JPH09242425A - 建具の取付構造 - Google Patents

建具の取付構造

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JPH09242425A
JPH09242425A JP4730596A JP4730596A JPH09242425A JP H09242425 A JPH09242425 A JP H09242425A JP 4730596 A JP4730596 A JP 4730596A JP 4730596 A JP4730596 A JP 4730596A JP H09242425 A JPH09242425 A JP H09242425A
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JP
Japan
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sliding door
mounting
bathroom
grating
fitting
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JP4730596A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kasahara
仁史 笠原
Kimikichi Yamamoto
公吉 山本
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健常者用の通常の広さの有効開口部を備えた
建具の取付構造から、健常者と高齢者とが共用できるよ
うな有効開口部の広い建具の取付構造に簡単に改造でき
る取付構造を提供すること。 【解決手段】 浴室1と隣室14との間の出入口を構成
する取付枠15を設け、取付枠15は、天井23に固定
される上枠20と、壁4に固定される左右の縦枠21と
を備え、上枠20にロールカーテン、又は引戸16の取
付部材25の何れかを適宜着脱自在に取付け、ロールカ
ーテン、又は引戸26の下方の浴室1と隣室14との間
に排水溝17を設け、排水溝17を覆う着脱自在のグレ
ーチング18を設け、グレーチング18の上面と、浴室
1の洗い場6面と、隣室14の床19面とを略同じ高さ
に設けたことを特徴とする建具の取付構造。上枠20に
垂下片24を形成し、垂下片24に取付部材25の側面
を固定し、取付部材25の側面に取付用の上下方向の長
孔29を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の出入口に
設けられる建具の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室と洗面所等の隣室との間の出
入口は、図9に示すように入浴等の際浴室100で大量
に使用される湯水が洗面所101に溢れ出ないように、
出入口の床に段差を設けていた。床は、洗面所101の
床102よりも低い位置に、出入口の引戸103の取付
枠の下枠104を設け、この下枠104よりも更に1段
低く浴室100の洗い場105を設ける2段の段差があ
る構成にして、床面を伝って流れる湯水は勿論、引戸1
03を伝って落下する滴も洗面所101側に流れ出さな
いようにしていた。
【0003】この図9に示す従来例では、出入口に段差
があるため、足腰が弱くなってきた高齢者が浴室100
への出入りの際、足を引っ掛けてつまずく虞がある。
【0004】そこで図10に示す別の従来例では、浴室
100の出入口側の最も洗面所101に近い部分に排水
溝110を設け、排水溝110を覆うグレーチング11
1の上面と、洗面所101の床102面、及び洗い場1
05面とを略面一に構成して段差を無くし、足腰が弱く
なってきた高齢者が足を引っ掛けてつまずくことがない
ようにしていた。
【0005】そして入浴等の際浴室100で大量に使用
される湯水は、グレーチング111から、排水溝となる
排水溝110を経て図示せぬ排水口に排水し、引戸を伝
って落下する滴はそのままグレーチングに落下させて排
水し、洗面所101の床に溢れ出ないようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図10に
示す従来例では、出入口の3枚構成の引戸112…をい
っぱいに開けても、出入口の有効開口部を間口(取付枠
の幅寸法)いっぱいにすることはできないから、介護者
が高齢者を例えば車椅子に乗せて浴室100に出入りす
