JP3039415B2 - 衛生設備室の出入口構造及び浴室ユニット - Google Patents

衛生設備室の出入口構造及び浴室ユニット

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JP3039415B2
JP3039415B2 JP9023107A JP2310797A JP3039415B2 JP 3039415 B2 JP3039415 B2 JP 3039415B2 JP 9023107 A JP9023107 A JP 9023107A JP 2310797 A JP2310797 A JP 2310797A JP 3039415 B2 JP3039415 B2 JP 3039415B2
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drainage
floor
room
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sanitary equipment
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俊実 北角
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室やシャワー
室のような衛生設備室の出入口構造及び浴室ユニットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会の到来にともない、例えば、
浴室の出入口部には、戸枠の下枠部を含めて、浴室の洗
い場床面と脱衣室の床面との間で、段差を小さくするこ
とが求められるようになる。かくすれば、足腰の弱った
高齢者であっても、つまずくことなく容易に浴室に出入
りでき、入浴時の安全性を高めることができるからであ
る。ところが、洗い場の床面と脱衣室の床面間の段差が
小さくなると、浴室側の排水が脱衣室側に流出しやすい
という問題が生じる。
【0003】このため、例えば、従来の浴室では、防水
床パンの浴室の出入口部側に排水溝を設け、この排水溝
を、上面が脱衣室の床面と略面一に配置される溝蓋(例
えば、グレーチング)で覆うことにより、浴室内の排水
が脱衣室内に流れ出さないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の浴室では、浴室の洗い場内に溝蓋で覆われる排水溝
が配置されるため、入浴者が洗い場を狭く感じてしまう
という問題がある。
【0005】特に、出入口部が開き戸によって開閉され
る浴室の場合、この開き戸を防水床パンの洗い場側3辺
のいずれの位置にでも設置できるようにする必要がある
が、防水床パンの成形型を1種類で済ますためには、こ
の防水床パンの洗い場側3辺(浴槽側を含めると4辺)
全体に排水溝を設ける必要が生じる。このため、このよ
うな浴室では、出入口部以外の場所にも溝蓋で覆われる
排水溝が配置されることとなり、入浴者はますます洗い
場を狭く感じてしまうこととなる。
【0006】また、上記従来の浴室では、出入口部の段
差を無くすために設けられた排水溝中に、石鹸水混じり
の汚れを含んだ湯水が流れ込むため、この排水溝や溝蓋
が汚れ易いという問題がある。このため、上記従来の浴
室では、この排水溝や溝蓋から悪臭が発生するのを防止
する必要上、この排水溝や、重たく清掃が困難な溝蓋を
頻繁に清掃しなければならないという問題がある。そし
て、この清掃作業は、浴室を使用する高齢者にとって大
きな負担になっている。
【0007】特に、上述のように、防水床パンの洗い場
側3辺(浴槽側を含めると4辺)に排水溝を設ける場合
には、出入口部以外の場所に設けられた排水溝や溝蓋の
清掃も必要となり、高齢者の負担は上記の場合の3〜4
倍に跳ね上がる。
【0008】したがって、上記従来の浴室に対しては、
高齢者向けの浴室であるにもかかわらず、通常の浴室に
比べて掃除がしにくいという声も上がっている。
【0009】なお、これらの問題は、浴室だけでなく、
例えば、シャワー室のように、室内の床面上に排水が流
される他の衛生設備室でも同様に生じる。
【0010】この発明は、以上の点に鑑み、出入口部周
りの床面段差を小さくするために、この出入口部周りに
排水流出防止用の排水溝を設けた場合でも、使用者に内
部を狭く感じさせることのない衛生設備室の出入口構造
及び浴室ユニットを提供することを目的とする。
【0011】また、この発明は、上記目的とともに、使
用者に清掃時の負担を増大させることのない衛生設備室
の出入口構造及び浴室ユニットを提供することを目的と
する。
【0012】さらに、この発明は、出入口部周りの床面
段差を小さくした場合でも、使用者に内部を狭く感じさ
せることがないとともに、使用者に清掃時の負担を増大
させることのない衛生設備室の出入口構造及び浴室ユニ
ットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、段差がないか又は小段差しか有さない衛生設
備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの床
面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
い、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出入口
構造において、衛生設備室の床面上の排水が隣室側に流
れ出すのを防止する排水溝を、衛生設備室の床面を形成
する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設け、かつ、
排水溝に衛生設備室の排水部につながる連絡排水管を接
続したことである。
【0014】この発明では、衛生設備室と隣室の床面間
に段差を設けないか又は小段差しか設けていない場合で
も、隣室側に向かう衛生設備室の床面上の排水は、戸枠
の排水溝中に流し込まれ、隣室側に流れ出すことはな
い。したがって、排水流出防止用の排水溝を、衛生設備
室内に設ける必要はない。また、この発明では、戸枠
設置とともに排水溝が形成できるので、排水流出防止用
の排水溝の形成の容易化を図ることができる。さらに、
この発明では、排水溝を防水床パンの外方に設けている
ため、防水床パンの形状に左右されることなく、自由な
大きさの排水溝を形成できるとともに、この排水溝中の
排水が防水床パン側に排出されない構造となり、例え
ば、防水床パン側の排水口の目皿に詰まりが生じた場合
でも、防水床パン上の排水をこの排水溝から衛生設備室
外に速やかに排出できる。
【0015】また、発明では、防水床パン側に排水流出
防止用の排水溝を設ける必要がないため、防水床パンが
樹脂成形等によって一体的に形成される場合に、出入口
部の位置によって防水床パンの形状を変える必要がな
く、この防水床パンの成形型を1種類のものですますこ
とができる。さらに、この発明では、例えば、既存の浴
