JP4706449B2 - 浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室ユニットに関し、詳しくは浴室ユニットの浴槽載置部上のオーバーフロー水を排水するためのオーバーフロー排水孔の逆止弁の配置及び逆止弁の補修・交換等を行なう作業用スペースの配置構造に関するものである。
ユニットバスルームの排水設備構造の従来例を図9、図10に示す。浴槽載置部1Aと洗い場2との境界部に沿って凸条の仕切り部7が突設され、仕切り部7の長手方向Jの全長に亘って浴槽1のエプロン5が取り付けられ、浴槽載置部には、浴槽排水口10の真下に配置される浴槽水排水孔と、浴槽載置部上のオーバーフロー水を排水する逆止弁14付きオーバーフロー排水孔とがそれぞれ設けられ、浴槽載置部の下方に浴槽水排水孔10a及びオーバーフロー排水孔にそれぞれ接続される接続管が設置され、接続管からの排水を洗い場側排水口11の排水トラップに集めて排水管に排出すると共に、上記逆止弁14により接続管からオーバーフロー排水孔への排水の逆流を防止することで、浴槽水排水孔及びオーバーフロー排水孔からの排水を円滑に行なうようにした排水構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
ところでオーバーフロー排水孔に設けられる逆止弁14は、長期間の使用によって目詰まりを起こしたり、逆止機能が低下することがあり、この場合、浴槽載置部の上にオーバーフロー水が溜まって不衛生となるため、一定期間ごとに補修・点検を行なう必要がある。
また従来は、仕切り部7の長手方向に沿う浴槽1の側辺中央側に逆止弁14を配置すると共に、浴槽1の側辺を仕切り部7から離して作業用スペース20を形成し、洗い場2側から作業用スペース20に手を入れて逆止弁14の補修・交換等を行なうようにしている。このため、図10に示すように、浴槽1の側辺を作業用スペース20の分だけ仕切り部7から離す必要があり、このため浴槽1の巾寸法が狭められてしまうという問題がある。しかも逆止弁14の点検はたまにしか行なわれないため、作業用スペース20が無駄なデッドスペースになるという問題もある。
特開2003−171960号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、仕切り部の長手方向に沿う浴槽の側辺を仕切り部に近づけて配置でき、浴槽の巾寸法を大きく確保できるものでありながら、浴槽載置部に逆止弁付きオーバーフロー排水孔と作業用スペースとを設けることができる浴室ユニットを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、浴槽載置部1Aと洗い場2との境界部に沿って凸条の仕切り部7が突設され、仕切り部7の長手方向Jに沿って浴槽1のエプロン5が取り付けられ、浴槽載置部1Aには、浴槽排水口10の真下に配置される浴槽水排水孔10aと、浴槽載置部1A上のオーバーフロー水を排水する逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15とがそれぞれ設けられ、浴槽載置部1Aの下方に浴槽水排水孔10a及びオーバーフロー排水孔15にそれぞれ接続される接続管16が設置され、接続管16からの排水を洗い場側排水口11の排水トラップ18に集めて排水管17に排水すると共に、浴槽水の排水時に接続管16からオーバーフロー排水孔15への排水の逆流を逆止弁14により防止するようにした浴室ユニットにおいて、仕切り部7の長手方向Jに沿う浴槽1の側辺1aを仕切り部7に近接配置すると共に、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の端辺1b中央に上記オーバーフロー排水孔15の逆止弁14を配置し、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cと上記逆止弁14との間に逆止弁14の点検・交換等を行なうための作業用スペース20を形成し、作業用スペース20の洗い場2側に面した部位に着脱可能な点検蓋部21を設けたことを特徴としている。
このような構成とすることで、点検蓋部21を開放して、仕切り部7の長手方向J側の作業用スペース20から手を入れて、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の端辺1b中央に配置された逆止弁14の補修・交換等を行なうことができる。従って、従来のように仕切り部7の長手方向Jに沿う浴槽1の側辺1aと仕切り部7との間に作業用スペース20を確保する必要がなくなり、仕切り部7の長手方向Jに沿う浴槽1の側辺1aを仕切り部7に近接配置できるので、浴槽1の巾寸法Lを大きく確保でき、浴槽載置部1A全体を浴槽スペースとして有効利用できるようになる。
