JP2005248419A - 浴室と室外の間仕切り構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水パンを用いた構築した浴室の室内を広くする。
【解決手段】
浴室1の防水パン10と浴室外55の間に垂直に延びる間仕切り領域Aを形成し、間仕切り領域Aに、両表面の一方が浴室1内に面し他方が浴室外55に面する間仕切り52,53を据え付けたこと。間仕切り52は、起立する間仕切り本体である揺動式扉25と、揺動式扉25の下端部が水密に当接する防水受け部26を備え、間仕切り53は、起立する間仕切り本体である仕切壁体67と、仕切壁体67の下端部が水密に当接する防水受け部66を備え、両防水受け部26,66の側縁を防水パン10の内側に位置させてある。
【効果】
浴室1の防水パン10より外側に間仕切り52,53が配置されるので、浴室1の室内を広くできる。
【選択図】図14

Description

本発明は、浴室と浴室外の間に設ける間仕切りの構造に関するものである。
防水パンを用いた浴室と浴室外の間に設ける間仕切りは、仕切壁板や扉からなり、防水パンの側縁水平部に、仕切壁板及び扉用枠体を据え付けてある。(特許文献1)
特開平9−328797号公報
浴室内の平面寸法は、防水パンの側縁水平部に間仕切りを据え付けてあるため、防水パンの平面寸法より間仕切りの厚み寸法だけ小さい寸法となる。もし、防水パンの平面寸法と略同等の平面寸法の浴室内とすることができれば、浴室内の従来より広くでき、快適な入浴ができるようになる。
そこで、本発明は、従来に比べて浴室内を広くすることができる浴室と室外の間仕切り構造を提供することを目的とする。
浴室内を広くするために請求項1記載の発明が採用した手段は、浴室の防水パン等からなる防水床部と浴室外の間に垂直に延びる間仕切り領域を形成し、該間仕切り領域に、両表面の一方が浴室内に面し他方が浴室外に面する間仕切りを据え付けたことを特徴とする浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、浴室の防水床部より外側に間仕切りが配置される。
浴室内で間仕切り表面に生じた水滴を浴室内へ導くために請求項2記載の発明が採用した手段は、前記間仕切りは、起立する間仕切り本体と、該間仕切り本体の下方に位置する防水受け部を備え、該防水受け部の前記間仕切り領域から突出する側縁を前記防水床部の内側に位置させた請求項1記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、浴室内で間仕切り本体の表面から防水受け部へ滴下した水滴は、防水床部の内側へ確実に導かれる。
所定位置に防水受け部を確実に配置するために請求項3記載の発明が採用した手段は、前記間仕切り領域に位置する土台の上に、前記防水受け部を据え付けた請求項2記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、不動の土台に据え付けた防水受け部が移動することはない。
間仕切り本体を形成する揺動式扉の下部を、円滑に開閉させると共に閉状態のときに漏水しないようにするために請求項4記載の発明が採用した手段は、前記間仕切り本体を下部水切り片の有る揺動式扉で形成し、前記防水受け部の上面に受け面を形成し、該揺動式扉が揺動するときに該下部水切り片を該受け面に摺接させると共に、該揺動式扉が閉状態のときに該下部水切り片の全域を該受け面に当接させる請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、揺動式扉は、開閉するときにの下部水切り片を防水受け部の受け面に摺接させることで円滑に開閉できると共に、閉状態のときにの下部水切り片の全域を防水受け部の受け面に当接させることで水密性を保つ。
防水受け部を見栄えよく配置するために請求項5記載の発明が採用した手段は、前記防水受け部は、固定配置した上端開口の下方部材と、下端開口して上面に前記受け面を形成した上方部材を備え、該下方部材に該上方部材を覆いかぶせて、上方部材の一方の側片を前記防水床部の内側に位置させ、上方部材の他方の側片を下方部材の側片に連結した請求項4記載の浴室と室外の間仕切り構造である。なお、該下方部材及び/又は該上方部材は、溝型材で形成することもある。
本発明にあっては、下方部材を固定する連結部材が上方部材で覆われて見えなく、下方部材に上方部材を連結する連結部材の位置が、受け面より下方であるため見え難い。
間仕切り本体を形成する仕切壁板の下端部を漏水なしに確実に支持するために請求項6記載の発明が採用した手段は、前記間仕切り本体を仕切壁板で形成し、前記防水受け部の上面に凹溝を形成し、該凹溝に該仕切壁板の下端部を水密に嵌入して固定した請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、仕切壁板は、防水受け部の凹溝にその下端部を水密に嵌入して固定される。
閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りを得るために請求項7記載の発明が採用した手段は、前記間仕切り本体を下部水切り片の有る揺動式扉と仕切壁板で形成し、前記防水受け部の上面に、受け面を形成した領域と凹溝を形成した領域を一列状に隣接させて備え、該揺動式扉が揺動したときに該下部水切り片を該受け面に摺接させると共に、該揺動式扉が閉状態のときに該下部水切り片の全域を該受け面に当接させ、該凹溝に該仕切壁板の下端部を水密に嵌入して固定した請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態になり、仕切壁板は、防水受け部の凹溝にその下端部を水密に嵌入して固定され、また、揺動式扉は、開閉するときの下部水切り片を防水受け部の受け面に摺接させることで円滑に開閉でき、閉状態のときの下部水切り片の全域を防水受け部の受け面に当接させることで水密性を保つ。
なお、一列状の配置状態になる閉状態の揺動扉及び仕切壁板の隣接する縦側縁どうしの間から漏水しないようにするために、請求項7記載の発明において、前記揺動式扉及び前記仕切壁板の隣接する縦側縁の各々にシール材を取着して、前記揺動式扉が閉状態のときにシール材どうしを水密に当接させることもある。この場合、閉状態の揺動式扉と隣接する仕切壁板がシール材で水密に当接するので、揺動式扉と隣接する仕切壁板の間に、従来必要とさた扉用枠体の縦枠部材が不要となり、施工が簡単となる。
閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りの防水受け部を簡単に形成するために請求項8記載の発明が採用した手段は、前記防水受け部は、前記受け面を形成した領域及び前記凹溝を形成した領域の総和長さに相当する長さ寸法の上端開口の下方溝型部材と、前記受け面を形成した領域の長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅広の溝型部及び前記凹溝を形成した領域の長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅狭の溝型部を一体に形成すると共に、両溝型部の一方の側片を一直線状に延ばした上方溝型部材を備え、該下方溝型部材に該上方溝型部材の幅広の溝型部を覆いかぶせて、下方溝型部材の他方の側片の内面側と上方溝型部材の幅狭の溝型部の他方の側片の内面側とを対面させた請求項7記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、下方溝型部材に上方溝型部材をかぶせることで、防水受け部を得ることができる。
閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りの防水受け部を見栄えよく配置するために請求項9記載の発明が採用した手段は、前記下方溝型部材の他方の側片の外面側と上方溝型部材の幅広の溝型部の他方の側片の内面側とを対面させ、これら側片どうしを連結した請求項8記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
である。
本発明にあっては、連結部材は、その位置が受け面より下方であるため見え難い。
防水床部より上方に間仕切りの見切りを得るために請求項10記載の発明が採用した手段は、前記間仕切りは、上面が前記防水床部より上方へ突出するように据え付けた仕切架台と、該仕切架台の上面に下端部を水密に連結した仕切壁板を備えた請求項1記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、仕切架台と仕切壁板の見切りとなる境界が防水床部より上方に位置する。
なお、請求項10記載の発明において、前記仕切架台の上面における前記浴室内から浴室外へ向かう幅方向の寸法が前記仕切壁板より大きくすることで、仕切架台の上面に、連結する仕切壁板の位置の調整代を得ることができ、施工性の向上が図れる。
所定位置に仕切架台を確実に配置するために請求項11記載の発明が採用した手段は、前記間仕切り領域に位置する土台の上に、前記仕切架台を据え付けた請求項10記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、不動の土台に据え付けた架台が移動することはない。
浴室内で間仕切り表面に生じた水滴を防水床部の内側へ導くために請求項12記載の発明が採用した手段は、前記仕切架台から延長した防水片を前記防水床部の内側に位置させた請求項10又は11記載の浴室と室外の間仕切り構造である。
本発明にあっては、浴室内で仕切壁板及び仕切架台の表面から滴下した水滴は、防水片に案内されて防水床部の内側へ導かれる。
請求項1記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、防水床部より外側に間仕切りを設けることで、従来に比べて浴室内を広くすることができる。
請求項2記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、浴室内で間仕切り表面に生じた水滴を防水床部へ導くことができる。
請求項3記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、防水受け部を所定位置に確実に配置できる。
請求項4記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、揺動式扉の下部について、円滑に開閉できると共に閉状態のときの漏水を防止できる。
請求項5記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、防水受け部を見栄えよく配置できる。
請求項6記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、仕切壁板の下部を漏水なしに確実に支持できる。