室を改造して、この浴室の出入口部周りの床面の段差を
無くす場合でも、防水床パン側に新たな排水溝を設ける
必要がないため、この段差を無くす改造工事を容易に行
なうことができる。なお、防水床パンには、例えば、浴
槽と洗い場とが一体的に形成される洗い場付き浴槽も含
むものとする。
【0016】さらに、この発明では、戸枠の排水溝に集
められた排水を、連絡排水管を介して、衛生設備室の既
存の排水部(例えば、排水とラップ)に容易に排出でき
る。
【0017】ここで、段差がないとは、実質上段差がな
いと見なされる数mm程度の段差も含むものとし、小段
差とは、衛生設備室内の排水が隣室側に流れ出し易い程
度のものを言い、例えば、最大20mm程度の段差を言
うものとする。また、戸枠の下枠部が、2つの床面間の
段差より大きい段差を生じさせないとは、実質的な状態
を言い、下枠部側に、高い方の床面より数mm程度高く
なった部分が形成される場合もあり得るものとする。
【0018】この発明の請求項2記載の発明は、段差が
ないか又は小段差しか有さない衛生設備室の床面端部と
隣室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差よ
り大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で
仕切られている衛生設備室の出入口構造において、衛生
設備室の床面上の排水が隣室側に流れ出すのを防止する
排水溝を、衛生設備室の床面を形成する防水床パンの外
方の、戸枠の下枠部に設けるとともに、排水溝に衛生設
備室の排水部につながる連絡排水管を接続し、かつ、戸
枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、少なくともい
ずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間の隙間を閉じ
る止水材を設けるとともに、出入り戸が閉じられた場合
の止水材の位置より、戸枠の上記隣室側に、排水溝の排
水流入部を設けていることである。
【0019】この発明では、請求項1記載の発明と同様
な作用効果を得ることができる。また、この発明では、
戸枠とこの戸枠に設けられる出入り戸との間の隙間が止
水材によって塞がれるため、衛生設備室の床面上の排水
が、戸枠の排水溝内に流入することはほとんどない。こ
のため、戸枠の排水溝内が排水で汚れることはほとんど
なく、かつ、戸枠の排水溝も止水材の劣化等の緊急時に
備えたものであればよく、比較的小さなものですますこ
とができる。なお、止水材は戸枠と出入り戸の両方に設
けられていてもよいのはもちろんである。
【0020】この発明の請求項3記載の発明は、段差が
ないか又は小段差しか有さない衛生設備室の床面端部と
隣室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差よ
り大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で
仕切られている衛生設備室の出入口構造において、衛生
設備室の床面上の排水が隣室側に流れ出すのを防止する
排水溝を、衛生設備室の床面を形成する防水床パンの外
方の、戸枠の下枠部に設け、かつ、排水溝を形成する下
枠部の排水樋をこの下枠部の下枠部本体とは別体に設け
ていることである。
【0021】この発明では、排水溝を形成する排水樋
が、戸枠の下枠部本体とは別体に形成されているため、
建物側に戸枠を組み込む場合に、戸枠の組み込み時に排
水樋のの部分が下方に突出して、この戸枠を建物側に取
り付けにくいといった不都合は生じない。
【0022】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
3記載の発明の場合において、排水樋に、外部に排水を
排出する連絡排水管を接続したことである。
【0023】この発明では、排水樋に集められた排水
を、連絡排水管を介して、衛生設備室の床面を形成する
防水床パン外部に容易に排出できる。
【0024】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
3又は4記載の発明の場合において、下枠本体に、前記
排水樋を落とし込んで設置するための開口を形成してい
ることである。
【0025】この発明では、建物側に戸枠を組み込む場
合に、下方に突出する排水樋を後から下枠部本体の開口
に落とし込めばよく、戸枠の組み込みの容易化を図るこ
とができる。特に請求項4記載の発明において、衛生設
備室の排水部につながる連絡排水管とこの排水樋とを接
続する場合に、例えば、この排水管の一部にフレキシブ
ル管を使用することにより、これらの接続を床下でなく
床上で行なうことができる。
【0026】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明の場合において、排水溝
が、隣接部との間で排水流入部を形成するか、又は自身
に排水流入部が形成された、着脱自在な溝蓋によって覆
われていることである。
【0027】この発明では、排水溝内の清掃や溝蓋の清
掃を容易に行なうことができる。
【0028】この発明の請求項7記載の発明は、段差が
ないか又は小段差しか有さない洗い場の床面端部と隣室
の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差より大
きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で仕切
られている浴室ユニットにおいて、洗い場の床面上の排
水が隣室側に流れ出すのを防止する排水溝を、洗い場の
床面を形成する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設
け、かつ、排水溝に浴室の排水部につながる連絡排水管
を接続したことである。
【0029】この発明の請求項8記載の発明は、段差が
ないか又は小段差しか有さない洗い場の床面端部と隣室
の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差より大
きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で仕切
られている浴室ユニットにおいて、洗い場の床面上の排
水が隣室側に流れ出すのを防止する排水溝を、洗い場の
床面を形成する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設
るとともに、排水溝に浴室の排水部につながる連絡排
水管を接続し、かつ、戸枠に設けられた出入り戸及び
の戸枠の、少なくともいずれか一方に、この出入り戸と
戸枠との間の隙間を閉じる止水材を設けるとともに、出
入り戸が閉じられた場合の止水材の位置より、戸枠の上
記隣室側に、排水溝の排水流入部を設けていることであ
る。
【0030】この発明の請求項9記載の発明は、段差が
ないか又は小段差しか有さない洗い場の床面端部と隣室