また、上記浴槽1のエプロン5を取り外し可能とし、このエプロン5を作業用スペース20の点検蓋部21として兼用するのが好ましく、この場合、エプロン5を取り外すことでエプロン5自体を点検蓋部21として機能させることができるので、エプロン5に点検口を孔あけ加工する必要がなく、エプロン5の外観を良好に保てるようになる。
また、上記浴槽載置部1A及び洗い場2を備える浴室ユニットYが平面視で長方形状に形成され、上記長方形の一方の短辺の巾方向の1/2の位置よりも一方の長辺側にずらした位置から、上記他方の短辺の巾方向の1/2の位置よりも他方の長辺側にずらした位置に至る境界部に沿って仕切り部7を設け、一方の短辺側の巾が広く且つ他方の短辺側の巾が狭くなった浴槽1と、一方の短辺側の巾が狭く且つ他方の短辺側の巾が広くなった洗い場2とに仕切り、浴槽1の巾狭の端辺1b側に寄せて上記浴槽排水口10と上記逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15と上記洗い場側排水口11とを互いに近接配置すると共に、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cの上方に吐水金具8を備えるカウンター部22を設置するのが好ましく、この場合、狭いスペースに設置する浴室ユニットYであっても、浴槽1は一方の短辺A側の巾が広く且つ他方の短辺B側の巾が狭くなっていることで、巾の広い方を巾の広い肩が位置する頭部側、巾の狭い方を巾の狭くてもよい足先側とすることで、足を伸ばしたり、背中を後に反らせ頭部を浴槽1部の上縁部に凭れかけるというようなリラックスした姿勢で入浴できると共に、洗い場2は一方の短辺A側の巾が狭く且つ他方の短辺B側の巾が広くなっていることで、巾が広くなった方で身体を洗うことで身体を洗うのに十分なスペースを確保できる。また、浴槽排水口10と逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15と洗い場側排水口11とを互いに近接配置することで、これらを接続する接続管16の長さが短くて済み配管構造を簡素化でき、そのうえカウンター部22に設けた吐水金具8からの洗い場排水位置を洗い場側排水口11に近づけることができるので、洗い場排水が近い距離にある洗い場側排水口11へとスムーズに排水されるので、洗体時の汚れ水が洗い場2の広い範囲に流れたり、仕切り部7を越えて浴槽載置部1A側へと流れ込んだりするのを防止できると共に、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cの空きスペース19を利用して吐水金具8を備えるカウンター部22を効率良く設置できるようになる。
また、上記浴槽1の隅部1cの空きスペース19内に、浴槽1に接続される追い炊き用給湯口23及び戻り口24と、吐水金具8に接続される給湯口25及び給水口26とを一体に備えた給湯給水用配管ブロック27を収納し、この給湯給水用配管ブロック27を給湯給水機器に接続するのが好ましく、この場合、隅部1cの空きスペース19を有効利用して浴槽1への追い炊き用の配管と、カウンター部22の吐水金具8への給湯給水用の配管とを1箇所で集中して行なうことができる。
本発明は、仕切り部の長手方向に沿う浴槽の側辺を仕切り部に近接配置したことにより、浴槽の巾寸法を大きく確保でき、浴槽載置部全体を浴槽スペースとして有効利用できるものであり、また、仕切り部の長手方向における浴槽の端辺中央にオーバーフロー排水孔の逆止弁を配置し、仕切り部の長手方向における浴槽の隅部と逆止弁との間に作業用スペースを形成し、作業用スペースの洗い場側に面した部位に着脱可能な点検蓋部を設けたことにより、浴槽の巾寸法を大きく確保しながら、逆止弁とその補修・交換等のための作業用スペースとを十分に確保できる浴室ユニットを提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図4乃至図6には浴室ユニットYが示してある。この浴室ユニットYは設置スペースが狭い(例えば0.75坪)箇所に設置されるもので、平面視長方形状をしている(例えば、平面視で短辺A、Bがそれぞれ893mm、長辺C、Dが1650mmとなっている)。
