JP2008303555A - シンクの排水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水器やその内部に収容される網かごを容易に清掃でき、そのために複雑な機構を必要としないシンクの排水装置を提供する。
【解決手段】排水器16を有するシンク12の排水装置において、排水トラップ26を、溢れ縁Pが高さ一定の上流側の主トラップ部28と、排水トラップ26における封水高を上下に可動とする、主トラップ部28よりも下流側の封水高可動部30とで構成する。その封水高可動部30は、堰止部としての可動チューブ36の上向き移動により可動チューブ36内に排水を貯溜し、封水高を流出口22よりも高位置として排水器16内に水を溜め、また可動チューブ36の下向き移動により封水高を主トラップ部28における溢れ縁Pと同等として、排水器16からの排水を排出できるものとする。
【選択図】 図2

Description

この発明はシンク底部の排水口からの排水を排出するためのシンクの排水装置に関する。
通常、キッチンシンクのシンク底部には下方に凹陥する形態で容器状をなす排水器が設けられていて、その内部に網かごが収納され、網かご内で生ごみを水切りした状態で一時的に溜められるようになっている。
シンクからの排水は、これら排水器や網かごを経て排水器の流出口から排水トラップを経由し、排水路を通じて外部に排出される。
従来から、この排水器の内部や網かごには生ごみなどによるぬめりや汚れが付着し易く、またそれによる臭気が発生して不潔感,不快感を与えてしまうことが問題視されていた。
下記特許文献1には、こうした問題を解決することを目的として、排水器の側壁外面に超音波発振器を取り付け、排水器の内部に水を溜めた状態で超音波発振器から超音波を発振することで排水器の内部や網かご等を洗浄し、汚れ除去するようになしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献1に開示のものは、排水器の内部に水を溜めるために、排水器の下流側に電磁バルブから成る排水弁を設けており、また汚れ除去のために超音波発振器を設けるものであることから、装置が大掛りとなり、所要コストも高くなってしまう。
またこのものは電磁バルブから成る排水弁が故障を生じ易い問題も有する。
特開2004−324108号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、排水器内部或いはそこに収容される網かごを容易に清掃でき、そのために複雑な機構も必要としないシンクの排水装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、シンク底部から下方に凹陥する形態で該シンク底部の排水口に連設された容器状をなす排水器と、該排水器の流出口から延び出した排水路と、該排水路上に設けられた排水トラップとを有するシンクの排水装置において、前記排水トラップを、溢れ縁が高さ一定の上流側の主トラップ部と、該排水トラップにおける封水高を上下に可動とする、該主トラップ部よりも下流側の封水高可動部とを有するものとなし、該封水高可動部は、堰止部の上向き移動により封水高を前記流出口よりも高位置とし、該堰止部の下向き移動により該封水高を前記主トラップ部における溢れ縁と同等とするものとなしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記封水高可動部が、排水の管路に接続されて前記排水路の一部をなす密閉の容器と、該排水の管路の一部をなし、該容器内に挿入された下流側の一端が開口形状の前記堰止部としての可撓性の可動チューブとを有しており、該可動チューブの上向き移動により、前記主トラップ部からの排水を該可動チューブ内に一時的に貯溜して前記封水高を高め、該可動チューブの下向き移動により、該可動チューブ内に貯溜した排水を排出して封水高を下げるものとなしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1において、前記封水高可動部が、排水の管路に接続されて前記排水路の一部を成す密閉の容器と、該容器の内部で昇降する前記堰止部としての昇降部材とを有していて、該昇降部材の上昇移動により、該容器の内部且つ該昇降部材より上流側の部分を貯溜室として区画形成して、該貯溜室に前記主トラップ部からの排水を一時的に貯溜して封水高を高め、該昇降部材の下降移動により該貯溜室に貯溜した排水を排出して封水高を下げるものとなしてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、排水トラップを、溢れ縁が高さ一定の上流側の主トラップ部と、排水トラップにおける封水高を上下に可動とする下流側の封水高可動部とを有するものとなし、そして封水高可動部を、堰止部の上向き移動により排水トラップの封水高を排水器の流出口よりも高位置とし、堰止部の下向き移動により封水高を主トラップ部における溢れ縁と同等とするようになしたもので、この請求項1によれば、単に堰止部を下降位置から上向き移動させるだけで、排水トラップの封水高を排水器の流出口よりも高位置とすることによって、排水器内部に水を溜めた状態とすることができる。
