JP2005060942A - 排水トラップ - Google Patents

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Masahiro Eshiya
正博 江刺家
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ODEIKKU KK
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Abstract

【課題】排水流入口が複数設けられた排水トラップにおいて何れの排水流入口にも逆流を起こさない排水トラップが必要である。逆流を起こさない新しい排水トラップを提供する。
【解決手段】排水を貯留する貯水槽を排水トラップ内の各排水流入口側に独立させ、その貯水槽上方には排水の流出空間を確保して外周壁を備えた蓋を取付け又その蓋の外周壁の下端部はその貯水槽の周壁の上端部より下方に位置し更に排水トラップ側面の排水流出口の下面より上方に位置して設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はユニットバス等の防水パンに装着され排水に用いられる排水トラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ユニットバスの洗い場、浴槽等からの排水は排水トラップを防水パンに装着し、その排水トラップを介して下水道側に排出している。例えば図4に示した排水流入口が複数設けられた排水トラップ50を用いるのが一般的である。
【0003】
図4に示した排水トラップ50は洗い場A1からの排水を排水トラップ上部の開口部51から、又浴槽や洗面器等の排水は排水を流入させる排水器具52の排水器具開口部53からトラップ側面に設けられた排水流入口54に排水流入管59を介して排水トラップ内に流入させ流入した排水は害虫等の侵入防止と空気の流れを遮断するため排水トラップ内に設けられている排水を貯留する貯水槽55の周壁56と空気遮断壁57との空間を通過させ、排水トラップ側面の排水流出口58から排水流出管60を介して下水道側に排出される。
【0004】
しかし上記、排水トラップでは排水が排水トラップ内の貯水槽55に流入したとき各排水流入口54はこの貯水槽55を共用し接続されていることから排水流入時の圧力や排水トラップ内の水位の上昇が直接、排水がされていない排水流入口に伝わり逆流を起こす。
【0005】
このため図5に示すように可動弁等を用いて逆流を防止する逆流防止弁102を排水器具101と排水トラップ100の間や排水トラップ100内に設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は可動弁等を用いた逆流防止弁では排水中のゴミ等が付着し可動弁等の開閉不良で機能が低下し逆流を確実に防止できなくなり設置場所によっては可動弁の清掃が難しい。このため排水中のごみ等の付着で逆流防止機能に影響がなく又清掃が容易な排水トラップを提供するものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1では排水流入口が複数設けられた排水トラップにおいて排水を貯留する貯水槽を排水トラップ内の各排水流入口側に独立させ、その貯水槽上方には排水の流出空間を確保して外周壁を備えた蓋を取付け又その蓋の外周壁の下端部はその貯水槽の周壁の上端部より下方に位置し更に排水トラップ側面の排水流出口の下面より上方に位置して設けたことで何れかの排水流入口から多量の排水が排水トラップ内に流入して排水トラップ内の水位が上昇し貯水槽の周壁の上端部を超えても排水がされていない排水流入口の貯水槽では貯留されている排水の上面と蓋の外周壁下端部の間に空気溜りができて排水はその貯水槽に進入できない。又水位上昇の圧力も直接伝わることがなく逆流が起きない。
【0008】
請求項2では、排水トラップ内に設けられた各貯水槽と外周壁を備えた蓋は排水トラップ内の各排水流入口に着脱が容易に装着され排水トラップ上部の開口部から取り出して清掃ができ排水トラップ内と排水管の清掃も清掃機材を排水トラップ内の各排水流入口から挿入させて行える。
【0009】
【発明の効果】
本発明では複数の排水流入口がある排水トラップにおいて何れかの排水流入口から多量の排水流入があっても他の排水流入口に逆流を起さない。
【0010】
本発明では排水トラップに稼動弁等の使用がないため排水中のゴミ等の付着による開閉不良の逆流防止機能低下を起こすことがない。
【0011】
本発明では排水トラップ内の部材の清掃及び排水トラップ内と排水管の清掃が排水トラップ内の各排水流入口から容易に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