請求項7記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りを得ることができ、仕切壁板の下部支持について漏水なしに確実に支持でき、揺動式扉の下部について円滑に開閉できると共に閉状態のときの漏水を防止できる。
請求項8記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りの防水受け部を簡単に形成できる。
請求項9記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、閉状態の揺動扉及び仕切壁板が一列状の配置状態となる間仕切りの防水受け部を見栄えよく配置できる。
請求項10記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、防水床部より上方に間仕切りの見切りを得ることができる。
請求項11記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、所定位置に仕切架台を確実に配置できる。
請求項12記載の本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造は、浴室内で間仕切り表面に生じた水滴を防水床部へ導くことができる。
本発明に係る浴室と室外の間仕切り構造(以下、「本発明間仕切り構造」と言う。)を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1至図9は本発明間仕切り構造を採用した第1の実施の形態に係る施工例を示すものであり、図1は浴室1及び隣室4を断面して示す一部破断した平面図、図2は図1のII−II線で断面して中間省略した正面図、図3(A)は図1のIII−III線で断面して拡大した部分を示す正面図、同図(B)は仕切壁体14の上下端部の連結構造を拡大して示す中間省略した正面図、図4(A)は図1のIV−IV線で断面した下半部を示す一部破断した左側面図、同図(B)は同図(A)のb−b線で断面して拡大した中間省略した平面図、図5は図1のV−V線で断面して拡大した部分を示す中間省略した正面図、図6は図1のVI−VI線で断面して拡大した下半部を示す中間省略した左側面図、図7は浴室1及び隣室4の施工途中を示す平面図、図8(A)(B)は浴室1と隣室4の境界部の施工途中を断面して示す正面図、図9(A)(B)は防水受け部26の施工手順を示す斜視図である。
本実施の形態に係る浴室1は、図1に示す如く、後側の浴槽設置領域2と手前側の洗い場領域3が設けられ、左側の隣室4と手前側のデッキ5が隣接している。浴室1と左側の隣室4の間は、浴槽設置領域2側に設けた固定壁式の間仕切り6及び洗い場領域3側に設けた揺動扉式の間仕切り7で仕切られ、浴室1と手前側のデッキ5の間は、引き戸8で仕切られている。浴室1は、浴槽設置領域2の防水床部を形成する浴槽設置用防水パン9(図7参照)と、洗い場領域3の防水床部を形成する洗い場形成用防水パン10(同図参照)を備え、浴槽設置用防水パン9に浴槽11を載設すると共に、洗い場形成用防水パン10に床仕上材12を敷設してある。隣室4は、脱衣室として用いられ、洗面化粧台(図示略)を設置して洗面室として兼用されることもある。上記防水パン9,10は、FRP(繊維強化プラスチック)で一体に形成したもの、または、FRPで別体に形成されて施工現場で水密に接合されるものが用いられ、右側縁部及び後側縁部に壁パネル41,42を立設してある。上記防水パン9,10の間には、図6及び図7に示す如く、エプロン47を立設するための凹溝22が防水パン9,10と一体に形成されている。
前記浴室1の浴槽設置領域2と左側の隣室4の間を仕切る間仕切り6は、図2に示す如く、浴室1の防水パン9と浴室外である隣室4の間に垂直に延びるように形成した間仕切り領域Aに、両表面の一方6aが浴室1内に面し他方6bが隣室4に面するように据え付けられている。間仕切り6は、所定位置に据え付けた仕切架台13と仕切壁板14を用い、防水パン9より上方へ突出する仕切架台13の上面13aに、仕切壁板14の下端部を水密に連結してある。仕切壁体14は、透明又は半透明なガラス板又は樹脂板や、基板にタイル等の仕上板を貼着したパネル(図示略)が用いられ、天井15にその上端部を水密に連結すると共に、壁パネル42にその後端部を水密に連結して取り付けられている。仕切壁体14は、図4に示す如く、前側縁にシール材14dを取付けてある。
前記間仕切り6の仕切架台13は、図2及び図3に示す如く、間仕切り領域Aに位置する土台23の上に据え付けた架台本体16と、架台本体16に取着した仕上板17からなり、隣室4及び浴室1の各室内に露出する架台本体16の表面を仕上板17で覆ってある。架台本体16は、合成樹脂、金属又は耐水処理が施された木質素材等の耐水性素材から構成され、上方横部材16aと下方横部材16cを複数本の縦部材16bで連結して枠組みされている。架台本体16の据え付けは、土台23に架台本体16をビス止め(図示略)する等して行う。なお、架台本体16は、土台23の上に据え付けることなく、図示は省略したが、隣室4の床部18の上に据え付けることもあり、また、土台23が無い場合には、基礎24の上に据え置いてコンクリート用ビスで固定することもある。仕上板17は、耐水性のあるセメントボード等からなる下地板17aに複数枚のタイル17bを貼着したパネルや、合成樹脂板等が用いられる。仕上板17は、表面に飛散する水滴や湿気に耐える耐水性を備えている。