そこでシンクから排水器内部に洗剤を注入しておくことで、排水器の内部、更に排水器内部に網かごが収納してある場合にはその網かごも共に浸け置き洗いし、洗浄することができる。
これにより排水器内部或いはそこに収容してある網かごのぬめりや汚れを簡単に除去し得て、それらを常に清浄に保持することができ、排水器や網かごが臭気の発生源となる問題を解決することができる。
尚この請求項1のものでは、浸け置き洗いをした後において堰止部を下向き移動させることで、排水器内部に溜めた排水を排水路を通じて排出することができる。
またこの請求項1のものでは、故障し易い電磁バルブ等の排水弁を排水器の内部に水を溜めるための手段として用いる必要がなく、メンテナンスも容易であるとともに、電磁バルブ等からなる排水弁を設けることによって排水装置が複雑化するといったことがなく、また所要コストも安価となすことができる。
次に請求項2のものは、封水高可動部を、排水の管路に接続されて排水路の一部を成す密閉の容器と、その容器内に挿入された、下流側の一端が開口形状の堰止部としての可撓性の可動チューブとを有するものとなし、その可動チューブの上向き移動により、主トラップ部からの排水を可動チューブ内に一時的に貯溜して封水高を高め、また可動チューブの下向き移動により、可動チューブ内に貯溜した排水を排出して封水高を下げるようになしたもので、この請求項2によれば、簡単な構造で封水高可動部を構成することができる。
尚、主トラップ部を含む排水トラップ自体を可撓性のチューブにて構成し、その可撓性のチューブを上げ下げすることで排水トラップの封水高を変化させ、以て排水器内に水を溜めるようになすことも考えられる。
しかしながらこの場合、可撓性のチューブが繰り返し上げ下げされることにより疲労で破断した場合に、下水管内の臭気が室内側に漏洩してしまう問題を生じ、また可撓性のチューブ内に常時封水が保持されることとなって、可撓性のチューブが封水の自重によりストレスを常時受け、そのことによりチューブが破れ易くなってしまう問題を生ずる。
しかしながらこの請求項2では、堰止部としての可撓性の可動チューブが、常時封水を保持した状態にある主トラップ部の下流側に設けてあるため、仮に可動チューブが破れた場合であっても下水管内の臭気が室内側に漏洩する恐れはなく、また可動チューブは排水器内部に水を溜めるときにだけ、一時的に排水を貯溜するものであって、常時排水を貯溜するものではなく、従ってかかる可動チューブが封水の自重によりストレスを常時受けるといったことがなく、従ってそのストレスにより可動チューブが破れ易くなる問題を生じない利点を有している。
またこの請求項2では、一端が開口した形状の可動チューブが密閉の容器内に挿入されているため、可動チューブの下向きの移動により、可動チューブ内に貯溜した排水を一端の開口から容器内に、更にその下流側に排出できる一方、密閉の容器によって下水管からの臭気が室内側に漏洩するのを防止することができる。
次に請求項3は、封水高可動部を、密閉の容器と、容器の内部で昇降する堰止部としての昇降部材とを有し、その昇降部材の上昇移動により容器の内部且つ昇降部材の上流側の部分を貯溜室として区画形成して、そこに排水を一時的に貯溜することで排水トラップの封水高を高め、また昇降部材の下降移動により、貯溜室に貯溜した排水を排出して封水高を下げるようになしたもので、この請求項3においても、故障し易い電磁バルブ等を用いることなく、封水高可動部を簡単に構成することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図2において、10はキッチンに設置された流し台で、12,14は流し台10に備えられたシンク,流し台水栓である。
16はシンク底部12aから下方に凹陥する形態で、シンク底部12aの排水口18に連設された容器状をなす排水器で、20は網かごである。
網かご20は、内部に生ごみを一時的に溜め且つ水切りするもので、生ごみはこの網かご20とともに排水器16内部に収容される。
22は排水器16の底部に横向きに設けられた流出口で、この流出口22に対して排水路の一部、詳しくは排水用の管路の一部をなす管体24の一端側が接続されている。ここで管体24は硬質管にて構成されている。