実施例1を図1、図2に示し排水トラップ1とその周囲の構成を以下に説明する。排水トラップ本体1aは防水パンBの取付け孔に装着され防水パッキン13を挟み、円形の開口部5aが開けられた締付け枠5により防水パンBの下面に取付けられる。排水トラップ底部1bには、洗い場Aからの排水を貯留する洗い場貯水槽6を締付け枠5の開口部5aから装入して設置されている。締付け枠5の開口部5aには洗い場Aからの排水を流入させる流入口4aが設けられた流入管4を装入して取付け、その流入管4の下方は害虫等の侵入及び空気の流れを遮断するための遮断管4cとして洗い場貯水槽6内に延長されている。遮断管4cの下端部は洗い場貯水槽6の周壁6aの上端部より下方に又洗い場貯水槽6の底面6bより上方で排水の流出空間を確保した位置にされている。流入管4の外側壁4bには外周壁7aを備えた蓋7が取付けられその蓋7は洗い場貯水槽6の上方で排水の流出空間を確保し又外周壁7aの下端部は洗い場貯水槽6の周壁6の上端部より下方に位置し更に排水トラップ本体1aの側面に設けられた排水を排水トラップ1から流出させる排水流出口3aの下面より上方に位置して取付けられている。又排水トラップ本体1aの側面には排水器具10からの排水を排水トラップ1に送る排水流入管11を接続する流入管接続口2と排水トラップ1内の排水を下水側に送る排水流出管12を接続する流出管接続口3が設けられている。排水器具10からの排水を貯留する排水器具貯水槽8は締付け枠5の開口部5aより排水トラップ1内に装入される。排水器具貯水槽8の形状は概ね90度の曲管で排水入口8aはその貯水槽8の側面に位置し排水出口8cは排水入口8aの上方に位置している。排水入口8aの外周管8bはゴム等の弾力のある材質を用いて排水トラップ1の排水流入口2aに嵌入させ排水トラップの流入管接続口2の管内面2bと排水入口8aの外周管8bは密着し又着脱も容易に排水トラップ1内に設置されている。排水器具貯水槽8には外周壁9aを備えた蓋9が取付けられその蓋9は排水器具貯水槽8の上方で排水の流出空間を確保し又その外周壁9aの下端部は排水出口8cの外周管8dの上端部より下方に位置し更に排水流出口3aの下面より上方に位置して取付けられている。
【0014】
次に上記実施例1の排水トラップの構成による作用を以下に説明する。洗い場Aからの排水が排水トラップ1内に流入したときの作用は排水は締付け枠5の開口部5aから流入管4の流入口4aを通り洗い場貯水槽6に入り、洗い場貯水槽6の周壁6aと遮断管4cの空間を通り周壁6aの上端部より溢れ出て周壁6aと蓋7の外周壁7aの空間を通り排水トラップ1内に入る。排水トラップ1内の排水は排水流出口3aの下面を超えると排水流出口3aから排水流出管12を通って下水道側に排出される。排水トラップ1内の水位が上昇し排水が排水器具貯水槽8に取付けられた蓋9の外周壁9a下端部に到達するまでは排水の圧力は排水器具貯水槽8には伝わることがなく逆流を起こさない。
【0015】
多量の排水が洗い場Aから排水トラップ1内に流入したとき排水トラップ1内の水位は上昇し排水器具貯水槽8の蓋9の外周壁9a下端部に達する。しかし排水器具貯水槽8には排水入口8a上面から排水出口8cの外周管8d上端部までの距離の、排水溜り深さの圧力があり排水は排水出口8cの外周管8dと蓋9の外周壁9aの空間に入ることができず、この空間に空気溜りができる。排水トラップ内1の水位の上昇が続き蓋9の外周壁9a下端部から上方に排水器具貯水槽8の排水溜り深さと同じになると排水器具貯水槽8と排水トラップ内の排水溜り深さの圧力は同じになり更に水位の上昇が続くと排水トラップ1内の排水溜り深さの圧力は排水器具貯水槽8の排水溜り深さの圧力を超えて排水は排水器具貯水槽8に逆流を起こすことになるが逆流は起きない。
【0016】
これは、流出管接続口3に接続されている排水流出管12の管内開口面積に比して洗い場Aからの排水を流入する流入管4から排水トラップ1内までの排水流路の空間が同じかそれ以下にされていることで排水トラップ1内に流入する排水量は、排水流出管12の排水流出可能量と同じか、小さく又流入管4から排水トラップ1内までの排水流路の空間には流れ抵抗があるため流入管4からの排水の圧力に比して排水トラップ1内の排水の圧力は小さくなり排水トラップ1内から排水流出管12に排水が流出されていることで排水トラップ1内の排水の圧力は更に小さくなり排水器具貯水槽8に逆流を起こす排水の圧力には至らない。このため洗い場Aの防水パンBの上に通常にはない高水位の排水溜まりが発生しなければ排水器具貯水槽8を通して排水器具10側に逆流が起きることはない。
【0017】