前記仕切架台13は、図3に示す如く、架台本体16の上面に取付けた連結具19を用いて、仕切壁体14の下端部を水密に連結してある。架台本体16は、上面の左右方向に沿った幅方向の寸法W1が連結具19の同幅方向の寸法W2より大きくなっており、上方横部材16aの上面に取付ける連結具19の位置を変更できる調整代を設けてある。この調整代を設けるのは、天井15に予め取付けてある連結具20に仕切壁体14の上端部を連結する位置が優先的に決まると共に、架台本体16を据え付けるときに若干の誤差が生じるためであり、優先的に決まる仕切壁体14の位置と架台本体16の据え付け誤差を調整する必要があるためである。仕切架台13は、その上面に調整代を設けることにより、据え付け誤差を修正する必要がなくなり、施工性が向上する。
前記仕切壁体14の下端部を固定する連結具19及びその上端部を固定する連結具20は、図3(B)に示す如く、仕切壁体14の各端部全域を緩衝材及びシール21を介して外嵌する断面凹溝状の長尺材で成形されている。連結具20は、取付具45を用いて天井板又は野縁(図示略)に取り付けられている。取付具45としては、ビス単独、または、L型金具とビスの組合せ等が用いられる。なお、仕切壁体14の上下端面に嵌着用の凹溝が設けられているときには(図示略)、連結具19,20は、断面T字状の長尺材で成形することもある。
前記浴室1の洗い場領域3と左側の隣室4の間を仕切る間仕切り7は、図5に示す如く、起立した間仕切り本体である揺動式扉25と、揺動式扉25の下部が水密に当接する防水受け部26を備え、防水受け部26の前記間仕切り領域Aから突出する側縁26bを防水パン10の内側に位置させてある。防水受け部26は、その前後方向の長さが、揺動式扉25の前後方向の全域をカバーできる長さ寸法となっており、閉状態(図5に示す状態)の揺動式扉25の洗い場領域3に面する表面から滴下した水滴を、防水パン10側へ確実に導くようにしてある。
前記間仕切り7の揺動式扉25は、図4及び図5に示す如く、透明又は半透明なガラス板又は樹脂板等からなる扉板25aと、扉板25aの下端に取着した下部水切り片25bと、扉板25aの揺動中心側の上下に取付けた蝶番25c(図4(A)は下方のみを示す)とを備え、躯体柱27に取付けた縦長の支持材28に各蝶番25cを取付けある。更に、揺動式扉25は、前後両側縁及び上側縁の各々にシール材25dを取着し、閉状態のときに、前記支持材28,前記間仕切り6及び天井側見切り部材33との間の水密性を保持することで、洗い場領域3から隣室4へ湿気や湯水等が漏れ出すのを阻止するようにしてある(図4(B)及び図5参照)。
前記間仕切り7の防水受け部26は、図5に示す如く、前記間仕切り領域Aに位置する土台23の上に据え付けられて移動しないようになっており、その上面に平坦な受け面26aを形成し、前記揺動式扉25が揺動するときに下部水切り片25bを受け面26aに摺接させると共に、揺動式扉25が閉状態のときに下部水切り片25bの全域を受け面26aに当接させるようにしてある。揺動式扉25は、開閉するときに下部水切り片25bを防水受け部26の受け面26aに摺接させることで円滑に開閉できると共に、閉状態のときにの下部水切り片25bの全域を防水受け部26の受け面26aに当接させることで水密性を保持することができる。防水受け部26の受け面26aは、浴室1の洗い場領域3と隣室4の間の床面を形成することになる。
前記間仕切り7の防水受け部26は、図8及び図9に示す如く、土台23に受け材46を介し又は介すこなくビス等からなる連結部材29で固定した上端開口の下方溝型部材30と、下端開口して上面31aに前記受け面26aを形成した上方溝型部材31とを備え、下方溝型部材30に上方溝型部材31を覆いかぶせて、下方溝型部材30で上方溝型部材31を支持させると共に、上方溝型部材31の一方の側片31b(前記側縁26b)を防水パン10の内側に位置させ、上方溝型部材31の他方の側片31cを下方溝型部材30の側片30cにビス等の連結部材32で連結して構成してある。防水受け部26は、下方溝型部材30及び連結部材29が上方溝型部材31で覆われて見えなく、また、下方溝型部材30に上方溝型部材31を連結する連結部材32が、受け面26aより下方の側部に位置するために見え難くなり、全体の見栄えが良く、防水性にも優れている。下方溝型部材30及び上方溝型部材31は、ステンレススチールや合成樹脂素材等から成形され、耐水性と防錆性を備えている。
前記防水受け部26と対峙するように天井15に設けた前記見切り部材33は、図5に示す如く、その前後方向の長さが、揺動式扉25の前後方向の全域をカバーできる長さ寸法となっており、ステンレススチールや合成樹脂素材等からなる角パイプ又はU字溝型材等で形成され、取付具45を用いて天井板又は野縁(図示略)に取り付けられている。
