JPH02172426A - ユニット式バスルームの衛生機器配置方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は洋風でしかも比較的内法の小さなユニ・、ト式
バスルームにおける衛生機器、特に、洗面器若しくはそ
の取巻部の配置方法に関する。

（従来の技術） 浴室をプレファブ化した所謂ユニット式バスルームは、
洋風の場合、一般に、浴槽の外、洗面器や便器等の衛生
機器を備え、床面積に余り余裕が無い。

しかも、部屋の内法が小さ目だとなると、設備機器の配
置や形状に気を遣わざるを得ない。

この点１通常のユニット式バスルームは、部屋周壁の出
入口に室内側への片開きドアを取付けた構成になってお
り、その釣元側に位置する壁沿いの領域が最も広く使え
る。

そこで、この場所に浴槽を設置し、ドアから少しでも離
れた処に便器を置くとなると、ドアの手元側に位置する
壁沿い領域に洗面器（普通、カウンター形式）を配置し
た所謂平行型、用型若しくはコ字型等の配置方式に逢着
する。

然るに、斯かる方式を採用するに当り、従来は、洗面器
のポール内自体は勿論のこと、これを外廻りに保持し或
いは一体に突出湾曲する外縁部までを含め、その外面を
極力見え隠しとなすべく、片開きのドアが付いた出入口
の見通し線（つまり、手元側ドア枠又は額縁に視点を置
いて室内を真直ぐに見遣った線）に近接せしめることで
すら検討の対象となり得なかった。

（発明が解決しようとする課題） つまり、旧来の美意識に根ざした外観性の保持に努めて
いた訳だが、この為、洗面器外縁部の奥行外法が大きな
制約を受け、延いては、ポール内径の縮少化を招き、も
のによっては、片手を浸す程度の容器で我慢して貰うこ
とさえ考えざるを得ない等、ユーザ側へ皺寄せが及ぶこ
とにもなり、好ましくなかった。

本発明は斯かる従来のユニット式バスルームの衛生機器
配置方法における問題点を有効に解決すべく為されたも
ので、その目的とする処は、謂ば良具はその存在自体が
美に通じるとの観点から、洗面器自身若しくはその取巻
部の奥行確保に苦労せずとも済むユニ−２Ｆ式バスルー
ムの衛生機器配置ブＪ法を提供するにある。

（課題を解決するための手段） Ｌ記目的を達成すべく本発明は、出入口の見通し線とド
アの開閉軌跡境界線との間まで洗面器の外縁部をせり出
させるようにした。

（作用） に記手段によれば、洗面器自身又はその取巻部の外面が
見え掛りとなる分、奥行にゆとりが出来る。また、ドア
との干渉も生じない。

（実施例） 以下１本発明を所謂平行型のユニット式バスルームに適
用゛した実施例に付き、添付図面に基いて詳細な説明を
行なう。

第１図はバスルームの横断平面図、第２図は同要部の室
内姿図である。

図中、Ｕｂはユニット式バスルームの全体を示し、バス
ルームＵｂは、不図示の躯体床にピットを設けて床パン
Ｐｎを設置し、その防水層上にタイル仕上の床Ｆｔを張
る一方、パンＰｎ周縁の立Ｅフランジ部Ｐｎｆ上に壁パ
ネル連結構造の壁Ｗｕを建廻し、正面に出入口Ｅｕを設
け、向かって左側１０ａを釣元、右側を手元１０ｂとす
る片開きのドア１０を若け、以って、全体をパネル組構
造の天井Ｃｕで上方から塞ぎ上げることにより、平面視
略長方形状の部屋空間Ｓｕを画成した構造のもので、壁
Ｗｕは、出入口Ｅｕ右手の正面平壁Ｗ　ｕ　Ｉから、右
平壁Ｗｕ２、奥の平壁Ｗｕ３．それに左平壁Ｗｕ４を経
て、出入口Ｅｕ左手の正面平壁Ｗｕ５に至る周壁となっ
ており、その外側を不図示の躯体壁が取巻いている０図
中、１１はドア１０のヒンジ金具、１２はノブ、１３は
戸当り、またＤｆｌはドア枠の手元側縦枠、Ｄｆ２は釣
元側縦枠である。

出入口ＥｕのドアｌＯを開けると、すぐ足元にタイル床
Ｆｔが広がり、中Ｓｕに入ると、先ず、右手の壁Ｗｕ２
沿い一杯に平面視略Ｐ字形の洗面カウンター２０が延在
し、その２字の頭部となる洗面器部２１の後上方に化粧
鏡Ｍｒが壁掛けされ、ステムとなるテラス２２及び配管
ユニット部２３の手前の床Ｆｔ上に洋風の水洗大便器３
０が設置されている。

