JP5954682B2 - トイレ・シャワーユニット - Google Patents
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Description
特許文献1では、ユニットルームの一方をトイレルームに、他方をシャワールームにして、ユニットルームの出入口に3枚引き戸を設けた病院向けのユニットルームが提案されている。
特許文献2では、便器やシャワー設備を備えた衛生設備室を、病院の個室の廊下に近い位置に配置して、個室のベッドでの治療空間または療養空間を廊下より目視可能にするための隅切り面を衛生設備室に形成し、その隅切り面に3枚のパネルを連結した折戸を設置した病院用の衛生設備室が提案されている。
特許文献2の病院用衛生設備室では、大便器は衛生設備室の右側面壁の奥側に設置されている。このため、やはり、大便器の便座に座った状態で手を伸ばしても折戸に手は届かないから、便座に座ったままで折戸を開けることができず、足腰が弱まった車椅子利用者は、衛生設備室の外に置いてある車椅子に一人で辿りつくことができなかった。
このように、特許文献1,2のどちらにおいても、足腰が弱まった車椅子利用者の用便の際には、介護者が必要であった。
また、洋式大便器に座った状態で三枚引き戸を開け閉めすることが可能なので、足腰が弱った車椅子利用者が一人でトイレ・シャワー室ユニットに出入りする際の三枚引き戸の開け閉めが楽に行えるようになる。
さらに、洋式大便器に座った使用者はさらに手を伸ばして、開いた3枚引き戸の外に置いていた車椅子にも手が届く。そのため、洋式大便器に座った人が立ち上がることなく、トイレ・シャワー室ユニットの外にある車椅子を引き寄せることが可能となるので、足腰が弱まった車椅子利用者が洋式大便器から車椅子への移乗を一人で安全に行うことができる。これにより、トイレ・シャワー室ユニットと個室のベッドとの間を一人で行き来することができる。そのため、車椅子利用者のトイレ使用時における介護者の付き添いが不要となる。
図1は本発明にかかる病院用トイレ・シャワー室ユニットの平面図、図2はこの病院用トイレ・シャワー室ユニットの正面図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は図1のC−C断面図、図6は図1のD−D断面図、図7はこの病院用トイレ・シャワー室ユニットの内部から出入口部分を描写した図である。
3枚引き戸120は、3枚の障子121〜123から構成されている。左右両側の障子121,123にはそれぞれ引手121a,123aが設けられていて、左右どちらの側からでも3枚引き戸120を開くことができる。また、中央の障子122は、左右の障子121,123に連動して移動することが可能である。この3枚引き戸120は、全開するとトイレ・シャワー室ユニット100の正面に障子2枚分の開口が形成される。障子1枚の横幅は約450mmであるから、3枚引き戸120を全開すると約900mmの横幅の出入口となるから、車椅子をトイレ・シャワー室ユニット100の内部に入れるのも容易となる。
なお、この正面壁111以外の側壁面には、出入口は設けられていない。
トイレ・シャワー室ユニット100は、その内部に、大便器200、トイレットペーパーホルダー220、手洗い器230、シャワー浴用のシャワー装置240、シャワーチェア250、手摺りなどを設置している。これにより、トイレ・シャワー室ユニット100は、一つのユニットルームの内部にトイレルーム及びシャワールームとしての機能を備えたものとなる。
このトイレットペーパーホルダー220は、便座201に座った人が無理な姿勢をとらずに扱える位置に配置するのが好ましい。
前述したように、大便器200が出入口105を向くようにトイレ・シャワー室ユニット100に対して大便器200を斜めに配置しているので、便座201に座っている人からみて、左側面壁113や後方壁112は前方に向かうほど次第に離れるレイアウトになっている。そのため、左側面壁113や後方壁112にトイレットペーパーホルダー220を設置した場合は、左後方入隅壁115に近い位置に設置しなければならず、その場合には体を比較的大きく捻らないとトイレットペーパーホルダー220を使うことができなかった。
しかし、本実施形態では、大便器200と略平行となるように左前方入隅壁116を設け、この左前方入隅壁116にトイレットペーパーホルダー220を設置している。このため、便座201に座った人が体を大きく捻る必要なしに、トイレットペーパーホルダー220を楽な姿勢で扱うことができる。これにより、病院に入院中の病人にとって、従来よりもトイレを使いやすくすることが可能となる。
このような位置に手洗い器230を設置しているので、便座201に座りながら、手を伸ばして手を洗うことが可能である。また、自動水栓機能とすれば、さらに楽に手を洗うことが可能となる。
むろん、シャワー装置240を後方壁112に設置するのに代えて、右後方入隅壁118に設置してもよいし、シャワー装置240の湯水混合栓241を後方壁112に設置してシャワーハンガー244及びシャワーヘッド242を右後方入隅壁118に設置するようにしてもよい。
この入退室用手摺り261,262は、左前方入隅壁116及び右前方入隅壁117の正面壁111寄りの端部に設置され、3枚引き戸120を開くと、トイレ・シャワー室ユニット100の外部から入退室用手摺り261,262の一部を視認することができる。言い換えれば、トイレ・シャワー室ユニット100の正面から見て、入退室用手摺り261,262の一部が出入口105から露呈する大きさを有している。