の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差より大
きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で仕切
られている浴室ユニットにおいて、洗い場の床面上の排
水が隣室側に流れ出すのを防止する排水溝を、洗い場の
床面を形成する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設
け、かつ、排水溝を形成する下枠部の排水樋をこの下枠
部の下枠部本体とは別体に設けていることである。
【0031】この発明の請求項10記載の発明は、請求
項9記載の発明の場合において、排水樋に、浴室の排水
部につながる連絡排水管を接続したことである。
【0032】この発明の請求項11記載の発明は、請求
項9又は10記載の発明の場合において、下枠本体に、
排水樋を落とし込んで設置するための開口を形成してい
ることである。
【0033】この発明の請求項12記載の発明は、請求
項7乃至11の何れかに記載の発明の場合において、排
水溝が、隣接部との間で排水流入部を形成するか、又は
自身に排水流入部が形成された、着脱自在な溝蓋によっ
て覆われていることである。
【0034】この発明の請求項13記載の発明は、段差
がないか又は小段差しか有さない衛生設備室の床面端部
と隣室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差
より大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部
で仕切られている衛生設備室の出入口構造において、衛
生設備室の床面上の排水が隣室側に流れ出すのを防止す
る排水流し込み用の排水流入部を、衛生設備室の床面を
形成する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設け、か
つ、排水流入部からの排水を衛生設備室の排水部に排出
する連絡排水管を設けたことである。
【0035】この発明では、衛生設備室と隣室の床面間
に段差を設けないか又は小段差しか設けていない場合で
も、隣室側に向かう衛生設備室の床面上の排水は、戸枠
の排水流入部中に流し込まれ、隣室側に流れ出すことは
ない。したがって、排水流出防止用の排水溝を、衛生設
備室内に設ける必要はない。また、この発明では、排水
流入部を防水床パンの外方に設けているため、この排水
流入部に入った排水が防水床パン側に排出されない構造
となり、例えば、防水床パン側の排水口の目皿に詰まり
が生じた場合でも、防水床パン上の排水をこの排水流入
部から衛生設備室外に速やかに排出できる。
【0036】また、この発明では、防水床パン側に排水
流出防止用の排水溝を設ける必要がないため、防水床パ
ンが樹脂成形等によって一体的に形成される場合に、出
入口部の位置によって防水床パンの形状を変える必要が
なく、この防水床パンの成形型を1種類のものですます
ことができる。さらに、この発明では、例えば、既存の
浴室を改造して、この浴室の出入口部周りの床面の段差
を無くす場合でも、防水床パン側に新たな排水溝を設け
る必要がないため、この段差を無くす改造工事を容易に
行なうことができる。なお、防水床パンには、例えば、
浴槽と洗い場とが一体的に形成される洗い場付き浴槽も
含むものとする。
【0037】さらに、この発明では、戸枠の排水流入部
に入った排水を、連絡排水管を介して、衛生設備室の既
存の排水部(例えば、排水とラップ)に容易に排出でき
る。
【0038】この発明の請求項14記載の発明は、段差
がないか又は小段差しか有さない衛生設備室の床面端部
と隣室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差
より大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部
で仕切られている衛生設備室の出入口構造において、衛
生設備室の床面上の排水が隣室側に流れ出すのを防止す
る排水流し込み用の排水流入部を、衛生設備室の床面を
形成する防水床パンの外方の、戸枠の下枠部に設けると
ともに、排水流入部からの排水を衛生設備室の排水部に
排出する連絡排水管を設け、かつ、戸枠に設けられた出
入り戸及びこの戸枠の、少なくともいずれか一方に、こ
の出入り戸と戸枠との間の隙間を閉じる止水材を設ける
とともに、出入り戸が閉じられた場合の止水材の位置よ
り、戸枠の隣室側に、排水流入部を位置させていること
である。
【0039】この発明では、請求項13記載の発明と同
様な作用効果を得ることができる。また、この発明で
は、戸枠とこの戸枠に設けられる出入り戸との間の隙間
が止水材によって塞がれるため、衛生設備室の床面上の
排水が、戸枠の排水流入部に流入することはほとんどな
い。このため、戸枠の排水流入部内方が排水で汚れるこ
とはほとんどない。
【0040】この発明の請求項15記載の発明は、段差
がないか又は小段差しか有さない洗い場の床面端部と隣
室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差より
大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で仕
切られている浴室ユニットにおいて、洗い場の床面上の
排水が隣室側に流れ出すのを防止する排水流し込み用の
排水流入部を、洗い場の床面を形成する防水床パンの外
方の、戸枠の下枠部に設け、かつ、排水流入部からの排
水を浴室の排水部に排出する連絡排水管を設けたことで
ある。
【0041】この発明の請求項16記載の発明は、段差
がないか又は小段差しか有さない洗い場の床面端部と隣
室の床面端部とが、これら2つの床面端部間の段差より
大きい段差を生じさせることのない、戸枠の下枠部で仕
切られている浴室ユニットにおいて、洗い場の床面上の
排水が隣室側に流れ出すのを防止する排水流し込み用の
排水流入部を、洗い場の床面を形成する防水床パンの外
方の、戸枠の下枠部に設けるとともに、排水流入部から
の排水を浴室の排水部に排出する連絡排水管を設け、か
つ、戸枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、少なく
ともいずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間の隙間
を閉じる止水材を設けるとともに、出入り戸が閉じられ
た場合の止水材の位置より、戸枠の隣室側に、排水流入
部を位置させていることである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る浴室の出入口構造を示している。
【0043】浴室Yは、図1で示されるように、脱衣室
Dに隣接して設けられており、この浴室Yの洗い場A側
に、脱衣室Dに通じる出入口部Kが形成されている。こ
の浴室Yは、組立式浴室である浴室ユニットから形成さ
