JP3636559B2 - 集合住宅のバス・トイレユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンション等の集合住宅において、高齢者や介護を必要とする人が使用するのに適したバス・トイレユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のマンション等の集合住宅においては、ワンルームマンションなどのように一人世帯用では浴室の洗い場にトイレが設置されている場合もあるが、通常のファミリータイプの集合住宅では、浴室とトイレが別々に設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
高齢者や介護を必要とする人がトイレを使用する際には、トイレ内で衣服を脱いでいるときに失禁することがあるが、浴室とトイレが別々の場合には、トイレの床を水洗いすることができないため、床の拭き掃除に大変手間がかかる。また、このようなことが頻繁に生じると、トイレの床の美観が早期に損なわれたり、寿命が短くなるという問題点がある。
【0004】
また、このような場合には、失禁した人の体を温水で洗うという介護を行うことになるが、通常のトイレには温水シャワー等の設備はなく、トイレを出て浴室まで廊下等を歩く必要がある。この際に、廊下が汚れて掃除の手間が増えたり、失禁した人の体が冷えてしまう場合もある。これを解消するために、トイレ内に温水シャワー等の設備を備えた介護スペースを設けることも考えられるが、このようにすると設備費が高くなるとともに、スペース確保のために設計の自由度が小さくなったり、住宅の販売価格が高くなったりするという問題点もある。
【0005】
なお、洗い場にトイレが設置されているタイプの浴室は、トイレが洗い場の半分以上を占有しているものが多く、浴室として使用する際には洗い場が狭すぎるし、トイレとして使用する際には足元が濡れている恐れがあるため、高齢者や介護を必要とする人が使用するには適していない。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、集合住宅の浴室とトイレについて、高齢者や介護を必要とする人が使用するのに適した構造であって、設備費の増大やスペース確保の問題がないものを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、それぞれに出入口を備えた独立の浴室およびトイレを隣接配置し、浴室の洗い場とトイレとの境界の壁に両側から人が出入り可能な扉を設け、トイレの床を防水床とし、当該床に排水口を設け、前記壁の開口部の床面に、当該壁の厚さと同じ幅で排水溝を設け、前記扉を、閉じた状態でトイレ側のみに前記排水溝が露出するように配置したことを特徴とする集合住宅のバス・トイレユニットを提供する。
【0008】
浴室の洗い場とトイレとの境界の壁に前記扉を設けることによって、通常時にはトイレと浴室のそれぞれの独立性が確保され、必要な時には扉を開けて浴室とトイレが行き来できるようになる。そのため、浴室の洗い場をトイレの介護スペースとすることができる。
【0009】
また、トイレの床を防水床として排水口を設けたことにより、トイレの床を水洗いすることができるようになる。
また、前記洗い場とトイレとの境界壁の開口部の床面に、当該壁の厚さと同じ幅で排水溝を設け、前記扉を、閉じた状態でトイレ側のみに前記排水溝が露出するように配置したことにより、トイレの排水が境界壁にまで達しても、浴室に流れ込むことなく排水溝から排出される。これにより、トイレの水洗い時に浴室を清潔に保持することができる。また、この構成によれば、前記扉を開けているときに、排水溝から浴室側の水を排出することもできる。
【0011】
求項に係る発明は、請求項1記載の集合住宅のバス・トイレユニットにおいて、浴室の洗い場の床面とトイレの床面との境界は段差なしの構造としたことを特徴とするものである。
【0012】
浴室の洗い場の床面とトイレの床面とを同じ高さに設定したことにより、浴室とトイレの行き来の際に、介護される人の足や車椅子の車輪が引っ掛かることなくスムーズに移動できる
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すバス・トイレユニットの平面図である。
【0014】
この図に示すように、浴室1とトイレ2が廊下に沿って隣接配置してあり、浴室1の出入口には3枚式の引き違い戸11が、トイレ2の出入口には外側に開くタイプの開き戸21がそれぞれ設けられている。浴室1の洗い場12は、床の周辺部12a全体で排水される構造になっている。
【0015】