26は排水器16からの排水路上に設けられた排水トラップで、この排水トラップ26は主トラップ部28と、排水トラップ26における封水高を上下に可動とする封水高可動部30とを有している。
ここで封水高可動部30は、主トラップ部28の下流側に設けられている。
主トラップ部28は、上記管体24をU字状に曲げて構成したもので、溢れ縁P以下に常時封水を保持する。
ここで溢れ縁Pは常に一定高さである。
封水高可動部30は、排水の管路詳しくは上記の管体24と縦向きの硬質の管体32とに接続されて排水路の一部をなす密閉の容器34と、管体24に接続されて容器30内部に挿入された堰止部としての可撓性の可動チューブ36とを有している。
ここで可動チューブ36は下流側、即ち図中左側の一端が開口形状をなしており(図中38はその開口を示している)、その全体が図2及び図4(I)に示す水平(若干の排水勾配を持たせておいても良い)に寝た状態から、図4(II)に示すように上向き移動可能である。
可動チューブ36は、図4(II)に示すようにその上向き移動により排水の一部を可動チューブ36内部に貯溜し、そのことによって排水トラップ26における封水高を上記流出口22よりも高位置とする。具体的にはここでは封水高を排水器16の上端ないしこれに近い位置まで高める。
また図2及び図4(I)に示す位置まで下向き移動することで、可動チューブ36内部に一時的に貯溜した排水を密閉の容器34内部に排出し、排水トラップ26における封水高を主トラップ部28の溢れ縁Pの高さとする。
40は可動チューブ36を上向き移動,下向き移動させるための操作装置で、この操作装置40は、シンク12の上方に露出した操作力の入力部48と、入力された操作力を可動チューブ36の先端部に伝達する操作力の伝達部49とを有している。
ここで伝達部49は、上下に配向された棒,紐等からなる操作部42及び操作部42と可動チューブ36の先端部とをアングル材等の中継部材44を介して連結する連結部材46とを有している。連結部材46は、中継部材44及び可動チューブ36の先端部のそれぞれに対して回転可能となしてある。
操作装置40はまた、操作部42を図中上向きに引き上げた状態にロックするロック装置50を備えている。
このロック装置50は、図2の部分拡大図に示しているように、操作部42の挿通孔52を備えた締付部材54と、これを締付状態にロックし又はロック解除する締付機構56とを有している。
締付機構56は、締付部材54に形成された雌ねじ孔58と、そこに螺合する雄ねじ60と、雄ねじ60を回転操作するレバー部62とを有している。
このロック装置50では、レバー部62を回転操作すると締付部材54が操作部42を締め付けて、これを引き上げ位置に保持しロックする。
またレバー部62を逆方向に回転操作すると、操作部42に対する締付部材54の締付けが解除されて、操作部42が上下に自由に移動可能となる。即ち引上げ位置に保持された操作部42が下降可能となる。
密閉の容器34の底部には、可動チューブ36を下向き移動させたときに、可動チューブ36が水平姿勢を超えて過度に下向き移動するのを阻止するストッパ64が設けられている。
このストッパ64はまた、可動チューブ36がU字状に変形し、その変形によって可動チューブ36自体が排水トラップを形成してしまうのを防ぐ役割も有している。(可動チューブ36自体が排水トラップを形成してしまうと、前述の主トラップ部28と併せて好ましくないダブルトラップを生じてしまう)。
このストッパ64には、図3に示しているように縦の排水用の管体32の上側位置に、通水用の貫通の開口66が形成されている。
尚この例の操作装置40はあくまで一例を示したもので、他の様々な形態で操作装置40を構成することが可能である。
図4は本実施形態の排水装置の作用を表している。
この実施形態では、入力部48に操作力を上向きに加えて操作部42を図中上向きに引き上げると、図4(II)に示しているように可動チューブ36が湾曲しつつ全体的に上向き移動して、管体24との接続側の基端から開口38の形成された先端側にかけてその位置が漸次高くなる。
この状態では、シンク12からの排水が堰止部としての可動チューブ36の作用により堰止められて、その内部に一時的に貯溜され、これにより排水トラップ26における封水の高さ(封水高)が主トラップ部28の溢れ縁Pよりも高められる。このときの封水の高さは可動チューブ36の開口38高さ位置によって決定される。
図4(II)では、可動チューブ36の開口38の位置が排水器16の上端よりも僅かに高い位置とされており、従ってこの状態で流し台水栓14からの水を排水器16の上端に到るまで、その内部に溜めることができる。
