JPH08260538A - 設備ユニットおよび防水パン - Google Patents

設備ユニットおよび防水パン

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Publication number
JPH08260538A
JPH08260538A JP7002095A JP7002095A JPH08260538A JP H08260538 A JPH08260538 A JP H08260538A JP 7002095 A JP7002095 A JP 7002095A JP 7002095 A JP7002095 A JP 7002095A JP H08260538 A JPH08260538 A JP H08260538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
waterproof pan
entrance
drainage ditch
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP7002095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Tsuda
一成 津田
Katsuhito Takahashi
勝仁 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7002095A priority Critical patent/JPH08260538A/ja
Publication of JPH08260538A publication Critical patent/JPH08260538A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】出入口部の取り付け位置が異なっても、つねに
出入口と床部との段差を最小限にすることができる安全
な設備ユニットおよびこの設備ユニットに使用される防
水パンを提供することを目的としている。 【構成】防水パンの周縁部には壁の一部をなす出入口部
が取り付け可能な辺縁部と、その内側に排水溝が設けら
れてなり、排水溝の内側に形成された床部の所望位置に
形成された頂部から防水パンの各周縁部に向けて下り勾
配が付され、この床部の排水溝に沿う端縁が略水平にな
されている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設備ユニットおよび防
水パンに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢になり、足腰や視力等が弱ってくる
と、家の中の少しの段差でも躓いて、転んだりする恐れ
がある。そこで、たとえば、浴室等の出入口の段差をで
きるだけなくし、このような事故を防止しようとして、
実開平6−30267号公報のような設備ユニットが既
に提案されている。
【0003】この設備ユニットでは、壁の一部をなす出
入口部を取り付け可能な防水パンの辺縁部の高さをでき
るだけ低くして、洗い場となる床部と出入口の床面との
段差をできるだけ無くすとともに、辺縁部に沿って排水
溝を設けてあって、この排水溝によって洗い場から出入
口方向に排水が流れ出ないようにしている。また、取り
付けに際しては、排水溝を排水用孔または隙間が設けら
れた蓋で覆うことで使用者が溝に嵌まらないようにして
いる。
【0004】しかも、この防水パンは、出入口部を取り
付け可能な辺縁部を3方に設けてあるので、出入口の取
り付け自由度に優れていると言う利点も備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の防水パ
ンを用いた設備ユニットでは、洗い場の床部を一側方向
に傾斜させて、床部に水が溜まらないようにしているた
め、出入口部の取り付け位置によっては、図7に示すよ
うに、床部100と出入口101の床面102との間に
大きな段差103が生じる恐れがある。また、段差10
3を小さくするため、床部100を全体に高くすると、
浴室側に開くドアでは、床部100にドアが引っ掛かる
可能性がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、出入
口部の取り付け位置が異なっても、つねに出入口と床部
との段差を最小限にすることができる安全な設備ユニッ
トおよびこの設備ユニットに使用される防水パンを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる設備ユニットは、防水パンに
より床が構成され、壁,天井が組立られてなる設備ユニ
ットにおいて、防水パンの周縁部には壁の一部をなす出
入口部が取り付け可能な辺縁部と、その内側に排水溝が
設けられてなり、排水溝の内側に形成された床部の所望
位置に形成された頂部から防水パンの各周縁部に向けて
下り勾配が付され、この床部の排水溝に沿う端縁が略水
平になされている構成とした。
【0008】一方、本発明にかかる防水パンは、壁の一
部をなす出入口部の取り付け可能な辺縁部を複数箇所に
有し、この辺縁部と床部との間に排水溝が形成されてい
て、床部は、床部の所望位置に形成された頂部から前記
排水溝に沿う周縁部に向かって下り勾配が付されている
とともに排水溝に沿う周縁部が設置時に水平となる基準
面に略平行に設けられている構成とした。
【0009】上記構成において、下り勾配の勾配角は、
特に限定されないが、水がスムーズに勾配に沿って流れ
る最小勾配とすることが好ましい。防水パンの材質とし
ては、特に限定されないが、一般的にガラス繊維強化プ
ラスチック(FRP)が挙げられる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、何れの辺縁部に出入口を設
けた場合でも、出入口の床面と防水パンの床部の端縁と
が平行になる。すなわち、防水パンの床部と出入口の床
面との段差が幅方向で一定になる。また、床部に落ちた
水は、下り勾配に沿って角排水溝方向へ流れ、排水溝を
覆う蓋の排水用孔または隙間から排水溝へ流れ込み、排
水される。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図3は本発明に
かかる防水パンの第1実施例をあらわしている。図1に
示すように、この防水パン1は、長方形をしていて、中
央部に床部2が設けられ、床部2の4周に排水溝3が設
けられるとともに、壁の一部をなす出入口部を取り付け
可能な辺縁部41,42,43,44が設けられてい
る。
【0012】床部2は、その各周縁部21,22,2
3,24が防水パン1を所定位置に設置した時、水平と
なる基準面に対して平行となるように設けられるように
なっているとともに、中央部から各周縁部21,22,
23,24方向に向かってそれぞれ下り勾配面25,2
6,27,28が形成されている。また、排水溝3は、
4つの溝部31,32,33,34で床部2を囲むよう
に設けられていて、その底部が図1に示すように、周縁
部21に沿って設けられ溝部31の底部中央部で一番高
くなり、図3に示すように、周縁部22および周縁部2
4に沿って設けられた溝部32,34が溝部31側から
溝部33方向に向かって徐々に低くなっているととも
に、周縁部23に沿って設けられた溝部33の底部中央
で一番低くなり、この一番低くなった部分に図1に示す
ように排水孔35が設けられている。
【0013】また、排水溝3は、図2に示すように、そ
の両側壁の上端に段部35,36が設けられていて、こ
の段部35,36に蓋5の両端部が受けられるようにな
っている。蓋5は、図2に示すように、目皿状に排水用
