JP2002371612A - 壁際水受け構造 - Google Patents
壁際水受け構造Info
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Abstract
の浸入を防止し、隙間内の汚れを防ぎ、施工に時間を要
さない壁際水受け構造を提供すること。 【解決手段】その三方が壁面3に沿うようにバスタブ4
が配置され、壁面3にはバスタブ4のフランジ部41の
端縁の下方を覆う樋5が設置される。バスタブ4からあ
ふれた水は樋5を通って排水されるため、壁面3とバス
タブ4との間の隙間への水の浸入を防止することができ
る。そのため、隙間内の汚れを防止することができる。
Description
される設備からあふれる水を処理する壁際水受け構造に
関する。
りの設備、例えばバスタブ、洗面台、キッチンシンクな
どが設置されている。壁面に沿ってこれらの設備を設置
する場合、各設備の周囲と壁面との間に隙間が生じる。
この隙間に水が浸入すると隙間が狭いため水を拭き取る
ことができず床面等が汚れるという問題がある。そこ
で、隙間にコーキング材を充填して防水処理を行った
り、設備を設置する床面を防水パンとし、設備から水が
あふれても排水が円滑に行えるように処理する方法が提
案されている(特開2001ー098601号公報参
照)。
で隙間を充填し防水する場合、コーキング材を充填する
のに手間がかかり、かつ、コーキング材は乾燥するのに
時間を要するため、施工期間が長くなってしまう。一
方、防水パンを設置するものは、設備と壁との間に生じ
た隙間をふさぐものではないため、隙間に入ったちりや
埃が水とともに流され、排水口付近で蓄積されてしまう
ことがある。また、防水パンはバスタブ以上の面積があ
るため、防水パン上に流れ込んだ水の水位は低く、流れ
も緩やかであるため髪の毛やちり等が防水パン上に残っ
てしまい掃除がしにくい。
た設備との隙間への水の浸入を防止し、隙間内の汚れを
防ぎ、施工に時間を要さない壁際水受け構造を提供する
ことである。
目的を達成するために以下の構成を採用するものであ
る。請求項1記載の発明は、添付した図面を参照して説
明すると、壁面3とこの壁面に沿って固定された設備
4、11との間の隙間からの水の浸入を防止するための
壁際水受け構造であって、前記隙間に沿って設置され、
前記隙間から浸入する水を受ける樋5を有することを特
徴とする。
って固定された設備との間の隙間から浸入する水を受け
る樋を有しており、設備からあふれた水は樋を通って排
水されるため、隙間への水の浸入を防止することができ
る。そのため隙間内の汚れを防止することができる。さ
らに、樋は両面テープ、釘、接着剤等で設置するだけな
ので、隙間を充填するために大量のコーキング材を使用
する場合に比べ施工に時間を要しない。また、樋は防水
パンに比べ面積が小さく、少量の水でも水位が高くな
り、水の流れも速くなるため、樋内にたまったゴミ等も
水とともに流すことができ、樋に水を流すだけで樋の掃
除をすることもできる。なお、ここで設備とは水を使用
する水廻り設備のことをいい、バスタブ、洗面台、洗濯
機、キッチンシンク等をいう。
水受け構造において、前記設備は前記壁面に沿う部分の
上縁近傍に前記壁面に向かって延びるフランジ部41を
有し、前記樋は前記壁面と前記フランジ部の端縁との隙
間を覆うように前記フランジ部の下方に設置されている
ことを特徴とする。この構成の発明では、設備は上縁近
傍に壁面に向かって延びるフランジ部を有しており、壁
面からフランジ部の端縁の隙間を覆うように樋を設ける
ことができるのでフランジ部からこぼれた水を確実に樋
で受けることができる。そのため隙間内への水の浸入を
防止することができ、隙間内の汚れを防ぐことができ
る。
の壁際水受け構造において、前記樋は前記壁面に固定さ
れる板状の壁固定部51と、この壁固定部から突出し、
設備に向かって延びる略L字形の樋部52とを有するこ
とを特徴とする。この構成の発明では、樋の壁固定部は
板状であり、壁との当接面が大きいので壁に固定しやす
く施工が容易である。樋は接着剤等で固定してもよく、
ビスや釘等で壁面に固定してもよい。また、壁固定部か
ら起立し、設備に向かって延びる樋部は略L字形である
ため、樋が受け取った水は樋部からこぼれることがなく
排出される。
際水受け構造において、前記壁固定部は両面粘着テープ
で前記壁面に固定されることを特徴とする。この構成の
発明によれば、壁固定部は両面粘着テープで前記壁面に
固定されるので接着剤等で固定する場合に比べ乾燥する
ための時間がかからず施工期間を短縮することができ
る。
載の壁際水受け構造において、前記樋は前記設備に取り