るには狭すぎる。
【0007】そこで引戸112…に代えて、出入口の間
口略いっぱいに開けることができ、介護者が高齢者を車
椅子で介護しながら楽に出入りすることができるロール
カーテンを取付けたい場合、引戸112…の取付枠11
3が、天井114に固定されているので、取付枠113
全体を取外し、現場によっては建物躯体の天井114も
改造しなければならず、改造工事が大掛かりなものにな
ってしまう不都合がある。
【0008】本発明者等は、上記従来の建具の取付構造
を、出入口の有効開口部の広い構造に改造して、健常者
用から、健常者と高齢者とが共用できるようにする場
合、大掛かりな改造工事をしなければならない不都合等
を解消すべく本発明をなした。
【0009】従って本発明は、健常者用の通常の広さの
有効開口部を備えた建具の取付構造から、健常者と高齢
者とが共用できるような有効開口部の広い建具の取付構
造に簡単に改造できる取付構造を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、浴室と隣室との間の出入口を構
成する取付枠を設け、取付枠は、天井に固定される上枠
と、壁に固定される左右の縦枠とを備え、上枠にロール
カーテン、又は引戸の取付部材の何れかを適宜着脱自在
に取付け、ロールカーテン、又は引戸の下方の浴室と隣
室との間に排水溝を設け、排水溝を覆う着脱自在のグレ
ーチングを設け、グレーチングの上面と、浴室の洗い場
面と、隣室の床面とを略同じ高さに設けたので、引戸を
取付けた時は、健常者用の通常の広さの有効開口部を備
え、引戸の取付部材に代えてロールカーテンを取付けた
時には、健常者と高齢者とが共用できるような広い有効
開口部とすることができる。
【0011】請求項2は、請求項1において、上枠に垂
下片を形成し、垂下片に取付部材の側面を固定し、取付
部材の側面に取付用の上下方向の長孔を設けたので、引
戸の取付部材を取付ける際、現場の浴室の天井までの高
さ寸法に応じて取付部材の高さ寸法を調整する。
【0012】請求項3は、請求項1において、グレーチ
ングの溝を、ロールカーテンの下端部の差込部、又は引
戸をガイドするレールとしたので、閉じたロールカーテ
ンの下端部が固定され、引戸の下端部は開閉する際にガ
イドされる。
【0013】請求項4は、請求項1において、グレーチ
ングを複数個に分割したので、掃除等の際引戸を開けれ
ば、グレーチングを楽に外すことができる。
【0014】請求項5は、分割したグレーチング同士を
凹凸嵌合で連結したので、グレーチング同士の継目が滑
らかになる。
【0015】請求項6は、浴室と隣室との間の出入口を
構成する取付枠を設け、取付枠は、天井に固定される上
枠と、壁に固定される左右の縦枠とを備え、上枠にロー
ルカーテン、又は引戸の取付部材の何れかを適宜着脱自
在に取付け、ロールカーテン、又は引戸の下方の浴室と
隣室との間に、ロールカーテン、又は引戸のレールを設
けたので、引戸を取付けた時は、健常者用の通常の広さ
の有効開口部を備え、引戸の取付部材に代えてロールカ
ーテンを取付けた時には、健常者と高齢者とが共用でき
るような広い有効開口部とすることができる。
【0016】請求項7は、請求項6において、浴室の洗
い場の隣室側に排水溝を設け、排水溝を覆う着脱自在の
グレーチングを設け、グレーチングの上面と、浴室の洗
い場面と、隣室の床面とを略同じ高さに設けたので、脚
腰が弱くなってきた高齢者等が浴室に出入りする際脚を
引っ掛ける虞がない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付した図
面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例の洗
い場構造を適用した浴室の斜視図であり、浴室1は、本
実施例では図示せぬ建物躯体内に床パン2を設置し、床
パン2の周縁部に形成された段差状の壁パネル載置部3
上に、複数の壁パネル4を互いに連結して建て並べ、壁
パネル4上に図示せぬ廻し縁を介して天井パネルを張設
した、いわゆるプレハブ式のものである。尚、床パン2
を使わない通常のタイル張り等の床の浴室でも良い。
【0018】床パン2は、中央部に境界部5が突設さ
れ、図の境界部5の右側に境界部5よりも高さの低い洗
い場6を設け、境界部5の左側にこの洗い場6よりも更
に一段低い浴槽設置部7を設ける。洗い場6の表面は、
例えば岩肌のような模様、又は滑り難いように緩やかな
凹凸形状に形成する。浴槽設置部7には、浴槽8を設置
