とし、沓摺り40の上面を床パン
2の上面と面一に成るように調整し、出入口7の段差を
無くす。これにより高齢者や目の悪い患者Pが隣室、又
は病室からユニットルーム1内に入る際に足を引っ掛け
る心配がない。
開いた溝形鋼の補強板41をあてがい、下方から高さ調
整用のボルトを備えた支持脚42で支持し、出入りの際
荷重のかかる沓摺り40に充分な強度を与えている。こ
の支持脚42は、床パン2の据え付け面となる病室内の
建物躯体の床43に床パン2よりも大きめの凹部44を
形成しておき、この凹部44に設置して床パン2の高さ
調整をするようになっている。支持脚42の高さ調整
後、凹部44は建物躯体の床43の高さまでモルタルで
埋め戻す。
ース11内のドア8にはタオル掛けを設ける。タオル掛
け45は腰掛便器15のすぐ前のドア8にあるので、手
洗器33で手を洗った後腰掛便器15に座ったまま手を
拭くことができる。ドア8の把手46は、内側、外側共
患者Pが操作し易いレバー式ハンドルとする。これによ
り患者Pが腰掛便器15に座ったまま把手46を操作し
て、ドア8を開けることができる。尚、把手46の上方
のドア8に小窓47を設けておけば、ユニットルーム1
内での患者Pの異変をすぐに確認して、救助することが
できる。又、タオル掛け45上方のドア8には引っ掛け
フック48を設け、上着や、タオル等を掛けられるよう
になっている。
に水平に手摺49を取付け、ドア8からこの手摺49を
伝って壁パネル伝いにシャワースペース12内を移動す
ることができる。手摺49の上方の壁パネル4にはナー
スステーションに繋がったナースコール50を設けてあ
る。患者Pがシャワースペース12で気分が悪くなった
時は、このナースコール50を押すことですぐに看護婦
を呼ぶことができる。ナースコール50は患者Pがすぐ
に分る様に赤、黄等の目立つ色、押し易い形状にし、患
者Pが手摺49で身体を支えながら押せるように手摺4
9からすぐ近くの位置に設ける。
腰掛便器15を取付けた壁パネル4の下部でシャワース
ペース12側には、湯水混合栓51を設け、患者Pが足
を洗い易くなっている。湯水混合栓51の下方の床パン
2に足載せ台を設けておけば、一層使い易くすることが
できる。湯水混合栓51の吐水用の開閉ハンドルは大き
なレバー式にしておけば、身体の不自由な患者Pでも楽
に操作することができる。又、湯水混合栓51の湯温の
調節は、内蔵したサーモスタット式水栓で行ない、簡単
に調節できるようになっている。
は、上下方向にスライドバー52を設け、シャワーフッ
ク53を図示せぬモータによって摺動自在に取付ける。
このシャワーフック53にシャワーヘッド54を掛止さ
せる。シャワーフック53は、任意の高さでスライドバ
ー52に保持するようにクリック式に構成し、又、シャ
ワーヘッド54を任意の方向に向けて掛止できるように
構成して、シャワーの吐水方向を自由に調節できるよう
になっている。
の高さには、固定式のシャワーフック55を設け、介護
する介添えが使い易いようになっている。又、トイレス
ペース11も含めてユニットルーム1を掃除する際、こ
のシャワーフック53、或いは55にシャワーヘッド5
4を引っ掛けて行なえるので、掃除がし易くなる。尚、
56は、シャワーヘッド54からの吐水の温度を調節す
るノブハンドルであり、57は、吐水量を調節するレバ
ー式ハンドルである。
ー側の壁パネル4に、シャンプーのボトル等を載せてお
く着脱可能な小物棚58を設ける。小物棚58をコーナ
ー側の壁パネル4に設けることで、シャワーを浴びる際
邪魔にならない。スライドバー52の左方の側部の壁パ
ネル4には、水平部分と水平部分の端部から直角に設け
られた縦側部分とを備えた逆L字型の手摺59を取付け
る。この逆L字型の手摺59の水平部分、又は縦側部分
を患者Pが握って身体を支えながら、シャワーフック5
3、又は55に掛止したシャワーヘッド54から吐水さ
れる湯水を浴びて身体を洗ったり、或いはシャワースペ
ース12内を移動することができる。尚、壁パネル4に
折畳み式のチェアーを設けておけば、患者Pが無理なく
楽な姿勢でシャワーを浴びることができる。
トルームの斜視図、図8は同平面図、図9は同正面図で
あり、第1実施例と同一部分には同一番号を付して説明
を省略する。第2実施例では、床パン60は平面視長方
形のコーナーからドア8を設ける側にかけて斜めにカッ
トした形状をしている。天井パネル61もこの床パン6
0に対応した形状をしている。ユニットルーム1のコー
ナーをカットすることで、ユニットルーム1を狭い病室
にも設けることができ、病室の出入口からベッドや点滴
用ハンガー等の搬入がし易くなる。
ことに伴い、トイレスペース11内の各機器の配置が第
1実施例とは異なる。腰掛便器62は、ドア8右手の壁
パネル4に取付ける。フラッシュバルブ63は、腰掛便
器62の背部の壁パネル4の中程の高さに設ける。フラ
ッシュバルブ63を作動させ使用後の腰掛便器62に水
を流すレバーハンドル64は、ドア8正面で腰掛便器6
2の側部の壁パネル4の中程の高さに設ける。
たりする際に身体を支える逆L字型の手摺65は、腰掛
便器62の横の壁パネル4に取付ける。この手摺65
は、水平部分と水平部分の端部から直角に設けられた縦
側部分とを備えており、手摺65の水平部分とフラッシ
ュバルブ63との間にナースコール66を設ける。手摺
65の下方には紙巻器67を取付ける。又、手摺65の
垂直部分とカーテン10との間に壁埋め込み式の小型の
手洗器68を取付ける。手洗器68の上方には石鹸置き
69を設ける。石鹸置き69の上方にはタオル掛け70
を取付ける。
2に設けられた洗浄ノズル17に近い壁パネル4には、
貯尿棚71を設ける。この貯尿棚71に検査のための図
示せぬ採尿用の尿瓶を載せて置くようになっている。
又、貯尿棚71を着脱可能にすれば、万一尿を零しても
簡単に取り外して洗うことができ、衛生的である。