付けられる固定部54とこの固定部から壁面に向かって
延び、壁面と当接する略L字形の樋部52Dとを有する
ことを特徴とする。この構成の発明によれば、樋を設備
に固定したため、設備からこぼれた水が設備をつたって
流れ落ちた場合でも確実に受けることができる。また、
樋部は壁面と当接しているため、壁面に沿って固定され
た設備との間の隙間への水の浸入を防ぐこともできる。
れかに記載の壁際水受け構造において、前記樋は前記設
備の一辺に対応する長さ寸法を有する連続した長尺部材
からなることを特徴とする。この構成の発明では、樋は
設備の一辺に対応する長さ寸法、つまり樋が設置される
設備の一辺と略同等の長さ寸法を有する長尺部材からな
り、複数の部材から構成される場合に比べ部材同士の連
結部分を防水加工する手間を省くことができ、樋の設置
が容易となる。
何れかに記載の壁際水受け構造において、前記樋は長手
方向に所定の勾配を有し、この樋の勾配面下端側、つま
り勾配を有する樋において高さ位置が低い側の端部には
前記設備の外部に至る排水路が形成されていることを特
徴とする。この構成の発明によれば、樋の勾配面下端側
には設備の外部に至る排水路が形成されているため、樋
が受け取った水は樋の勾配に沿って排出され、設備の外
部に至る排水路に合流し、確実かつスムーズに排水され
る。
何れかに記載の壁際水受け構造において、前記樋は長手
方向に所定の勾配を有し、この樋の勾配面下端側には前
記設備に戻る排水路が形成されていることを特徴とす
る。この構成の発明によれば、樋の勾配面下端側には設
備に戻る排水路が形成されているため、樋が受け取った
水は樋の勾配に沿って排出され、設備に戻り排水路に合
流し、設備で使用された水と共に確実に排水される。
れかに記載の壁際水受け構造において、前記設備はバス
タブ4であり、前記樋で受けた水は洗い場22に排水さ
れることを特徴とする。この構成の発明によれば、バス
タブからあふれ出た水は樋を通り洗い場へ排出されるた
めバスタブと壁面との間の隙間へ水が浸入することがな
く、隙間内の汚れを防止できる。また、バスタブからあ
ふれ出た水は樋を通り洗い場へ排出されるので、樋が受
けた水を排出するための特別な排水管等を設ける必要が
なく施工が容易となる。
壁際水受け構造において、前記バスタブが設置された浴
室の床面と前記洗い場の床面との間には止水堰23が形
成され、前記樋は洗い場側端部が最も低い位置となる勾
配を有し、前記洗い場側端部に形成された排水部が前記
止水堰よりも洗い場側に位置することを特徴とする。こ
の構成の発明によれば、バスタブが設置された床面と洗
い場の床面との間には止水堰が形成されており、樋の洗
い場側端部に形成された排水部が止水堰よりも洗い場側
に位置しているため、樋から洗い場側に排出された水や
洗い場側で使用された水のバスタブが設置された床面へ
の浸入を防ぐことができる。そのため、バスタブと壁面
との隙間内に水が浸入することがなく隙間内の汚れを防
止することができる。
の壁際水受け構造において、前記バスタブの上面フラン
ジ部の洗い場側端縁は前記止水堰より洗い場側に位置さ
れ、前記洗い場側端縁から下方に延びるエプロンが設け
られ、前記樋の前記洗い場側端部は前記エプロンで覆わ
れていることを特徴とする。
フランジ部の洗い場側端縁は止水堰より洗い場側に形成
されているため、バスタブからあふれ出た水は洗い場へ
流れ出ることとなり、バスタブが設置された床面が濡れ
てしまうことを防ぐことができる。また、バスタブの上
端縁には下方に延びるエプロンが設けられているため、
洗い場で使用された水がバスタブが設置された床面へ浸
入することを防止できる。このようにバスタブが設置さ
れた床面への水の浸入が妨げられるので、バスタブと壁
面の隙間内に水が浸入してしまうことがなく汚れを防止
することができる。さらに、樋の洗い場側の端部はエプ
ロンで覆われているため、樋が露出せずバスタブの外観
が良好となる。
の何れかに記載の壁際水受け構造において、前記設備は
洗面台11またはキッチンシンクであり、樋で受けた水
は洗面台の洗面ボウル12またはキッチンシンクに戻さ
れたり、あるいは洗面台またはキッチンシンクの排水管
14に戻されることを特徴とする。この構成の発明によ
れば、壁面と壁面に沿って固定された設備洗面台又はキ
ッチンシンクとの間の隙間にこぼれた水は樋を通って排
水されるため、隙間に水が浸入してしまうことがなく隙
間内の汚れを防止することができる。樋で受けた水は排
水管、洗面ボウルまたはキッチンシンクに戻り他の排水
と共に排水されるので、特別な排水設備を設ける必要が
なく施工に手間を要しない。