この平面視長方形状をした浴室ユニットYは、図7の模式図に示すように、平面視で長方形の一方の短辺Aの巾方向の1/2の位置よりも一方の長辺C側にずらした位置から、他方の短辺Bの巾方向の1/2の位置よりも他方の長辺D側にずらした位置に至る仮想分割線Eを凸条の仕切り部7として、浴室ユニットYを2つのエリアF、Gに仕切ってあり、一方のエリアFは、一方の短辺A側の巾が広く且つ他方の短辺B側の巾が狭くなった浴槽1が配置され、他方のエリアGは、一方の短辺A側の巾が狭く且つ他方の短辺B側の巾が広くなった洗い場2が配置される。
上記仕切り部7の長手方向J全長に亘って浴槽1のエプロン5が配置されている。本例ではエプロン5は浴槽1及び仕切り部7に対して取り外し可能となっており、エプロン5を逆止弁14の点検蓋部21として兼用できるようにしている。その一例として、図2に示すように、エプロン5の上端部に浴槽1のフランジ部6から垂下した垂下片6dの内面側に引っ掛けられる上引掛片5aを設け、エプロン5の下端部にZ形金具40の一端にビス29で取り付けられる下係止片5bを設け、Z形金具40の他端を仕切り部7の頂部にビス止めしている。従って、ビス29を外して下係止片5bを仕切り部7のZ形金具40から取り外し、上引掛片5aを浴槽1のフランジ部6から取り外すことで、エプロン5が着脱可能となっている。
一方、浴槽1は、図4に示すように、上方が開口した槽である浴槽部4の上端開口縁の周囲にフランジ部6を設けて構成してある。浴槽部4は平面視略台形状をしており、一方の短辺Aに近い方の台形の下底側が槽の巾が広くなっており、また、他方の短辺Bに近い方の台形の上底側が槽の巾が狭くなっており、上記槽の巾の広い方が入浴時に入浴者の頭が位置する頭部H側、槽の巾が狭い方が入浴時に足先I側となっている。
浴槽1は長辺Dに沿っているため、浴槽部4は長辺Dに沿って長く形成できる(例えば、約1300mm)。しかしながら、浴槽1は長辺Dに沿っているため上記のように浴槽部4の長さを長く取っても更に余裕があり、このため、浴槽1のフランジ部6のうち他方の短辺B側のフランジ部6である足先側フランジ部6bは長辺Dに沿った方向の寸法が長くなっている。
また、浴槽部4の頭部H側は一方の短辺Aに近い浴槽1の巾広側であり、且つ、該浴槽1の巾広側は上記一方の短辺Aの1/2以上の巾であるため、浴室ユニットYが狭い設置スペースに設置するタイプで一方の短辺Aの巾寸法が短いものであっても、浴槽部4の頭部H側に入浴者の頭部が位置し且つ足先が足先I側に位置するような姿勢で入浴することで、入浴者の肩、臀部等が位置する部分の槽の巾を十分に確保することができるようになっている。ちなみに、上記例で浴槽部4の頭部H側の巾は例えば約600mm程度は確保でき、成人の大人の臀部、肩等を余裕を持って配置できる。一方、浴槽部4の足先I側の巾は狭い(例えば、約220mm)がこの部分は入浴者の足先が位置するだけでよいので、巾が狭くても問題はない。
図4に示す実施形態では、浴槽1を配設するエリアFと洗い場2を配設するエリアGとを仕切る仮想分割線Eのうち、浴槽部4の長手方向Jの大部分に沿った部分は平面視長方形状をした浴室ユニットYの長方形の長辺D、Cに対して傾斜しているが、該仮想分割線Eのうち他方の短辺B側に近い方の部分は長辺D、Cと略平行となっている。
上記仮想分割線Eの他方の短辺B側に近い方の長辺D、Cと略平行となった部分の寸法は上記足先側フランジ部6bの長辺D、Cに沿った方向の寸法よりも長く、このため、図7に示すようにフランジ部6のうち浴槽部4の上開口の洗い場2側の縁部とエプロン5(仮想分割線E)との間のフランジ部6である洗い場側フランジ部6cの他方の短辺B側に片寄った部分は洗い場側フランジ部6cの他の部位よりも巾広となった平面視で略三角形をした洗い場側巾広フランジ部6c’となっており、この洗い場側巾広フランジ部6c’が足先側フランジ部6bに連続している。
洗い場2は床パンにより構成してあり、前述のように洗い場2は巾広側である他方の短辺B側は上記他方の短辺Bの1/2以上の巾であるため、浴室ユニットYが狭い設置スペースに設置するタイプで他方の短辺Bの巾寸法が短いものであっても、洗い場2の他方の短辺B側は身体を動かして洗うのに十分な巾を確保でき(例えば上記実施形態では約780mm程度確保でき)、しかも、上記のように洗い場側巾広フランジ部6c’に首振り用吐水金具8に取付ける。首振り用吐水金具8は洗い場2の巾広となった部分に対向すると共に足先側フランジ部6bよりも他方の短辺Bから離れているので、洗い場2の巾広となった部分で身体を洗う際に、洗い場側巾広フランジ部6c’に設けた首振り用吐水金具8側を向くように座って身体を洗う動作を行なうことで、首振り用吐水金具8から吐水される湯水で顔を洗ったり、首振り用吐水金具8から吐水される湯水を洗面器に溜めたり、該洗面器に溜めた湯水を利用して身体を洗ったりする動作が無理無く楽に行えることになる。