ムの側面図であり、ドア8には把手46の上方に臨む細
長い窓72を設け、ユニットルーム1内での患者Pの異
変をすぐに確認して、救助することができるようになっ
ている。又、窓72の斜め上方には引っ掛けフック73
を設け、上着や、タオル等を掛けられるようになってい
る。
スペース11と、シャワースペース12を設けた場合に
付いて説明したが、この他に洗面器を備えた洗面スペー
ス、或いは棚を備えた更衣スペースでもよく、以上の4
つの用途の異なる空間の中から何れか2つを現場に合せ
て選択して設けるようにする。
ットルームの平面図であり、上記第1実施例と同一部分
には同一番号を付して説明を省略する。第3実施例では
出入口7にドアに代えて引戸85を設ける。引戸85
は、床パン2の壁パネル載置部3の外側(ユニットルー
ム1の室外)に沿って形成されたレール部86に載置し
て、開け閉めできるようになっている。引戸85の内外
の一側には、夫々把手87、87が設けられている。ド
アに代えて引戸85にすることで、ドアの開閉領域を気
にせずに車椅子でのユニットルーム1内への出入りがよ
り容易になる。尚、ドアや引戸85にせず、簡易なアコ
ーディオンカーテンを用いても良い。
部)89を緩やかに折曲して平面視略L字型に形成す
る。壁パネル88の端部をこのような平面視略L字型に
形成することで、コーナーで隣接する壁パネル88、8
8の端部同士の連結部は面一になる。従って壁パネル8
8のコーナーが丸くなり、ユニットルーム1の床をモッ
プ等で雑巾掛けする際、壁パネル88のコーナーまでモ
ップが入り易くなり、掃除性が良くなる。
2の間の床パン2に形成される段差部33の端部90
は、平面視円弧を描いて壁パネル4と突合されている。
これによりユニットルーム1の床をモップ等で雑巾掛け
する際、壁パネル4と段差部33の突合せ部までモップ
が入り易くなり、掃除性が良くなる。
様な効果が得られる。請求項1によれば、床パン上に壁
パネルを建並べて形成したユニットルームを2つに分割
してドアに臨むトイレスペースとドアから遠いシャワー
スペースとを設けた病院用ユニットルームにおいて、前
記シャワースペースの床パンのコーナー部であって、前
記ドアから一番遠いコーナー部にトイレスペース及びシ
ャワー スペース共用の排水口を設け、前記床パンには、
シャワースペースで使用した湯水がトイレスペースに流
れ込まないように勾配を付した段差部を設けたので、シ
ャワースペースで使用した湯水がトイレスペースに流れ
込むことがなく、またこの排水口にユニットルーム全体
の排水が集められ、排水口に接続された排水管を通じて
排水されるから、掃除性が良い。またシャワースペース
のコーナー部に排水口を設けることで、看護婦等の介添
えや患者自身がユニットルームを利用する際の邪魔にな
らず(特に介添えの足元に排水口がある場合は、介添え
が足元に注意を取られて患者への充分な介護ができなく
なる虞がある)、安心してシャワースペースを利用する
ことができる。
斜視図
の平面図
出入口,8…ドア、11…トイレスペース,12…シャ
ワースペース,13…段差部,37…排水口。
Claims (1)
- 【請求項1】 床パン上に壁パネルを建並べて形成した
ユニットルームを2つに分割してドアに臨むトイレスペ
ースとドアから遠いシャワースペースとを設けた病院用
ユニットルームにおいて、前記シャワースペースの床パンのコーナー部であって、
前記ドアから一番遠いコーナー部にトイレスペース及び
シャワースペース共用の排水口を設け、 前記床パンには、シャワースペースで使用した湯水がト
イレスペースに流れ込まないように勾配を付した段差部
を設けた、 こ とを特徴とする病院用ユニットルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05620795A JP3312524B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 病院用ユニットルーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05620795A JP3312524B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 病院用ユニットルーム |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08254030A JPH08254030A (ja) | 1996-10-01 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05620795A Expired - Fee Related JP3312524B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 病院用ユニットルーム |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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JP6399640B2 (ja) * | 2014-04-14 | 2018-10-03 | 積水ホームテクノ株式会社 | サニタリールーム |
CN113440358A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-09-28 | 程长 | 一种骨科用诊疗室 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP05620795A patent/JP3312524B2/ja not_active Expired - Fee Related
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