から10に基づいて説明する。ここで各実施形態中、同
一構成要素には同一符号を付して説明を省略もしくは簡
単にする。図1から5には本発明の第一実施形態が示さ
れている。図1には、本発明の壁際水受け構造が適用さ
れた浴室1が示されている。この浴室1は床面2とこの
床面2の周囲に立設された壁面3とを有している。床面
2はバスタブ4が設置されるバスタブ設置床面21と、
洗い場として使用される洗い場床面22とから構成さ
れ、バスタブ設置床面21と洗い場床面22との境界部
分には止水堰23が設けられている。床面2の上にはそ
の三方が壁面3に沿うように平面矩形形状のバスタブ4
が設置されている。バスタブ4はバスタブ本体40と、
バスタブ本体40の上端縁の周囲から床面2に対し平行
にのびるフランジ部41とを有する。バスタブ4の周囲
の壁面3には、フランジ部41の下方近傍にフランジ部
41の端縁の下方を覆う樋5が設置されている。樋5は
ステンレス又はプラスチック等で形成されており、バス
タブ4からあふれた水を受けるためのものである。
にはバスタブ4の短辺方向の一辺に応じた長さを有する
連続した長尺部材からなる樋5がそれぞれ設置され、浴
室1の正面側の壁面3には長手方向の一辺に応じた長さ
を有する連続した長尺部材からなる樋5Aが設置されて
いる。樋5はバスタブ設置床面21の短手方向に沿って
矢印Eの先端に向かって下り勾配になるよう壁面3に設
置され、樋5の洗い場床面22側に位置する端部は最下
流部となり、この最下流部の端部と対向する端部が最高
部となっている。樋5の最下流部及び最高部の端面は開
口しており、洗い場床面22側の開口が排水部521と
なっている。バスタブ設置床面21の長手方向に沿って
壁面3に設置される樋5Aは、樋5と同様の構造であ
る。樋5Aの開口と、樋5の排水部521と対向する開
口とはつながれており、防水加工されている。樋5Aが
受けた水は矢印Eの先端方向に流れ、一方の樋5を通り
排出される。
壁固定部51と、この壁固定部51から突出し、バスタ
ブ4に向かって延びる断面L字形形状の樋部52とを一
体成形したものである。また、フランジ部41はバスタ
ブ設置床面21と平行に延びる水平部411と、この水
平部411の端部から下方にのびる垂下部412とから
なる。この垂下部412の下方を樋部52が覆うように
樋5は設置されており、樋5の壁固定部51が図示しな
い両面粘着テープにより壁面3に固定されている。壁固
定部51の上端から壁面3にまたがるように防水テープ
50が貼り付けされて、壁固定部51と壁面3との隙間
がふさがれている。
P方向に排水される。樋5は排水部521が止水堰23
よりも洗い場床面22側に位置するように設けられてい
るため、排水部521から排水された水は洗い場床面2
2に排出され、洗い場床面22で使用された水とともに
排水される。バスタブ4の洗い場床面22側のフランジ
部41は止水堰23及び樋5よりも洗い場床面22側に
突出しており、このフランジ部41の垂下部412の下
部に着脱可能なエプロン42が設置される。
果を奏することができる。 (1)壁面3とバスタブ4との間の隙間から浸入する水
を受ける樋5を有しており、バスタブ4からあふれた水
は樋5を通って排水されるため、隙間への水の浸入を防
止することができる。そのため隙間内の汚れを防止する
ことができる。
沿って壁面3に設置された樋5Aが受けた水は矢印Eの先
端方向に流れ、一方の樋5を通り排出されるため、バス
タブ4の長手方向に沿って生じるバスタブ4と壁面3と
の隙間に水が浸入することがなく、汚れを防止すること
ができる。この隙間は掃除をすることが特に困難である
ため、樋5を設ける効果が大きい。
小さく、少量の水でも水位が高くなり、水の流れも速く
なるため、樋5,5A内にたまったゴミ等も水とともに
流すことができる。
粘着テープで固定するだけなのでコーキング材を使用し
隙間を充填する場合に比べ施工に時間を要しない。ま
た、この壁固定部51は板状であり、壁面3に対する当
接面が大きいので樋5を確実に壁面3に固定することが
できる。
しており、このフランジ部41の垂下部412の下方を
樋部52が覆うように樋5が設置されているため、バス
タブ本体40からこぼれた水はフランジ部41の垂下部
412をつたい、樋部52に確実に落ちることとなる。
そのため壁面3とバスタブ4との隙間内への水の浸入を
防止することができ隙間内の汚れを防ぐことができる。
されているので、壁固定部51の上端と壁面3との境界
部分に防水テープ50をはり、壁固定部51と壁面3と
の隙間をふさぐだけで簡単に防水でき、かつ、樋5と壁
面3との間への水の浸入を確実に防止することができ
る。