れており、樹脂材によって一体的に形成された防水床パ
ン1の浴槽設置部(図示せず)上には、浴槽(図示せ
ず)が設置され、この浴槽設置部に隣接する洗い場部1
0上には洗い場Aが形成されている。そして、この防水
床パン1の外縁部には、壁パネル2等を設置するための
壁載せ部11が形成されている。この場合、洗い場A側
の壁載せ部11は、防水床パン1の洗い場部10より一
段低く形成されている。
【0044】なお、防水床パン1の洗い場部10上面
(以下この面を洗い場面S1という)は、浴槽横の排水
口(図示せず)に向かって下り勾配で傾斜されており、
かつ、この排水口は防水床パン1の下面側に取り付けら
れた浴室の排水部である、排水トラップ(図示せず)に
連通している。
【0045】出入口部Kは、図1で示されるように、戸
枠であるドア枠3と、このドア枠3に取り付けられる出
入り戸としてのドア4とから構成されている。ドア枠3
は、右枠部3Aと左枠部(図示せず)の下端側に下枠部
3Bが形成され、上端側に上枠部(図示せず)が形成さ
れたもので、下枠部3Bが、浴室Yの洗い場面S1端部
と脱衣室Dの床面S2端部との間を段差なく仕切ってい
る。なお、図3で示されるように、洗い場面S1端部と
脱衣室Dの床面S2端部との間には微小(例えば数m
m)の段差Hはあるが、この場合、下枠部3Bの上面
は、高い位置にある脱衣室Dの床面S1と面一となるよ
うに配置されている。
【0046】下枠部3Bは、図1で示されるように、ア
ルミ材によって右枠部3A等と一体的に形成される下枠
部本体30と、この下枠部本体30とは別体に形成され
た排水樋31及び溝蓋32とから構成されている。下枠
部本体30には、図2で示されるように、略長手方向一
杯に亘って、浴室Yの洗い場A側に突状の傾斜部300
が形成されているとともに、脱衣室D側に平らなフラッ
ト部301が形成され、かつ、傾斜部300とフラット
部301との間に一段低い凹状部302が形成されてい
る。そして、この凹状部302には、外周部のみを残し
た状態で、排水樋31設置用の落とし込み開口302a
が形成されている。
【0047】この場合、図3で示されるように、フラッ
ト部301の上面は脱衣室Dの床面S2と略同一レベル
に配置されている。また、傾斜部300の上面Tは、脱
衣室D側に向かって上り勾配で傾斜されており、洗い場
A側端部が洗い場面S1と略同一レベルに配置されてい
るとともに、脱衣室D側の端部が脱衣室Dの床面S2と
略同一レベルに配置されている。
【0048】なお、下枠部本体30は、傾斜部300側
が防水床パン1の壁載せ部11上に支持され、フラット
部301側が脱衣室Dの床部材D1側に支持されてい
る。また、下枠部本体30の傾斜部300側には、防水
床パン1との間にシール材Pが充填されていて、洗い場
A側の排水が防水床パン1との間を通って下方へ漏れ出
すのが防止されている。
【0049】排水樋31は、ドア枠3とドア4との間の
隙間を通って流出した排水等を浴室Yの排水トラップ側
に排出するためのものであり、図1で示されるように、
長さと幅は下枠部本体30の凹状部302のそれと略同
一に形成されている。この排水樋31には、図4で示さ
れるように、排水溝Eを形成する溝部310の上端縁
に、外方に延びる平らな縁部311が形成されていると
ともに、溝部310の端部に、溝部310中の排水を外
部に排出するためのノズル部312が形成されている。
この排水樋31を下枠部本体30に組み付けるには、浴
室Yの排水トラップにつながる連絡排水管であるフレキ
シブル管Qとノズル部312とを連結した状態で、溝部
310を下枠部本体30の開口310aから、防水床パ
ン1外方の、下方に落とし込み、縁部311を下枠部本
体30の凹状部302に係止させればよい。この場合、
縁部311と凹状部302との合せ部から排水が漏れ出
さないように、これらの合せ部にはシール材を充分に塗
布する。
【0050】溝蓋32は、排水樋31の上方を覆って、
入浴者がドア枠3の下枠部3B上を支障なく通行できる
ようにするとともに、排水樋31側に流出する排水を、
この排水樋31に導くためのものである。この溝蓋32
は、図3で示されるように、断面が(コ)の字形をして
おり、上面が脱衣室Dの床面S2と面一になるように、
排水樋31の縁部311上に載置される。また、この溝
蓋32は、両端部側に突起部32aが形成されており、
この突起部32aを下枠部本体30の傾斜部300側と
フラット部301側とに突き当てることにより、この傾
斜部300とフラット部301との間で、排水溝Eに排
水を流し込む排水流入部R1,R2を形成している。な
お、溝蓋32の下端には切欠部32bが形成されてい
て、排水流入部R1,R2を通った排水が、この切欠部
32bを通って、排水樋31の溝部310中に流れ込む
ようになっている。
【0051】ドア枠3の右枠部3Aは、図2で示される
ように、断面が略(L)字状をしており、ドア4側に面
する側壁部33に上下方向に延びる突条34が形成さ
れ、この突条34と洗い場Aに面する内壁部35の端部
との間に、凹凸状のシール部Fが形成されている。ま
た、内壁部35にはドア4を取り付けるためのヒンジ3
6が設けられているとともに、側壁部33や下枠部3B
のフラット部301は、脱衣室Dの床部材D1や額縁部
材G側にネジJによって固定されている。なお、ドア4
のノブ側に配置されるドア枠3の左枠部も、右枠部3A
と略同様な形状に形成されている。
【0052】ドア4はドア枠3に取り付けられて、浴室
Yの出入口部Kを開閉するものであり、図1で示される
ように、ドア枠40と、透光板41と、1次パッキン4
2と、2次パッキン43と、外周パッキン44とから構
成されている。ドア枠40は、内周部に溝部40aが形
成され、この溝部40aに樹脂製の透光板41が嵌め込
まれているとともに、下部ドア枠40Aの下端面の、浴
室Yの洗い場A側に突起部40bが形成され、中程に溝
部40cが形成されている。また、外面がドア枠3の突
条34に接するように位置決めされる右部ドア枠40B
には、浴室Yの洗い場A側に、ドア枠3の内壁部35に
沿って突状部40dが形成され、この突状部40dの外
面側がドア枠3のヒンジ36に固定されている。
【0053】なお、ドア4は、浴室Yの洗い場A側に向
かって開けられるが、開けられた場合に、下端が浴室Y
の洗い場面S1に当らないように、下部又は全体が幾分
上方へ持ち上げられるようになっている。
【0054】1次パッキン42は、図3で示されるよう
に、中空状に形成されたもので、下部ドア枠40Aの突
起部40b横に、一部がこの突起部40bから下方に突
出するように取り付けられている。この1次パッキン4
2は、ドア枠3の傾斜部300と略同一長さを有してい
て、ドア4が閉じた場合に、下面が傾斜部300の上面
Tに加圧されて、ドア4の下端とドア枠3との間の隙間
を塞ぐ止水材としての働きを有している。また、2次パ
ッキン43は、ドア枠3の傾斜部300(1次パッキン