孔51が多数設けられていて、段部35,36によって
受けられた時、各周縁部21,22,23,24と略面
一になるようになっている。
【0014】辺縁部41,42,43,44は、図2お
よび図3に示すように、床部2の各周縁部21(22,
23,24)と略同じ高さか少し高い立上壁状に設けら
れている。この防水パン1は、上記のように、辺縁部4
1(42,43,44)が床部2の各周縁部21(2
2,23,24)と略同じ高さか少し高くなっているだ
けであるので、いずれの周縁部21(22,23,2
4)に対面する辺縁部41(42,43,44)に図4
に示すように出入口6を設けても、出入口6と床部2と
の段差を略なくすことができる。
【0015】すなわち、1つの防水パン1でいろいろな
浴室ユニットやトイレユニットなどの設備ユニットに使
用することができ、設備コストを低減することができ
る。しかも、この防水パン1を使用した設備ユニットで
は、常に出入口6と床部2の周縁部21(22,23,
24)との段差が幅方向でまったく変わらないととも
に、出入口6と床部2の周縁部21(22,23,2
4)との間に段差が殆どなくなり、安全性が向上する。
【0016】図5は本発明にかかる防水パンの第2実施
例をあらわしている。図5に示すように、この防水パン
7は、床部70の3方の周縁部71,72,73に沿っ
て排水溝74を設け、排水孔75を排水溝74の最低部
と排水溝74を設けていない床部70の周縁部にそれぞ
れ設けた以外は、第1実施例の防水パン1と同様になっ
ている。
【0017】すなわち、この防水パン7によれば、排水
溝74が3方にしかないので排水溝の清掃性に優れてい
る。しかも意匠性にも優れている。図6は本発明にかか
る防水パンの第3実施例をあらわしている。図6に示す
ように、この防水パン8は、床部80の下り勾配面8
1,82,83,84の頂部85が床部80の中心から
ずらして設けてある以外は、第1実施例の防水パン1と
同様になっている。なお、図6中、86は排水溝であ
る。
【0018】すなわち、この防水パン8によれば、頂部
81が床部80の中心部からずれているので、下り勾配
面82をほとんど平らにすることができる。本発明にか
かる設備ユニットおよび防水パンは、上記の実施例に限
定されない。たとえば、排水溝は、対向する2辺にのみ
設けるようにしても構わない。
【0019】
【発明の効果】以上のように構成されているので、本発
明にかかる設備ユニットは、出入口の取り付け位置に関
わらず、出入口とこの出入口に対面する床部の周縁部と
が常に殆ど段差のない状態になる。したがって、段差に
よって躓いたりする事故を防止することができる。
【0020】また、本発明にかかる防水パンは、壁の一
部をなす出入口部を取り付け可能な辺縁部を複数箇所に
備えているため、1つの防水パンでいろいろな上記設備
ユニットの床を構成することができ、コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる防水パンの第1実施例をあらわ
す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1の防水パンを浴室ユニットに用いた時の浴
室側からみた出入口部分の断面図である。
【図5】本発明にかかる防水パンの第2実施例をあらわ
す平面図である。
【図6】本発明にかかる防水パンの第3実施例をあらわ
す平面図である。
【図7】公知の防水パンを浴室ユニットに用いた時の浴
室側からみた出入口部分の断面図である。
【符号の説明】
1 防水パン 2 床部 3 排水溝 7 防水パン 8 防水パン 21 周縁部 22 周縁部 23 周縁部 24 周縁部 25 下り勾配面 26 下り勾配面 27 下り勾配面 28 下り勾配面 41 辺縁部 42 辺縁部 43 辺縁部 44 辺縁部 70 床部 71 周縁部 72 周縁部 73 周縁部 74 排水溝 80 床部 81 下り勾配面 82 下り勾配面 83 下り勾配面 84 下り勾配面 86 排水溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水パンにより床が構成され、壁,天井が
    組立られてなる設備ユニットにおいて、防水パンの周縁
    部には壁の一部をなす出入口部が取り付け可能な辺縁部
    と、その内側に排水溝が設けられてなり、排水溝の内側
    に形成された床部の所望位置に形成された頂部から防水
    パンの各周縁部に向けて下り勾配が付され、この床部の
    排水溝に沿う端縁が略水平になされていることを特徴と
    する設備ユニット。
  2. 【請求項2】壁の一部をなす出入口部の取り付け可能な
    辺縁部を複数箇所に有し、この辺縁部と床部との間に排
    水溝が形成されていて、床部は、床部の所望位置に形成
    された頂部から前記排水溝に沿う周縁部に向かって下り
    勾配が付されているとともに排水溝に沿う周縁部が設置
    時に水平となる基準面に略平行に設けられていることを
    特徴とする防水パン。
JP7002095A 1995-03-28 1995-03-28 設備ユニットおよび防水パン Pending JPH08260538A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7002095A JPH08260538A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 設備ユニットおよび防水パン

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JP7002095A JPH08260538A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 設備ユニットおよび防水パン

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Publication Number Publication Date
JPH08260538A true JPH08260538A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13419515

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JP7002095A Pending JPH08260538A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 設備ユニットおよび防水パン

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JP (1) JPH08260538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10183709A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Hitachi Chem Co Ltd 設備ユニット
JP2005248419A (ja) * 2004-02-02 2005-09-15 Inax Corp 浴室と室外の間仕切り構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10183709A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Hitachi Chem Co Ltd 設備ユニット
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