に応じた長さを有する連続した部材からなり、樋5Aは
長手方向の一辺に応じた長さの連続した部材からなるた
め、複数の部材から構成される場合に比べ部材同士の連
結部分を防水加工する手間を省くことができ、樋5、5
Aの設置が容易となる。
方向に沿って矢印Eの先端に向かって下がり勾配になる
よう壁面3に設置されており、樋5の洗い場床面22側
に位置する端部は最下流部となっているため、バスタブ
4からあふれ出た水は樋5を通り洗い場床面22へ排出
され、洗い場面で使用された水とともに排水される。従
って、樋5が受けた水を排出するための特別な排水管等
を設ける必要がなく施工が容易となる。
22との間には止水堰23が形成されており、樋5の排
水部521が止水堰23よりも洗い場床面22側に位置
しているため、樋5から排出された水や洗い場床面22
で使用された水のバスタブ設置床面21への浸入を防ぐ
ことができる。従って、バスタブ4と壁面3との隙間内
に水が浸入することがなく隙間内の汚れを防止すること
ができる。
フランジ部41は止水堰23よりも洗い場床面22側に
突出しているため、バスタブ4からあふれ出た水は洗い
場床面22へ流れ出ることとなり、バスタブ設置床面2
1が濡れてしまうことを防ぐことができる。
フランジ部41は止水堰23及び樋5よりも洗い場床面
22側に突出しており、このフランジ部41の垂下部4
12の下部にエプロン42が設置されているため、洗い
場床面22で使用された水がバスタブ設置床面21へ浸
入することを防止できる。バスタブ設置床面21への水
の浸入が妨げられるので、バスタブ4と壁面3の隙間内
に水が浸入してしまうことがなく汚れを防止することが
できる。さらに、止水堰23及び樋5よりも洗い場床面
22側に突出しているフランジ部41の垂下部412の
下部にエプロン42が設置されているため、樋5が露出
せずバスタブ4の外観が良好となる。またエプロン42
は着脱可能であるため、エプロン42を取り外しバスタ
ブ設置床面21等を掃除することも可能である。
8に示す。図6には本発明の壁際水受け構造が適用され
た洗面室10が示されている。この洗面室10は床面2
とこの床面2の周囲に立設された壁面3とを有する。床
面2の上にはその三方が壁面3に沿うように洗面台11
が設置されている。この洗面台11は洗面ボウル12
と、この洗面ボウル12に水を供給するための蛇口13
と、洗面ボウル12の下部に設けられた洗面台用排水管
14(図8参照)と、この洗面台用排水管14を覆い洗
面ボウル12の下部に設けられた収納棚15とを有す
る。また、この洗面台11には化粧等を行うための鏡1
12及び小物用の棚113が取り付けられている。
る。洗面ボウル12は洗面ボウル本体120と、この洗
面ボウル本体120の側面側と前面側の上端縁に設けら
れたフランジ部41とを有する。洗面台11の側面側の
壁面3にはフランジ部41の端縁の下方を覆うように樋
5Bが設置されている。樋5Bはフランジ部41にこぼし
た水を受けるためのものである。樋部52Bはその端面
が開口していない樋部52Bと、壁固定部51を有す
る。また、洗面ボウル本体120には樋部52Bからの
排水を受け入れる孔121が形成されている。
端にはフランジ部41の垂下部412から受けた水を排
出するための排水部521Bが形成されている。また、
洗面ボウル本体120にはこの排水部521Bと洗面ボ
ウル本体120に設けられている孔121とをつなぐた
めの樋用排水管16Aが設置されている。この樋用排水
管16Aが樋5B内の水を排出するための排水路となって
いる。フランジ部41にこぼれた水は樋部52Bを通り
樋部52Bの排水部521Bから樋用排水管16Aを通
じ、洗面ボウル本体120内に戻り、洗面台用排水管1
4から排水される。
形態の(1)及び(3)から(7)と同様の効果を奏す
ることができるほか、以下の効果を奏することができ
る。 (12)樋部52Bに排水部521Bを、洗面ボウル本体
120に孔121を設けこの排水部521Bと孔121
とを樋用排水管16Aでつなぐことで樋5内の水を洗面
ボウル本体120内部に排水することができるので、樋
5内の水を排水するために大がかりな配管工事等を必要
としない。
て配置する場合、洗面台11で使用した水が壁面3にか
かるおそれがあるため、壁面3の全面を防水加工する必
要がある。しかし、樋5Bを設置すれば、壁面3と洗面
台11との隙間内に水が浸入することがないため、この
部分の壁面3は防水加工する必要がなくなる。
す。図8は第二実施形態の洗面台11と樋5Bで受けた
水の排水構造が異なるものである。樋部52Bの底面に
はフランジ部41の垂下部412から受けた水を排出す