浴室ユニットYには、図7に示すように、洗い場2に面した一方の長辺Cに沿って出入口部3が設けてある。この出入口部3は洗い場2に面した上記一方の長辺の他方の短辺側にずれた位置に設けてあって、出入口部3が洗い場2の巾広となった部分に対向し、狭い設置スペースに配置する狭い浴室ユニットYであっても、洗い場2の巾広となった部分に出入することができて、スムーズに出入ができるようになっている。また、上記のように洗い場2に面した上記一方の長辺C側に出入口部3を設けるので、出入口部3の巾を広く取ることができ、3枚引戸よりなる出入口部3を設けることができ、狭いスペースに設置する浴室ユニットYであっても、巾の広い3枚引戸を出入口部に設置できて出入用開口を広く取ることが可能となる。
浴室ユニットYの一方の短辺B側の洗い場2の巾狭部分に対応する位置には、図4、図5に示すように、蓋収納部12が設けてあり、浴槽1の上に載置して浴槽部4の上開口を閉じるための複数に分割した風呂蓋9を収納することができるようになっている。蓋収納部12は下支持部12aと上支持部12bとを備え、下支持部12aはフランジ部6と同じレベルとなっており、蓋収納部12の下支持部12aに載設支持した風呂蓋9の一部が図4、図6に示すようにフランジ部6上にも載設支持されるようになっている。
また、浴室ユニットYの他方の短辺Bの浴槽1に対応する部分には図4、図6に示すようにシャワーホース13の一端部が取付けてある。取付け位置は浴室ユニットYの壁パネルに取付けてもよく、あるいは、足先側フランジ部6bに取付けてもよい。このように浴室ユニットYの他方の短辺Bの浴槽1に対応する部分にはシャワーホース13の一端部を取付けても、前述のように足先側フランジ部6bの長辺C方向の寸法が長く取れるので、この足先側フランジ部6bの上方の空間を利用してシャワーホース13の収納、あるいは使用の際の洗い場2側への引出し等ができる。
一方、浴槽部4の底部の足先I側の端部には浴槽排水口10が設けてあり、洗い場2の上記浴槽排水口10及び首振り用吐水金具8の近くの部位には洗い場側排水口11が設けてある。洗い場側排水口11には排水トラップ18が取付けられ、排水トラップ18に排水管17が接続してある。浴槽1は浴槽載置部1Aに載置され、浴槽載置部1Aの浴槽部4の浴槽排水口10の直下位置に浴槽水排水孔10aを設け、浴槽排水口10からの排水が浴槽水排水孔10aから接続管16の排水受け部16a内に流れ落ちるようになっており、この浴槽水排水孔10aと洗い場側排水口11の排水トラップ18とが接続管16により接続してあり、排水トラップ18は排水管17に接続されている。本例では、図1に示すように、浴槽載置部1Aに設けられる浴槽水排水孔10aの上端をパイプ28を介して浴槽排水口10に水密に接続し、浴槽水排水孔10aの下端が接続管16の排水受け16aに水密に接続している。
ここで本発明においては、図1、図3に示すように、浴槽載置部1Aには浴槽水排水孔10aとは別に、逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15が設けられている。これら浴槽水排水孔10a及び逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15は、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の巾狭の端辺1b側に寄せて配置されると共に、浴槽水排水孔10aと逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15とは互いに近接して配置している。オーバーフロー排水孔15の上端は目皿30を介して浴槽載置部1Aの上面に開放されており、オーバーフロー排水孔15の下端は上記接続管16の排水受け16aに接続されている。これにより、浴槽載置部1A上に溜まったオーバーフロー水はオーバーフロー排水孔15から接続管16に排水されるようになっている。
オーバーフロー排水孔15の逆止弁14は、例えば、ゴム等の軟質材料からなり、その一端がオーバーフロー排水孔15の上部片面に支持され、他端が上下に撓み自在な自由端とされ、上方からの水圧に対してはオーバーフロー排水孔15を開放し、下方からの水圧に対してはオーバーフロー排水孔15を閉塞するものである。この逆止弁14は浴槽水の排水時に接続管16からオーバーフロー排水孔15への排水の逆流を防いで、接続管16から排水トラップ18への排水を円滑に行なう働きをする。