42)と略同一長さの板状のものであり、ドア枠40下
方に突出するように、上端側が溝部40c内に取り付け
られている。この2次パッキン43は、ドア4が閉じる
場合に、下部がドア枠3の傾斜部300の上面Tに当接
しつつ移動し、ドア4が閉じた場合には、下部が溝蓋3
2の上端角部に突き当てられる。
【0055】外周パッキン44は、ドア4の下端側以外
の外周部に取り付けられる中空状のものであり、例え
ば、右部ドア枠40Bの突状部40dの内角に取り付け
られ、ドア4が閉じた場合に、ドア枠3のシール部Fに
突き当てられて、ドア4とドア枠3との間の隙間を塞ぐ
止水材としての働きを有している。
【0056】なお、1次パッキン42、2次パッキン4
3、外周パッキン44とも、ゴム弾性を有した変形容易
な材料から形成されているとともに、1次パッキン42
と外周パッキン44とは、隙間なく連続的に接続されて
いるものとする。
【0057】つぎにこの浴室の出入口構造の作用につい
て説明する。浴室Yの洗い場A側の排水の大部分のもの
は、直接洗い場面S1の傾斜に沿って、浴槽横の排水口
に流れ込んだ後、排水トラップを通って浴室Y外に排出
されるが、一部のものは、出入口部Kのドア4側に流れ
る。ところが、入浴時にはドア4は閉じており、ドア4
の下端側は、1次パッキン42がドア枠3の傾斜部30
0に加圧されているとともに、ドア4の他の外周端側
も、外周パッキン44がドア枠3のシール部F等に突き
当てられているため、ドア4とドア枠3との隙間から排
水が脱衣室D側に漏れ出すことはない。したがって、ド
ア4側に流れた排水も、洗い場面S1に沿って、浴室Y
内の排水口に流れ込む。このことは、浴槽から多量の排
水が短時間の内にあふれ出た場合でも同様である。
【0058】一方、1次パッキン42や外周パッキン4
4に劣化が進み、これらのシール性が充分に発揮されな
くなった場合には、1次パッキン42や外周パッキン4
4を越えて、脱衣室D側に排水が流れ出そうとする。と
ころが、この場合でも、ドア枠3の傾斜部300を越え
た排水は、溝蓋32横の排水流入部R1,R2を通って
排水樋31内に流れ込んだ後、フレキシブル管Qを通っ
て浴室Yの排水部に流れ込むため、この排水が脱衣室D
側に流れ出してしまうことはない。このことは、ドア4
を開けたまま、洗い場面S1上に排水を流した場合でも
同様である。また、ドア4の外面に付着(結露)して流
れ落ちた排水も、脱衣室D側に流出することなく、同様
の経路を通って排出される。
【0059】なお、ドア4が閉じている場合には、2次
パッキン43が溝蓋32の上端に突き当てられているた
め、洗い場A側の排水が傾斜部300を越えても、この
排水が排水流入部R2側に流れ出すことはほとんどな
い。
【0060】また、ドア4を浴室Yの洗い場A側に回動
させて、出入口部Kを開けた場合には、脱衣室Dの床面
S2、ドア4の下枠部3B上面、及び浴室Yの洗い場面
S1は、略面一に配置され、浴室Yの洗い場Aと脱衣室
Dとの間に段差が無いため、高齢等によって足腰の弱っ
た者でも、不自由なく浴室Yに入れ、かつ、浴室Yから
出ることができる。
【0061】さらに、ドア4を閉じていくと、2次パッ
キン43の下部がドア枠3の傾斜部300の上面Tに当
接しつつ移動するため、傾斜部300の上面Tに水滴や
ゴミが付着していても、これらは、2次パッキン43に
よって、排水流入部R1側に移動される。このため、ド
ア4を閉じる場合に傾斜部300の上面Tは、水滴やゴ
ミの付着のないクリーンな状態に保持されることとな
り、1次パッキン42が傾斜部300に隙間なく密着し
て、ドア4の下端側からの水漏れが充分に防止される。
【0062】以上のように、この浴室Yの出入口構造で
は、脱衣室Dの床面S2と浴室Yの洗い場面S1との間
に段差を設けず、浴室Yに対する入浴者等の出入りを容
易にした場合でも、排水流出防止用の排水溝Eを洗い場
A側に設けることなく、洗い場A側の排水が脱衣室D側
に流出するのを防止することができる。このため、浴室
Yの洗い場A側に溝蓋で覆われる排水溝Eを設ける必要
がなく、入浴者に浴室Yの洗い場Aを狭く感じさせてし
まうことはない。
【0063】また、この浴室Yの出入口構造では、排水
溝Eをドア枠3の、防水床パン1外方に設けているた
め、防水床パン1の形状に左右されることなく、自由な
大きさ(特に大きいサイズ)の排水溝Eを形成できると
ともに、この排水溝E中の排水が防水床パン1側に排出
されない構造となり、例えば、洗い場A側の排水口の目
皿に詰まりが生じた場合でも、防水床パン1の洗い場部
10上の排水を、脱衣室D側に流出させることなく、こ
の排水溝Eからフレキシブル管Qを通って、排水トラッ
プ側に速やかに排出できる。
【0064】さらに、この浴室Yの出入口構造では、ド
ア枠3の設置とともに排水溝Eが形成できるため、この
排水溝Eの形成の容易化をも図ることができる。
【0065】また、この浴室Yの出入口構造では、排水
溝Eをドア枠3側に設けているため、防水床パン1に排
水溝を設ける場合に比べて、この防水床パン1の成形型
の数を減らすことができる。すなわち、防水床パン1の
出入口部K側に排水溝を設けて、浴室Y内の排水が脱衣
室D側に流出するのを防止する場合には、通常洗い場部
10の3つの外辺部のいずれにも、出入口部Kが設けら
れるようにする必要があるため、防水床パン1の成形型
は3種類準備する必要がある。ところが、この浴室Yの
出入口構造では、出入口部Kの位置によって防水床パン
の形状を変える必要がないため、防水床パン1の成形型
は1種類のものがあればよく、防水床パンに排水溝を形
成する場合に比べ、浴室ユニット等の低コスト化を図る
ことができる。
【0066】なお、防水床パン1側に排水溝を設けた場
合、成形型の種類を1種類にするため、洗い場部10の
3つの外辺部全体に排水溝を設け、これらを溝蓋で覆う
ことも一般になされているが、この場合、入浴者に、洗
い場Aを極端に狭く感じさせてしまうとともに、溝蓋や
排水溝の数が増える分、臭気の問題や清掃の問題が生じ
る。
【0067】さらに、この浴室Yの出入口構造では、排
水溝Eをドア枠3側に設けているため、既存の浴室ユニ
ットから形成される浴室の出入口部の段差を無くすこと
も簡単にできるようになる。すなわち、従来の浴室の出
入口構造では、出入口部の段差を無くすために、防水床
パンの出入口部側に排水溝を設ける必要があり、防水性
を重んじる防水床パンのこのような改造は容易でないた
め、既存の浴室の出入口部の段差を無くす改造工事は非
常に困難であった。ところが、この浴室Yの出入口構造
では、防水床パン側に排水溝を設ける必要がなく、既存
の防水床パンの不要部分(壁載せ部)をカットした後、
防水上あまり問題とならないドア枠3支持用の支持部を
この防水床パンに取り付ければよいため、このような改
造工事が簡単にできるようになる。
【0068】また、この浴室Yの出入口構造では、排水
溝Eを形成する排水樋31を下枠部本体30と別体に設
けているため、ドア枠3の取付時に排水樋31の部分が
