JP2001090362A - 衛生設備ユニット - Google Patents

衛生設備ユニット

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JP2001090362A
JP2001090362A JP26745599A JP26745599A JP2001090362A JP 2001090362 A JP2001090362 A JP 2001090362A JP 26745599 A JP26745599 A JP 26745599A JP 26745599 A JP26745599 A JP 26745599A JP 2001090362 A JP2001090362 A JP 2001090362A
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JP
Japan
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drain
floor
hot water
bathroom
room
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Pending
Application number
JP26745599A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Satoru Yamazawa
悟 山沢
Tatsuo Ochiai
辰雄 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトでしかも、トイレ又は洗面部を有
する設備室部に、入浴にともなう湯水が及ばない衛生設
備ユニットを提供する。 【解決手段】 一室内に、浴槽と洗い場とを有する浴室
部と、便器と洗面器を有する設備室部とを、備え、洗い
場と設備室部との間の床に第1の排水溝を設け、浴槽と
洗い場との間に第2の排水溝を設け、洗い場の床に上記
第2の排水溝に向け下り勾配の傾斜を設け、第1の排水
溝の上方にカーテンを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室と、トイレ又
は洗面室とを一体化して一室にした衛生設備ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテルやマンションにおいて、省
スペースのために、浴室とトイレ室と洗面室などを一体
化して一室にしてコンパクト化した衛生設備ユニットが
使用されている。この衛生設備ユニットの内寸法は、例
えば奥行き1200mm×幅1600mmとコンパクト
なものになっている。しかし、この衛生設備ユニット
は、入浴後に、用便、洗面、歯磨き等を行なうと、足の
裏が濡れ、しばしば不快感をもたらした。これは、この
衛生設備ユニットが入浴と用便、洗面等と同一の床面を
共有しているために引き起こされる問題であり、入浴に
ともない排出される湯水の残水がトイレ、洗面の足元の
床面に及ぶためである。
【0003】従来の残水対策としては、床面に傾斜を付
けたり、換気装置が用いられているが、入浴直後の残水
を取り除くことは困難である。また、特開平5−163
752号公報や特開平8−284446号公報に提案さ
れているように、浴室部とトイレ、洗面部との間にカー
テンを引けば、シャワーの飛沫はカーテン直下の床面に
落下させることができる。しかし、床面の傾斜などによ
る排水能力を超え、多量の水が滞留すれば、やはり、ト
イレ、洗面部の足元へ湯水が及んでその残水は避けられ
ない。
【0004】これらを改良するものとして、特開平8−
191777号公報、特開平9−112051号公報
に、浴室部の洗い場と、トイレ、洗面部との間に排水溝
を設け、この排水溝をグレーチング(溝蓋)で覆ったも
のが提案されている。この排水溝によって、入浴にとも
ない排出される湯水がトイレ、洗面部に流れるのを防止
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−191777号公報、特開平9−112051
号公報に記載のものは、浴槽に加えて床幅が1000m
mを超える広い洗い場を有しており、衛生設備室がコン
パクトになっていない。この衛生設備室でも、省スペー
ス化を計り、洗い場をコンパクトにすると、やはり、そ
の排水能力の不足により、入浴にともなう湯水がトイ
レ、洗面部に及ぶ問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題を解消し、
コンパクトでしかも、トイレ又は洗面部を有する設備室
部に、入浴にともなう湯水が及ばない衛生設備ユニット
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、一室内に、浴槽と洗い場とを有する浴室部と、便器
又は洗面器を有する設備室部とを、備える衛生設備ユニ
ットであって、浴室部の洗い場と設備室部との間の床に
第1の排水溝が設けられ、浴槽と洗い場との間に第2の
排水溝が設けられ、洗い場の床に上記第2の排水溝に向