前記洗い場領域3の床面は、図1に示す如く、前記間仕切り7の防水受け部26の際に排水構造34を備え、洗い場領域3の床面を防水受け部26へ向かって流れる排水を、排水構造34で受け止めて防水受け部26へ到達するのを防止してある。排水構造34は、図5に示す如く、洗い場形成用防水パン10に形成した排水用凹部35へ高さ位置調整可能に挿入固定された目皿支持具36と、目皿支持具36に着脱自在に支持された目皿37を備えている。洗い場領域3の床面は、洗い場領域3の目皿支持具34を除く部分に床仕上材12を敷設してある。排水用凹部35へ目皿支持具36を高さ位置調整可能に挿入固定するのは、目皿37の表面と床仕上材12の表面を、躓かないように段差のない同一面にするためであり、図8に示す如く、排水用凹部35及び目皿支持具36の対峙する面部の間に接着剤層38を設け、接着剤層38が硬化する前に、目皿支持具36を適度に押し込んで接着剤層38の厚みを調節し、硬化した該接着剤層38で両者35,36を接合する。
前記洗い場形成用防水パン10の排水用凹部35は、図7に示す如く、前記隣室4及びデッキ5に隣接する前記洗い場3の内隅部Cに、該内隅部Cの両辺Ca,Cbに沿って延びる平面L字状に形成され、両辺Ca,Cbのいずれか一方に出入口を設ける仕様(図1の場合はCaであり、後述する第2の実施の形態を示す図10の場合はCb)に簡単に対処できるようにしてある。平面L字状に形成された排水用凹部35の前記目皿支持具36が挿入されない部分については、耐水性の有る充填材を充填して埋めた後に、前記床仕上材12で覆われる。なお、排水用凹部35は、平面L字状に形成する以外に、図示は省略したが、前記両辺Ca,Cbのいずれか一方の辺に沿って延びるI字状に形成し、一方の辺に限定して出入口を設ける仕様に対処させることも勿論可能である。
前記目皿支持具36は、図6に示す如く、四周の側板及び底板で囲まれて、目皿37が着脱する上面側を開口した箱状となっており、底板の一方から他方へ排水勾配(矢符G)を形成し、底板の低い部分から垂設した排水管36aを、前記排水用凹部35の排水口35aへ挿入してある。
前記洗い場形成用防水パン10の上面に施される前記床仕上材12は、図5に示す如く、防水パン10の上面に接着する等して移動不能に載設した耐水性のある無機質のセメントボード等からなる仕上板接着用下地板39と、該下地板39に接着した複数枚の非透水性で無機質の磁器質タイル、せっき質タイル又は非透水性の石板等からなる仕上板40とからなる。なお、仕上板接着用下地板39にセメントボードを用いるときには、セメント状心板の平面的に広がる両表面側に補強ガラス繊維のメッシュシートを埋め込んで、両表面側を補強したものてあって、板内に曲げ応力が発生して弾性変形したときに、透水の原因となる大きな亀裂が生じることはなく、透水の原因とならない微細なクラック(マイクロクラック)が発生するものが選択される。
前記隣室4の床部18は、図3及び図5に示す如く、木質下地合板43と、木質下地合板43に接着又はビス止めする等して移動不能に載設した仕上材44からなる。仕上材44は、耐水性のある無機質のセメントボード等からなる仕上板接着用下地板44aと、該下地板44aに接着した複数枚の非透水性で無機質の磁器質タイル、せっき質タイル又は非透水性の石板等からなる仕上板44bとからなる耐水仕様となっている。なお、仕上板接着用下地板44aにセメントボードを用いるときには、前記洗い場領域3の床仕上材12の仕上板接着用下地板39に用いるものと同質のものが選択される。
(第2の実施の形態)
図10至図15は本発明間仕切り構造を採用した第2の実施の形態に係る施工例を示すものであり、図10は浴室1,左側の隣室4及び手前側の隣室55を断面して示す平面図、図11(A)は図10のXI−XI線で断面して中間省略した正面図、同図(B)は間仕切り51の要部を拡大した正面図、同図(C)は間仕切り51の別態様の要部を拡大した正面図、図12は図10のXII−XII線で断面して拡大すると共に中間省略した間仕切り52を示す左側面図、図13(A)は図10のXIII−XIII線で断面して拡大すると共に中間省略した間仕切り53を示す左側面図、同図(B)(C)は防水受け部66の施工手順を示す左側面図、図14(A)は一列状に並ぶ間仕切り52,53の下半部を示す斜視図、同図(B)は一列状に並ぶ間仕切り52,53を断面して拡大すると共に中間省略した平面図、図15(A)(B)は防水受け部66の施工手順を示す斜視図である。
間仕切り51は、図10及び図11に示す如く、浴室1の浴槽設置領域2及び洗い場領域3を形成する防水パン9,10と浴室外である隣室4の間に垂直に延びるように形成した間仕切り領域Aに、両表面の一方51aが浴室1内に面し他方51bが隣室4に面するように据え付けられている。間仕切り51は、図11に示す如く、所定位置に据え付けた仕切架台13と仕切壁板14を備え、防水パン9より上方へ突出する仕切架台13の上面13aに、仕切壁板14の下端部を水密に連結してある。仕切壁体14は、透明又は半透明なガラス板又は樹脂板や、基板にタイル等の仕上板を貼着したパネル(図示略)が用いられ、天井15にその上端部を水密に連結すると共に、壁パネル42に後端部を水密に連結して取り付けられている。間仕切り51は、仕切架台13と仕切壁板14の見切りとなる境界が防水パン10より上方に位置することになり、腰張り式の間仕切りを得ることができる。
前記間仕切り51の仕切架台13は、間仕切り領域Aに位置する土台23の上に据え付けた架台本体16と、架台本体16に取着した仕上板17からなり、隣室4及び浴室1の各室内に露出する架台本体16の表面を仕上板17で覆ってある。該架台本体16及び仕上板17の構成は、前記第1の実施形態に係る間仕切り6の架台本体16及び仕上板17(図1乃至図3参照)と実質的に同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