尚、排水器16の上端まで排水器16内部に水が溜まったところで流し台水栓14を吐水停止させても良いし、或いは図4(II)に示す状態で可動チューブ36の開口38の高さが排水器16の上端と同じ高さとなるようにしておき、流し台水栓14からの水を一定時間流し続けておいても良い。この場合には排水器16の上端まで水が溜まった後に、引き続いて流し台水栓14から水を流し続けても、余剰の水は可動チューブ36の開口38から溢出して、排水器16内部の水位が自動的にその上端の位置に維持される。
以上のような状態で排水器16内に洗剤を注入し、所定時間放置しておくことで、排水器16及びそこに収納された網かご20全体を浸け置き洗いすることができる。
一方、浸け置き洗いを終えた後に伝達部材49を下向き移動させて、図2及び図4(I)に示す水平に寝た状態とすることで、可動チューブ36内に一時的に貯溜した排水を排水器16内に溜めた水とともに排出し、排水トラップ26における封水高を主トラップ部28における溢れ縁Pと同高となすことができる。
従ってこの状態では、シンク12からの排水は主トラップ部28に所定量の封水を残した状態で、排水路を通じて下流側に円滑に排出される。
尚、可動チューブ36は他の様々な形態で構成することが可能であるが、何れの場合にも可動チューブ36を下向き移動させて、貯溜した排水を排出したときに、主トラップ部28とは別の個所で残留した排水が排水路の一部を閉鎖する封水として残水しないようにしておく。
以上のような本実施形態によれば、単に堰止部としての可動チューブ36を上向き移動させるだけで、排水トラップ26の封水高を高めて排水器16内部に水を溜めた状態とすることができ、そしてそこに洗剤を注入しておくことで、排水器16とその内部に収納した網かご20を共に浸け置き洗いし、洗浄することができる。
これにより排水器16内部及びそこに収用してある網かご20のぬめりや汚れを簡単に除去し得て、それらを常に清浄に保持することができ、排水器16や網かご20が臭気の発生源となる問題を解決することができる。
また本実施形態では、故障し易い電磁バルブ等の排水弁を排水器16の内部に水を溜めるための手段として用いる必要がなく、メンテナンスも容易であるとともに、電磁バルブ等からなる排水弁を設けることによって排水装置が複雑化するといったことがなく、また所要コストも安価となすことができる。
また本実施形態では、簡単な構造で封水高可動部を構成することができるとともに、堰止部としての可撓性の可動チューブ36が、常時封水を保持した状態にある主トラップ28の下流側に設けてあるため、仮に可動チューブ36が破れた場合であっても下水管内の臭気が室内側に漏洩する恐れはなく、また可動チューブ36は排水器16内部に水を溜めるときにだけ、一時的に排水を貯溜するものであって、常時排水を貯溜するものではなく、従ってかかる可動チューブ36が封水の自重によりストレスを常時受けることがなく、従ってそのストレスにより可動チューブ36が破れ易くなる問題も生じない。
また一端が開口した形状の可動チューブ36が密閉の容器34内に挿入されているため、可動チューブ36の下向き移動により、可動チューブ36内に貯留した排水を一端の開口38から容器34内に、更にその下流側に排出できる一方、密閉の容器34によって下水管からの臭気が室内側に漏洩するのを防止することができる。
図5は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、主トラップ部28をボトルトラップ形式として構成したもので、この主トラップ部28は、排水器16の底部の下向きの流出口22から垂下する流出管68と、排水器16と一体に構成されたトラップ容器70とを有するもので、このトラップ容器70における排水器16の流出口22よりも下側且つトラップ容器70の上部位置に、トラップ容器70からの排水を溢出させる溢出口74が形成されており、そこに管体24の一端側が接続されている。
尚、流出管68の下端はトラップ容器70の底部よりも上側に位置させてある。
また図中Pは、この例における主トラップ部28の溢れ縁を表している。
尚他の点については上記第1の実施形態と同様である。
図6は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、密閉の容器34の内部で昇降可能な堰止部としての昇降板(昇降部材)76を設け、その昇降板76の上昇移動により、容器34の内部且つ昇降板76より上流側の部分を部分的に貯溜室78として区画形成して、その貯溜室78に排水を一時的に貯溜し、また昇降板76の下降移動により貯溜室78に一時的に貯溜した排水を排出するようになしたものである。
ここで容器34には、昇降板76を下降可能とし且つ下降状態でこれを収納する収納部80が底部に設けてある。
この例では、昇降板76の上端によって排水トラップ26における封水高が決定される。
従ってこの昇降板76を、その上端が排水器16の上端とほぼ同じ高さとなるように引き上げることによって、排水器16内部の全体に排水を溜めた状態とすることができる。