け下り勾配の傾斜が設けられたことを特徴とする衛生設
備ユニットである。
【0008】請求項2記載の本発明は、第2の排水溝の
幅が第1の排水溝の幅よりも広くなされて第2の排水溝
の排水能力が浴室部で発生する入浴にともなう湯水の排
出量を超えており、第1の排水溝の上方にカーテンレー
ルが設けられ、このカーテンレールにカーテンが上記浴
室部と設備室部とを仕切り可能に設置されていることを
特徴とする請求項1記載の衛生設備ユニットである。
【0009】本発明においては、洗い場の床に上記第2
の排水溝に向け下り勾配の傾斜が設けられるが、この傾
斜は2〜5°の範囲が排水性、使い勝手の面で好まし
い。傾斜が小さすぎると、排水能力が劣るようになり、
傾斜が大きすぎると使用者が滑る恐れが出てくる。洗い
場の床幅としては、衛生設備ユニットをコンパクトにす
るためには400mm〜800mmの範囲が好ましい。
床幅が小さすぎると洗い場として使用し難くなり、床幅
が大きすぎると衛生設備室がコンパクトにならず、所定
の空間に納まらなくなる。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の衛生設備ユニットは、
浴室部の洗い場と設備室部との間の床に第1の排水溝を
設け、浴槽と洗い場との間に第2の排水溝を設け、洗い
場の床に上記第2の排水溝に向け下り勾配の傾斜を設け
たから、洗い場をコンパクトにしても、浴槽及び洗い場
で入浴により発生排出する湯水は第2の排水溝に直接排
出されるとともに、洗い場の床上を流れる湯水も、洗い
場床の傾斜によって第2の排水溝に排出される。更に湯
水の量が多く洗い場床の設備室部との境界部に湯水が達
したとしても、第1の排水溝に排出されて、設備室部に
湯水が達することがない。
【0011】請求項2記載の本発明の衛生設備ユニット
は、第2の排水溝の幅を第1の排水溝の幅よりも広くし
て第2の排水溝の排水能力を浴室部で発生する入浴にと
もなう湯水の排出量を超えるものとし、第1の排水溝の
上方にカーテンを上記浴室部と設備室部とを仕切り可能
に設置したから、浴槽及び洗い場で入浴により発生排出
する湯水がより確実に第2の排水溝に排出され、しかも
万一、入浴による湯水の飛沫が発生したとしても、カー
テンにより第1の排水溝に導かれ確実に排出され、設備
室部に湯水が達することが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例である衛生設備ユニットを示す斜視図、図2は本
発明の衛生設備ユニットの床断面を示す説明図である。
【0013】図1において、衛生設備ユニットは、浴槽
11と洗い場12を有する浴室部1と、便器21と洗面
器22を有する設備室部2とを、一室内に備えている。
浴室部1の洗い場12と設備室部1との間の床に第1の
排水溝3が設けられている。浴槽11と洗い場12との
間には第2の排水溝13が設けられている。洗い場12
の床に上記第2の排水溝13に向け下り勾配の傾斜が設
けられ、洗い場12の床上の湯水を確実に第2の排水溝
13に流下して排出するようになっている。
【0014】この衛生設備ユニットは、浴槽11の幅が
1046mmであり、第2の排水溝の幅が80mmであ
り、洗い場12の床幅が508mmであり、第1の排水
溝の幅が50mmであり、設備室部1の幅が1096m
mであり、全体で2780mmになっており、これらの
奥行きが1200mmになっており、洗い場12を有す
るにもかかわらず、コンパクトなものになっている。
【0015】上記のように、第2の排水溝13の幅の方
が、第1の排水溝3の幅よりも広くなっている。第2の
排水溝13には、図2にも示すように、グレーチング1
31が設置されており、洗い場12の床と略平坦にして
洗い場として活用できるようになっている。第1の排水
溝3にも、グレーチング31が設置されており、設備室
2と洗い場12の床と略平坦にして両者を有効に活用で
きるようになっている。
【0016】洗い場12の床には、第2の排水溝13に
向け下り勾配の傾斜が、3°の角度で設けられている。
第2の排水溝13は深くなっており、その排水能力は、
浴室部1で発生する入浴にともなう湯水の排出量をはる
かに超えており、浴槽11へ使用者が入る際の溢れ湯水
及び洗い場12で湯桶などを使って使用者が身体を洗う
際に排出される湯水を速やかに且つ確実に排出できるよ
うになっている。
【0017】設備室部2の床には、第1の排水溝3に向
け下り勾配の傾斜が、3°の角度で設けられており、床
上の水は第1の排水溝3に排出できるようになってい
る。
【0018】第1の排水溝3の上方の天井4には、カー
テンレール5が設けられており、このカーテンレール5
にカーテン51が開閉可能に設置されている。カーテン
51は上記浴室部1と設備室部2とを仕切ることができ
るようになっている。
【0019】衛生設備ユニットは壁パネル6で周囲が囲
われており、設備室部2の側の図1における手前側に出
入口が設けられている。
【0020】この衛生設備ユニットで入浴を行なうに
は、浴室部1に入り、カーテン51を閉めて浴室部1と