下方に突出して、このドア枠3を建物側に取り付けにく
いといった不都合は生じない。この場合、下枠部本体3
0と排水樋31とが別体になっているので、フレキシブ
ル管Q(連絡排水管)と排水樋31の接続も、床下でな
く床上(室内)で行なうことができ、排水樋31と連絡
排水管との接続の容易化をも図ることができる。
【0069】さらに、この浴室Yの出入口構造では、排
水樋31の上方を排水流入部R1,R2を形成する着脱
容易な溝蓋32で覆っているため、この溝蓋32や排水
樋31内の清掃も簡単になすことができる。なお、排水
流入部は溝蓋32自身に形成してもよい。
【0070】また、この浴室Yの排水構造では、ドア4
とドア枠3との間の隙間を1次パッキン42や外周パッ
キン44といった止水材で塞ぐとともに、ドア4が閉じ
られた場合のこの止水材の位置より、ドア枠3の脱衣室
D側に、排水溝Eの排水流入部R1,R2を配置してい
るため、止水材の劣化時やドア4を開けて入浴した場合
等を除いて、浴室Yの洗い場A側の排水が排水樋31側
に流れ込むことはない。したがって、排水樋31や溝蓋
32が排水(特に入浴時の汚れを含んだ石鹸水)で汚さ
れることはほとんどなく、この排水樋31や溝蓋32の
清掃をしなくても、この排水樋31等から臭気が発生す
ることはほとんどない。
【0071】この場合、ドア枠3側の排水溝Eは、浴室
Y内に排水溝を形成する場合に比べて、排水量が少ない
分、これを小さくできるため、排水樋31や溝蓋32も
小さなものであればよい。したがって、このドア枠3
は、排水樋31や溝蓋32を備えたものであっても、奥
行きサイズが従来のものより僅かに大きくなるだけであ
り、その取り付けも、脱衣室D側との取合関係に変化を
生じさせることなく、従来のドア枠と同様に行なうこと
ができる。また、溝蓋32等の材質にも、これが水気の
少ない浴室Y外に置かれるため、従来使用できなかった
材質(例えば、木、植物繊維、布類)のものが使用でき
るようになる。もちろん、溝蓋32が小型になる分、従
来のものに比べてコストを下げることもできる。
【0072】なお、ドア4とドア枠3間に止水材を設け
ない場合でも、排水の流れがドア4により抑えられるた
め、浴室Yの洗い場A側の排水が排水溝Eに一気に流れ
込んでしまうことはない。
【0073】ここで、排水樋31や溝蓋32は、下枠部
本体30と一体的に形成してもよいとともに、排水樋3
1は、図1等で示されるものより、奥行き(横幅)等が
小さなものであってもよい。
【0074】また、浴室Yの出入口部Kに設けられる出
入り戸は、ドア4のほか、折り戸であっても同様な効果
を得ることができる。また、ドア4のシール構造に関す
る効果を除けば、引戸であっても同様な効果を得ること
ができる。もちろん、引戸でも、この引戸と戸枠間に同
様な止水材を設ければ、ドア4の場合と同様な効果を得
ることができる。
【0075】さらに、この実施の形態では、ドア4側に
止水材を設けたが、この止水材はドア枠3側又はドア4
とドア枠3の両方に設けてもよい。止水材の材料も、ゴ
ム弾性を有して止水効果があるものであれば、ゴムやプ
ラスチック等どのようなものでもよい。
【0076】また、この実施の形態では、防水床パン1
と浴槽とが別体になったものについて説明したが、この
防水床パンには、浴槽と洗い場とが一体的に形成される
洗い場付き浴槽も含むものとする。
【0077】さらに、この実施の形態では、壁載せ部1
1が洗い場部10より一段低く形成されている防水床パ
ン1について説明したが、この防水床パン1は、壁載せ
部11が洗い場部10の上面S1より一段高い位置に設
けられたものであってもよい。この場合、ドア枠3の設
置部側の壁載せ部11をカットした後、この部分にドア
枠3の支持部を取り付けるようにすれば、防水床パン1
の成形型の種類を増やすことなく、防水床パン1上に、
段差のない状態でドア枠3を設置できるからである。
【0078】また、この実施の形態では、排水溝Eの排
水流入部R1,R2がドア4より脱衣室D側に形成され
ている場合について説明したが、この排水溝Eの排水流
入部R1,R2は、ドア4より浴室側に形成されていて
もよい。
【0079】さらに、この実施の形態では、浴室Yの出
入口構造について説明したが、この出入口構造はシャワ
ー室のように、室内の床面上に排水が流される衛生設備
室についても適用できる。
【0080】また、この実施の形態では、浴室Yの洗い
場面S1、ドア枠3の下枠部3B上面、及び脱衣室Dの
床面S2間に段差がなく(詳細には、数mm程度の段差
しかなく)これらが略面一の状態にある場合について説
明したが、この出入口構造は、図5で示されるように、
浴室Yの洗い場面S1と脱衣室Dの床面S2との間に小
さな段差H(例えば20mm程度)がある場合でも、同
様な効果を得ることができる。段差Hが小さい場合に
は、浴室Y内の排水が脱衣室D側へ流出しようとするか
らである。
【0081】
【発明の効果】この発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0082】この発明の請求項1及び7記載の発明によ
れば、出入口部周りの床面段差を小さくするために、こ
の出入口部周りに排水流出防止用の排水溝を設けた場合
でも、清掃時の負担を増大させることがないとともに、
使用者に衛生設備室内を狭く感じさせてしまうこと
い。
【0083】また、これらの発明によれば、防水床パン
の形状に左右されることなく、自由な大きさの排水溝を
形成できるとともに、排水溝中の排水が防水床パン側に
排出されない構造となり、例えば、防水床パン側の排水
口の目皿に詰まりが生じた場合でも、防水床パン上の排
水をこの排水溝から衛生設備室外に速やかに排出でき
る。
【0084】さらに、これらの発明によれば、防水床パ
ンが樹脂成形等によって一体的に形成される場合に、そ
の成形型の種類を減らすことができ、この衛生設備室の
低コスト化を図ることができる。また、これらの発明に
よれば、防水床パンを使用した既存の衛生設備室に対す
る出入口部周りの床面の段差をなくす改造も、容易にで
きるようになる。
【0085】この発明の請求項2及び8記載の発明によ
れば、請求項1記載の発明と同様な効果を得ることがで
きるとともに、排水溝にほとんど排水が流れ込まなくな
り、この排水溝の清掃が不要になる分、使用者に清掃時
の負担を増大させることもない。また、これらの発明で
は、戸枠の排水溝のサイズを小さくできる分、戸枠のサ
イズを従来の戸枠に近づけることができる。
【0086】この発明の請求項3及び9記載の発明によ
れば、連絡排水管を設けることによる効果を除けば、請
求項1記載の発明と同様な効果を得ることができるとと
もに、戸枠の取り付けの容易化をも図ることができる。
【0087】この発明の請求項4及び10記載の発明に
よれば、排水溝中の排水の処理の容易化を図ることがで
きる。
【0088】この発明の請求項5及び11記載の発明に
よれば、戸枠の取り付けの容易化を図ることができる。