する。
【0019】洗い場6と浴槽8に臨む一方の壁パネル4
に沿ってカウンタ9を設置し、洗い場6に面するカウン
タ9の前面に、シャワーヘッド10を備えた湯水混合栓
11を設ける。そして浴槽8に臨むカウンタ9にも湯水
混合栓12を設ける。
【0020】又、例えば境界部5に臨むカウンタ9近傍
の洗い場6には、図示せぬ排水口を設け、洗い場6は、
この排水口に向って緩やかな下り勾配に形成して、水は
けを良くする。尚、13は排水口に被せた目皿である。
【0021】浴室1と、壁パネル4…を建並べて画成し
た隣接する洗面所14との間には、アルミサッシ等で形
成した取付枠15を固定して、出入口を設ける。取付枠
15には、建具として3枚構成の引戸16…を建付け
る。引戸16…の下方の浴室1と洗面所14との間に
は、出入口の間口(取付枠15の幅寸法)と略同寸法の
幅を備えた排水溝17を設ける。排水溝17は、着脱自
在のグレーチング18で覆う。尚、引戸は何枚で構成し
ても良い。
【0022】グレーチング18の上面と、浴室1の洗い
場6面と、洗面所14の床19面とは、略同じ高さに設
けて、段差をなくし、脚腰が弱くなってきた高齢者が浴
室1に出入りする際、つまずかないようにする。
【0023】図2は本発明の第1実施例の建具の取付構
造の側断面図であり、取付枠15は、上枠20と、左右
の縦枠21とを備える。上枠20は平たい箱型の中空の
部材で形成し、ビス22…で天井23に固定する。縦枠
21は、板状の部材であり、天井23から洗い場6、及
び洗面所14の床19面迄の高さ寸法と略同寸の長尺の
部材とし、浴室1、及び洗面所14の壁パネル4…に固
定する。
【0024】上枠20の下面には、2つの垂下片24、
24を形成する。2つの垂下片24、24の間隔は、引
戸16…を3枚構成にした場合、3枚の引戸16…の厚
みよりも多少大きい寸法とする。この上枠20の垂下片
24、24に、引戸16の取付部材25を固定する。
尚、2枚構成の引戸16…の場合は、垂下片24、24
の間隔は、2枚の引戸16…の厚みよりも多少大きい寸
法とする。
【0025】取付部材25は、天板部26と、天板部2
6の両側に突設される2枚の取付片27、27と、各取
付片27、27に夫々垂下形成されるカバー片28、2
8とを備える。上枠20の垂下片24、24に外側から
嵌合する取付片27、27の側面には、取付用の上下方
向の長孔29、29を設ける。
【0026】取付片27、27に上下方向の長孔29、
29を設けることで、引戸16の取付部材25をビス3
0で上枠20の垂下片24に固定する際、現場の浴室1
の天井23迄の高さ寸法に応じて、取付部材25を上下
方向に動かして取付枠15の高さ寸法を調整することが
できる。
【0027】天板部26からカバー片28内に、吊下片
31を垂下形成する。吊下片31の下端部に水平部32
を設け、水平部32上にレール33を突設する。同様に
左右のカバー片28から内方に水平部32、32を設け
る。水平部32、32上には、夫々レール33、33を
突設する。このカバー片28内に設けられた3本のレー
ル33…に、引戸16…の上端部に設けられたローラ3
4…を載せて、各引戸16…をレール33…に沿って摺
動自在にする。
【0028】カバー片28内の各水平部32…の下面
に、夫々下方に開放されたチャンネル状の1対の挟持片
35…を設ける。この1対の挟持片35…で先端部が引
戸16の上端部に密接するモヘア36…を挟持して固定
し、結露した水等が浴室1から洗面所14に回らないよ
うにしている。
【0029】グレーチング18は多数の溝37…を備
え、この溝37…に引戸16…の下端部に設けられた摺
動片38…を挿入する。グレーチング18の溝37…が
引戸16…の下端部をガイドするレールとなるから、引
戸16…をスムーズに開閉することができる。
【0030】図3は本発明の第1実施例の建具の取付構
造の平面図であり、3枚構成の引戸16…を閉じた際に
当接する取付枠15の左右の縦枠21…には、夫々引戸
16…の側部を挟持する1対の長尺の挟持片39…を設
ける。一方の挟持片39には、内向き(引戸16に対し
て直角に当接する方向)にモヘア等でブラシ状の遮水部
40を設け、挟持片39と引戸16との間の隙間sを塞
いで、浴室1で使用する水が洗面所14に流れ出さない
ようにした。
【0031】隣接する各引戸16(A)、16(B)、
16(C)同士は、互いにフック41、41で係合さ
せ、例えば引戸16(A)を閉めれば、引戸16(B)