設備室2との間を仕切って使用する。そうすると、浴槽
11に使用者が入り、湯水が浴槽11から溢れたとして
も、第2の排水溝13に排出される。洗い場12で湯桶
などを使って身体を洗うこともできる。この際、排出さ
れる湯水は、先ず、直接的に第2の排水溝13に排出さ
れる。洗い場12上に排出された湯水は、洗い場12の
傾斜によって排水溝13に排出される。湯水の発生量が
多く、勢いが付き洗い場12上の湯水が設備室2の方に
向かったとしても、第1の排水溝3に排出される。身体
を洗う際やシャワーによる湯水の飛沫が発生したとして
も、カーテン51が受け止め、流下させて排水溝3に排
出する。このように、洗い場12がコンパクトになった
浴室部1で入浴を行なっても、設備室2に湯水が及びそ
の床を濡らすことがない。
【0021】トイレ21や洗面器22を使う際は、カー
テン51を開けて、広々とした状態で使用できる。ま
た、トイレ21でお漏らしをしたり、設備室2側で水が
洩れたりした場合でも、水洗いができ、第1の排水溝3
に簡単に排出できる。
【0022】この衛生設備ユニットは、第2の排水溝1
3の幅を第1の排水溝3の幅よりも広くして第2の排水
溝13の排水能力を浴室部1で発生する入浴にともなう
湯水の排出量を超えるものとし、第1の排水溝13の上
方にカーテン51を上記浴室部1と設備室部2とを仕切
り可能に設置したから、浴槽11及び洗い場12で入浴
により発生する湯水がより確実に第2の排水溝13に排
出される。しかも万一、入浴による湯水の飛沫が発生し
たとしても、カーテン51により第1の排水溝3に導か
れ確実に排出され、設備室部2に湯水が達することが防
止されるのである。
【0023】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。例えば、洗い場12の床に滑り止め材を設けて
もよい。本発明の衛生設備ユニットはホテルやマンショ
ンだけでなく、一般の戸建て住宅に設置してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の衛生設備ユニッ
トは、浴室部の洗い場と設備室部との間の床に第1の排
水溝を設け、浴槽と洗い場との間に第2の排水溝を設
け、洗い場の床に上記第2の排水溝に向け下り勾配の傾
斜を設けたから、洗い場をコンパクトにしても、入浴に
より発生排出する湯水は第2の排水溝に排出され、万一
湯水の量が多く設備室部との境界部に湯水が達したとし
ても、第1の排水溝に排出されて、設備室部に湯水が達
することがなく、使い勝手がよい。
【0025】請求項2記載の本発明の衛生設備ユニット
は、第2の排水溝の幅を第1の排水溝の幅よりも広くし
て第2の排水溝の排水能力を浴室部で発生する入浴にと
もなう湯水の排出量を超えるものとし、第1の排水溝の
上方にカーテンを上記浴室部と設備室部とを仕切り可能
に設置したから、入浴により発生排出する湯水がより確
実に第2の排水溝に排出され、しかも万一、入浴による
湯水の飛沫が発生したとしても、カーテンにより第1の
排水溝に導かれ確実に排出され、設備室部に湯水が達す
ることが防止され、より使い勝手がよいものになってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である衛生設備ユニットを示す
斜視図である。
【図2】本発明の衛生設備室ユニットの床断面を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 浴室部 11 浴槽 12 洗い場 13 第2の排水溝 2 設備室部 21 トイレ 22 洗面器 3 第1の排水溝 5 カーテンレール 51 カーテン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一室内に、浴槽と洗い場とを有する浴室
    部と、便器又は洗面器を有する設備室部とを、備える衛
    生設備ユニットであって、浴室部の洗い場と設備室部と
    の間の床に第1の排水溝が設けられ、浴槽と洗い場との
    間に第2の排水溝が設けられ、洗い場の床に上記第2の
    排水溝に向け下り勾配の傾斜が設けられたことを特徴と
    する衛生設備ユニット。
  2. 【請求項2】 第2の排水溝の幅が第1の排水溝の幅よ
    りも広くなされて第2の排水溝の排水能力が浴室部で発
    生する入浴にともなう湯水の排出量を超えており、第1
    の排水溝の上方にカーテンレールが設けられ、このカー
    テンレールにカーテンが上記浴室部と設備室部とを仕切
    り可能に設置されていることを特徴とする請求項1記載
    の衛生設備ユニット。
JP26745599A 1999-09-21 1999-09-21 衛生設備ユニット Pending JP2001090362A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021210193A1 (ja) * 2020-04-17 2021-10-21

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