るための排水部521Cが形成されている。また、洗面
台用排水管14には排水用孔141が設けられ、この排
水用孔141と、排水部521Cとは樋用排水管16Bで
つながれている。この樋用排水管16Bは樋5B内の水を
排出するための排水路を形成している。洗面ボウル12
からこぼれた水は樋部52Bを通り樋部52Bの排水部5
21Cから樋用排水管16Bを通じ、洗面台用排水管14
に合流し排水される。
形態の(1)及び(3)から(7)及び第二実施形態の
(13)と同様の効果を奏することができるほか、以下の
効果を奏することができる。 (14)樋部52Bに排水部521Cが、洗面台用排水管
14には排水用孔141が設けられ、この排水用孔14
1と、排水部521Cとは樋用排水管16Bでつながれて
いるため、樋5Bで受けた水は樋用排水管16Bを通じ確
実に排水される。また、樋5Bで受けた水は樋用排水管
16Bを通じ洗面台用排水管14に合流するため、樋5B
内の水を排水するための大がかりな配管工事等を必要と
しない。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施形態では樋5を壁面3に設置していたが、壁面
3を加工し、壁面3と樋5とを一体のものとしてもよ
い。また、図9に示すように、樋5の壁固定部51の下
方端部に樋部52を設け、上方端部に覆い部53を形成
してもよい。このような樋5を設置すれば、フランジ部
41からこぼれた水が樋5の上方の壁面3にはねて壁面
3がぬれてしまうことがない。
下方近傍の壁面3に取り付けたが、図10に示すように
樋5をバスタブ設置床面21に一体成形してもよい。予
めこのようにバスタブ設置床面21を形成しておけば、
現場では樋5を取り付ける手間がかからず施工時間を短
縮することができる。また、樋5内に埃やちりがたまっ
ても、水とともに洗い場床面22に排出されるので掃除
が容易になる。さらに、バスタブ設置床面21の奥の方
に蓄積してしまうことがない。
り付けていたが、図11に示すように、樋5をバスタブ
本体40や洗面台などの設備の側面に樋部を固定し、樋
部の先端側を壁面3に当接させてもよい。この樋5はバ
スタブ本体40の壁面3側の側面に取り付けられる固定
部54と、この固定部54に固定され、固定部54から
壁面3に向かって延び、壁面3と当接するゴム製等の略
L字形の樋部52Dとを有するものとしてもよい。この
ようにすれば、樋部52Dをバスタブ本体40に固定し
たため、バスタブ4からこぼれた水がバスタブ40の側
面をつたって流れ落ちた場合でも確実に受けることがで
きる。また、予め工場などでバスタブ本体40等の設備
に固定部54を取り付けておくことができ、施工現場で
は樋部52Dを取り付けるだけよいため、樋5の設置作
業が容易となり現場作業を軽減することができる。
ば、壁面とこの壁面に沿って固定された設備との間の隙
間から浸入する水を受ける樋を有しており、設備からあ
ふれた水は樋を通って排水されるため、隙間への水の浸
入を防止することができる。そのため隙間内の汚れを防
止することができる。さらに、樋は両面テープ、釘、接
着剤等で設置するだけなので、隙間を充填するために大
量のコーキング材を使用する場合に比べ施工に時間を要
しない。また、樋は防水パンに比べ面積が小さく、少量
の水でも水位が高くなり、水の流れも速くなるため、樋
内にたまったゴミ等も水とともに流すことができる。
近傍に壁面に向かって延びるフランジ部を有しており、
壁面からフランジ部の端縁の隙間を覆うように樋を設け
ることができるのでフランジ部からこぼれた水を確実に
樋で受けることができる。そのため隙間内への水の浸入
を防止することができ隙間内の汚れを防ぐことができ
る。
部は板状であり、壁との当接面が大きいので壁に固定し
やすく施工が容易である。樋は接着剤等で固定してもよ
く、ビスや釘等で壁面に固定してもよい。また、壁固定
部から起立し、設備に向かって延びる樋部は略L字形で
あるため、樋が受け取った水は樋部からこぼれることが
なく排出される。
両面粘着テープで前記壁面に固定されるので接着剤等で
固定する場合に比べ乾燥するための時間がかからず施工
期間を短縮することができる。
に固定したため、設備からこぼれた水が設備をつたって
流れ落ちた場合でも確実に受けることができる。また、
樋部は壁面と当接しているため、壁面に沿って固定され
た設備との間の隙間への水の浸入を防ぐこともできる。
一辺に対応する長さ寸法、つまり樋が設置される設備の
一辺と略同等の長さ寸法を有する長尺部材からなり、複
数の部材から構成される場合に比べ部材同士の連結部分
を防水加工する手間を省くことができ、樋の設置が容易