が引張られて一緒に閉じるようにした。尚、42は引戸
16(C)に設けた開閉用の把手である。
【0032】グレーチング18は、本実施例では3個の
小さいグレーチング18(A)、18(B)、及び18
(C)に分割する。グレーチング18を3個に分割した
ことにより、例えば引戸16(A)及び16(B)を引
戸16(C)側に開ければ、グレーチング18(A)、
次いでグレーチング18(B)を楽に外すことができ
る。
【0033】更に引戸16(A)、16(B)及び引戸
16(C)を反対側に開ければ、最後のグレーチング1
8(C)も楽に外すことができるから、グレーチング1
8(A)、18(B)、及び18(C)と、排水溝17
の掃除等が容易になる。尚、43…は、壁パネル4と縦
枠21…との間の目地である。
【0034】図4は分割したグレーチングの連結部の斜
視図であり、分割したグレーチング18(A)の端部に
凸部44を形成し、この凸部44に対向するグレーチン
グ18(B)の端部には、凹部45を形成し、互いに凹
凸嵌合で連結するように構成した。
【0035】グレーチング18(B)とグレーチング1
8(C)についても、同様の構成とする。グレーチング
18(A)、18(B)及び18(C)同士を凹凸嵌合
で連結することにより、継目が滑らかになり、引戸16
…を開閉する際引掛からずにスムーズにできる。
【0036】図5は第1実施例のロールカーテンを取付
けた場合の浴室の斜視図であり、図1の引戸16…を取
付けた場合の浴室1との共通部分には同一符号を付して
説明を省略する。前記引戸16…の場合、健常者用の通
常の広さの有効開口部を備えているが、高齢者を車椅子
に乗せて介護者が介護しながら浴室1に出入りするには
狭すぎる。そこでこの引戸16…を外し、次いで引戸1
6…を取付けた取付部材25を上枠20から外して、ロ
ールカーテン46を取付ける。
【0037】取付部材25は、ビス30で上枠20に取
付けられているので、簡単に外すことができる。引戸1
6…の取付部材25に代えてロールカーテン46を取付
けた時には、健常者と高齢者とが共用できるような広い
有効開口部(取付枠15の幅寸法に略等しい間口)とす
ることができる。
【0038】図6はロールカーテンの取付構造の側断面
図であり、図2で説明した引戸16…の場合との共通部
分には同一符号を付して説明を省略する。前記取付部材
25を上枠20から外した後、この上枠20の下面に、
ロールカーテン46の巻取器47の取付台47aを、そ
のフランジ部47bでビス48によって固定する。巻取
器47の取付台47aは、上枠20の取付片27で目隠
しされるので、浴室1、及び洗面所14から見えず、見
栄えが良い。
【0039】ロールカーテン46の下端部46aには差
込片49を設け、ロールカーテン46を下ろして閉じる
際、差込片49をグレーチング18の溝37に差込む。
差込片49をグレーチング18の溝37に差込むこと
で、ロールカーテン46の下端部46aを固定すること
ができるから、ロールカーテン46がフラフラせずに安
定し、使い易い。
【0040】ロールカーテン46の下端部46aは、後
述するカバー部材49に固定したガイド部材51に沿っ
て上下方向に摺動するようにした。ガイド部材51は、
グレーチング18の上面からロールカーテン46の巻取
器47の下面よりも低い高さ迄設ける。ガイド部材51
の上端部には、緩衝用のカバー51aを被せて、ロール
カーテン46を上下に摺動させる際に、擦れて傷むこと
がないようにすると共に、ロールカーテン46がガイド
部材51から抜け出るのを防止した。
【0041】図7はロールカーテンの取付構造の平面図
であり、図3の引戸16…を取付けた場合の取付構造と
共通の部分には同一符号を付して説明を省略する。引戸
16…を取付けていた縦枠21…には、挟持片39…が
突設されていて、ロールカーテン46を取付ける際の邪
魔になるので、この挟持片39…を夫々覆い隠す箱型の
カバー部材49…を図示せぬビスで縦枠21…に固定す
る。
【0042】左右の縦枠21…に取付けたカバー部材4
9…の対向する側面には、夫々浅い凹部50…を形成す
る。この凹部50…に、夫々前述の溝型鋼状の長尺のガ
イド部材51…を嵌合させて固定する。ロールカーテン
46の左右の側部46b…は、左右のガイド部材51…
に嵌合して、開閉の際上下方向に動くようにガイドされ
る。
【0043】図8は本発明の第2実施例の建具の取付構
造の側断面図であり、第1実施例との共通部分には同一
符号を付して説明を省略する。第2実施例では、引戸1