足腰が弱った車椅子利用者は、車椅子でトイレ・シャワー室ユニット100の出入口105まで車椅子で移動して3枚引き戸120を開き、出入口105のすぐそばに設置された入退室用手摺り261,262につかまって立ち上がり、トイレ・シャワー室ユニット100内に移動するのである。この際、入退室用手摺り261,262が、出入口105の外側から視認可能なので、足腰が弱った車椅子利用者が一人でトイレ・シャワー室ユニット100を使用する場合でも、安心して使用することが可能となる。また、入退室用手摺り261,262は、出入口105のすぐそばに設置されるので、車椅子から無理な姿勢で手摺りにつかまる必要もなく、安全性も高い。
車椅子利用者がトイレを使用する場合には、車椅子でトイレ・シャワー室ユニット100の出入口105まで車椅子で移動して障子121の引手121aを引いて3枚引き戸120を開き、出入口105のすぐそばに設置された入退室用手摺り261につかまって立ち上がり、トイレ・シャワー室ユニット100内に移動するのである。トイレ・シャワー室ユニット100に入った後は、後述する可動手摺り263につかまりながら、便座201に着座する。この際、入退室用手摺り261が、出入口105の外側から視認可能なので、足腰が弱った車椅子利用者が一人でトイレ・シャワー室ユニット100を使用する場合でも、安心して使用することが可能となる。また、入退室用手摺り261は、出入口105のすぐそばに設置されるので、車椅子から無理な姿勢で手摺りにつかまる必要もなく、安全性も高い。
また、車椅子使用者がシャワー浴をする場合には、車椅子でトイレ・シャワー室ユニット100の出入口105まで車椅子で移動して障子123の引手123aを引いて3枚引き戸120を開き、出入口105のすぐそばに設置された入退室用手摺り262につかまって立ち上がり、トイレ・シャワー室ユニット100内に移動するのである。トイレ・シャワー室ユニット100に入った後は、入退室用手摺り262につかまりながら、体の向きを変えてシャワーチェア250に着座する。この際、入退室用手摺り262が、出入口105の外側から視認可能なので、足腰が弱った車椅子利用者が一人でトイレ・シャワー室ユニット100を使用する場合でも、安心して使用することが可能となる。また、入退室用手摺り262は、出入口105のすぐそばに設置されるので、車椅子から無理な姿勢で手摺りにつかまる必要もなく、安全性も高い。このように、本実施形態のトイレ・シャワー室ユニット100では、シャワーチェア250へのアプローチ性が良好となる。
図8は、本実施形態の病院用トイレ・シャワー室ユニット100を病院の個室に設置した一例を示す図である。
そのため、便座201に座った人が立ち上がることなく、トイレ・シャワー室ユニット100の外にある車椅子を引き寄せることが可能となるので、足腰が弱まった車椅子利用者が便座201から車椅子への移乗を一人で安全に行うことができる。これにより、トイレ・シャワー室ユニット100と個室のベッドとの間を一人で行き来することができる。そのため、車椅子利用者のトイレ使用時における介護者の付き添いが不要となる。
105 出入口
111 正面壁(一方の長辺側の壁面)
112 後方壁(他方の長辺側の壁面)
113 左側面壁(一方の短辺側の壁面)
114 右側面壁(他方の短辺側の壁面)
115 左後方入隅壁(第一の入隅壁面)
116 左前方入隅壁(第二の入隅壁面)
120 三枚引き戸
121 一方の短辺側の障子
121a 一方の短辺側の障子の引手
123 他方の短辺側の障子
124a 他方の短辺側の障子の引手
200 洋式大便器
201 便座
220 トイレットペーパーホルダー
240 シャワー装置
242 シャワーヘッド
244 シャワーハンガー
250 シャワーチェア
261 入退室用手摺り
262 入退室用手摺り
Claims (3)
- 平面視が略長方形状とされたユニットルームの内部における一方の短辺側を、洋式大便器を設置したトイレルームとし、他方の短辺側を、シャワー装置を設置したシャワールームとし、前記ユニットルームの一方の長辺側に、出入口として三枚引き戸を設置したトイレ・シャワー室ユニットであって、
前記一方の短辺側の壁面と他方の長辺側の壁面との間に第一の入隅壁面を設けて、当該第一の入隅壁面に前記洋式大便器を取り付け、
前記一方の短辺側の壁面と一方の長辺側の壁面との間に、前記洋式大便器と略平行に配置される第二の入隅壁面を前記一方の短辺側の壁面と前記一方の長辺側の壁面に連続して設けて、
前記一方の長辺側の壁面の横幅の端から端まで前記三枚引き戸を設置して、
前記三枚引き戸のうちの前記一方の短辺側の障子及び前記他方の短辺側の障子にそれぞれ引手を設け、前記一方の短辺側の障子の引手を、前記一方の短辺側の障子の横方向における前記第二の入隅壁面側の端部近傍に配置し、前記洋式大便器に座った使用者から手が届く範囲に設置したことを特徴とするトイレ・シャワー室ユニット。 - 前記一方の長辺側の壁面の横幅の端から端まで前記三枚引き戸を設置し、
前記第二の入隅壁面の前記長辺側の壁面寄りに縦長の手摺りを設置したことを特徴とする請求項1記載のトイレ・シャワー室ユニット。 - 前記他方の短辺側の壁面と一方の長辺側の壁面との間に、第三の入隅壁面を設けて、
前記他方の短辺側の壁面にシャワーチェアを設置し、
前記第三の入隅壁面の前記長辺側の壁面寄りに縦長の手摺りを設置し、
前記他方の短辺側の壁面と他方の長辺側の壁面との間に第四の入隅壁面を設けて、当該第四の入隅壁面もしくは他方の長辺側の壁面に前記シャワー装置のシャワーヘッドを保持するシャワーハンガーを取り付けたことを特徴とする請求項2記載のトイレ・シャワー室ユニット。
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