前記仕切壁体14の下端部を固定する連結具19及びその上端部を固定する連結具20は、仕切壁体14の端部を緩衝材及びシール21を介して外嵌する断面凹溝状の長尺材で成形されている。連結具19は、架台本体16の上面に取付けられ、連結具20は、天井15の天井板又は野縁に取り付けられる。
前記間仕切り51は、図11(C)に示す如く、前記防水パン9,10との間から漏水しないように、前記仕切架台13から延長した防水片54を防水パン9,10の内側に位置させ、浴室1内で間仕切り表面に生じた水滴を防水パン9,10へ導くようにしてある。防水片54は、防水シート,合成樹脂板又は金属板等からなり、間仕切り51の前後方向全域にわたって設けられ、その上方側が架台本体16と耐水性の仕上板17で挟持されるようになっている。
前記間仕切り51は、浴室1及び/又は隣室4に面する仕上板17に、水栓(図示略)を取付けるとき、仕切架台13の空洞となっている内部に配管を配設して、仕切架台13を有効利用することもある。
間仕切り52,53は、図10に示す如く、浴室1の洗い場領域3を形成する防水パン10と浴室外である手前の隣室55の間に垂直に延びるように形成した間仕切り領域A(図12及び図13参照)の左右方向に沿って一列状に据え付けられている。
前記間仕切り52は、図12及び図14に示す如く、起立した間仕切り本体である揺動式扉25と、揺動式扉25の下部が水密に当接する防水受け部26を備え、防水受け部26の前記間仕切り領域Aから突出する側縁26bを防水パン10の内側に位置させてある。防水受け部26は、その前後方向の長さが、揺動式扉25の前後方向の全域をカバーできる長さ寸法となっており、閉状態(図12に示す状態)の揺動式扉25の洗い場領域3に面する表面から滴下した水滴を、防水パン10側へ確実に導くようにしてある。
前記揺動式扉25は、左右両側縁及び上側縁の各々にシール材25dを取着し、閉状態のときに、支持材28,後述するす間仕切り53及び天井側見切り部材33との間の水密性を保持することで、洗い場領域3から隣室55へ湿気等が漏れ出すのを阻止するようにしてある(図12及び図14(B)参照)。前記揺動式扉25及び防水受け部26は、前記第1の実施形態に係る間仕切り7の揺動式扉25及び防水受け部26と実質的に同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、図12に示す符号で前記第1の実施形態の図5に示した符号と同一のものは、第1の実施形態で説明した部材等と同一のものである。
前記間仕切り53は、図13及び図14に示す如く、起立した間仕切り本体である仕切壁板67と、仕切壁板67の下部が水密に当接する防水受け部66を備え、防水受け部66の前記間仕切り領域Aから突出する側縁66bを防水パン10の内側に位置させてある。防水受け部66は、上面66aに、隣室55側の凹溝66c及び洗い場3側の平坦な受け面66dを形成し、凹溝66cに仕切壁板67の下端部を緩衝材及びシール21を介して水密に嵌入して固定して、仕切壁板67の洗い場領域3に面する表面から滴下した水滴を、受け面66dで受け止めて防水パン10側へ確実に導くようにしてある。
前記仕切壁体67の上端部を固定する連結具20は、仕切壁体67の端部を緩衝材及びシール21を介して外嵌する断面凹溝状の長尺材で成形されている。連結具20は、その前後方向の長さが、仕切壁体67の前後方向の全域をカバーできる長さ寸法となっており、取付具45を用いて天井板又は野縁(図示略)に取り付けられている。仕切壁体67は、前記第1の実施形態の仕切壁体14と同様に、透明又は半透明なガラス板又は樹脂板や、基板にタイル等の仕上板を貼着したパネル(図示略)が用いられ、天井15にその上端部を水密に連結すると共に、壁パネル41にその右端部を水密に連結して取り付けられている。また、仕切壁体67は、図14に示す如く、左側縁にシール材67dを取付けてある。
前記間仕切り52の防水受け部26及び間仕切り53の防水受け部66は、図15に示す如く、連続した一つの防水受け部68から形成されている。防水受け部68は、防水受け部26の受け面26aを形成した領域M及び前記防水受け部66の凹溝66cを形成した領域Nの総和長さに相当する長さ寸法の上端開口の下方溝型部材60と、前記領域Mの長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅広の溝型部61a及び前記領域Nの長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅狭の溝型部61bを一体にすると共に、両溝型部61a,61bの一方の側片61cを一直線状に延ばした上方溝型部材61を備えている。防水受け部66は、下方溝型部材60に上方溝型部材61の幅広の溝型部61aを覆いかぶせて、下方溝型部材60の他方の側片60dの内面側と上方溝型部材61の幅狭の溝型部61aの他方の側片61dの内面側とを対面させてある。このように、防水受け部68は、下方溝型部材60に上方溝型部材61を覆いかぶせることで、一列状に延びる防水受け部26,66を得ることができる。防水受け部68の領域Mの受け面26aは、浴室1の洗い場領域3と隣室55の間の床面を形成することになる。