茨いで、奥モ壁Ｗｕ３沿い左方に視線を移して行くと、
タイル床Ｆｔを見切る流し溝Ｄｎの左側−帯を洋風の浴
槽４０が占領しており、部屋Ｓｕ全全体レイアウトが所
謂平行型になっているのが分る０図中、Ｒ１は紙巻器、
Ｃｗは集水口、Ｅｄはタイル床Ｆｔ周囲に廻した縁取、
またＲｇは跳ね水遮断カーテンのガイドレール、Ｇｒは
ハンドグリ、プ、Ｍマ１は湯水混合栓である。

カウンター２０の洗面器部２１は、丸形のポール２１ａ
及びその外側周縁部２１ｂと内側の跳ね水旙らし面２１
ｃから成り１周縁部２１ｂは、その外周前垂れ面２１ｄ
の下縁水切り部２１ｅ下方が眞直な幕板部２１となって
床Ｆｔ沿いの幅木に達しており、濡らし面２１ｃは、化
粧＠Ｍｒ下方に廻り込んだテラス延出部２２ａの立上面
２２ｂと正面平壁Ｗｕｌの内壁面とを水返しに利用して
いる６図中、Ｍマ２は湯水混合栓、Ｔｎは予備品の置棚
である。

ポール２１ａの外側周縁部２１ｂ上面２１ｇとト記濡ら
し面２１ｃは、ドアｌＯを保持するドア枠の手元側縦枠
ＤＮから少し右方に寄った平壁Ｗ　ｕ　！上の位置Ｐ１
と、こ−ＰＩからポール２１ａの排水口２１ｈ傍を通っ
て直進する仮想線Ｌｎがテラス２２の本体部２２ｃ右縁
と出会う位置Ｐ２とで合流し、後者の位ＩＰ２から、更
に、配管ユニット部２３の前縁部上面２３ａへと連なっ
ており、これ２３ａとテラス本体部２２ｃの立上面２２
ｄが交差している０図中、Ｄｂはゴミ投入口である。

尚、大便器３０後部３０ａの配管類３１は、洗面カウン
ター２０の配管ユニット部２３と取合せる。また、タイ
ル床Ｆｔの目地線Ｊｔは、すべて周壁Ｗｕの対応する平
壁と平行に等ピッチで打設する。

本実施例では、以上において、出入口Ｅｕの見通し線即
ち前記手元側縦枠Ｄｆｌの見通し線Ｌ２を兼ねる目地ｆ
ｉＪｔと、ドア１０の開閉軌跡境界線Ｌ３との間に、洗
面ポール２１ａ外側の周縁部２１ｂがせり出した形とな
るようにしており、この為、洗面器部２１に多少斜め向
きの姿勢を取らせること、つまり、前記仮想線Ｌ１がテ
ラス２２の立上面２２ｄと平面視交差する形にカウンタ
ー２０を製作することが可能となっており、その結果、
ポール２０ａの上縁内径ｄを大きく取ることに成功して
いる。

尚、本実施例では、カウンター２０の洗面器部２１とテ
ラス２２及び配管ユニット部２３を実質的な一体品とし
て提示することにより、如何なるハイブリッドも含み１
−することを強調しているが境界の明瞭な個別の部材と
して扱うことは当然可能であり、特に、洗面器部２１の
ポール２１ａと外側周縁部２１ｂとの関係は、洗面器と
これを取巻くカウンターボードの関係として捉えても、
洗面器のポール部とリム部であると考えても良く更には
１両名のハイブリッドとして見ても差支えないこと明ら
かであろう。

（発明の効果） 以上の説明により明らかな如く２本発明によれば、ユニ
ット式バスルームの出入口の見通し線とドアの開閉軌跡
境界線との間まで洗面器の外縁部をせり出させるように
したので、洗面器自身若しくはその取巻部の微行確保に
苦労せずとも済み。

ポール内径をいじる必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を所謂平行型のユニット式／＜スルームに
適用した実施例に付き示したもので、第１図はバスルー
ムの横断平面図、第２図は同要部の室内姿図である。 尚、図中、１０はドア、１０ａはその釣元側、１０ｂは
手元側、２０は洗面カウンター、２１はその洗面器部、
２１ａはポール、２１ｂはその外側周縁部、３０は大便
器、４０は浴槽、Ｅｕは出入口、Ｌ２は出入口の見通し
線、Ｌ３はドアの開閉軌跡境界線、Ｕｂはユニット式バ
スルーム、Ｗｕはその周壁を表している。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 部屋の周壁に出入口を設けて、該出入口に室内側への片
   開きドアを取付け、該ドアの手元側に位置する壁沿いに
   洗面器を配置して成るユニット式バスルームの衛生機器
   配置方法において、前記出入口の見通し線と前記ドアの
   開閉軌跡境界線との間まで前記洗面器の外縁部をせり出
   させたユニット式バスルームの衛生機器配置方法。