浴室1とトイレ2とは境界壁3により分離されているが、この境界壁3には、浴室1の洗い場12とトイレ2との境界となる部分に、両開きの開き戸4が設置されている。また、洗い場12の床面とトイレ2の床面は同じ高さに形成されている。また、トイレ2の床22は防水床にしてあり、トイレ2の床22の奥側で浴室1側の角部に排水口23が設けてある。
【0016】
図2は、この境界壁3をトイレ2側から見た正面図である。
この図から分かるように、開き戸4は、予め境界壁3に例えば約2mの高さから床面5まで達する縦長の長方形の開口部31が設けてあり、その開口部31にドアユニット41を嵌め込んで固定することにより、境界壁3に設置されている。
【0017】
したがって、開き戸4を閉じておけば、トイレ2と浴室1のそれぞれの独立性が確保されるが、必要な時には開き戸4を開けて浴室1とトイレ2が行き来できるようになる。これにより、トイレ2内で失禁した人を浴室1の洗い場12に素早く移動させ、その人の体を浴室1の温水シャワーで洗うことができる。すなわち、既設の設備とスペースで、洗い場12を介護スペースとして有効に利用して、迅速で適切な介護ができる。
【0018】
また、排水口23を設けたことにより、トイレ2の床を水洗いすることができるため、床掃除が容易に行われるとともに、頻繁な清掃によっても床の美観が早期に損なわれることがなく、寿命も長くなる。
【0019】
また、浴室1とトイレ2の行き来の際に、境界部分に段差がないため、介護される人の足や車椅子の車輪が引っ掛かることなくスムーズに移動できる。
なお、図3(境界壁3の開き戸4部分を示す横断面図)に示すように、境界壁3の開口部31の下側(床面5位置)に、境界壁3の厚さと同じ幅で排水溝51を設け、開き戸4を、閉じた状態で、開き戸4のトイレ2側のみに排水溝51が露出するように配置することが好ましい。このようにすると、トイレ2の排水が境界壁3にまで達しても、浴室1に流れ込むことなく排水溝51から排出される。これにより、トイレ2の水洗い時に浴室1を清潔に保持することができる。また、この構成によれば、開き戸4を開けているときに、排水溝51から浴室1側の水を排出することもできる。
【0020】
また、洗い場12の側面(カランK等が設置されている側)に温水噴き出しノズルを設けて、例えば、脱衣室に設けたボタンを押すとこのノズルから38℃程度のお湯が所定時間出るようにしておくことが好ましい。このようにしておけば、入浴前にボタンを押して洗い場12の床を温めておくことによって、入浴の際のコールドショックが回避される。このような温水噴き出しで洗い場12の床を温める方法は、床下にパネルヒータを設置する場合と比べて温まるまでにかかる時間が短いし、割れ等の故障が生じにくいため好適である。
【0021】
また、脱衣所等に、設定時間が経過すると警報が鳴る警報装置を設け、入浴前に時間設定を行うようにすれば、入浴中に気を失った人が長時間浴室内に放置されたりすることが回避できる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および2に記載のユニットによれば、トイレの床掃除が容易に行われて長期間美観が保持されるとともに、設備費の増大やスペース確保の問題なしで、高齢者や介護を必要とする人が使用するのに適したものとなる。また、浴室およびトイレの一方の排水が他方の側まで入り込むことを防止できるため、一方の汚水が他方を汚すことが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すバス・トイレユニットの平面図である。
【図2】この実施形態における境界壁をトイレ側から見た正面図である。
【図3】別の実施形態における境界壁の開き戸の部分を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 浴室
2 トイレ
3 境界壁
4 開き戸
5 床面
11 引き違い戸(浴室の出入口)
12 洗い場
21 開き戸(トイレの出入口)
22 トイレの床(防水床)
23 排水口
31 開口部
51 排水溝

Claims (2)

  1. それぞれに出入口を備えた独立の浴室およびトイレを隣接配置し、浴室の洗い場とトイレとの境界の壁に両側から人が出入り可能な扉を設け、トイレの床を防水床とし、当該床に排水口を設け、前記壁の開口部の床面に、当該壁の厚さと同じ幅で排水溝を設け、前記扉を、閉じた状態でトイレ側のみに前記排水溝が露出するように配置したことを特徴とする集合住宅のバス・トイレユニット。
  2. 浴室の洗い場の床面とトイレの床面との境界は段差なしの構造としたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅のバス・トイレユニット。
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