6…の下方の浴室1と洗面所14との間の床55に、溝
状の複数のレール56…を設ける。このレール56…
に、引戸16…の下端部に設けられた摺動片38…を挿
入する。引戸16…を開閉する際、引戸16…の下端部
は、このレール56…にガイドされるから、引戸16…
をスムーズに開閉することができる。
【0044】浴室1の洗い場6の洗面所14側には、出
入口の間口(取付枠15の幅寸法)と略同寸法の幅を備
えた排水溝57を設ける。排水溝57は、着脱自在のグ
レーチング58で覆う。グレーチング58の上面と、浴
室1の洗い場6面と、洗面所14の床19面とは、略同
じ高さに設けて、段差をなくし、脚腰が弱くなってきた
高齢者が浴室1に出入りする際、つまずかないようにす
る。このグレーチング58も、第1実施例のグレーチン
グ18と同様に、複数個に分割した構成とし、取扱い易
いようにした。
【0045】尚、第2実施例においても、第1実施例と
同様に引戸16…、及び取付部材25に代えてロールカ
ーテン46を取付けることができ、第1実施例の場合と
同様の効果を奏することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
様な効果を奏する。請求項1は、浴室と隣室との間の出
入口を構成する取付枠を設け、取付枠は、天井に固定さ
れる上枠と、壁に固定される左右の縦枠とを備え、上枠
にロールカーテン、又は引戸の取付部材の何れかを適宜
着脱自在に取付け、ロールカーテン、又は引戸の下方の
浴室と隣室との間に排水溝を設け、排水溝を覆う着脱自
在のグレーチングを設け、グレーチングの上面と、浴室
の洗い場面と、隣室の床面とを略同じ高さに設けた。
【0047】従って引戸を取付けた時は、健常者用の通
常の広さの有効開口部を備え、引戸の取付部材に代えて
ロールカーテンを取付けた時には、健常者と高齢者とが
共用できるような広い有効開口部とすることができる。
しかも建物躯体の改造のような大掛かりな改造工事をす
ることなく、引戸の取付部材を外してロールカーテンを
取付けるだけで、引戸からロールカーテンへの改造を簡
単に行うことができる。
【0048】請求項2は、請求項1において、上枠に垂
下片を形成し、垂下片に取付部材の側面を固定し、取付
部材の側面に取付用の上下方向の長孔を設けたので、引
戸の取付部材を取付ける際、現場の浴室の天井までの高
さ寸法に応じて取付部材の高さ寸法を調整することがで
きる。
【0049】請求項3は、請求項1において、グレーチ
ングの溝を、ロールカーテンの下端部の差込部、又は引
戸をガイドするレールとしたので、閉じたロールカーテ
ンの下端部をグレーチングの溝に差込むことで、ロール
カーテンの下端部を固定することができるから、ロール
カーテンがフラフラせずに安定し、使い易い。又、引戸
を開閉する際の引戸の下端部をガイドをするので、開閉
し易い。
【0050】請求項4は、請求項1において、グレーチ
ングを複数個に分割したので、引戸を開ければ、引戸に
邪魔されることなく、分割した小さくて軽いグレーチン
グを簡単に外すことができ、掃除等を楽に行うことがで
きる。
【0051】請求項5は、分割したグレーチング同士を
凹凸嵌合で連結したので、グレーチング同士の継目が滑
らかになるから、引戸を開閉する際、引戸の下端部がグ
レーチング同士の継目に引掛かる虞がなく、スムーズに
開閉することができる。
【0052】請求項6は、浴室と隣室との間の出入口を
構成する取付枠を設け、取付枠は、天井に固定される上
枠と、壁に固定される左右の縦枠とを備え、上枠にロー
ルカーテン、又は引戸の取付部材の何れかを適宜着脱自
在に取付け、ロールカーテン、又は引戸の下方の浴室と
隣室との間に、ロールカーテン、又は引戸のレールを設
けた。
【0053】従って引戸を取付けた時は、健常者用の通
常の広さの有効開口部を備え、引戸の取付部材に代えて
ロールカーテンを取付けた時には、健常者と高齢者とが
共用できるような広い有効開口部とすることができる。
しかも引戸からロールカーテンへの改造を、建物躯体へ
の造作することなく、引戸の取付部材を外してロールカ
ーテンを取付けるだけで簡単に行うことができる。
【0054】請求項7は、請求項6において、浴室の洗
い場の隣室側に排水溝を設け、排水溝を覆う着脱自在の
グレーチングを設け、グレーチングの上面と、浴室の洗
い場面と、隣室の床面とを略同じ高さに設けたので、脚
腰が弱くなってきた高齢者等が浴室に出入りする際脚を