となる。
下端側には設備の外部に至る排水路が形成されているた
め、樋が受け取った水は樋の勾配に沿って排出され、設
備の外部に至る排水路に合流し、確実かつスムーズに排
水される。
下端側には設備に戻る排水路が形成されているため、樋
が受け取った水は樋の勾配に沿って排出され、設備に戻
り排水路に合流し、設備で使用された水と共に確実に排
水される。
らあふれ出た水は樋を通り洗い場へ排出されるためバス
タブと壁面との間の隙間へ水が浸入することがなく、隙
間内の汚れを防止できる。また、バスタブからあふれ出
た水は樋を通り洗い場へ排出されるので、樋が受けた水
を排出するための特別な排水管等を設ける必要がなく施
工が容易である。
が設置された床面と洗い場の床面との間には止水堰が形
成されており、樋の洗い場側端部に形成された排水部が
止水堰よりも洗い場側に位置しているため、樋から洗い
場側に排出された水や洗い場側で使用された水のバスタ
ブが設置された床面への浸入を防ぐことができる。その
ため、バスタブと壁面との隙間内に水が浸入することが
なく隙間内の汚れを防止することができる。
の上面フランジ部の洗い場側端縁は止水堰より洗い場側
に形成されているため、バスタブからあふれ出た水は洗
い場へ流れ出ることとなり、バスタブが設置された床面
が濡れてしまうことを防ぐことができる。また、バスタ
ブの上端縁には下方に延びるエプロンが設けられている
ため、洗い場で使用された水がバスタブが設置された床
面へ浸入することを防止できる。このようにバスタブが
設置された床面への水が浸入が妨げられるので、バスタ
ブと壁面の隙間内に水が浸入してしまうことがなく汚れ
を防止することができる。さらに、樋の洗い場側の端部
はエプロンで覆われているため、樋が露出せずバスタブ
の外観が良好となる。
面に沿って固定された設備洗面台又はキッチンシンクと
の間の隙間にこぼれた水は樋を通って排水されるため、
隙間に水が浸入してしまうことがなく隙間内の汚れを防
止することができる。樋で受けた水は排水管、洗面ボウ
ルまたはキッチンシンクに戻り他の排水と共に排水され
るので、特別な排水設備を設ける必要がなく施工に手間
を要しない。
が適用された浴室を示す斜視図である。
る。
である。
ブの断面図である。
が適用された洗面室を示す斜視図である。
図である。
が適用された洗面台の断面図である。
面図である。
る。
断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 壁面とこの壁面に沿って固定された設備
との間の隙間から水の浸入を防止するための壁際水受け
構造であって、 前記隙間に沿って設置され、前記隙間から浸入する水を
受ける樋を有することを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の壁際水受け構造におい
て、 前記設備は前記壁面に沿う部分の上縁近傍に前記壁面に
向かって延びるフランジ部を有し、前記樋は前記壁面と
前記フランジ部の端縁との隙間を覆うように前記フラン
ジ部の下方に設置されていることを特徴とする壁際水受
け構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の壁際水受け構造に
おいて、 前記樋は前記壁面に固定される板状の壁固定部と、この
壁固定部から突出し、設備に向かって延びる略L字形の
樋部とを有することを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項4】 請求項3記載の壁際水受け構造におい
て、 前記壁固定部は両面粘着テープで前記壁面に固定される
ことを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の壁際水受け構造に
おいて、 前記樋は前記設備に取り付けられる固定部とこの固定部
から壁面に向かって延び、壁面に当接する略L字形の樋
部とを有することを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項6】 請求項1から5の何れかに記載の壁際水
受け構造において、 前記樋は前記設備の一辺に対応する長さ寸法を有する連
続した長尺部材からなることを特徴とする壁際水受け構
造。 - 【請求項7】 請求項1から6の何れかに記載の壁際水
受け構造において、 前記樋は長手方向に所定の勾配を有し、この樋の勾配面
下端側には前記設備の外部に至る排水路が形成されてい
ることを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項8】 請求項1から6の何れかに記載の壁際水