【0089】この発明の請求項6及び12記載の発明に
よれば、排水溝等の清掃の容易化や排水溝上の歩行の容
易化を図ることができる。
【0090】この発明の請求項13及び15記載の発明
によれば、出入口部周りの床面段差を小さくした場合で
も、衛生設備室内に排水溝を設ける必要がなく、使用者
に衛生設備室内を狭く感じさせることがない。
【0091】また、これらの発明によれば、排水溝中の
排水が防水床パン側に排出されない構造となり、例え
ば、防水床パン側の排水口の目皿に詰まりが生じた場合
でも、防水床パン上の排水をこの排水流入部から衛生設
備室外に速やかに排出できる。
【0092】さらに、これらの発明によれば、防水床パ
ンが樹脂成形等によって一体的に形成される場合に、そ
の成形型の種類を減らすことができ、この衛生設備室の
低コ スト化を図ることができる。また、これらの発明に
よれば、防水床パンを使用した既存の衛生設備室に対す
る出入口部周りの床面の段差をなくす改造も、容易にで
きるようになる。
【0093】この発明の請求項14及び16記載の発明
によれば、請求項13記載の発明と同様な効果を得るこ
とができるとともに、排水流入部にほとんど排水が流れ
込まなくなり、この排水流入部内方の清掃が不要になる
分、使用者に清掃時の負担を増大させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る浴室の出入口構
造を示す浴室の出入口部周りの斜視図である。
【図2】図1で示される浴室の出入口部周りから、ドア
と排水樋と溝蓋とを除いた図である。
【図3】図1で示される浴室の出入口部周りの断面図で
ある。
【図4】排水樋等の外観斜視図である。
【図5】この発明の他の実施の形態に係る浴室の出入口
構造を示す浴室の出入口部周りの断面図である。
【符号の説明】
1 防水床パン 3 ドア枠(戸枠) 4 ドア(出入り戸) 31 排水樋 32 溝蓋 42 1次パッキン(止水材) 44 外周パッキン(止水材) 300 下枠部本体 302a 開口 D 脱衣室(隣室) E 排水溝 H 段差 K 出入口部 R1 排水流入部 S1 洗い場面(衛生設備室の床面) S2 脱衣室の床面(隣室の床面) Y 浴室(衛生設備室)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/26 E06B 7/14 E06B 1/70

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段差がないか又は小段差しか有さない衛
    生設備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つ
    の床面端部間の段差より大きい段差を生じさせることの
    ない、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出入
    口構造において、上記衛生設備室の 床面上の排水が上記隣室側に流れ出す
    のを防止する排水溝を、上記衛生設備室の床面を形成す
    る防水床パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設け
    かつ、上記排水溝に上記衛生設備室の排水部につながる
    連絡排水管を接続したことを特徴とする衛生設備室の出
    入口構造。
  2. 【請求項2】 段差がないか又は小段差しか有さない衛
    生設備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つ
    の床面端部間の段差より大きい段差を生じさせることの
    ない、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出入
    口構造において、 上記衛生設備室の床面上の排水が上記隣室側に流れ出す
    のを防止する排水溝を、上記衛生設備室の床面を形成す
    る防水床パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設け
    とともに、上記排水溝に上記衛生設備室の排水部につな
    がる連絡排水管を接続し、 かつ、上記戸枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、
    少なくともいずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間
    の隙間を閉じる止水材を設けるとともに、上記出入り戸
    が閉じられた場合の上記止水材の位置より、上記戸枠の
    上記隣室側に、上記排水溝の排水流入部を設けているこ
    とを特徴とする衛生設備室の出入口構造。
  3. 【請求項3】 段差がないか又は小段差しか有さない衛
    生設備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つ
    の床面端部間の段差より大きい段差を生じさせることの
    ない、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出入
    口構造において、 上記衛生設備室の床面上の排水が上記隣室側に流れ出す
    のを防止する排水溝を、上記衛生設備室の床面を形成す
    る防水床パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設け、 かつ、上記排水溝を形成する上記下枠部の排水樋をこの
    下枠部の下枠部本体とは別体に設けていることを特徴と
    する衛生設備室の出入口構造。
  4. 【請求項4】 前記排水樋に、外部に排水を排出する連
    絡排水管を接続したことを特徴とする請求項3記載の衛
    生設備室の出入口構造。
  5. 【請求項5】 前記下枠本体に、前記排水樋を落とし込
    んで設置するための開口を形成していることを特徴とす
    る請求項3又は4記載の衛生設備室の出入口構造。
  6. 【請求項6】 前記排水溝が、隣接部との間で排水流入
    部を形成するか、又は自身に排水流入部が形成された、
    着脱自在な溝蓋によって覆われていることを特徴とする
    請求項1乃至5の何れかに記載の衛生設備室の出入口構
    造。
  7. 【請求項7】 段差がないか又は小段差しか有さない洗
    い場の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの床
    面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
    い、戸枠の下枠部で仕切られている浴室ユニットにおい
    て、 上記洗い場の床面上の排水が上記隣室側に流れ出すのを
    防止する排水溝を、上記洗い場の床面を形成する防水床
    パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設け、かつ、上