次に排水器具10からの排水が排水トラップ1内に流入した時の作用を説明する。浴槽や洗面器等の排水が排水器具10の開口部10aから排水流入管11を介して排水流入口2aから排水器具貯水槽8に入りその貯水槽8の排水出口8cの外周管8dの上端部から溢れ出てその外周管8dと蓋9の外周壁9aの空間を通り排水トラップ内1に入る。排水トラップ1内の排水は排水流出口3aの下面を超える高さになり排水流出口3aから排水流出管12を通って下水道側に排出される。このとき上記段落0014に記載と同様の作用により洗い場貯水槽6から洗い場A側には逆流を起こさない。
【0018】
多量の排水が排水器具10から流入したときも流出管接続口3に接続された排水流出管12の管内開口面積に比して排水器具10から流入管接続口2に接続されている排水流入管11と排水器具貯水槽8から排水トラップ1内までの排水流路空間の開口面積は同じかそれ以下にされていて上記段落0015と0016に記載と同様の作用で逆流は起きない。
【0019】
実施例2を図3に示し排水トラップとその周囲の構成を以下に説明する。
洗い場Aからの排水を流入する流入管4と洗い場貯水槽6と害虫等の侵入及び空気の流れを遮断する遮断管4cが一体になり洗い場Aの上方に取外し可能で締付け枠5の開口部5aに取付けられている。その他は上記段落0013で記載の実施例1と同様に構成されている。
【0020】
次に上記実施例2での排水トラップ1の構成による作用を以下に説明する。洗い場Aからの排水は締付け枠5の開口部5aから流入管4の流入口4aを通り洗い場貯水槽6に入り、遮断管4cと流入管4の外側4bの空間を通り洗い場貯水槽6の周壁6aの上端部より溢れ出てこの周壁6aと蓋7の外周壁7aとの空間を通り排水トラップ1内に入る。排水トラップ1内の排水は排水流出口3aの下面を超える高さになり排水流出口3aから排水流出管12を通って下水道側に排出される。このときの作用と排水器具10から排水が排水トラップ1に流入のときの作用は前記段落0014から0018に記載した実施例1と同様である。
【0021】
以上本発明の実施例を記述したが本発明はその要旨を逸脱しない範囲で構成を変更することが可能である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】図1のX−Y横断面図である。
【図3】本発明実施例2の縦断面図である。
【図4】従来の排水トラップと周囲の縦断面図である。
【図5】従来の排水トラップと周囲の概略縦断面図である。
【0023】
【符号の説明】
A…洗い場、B…防水パン、1…排水トラップ、1a…排水トラップ本体、1b…排水トラップ底部、2…流入管接続口、2a…排水流入口、2b…管内面、3…流出管接続口、3a…排水流出口、4…流入管、4a…流入口、4b…外側、4c…遮断管、5…締付け枠、5a…開口部、6…洗い場貯水槽、6a…周壁、6b…底部、7…蓋、7a…外周壁、8…排水器具貯水槽、8a…排水入口、8b…外周壁、8c…排水出口、8d…外周管、9…蓋、9a…外周壁、10…排水器具、10a…開口部、11…流入排水管、12…流出排水管、13…防水パッキン、A1…洗い場、B1…防水パン、50…排水トラップ、51…開口部、52…排水器具、53…開口部、54…排水流入口、55…貯水槽、56…周壁、57…空気遮断管、58…排水流出口、59…排水流入管、60…排水流出管、100…排水トラップ、101…排水器具、102…逆流防止弁

Claims (2)

  1. 排水流入口が複数設けられた排水トラップにおいて排水を貯留する貯水槽を排水トラップ内の各排水流入口側に独立させ、その貯水槽上方には排水の流出空間を確保して外周壁を備えた蓋を取付け又その蓋の外周壁の下端部はその貯水槽の周壁の上端部より下方に位置し更に排水トラップ側面の排水流出口の下面より上方に位置して設けられたことを特徴とする排水トラップ。
  2. 排水トラップ内に設けられた各貯水槽と外周壁を備えた蓋は排水トラップ内の各排水流入口に着脱が容易に装着され排水トラップ上部の開口部から取り出しができることを特徴とした排水トラップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016580A (ja) * 2005-06-09 2007-01-25 Cosmo Sekkei:Kk 浴室汚物処理設備
KR100765446B1 (ko) 2006-05-09 2007-10-09 백완기 유로 변경식 오수받이 장치
JP2009127333A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Toto Ltd 排水トラップ本体及びその製造方法

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