受け構造において、 前記樋は長手方向に所定の勾配を有し、この樋の勾配面
下端側には前記設備に戻る排水路が形成されていること
を特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項9】 請求項1から8の何れかに記載の壁際水
受け構造において、 前記設備はバスタブであり、前記樋で受けた水は浴室の
洗い場に排水されることを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項10】 請求項9記載の壁際水受け構造におい
て、 前記バスタブが設置された浴室の床面と前記洗い場の床
面との間には止水堰が形成され、前記樋は洗い場側端部
が最も低い位置となる勾配を有し、前記洗い場側端部に
形成された排水部が前記止水堰よりも洗い場側に位置す
ることを特徴とする壁際水受け構造。 - 【請求項11】 請求項10記載の壁際水受け構造にお
いて、 前記バスタブの上面フランジ部の洗い場側端縁は前記止
水堰より洗い場側に位置され、前記洗い場側端縁から下
方に延びるエプロンが設けられ、前記樋の前記洗い場側
端部は前記エプロンで覆われていることを特徴とする壁
際水受け構造。 - 【請求項12】 請求項1から8の何れかに記載の壁際
水受け構造において、 前記設備は洗面台またはキッチンシンクであり、樋で受
けた水は洗面台の洗面ボウルまたはキッチンシンクある
いは洗面台またはキッチンシンクの排水管に戻されるこ
とを特徴とする壁際水受け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181850A JP2002371612A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 壁際水受け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181850A JP2002371612A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 壁際水受け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002371612A true JP2002371612A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19022054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181850A Withdrawn JP2002371612A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 壁際水受け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002371612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068194A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Inax Corp | 浴槽側及び洗い場側の防水パン備えた浴室 |
JP2009209604A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Housetec Inc | 浴室ユニット |
JP2012220105A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 安全キャビネット |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181850A patent/JP2002371612A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068194A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Inax Corp | 浴槽側及び洗い場側の防水パン備えた浴室 |
JP2009209604A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Housetec Inc | 浴室ユニット |
JP2012220105A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 安全キャビネット |
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