    記排水溝に浴室の排水部につながる連絡排水管を接続し
    たことを特徴とする浴室ユニット。
  8. 【請求項8】 段差がないか又は小段差しか有さない洗
    い場の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの床
    面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
    い、戸枠の下枠部で仕切られている浴室ユニットにおい
    て、 上記洗い場の床面上の排水が上記隣室側に流れ出すのを
    防止する排水溝を、上記洗い場の床面を形成する防水床
    パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設けるととも
    に、上記排水溝に浴室の排水部につながる連絡排水管を
    接続し、 かつ、上記戸枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、
    少なくともいずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間
    の隙間を閉じる止水材を設けるとともに、上記出入り戸
    が閉じられた場合の上記止水材の位置より、上記戸枠の
    上記隣室側に、上記排水溝の排水流入部を設けているこ
    とを特徴とする浴室ユニット。
  9. 【請求項9】 段差がないか又は小段差しか有さない洗
    い場の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの床
    面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
    い、戸枠の下枠部で仕切られている浴室ユニットにおい
    て、 上記洗い場の床面上の排水が上記隣室側に流れ出すのを
    防止する排水溝を、上記洗い場の床面を形成する防水床
    パンの外方の、上記戸枠の上記下枠部に設け、かつ、上
    記排水溝を形成する上記下枠部の排水樋をこの下枠部の
    下枠部本体とは別体に設けていることを特徴とする浴室
    ユニット。
  10. 【請求項10】 前記排水樋に、浴室の排水部につなが
    る連絡排水管を接続したことを特徴とする請求項9記載
    の浴室ユニット
  11. 【請求項11】 前記下枠本体に、前記排水樋を落とし
    込んで設置するための開口を形成していることを特徴と
    する請求項9又は10記載の浴室ユニット。
  12. 【請求項12】 前記排水溝が、隣接部との間で排水流
    入部を形成するか、又は自身に排水流入部が形成され
    た、着脱自在な溝蓋によって覆われていることを特徴と
    する請求項7乃至11の何れかに記載の浴室ユニット。
  13. 【請求項13】 段差がないか又は小段差しか有さない
    衛生設備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2
    つの床面端部間の段差より大きい段差を生じさせること
    のない、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出
    入口構造において、 上記衛生設備室の床面上の排水が上記隣室側に流れ出す
    のを防止する排水流し込み用の排水流入部を、上記衛生
    設備室の床面を形成する防水床パンの外方の、上記戸枠
    の上記下枠部に設け、かつ、上記排水流入部からの排水
    を上記衛生設備室の排水部に排出する連絡排水管を設け
    たことを特徴とする衛生設備室の出入口構造。
  14. 【請求項14】 段差がないか又は小段差しか有さない
    衛生設備室の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2
    つの床面端部間の段差より大きい段差を生じさせること
    のない、戸枠の下枠部で仕切られている衛生設備室の出
    入口構造において、 上記衛生設備室の床面上の排水が上記隣室側に流れ出す
    のを防止する排水流し込み用の排水流入部を、上記衛生
    設備室の床面を形成する防水床パンの外方の、 上記戸枠
    の上記下枠部に設けるとともに、上記排水流入部からの
    排水を上記衛生設備室の排水部に排出する連絡排水管を
    設け、 かつ、上記戸枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、
    少なくともいずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間
    の隙間を閉じる止水材を設けるとともに、上記出入り戸
    が閉じられた場合の上記止水材の位置より、上記戸枠の
    上記隣室側に、上記排水流入部を位置させていることを
    特徴とする衛生設備室の出入口構造。
  15. 【請求項15】 段差がないか又は小段差しか有さない
    洗い場の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの
    床面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
    い、戸枠の下枠部で仕切られている浴室ユニットにおい
    て、 上記洗い場の床面上の排水が上記隣室側に流れ出すのを
    防止する排水流し込み用の排水流入部を、上記洗い場の
    床面を形成する防水床パンの外方の、上記戸枠の上記下
    枠部に設け、かつ、上記排水流入部からの排水を浴室の
    排水部に排出する連絡排水管を設けたことを特徴とする
    浴室ユニット。
  16. 【請求項16】 段差がないか又は小段差しか有さない
    洗い場の床面端部と隣室の床面端部とが、これら2つの
    床面端部間の段差より大きい段差を生じさせることのな
    い、戸枠の下枠部で仕切られている浴室ユニットにおい
    て、 上記洗い場の床面上の排水が上記隣室側に流れ出すのを
    防止する排水流し込み用の排水流入部を、上記洗い場の
    床面を形成する防水床パンの外方の、上記戸枠の上記下
    枠部に設けるとともに、上記排水流入部からの排水を浴
    室の排水部に排出する連絡排水管を設け、 かつ、上記戸枠に設けられた出入り戸及びこの戸枠の、
    少なくともいずれか一方に、この出入り戸と戸枠との間
    の隙間を閉じる止水材を設けるとともに、上記出入り戸
    が閉じられた場合の上記止水材の位置より、上記戸枠の
    上記隣室側に、上記排水流入部を位置させていることを
    特徴とする浴室ユニット。
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