引っ掛ける虞がないから、安心して入浴することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の建具の取付構造を適用し
た浴室の斜視図
【図2】本発明の第1実施例の建具の取付構造の側断面
【図3】同平面図
【図4】分割したグレーチングの連結部の斜視図
【図5】第1実施例のロールカーテンを取付けた場合の
浴室の斜視図
【図6】ロールカーテンの取付構造の側断面図
【図7】ロールカーテンの取付構造の平面図
【図8】本発明の第2実施例の建具の取付構造の側断面
【図9】従来の建具の取付枠の側断面図
【図10】別の従来の建具の取付枠の側断面図
【符号の説明】
1…浴室,2…床パン,4…壁パネル,6…洗い場,8
…浴槽,9…カウンタ,14…洗面所,15…取付枠,
16…引戸,17…排水溝,18…グレーチング,19
…洗面所の床,20…上枠,21…縦枠,23…天井,
24…垂下片,25…取付部材,26…天板部,27…
取付片,28…カバー片,29…長孔,30…ビス,3
1…吊下片,32…水平部,33…レール,34…ロー
ラ,35…挟持片,36…モヘア,37…グレーチング
の溝,38…引戸の摺動片,39…挟持片,40…植
毛,46…ロールカーテン,47…巻取器,48…差込
片,49…カバー部材,50…凹部,51…ガイド部
材,55…床,56…レール,57…排水溝,58…グ
レーチング。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室と隣室との間の出入口を構成する取
    付枠を設け、 該取付枠は、天井に固定される上枠と、壁に固定される
    左右の縦枠とを備え、 前記上枠にロールカーテン、又は引戸の取付部材の何れ
    かを適宜着脱自在に取付け、 該ロールカーテン、又は引戸の下方の浴室と隣室との間
    に排水溝を設け、 該排水溝を覆う着脱自在のグレーチングを設け、 該グレーチングの上面と、浴室の洗い場面と、隣室の床
    面とを略同じ高さに設けた、 ことを特徴とする建具の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記上枠に垂下片を形成し、該垂下片に
    前記取付部材の側面を固定し、該取付部材の側面に取付
    用の上下方向の長孔を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の建具の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記グレーチングの溝を、前記ロールカ
    ーテンの下端部の差込部、又は前記引戸をガイドするレ
    ールとしたことを特徴とする請求1に記載の建具の取付
    構造。
  4. 【請求項4】 前記グレーチングを複数個に分割したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建具の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記分割したグレーチング同士を凹凸嵌
    合で連結したことを特徴とする請求項4に記載の建具の
    取付構造。
  6. 【請求項6】 浴室と隣室との間の出入口を構成する取
    付枠を設け、 該取付枠は、天井に固定される上枠と、壁に固定される
    左右の縦枠とを備え、 前記上枠にロールカーテン、又は引戸の取付部材の何れ
    かを適宜着脱自在に取付け、 前記ロールカーテン、又は引戸の下方の浴室と隣室との
    間に、該ロールカーテン、又は引戸のレールを設けた、 ことを特徴とする建具の取付構造。
  7. 【請求項7】 前記浴室の洗い場の隣室側に排水溝を設
    け、 該排水溝を覆う着脱自在のグレーチングを設け、 該グレーチングの上面と、浴室の洗い場面と、隣室の床
    面とを略同じ高さに設けた、 ことを特徴とする請求項6に記載の建具の取付構造。
JP4730596A 1996-03-05 1996-03-05 建具の取付構造 Pending JPH09242425A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020105837A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社Lixil 浴室用建具

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