防水受け部68の施工手順は、図15に示す如く、土台23の上に受け材46を介し又は介すことなく上端開口の下方溝型部材60に配置して、ビス等の連結部材29で連結固定する。次に、下方溝型部材60に上方溝型部材61を覆いかぶせ、下方溝型部材60の他方の側片60dの外面側と上方溝型部材61の幅広の溝型部61aの他方の側片61dの内面側とを対面させ、これら側片60d,61dどうしをビス等の連結部材32で連結して防水受け部68の施工を完了する。防水受け部68は、下方溝型部材60を固定する連結部材29が上方溝型部材61で覆われて見えなく、下方溝型部材60に上方溝型部材61を連結する連結部材32が、受け面26aより下方の側部に位置するために見え難くなり、全体を見栄え良くでき防水性にも優れている。下方溝型部材60及び上方溝型部材61は、ステンレススチールや合成樹脂素材等から成形され、耐水性と防錆性を備えている。
前記手前側の隣室55の床部56は、図12及び図13に示す如く、木質下地合板57と、木質下地合板57に接着又はビス止めする等して移動不能に載設した仕上材58からなる。仕上材58は、耐水性のある無機質のセメントボード等からなる仕上板接着用下地板58aと、該下地板58aに接着した複数枚の非透水性で無機質の磁器質タイル、せっき質タイル又は非透水性の石板等からなる仕上板58bとからなる耐水仕様となっている。なお、仕上板接着用下地板58aにセメントボードを用いるときには、前記第1の実施の形態の洗い場領域3の床仕上材12(図5参照)の仕上板接着用下地板39に用いるものと同質のものが選択される。
(第3の実施の形態)
図16は本発明間仕切り構造を採用した第3の実施の形態に係る施工例の要部を拡大して示す正面断面図である。
本実施の形態が図5に示す前記第1の実施の形態と大きく相違する点は、洗い場領域3の防水床部70を防水パンで形成することなく、土間の上に打設したコンリート層からなる基盤71の上に敷設した防水層72で形成したことである。防水層72は、基盤71に固定した発泡樹脂等からなる断熱層73と、断熱層73に固定した下地板74と、下地板74に固定したタイル等の複数枚の仕上板75から構成されている。下地板74は、セメント状心板の平面的に広がる両表面側に補強ガラス繊維のメッシュシートを埋め込んで、両表面側を補強したものてあって、地震等で板内に曲げ応力が発生して弾性変形したとしても、透水の原因となる大きな亀裂が生じることはなく、透水の原因とならない微細なクラック(マイクロクラック)が発生するものが選択される。なお、防水床部70は、断熱層73を省略して下地板74を基盤71に固定する場合や、断熱層73及び下地板74を省略して仕上板75を基盤71に直接固定する場合もある。また、前記基盤71は、ステンレススチール,合成樹脂又は耐水性木材等の湿気で腐食しにくい素材で形成した架台で構成し、現場の仕様に対応させることもある。
本実施の形態は、土台23及び受け材46に防水シート又は樹脂シート等からなる防水片76を介して防水板77を取り付け、湿気が土台23や受け材46に触れないようにしてある。施工手順としては、防水片76及び防水板77を施工した後に防水床部70を設けるようになる。また、本実施の形態は、バリアフリーにするために、隣室4の床部18と、防水受け部26の受け面26aと、洗い場領域3の出入り口付近の床面とが略面一となるようにすると共に、洗い場領域3から隣室4へ漏水しないように排水構造34を設けてある。
本実施の形態の間仕切り7は、前記第1の実施の形態(図5参照)と同様に、防水受け部26の間仕切り領域Aから突出する側縁26bを防水床部70の内側に位置させ、閉状態の揺動式扉25の洗い場領域3に面する表面から滴下した水滴を、漏水させることなく防水床部70側へ確実に導くようにしてある。
(第4の実施の形態)
図17は本発明間仕切り構造を採用した第4の実施の形態に係る施工例の要部を拡大して示す正面断面図である。
本実施の形態が図11に示す前記第2の実施の形態と大きく相違する点は、洗い場領域3の防水床部70を防水パンで形成することなく、土間の上に打設したコンリート層等からなる基盤71の上に敷設した防水層72で形成し、仕切架台13の架台本体16と下地板17aに挟み込んだ防水片54を、基礎24と防水床部70の境界まで延設したことである。この相違点以外の構成は、前記第2の実施の形態と同一であり、同一符号は同一構成部材等にを示している。防水床部70は、前記第3の実施の形態の場合と実質的に同一である。
本発明間仕切り構造を採用した第1の実施の形態に係る施工例を示すものであり、浴室及び隣室を断面して示す一部破断した平面図である。 図1のII−II線で断面して中間省略した正面図である。 (A)は図1のIII−III線で断面して拡大した部分を示す正面図、(B)は仕切壁体の上下端部の連結構造を拡大して示す中間省略した正面図である。 (A)は図1のIV−IV線で断面した下半部を示す左側面図、(B)は同図(A)のb−b線で断面して拡大した中間省略した平面図である。 図1のV−V線で断面して拡大した部分を示す中間省略した正面図である。 図1のVI−VI線で断面して拡大した下半部を示す中間省略した左側面図である。 同実施の形態における浴室及び隣室の施工途中を示す平面図である。 (A)(B)は同実施の形態における浴室と隣室の境界部の施工途中を断面して示す正面図である。 (A)(B)は同実施の形態における防水受け部の施工手順を示す斜視図である。 本発明間仕切り構造を採用した第2の実施の形態に係る施工例を示すものであり、浴室及び二つの隣室を断面して示す平面図である。 (A)は図10のXI−XI線で断面して中間省略した間仕切りを示す正面図、(B)は間仕切りの要部を拡大した正面図、同図(C)は間仕切りの別態様の要部を拡大した正面図である。 図10のXII−XII線で断面して拡大すると共に中間省略した間仕切りを示す左側面図である。 (A)は図10のXIII−XIII線で断面して拡大すると共に中間省略した仕切りを示す左側面図、(B)(C)は防水受け部の施工手順を示す左側面図である。 (A)は同実施の形態における一列状に並ぶ二つの間仕切りの下半部を示す斜視図、(B)は一列状に並ぶ二つの間仕切りを断面して拡大すると共に中間省略した平面図である。 同実施の形態における防水受け部の施工手順を示す斜視図である。 本発明間仕切り構造を採用した第3の実施の形態に係る施工例の要部を拡大して示す正面断面図である。 本発明間仕切り構造を採用した第4の実施の形態に係る施工例の要部を拡大して示す正面断面図である。
符号の説明
1…浴室,2…浴槽設置領域,3…洗い場領域、4…隣室、6,7,51,52,53…間仕切り、9,10…防水パン、13…仕切架台、14,67…仕切壁板、25…揺動式扉、26,66…防水受け部、70…防水床部

Claims (12)

  1. 浴室の防水パン等からなる防水床部と浴室外の間に垂直に延びる間仕切り領域を形成し、該間仕切り領域に、両表面の一方が浴室内に面し他方が浴室外に面する間仕切りを据え付けたことを特徴とする浴室と室外の間仕切り構造。
  2. 前記間仕切りは、起立する間仕切り本体と、該間仕切り本体の下方に位置する防水受け部を備え、該防水受け部の前記間仕切り領域から突出する側縁を前記防水床部の内側に位置させた請求項1記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  3. 前記間仕切り領域に位置する土台の上に、前記防水受け部を据え付けた請求項2記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  4. 前記間仕切り本体を下部水切り片の有る揺動式扉で形成し、前記防水受け部の上面に受け面を形成し、該揺動式扉が揺動するときに該下部水切り片を該受け面に摺接させると共に、該揺動式扉が閉状態のときに該下部水切り片の全域を該受け面に当接させる請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  5. 前記防水受け部は、固定配置した上端開口の下方部材と、下端開口して上面に前記受け面を形成した上方部材を備え、該下方部材に該上方部材を覆いかぶせて、上方部材の一方の側片を前記防水床部の内側に位置させ、上方部材の他方の側片を下方部材の側片に連結した請求項4記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  6. 前記間仕切り本体を仕切壁板で形成し、前記防水受け部の上面に凹溝を形成し、該凹溝に該仕切壁板の下端部を水密に嵌入して固定した請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  7. 前記間仕切り本体を下部水切り片の有る揺動式扉と仕切壁板で形成し、前記防水受け部の上面に、受け面を形成した領域と凹溝を形成した領域を一列状に隣接させて備え、該揺動式扉が揺動したときに該下部水切り片を該受け面に摺接させると共に、該揺動式扉が閉状態のときに該下部水切り片の全域を該受け面に当接させ、該凹溝に該仕切壁板の下端部を水密に嵌入して固定した請求項2又は3記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  8. 前記防水受け部は、前記受け面を形成した領域及び前記凹溝を形成した領域の総和長さに相当する長さ寸法の上端開口の下方溝型部材と、前記受け面を形成した領域の長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅広の溝型部及び前記凹溝を形成した領域の長さに相当する長さ寸法の下端開口した幅狭の溝型部を一体に形成すると共に、両溝型部の一方の側片を一直線状に延ばした上方溝型部材を備え、該下方溝型部材に該上方溝型部材の幅広の溝型部を覆いかぶせて、下方溝型部材の他方の側片の内面側と上方溝型部材の幅狭の溝型部の他方の側片の内面側とを対面させた請求項7記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  9. 前記下方溝型部材の他方の側片の外面側と上方溝型部材の幅広の溝型部の他方の側片の内面側とを対面させ、これら側片どうしを連結した請求項8記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  10. 前記間仕切りは、上面が前記防水床部より上方へ突出するように据え付けた仕切架台と、該仕切架台の上面に下端部を水密に連結した仕切壁板を備えた請求項1記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  11. 前記間仕切り領域に位置する土台の上に、前記仕切架台を据え付けた請求項10記載の浴室と室外の間仕切り構造。
  12. 前記仕切架台から延長した防水片を前記防水床部の内側に位置させた請求項10又は11記載の浴室と室外の間仕切り構造。
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