本実施形態においても、封水高可動部30を故障し易いバルブ等を用いることなく簡単な構造で構成することができる。
そして排水器16内部に水を溜め、そこに洗剤を注入することで排水器16及びその内部の網かご20を洗浄し、ぬめりや汚れを除去してこれを清浄化することができる。
以上は排水路の一部をなす密閉の容器34を設けて、その容器34の内部に堰止部を上向き移動及び下向き移動可能に設けた例であるが、本発明においてこの密閉の容器34は必須のものではない。
図7及び図8は、このような密閉の容器34を備えていないものの例を示している。
この例では、U字状をなす管体82が、接続部84において管体24と32とに回転可能に接続され、かかる管体82にて堰止部が構成してある。
尚、接続部84ではOリング等のシール部材によって管体82が管体24及び32に対して水密にシールされている。
この例において、管体82は図8(I)に示す水平に寝た状態、即ち下向き移動した状態から、図8(II)に示すように全体的に起立した状態まで上向き移動可能となしてある。
この例では、図8(II)に示すように管体82を上向きに起立した状態まで回転させることで、排水トラップ26における封水高を、管体82の溢れ縁Qの位置まで高めることができる。
これにより、排水器16内部にその封水高の位置まで排水を溜めた状態とすることができる。
排水器16の内部全体に排水を溜めた状態としたいときには、その封水高即ち管体82における溢れ縁Qの位置を、シンク底部12aの排水口18と同じ高さに設定しておく。
この図7及び図8の実施形態においても、堰止部となるU字状の管体82を垂直に起立する状態まで回転させておくことで、排水器16内部に水を溜め、そこに洗剤を注入することで排水器16及びその内部の網かご20を洗浄し、ぬめりや汚れを除去してこれを清浄化することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明のその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるシンクの排水装置を流し台に設置状態で示す斜視図である。 同実施形態のシンクの排水装置を切り欠いて示す正面図である。 同実施形態における封水高可動部の斜視図である。 同実施形態の作用説明図である。 本発明の他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 図7の実施形態の作用説明図である。
符号の説明
12 シンク
16 排水器
18 排水口
22 流出口
24,32 管体(管路)
26 排水トラップ
28 主トラップ部
30 封水高可動部
34 密閉の容器
36 可動チューブ(堰止部)
76 昇降板(堰止部)
P,Q 溢れ縁

Claims (3)

  1. シンク底部から下方に凹陥する形態で該シンク底部の排水口に連設された容器状をなす排水器と、該排水器の流出口から延び出した排水路と、該排水路上に設けられた排水トラップとを有するシンクの排水装置において、
    前記排水トラップを、溢れ縁が高さ一定の上流側の主トラップ部と、該排水トラップにおける封水高を上下に可動とする、該主トラップ部よりも下流側の封水高可動部とを有するものとなし、
    該封水高可動部は、堰止部の上向き移動により封水高を前記流出口よりも高位置とし、該堰止部の下向き移動により該封水高を前記主トラップ部における溢れ縁と同等とするものとなしてあることを特徴とするシンクの排水装置。
  2. 請求項1において、前記封水高可動部が、排水の管路に接続されて前記排水路の一部をなす密閉の容器と、該排水の管路の一部をなし、該容器内に挿入された下流側の一端が開口形状の前記堰止部としての可撓性の可動チューブとを有しており、該可動チューブの上向き移動により、前記主トラップ部からの排水を該可動チューブ内に一時的に貯溜して前記封水高を高め、該可動チューブの下向き移動により、該可動チューブ内に貯溜した排水を排出して封水高を下げるものとなしてあることを特徴とするシンクの排水装置。
  3. 請求項1において、前記封水高可動部が、排水の管路に接続されて前記排水路の一部を成す密閉の容器と、該容器の内部で昇降する前記堰止部としての昇降部材とを有していて、該昇降部材の上昇移動により、該容器の内部且つ該昇降部材より上流側の部分を貯溜室として区画形成して、該貯溜室に前記主トラップ部からの排水を一時的に貯溜して封水高を高め、該昇降部材の下降移動により該貯溜室に貯溜した排水を排出して封水高を下げるものとなしてあることを特徴とするシンクの排水装置。
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