また本例では浴槽1の巾狭の端辺1b側における底面から立ち上がり部31と足乗せ用段部32とが階段状に形成されており、足乗せ用段部32の下方に発生するスペースを、逆止弁14の点検・交換等を行なうための作業用スペース20として利用している。
上記作業用スペース20の洗い場2側に面した部位には着脱可能な点検蓋部21が設けられている。本例では、エプロン5を浴槽1及び仕切り部7から取り外すことで作業用スペース20が開放され、洗い場2側から作業用スペース20に手を入れて逆止弁14の補修・交換を行なえるようにしている。
しかして、浴槽1の巾狭の端辺1b側に寄せて逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15を配置し、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cと上記逆止弁14との間に作業用スペース20を形成したので、洗い場2の仕切り部7の長手方向J側から作業用スペース20に手を入れて、浴槽1の端辺1b側に配置されている逆止弁14の補修・交換等を行なうことができる。従って、従来のように仕切り部7の長手方向Jに沿う浴槽1の側辺1aと仕切り部7との間に作業用スペース20を確保する必要がなくなり、仕切り部7の長手方向Jに沿う浴槽1の側辺1aを仕切り部7に近接して配置できるようになる。従って、浴槽1の巾寸法Lを大きく確保でき、浴槽載置部1Aの横巾全体を浴槽スペースとして有効利用できる。
また、エプロン5は取り外し可能とされるので、エプロン5を取り外すことで、洗い場2側から作業用スペース20に手を入れて逆止弁14の補修・交換を行なうことができる。これにより浴槽1のエプロン5自体を点検蓋部21として機能させることができるので、エプロン5に点検口を孔あけ加工する必要がなく、エプロン5の外観を良好に保てると共に、エプロン5全体を取り外すことで、逆止弁14の点検作業が一層容易となる。
さらに本発明では、上記のように浴槽水排水孔10aと逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15とを近接配置し、更に加えて仕切り部7を挟んで浴槽排水口10と洗い場側排水口11とを互いに近接配置しているので、浴槽排水口10と逆止弁14付きオーバーフロー排水孔15と洗い場側排水口11とが互いに近づき、浴槽1側から排水トラップ18へのスムーズに排水できると共に、浴槽水排水孔10aとオーバーフロー排水孔15と排水トラップ18とを接続する接続管16を短くできる構造となっている。
また、上記仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cには空きスペース19が生じており、この空きスペース19の上方には首振り用吐水金具8を備えるカウンター部22が設置されている。本例では、カウンター部22を構成する洗い場側巾広フランジ部6c’に首振り用吐水金具8が平面視で回動自在に取付けてあり、首振り用吐水金具8を浴槽部4側に回動して洗い場側巾広フランジ部6c’より浴槽部4側に突出させて浴槽部4に給水(給湯)したり、あるいは、洗い場2側に回動して洗い場側巾広フランジ部6c’よりも洗い場2側に突出させて洗い場2側に給水(給湯)したりできるようになっている。ここで、上記のように首振り用吐水金具8を洗い場側巾広フランジ部6c’に設けることで、洗い場側フランジ部6cのうち巾広となった部分を有効に利用して首振り用吐水金具8を取付けることができて、風呂蓋9をフランジ部6に載置する際に首振り用吐水金具8の取付け部分に邪魔されることなく風呂蓋9で浴槽部4を閉じることができ、また、足先側フランジ部6bよりも他方の短辺Bから離れている洗い場側巾広フランジ部6c’に首振り用吐水金具8を取付けることで、他方の短辺Bからできるだけ離して首振り用吐水金具8を取付けることができる。しかも、仕切り部7の長手方向J側における浴槽1の隅部1cに生じた空きスペース19を利用して首振り用吐水金具8を備えるカウンター部22を設置できると共に、この首振り用吐水金具8の近くに洗い場側排水口11が配置されているので、首振り用吐水金具8から流れた湯水が洗い場2に流れても該湯水が洗い場2上を流れる距離を短くできることになる。これにより、洗体時の石鹸・洗剤などが洗い場側排水口11にスムーズに排水されることとなり、洗体時の汚れ水が洗い場2の広い範囲に広がったり、或いは仕切り部7を越えて浴槽載置部1A側へと流れ込んだりするのを防止できる利点がある。
さらに、上記浴槽1の隅部1cに生じる空きスペース19内には、図8に示すように、浴槽1に接続される追い炊き用給湯口23及び戻り口24と、吐水金具8に接続される給湯口25及び給水口26とを一体に備えた給湯給水用配管ブロック27が収納されている。この給湯給水用配管ブロック27は外部の給湯給水機器(図示せず)に接続される。従って、隅部1cの空きスペース19を利用して浴槽1への追い炊き用配管及びカウンター部22の吐水金具8への給湯給水用配管を1箇所で集中して効率良く行なえる利点がある。
前記実施形態ではエプロン5を取り外して逆止弁14の点検を行なう場合を例示したが、他例としてエプロン5を取り外し不能とし、このエプロン5に蓋で開閉可能な点検口を形成するようにしてもよい。
本発明に係る浴室ユニットの浴槽排水口と逆止弁付きオーバーフロー排水孔と洗い場側排水口との配置を説明する平面図である。 図1のN―N線断面図である。 図1のP―P線断面図である。 同上の浴室ユニットの平面図である。 同上浴室ユニットの正面断面図である。 同上の浴室ユニットの側面断面図である。 同上の浴室ユニットを仮想分割線で2分割して2つのエリアに分割することを説明する説明図である。 同上の浴槽の端辺側の隅部に生じる空きスペース内に給湯給水用配管ブロックを収納した状態を説明する平面図である。 従来例の平面図である。 従来例の側面断面図である。
符号の説明
1A 浴槽載置部
1 浴槽
1a 側辺
1b 端辺
1c 隅部
2 洗い場
5 エプロン
7 仕切り部
8 吐水金具
10 浴槽排水口
10a 浴槽水排水孔
14 逆止弁
15 オーバーフロー排水孔
16 接続管
17 排水管
19 空きスペース
20 作業用スペース
21 点検蓋部
23 追い炊き用給湯口
24 追い炊き用戻り口
25 給湯口
26 給水口
27 給湯給水用配管ブロック
A 一方の短辺
B 他方の短辺
J 長手方向
Y 浴室ユニット

Claims (4)

  1. 浴槽載置部と洗い場との境界部に沿って凸条の仕切り部が突設され、仕切り部の長手方向に沿って浴槽のエプロンが取り付けられ、浴槽載置部には、浴槽排水口の真下に配置される浴槽水排水孔と、浴槽載置部上のオーバーフロー水を排水する逆止弁付きオーバーフロー排水孔とがそれぞれ設けられ、浴槽載置部の下方に浴槽水排水孔及びオーバーフロー排水孔にそれぞれ接続される接続管が設置され、接続管からの排水を洗い場側排水口の排水トラップに集めて排水管に排水すると共に、浴槽水の排水時に接続管からオーバーフロー排水孔への排水の逆流を逆止弁により防止するようにした浴室ユニットにおいて、仕切り部の長手方向に沿う浴槽の側辺を仕切り部に近接配置すると共に、仕切り部の長手方向における浴槽の端辺中央に上記オーバーフロー排水孔の逆止弁を配置し、仕切り部の長手方向における浴槽の隅部と上記逆止弁との間に逆止弁の点検・交換等を行なうための作業用スペースを形成し、作業用スペースの洗い場側に面した部位に着脱可能な点検蓋部を設けたことを特徴とする浴室ユニット。
  2. 上記浴槽のエプロンを取り外し可能とし、このエプロンを作業用スペースの点検蓋部として兼用することを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  3. 上記浴槽載置部及び洗い場を備える浴室ユニットが平面視で長方形状に形成され、上記長方形の一方の短辺の巾方向の1/2の位置よりも一方の長辺側にずらした位置から、上記他方の短辺の巾方向の1/2の位置よりも他方の長辺側にずらした位置に至る境界部に沿って仕切り部を設け、一方の短辺側の巾が広く且つ他方の短辺側の巾が狭くなった浴槽と、一方の短辺側の巾が狭く且つ他方の短辺側の巾が広くなった洗い場とに仕切り、浴槽の巾狭の端辺側に寄せて上記浴槽排水口と上記逆止弁付きオーバーフロー排水孔と上記洗い場側排水口とを互いに近接配置すると共に、仕切り部の長手方向における浴槽の隅部の上方に吐水金具を備えるカウンター部を設置したことを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  4. 上記浴槽の隅部の空きスペース内に、浴槽に接続される追い炊き用給湯口及び戻り口と、吐水金具に接続される給湯口及び給水口とを一体に備えた給湯給水用配管ブロックを収納し、この給湯給水用配管ブロックを給湯給水機器に接続したことを特徴とする請求項3記載の浴室ユニット。
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